JP2000064245A - 景観パネルの取付構造 - Google Patents

景観パネルの取付構造

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JP2000064245A
JP2000064245A JP10237082A JP23708298A JP2000064245A JP 2000064245 A JP2000064245 A JP 2000064245A JP 10237082 A JP10237082 A JP 10237082A JP 23708298 A JP23708298 A JP 23708298A JP 2000064245 A JP2000064245 A JP 2000064245A
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JP10237082A
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Shinichi Serizawa
伸一 芹澤
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Geostr Corp
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Geostr Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】護岸や土留壁等の本体工に景観パネルを簡単に
短時間で取付けることができ、景観パネル側に水位があ
る場合にも、ドライエリアの設置等の特別な対策を施す
ことなく景観パネルの取付けを可能とする。 【解決手段】表面に景観模様2aが形成された景観パネ
ル2を護岸や土留壁などの本体工(コンクリート矢板や
鋼矢板等)1の前面に取付けるに際し、景観パネル2の
裏面に、係合突起6を有する雄型ジョイント4を設け、
本体工1の前面には、スプリング10により押圧されて
係合突起6を係止可能な一対の係止爪8、8を有する雌
型ジョイント5を設け、景観パネル2を本体工1に対し
て水平に押し付けるだけで、景観パネル2の取付けを行
なう。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、表面に景観模様が
形成された景観パネルを護岸あるいは土留壁等のコンク
リート矢板や鋼矢板等の前面に取付けるための取付構造
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、河川・港湾・水路等の護岸、ある
いは遊水池・埋立地・道路等の土留壁などに、周辺環境
に調和した景観パネルを取付けることが行なわれてお
り、従来においては、表面に石積み模様などの景観模様
が形成された景観パネルをコンクリート矢板や鋼矢板等
の前面に図2に示すような方法で取付けていた。 【0003】即ち、本体工がコンクリートの場合には、
コンクリート矢板1等の前面側に埋設したホールインア
ンカー50等を用いてボルト51をセットし、本体工が
鋼製の場合には、鋼矢板1等の前面にスタッドボルト5
1を溶接で取付け、景観パネル2にはボルト用孔52を
穿設しておき、このボルト用孔52にボルト51を差し
込むことで景観パネル2を取付け、ボルト51の先端に
螺合したナット53を締め付けて景観パネル2を固定し
ていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のような
従来の景観パネルの取付構造では、景観パネル2には、
ボルト用孔52と、ナット53を収納する座掘54が必
要であり、ナット53の締め付け後には、座堀54をモ
ルタル55で埋め戻して補修する必要があり、取付作業
に時間がかかる、施工コストがかかるなどの問題があっ
た。 【0005】さらに、パネル前面からのナットの締め付
けおよびモルタルの充填を行なうため、景観パネル側が
河川や池などで水位がある場合は、止水矢板等で止水し
水抜きを行なってドライエリアを設ける等の対策が必要
になり、工期がかかる。また、施工が困難であることか
ら、施工費の高騰により経済性に劣る。本発明は、この
ような問題点を解消すべくなされたもので、その目的
は、護岸や土留壁などの本体工に景観パネルを簡単に短
時間で取付けることができると共に、景観パネル側に水
位がある場合にも、ドライエリアの設置等の特別な対策
を施すことなく景観パネルを取付けることが可能な景観
パネルの取付構造を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、表面に景観模
様が形成された景観パネルを護岸や土留壁などの本体工
(コンクリート矢板や鋼矢板など)の前面に取付けるた
めの取付構造であり、本体工の前面または景観パネルの
裏面のいずれか一方に、係合突起を有する雄型ジョイン
トを設け、他方の本体工の前面または景観パネルの裏面
に、前記係合突起を係止可能な係止爪を有する雌型ジョ
イントを設けたことを特徴とする。 【0007】以上のような構成において、本体工の前面
に対して景観パネルを正面から水平に接近させ、雄型ジ
ョイントと雌型ジョイントの位置を一致させた後、景観
パネルを本体工に押し付けるだけで、景観パネルの取付
けが完了する。雄型ジョイントの係合突起は雌型ジョイ
ントの係止爪に係止され、抜けが防止され、確実な取付
けがなされる。従来における前面からのナットの締め付
け、座堀部分へのモルタル充填を無くすことができ、本
体工に景観パネルを簡単に短時間で取付けることがで
き、また、景観パネル側に水位がある場合にも、ドライ
エリアの設置等の特別な対策を施すことなく景観パネル
を取付けることが可能となる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施の形
態に基づいて説明する。図1(a) は本発明に係る本体工
と景観パネルの取付状態を示す縦断面図、図1(b) はそ
のジョイント部分を示す部分拡大断面図である。図1
(a) において、本体工1の前面側(河川等の側)に、景
観模様2aが表面に形成された所定長さ・所定幅の景観
パネル2が水平方向に隙間無く連続するように配設され
ており、本発明では各景観パネル2をワンタッチジョイ
ント3を介して本体工1の前面に正面から取付ける。 【0009】このワンタッチジョイント3は、景観パネ
ル2の上部および下部にそれぞれ、景観パネル2の幅に
応じて、幅方向中央に1か所、あるいは幅方向に一対で
配設される。なお、景観パネル2は、コンクリート製パ
ネル(プレキャスト二次製品)が用いられるが、これに
限らず、プラスチック製や金属製であってもよい。図1
(b) に示すように、ワンタッチジョンイト3は、景観パ
ネル2の裏面(本体工の側)に設けられる雄型ジョイン
ト4と、本体工1の前面に設けられる雌型ジョイント5
から構成されている。 【0010】雄型ジョイント4は、本体工1に向かって
狭まるテーパーを有する円錐台形状の係合突起6と、こ
の係合突起6を景観パネル2に取付けるための基台7か
らなり、基台7の基礎プレート等を埋め込んで景観パネ
ル2を製造することで、雄型ジョイント4を景観パネル
2に一体的に取付ける。雌型ジョイント5は、水平方向
から進入する係合突起6を両側から挟んで係止め可能な
一対の係止爪8、8と、この係止爪8を本体工1に取付
けるための基体9と、係止爪8を閉じ方向に押圧するス
プリング10等からなる。係止爪8の先端部には、円錐
台形状の係合突起6のパネル側角部に引っ掛かるフック
8aが形成されている。基体9は、一対の係止爪8、8
を収納するケース9aと、係止爪8の基部がピン11を
介して取付けられ係止爪8を回転自在に支持する基板9
bからなる。 【0011】スプリング10は、ケース9aと係止爪8
の先端部との間に配設して端部をそれぞれ両者に接続
し、閉じ状態の一対の係止爪8、8間に係合突起6が挿
入されると、一対の係止爪8、8が所定量だけ開き、係
合突起6が完全に挿入されると、元の閉じ位置に戻って
フック8aによる係止状態を維持できるようにセットさ
れている。また、フック8aの部分には、係合突起6の
テーパーに対応した勾配8bを付け、係合突起6が円滑
に挿入されるようにする。 【0012】本体工1がコンクリート矢板の場合(図示
例)、雌側ジョイント5の基体9の基部にジョイント取
付用のプレート12を取付けておき、このプレート12
をコンクリート矢板に埋め込んでコンクリート矢板を製
造する。また、プレート12を現場で取付けてもよく、
この場合には、ホールインインサート(取付用めねじ金
具)を現場でコンクリート矢板に取付け、このインサー
トに螺入されるボルトでプレート12をコンクリート矢
板に固定する。 【0013】本体工1が鋼矢板の場合には、雌側ジョイ
ント5の基体9の基部を鋼矢板に溶接で直接固定すれば
よい。この溶接作業は、鋼矢板を建て込む前に行なうこ
ともできるし、建て込まれた鋼矢板あるいは既設の鋼矢
板に現場で行なうこともできる。なお、雄型ジョイント
4の基台7の基板7aが雌型ジョイント5のケース9a
の先端に嵌合し、景観パネル2の位置決め固定がなされ
るようにする。また、係止爪8、8は、上下に一対とな
るように配設してもよいし、左右に一対となるように配
設してもよい。 【0014】以上のような構成において、次のように景
観パネル2の取付けが行なわれる。予め雌型ジョイント
5が設けられている本体工1を建て込み、あるいは建て
込まれた本体工1または既存の本体工1に現場で雌型ジ
ョイント5を取付け、予め雄型ジョイント4が設けられ
ている景観パネル2を本体工1の前面から水平に接近さ
せ、雄型ジョイント4と雌型ジョイント5の位置を一致
させた後、景観パネル2を本体工1に押し付ければ、取
付けが完了する。 【0015】雄型ジョイント5の係合突起6は、一対の
係止爪8、8をスプリング10の押圧力に抗して押し開
き、雄側の基台7の先端が雌側の基体9の先端に嵌合す
ると、係止爪8のフック8aがスプリング10の押圧力
により係合突起6のパネル側角部に係止めされると共
に、この係止状態が保持され、係合突起6の抜けが完全
に阻止され、景観パネル2が本体工1に確実に固定され
る。 【0016】なお、以上は本体工1側に雌型ジョイント
5を設け、景観パネル2側に雄型ジョイント4を設けた
例について説明したが、これとは逆に、本体工1側に雄
型ジョイント4を設け、景観パネル2側に雌型ジョイン
ト5を設けることも可能である。 【0017】 【発明の効果】本発明は、本体工の前面または景観パネ
ルの裏面のいずれか一方に、係合突起を有する雄型ジョ
イントを設け、他方の本体工の前面または景観パネルの
裏面に、前記係合突起を係止可能な係止爪を有する雌型
ジョイントを設け、景観パネルを本体工に正面から押し
付けるだけで、景観パネルの取付けが行なえるようにし
たため、次のような効果を奏することができる。 (1) 従来の前面からのナット締め、座堀部分へのモルタ
ル充填作業が不要となり、本体工に景観パネルを簡単に
短時間で取付けることができ、工期の短縮および施工コ
ストの低減を図ることができる。 (2) 景観パネル側に水位がある場合にも、ドライエリア
の設置等の特別な対策を施すことなく景観パネルを取付
けることが可能となり、施工コストを大幅に低減するこ
とができる。また、既存の矢板に後付けする際に矢板の
上部に笠石コンクリートが存在する場合でも、景観パネ
ルを容易に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の景観パネルの取付方法であり、(a) は
全体の縦断面図、(b) は部分拡大断面図である。 【図2】従来の景観パネルの取付方法であり、(a) は全
体の縦断面図、(b) は部分拡大断面図である。 【符号の説明】 1……本体工(コンクリート矢板、鋼矢板など) 2……景観パネル 2a…景観模様 3……ワンタッチジョイント 4……雄型ジョイント 5……雌型ジョイント 6……係合突起 7……基台 8……係止爪 8a…フック 8b…勾配 9……基体 9a…ケース 9b…基板 10……スプリング 11……ピン 12……ジョイント取付用プレート

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 表面に景観模様が形成された景観パネル
    を護岸や土留壁などの本体工の前面に取付けるための取
    付構造であり、本体工の前面または景観パネルの裏面の
    いずれか一方に、係合突起を有する雄型ジョイントを設
    け、他方の本体工の前面または景観パネルの裏面に、前
    記係合突起を係止可能な係止爪を有する雌型ジョイント
    を設けたことを特徴とする景観パネルの取付構造。
JP10237082A 1998-08-24 1998-08-24 景観パネルの取付構造 Withdrawn JP2000064245A (ja)

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ID=17010155

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4880074B2 (ja) * 2009-02-10 2012-02-22 新日本製鐵株式会社 地下外壁構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4880074B2 (ja) * 2009-02-10 2012-02-22 新日本製鐵株式会社 地下外壁構造

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