JP2018145780A - 既存用水路の補修工法 - Google Patents

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Abstract


【課題】矢板鋼板01を使用した用水路03の補修に際して、矢板鋼板01に擁壁荷重を負担させないと共に、剥離、崩落、沈下を防止した新規な表面擁壁Xを構築する。
【解決手段】 矢板鋼板01の前面側において支柱(支柱部材1又は現場打ち支柱)の上端部分が既存用水路上縁に設けられている腹起し部材05又は笠木部04に連結し、下端が用水路底面以下の埋設されていた矢板鋼板(埋設矢板鋼板01a)に連結するように支柱を構築し、前記構築支柱で支持された擁壁板を備えると共に、擁壁板の背後に適宜な充填材を充填して表面擁壁を構築してなる。
【選択図】図6

Description

本発明は、矢板鋼板で擁壁を形成した既存用水路の補修工法に関するものである。
矢板鋼板を両岸に打ち込んで擁壁とし、矢板鋼板の上端に笠木コンクリートを打設して形成した構造の灌漑のための用水路や排水路が知られている。これらの用水路は特に経年変化によって矢板鋼板部分が腐食して補修が必要となる。また一部の腐食部分の補修を行っても、いずれは他の部分も補修が必要となってくるので、腐食箇所ばかりではなく矢板鋼板の表面側に新たな擁壁を構築する手段が提案されている。
特許文献1(特開2014−88753号公報)は、本出願人が先に提案したもので、矢板鋼板の適宜位置に装着した補強材にパネル取付部を設け、用水路底面から笠木部の下方に達する高さで、適宜幅のFRP樹脂板或いは薄鋼板等薄金属板で形成した擁壁板を、隣接する擁壁板と連続して既存矢板鋼板の表面を覆うようにパネル取付部に装着し、既存矢板鋼板と新たに設けた擁壁板の間に、セメント系充填材を充填打設して新規な表面擁壁を形成するものである。
また特許文献2(登録実用新案3201577号公報)に示されているコンクリート擁壁に装着した接続バーの先端にパネルを連結し、パネルと擁壁板の間にコンクリートを充填打設して新規な表面擁壁を構築する手段を、矢板鋼板の用水路の改修にも採用している(ストパネ工法・登録商標)。
特開2014−88753号公報。 登録実用新案3201577号公報。
矢板鋼板で構築された用水路の補修を、前記特許文献1,2で示されているように矢板鋼板の外側に新たな擁壁を構築する手段で行うことが提案され、また実施されているが、前記の手段による新規に構築される表面擁壁は、矢板鋼板とは充填コンクリートで一体化しているとは言えるが、この表面擁壁は矢板鋼板と擁壁板とのサンドイッチ構造で、且つ両者は、矢板鋼板に装着した連結部材で連結されているに過ぎない。連結部材の取付個所を腐食の程度が少ない箇所に設定したとしても、矢板鋼板は経年変化で当然その強度も低下している。このため、新規構築の表面擁壁の土圧に対する耐久力を、腐食している矢板鋼板自体で負担することになり、矢板鋼板の弱体化で表面擁壁が剥離して崩落する恐れも生じてしまう。
そこで本発明は、矢板鋼板を使用した用水路の補修に際して、堅牢性を維持している既存用水路上縁に設けられている腹起し部材又は笠木部と腐食の進行の少ない用水路底面以下に埋設されている矢板鋼板に着目し、腐食している矢板鋼板部分に負担を掛けない新規な表面擁壁を構築する既存用水路の補修工法を提案したものである。
本発明の請求項1記載に係る既存用水路の補修工法は、矢板鋼板で擁壁を形成した既存用水路の補修工法であって、矢板鋼板の前面側において支柱上端部分が既存用水路上縁に設けられている腹起し部材又は笠木部に連結し、下端が用水路底面以下の埋設されている矢板鋼板(以下「埋設矢板鋼板」という)に連結するように支柱を構築し、前記構築支柱で支持された擁壁板を備えると共に、擁壁板の背後に適宜な充填材を充填して表面擁壁を構築してなることを特徴とするものである。
従って構築支柱は堅牢性を維持している腹起し部材(一般的にはH鋼が採用されているので、その背面又は内側面)または笠木部と、用水路底面(地盤以下)に埋設されていて腐食の進行が少なく堅牢性を維持している埋設矢板鋼板に連結することで、構築支柱が背後土圧を安定して受け止めることができ、矢板鋼板の表面に形成される新規擁壁の壁面となる擁壁板を前記構築支柱で支持することになるので、老朽化した矢板鋼板部分に負担がかからない耐久性を備えた新規擁壁を構築できる。
本発明の請求項2記載に係る既存用水路の補修工法は、支柱部材を立設して支柱を構築するもので、支柱構築が簡素化される。
本発明の請求項3、4記載に係る既存用水路の補修工法は、支柱部材の上方連結構造を特定したもので、請求項3記載の発明は、支柱部材の上端をH鋼で形成された腹起し部材の下方縦面に当接して連結してなるもので、支柱部材の構築に際しての立設基準となり、施工が容易になる。
本発明の請求項4記載に係る発明は、特に支柱部材の上端を、笠木部に穿設した削孔に充填したコンクリートによって笠木部に連結してなるもので、腹起し部材との連結(溶接・螺子止め)に比較して堅牢に支柱が構築できる。
本発明の請求項5,6,7記載に係る既存用水路の補修工法は、支柱部材の下方連結構造を特定したもので、請求項5記載の発明は、既存用水路の底方における矢板鋼板に下方透孔を設け、当該下方透孔の背面に矢板鋼板裏面を用水路底面以下まで達する背面穴を掘削形成し、支柱下端部分が前記下方透孔を跨いで矢板鋼板と連結してなるもので、構築支柱の下端部分を埋設矢板鋼板に直接連結することで、新規擁壁の荷重を埋設矢板鋼板が負担することになる。
請求項6記載の発明は、既存用水路の底方における矢板鋼板に下方透孔を設け、当該下方透孔の背面に矢板鋼板裏面を用水路底面以下まで達する背面穴を掘削形成し、用水路底面以下の埋設されている矢板鋼板に係止連結する連結部材に、支柱下端部分を連結してなるものであり、請求項7の発明は、既存用水路の底方における矢板鋼板の前面を掘削し、用水路底面以下を含む下方透孔を設け、当該下方透孔の背面に背面穴を掘削形成し、用水路底面以下の埋設されている矢板鋼板に係止連結する連結部材に、支柱下端部分を連結してなるもので、いずれも支柱部材を連結する連結部材が、穿設した下方透孔を通して埋設矢板鋼板と連結することになり、新規擁壁の荷重を埋設矢板鋼板が負担することになる。
本発明の請求項8記載に係る既存用水路の補修工法は、支柱を現場打ちで構築してなるもので、支柱構築と擁壁構築が同時進行とする事ができ、工事の迅速化を実現する。
本発明の請求項9記載に係る既存用水路の補修工法は、支柱を矢板鋼板の表面谷部内に構築してなるもので、矢板鋼板と構築支柱が近接することになり、更に請求項10記載の発明のように擁壁板を矢板鋼板の表面山部と密着させて表面擁壁を構築することもできるので、擁壁板の背後に充填される充填材を削減して、新規擁壁の荷重を軽減することができる。
本発明の請求項11,12記載に係る既存用水路の補修工法は、構築支柱への擁壁板の装着構造を特定したもので、請求項11記載の発明は、構築支柱に胴縁横杆を差し渡し、前記胴縁横杆に擁壁板を取り付けてなるものであり、擁壁板の装着を構築支柱位置に関わりなく胴縁横杆の所望位置を選択できるものである。
また請求項12記載の発明は、上方開口コの字状断面で且つ長尺方向適宜間隔で、突出縦面との間に嵌合間隙を形成した節板を設けた装着横杆を、構築支柱の前面側に差し渡し、背面に下方開口コの字状断面の連結横杆を装着した擁壁板を、連結横杆の突出縦面を前記装着横杆の嵌合間隙に差し入れて、装着横杆の突出縦面と連結横杆の突出縦面とを密着させて取り付けてなるもので、擁壁板を堅牢に且つ緩みなく装着できるものである。
本発明工法は上記のとおりで、矢板鋼板の表面に形成される新規擁壁の壁面となる擁壁板が、堅牢性を維持している腹起し部材または笠木部と、埋設矢板鋼板に連結する構築支柱で支持され、前記擁壁板の背面に適宜な充填材を充填して新規な表面擁壁を構築するもので、前記構築が効率良く行われると共に、老巧化した矢板鋼板に負担を掛けず表面擁壁を構築することができ、耐久力を備えた新規擁壁となる。
本発明工法の実施対象となる施工前の既存用水路断面図。 同実施に際して既存用水路の準備工の説明図。 同第一実施形態の支柱部材の取付個所例の説明図(断面図)。 同図(平面図)。 同支柱構築工の説明図(第一実施例の直接連結)。 同図(第二実施例の連結部材使用)。 同図(第三実施例のパネル付連結部材使用)。 同図(第三実施例の施工説明図)。 同図(他の連結部材・第四,五実施例の連結部材の説明図)。 同図(第四実施例の連結部材の装着前の説明図) 同図(第四実施例の連結部材の装着後の説明図) 同図(第五実施例の連結部材使用の説明図) 同図(第六実施例の支持ブロック体使用)。 同パネル設置工の説明図(支柱部材への直接装着・第七実施例)。 同図(胴縁横杆採用・第八実施例)。 同第八実施例のパネル設置工終了時状態(充填打設工施工前の状態)を示す。 同パネル設置工の説明図(装着横杆採用・第九実施例)。 同充填打設工後の説明図(第一、第六実施例の断面図)。 本発明の第二実施形態の施工説明図。
本発明工法が適用される補修対象の用水路は、矢板鋼板01を地盤(用水路底面)02に打ち込んで両岸からの背圧(土圧)を受け止めて水路03を確保し、前記矢板鋼板01の上縁に笠木部04を設けて用水路を構築している。また笠木部04は、土圧耐久力を高めるために前面に腹起し部材(一般にH鋼を採用している)05を配置し、対向笠木間に切梁部材06を架設した水路もある。
本発明工法は、前記の既存用水路の矢板鋼板01の前面(用水路に面している表面)に新規に表面擁壁Xを構築するに際して表面擁壁Xの骨子となる支柱を備える構造としたもので、この支柱の構築手段として、第一実施形態は、支柱部材1を採用して支柱部材1を立設する工法(第一実施形態)を採用したものであり、第二実施形態は現場打ちで支柱を構築する工法を採用したものである。
第一実施形態は、基本的に支柱部材1を設置し(支柱設置工)、前記支柱部材1に擁壁板2を装着し(パネル設置工)、連結配置した擁壁板2の背後にコンクリートを充填する充填打設工の順でなされる。また第二実施形態は、支柱設置工とパネル設置工と充填打設工が同時進行でなされるものである。
また前記の各施工は構築しようとする表面擁壁Xの長さに対応して適宜に工区を分け、或いは部分的に先行すべき各工を適宜実施していくものである。
また本発明工法(第一実施形態及び第二実施形態)の施工に際しては、既存用水路に対して準備施工を予め行う。第一に構築支柱の下端連結の根拠となる埋設矢板鋼板01aを露出させるために、用水路底面02において矢板鋼板01の前面を掘削し前面穴Aを形成し、矢板鋼板01の底方に、支柱部材1の埋設矢板鋼板01aへの連結手段に対応する適宜大きさ及び形状の下方透孔Bを穿設し、且つ下方透孔Bから埋設矢板鋼板01aの背面が露出する背面穴Cを掘削形成する。次に笠木部04における矢板鋼板01の上方部分に削孔Dを形成する。
尚前記の下方透孔B、背面穴C、削孔D(Da)の形成は、必ずしも必須の準備工ではなく、採用した各実施形態(実施例)において構築される支柱の上端部分が腹起し部材又は笠木部に連結し、且つ下端部分が埋設矢板鋼板01aに連結するために必要であれば採用するものである。
次に本発明工法の第一実施形態について説明する。第一実施形態は支柱部材1を立設して支柱を構築するもので、支柱設置工における支柱部材1の立設位置並びに笠木部04や腹起し部材05との連結個所及び連結手段は図3及び図4で示したとおりで、適宜選択して採用する。
例えば支柱部材(角柱等)1の上端を腹起し部材05の背面05Aに位置させて腹起し部材05と溶接やボルトで連結し、又は支柱部材1の上端方向の笠木部04に支柱部材1の差し入れが可能となる大きさの削孔Dを穿設し、支柱部材1の上端部分を削孔D内に突出させ、削孔D内へのコンクリート充填で笠木部04と一体化するようにしても良い。この支柱部材1は矢板鋼板01の谷部01A内に位置し、山部01Bと面一になる(図3及び図4の各イ)。
或いは支柱部材1の上端方向の笠木部04に、鉄筋07の差し入れが可能となる大きさの削孔Daを穿設し、削孔Daから鉄筋07を支柱部材(上端部近傍に節板を備える)1の上端部分に差し入れ、削孔Da内及び支柱部材1内にコンクリートを充填して支柱部材1と笠木部04と一体化するようにしても良い(図3及び図4のロ)。
又は支柱部材1の上端を腹起し部材05の内側面05Bに位置させて連結(溶接・ボルト連結)する。この支柱部材1は矢板鋼板01の外側に位置することになる(図3及び図4の各ハニ)。
支柱部材1と埋設矢板鋼板01aとの連結手段は種々の手法が採用できる。例えば支柱部材1を直接埋設矢板鋼板01aに連結する手段(図5・第一実施例)は、支柱部材1の下端部分を鉤状に折曲し、折曲部11を前面穴Aにおいて溶接手段やボルト等で直接連結しても良いが、下方透孔Bの下縁に折曲部11を載置し、支柱部材1の下端を背面穴Cに差し入れ、後に行う充填打設工で背面穴Cにコンクリート打設を行うことで、支柱部材1の下端部分を埋設矢板鋼板01aと一体化しても良い。
また埋設矢板鋼板01aに適宜な連結部材3,3a,3bを装着し、当該連結部材3,3a,3bに支柱部材1を装着する手段を採用することができる。前記の連結部材3,3a,3bの採用に際しては、予め埋設矢板鋼板01aの前面穴Aを、矢板鋼板の全長に渡って掘削して前面溝Eとし、当該前面穴A(前面溝E)に砕石5を敷き、適宜足鋼材6を埋設し、必要に応じてコンクリート打設して基礎Yを築いておく。
第二実施例に使用する連結部材3は、図6に示したとおり連結横板31に支柱部材1の設置位置と対応する支柱孔32を設けると共に、下面に埋設矢板鋼板01aを挟持する下駄状の挟持部33を設けたものである。
前記の連結部材3は、支柱部材1を支柱孔32に挿通して連結部材3の一部を背面穴Cに差し入れ、挟持部33で埋設矢板鋼板01aを挟持して連結部材3を固定するものである。尚削孔Dを穿設していない場合や、腹起し部材05の内側面05Bに連結する場合は、支柱孔32に挿し入れた支柱部材1を持ち上げて(前面穴Aに砕石5等を埋める。或いは連結部材3と固定する)、腹起し部材05と連結固定する。
また前記の埋設矢板鋼板01aに支柱部材1を直接連結し、或いは連結部材3(後述する連結部材3a,3bも含む)を採用する場合には、支柱固定後に背面穴Cにコンクリート4を打設すると支柱部材1と埋設矢板鋼板01aとの堅牢な一体化が図れる。
更に前記の連結部材3を採用するに際して、図7及び図8に示す第三実施例のように連結部材3が最下方擁壁板2Aに設けられている場合には、矢板鋼板01に添って前面溝(前面穴Aに連続する)Eを掘削し、当該前面溝Eに砕石5や足鋼材6を敷設し、最下方擁壁板2Aの背後及び背面穴Cにコンクリート4を打設すると、支柱部材1及び構築擁壁Xの最下方部分を備えた基礎Yaが構築される。
また第四実施例に使用する連結部材3aは、図9イに示したとおりコの字鋼で形成され、下方透孔Bに後方部分を差し入れる挿入杆31aに、足板部32a及び支柱装着部33aを設けたもので、足板部32aは挿入杆31aの後方下面に下設し、挿入杆31aの挿入方向を軸方向とする位置調整ボルト34aを付設してなり、支柱装着部33aは、挿入杆31aの前方所定位置の側面に突設した支持板331と、前記支持板331の前方に突設した平行ボルト軸部332と、前記平行ボルト軸部332に装着される抑え板333と、緊締ナット334で構成されるものである。
前記の連結部材3aは、下方透孔Bから後方部分を差し入れ、足板部32aを埋設矢板鋼板01aの背後に位置させて、挿入杆31aを基礎Y上に載置する(図11イ)。支柱部材1の下端部は、平行ボルト軸部332の間に差し入れた後、抑え板333を平行ボルト軸部332に装着し、緊締ナット334を螺合緊締することで支柱部材1が連結部材3aに装着される(図11ロ)。
従って支柱部材1は腐食進行の少ない埋設矢板鋼板01aに連結されることになり、充填打設工におけるコンクリート打設、或いは背面穴Cへのコンクリート充填で支柱部材1と埋設矢板鋼板01aが一体化するものである。
また第五実施例に使用する連結部材3bは、図9ロに示したとおり部材本体31bと二本のボルト体32bと抑え板33bと緊締ナット34bで構成される。
部材本体31bは、H形状で後辺部311は前辺部312より幅広とし、縦辺部313は支柱部材1の立設位置に対応した所定の長さとしたもので、後辺部311には、支柱部材1の幅に対応してボルト装着溝314を設けてなり、抑え板33bは前記した抑え板333と同一のものである。
前記の連結部材3bを使用する場合は、下方透孔Bが幅狭に形成されると共に、埋設矢板鋼板部分を含む(用水路の底面02以下に達している)深さに形成する必要があり、前記下方透孔Bに部材本体31bを立てた状態で差し入れ(図12イ)、前辺部312が背面穴C内に侵入した状態で部材本体31bを90度回転させて、前辺部312が下方透孔Bの両側縁(埋設矢板鋼板01a)に係止させる。当該状態でボルト体32bをボルト装着溝314に係止装着し、支柱部材1の下端部をボルト体32bの間に差し入れた後、抑え板33bをボルト体32bに装着し、緊締ナット34bを螺合緊締することで支柱部材1が連結部材3bに装着される(図12ロ)。尚予めボルト体32bを部材本体31bと一体に形成しておいても良い。
従って前記の第四実施例と同様に、充填打設工におけるコンクリート打設、或いは背面穴Cへのコンクリート充填で支柱部材1と埋設矢板鋼板01aが一体化するものである。
また図13に示す第六実施例のように、前記の連結部材3の代わりに支持ブロック体7を採用しても良い。支持ブロック体7は、下面前後中間に嵌合溝71を備えると共に、前記嵌合溝71を挟んで後方脚部72及び前方脚部73を備えると共に、上面表面から嵌合溝71まで貫通する縦孔部74を備えると共に、前記縦孔部74が支柱部材1を装着する装着部も含む大きさに設ける。
前記の支持ブロック体7は、縦孔部74に支柱部材1を挿通状態として下方透孔Bを跨ぎ、且つ後方脚部72の内側面を埋設矢板鋼板01aの裏面に当接するように設置する。支柱部材1の上端部分は腹起し部材05と連結し、或いは削孔D内に位置させて笠木部04と連結し、縦孔部74からコンクリートを流し込んで、埋設矢板鋼板01aと支持ブロック体7との隙間をコンクリート4で充たし、埋設矢板鋼板01aと支持ブロック体7と支柱部材1を一体化させる。
前記の支柱設置工を終えると、矢板鋼板01の前面に立設した支柱部材1に、擁壁板2を装着するパネル設置工を実施する。擁壁板2は、構築される新規擁壁Xの表面被覆であり、その型枠ともなるもので、金属板やプラスチック板でも良いが、好ましくはコンクリートパネルを使用する。
支柱部材1への擁壁板2の装着は、図14に示した第七実施例のように、支柱部材1に直接連結しても良い。直接連結手段としては、例えば支柱部材1に擁壁板連結ボルト21を植立して前方に突出させ、ボルト位置に対応して装着孔(図示せず)を設けた擁壁板2を採用して、固定ナット22で擁壁板2を張り巡らすようにする。
特に支柱部材1を矢板鋼板01の表面谷部01A内に立設した場合に、擁壁板2を表面山部01Bに密着させて設けることができるので、充填打設工において、当該表面谷部01A内のみにコンクリート4を打設して新規擁壁を構築するようにしても良い。
また支柱部材1への擁壁板2の装着手段の別例として、図15に示した第八実施例のように、立設した支柱部材1に上下適宜間隔で胴縁横杆8を差し渡し、擁壁板2の背面に前記胴縁横杆8と対応する係止鉤部23を設けておき、係止鉤部23で擁壁板2を胴縁横杆8に吊下げて装着することもできる。
或いは前記の胴縁横杆8に替わる図17(イ)に示す第九実施例のように装着横杆8aを採用しても良い。この装着横杆8aは、上方開口コの字状断面で且つ長尺方向適宜間隔で、前面との間に嵌合間隙81を形成した節板82を設けたもので、構築した支柱部材1の前面側において隣接する支柱部材1に連続して差し渡されるものである。また図17(ハ)に示すよう長尺の装着横杆8aに替えて、支柱部材1毎に独立して、装着金具83で装着される短尺の装着横杆8bを採用するようにしても良い。
この装着横杆8a,8bに対応するように、擁壁板2の背面に下方開口コの字状断面の連結横杆24を装着しておき、連結横杆24の突出縦面241を前記装着横杆8a,8bの嵌合間隙81に差し入れて、装着横杆8a,8bの突出縦面84と連結横杆24の突出縦面241とが密着して取り付けられ、擁壁板2が前後方向(表裏方向)でのずれが無く、確りと固定される。
充填打設工は、擁壁板2の上部開口個所Fから擁壁板2の背面に充填材(コンクリート4)を投入するもので、充填材としてはコンクリート系を採用するのが一般的である。また擁壁Xの構築に際して、上方に向けてパネル設置工と充填打設工を交互施工する積層構築を採用しても良い。
更に擁壁板2の頂部と既存用水路の笠木部04との間を塞ぐ上部擁壁板2Bを適宜連結配置すると共に、当該上部擁壁板2Bの背面にもコンクリート4を充填打設して最上方擁壁を構築する。その際には、削孔Dを形成している場合には、削孔Dから上部擁壁板2Bの背面へのコンクリート打設が可能であり、さらに削孔D内もコンクリート4の充填を行うことができる。
本発明工法は前記した支柱部材1を使用する第一実施形態の他に、適宜な型枠と鉄筋籠を組み合わせ、支柱を現場打ちで構築する構築する第二実施形態も採用することができる。
特に型枠に替えて矢板鋼板01の表面と擁壁板2を採用すると、コンクリート型枠として機能させることもでき支柱構築と同時に擁壁構築が可能となるものである。
即ち矢板鋼板01の表面谷部01A内に鉄筋籠9を組み上げ、所定の間隔でアンカーボルト91を鉄筋籠9に結着して前方に突設し、擁壁板2をアンカーボルト91に固定し、擁壁板2の背面にコンクリート4を充填打設すると、支柱構築と同時に擁壁Xが構築されるものである。
勿論鉄筋籠9を芯材として構築される支柱は、下端部分においては、露出させた埋設矢板鋼板01aと一体に連結され、上端部分は腹起し部材05又は笠木部04と一体化させる構造とする。
尚擁壁板2が矢板鋼板01の表面山部01Bと密着させる構成を採用した場合には、表面谷部01Aと擁壁板2で囲繞された範囲にのみコンクリートが打設されるが、全ての表面谷部01Aにコンクリートを充填する必要は無く、例えば支柱部材1を立設した箇所や、鉄筋籠9を芯材とした現場打ち支柱を構築した箇所に限定してコンクリートの打設を行って新規擁壁Xの構築としても良い。
1 支柱部材
11 折曲部
2 擁壁板
2A 最下方擁壁板
2B 上部擁壁板
21 擁壁板連結ボルト
22 固定ナット
23 係止鉤部
24 連結横杆
241 突出縦面
3 連結部材
31 連結横板
32 支柱孔
33 挟持部
3a 連結部材
31a 挿入杆
32a 足板部
33a 支柱装着部
331 支持板
332 平行ボルト軸部
333 抑え板
334 緊締ナット
34a 位置調整ボルト
3b 連結部材
31b 部材本体
311 後辺部
312 前辺部
313 縦辺部
314 ボルト装着溝
32b ボルト体
33b 抑え板
34b 緊締ナット
4 コンクリート
5 砕石
6 足鋼材
7 支持ブロック体
71 嵌合溝
72 後方脚部
73 前方脚部
74 縦孔部
8 胴縁横杆
8a,8b 装着横杆
81 嵌合間隙
82 節板
83 装着金具
84 突出縦面
8a,9 鉄筋籠
91 アンカーボルト
A 前面穴
B 下方透孔
C 背面穴
D、Da 削孔
E 前面溝
F 上方開口個所
X 擁壁
Y 基礎
01 矢板鋼板
01a 埋設矢板鋼板
02 底面(地盤)
03 水路
04 笠木部
05 腹起し部材
06 切梁部材
07 鉄筋

Claims (12)

  1. 矢板鋼板で擁壁を形成した既存用水路の補修工法であって、矢板鋼板の前面側において支柱上端部分を既存用水路上縁に設けられている腹起し部材又は笠木部に連結し、下端が用水路底面以下の埋設されている矢板鋼板に連結するように支柱を構築し、前記構築支柱で支持された擁壁板を備えると共に、擁壁板の背後に適宜な充填材を充填して表面擁壁を構築してなることを特徴とする既存用水路の補修工法。
  2. 支柱部材を立設して支柱を構築してなる請求項1記載の既存用水路の補修工法。
  3. 支柱部材の上端をH鋼で形成された腹起し部材の下方縦面に当接して連結してなる請求項2記載の既存用水路の補修工法。
  4. 支柱部材の上端部分を、笠木部に穿設した削孔に充填したコンクリートによって笠木部に連結してなる請求項2又は3記載の既存用水路の補修工法。
  5. 既存用水路の底方における矢板鋼板に下方透孔を設け、当該下方透孔の背面に矢板鋼板裏面を用水路底面以下まで達する背面穴を掘削形成し、支柱下端部分が前記下方透孔を跨いで矢板鋼板と連結してなる請求項2乃至4記載の何れかの既存用水路の補修工法。
  6. 既存用水路の底方における矢板鋼板に下方透孔を設け、当該下方透孔の背面に矢板鋼板裏面を用水路底面以下まで達する背面穴を掘削形成し、用水路底面以下の埋設されている矢板鋼板に係止連結する連結部材に、支柱下端部分を連結してなる請求項2乃至4記載の何れかの既存用水路の補修工法。
  7. 既存用水路の底方における矢板鋼板の前面を掘削し、用水路底面以下を含む下方透孔を設け、当該下方透孔の背面に背面穴を掘削形成し、用水路底面以下の埋設されている矢板鋼板に係止連結する連結部材に、支柱下端部分を連結してなる請求項2乃至4記載の何れかの既存用水路の補修工法。
  8. 支柱を現場打ちで構築してなる請求項1記載の既存用水路の補修工法。
  9. 支柱を矢板鋼板の表面谷部内に構築してなる請求項1乃至8記載の何れかの既存用水路の補修工法。
  10. 構築支柱に擁壁板を装着して、擁壁板を矢板鋼板の表面山部と密着させて表面擁壁を構築してなる請求項9記載の既存用水路の補修工法。
  11. 構築支柱の前方面に胴縁横杆を差し渡し、前記胴縁横杆に擁壁板を取り付けてなる請求項1乃至10記載の何れかの既存用水路の補修工法。
  12. 上方開口コの字状断面で且つ長尺方向適宜間隔で、突出縦面との間に嵌合間隙を形成した節板を設けた装着横杆を、構築支柱の前面側に差し渡し、背面に下方開口コの字状断面の連結横杆を装着した擁壁板を、連結横杆の突出縦面を前記装着横杆の嵌合間隙に差し入れて、装着横杆の突出縦面と連結横杆の突出縦面とを密着させて取り付けてなる請求項11記載の既存用水路の補修工法。
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