JP2000062836A - シートフィルム包装材 - Google Patents
シートフィルム包装材Info
- Publication number
- JP2000062836A JP2000062836A JP10237889A JP23788998A JP2000062836A JP 2000062836 A JP2000062836 A JP 2000062836A JP 10237889 A JP10237889 A JP 10237889A JP 23788998 A JP23788998 A JP 23788998A JP 2000062836 A JP2000062836 A JP 2000062836A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surface portion
- sheet film
- packaging material
- film packaging
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Packages (AREA)
- Wrappers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 紙粉が発生せず、しかも、バリア袋の引き抜
き除去が容易に行えるシートフィルム包装材を提供する
ことである。 【解決手段】 積層された複数枚のシートフィルムの包
装に用いられる合成樹脂製のシートフィルム包装材であ
って、上面部と、この上面部につながる側面部と、この
側面部につながり、前記上面部と対向する位置に存在す
る下面部とを具備し、前記上面部と前記下面部との間
に、前記積層された複数枚のシートフィルムを挟み込め
るよう構成されてなり、前記上面部および/又は前記下
面部における、前記シートフィルムに接しない側の面に
は、しぼが形成されてなるシートフィルム包装材。
き除去が容易に行えるシートフィルム包装材を提供する
ことである。 【解決手段】 積層された複数枚のシートフィルムの包
装に用いられる合成樹脂製のシートフィルム包装材であ
って、上面部と、この上面部につながる側面部と、この
側面部につながり、前記上面部と対向する位置に存在す
る下面部とを具備し、前記上面部と前記下面部との間
に、前記積層された複数枚のシートフィルムを挟み込め
るよう構成されてなり、前記上面部および/又は前記下
面部における、前記シートフィルムに接しない側の面に
は、しぼが形成されてなるシートフィルム包装材。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばレントゲン
用フィルムなどのシートフィルムの保護に用いられるシ
ートフィルム包装材に関するものである。
用フィルムなどのシートフィルムの保護に用いられるシ
ートフィルム包装材に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、レントゲン用
フィルム(以下、シートフィルムと言う)は、百数十枚
程度が積層され、バリア袋によって真空包装された状態
で取り扱われている。ここで、シートフィルム積層体を
真空包装してなる状態を図6に、また、バリア袋の中身
を図7に、それぞれ示す。
フィルム(以下、シートフィルムと言う)は、百数十枚
程度が積層され、バリア袋によって真空包装された状態
で取り扱われている。ここで、シートフィルム積層体を
真空包装してなる状態を図6に、また、バリア袋の中身
を図7に、それぞれ示す。
【0003】各図中、21は気密性に優れたバリア袋で
あり、このバリア袋21内には、上述したように、積層
された百数十枚程度のシートフィルム(以下、シートフ
ィルム積層体と言う)22が収納されている。特に、こ
のシートフィルム積層体22は、バリア袋21内にあっ
ては、当ボールと呼ばれるコ字形のシートフィルム包装
材23に挟み込まれた状態となっている。
あり、このバリア袋21内には、上述したように、積層
された百数十枚程度のシートフィルム(以下、シートフ
ィルム積層体と言う)22が収納されている。特に、こ
のシートフィルム積層体22は、バリア袋21内にあっ
ては、当ボールと呼ばれるコ字形のシートフィルム包装
材23に挟み込まれた状態となっている。
【0004】ちなみに、レントゲン用フィルムとして使
用されるシートフィルム個々は、基本的に3層構造を有
している。すなわち、上記シートフィルムは、ベース
層、色材層、そして剥離層(剥離シート)から構成され
ている。このうち色材層は、写真フィルムとは異なり、
太陽光線で感光することはなく、画像はレーザー光線に
よるアブレーションで形成される。
用されるシートフィルム個々は、基本的に3層構造を有
している。すなわち、上記シートフィルムは、ベース
層、色材層、そして剥離層(剥離シート)から構成され
ている。このうち色材層は、写真フィルムとは異なり、
太陽光線で感光することはなく、画像はレーザー光線に
よるアブレーションで形成される。
【0005】ところで、上述したシートフィルム包装材
23は、シートフィルムの保護という極めて重要な役割
を果しているが、その反面、次のような問題を引き起こ
すことがある。すなわち、シートフィルム包装材23を
用いてシートフィルムを包装した場合、バリア袋21内
に紙粉が発生する。この紙粉は、厚手のボール紙から構
成されたシートフィルム包装材23より自然に排出され
るものであるが、画像形成装置にシートフィルムをセッ
トして画像形成処理を行う際、画像に重大な欠陥を引き
起こすことがある。
23は、シートフィルムの保護という極めて重要な役割
を果しているが、その反面、次のような問題を引き起こ
すことがある。すなわち、シートフィルム包装材23を
用いてシートフィルムを包装した場合、バリア袋21内
に紙粉が発生する。この紙粉は、厚手のボール紙から構
成されたシートフィルム包装材23より自然に排出され
るものであるが、画像形成装置にシートフィルムをセッ
トして画像形成処理を行う際、画像に重大な欠陥を引き
起こすことがある。
【0006】こうした問題を解決する方策としては、シ
ートフィルム包装材をプラスチック材料から構成する技
術が知られている(実開平3−35540号公報)。確
かに、この技術を用いた場合、紙粉の発生に起因したト
ラブルは起きなくなるが、その代わりに、次のような不
具合が生じる。すなわち、シートフィルム積層体22は
バリア袋21の一端側を切開して、画像形成装置にセッ
トされ、この後、バリア袋21は画像形成装置から引き
抜き除去されることになるが、シートフィルム包装材2
3をプラスチック材料から構成した場合、ボール紙製の
ものに比べ、引き抜き抵抗(荷重)が著しく大きくな
る。そして、その結果、作業性が大幅に低下する。
ートフィルム包装材をプラスチック材料から構成する技
術が知られている(実開平3−35540号公報)。確
かに、この技術を用いた場合、紙粉の発生に起因したト
ラブルは起きなくなるが、その代わりに、次のような不
具合が生じる。すなわち、シートフィルム積層体22は
バリア袋21の一端側を切開して、画像形成装置にセッ
トされ、この後、バリア袋21は画像形成装置から引き
抜き除去されることになるが、シートフィルム包装材2
3をプラスチック材料から構成した場合、ボール紙製の
ものに比べ、引き抜き抵抗(荷重)が著しく大きくな
る。そして、その結果、作業性が大幅に低下する。
【0007】また、シートフィルム包装材23をプラス
チック材料から構成した場合、ボール紙製のものに比
べ、コ字形に折り曲げる作業が非常に面倒なものとな
る。更に詳しく言えば、シートフィルム積層体22の角
に沿って、シートフィルム包装材23をコ字形に折り曲
げる際、それに曲がり癖が付きにくく、加えた力を抜く
とすぐに元の形状つまり単なる平板に戻ってしまう。し
たがって、確実に曲がり癖が付くまで、何度も繰り返し
折り曲げ作業を実施しなければならない。
チック材料から構成した場合、ボール紙製のものに比
べ、コ字形に折り曲げる作業が非常に面倒なものとな
る。更に詳しく言えば、シートフィルム積層体22の角
に沿って、シートフィルム包装材23をコ字形に折り曲
げる際、それに曲がり癖が付きにくく、加えた力を抜く
とすぐに元の形状つまり単なる平板に戻ってしまう。し
たがって、確実に曲がり癖が付くまで、何度も繰り返し
折り曲げ作業を実施しなければならない。
【0008】こうした問題に加えて、シートフィルム包
装材23がプラスチック材料からなる場合、次のような
不具合も生じる。すなわち、シートフィルム包装材23
は、所定厚みのプラスチック板をびく抜き(プレス機に
よる打ち抜き処理)することにより製造されるわけであ
るが、この際、シートフィルム包装材23の縁部にはバ
リができる。このバリは、時にシートフィルムに接触
し、その表面に疵を付けることがあった。
装材23がプラスチック材料からなる場合、次のような
不具合も生じる。すなわち、シートフィルム包装材23
は、所定厚みのプラスチック板をびく抜き(プレス機に
よる打ち抜き処理)することにより製造されるわけであ
るが、この際、シートフィルム包装材23の縁部にはバ
リができる。このバリは、時にシートフィルムに接触
し、その表面に疵を付けることがあった。
【0009】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、紙粉が発生せず、しかも、バリア袋の引き抜き除
去が容易に行えるシートフィルム包装材を提供すること
である。また、コ字形に折り曲げる際、曲がり癖を付け
やすいシートフィルム包装材を提供することである。更
に、縁部に存在するバリがシートフィルム表面に疵を付
けることがないシートフィルム包装材を提供することで
ある。
題は、紙粉が発生せず、しかも、バリア袋の引き抜き除
去が容易に行えるシートフィルム包装材を提供すること
である。また、コ字形に折り曲げる際、曲がり癖を付け
やすいシートフィルム包装材を提供することである。更
に、縁部に存在するバリがシートフィルム表面に疵を付
けることがないシートフィルム包装材を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、積層され
た複数枚のシートフィルムの包装に用いられる合成樹脂
製のシートフィルム包装材であって、上面部と、この上
面部につながる側面部と、この側面部につながり、前記
上面部と対向する位置に存在する下面部とを具備し、前
記上面部と前記下面部との間に、前記積層された複数枚
のシートフィルムを挟み込めるよう構成されてなり、前
記上面部および/又は前記下面部における、前記シート
フィルムに接しない側の面には、しぼが形成されてなる
ことを特徴とするシートフィルム包装材によって解決さ
れる。
た複数枚のシートフィルムの包装に用いられる合成樹脂
製のシートフィルム包装材であって、上面部と、この上
面部につながる側面部と、この側面部につながり、前記
上面部と対向する位置に存在する下面部とを具備し、前
記上面部と前記下面部との間に、前記積層された複数枚
のシートフィルムを挟み込めるよう構成されてなり、前
記上面部および/又は前記下面部における、前記シート
フィルムに接しない側の面には、しぼが形成されてなる
ことを特徴とするシートフィルム包装材によって解決さ
れる。
【0011】また、上記の課題は、積層された複数枚の
シートフィルムの包装に用いられる合成樹脂製のシート
フィルム包装材であって、上面部と、この上面部につな
がる側面部と、この側面部につながり、前記上面部と対
向する位置に存在する下面部とを具備し、前記上面部と
前記下面部との間に、前記積層された複数枚のシートフ
ィルムを挟み込めるよう構成されてなり、前記上面部と
前記側面部との境界および/又は前記下面部と前記側面
部との境界に溝が構成されてなることを特徴とするシー
トフィルム包装材によって解決される。
シートフィルムの包装に用いられる合成樹脂製のシート
フィルム包装材であって、上面部と、この上面部につな
がる側面部と、この側面部につながり、前記上面部と対
向する位置に存在する下面部とを具備し、前記上面部と
前記下面部との間に、前記積層された複数枚のシートフ
ィルムを挟み込めるよう構成されてなり、前記上面部と
前記側面部との境界および/又は前記下面部と前記側面
部との境界に溝が構成されてなることを特徴とするシー
トフィルム包装材によって解決される。
【0012】あるいは、上記の課題は、積層された複数
枚のシートフィルムの包装に用いられる合成樹脂製のシ
ートフィルム包装材であって、上面部と、この上面部に
つながる側面部と、この側面部につながり、前記上面部
と対向する位置に存在する下面部とを具備し、前記上面
部と前記下面部との間に、前記積層された複数枚のシー
トフィルムを挟み込めるよう構成されてなり、更に、前
記上面部、前記側面部および前記下面部の縁に存在する
バリが、前記上面部と前記下面部との間に挟み込まれる
シートフィルムと向き合わないよう、前記上面部および
前記下面部が前記側面部に対して折り曲げられてなるこ
とを特徴とするシートフィルム包装材によって解決され
る。
枚のシートフィルムの包装に用いられる合成樹脂製のシ
ートフィルム包装材であって、上面部と、この上面部に
つながる側面部と、この側面部につながり、前記上面部
と対向する位置に存在する下面部とを具備し、前記上面
部と前記下面部との間に、前記積層された複数枚のシー
トフィルムを挟み込めるよう構成されてなり、更に、前
記上面部、前記側面部および前記下面部の縁に存在する
バリが、前記上面部と前記下面部との間に挟み込まれる
シートフィルムと向き合わないよう、前記上面部および
前記下面部が前記側面部に対して折り曲げられてなるこ
とを特徴とするシートフィルム包装材によって解決され
る。
【0013】そして、特に上記の課題は、積層された複
数枚のシートフィルムの包装に用いられる合成樹脂製の
シートフィルム包装材であって、上面部と、この上面部
につながる側面部と、この側面部につながり、前記上面
部と対向する位置に存在する下面部とを具備し、前記上
面部と前記下面部との間に、前記積層された複数枚のシ
ートフィルムを挟み込めるよう構成されてなり、前記上
面部および/又は前記下面部における、前記シートフィ
ルムに接しない側の面には、しぼが形成されてなり、前
記上面部と前記側面部との境界および/又は前記下面部
と前記側面部との境界に溝が構成されてなり、前記上面
部、前記側面部および前記下面部の縁に存在するバリ
が、前記上面部と前記下面部との間に挟み込まれるシー
トフィルムと向き合わないよう、前記上面部および前記
下面部が前記側面部に対して折り曲げられてなることを
特徴とするシートフィルム包装材によって解決される。
数枚のシートフィルムの包装に用いられる合成樹脂製の
シートフィルム包装材であって、上面部と、この上面部
につながる側面部と、この側面部につながり、前記上面
部と対向する位置に存在する下面部とを具備し、前記上
面部と前記下面部との間に、前記積層された複数枚のシ
ートフィルムを挟み込めるよう構成されてなり、前記上
面部および/又は前記下面部における、前記シートフィ
ルムに接しない側の面には、しぼが形成されてなり、前
記上面部と前記側面部との境界および/又は前記下面部
と前記側面部との境界に溝が構成されてなり、前記上面
部、前記側面部および前記下面部の縁に存在するバリ
が、前記上面部と前記下面部との間に挟み込まれるシー
トフィルムと向き合わないよう、前記上面部および前記
下面部が前記側面部に対して折り曲げられてなることを
特徴とするシートフィルム包装材によって解決される。
【0014】すなわち本発明では、上述したように、シ
ートフィルム包装材の上面部および下面部におけるシー
トフィルムに接しない側の面、言い換えれば真空包装に
用いられるバリア袋と接する側の面に、しぼ(皺)を形
成している。このため、バリア袋の一端を切開すると、
ただちにシートフィルム包装材の上面部および下面部
と、バリア袋内面との密着状態が解除される。加えて、
両者の間に作用する摩擦力は、しぼが無い場合に比べて
格段に小さくなる。ゆえに、本発明のシートフィルム包
装材は、材料として合成樹脂を使用したことと相まっ
て、バリア袋内で紙粉を発生させず、しかも、バリア袋
の引き抜き除去が容易に行える。
ートフィルム包装材の上面部および下面部におけるシー
トフィルムに接しない側の面、言い換えれば真空包装に
用いられるバリア袋と接する側の面に、しぼ(皺)を形
成している。このため、バリア袋の一端を切開すると、
ただちにシートフィルム包装材の上面部および下面部
と、バリア袋内面との密着状態が解除される。加えて、
両者の間に作用する摩擦力は、しぼが無い場合に比べて
格段に小さくなる。ゆえに、本発明のシートフィルム包
装材は、材料として合成樹脂を使用したことと相まっ
て、バリア袋内で紙粉を発生させず、しかも、バリア袋
の引き抜き除去が容易に行える。
【0015】なお、ここで言うしぼは、中心線平均粗さ
(Ra)が1.5μm以上であることが好ましく、更に
好ましくは中心線平均粗さ3.5μm以上が良い。ま
た、本発明では、上面部と側面部との境界および/又は
下面部と側面部との境界に溝を構成している。つまり、
シートフィルム包装材には、これら境界に沿って肉薄部
を設け、シートフィルム積層体の包装に当たりシートフ
ィルム包装材をコ字形に変形させる際には、この肉薄部
に沿って上面部および/又は下面部を折り曲げればいい
ようにしている。よって、厚みが均一な従来タイプのも
のに比べ、折り曲げ抵抗は格段に小さく、極めて容易に
曲がり癖を付けることが可能となる。なお、溝は、シー
トフィルム包装材をコ字形に折り曲げた際に、内面とな
る側、言い換えれば、シートフィルム積層体に面する側
に形成されてなることが好ましい。また、上記境界に構
成される溝は、所定温度に加熱されたナイフ(熱刃)
を、シートフィルム包装材となる板材の表面に押し当て
ることによって形成できる。
(Ra)が1.5μm以上であることが好ましく、更に
好ましくは中心線平均粗さ3.5μm以上が良い。ま
た、本発明では、上面部と側面部との境界および/又は
下面部と側面部との境界に溝を構成している。つまり、
シートフィルム包装材には、これら境界に沿って肉薄部
を設け、シートフィルム積層体の包装に当たりシートフ
ィルム包装材をコ字形に変形させる際には、この肉薄部
に沿って上面部および/又は下面部を折り曲げればいい
ようにしている。よって、厚みが均一な従来タイプのも
のに比べ、折り曲げ抵抗は格段に小さく、極めて容易に
曲がり癖を付けることが可能となる。なお、溝は、シー
トフィルム包装材をコ字形に折り曲げた際に、内面とな
る側、言い換えれば、シートフィルム積層体に面する側
に形成されてなることが好ましい。また、上記境界に構
成される溝は、所定温度に加熱されたナイフ(熱刃)
を、シートフィルム包装材となる板材の表面に押し当て
ることによって形成できる。
【0016】そして、本発明では、プレス機による打ち
抜き処理の際に、上面部、側面部および下面部の縁にで
きるバリが、包装されるシートフィルムと向き合わない
よう、つまりバリが外側を向くよう、上面部および下面
部を側面部に対して折り曲げて、シートフィルム包装材
を構成するようにした。したがって、バリがバリア袋内
でシートフィルムに触れることはなく、バリとの接触に
起因したシートフィルム表面の損傷は皆無となる。な
お、シートフィルム包装材を打ち抜き成形する際には、
バリが、このシートフィルム包装材における、シートフ
ィルムに接する面側の縁部に、シートフィルムが存在す
る側とは逆の側に向かって突出した格好に形成されるよ
う打ち抜き処理することが特に好ましい。
抜き処理の際に、上面部、側面部および下面部の縁にで
きるバリが、包装されるシートフィルムと向き合わない
よう、つまりバリが外側を向くよう、上面部および下面
部を側面部に対して折り曲げて、シートフィルム包装材
を構成するようにした。したがって、バリがバリア袋内
でシートフィルムに触れることはなく、バリとの接触に
起因したシートフィルム表面の損傷は皆無となる。な
お、シートフィルム包装材を打ち抜き成形する際には、
バリが、このシートフィルム包装材における、シートフ
ィルムに接する面側の縁部に、シートフィルムが存在す
る側とは逆の側に向かって突出した格好に形成されるよ
う打ち抜き処理することが特に好ましい。
【0017】また、上記シートフィルム包装材にあって
は、その上面部および下面部の角に丸みを設けてなるこ
とが好ましい。こうすることによって、シートフィルム
包装材に鋭利な部分がなくなるから、脱気により真空包
装した際に、バリア袋の破損が起きにくくなる。更に、
画像形成装置内におけるシートフィルムの搬送に係る操
作を一層円滑に行えるようにするため、シートフィルム
包装材の上面部における、側面部がつながる側の縁と対
向する側の縁を切り欠いてなることが好ましい。すなわ
ち、シートフィルム包装材の上面部縁を、例えば略三角
形状に切り欠いておくことで、上面部縁がシートフィル
ムと接する長さは、それが切り欠かれていないものに比
べて大幅に小さくなる。この結果、いったんシートフィ
ルム包装材から取り出したシートフィルムを再度、元の
場所に戻す必要が生じた際(2枚取りなどの取り出しミ
スの際)に、シートフィルム包装材の上面部縁との接触
による抵抗が減少し、スムーズにシートフィルムの返納
操作が行えるようになる。
は、その上面部および下面部の角に丸みを設けてなるこ
とが好ましい。こうすることによって、シートフィルム
包装材に鋭利な部分がなくなるから、脱気により真空包
装した際に、バリア袋の破損が起きにくくなる。更に、
画像形成装置内におけるシートフィルムの搬送に係る操
作を一層円滑に行えるようにするため、シートフィルム
包装材の上面部における、側面部がつながる側の縁と対
向する側の縁を切り欠いてなることが好ましい。すなわ
ち、シートフィルム包装材の上面部縁を、例えば略三角
形状に切り欠いておくことで、上面部縁がシートフィル
ムと接する長さは、それが切り欠かれていないものに比
べて大幅に小さくなる。この結果、いったんシートフィ
ルム包装材から取り出したシートフィルムを再度、元の
場所に戻す必要が生じた際(2枚取りなどの取り出しミ
スの際)に、シートフィルム包装材の上面部縁との接触
による抵抗が減少し、スムーズにシートフィルムの返納
操作が行えるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下で本発明の一実施形態として
説明するシートフィルム包装材は、積層された複数枚の
シートフィルムの包装に用いられるものであって、上面
部と、この上面部につながる側面部と、この側面部につ
ながり、かつ、側面部を挟んで上面部と対向する位置に
存在する下面部とを具備し、上面部と下面部との間に、
積層された複数枚のシートフィルムを挟み込めるよう構
成されてなり、更に上面部および下面部における、シー
トフィルムに接しない側の面には、しぼが形成されてな
ることを特徴とする。特に、本実施形態では、上面部と
側面部との境界および下面部と側面部との境界に溝を構
成している。また、上面部、側面部および下面部の縁に
存在するバリが、上面部と下面部との間に挟み込まれる
シートフィルムと向き合わないよう、上面部および下面
部を側面部に対して折り曲げて構成している。加えて、
本実施形態では、上面部および下面部の角に丸みを設
け、更に、上面部における、側面部がつながる側の縁と
対向する側の縁を略三角形状に切り欠いている。
説明するシートフィルム包装材は、積層された複数枚の
シートフィルムの包装に用いられるものであって、上面
部と、この上面部につながる側面部と、この側面部につ
ながり、かつ、側面部を挟んで上面部と対向する位置に
存在する下面部とを具備し、上面部と下面部との間に、
積層された複数枚のシートフィルムを挟み込めるよう構
成されてなり、更に上面部および下面部における、シー
トフィルムに接しない側の面には、しぼが形成されてな
ることを特徴とする。特に、本実施形態では、上面部と
側面部との境界および下面部と側面部との境界に溝を構
成している。また、上面部、側面部および下面部の縁に
存在するバリが、上面部と下面部との間に挟み込まれる
シートフィルムと向き合わないよう、上面部および下面
部を側面部に対して折り曲げて構成している。加えて、
本実施形態では、上面部および下面部の角に丸みを設
け、更に、上面部における、側面部がつながる側の縁と
対向する側の縁を略三角形状に切り欠いている。
【0019】続いて、図1〜図5を用い、本発明の実施
形態を更に詳しく説明する。なお、図1は使用状態での
シートフィルム包装材の斜視図、図2はシートフィルム
包装材の平面図、図3はシートフィルム包装材の要部断
面図、図4は使用状態にあるシートフィルム包装材の一
部を拡大して示す側面図、図5は画像形成装置にシート
フィルム積層体をセットした状態を示す外観図である。
形態を更に詳しく説明する。なお、図1は使用状態での
シートフィルム包装材の斜視図、図2はシートフィルム
包装材の平面図、図3はシートフィルム包装材の要部断
面図、図4は使用状態にあるシートフィルム包装材の一
部を拡大して示す側面図、図5は画像形成装置にシート
フィルム積層体をセットした状態を示す外観図である。
【0020】図1から判るように、本実施形態のシート
フィルム包装材(以下、本シートフィルム包装材と言
う)は、例えばレントゲン用フィルムなどのシートフィ
ルムを百数十枚程度積層してなるシートフィルム積層体
Sの包装に用いられるものである。本シートフィルム包
装材は、図2からも判るように、上面部1、側面部2お
よび下面部3からなる。これら上面部1、側面部2およ
び下面部3は、一体的に連結されており、すなわち側面
部2は、上面部1から連続して設けられている。また、
下面部3は側面部2から連続するが、この側面部2を挟
んで上面部1と対向する位置に設けられている。したが
って、本シートフィルム包装材は、上述したごとく、上
面部1と下面部3との間に、シートフィルム積層体Sを
挟み込んで包装することができる。
フィルム包装材(以下、本シートフィルム包装材と言
う)は、例えばレントゲン用フィルムなどのシートフィ
ルムを百数十枚程度積層してなるシートフィルム積層体
Sの包装に用いられるものである。本シートフィルム包
装材は、図2からも判るように、上面部1、側面部2お
よび下面部3からなる。これら上面部1、側面部2およ
び下面部3は、一体的に連結されており、すなわち側面
部2は、上面部1から連続して設けられている。また、
下面部3は側面部2から連続するが、この側面部2を挟
んで上面部1と対向する位置に設けられている。したが
って、本シートフィルム包装材は、上述したごとく、上
面部1と下面部3との間に、シートフィルム積層体Sを
挟み込んで包装することができる。
【0021】なお、上面部1は下面部3よりも面積が小
さい。言い換えれば、シートフィルム包装材は、下面部
3の長さ寸法L1 が上面部1の長さ寸法L2 よりも大き
くなるよう構成されている。ちなみに、寸法比L2 /L
1 は、2/5〜1/2程度である。本シートフィルム包
装材は合成樹脂、具体的にはポリプロピレン製であり、
約0.5mmの厚みを有する。そして、その上面部1お
よび下面部3における、シートフィルム積層体Sに接し
ない側の面、つまりバリア袋に接する図2に示す側の面
には、しぼ(皺)が形成されている。このしぼは、ポリ
プロピレンを用いて0.5mm厚の板を製造する際に形
成される。
さい。言い換えれば、シートフィルム包装材は、下面部
3の長さ寸法L1 が上面部1の長さ寸法L2 よりも大き
くなるよう構成されている。ちなみに、寸法比L2 /L
1 は、2/5〜1/2程度である。本シートフィルム包
装材は合成樹脂、具体的にはポリプロピレン製であり、
約0.5mmの厚みを有する。そして、その上面部1お
よび下面部3における、シートフィルム積層体Sに接し
ない側の面、つまりバリア袋に接する図2に示す側の面
には、しぼ(皺)が形成されている。このしぼは、ポリ
プロピレンを用いて0.5mm厚の板を製造する際に形
成される。
【0022】さて、本シートフィルム包装材を構成す
る、上面部1、側面部2および下面部3のうち、上面部
1と側面部2との境界4には、図3に示すごとく、略U
字形の溝5が構成されている。また、特に図示してはい
ないが、側面部2と下面部3との境界6についても、上
記溝5と同様の略U字形溝が構成されている。なお、境
界4,6に構成された溝は、本シートフィルム包装材を
コ字形に折り曲げた際に内面となる側、すなわちシート
フィルム積層体Sに面する側に存在する。また、ここで
は、境界4,6に構成される溝を、所定温度に加熱され
たナイフ(熱刃)を、シートフィルム包装材となる板材
の表面に押し当てることにより得ている。ちなみに、図
3では、便宜上、境界4,6を実線にて示しているが、
これらは仮想的なものである。したがって、実際の製品
に現れることはない。
る、上面部1、側面部2および下面部3のうち、上面部
1と側面部2との境界4には、図3に示すごとく、略U
字形の溝5が構成されている。また、特に図示してはい
ないが、側面部2と下面部3との境界6についても、上
記溝5と同様の略U字形溝が構成されている。なお、境
界4,6に構成された溝は、本シートフィルム包装材を
コ字形に折り曲げた際に内面となる側、すなわちシート
フィルム積層体Sに面する側に存在する。また、ここで
は、境界4,6に構成される溝を、所定温度に加熱され
たナイフ(熱刃)を、シートフィルム包装材となる板材
の表面に押し当てることにより得ている。ちなみに、図
3では、便宜上、境界4,6を実線にて示しているが、
これらは仮想的なものである。したがって、実際の製品
に現れることはない。
【0023】更に、本シートフィルム包装材は、使用時
には、図1に示すごとく、コ字形に変形させられるので
あるが、この際、上面部1および下面部3は、図4に示
すごとく、バリ7がシートフィルム積層体Sと向き合わ
ないよう、側面部2に対して折り曲げられる。すなわ
ち、本シートフィルム包装材は、板材をプレス打ち抜き
することによって製造されるため、上面部1、側面部2
および下面部3の縁にはバリ7が形成される。したがっ
て、このバリ7がシートフィルムの表面と接触しないよ
うにする必要があり、このために本実施形態では、上面
部1および下面部3を、上記のごとく側面部2に対して
折り曲げている。言い換えれば、本実施形態では、バリ
7が、シートフィルム包装材における、シートフィルム
積層体Sに接する面側の縁部に、シートフィルム積層体
Sが存在する側とは逆の側に向かって突出した格好に形
成されるよう、打ち抜き処理をしている。
には、図1に示すごとく、コ字形に変形させられるので
あるが、この際、上面部1および下面部3は、図4に示
すごとく、バリ7がシートフィルム積層体Sと向き合わ
ないよう、側面部2に対して折り曲げられる。すなわ
ち、本シートフィルム包装材は、板材をプレス打ち抜き
することによって製造されるため、上面部1、側面部2
および下面部3の縁にはバリ7が形成される。したがっ
て、このバリ7がシートフィルムの表面と接触しないよ
うにする必要があり、このために本実施形態では、上面
部1および下面部3を、上記のごとく側面部2に対して
折り曲げている。言い換えれば、本実施形態では、バリ
7が、シートフィルム包装材における、シートフィルム
積層体Sに接する面側の縁部に、シートフィルム積層体
Sが存在する側とは逆の側に向かって突出した格好に形
成されるよう、打ち抜き処理をしている。
【0024】これに加えて、本実施形態では、シートフ
ィルム包装材の上面部1および下面部3の角に丸みを設
けている。また、上面部1における、側面部2がつなが
る側の縁と対向する側の縁を略三角形状に切り欠いてい
る。つまり、上面部1には、略三角形状の切欠き8を形
成している。上記構成のシートフィルム包装材は、上述
したように、シートフィルム積層体Sの真空包装に利用
されるわけであるが、バリア袋と接する側の面に、しぼ
を形成しているので、次のような優れた効果を発揮す
る。
ィルム包装材の上面部1および下面部3の角に丸みを設
けている。また、上面部1における、側面部2がつなが
る側の縁と対向する側の縁を略三角形状に切り欠いてい
る。つまり、上面部1には、略三角形状の切欠き8を形
成している。上記構成のシートフィルム包装材は、上述
したように、シートフィルム積層体Sの真空包装に利用
されるわけであるが、バリア袋と接する側の面に、しぼ
を形成しているので、次のような優れた効果を発揮す
る。
【0025】すなわち、バリア袋Fによって真空包装さ
れたシートフィルム積層体Sは、図5に示すごとく、画
像形成装置10にセットされる。更に詳しく言うと、シ
ートフィルム積層体Sは、バリア袋Fの一端側を切開し
て、画像形成装置10のトレイ11に載置される。そし
て、この後、同図中、矢印方向にバリア袋Fのみが引き
抜かれ、除去されることになる。なお、図5には特に示
していないが、画像形成装置10はシートフィルム積層
体Sのストッパーを具備している。このストッパーは、
バリア袋Fを介して、シートフィルム積層体Sの端面
(図5中、斜線にて示す面)に当接し、バリア袋Fの一
端に力を加えた際、シートフィルム積層体Sをトレイ1
1の上に止める役割を果たす。
れたシートフィルム積層体Sは、図5に示すごとく、画
像形成装置10にセットされる。更に詳しく言うと、シ
ートフィルム積層体Sは、バリア袋Fの一端側を切開し
て、画像形成装置10のトレイ11に載置される。そし
て、この後、同図中、矢印方向にバリア袋Fのみが引き
抜かれ、除去されることになる。なお、図5には特に示
していないが、画像形成装置10はシートフィルム積層
体Sのストッパーを具備している。このストッパーは、
バリア袋Fを介して、シートフィルム積層体Sの端面
(図5中、斜線にて示す面)に当接し、バリア袋Fの一
端に力を加えた際、シートフィルム積層体Sをトレイ1
1の上に止める役割を果たす。
【0026】さて、本シートフィルム包装材は、バリア
袋Fと接する側の面に、しぼが形成されているので、バ
リア袋Fの一端側を切開すると、ただちに、シートフィ
ルム包装材の上面部1および下面部3と、バリア袋Fの
内面との密着状態が解除される。加えて、両者の間に作
用する摩擦力は、しぼが存在しない場合に比べて格段に
小さい。ゆえに、本シートフィルム包装材は、材料とし
て合成樹脂を使用したことと相まって、バリア袋F内で
紙粉を発生させず、しかも、バリア袋Fの引き抜き除去
が容易に行える。
袋Fと接する側の面に、しぼが形成されているので、バ
リア袋Fの一端側を切開すると、ただちに、シートフィ
ルム包装材の上面部1および下面部3と、バリア袋Fの
内面との密着状態が解除される。加えて、両者の間に作
用する摩擦力は、しぼが存在しない場合に比べて格段に
小さい。ゆえに、本シートフィルム包装材は、材料とし
て合成樹脂を使用したことと相まって、バリア袋F内で
紙粉を発生させず、しかも、バリア袋Fの引き抜き除去
が容易に行える。
【0027】また、本シートフィルム包装材では、上面
部1と側面部2との境界4および側面部2と下面部3と
の境界6にそれぞれ溝(肉薄部)を構成している。した
がって、シートフィルム積層体Sの真空包装処理にあた
り、シートフィルム包装材をコ字形に変形させる際に
は、この溝に沿って上面部1および下面部3を折り曲げ
ればよく、極めて容易に曲がり癖を付けることが可能で
ある。
部1と側面部2との境界4および側面部2と下面部3と
の境界6にそれぞれ溝(肉薄部)を構成している。した
がって、シートフィルム積層体Sの真空包装処理にあた
り、シートフィルム包装材をコ字形に変形させる際に
は、この溝に沿って上面部1および下面部3を折り曲げ
ればよく、極めて容易に曲がり癖を付けることが可能で
ある。
【0028】更に、本シートフィルム包装材は、上面部
1、側面部2および下面部3の縁にできるバリ7が、包
装されるシートフィルム積層体Sと向き合わないよう、
外側を向くようにしている。したがって、バリ7がバリ
ア袋F内でシートフィルムに触れることはなく、バリ7
との接触に起因したシートフィルム表面の損傷は皆無と
なる。
1、側面部2および下面部3の縁にできるバリ7が、包
装されるシートフィルム積層体Sと向き合わないよう、
外側を向くようにしている。したがって、バリ7がバリ
ア袋F内でシートフィルムに触れることはなく、バリ7
との接触に起因したシートフィルム表面の損傷は皆無と
なる。
【0029】加えて、本シートフィルム包装材は、その
上面部1および下面部3の角に丸みが設けられているの
で、脱気により真空包装処理する際、バリア袋Fが破損
しにくい。また、本シートフィルム包装材は、その上面
部1における、側面部2がつながる側の縁と対向する側
の縁を略三角形状に切り欠いている。よって、いったん
シートフィルム包装材から取り出したシートフィルム
を、再度、元の場所に戻す必要が生じた際、シートフィ
ルム包装材の上面部縁との接触による抵抗は減少し、ス
ムーズにシートフィルムの返納操作が行える。
上面部1および下面部3の角に丸みが設けられているの
で、脱気により真空包装処理する際、バリア袋Fが破損
しにくい。また、本シートフィルム包装材は、その上面
部1における、側面部2がつながる側の縁と対向する側
の縁を略三角形状に切り欠いている。よって、いったん
シートフィルム包装材から取り出したシートフィルム
を、再度、元の場所に戻す必要が生じた際、シートフィ
ルム包装材の上面部縁との接触による抵抗は減少し、ス
ムーズにシートフィルムの返納操作が行える。
【0030】
【発明の効果】本発明のシートフィルム包装材を用いた
場合、バリア袋内で紙粉が発生せず、しかもそれを画像
形成装置などにセットする際、バリア袋の引き抜き除去
が容易に行える。また、本発明のシートフィルム包装材
は、コ字形に折り曲げる際、容易に曲がり癖を付けるこ
とができる。更に、本発明のシートフィルム包装材は、
その縁部に存在するバリがシートフィルム表面に疵を付
けることがない。
場合、バリア袋内で紙粉が発生せず、しかもそれを画像
形成装置などにセットする際、バリア袋の引き抜き除去
が容易に行える。また、本発明のシートフィルム包装材
は、コ字形に折り曲げる際、容易に曲がり癖を付けるこ
とができる。更に、本発明のシートフィルム包装材は、
その縁部に存在するバリがシートフィルム表面に疵を付
けることがない。
【図1】使用状態でのシートフィルム包装材の斜視図
(本実施形態)
(本実施形態)
【図2】シートフィルム包装材の平面図(本実施形態)
【図3】シートフィルム包装材の要部断面図(本実施形
態)
態)
【図4】使用状態にあるシートフィルム包装材の一部を
拡大して示す側面図(本実施形態)
拡大して示す側面図(本実施形態)
【図5】画像形成装置にシートフィルム積層体をセット
した状態を示す外観図(本実施形態)
した状態を示す外観図(本実施形態)
【図6】シートフィルム積層体を真空包装してなる状態
を示す斜視図(従来形態)
を示す斜視図(従来形態)
【図7】バリア袋の中身を示す斜視図(従来形態)
1 シートフィルム包装材の上面部
2 シートフィルム包装材の側面部
3 シートフィルム包装材の下面部
4,6 境界
5 溝
7 バリ
8 切欠き
10 画像形成装置
11 トレイ
S シートフィルム積層体
F バリア袋
Claims (5)
- 【請求項1】 積層された複数枚のシートフィルムの包
装に用いられる合成樹脂製のシートフィルム包装材であ
って、 上面部と、この上面部につながる側面部と、この側面部
につながり、前記上面部と対向する位置に存在する下面
部とを具備し、前記上面部と前記下面部との間に、前記
積層された複数枚のシートフィルムを挟み込めるよう構
成されてなり、 前記上面部および/又は前記下面部における、前記シー
トフィルムに接しない側の面には、しぼが形成されてな
ることを特徴とするシートフィルム包装材。 - 【請求項2】 積層された複数枚のシートフィルムの包
装に用いられる合成樹脂製のシートフィルム包装材であ
って、 上面部と、この上面部につながる側面部と、この側面部
につながり、前記上面部と対向する位置に存在する下面
部とを具備し、前記上面部と前記下面部との間に、前記
積層された複数枚のシートフィルムを挟み込めるよう構
成されてなり、 前記上面部と前記側面部との境界および/又は前記下面
部と前記側面部との境界に溝が構成されてなることを特
徴とするシートフィルム包装材。 - 【請求項3】 積層された複数枚のシートフィルムの包
装に用いられる合成樹脂製のシートフィルム包装材であ
って、 上面部と、この上面部につながる側面部と、この側面部
につながり、前記上面部と対向する位置に存在する下面
部とを具備し、前記上面部と前記下面部との間に、前記
積層された複数枚のシートフィルムを挟み込めるよう構
成されてなり、 前記上面部、前記側面部および前記下面部の縁に存在す
るバリが、前記上面部と前記下面部との間に挟み込まれ
るシートフィルムと向き合わないよう、前記上面部およ
び前記下面部が前記側面部に対して折り曲げられてなる
ことを特徴とするシートフィルム包装材。 - 【請求項4】 上面部および下面部の角に丸みを設けた
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載
のシートフィルム包装材。 - 【請求項5】 上面部における、側面部がつながる側の
縁と対向する側の縁を切り欠いてなることを特徴とする
請求項1〜請求項4のいずれかに記載のシートフィルム
包装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10237889A JP2000062836A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | シートフィルム包装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10237889A JP2000062836A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | シートフィルム包装材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000062836A true JP2000062836A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=17021935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10237889A Pending JP2000062836A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | シートフィルム包装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000062836A (ja) |
-
1998
- 1998-08-25 JP JP10237889A patent/JP2000062836A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5613779A (en) | Pouch | |
EP1010639B1 (en) | Collapsible container with corrugated edge structure | |
JP2009166870A (ja) | 包装体およびその製造方法 | |
JP2001199429A (ja) | 材料が弱体化した部分を有する包装素材 | |
JP6142555B2 (ja) | 包装体 | |
HU210239B (en) | Method for forming folding line on packing material | |
JP2000062836A (ja) | シートフィルム包装材 | |
US6254707B1 (en) | Method for producing a thermoplastics folder and the like by simultaneously sealing and tear/cutting the marginal edge to produced a uniform margin and the article produced thereby | |
AU4120201A (en) | Packaging container, packaging body including the same, and packaging method | |
JP3315326B2 (ja) | 積層アルミ箔及びその製造方法 | |
JP7293632B2 (ja) | フィルムおよびパウチ | |
JP3009515U (ja) | 衛生用紙 | |
JPH0619471Y2 (ja) | 易開封性包装袋 | |
JP6052366B2 (ja) | 包装袋 | |
CN112498970B (zh) | 包装袋 | |
JP6742172B2 (ja) | 包装用袋 | |
JP7346824B2 (ja) | プレススルーパック包装体 | |
JP6372838B2 (ja) | 包装袋 | |
JP3975372B2 (ja) | ラップカートン | |
JPH0735341U (ja) | 包装袋用積層フィルム | |
JP2545691Y2 (ja) | 包装体 | |
JP2024095299A (ja) | 積層体 | |
JPH09531U (ja) | 包装袋用積層フィルム | |
JPH0199976A (ja) | 包装体 | |
JPS6028614Y2 (ja) | 表面が保護された合成樹脂板 |