JP2000062266A - プリンタの給紙機構 - Google Patents
プリンタの給紙機構Info
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- JP2000062266A JP2000062266A JP10239092A JP23909298A JP2000062266A JP 2000062266 A JP2000062266 A JP 2000062266A JP 10239092 A JP10239092 A JP 10239092A JP 23909298 A JP23909298 A JP 23909298A JP 2000062266 A JP2000062266 A JP 2000062266A
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- Japan
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- paper
- gear
- roller
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- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 給紙完了前にキャリッジが記録開始位置に戻
ることを可能にし、給紙完了後のキャリッジによる記録
開始を迅速に行なわせることができるプリンタの給紙機
構を提供すること。 【解決手段】 非給紙時に給紙ローラギア14の回転を
制する給紙制動部材22を有し、給紙時にキャリッジ5
の移動にともなって前記給紙制動部材22による制動状
態を解除する制動解除部材29を前記キャリッジ5に設
け、非給紙時に前記給紙制動部材22に係止されるとと
もに給紙時に前記給紙制動部材22を摺接させる係止摺
接部材30を前記給紙ローラギア14に設けたこと。
ることを可能にし、給紙完了後のキャリッジによる記録
開始を迅速に行なわせることができるプリンタの給紙機
構を提供すること。 【解決手段】 非給紙時に給紙ローラギア14の回転を
制する給紙制動部材22を有し、給紙時にキャリッジ5
の移動にともなって前記給紙制動部材22による制動状
態を解除する制動解除部材29を前記キャリッジ5に設
け、非給紙時に前記給紙制動部材22に係止されるとと
もに給紙時に前記給紙制動部材22を摺接させる係止摺
接部材30を前記給紙ローラギア14に設けたこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタの給紙機構
に係り、特に、キャリッジの動作により給紙ローラを回
転させて記録紙を搬送ローラへ供給するプリンタの給紙
機構に関する。
に係り、特に、キャリッジの動作により給紙ローラを回
転させて記録紙を搬送ローラへ供給するプリンタの給紙
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ワードプロセッサやコンピュ
ータ等の入力装置において入力された記録情報の出力に
は、記録装置としてのプリンタが使用されていた。そし
て、前記プリンタには、記録紙を記録位置に供給するた
めの給紙機構が設けられていた。
ータ等の入力装置において入力された記録情報の出力に
は、記録装置としてのプリンタが使用されていた。そし
て、前記プリンタには、記録紙を記録位置に供給するた
めの給紙機構が設けられていた。
【0003】前記給紙機構は、搬送前の記録紙を載置す
る給紙カセットや給紙トレーなどの記録紙載置部を有し
ている。
る給紙カセットや給紙トレーなどの記録紙載置部を有し
ている。
【0004】前記記録紙載置部の近傍には、回転動作に
よって記録紙を搬送ローラ供給するための給紙ローラが
配設されている。
よって記録紙を搬送ローラ供給するための給紙ローラが
配設されている。
【0005】前記給紙ローラの記録紙搬送方向下流側に
は、前記給紙ローラから搬送されてきた記録紙をさらに
下流側に搬送するための搬送ローラが設けられており、
この搬送ローラは、伝達機構を介して紙送りモータと連
結されている。さらに、前記搬送ローラの外周面には、
この搬送ローラとともに記録紙を挟持しつつ搬送するた
めの圧接ローラが圧接されている。
は、前記給紙ローラから搬送されてきた記録紙をさらに
下流側に搬送するための搬送ローラが設けられており、
この搬送ローラは、伝達機構を介して紙送りモータと連
結されている。さらに、前記搬送ローラの外周面には、
この搬送ローラとともに記録紙を挟持しつつ搬送するた
めの圧接ローラが圧接されている。
【0006】前記搬送ローラの下流側には、記録紙の記
録が行なわれる部位を保持するための長尺平板状のプラ
テンが配設されている。
録が行なわれる部位を保持するための長尺平板状のプラ
テンが配設されている。
【0007】前記プラテンに対峙する位置には、キャリ
ッジが、前記プラテンに沿って往復動可能に配設されて
いる。
ッジが、前記プラテンに沿って往復動可能に配設されて
いる。
【0008】そして、前記プリンタには、前記給紙ロー
ラに前記紙送りモータの駆動力を伝達してこの給紙ロー
ラを駆動するための伝達機構が設けられている。
ラに前記紙送りモータの駆動力を伝達してこの給紙ロー
ラを駆動するための伝達機構が設けられている。
【0009】すなわち、前記給紙ローラの回転軸上であ
ってサイドフレームの外側には、記録紙を給紙ローラか
ら搬送ローラまで搬送する際に紙送りモータの駆動力を
伝達するための給紙ローラギアが配設されている。ま
た、前記搬送ローラの回転軸上であってサイドフレーム
の外側には、紙送りモータの駆動力が伝達されるための
搬送ローラギアが配設されており、この搬送ローラギア
は、サイドフレームの外側に配設された複数の伝達ギア
群を介して紙送りモータのピニオンギアに連結されてい
る。そして、前記給紙ローラギアと搬送ローラギアとの
間であってサイドフレームの外側には、コイルばねによ
りサイドフレームの外方に付勢された付勢ギアが配設さ
れており、この付勢ギアは、付勢力に抗する方向(サイ
ドフレームの内方)に外力を加えられることによって前
記給紙ローラギアおよび前記搬送ローラギアに噛合する
位置に移動されるようになっている。この付勢ギアが前
記搬送ローラおよび前記給紙ローラに噛合されることに
よって、紙送りモータの駆動力が前記給紙ローラへ伝達
されるようになっている。
ってサイドフレームの外側には、記録紙を給紙ローラか
ら搬送ローラまで搬送する際に紙送りモータの駆動力を
伝達するための給紙ローラギアが配設されている。ま
た、前記搬送ローラの回転軸上であってサイドフレーム
の外側には、紙送りモータの駆動力が伝達されるための
搬送ローラギアが配設されており、この搬送ローラギア
は、サイドフレームの外側に配設された複数の伝達ギア
群を介して紙送りモータのピニオンギアに連結されてい
る。そして、前記給紙ローラギアと搬送ローラギアとの
間であってサイドフレームの外側には、コイルばねによ
りサイドフレームの外方に付勢された付勢ギアが配設さ
れており、この付勢ギアは、付勢力に抗する方向(サイ
ドフレームの内方)に外力を加えられることによって前
記給紙ローラギアおよび前記搬送ローラギアに噛合する
位置に移動されるようになっている。この付勢ギアが前
記搬送ローラおよび前記給紙ローラに噛合されることに
よって、紙送りモータの駆動力が前記給紙ローラへ伝達
されるようになっている。
【0010】さらに、前記付勢ギア部側のサイドフレー
ムにはこの付勢ギア部に当接しつつこの付勢ギア部をサ
イドフレームの内側方向に押動するための給紙トリガー
が取付けられており、この給紙トリガーは自由端部を前
記付勢ギア部の方向に回動可能に支持されている。
ムにはこの付勢ギア部に当接しつつこの付勢ギア部をサ
イドフレームの内側方向に押動するための給紙トリガー
が取付けられており、この給紙トリガーは自由端部を前
記付勢ギア部の方向に回動可能に支持されている。
【0011】前記給紙トリガーは、キャリッジが記録時
における移動範囲を越えてこの給紙トリガーの配設位置
まで移動した際に、このキャリッジによってその基端部
が押動されるようになっており、この押動を受けて給紙
トリガーの先端部が前記付勢ギア部の方向に回動して前
記付勢ギア部をサイドフレームの内側方向に押動するよ
うになっている。これにより前記付勢ギア部が前記給紙
ローラギアと前記搬送ローラギアとに噛合されるため、
紙送りモータの駆動力を前記給紙ローラギアに伝達する
ことができるようになっている。
における移動範囲を越えてこの給紙トリガーの配設位置
まで移動した際に、このキャリッジによってその基端部
が押動されるようになっており、この押動を受けて給紙
トリガーの先端部が前記付勢ギア部の方向に回動して前
記付勢ギア部をサイドフレームの内側方向に押動するよ
うになっている。これにより前記付勢ギア部が前記給紙
ローラギアと前記搬送ローラギアとに噛合されるため、
紙送りモータの駆動力を前記給紙ローラギアに伝達する
ことができるようになっている。
【0012】そして、前記給紙ローラを回転駆動して給
紙動作を行なう間は、前記付勢ギア部が搬送ローラギア
および前記給紙ローラギアへ噛合する状態を保持する必
要があるため、前記キャリッジにより前記給紙トリガー
を押し続けなければならなかった。
紙動作を行なう間は、前記付勢ギア部が搬送ローラギア
および前記給紙ローラギアへ噛合する状態を保持する必
要があるため、前記キャリッジにより前記給紙トリガー
を押し続けなければならなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のプリン
タの給紙機構においては、前記付勢ギア部が前記給紙ロ
ーラギアおよび前記搬送ローラギアに噛合する状態を保
持するために給紙動作の間、前記キャリッジを給紙トリ
ガーに当接する位置に止めておかねばならなかったた
め、給紙が完了した後でなければ前記キャリッジを給紙
トリガーから離間させてプラテンの記録開始位置に戻す
ことができなかった。
タの給紙機構においては、前記付勢ギア部が前記給紙ロ
ーラギアおよび前記搬送ローラギアに噛合する状態を保
持するために給紙動作の間、前記キャリッジを給紙トリ
ガーに当接する位置に止めておかねばならなかったた
め、給紙が完了した後でなければ前記キャリッジを給紙
トリガーから離間させてプラテンの記録開始位置に戻す
ことができなかった。
【0014】このため、キャリッジを給紙トリガーに当
接する位置から記録開始位置までに戻す時間分のロスが
生じキャリッジによる記録の開始が遅れてしまうといっ
た問題が生じていた。
接する位置から記録開始位置までに戻す時間分のロスが
生じキャリッジによる記録の開始が遅れてしまうといっ
た問題が生じていた。
【0015】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、給紙完了前にキャリッジが記録開始位置に戻
ることを可能にし、給紙完了後のキャリッジによる記録
開始を迅速に行なわせることができるプリンタの給紙機
構を提供することを目的とするものである。
たもので、給紙完了前にキャリッジが記録開始位置に戻
ることを可能にし、給紙完了後のキャリッジによる記録
開始を迅速に行なわせることができるプリンタの給紙機
構を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の請求項1に係るプリンタの給紙機構の特徴は、
非給紙時に前記給紙ローラギアの回転を制する給紙制動
部材を有し、給紙時に前記キャリッジの移動にともなっ
て前記給紙制動部材による制動状態を解除する制動解除
部材を前記キャリッジに設け、非給紙時に前記給紙制動
部材に係止されるとともに給紙時に前記給紙制動部材を
摺接させる係止摺接部材を前記給紙ローラギアに設けた
点にある。
本発明の請求項1に係るプリンタの給紙機構の特徴は、
非給紙時に前記給紙ローラギアの回転を制する給紙制動
部材を有し、給紙時に前記キャリッジの移動にともなっ
て前記給紙制動部材による制動状態を解除する制動解除
部材を前記キャリッジに設け、非給紙時に前記給紙制動
部材に係止されるとともに給紙時に前記給紙制動部材を
摺接させる係止摺接部材を前記給紙ローラギアに設けた
点にある。
【0017】そして、このような構成を採用したことに
より、給紙動作中に前記キャリッジを給紙制動部材から
離間させることができ、キャリッジによる記録の開始を
迅速に行なうことが可能になる。
より、給紙動作中に前記キャリッジを給紙制動部材から
離間させることができ、キャリッジによる記録の開始を
迅速に行なうことが可能になる。
【0018】本発明の請求項2に係るプリンタの給紙機
構の特徴は、請求項1において前記係止摺接部材を、前
記給紙ローラギアと同心の円弧形状に形成し、この円弧
形状の両端部を非給紙時における前記給紙制動部材によ
り係止させるとともに、前記円弧形状の外周面により給
紙時における前記給紙制動部材を摺接させるようにした
点にある。
構の特徴は、請求項1において前記係止摺接部材を、前
記給紙ローラギアと同心の円弧形状に形成し、この円弧
形状の両端部を非給紙時における前記給紙制動部材によ
り係止させるとともに、前記円弧形状の外周面により給
紙時における前記給紙制動部材を摺接させるようにした
点にある。
【0019】そして、このような構成を採用したことに
より、給紙時に前記給紙制動部材を前記係止摺動部材に
摺接させることができるため、給紙時において前記給紙
制動部材による前記給紙ローラギアの制動解除状態を簡
易な構成によって保持することが可能になる。
より、給紙時に前記給紙制動部材を前記係止摺動部材に
摺接させることができるため、給紙時において前記給紙
制動部材による前記給紙ローラギアの制動解除状態を簡
易な構成によって保持することが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリンタの給
紙機構を適用したプリンタ1の実施の一形態を図1乃至
図5を参照して説明する。
紙機構を適用したプリンタ1の実施の一形態を図1乃至
図5を参照して説明する。
【0021】図1に示すように、前記プリンタ1は、フ
レーム2のほぼ中央位置に、記録面がほぼ垂直とされた
長尺平板状のプラテン3を有しており、このプラテン3
の記録面側下方には、このプラテン3に対して平行な長
尺状のキャリッジシャフト4が配設されている。前記キ
ャリッジシャフト4には、図示しない駆動ベルトによっ
て前記プラテン3に沿って往復動可能とされたキャリッ
ジ5が軸受5aを介して取付けられている。
レーム2のほぼ中央位置に、記録面がほぼ垂直とされた
長尺平板状のプラテン3を有しており、このプラテン3
の記録面側下方には、このプラテン3に対して平行な長
尺状のキャリッジシャフト4が配設されている。前記キ
ャリッジシャフト4には、図示しない駆動ベルトによっ
て前記プラテン3に沿って往復動可能とされたキャリッ
ジ5が軸受5aを介して取付けられている。
【0022】前記キャリッジ5の前記プラテン3の記録
面に対峙する位置には、キャリッジ5の往復動にともな
い、前記プラテン3の記録面上に搬送された記録紙に記
録を行なう記録ヘッド6が設けられている。
面に対峙する位置には、キャリッジ5の往復動にともな
い、前記プラテン3の記録面上に搬送された記録紙に記
録を行なう記録ヘッド6が設けられている。
【0023】また、前記プラテン3の記録紙の搬送方向
上流側には、紙送りモータ9の駆動によって記録紙を1
行分ずつプラテン3上に搬送するための搬送ローラ7が
配設されており、この搬送ローラ7には、この搬送ロー
ラ7とともに記録紙を挟持しつつ搬送する圧接ローラ8
が圧接されている。
上流側には、紙送りモータ9の駆動によって記録紙を1
行分ずつプラテン3上に搬送するための搬送ローラ7が
配設されており、この搬送ローラ7には、この搬送ロー
ラ7とともに記録紙を挟持しつつ搬送する圧接ローラ8
が圧接されている。
【0024】以下、前記搬送ローラ7が記録紙の搬送方
向に回転する場合を搬送ローラ7の正回転とし、前記搬
送ローラ7が搬送方向と逆方向に回転する場合を搬送ロ
ーラ7の逆回転とする。また、搬送ローラ7を正回転さ
せるときの紙送りモータ9の回転を紙送りモータ9の正
回転とし、搬送ローラ7を逆回転させるときの紙送りモ
ータ9の回転を紙送りモータ9の逆回転とする。
向に回転する場合を搬送ローラ7の正回転とし、前記搬
送ローラ7が搬送方向と逆方向に回転する場合を搬送ロ
ーラ7の逆回転とする。また、搬送ローラ7を正回転さ
せるときの紙送りモータ9の回転を紙送りモータ9の正
回転とし、搬送ローラ7を逆回転させるときの紙送りモ
ータ9の回転を紙送りモータ9の逆回転とする。
【0025】前記紙送りモータ9には、この紙送りモー
タ9の回転を制御する制御部10が接続されている。前
記制御部10は、図4に示すように前記記録紙の先端を
搬送ローラ7と圧接ローラ8との圧接位置11に搬送す
る際には、前記搬送ローラ7を逆回転させるようになっ
ている。そして、前記制御部10は、前記搬送ローラ7
の逆方向の回転により前記圧接位置11に当接した記録
紙に図4に示すように撓みが生じ、その撓みの剛性の強
さで前記記録紙の先端が前記圧接位置11に均一に当接
すると、この均一に当接した状態を検出し、前記紙送り
モータ9の回転を正回転に切換えるようになっている。
従って、前記搬送ローラ7に記録紙を安定的に搬送させ
ることができるようになっている。
タ9の回転を制御する制御部10が接続されている。前
記制御部10は、図4に示すように前記記録紙の先端を
搬送ローラ7と圧接ローラ8との圧接位置11に搬送す
る際には、前記搬送ローラ7を逆回転させるようになっ
ている。そして、前記制御部10は、前記搬送ローラ7
の逆方向の回転により前記圧接位置11に当接した記録
紙に図4に示すように撓みが生じ、その撓みの剛性の強
さで前記記録紙の先端が前記圧接位置11に均一に当接
すると、この均一に当接した状態を検出し、前記紙送り
モータ9の回転を正回転に切換えるようになっている。
従って、前記搬送ローラ7に記録紙を安定的に搬送させ
ることができるようになっている。
【0026】前記搬送ローラ7の後方には、載置カセッ
トやトレーなどの図示しない記録紙載置部に載置された
記録紙を外周面に当接させつつ前記圧接位置11まで搬
送するための給紙ローラ13が配設されており、この給
紙ローラ13には、回転軸としての給紙ローラ軸13b
が挿嵌されている。
トやトレーなどの図示しない記録紙載置部に載置された
記録紙を外周面に当接させつつ前記圧接位置11まで搬
送するための給紙ローラ13が配設されており、この給
紙ローラ13には、回転軸としての給紙ローラ軸13b
が挿嵌されている。
【0027】また、前記給紙ローラ13には、外周面の
一部が切り落とされた切欠き部13aが形成されてい
る。前記給紙ローラ13は前記切欠き部13aによって
は記録紙が接触しないため、この切欠き部13aの形成
位置では記録紙の供給をできないようになっている。
一部が切り落とされた切欠き部13aが形成されてい
る。前記給紙ローラ13は前記切欠き部13aによって
は記録紙が接触しないため、この切欠き部13aの形成
位置では記録紙の供給をできないようになっている。
【0028】前記給紙ローラ軸13bの図1における紙
面垂直方向手前側には、紙送りモータ9の駆動力を給紙
ローラ13に伝達するための給紙ローラギア14が配設
されている。
面垂直方向手前側には、紙送りモータ9の駆動力を給紙
ローラ13に伝達するための給紙ローラギア14が配設
されている。
【0029】前記給紙ローラギア14の図1における紙
面垂直方向手前側には、略Y字平板形状の揺動板15が
配設されている。前記揺動板15の分岐位置15aに
は、図示しない伝達機構を介して紙送りモータ9の駆動
力が伝達される駆動伝達ギア16が取付けられており、
前記揺動板15は、この駆動伝達ギア16を支点とし
て、この駆動伝達ギア16の回転にともなって揺動する
ようになっている。
面垂直方向手前側には、略Y字平板形状の揺動板15が
配設されている。前記揺動板15の分岐位置15aに
は、図示しない伝達機構を介して紙送りモータ9の駆動
力が伝達される駆動伝達ギア16が取付けられており、
前記揺動板15は、この駆動伝達ギア16を支点とし
て、この駆動伝達ギア16の回転にともなって揺動する
ようになっている。
【0030】なお、前記揺動板15は、前記搬送ローラ
7の逆回転時には図1における反時計方向に揺動し、前
記搬送ローラ7の正回転時には図1における時計方向に
揺動するようになっている。
7の逆回転時には図1における反時計方向に揺動し、前
記搬送ローラ7の正回転時には図1における時計方向に
揺動するようになっている。
【0031】また、前記揺動板15の一端には、前記搬
送ローラ7の逆回転時に駆動伝達ギア16に伝達される
紙送りモータ9の駆動力を前記給紙ローラ13に伝達す
るための第1揺動ギア17が取付けられており、この第
1揺動ギア17には前記駆動伝達ギア16が噛合されて
いる。
送ローラ7の逆回転時に駆動伝達ギア16に伝達される
紙送りモータ9の駆動力を前記給紙ローラ13に伝達す
るための第1揺動ギア17が取付けられており、この第
1揺動ギア17には前記駆動伝達ギア16が噛合されて
いる。
【0032】さらに、前記揺動板15の他端には、前記
搬送ローラ7の正回転時に駆動伝達ギア16に伝達され
る紙送りモータ9の駆動力を前記給紙ローラ13に伝達
するための第2揺動ギア18が取付けられており、この
第2揺動ギア18には前記駆動伝達ギア16が噛合され
ている。
搬送ローラ7の正回転時に駆動伝達ギア16に伝達され
る紙送りモータ9の駆動力を前記給紙ローラ13に伝達
するための第2揺動ギア18が取付けられており、この
第2揺動ギア18には前記駆動伝達ギア16が噛合され
ている。
【0033】なお、前記第1揺動ギア17と前記第2揺
動ギア18とは、図1における紙面垂直方向である軸方
向に互いに位置をずらして配設されている。
動ギア18とは、図1における紙面垂直方向である軸方
向に互いに位置をずらして配設されている。
【0034】前記第1揺動ギア17の近傍には、この第
1揺動ギア17が前記搬送ローラ7の逆回転時に前記揺
動板15の揺動によって図1における反時計方向に移動
された際に噛合される第1伝達ギア19が配設されてお
り、前記第1揺動ギア17は、この第1伝達ギア19に
逆回転時における紙送りモータ9の駆動力を伝達するよ
うになっている。また、前記第1伝達ギア19には、こ
の第1伝達ギア19とほぼ同径とされた第2伝達ギア2
0が噛合されており、前記第1伝達ギア19は、この第
2伝達ギア20に逆回転時における紙送りモータ9の駆
動力を伝達するようになっている。前記第2伝達ギア2
0は、前記第1伝達ギア19が噛合する第1ギア20a
と前記第2揺動ギアが噛合する第2ギア20bとの2段
ギアとなっている。
1揺動ギア17が前記搬送ローラ7の逆回転時に前記揺
動板15の揺動によって図1における反時計方向に移動
された際に噛合される第1伝達ギア19が配設されてお
り、前記第1揺動ギア17は、この第1伝達ギア19に
逆回転時における紙送りモータ9の駆動力を伝達するよ
うになっている。また、前記第1伝達ギア19には、こ
の第1伝達ギア19とほぼ同径とされた第2伝達ギア2
0が噛合されており、前記第1伝達ギア19は、この第
2伝達ギア20に逆回転時における紙送りモータ9の駆
動力を伝達するようになっている。前記第2伝達ギア2
0は、前記第1伝達ギア19が噛合する第1ギア20a
と前記第2揺動ギアが噛合する第2ギア20bとの2段
ギアとなっている。
【0035】前記第2ギア20bには、前記第2揺動ギ
ア18が、前記搬送ローラ7の正回転時に前記揺動板1
5によって図1における時計方向へ移動された際に噛合
されるようになっており、前記第2揺動ギア18は、こ
の第2伝達ギア20に正回転時における紙送りモータ9
の駆動力を伝達するようになっている。
ア18が、前記搬送ローラ7の正回転時に前記揺動板1
5によって図1における時計方向へ移動された際に噛合
されるようになっており、前記第2揺動ギア18は、こ
の第2伝達ギア20に正回転時における紙送りモータ9
の駆動力を伝達するようになっている。
【0036】前記第2ギア20bには、ギアの歯が形成
されていない間欠部20cを有している。前記間欠部2
0cは、前記給紙ローラ13が給紙動作を完了したとき
に前記第2揺動ギア18の位置に移動され、第2伝達ギ
ア20と第2揺動ギア18との噛合を解除するようにな
っている。従って、前記給紙ローラ13の給紙完了後
は、前記紙送りモータ9の駆動力は前記間欠部20cに
は伝達されずに前記搬送ローラ7にのみ伝達されるよう
になっている。
されていない間欠部20cを有している。前記間欠部2
0cは、前記給紙ローラ13が給紙動作を完了したとき
に前記第2揺動ギア18の位置に移動され、第2伝達ギ
ア20と第2揺動ギア18との噛合を解除するようにな
っている。従って、前記給紙ローラ13の給紙完了後
は、前記紙送りモータ9の駆動力は前記間欠部20cに
は伝達されずに前記搬送ローラ7にのみ伝達されるよう
になっている。
【0037】前記第2伝達ギア20の同軸上には、この
第2伝達よりも大径とされ、この第2伝達ギア20と一
体的に回転する第3伝達ギア21が配設されており、こ
の第3伝達ギア21には前記給紙ローラギア14が噛合
されている。従って、前記第2伝達ギア20に伝達され
た紙送りモータ9の駆動力は、前記第3伝達ギア21を
介して前記給紙ローラギア14に伝達されるようになっ
ている。
第2伝達よりも大径とされ、この第2伝達ギア20と一
体的に回転する第3伝達ギア21が配設されており、こ
の第3伝達ギア21には前記給紙ローラギア14が噛合
されている。従って、前記第2伝達ギア20に伝達され
た紙送りモータ9の駆動力は、前記第3伝達ギア21を
介して前記給紙ローラギア14に伝達されるようになっ
ている。
【0038】なお、前記第1揺動ギア17が前記第2伝
達ギア20に紙送りモータ9の駆動力を伝達するとき
と、前記第2揺動ギア18が第2伝達ギア20に紙送り
モータ9の駆動力を伝達するときとでは、これら第1揺
動ギア17および第2揺動ギア3の回転方向は互いに逆
方向であるが、前記第1揺動ギア17の駆動力は前記第
1伝達ギア19を介して第2伝達ギア20に伝達される
ため、前記第2伝達ギア20およびこの第2伝達ギア2
0と一体的に回転する前記第3伝達ギア21は前記搬送
ローラ7の回転方向によらず常に一方向に回転するよう
になっている。従って、前記第3伝達ギア21に噛合さ
れた前記給紙ローラギア14は、常に給紙方向に回転す
るようになっている。
達ギア20に紙送りモータ9の駆動力を伝達するとき
と、前記第2揺動ギア18が第2伝達ギア20に紙送り
モータ9の駆動力を伝達するときとでは、これら第1揺
動ギア17および第2揺動ギア3の回転方向は互いに逆
方向であるが、前記第1揺動ギア17の駆動力は前記第
1伝達ギア19を介して第2伝達ギア20に伝達される
ため、前記第2伝達ギア20およびこの第2伝達ギア2
0と一体的に回転する前記第3伝達ギア21は前記搬送
ローラ7の回転方向によらず常に一方向に回転するよう
になっている。従って、前記第3伝達ギア21に噛合さ
れた前記給紙ローラギア14は、常に給紙方向に回転す
るようになっている。
【0039】前記キャリッジ5と前記給紙ローラギア1
4との間のサイドフレーム2aには、前記給紙ローラ1
3が給紙を行なわない非給紙時に前記給紙ローラギア1
4を制止する給紙制動部材22が配設されている。
4との間のサイドフレーム2aには、前記給紙ローラ1
3が給紙を行なわない非給紙時に前記給紙ローラギア1
4を制止する給紙制動部材22が配設されている。
【0040】前記給紙制動部材22は、図示しないコイ
ルばね等の弾性部材によって図1における反時計方向に
付勢された円盤状の回動支持部23を有している。前記
回動支持部23のキャリッジ5側には、前記キャリッジ
5が当接するためのキャリッジ側アーム24が形成され
ており、また、前記回動支持部23の給紙ローラ13側
には、給紙時に給紙ローラ13に係合する給紙ローラ側
アーム25が形成されている。前記給紙ローラ側アーム
25の先端部には、非給紙時に給紙ローラギア14に係
合して回転を止めるストッパ26が設けられている。
ルばね等の弾性部材によって図1における反時計方向に
付勢された円盤状の回動支持部23を有している。前記
回動支持部23のキャリッジ5側には、前記キャリッジ
5が当接するためのキャリッジ側アーム24が形成され
ており、また、前記回動支持部23の給紙ローラ13側
には、給紙時に給紙ローラ13に係合する給紙ローラ側
アーム25が形成されている。前記給紙ローラ側アーム
25の先端部には、非給紙時に給紙ローラギア14に係
合して回転を止めるストッパ26が設けられている。
【0041】前記キャリッジ側アーム24の先端部に
は、前記弾性部材の付勢力によって前記キャリッジシャ
フト4の外周面に当接する湾曲面27が形成されてい
る。さらに、前記キャリッジ側アーム24の先端部であ
って前記湾曲面27のキャリッジ5側には、前記キャリ
ッジ5の移動方向に沿って下方に傾斜する傾斜面が形成
されたキャリッジ当接面28が設けられている。
は、前記弾性部材の付勢力によって前記キャリッジシャ
フト4の外周面に当接する湾曲面27が形成されてい
る。さらに、前記キャリッジ側アーム24の先端部であ
って前記湾曲面27のキャリッジ5側には、前記キャリ
ッジ5の移動方向に沿って下方に傾斜する傾斜面が形成
されたキャリッジ当接面28が設けられている。
【0042】前記軸受5aの図1における紙面前方であ
って前記キャリッジシャフト4近傍位置に、このキャリ
ッジシャフト4と同心になるように円弧状に湾曲し、前
記左側面に対して左方に直角に延出した制動解除部材2
9を有しており、この制動解除部材29は前記キャリッ
ジ5と一体に移動するようになっている。前記制動解除
部材23は、キャリッジ5が記録時の移動範囲を越えて
前記給紙制動部材22の配設されているサイドフレーム
2a側に移動した際に前記キャリッジ当接面28に当接
するようになっており、前記給紙ローラ13は、制動解
除部材29がキャリッジ当接面28への当接状態を保持
しながら外方に移動することにともなって図1における
時計方向に回動するようになっている。
って前記キャリッジシャフト4近傍位置に、このキャリ
ッジシャフト4と同心になるように円弧状に湾曲し、前
記左側面に対して左方に直角に延出した制動解除部材2
9を有しており、この制動解除部材29は前記キャリッ
ジ5と一体に移動するようになっている。前記制動解除
部材23は、キャリッジ5が記録時の移動範囲を越えて
前記給紙制動部材22の配設されているサイドフレーム
2a側に移動した際に前記キャリッジ当接面28に当接
するようになっており、前記給紙ローラ13は、制動解
除部材29がキャリッジ当接面28への当接状態を保持
しながら外方に移動することにともなって図1における
時計方向に回動するようになっている。
【0043】前記給紙ローラギア14の外側面には、非
給紙時に前記給紙制動部材22に係止されるとともに給
紙時に前記給紙制動部材22の給紙ローラギア14から
の解除状態を保持するための係止摺動部材24が配設さ
れている。
給紙時に前記給紙制動部材22に係止されるとともに給
紙時に前記給紙制動部材22の給紙ローラギア14から
の解除状態を保持するための係止摺動部材24が配設さ
れている。
【0044】前記係止摺動部材24は、前記給紙ローラ
ギア14と同心とされた円弧形状に形成された摺接部3
1aと、この摺接部31aの両端部に形成された係止用
開口部31bとからなる。
ギア14と同心とされた円弧形状に形成された摺接部3
1aと、この摺接部31aの両端部に形成された係止用
開口部31bとからなる。
【0045】前記摺接部31aは、給紙時に前記給紙ロ
ーラギア14と一体的に回転し、前記給紙制動部材22
のストッパ26を円弧形状の外周面に摺接させるように
なっている。前記係止用開口部31bは、非給紙時に前
記ストッパ26によって係止されるようになっており、
このため、非給紙時に前記給紙ローラギア14は回転を
行なわないようになっている。
ーラギア14と一体的に回転し、前記給紙制動部材22
のストッパ26を円弧形状の外周面に摺接させるように
なっている。前記係止用開口部31bは、非給紙時に前
記ストッパ26によって係止されるようになっており、
このため、非給紙時に前記給紙ローラギア14は回転を
行なわないようになっている。
【0046】前記ストッパ26には、非給紙時において
後述する揺動板15の揺動を係止するための係止ピン3
2が配設されている。
後述する揺動板15の揺動を係止するための係止ピン3
2が配設されている。
【0047】一方、前記揺動板15には、非給紙時に前
記給紙制動部材22の係止ピン32に係合する板状のレ
バー33が配設されており、このレバー33に前記係止
ピン32が掛かることによって、非給紙時における揺動
板15の揺動を係止するようになっている。
記給紙制動部材22の係止ピン32に係合する板状のレ
バー33が配設されており、このレバー33に前記係止
ピン32が掛かることによって、非給紙時における揺動
板15の揺動を係止するようになっている。
【0048】次に、本発明の実施形態の作用について説
明する。
明する。
【0049】図1に示すように、前記キャリッジ5が記
録時における移動範囲内にあるときは、前記給紙制動部
材22は図1における反時計方向に移動されている。こ
のとき、給紙制動部材22の先端のストッパ26が前記
係止摺接部材30の係止用開口部31bを係止している
ため、前記給紙ローラギア14は回転を行なえず、前記
給紙ローラ13は停止状態になっている。また、前記揺
動板15のレバー33には、前記係止ピン32が掛かっ
ており、このため、揺動板15の揺動が係止されてい
る。
録時における移動範囲内にあるときは、前記給紙制動部
材22は図1における反時計方向に移動されている。こ
のとき、給紙制動部材22の先端のストッパ26が前記
係止摺接部材30の係止用開口部31bを係止している
ため、前記給紙ローラギア14は回転を行なえず、前記
給紙ローラ13は停止状態になっている。また、前記揺
動板15のレバー33には、前記係止ピン32が掛かっ
ており、このため、揺動板15の揺動が係止されてい
る。
【0050】次に、前記キャリッジ5が記録時における
移動範囲を越えて給紙制動部材22が配設されているサ
イドフレーム2a側に移動すると、前記キャリッジ5の
制動解除部材29が前記給紙制動部材22のキャリッジ
側アーム24先端のキャリッジ当接面28に当接する。
そして、前記キャリッジ5が制動解除部材29とキャリ
ッジ当接面28との当接状態を保持しながらさらにサイ
ドフレーム2a側に移動すると、前記給紙制動部材22
は当接解除部材12に押動されるようにして前記係止解
除部材24から離間する方向に回動する。
移動範囲を越えて給紙制動部材22が配設されているサ
イドフレーム2a側に移動すると、前記キャリッジ5の
制動解除部材29が前記給紙制動部材22のキャリッジ
側アーム24先端のキャリッジ当接面28に当接する。
そして、前記キャリッジ5が制動解除部材29とキャリ
ッジ当接面28との当接状態を保持しながらさらにサイ
ドフレーム2a側に移動すると、前記給紙制動部材22
は当接解除部材12に押動されるようにして前記係止解
除部材24から離間する方向に回動する。
【0051】そして、前記給紙制動部材22の回動によ
って前記ストッパ26が係止用開口部31bから離間さ
れて前記給紙ローラギア14の係止が解除される。ま
た、これにともなって前記係止ピン32が前記レバー3
3からはずれて前記揺動板15の係止が解除される。
って前記ストッパ26が係止用開口部31bから離間さ
れて前記給紙ローラギア14の係止が解除される。ま
た、これにともなって前記係止ピン32が前記レバー3
3からはずれて前記揺動板15の係止が解除される。
【0052】次に、この状態で前記紙送りモータ9を逆
回転させて前記搬送ローラ7を記録紙の搬送方向と逆方
向に回転させる。
回転させて前記搬送ローラ7を記録紙の搬送方向と逆方
向に回転させる。
【0053】前記紙送りモータ9の駆動力は、図示しな
い伝達機構を介して前記駆動伝達ギア16に伝達され、
この駆動伝達ギア16は図1における反時計方向に回転
する。これにともなって前記揺動板15も同方向に回転
し、図3に示すように、揺動板15に取付けられている
前記第1揺動ギア17が前記第1伝達ギア19の位置ま
で移動して、この第1伝達ギア19に噛合する。
い伝達機構を介して前記駆動伝達ギア16に伝達され、
この駆動伝達ギア16は図1における反時計方向に回転
する。これにともなって前記揺動板15も同方向に回転
し、図3に示すように、揺動板15に取付けられている
前記第1揺動ギア17が前記第1伝達ギア19の位置ま
で移動して、この第1伝達ギア19に噛合する。
【0054】前記第1揺動ギア17は前記第1伝達ギア
19に噛合した際に前記駆動伝達ギア16の回転に従動
して図3における時計方向に回転しているため、前記第
1伝達ギア19はこの回転を受けて反時計方向に回転す
る。さらに、前記第1伝達ギア19に噛合されている第
2伝達ギア20は、この第1ギアの回転を受けて時計方
向に回転し、これにともなって第2伝達ギア20と一体
形成されている前記第3伝達ギア21が同方向に回転す
る。
19に噛合した際に前記駆動伝達ギア16の回転に従動
して図3における時計方向に回転しているため、前記第
1伝達ギア19はこの回転を受けて反時計方向に回転す
る。さらに、前記第1伝達ギア19に噛合されている第
2伝達ギア20は、この第1ギアの回転を受けて時計方
向に回転し、これにともなって第2伝達ギア20と一体
形成されている前記第3伝達ギア21が同方向に回転す
る。
【0055】前記第3伝達ギア21の回転により、この
第3伝達ギア21に噛合されている前記給紙ローラギア
14が図3における反時計方向に回転し、これによっ
て、前記給紙ローラ13が同方向すなわち給紙方向に回
転して記録紙を搬送ローラ7の方向に供給する。このと
き、前記係止摺接部材30は給紙ローラ13と一体に回
転を行なう。
第3伝達ギア21に噛合されている前記給紙ローラギア
14が図3における反時計方向に回転し、これによっ
て、前記給紙ローラ13が同方向すなわち給紙方向に回
転して記録紙を搬送ローラ7の方向に供給する。このと
き、前記係止摺接部材30は給紙ローラ13と一体に回
転を行なう。
【0056】前記係止摺接部材30の回転により、この
係止摺接部材30の前記係止用開口部31bも回転して
ストッパ26を係止していた位置から移動する。これに
ともなって前記給紙制動部材22によって係止用開口部
31bから離間されている前記ストッパ26に対向する
位置には、摺接部31aの外周面が位置する。そして、
この状態で前記キャリッジ5を給紙制動部材22から離
間させると、給紙制動部材22は弾性部材の付勢力によ
って図3における反時計方向に回動し、摺接部31aの
外周面に摺接するため、前記給紙ローラギア14が制動
されることはない。従って、キャリッジ5が給紙制動部
材22を押し続けなくとも給紙制動部材22の制動解除
状態が保持できるため前記給紙ローラ13が給紙動作を
行なうことができ、このため、給紙動作中にキャリッジ
5を前記給紙制動部材22から離間させて次の記録開始
位置まで移動させることができる。そして給紙制動部材
22から離間させたキャリッジ5は、記録開始位置まで
移動する。
係止摺接部材30の前記係止用開口部31bも回転して
ストッパ26を係止していた位置から移動する。これに
ともなって前記給紙制動部材22によって係止用開口部
31bから離間されている前記ストッパ26に対向する
位置には、摺接部31aの外周面が位置する。そして、
この状態で前記キャリッジ5を給紙制動部材22から離
間させると、給紙制動部材22は弾性部材の付勢力によ
って図3における反時計方向に回動し、摺接部31aの
外周面に摺接するため、前記給紙ローラギア14が制動
されることはない。従って、キャリッジ5が給紙制動部
材22を押し続けなくとも給紙制動部材22の制動解除
状態が保持できるため前記給紙ローラ13が給紙動作を
行なうことができ、このため、給紙動作中にキャリッジ
5を前記給紙制動部材22から離間させて次の記録開始
位置まで移動させることができる。そして給紙制動部材
22から離間させたキャリッジ5は、記録開始位置まで
移動する。
【0057】前記給紙ローラ13の回転によって記録紙
は前記搬送ローラ7と圧接ローラ8との圧接位置11ま
で搬送されるが、このとき前記搬送ローラ7は搬送方向
と逆方向に回転しているため、記録紙の先端は逆回転し
ている搬送ローラ7の外周に当接して先に進まない。こ
のため、図4に示すように記録紙の先端に撓みが生じ、
この撓みの剛性の強さで記録紙の前記先端が搬送ローラ
7の外周面に均一に当接することができる。
は前記搬送ローラ7と圧接ローラ8との圧接位置11ま
で搬送されるが、このとき前記搬送ローラ7は搬送方向
と逆方向に回転しているため、記録紙の先端は逆回転し
ている搬送ローラ7の外周に当接して先に進まない。こ
のため、図4に示すように記録紙の先端に撓みが生じ、
この撓みの剛性の強さで記録紙の前記先端が搬送ローラ
7の外周面に均一に当接することができる。
【0058】そして、前記記録紙の先端が搬送ローラ7
に均一に当接すると、前記制御部10はこの当接状態を
検出し、前記紙送りモータ9の回転を正回転に切換え
る。
に均一に当接すると、前記制御部10はこの当接状態を
検出し、前記紙送りモータ9の回転を正回転に切換え
る。
【0059】前記紙送りモータ9の正回転の駆動力は、
図示しない伝達機構を介して前記駆動伝達ギア16に伝
達され、この駆動伝達ギア16は図3における時計方向
に回転する。これにともなって前記揺動板15も同方向
に回転し、図5に示すように、前記揺動板15に取付け
られている前記第2揺動ギア18が前記第2伝達ギア2
0の位置まで移動され、この第2伝達ギア20の第2ギ
ア20bに噛合する。
図示しない伝達機構を介して前記駆動伝達ギア16に伝
達され、この駆動伝達ギア16は図3における時計方向
に回転する。これにともなって前記揺動板15も同方向
に回転し、図5に示すように、前記揺動板15に取付け
られている前記第2揺動ギア18が前記第2伝達ギア2
0の位置まで移動され、この第2伝達ギア20の第2ギ
ア20bに噛合する。
【0060】前記第2揺動ギア18は前記第2伝達ギア
20に噛合した際に前記駆動伝達ギア16の回転に従動
して図5における反時計方向に回転しているため、前記
第2伝達ギア20はこの回転を受けて時計方向に回転す
る。これにともなって第2伝達ギア20と一体形成され
ている前記第3伝達ギア21が同方向に回転する。
20に噛合した際に前記駆動伝達ギア16の回転に従動
して図5における反時計方向に回転しているため、前記
第2伝達ギア20はこの回転を受けて時計方向に回転す
る。これにともなって第2伝達ギア20と一体形成され
ている前記第3伝達ギア21が同方向に回転する。
【0061】前記第3伝達ギア21の回転により、この
第3伝達ギア21に噛合されている前記給紙ローラギア
14が図5における反時計方向に回転し、これによっ
て、前記給紙ローラ13が同方向すなわち給紙方向に回
転して給紙方向への記録紙の供給を続ける。なお、この
とき、前記摺接部31aは給紙ローラ13と一体に回転
を行なうが、この回転する摺接部31aの外周面には前
記給紙制動部材22のストッパ26が摺接している。
第3伝達ギア21に噛合されている前記給紙ローラギア
14が図5における反時計方向に回転し、これによっ
て、前記給紙ローラ13が同方向すなわち給紙方向に回
転して給紙方向への記録紙の供給を続ける。なお、この
とき、前記摺接部31aは給紙ローラ13と一体に回転
を行なうが、この回転する摺接部31aの外周面には前
記給紙制動部材22のストッパ26が摺接している。
【0062】そして、前記給紙ローラ13が1回転を完
了すると、前記ストッパ26の位置に前記係止用開口部
31bが再び移動され、前記弾性部材の付勢力によりス
トッパ26はこの係止用開口部31bに挿入されてこの
係止用開口部31bを係止する。これによって給紙ロー
ラ13は回転を停止する。このとき、前記第2伝達ギア
20の間欠部20cが前記第2揺動ギア18の対向位置
に移動され、前記給紙ローラギア14への紙送りモータ
9の駆動力伝達経路は解除される。そして、その後は前
記搬送ローラ7のみに紙送りモータ9の駆動力を伝達
し、この搬送ローラ7のみによって記録紙をプラテン3
上に搬送する。なお、このとき、記録紙上には前記給紙
ローラ13の切欠き部13aが移動しているため、給紙
ローラ13が搬送される記録紙に負荷を与えることはな
く、前記搬送ローラ7による搬送が円滑に行なわれる。
了すると、前記ストッパ26の位置に前記係止用開口部
31bが再び移動され、前記弾性部材の付勢力によりス
トッパ26はこの係止用開口部31bに挿入されてこの
係止用開口部31bを係止する。これによって給紙ロー
ラ13は回転を停止する。このとき、前記第2伝達ギア
20の間欠部20cが前記第2揺動ギア18の対向位置
に移動され、前記給紙ローラギア14への紙送りモータ
9の駆動力伝達経路は解除される。そして、その後は前
記搬送ローラ7のみに紙送りモータ9の駆動力を伝達
し、この搬送ローラ7のみによって記録紙をプラテン3
上に搬送する。なお、このとき、記録紙上には前記給紙
ローラ13の切欠き部13aが移動しているため、給紙
ローラ13が搬送される記録紙に負荷を与えることはな
く、前記搬送ローラ7による搬送が円滑に行なわれる。
【0063】そして、記録紙のプラテン3上への搬送が
完了したとき前記キャリッジ5は既に記録開始位置に移
動しているため、記録紙の搬送の完了と同時にこの記録
紙への記録を開始させることができる。
完了したとき前記キャリッジ5は既に記録開始位置に移
動しているため、記録紙の搬送の完了と同時にこの記録
紙への記録を開始させることができる。
【0064】したがって、本発明の実施形態によれば、
給紙時に前記給紙制動部材22を前記係止摺接部材30
の摺接部31aの外周に摺接させることによって給紙制
動部材22による給紙ローラギア14の制動解除状態を
保持できるため、キャリッジ5が給紙制動部材22を押
し続けなくとも給紙ローラ13による給紙を行なうこと
が可能になる。
給紙時に前記給紙制動部材22を前記係止摺接部材30
の摺接部31aの外周に摺接させることによって給紙制
動部材22による給紙ローラギア14の制動解除状態を
保持できるため、キャリッジ5が給紙制動部材22を押
し続けなくとも給紙ローラ13による給紙を行なうこと
が可能になる。
【0065】なお、本発明は前記実施の形態のものに限
定されるものではなく、必要に応じて種々変更すること
が可能である。例えば、前記摺接部31aの内周面を前
記ストッパ26の摺接面とし、この摺接面にストッパ2
6を摺接させることによって給紙時における給紙制動部
材22の制動解除状態を保持するようにしてもよい。
定されるものではなく、必要に応じて種々変更すること
が可能である。例えば、前記摺接部31aの内周面を前
記ストッパ26の摺接面とし、この摺接面にストッパ2
6を摺接させることによって給紙時における給紙制動部
材22の制動解除状態を保持するようにしてもよい。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように本発明の請求項1に係
るプリンタの給紙機構によれば、前記摺接部によって給
紙時に給紙制動部材の解除状態を保持することができる
ため、給紙時にキャリッジを給紙制動部材から離間させ
て記録開始位置に移動させることができ、キャリッジに
よる記録の開始を迅速に行なうことができる等の効果を
奏する。
るプリンタの給紙機構によれば、前記摺接部によって給
紙時に給紙制動部材の解除状態を保持することができる
ため、給紙時にキャリッジを給紙制動部材から離間させ
て記録開始位置に移動させることができ、キャリッジに
よる記録の開始を迅速に行なうことができる等の効果を
奏する。
【0067】請求項2に係るプリンタの給紙機構によれ
ば、給紙時に前記給紙制動部材を前記係止摺動部材に摺
接させることができるため、請求項1に係るプリンタの
給紙機構の効果に加え、前記給紙制動部材の解除状態を
簡易な構成により保持することができる。
ば、給紙時に前記給紙制動部材を前記係止摺動部材に摺
接させることができるため、請求項1に係るプリンタの
給紙機構の効果に加え、前記給紙制動部材の解除状態を
簡易な構成により保持することができる。
【図1】 本発明に係るプリンタの給紙機構の実施形態
を示す左側面図
を示す左側面図
【図2】 本発明に係るプリンタの給紙機構の実施形態
を示す正面図
を示す正面図
【図3】 本発明に係るプリンタの給紙機構の実施形態
において、第1揺動ギアと第1伝達ギアとの噛合状態を
示す図
において、第1揺動ギアと第1伝達ギアとの噛合状態を
示す図
【図4】 本発明に係るプリンタの給紙機構の実施形態
において、記録紙の搬送状態を示す図
において、記録紙の搬送状態を示す図
【図5】 本発明に係るプリンタの給紙機構の実施形態
において、第2揺動ギアと第2伝達ギアとの噛合状態を
示す図
において、第2揺動ギアと第2伝達ギアとの噛合状態を
示す図
1 プリンタ
7 搬送ローラ
11 圧接位置
13 給紙ローラ
14 給紙ローラギア
22 給紙制動部材
24 キャリッジ側アーム
25 給紙ローラ側アーム
26 ストッパ
28 キャリッジ当接面
29 制動解除部材
30 係止摺接部材
31a 摺接部
31b 係止用開口部
32 係止ピン
Claims (2)
- 【請求項1】 記録紙載置部に載置された記録紙を搬送
ローラに供給する給紙ローラを設けるとともに、この給
紙ローラによって供給される記録紙をプリンタのプラテ
ンとキャリッジとの間に搬送する搬送ローラを設け、記
録紙の給紙時に紙送りモータの駆動力を前記給紙ローラ
に伝達する給紙ローラギアを前記給紙ローラと同軸状に
取付けたプリンタの給紙機構であって、 非給紙時に前記給紙ローラギアの回転を制する給紙制動
部材を有し、給紙時に前記キャリッジの移動にともなっ
て前記給紙制動部材による制動状態を解除する制動解除
部材を前記キャリッジに設け、非給紙時に前記給紙制動
部材に係止されるとともに給紙時に前記給紙制動部材を
摺接させる係止摺接部材を前記給紙ローラギアに設けた
ことを特徴とするプリンタの給紙機構。 - 【請求項2】 前記係止摺接部材を、前記給紙ローラギ
アと同心の円弧形状に形成し、この円弧形状の両端部を
非給紙時における前記給紙制動部材により係止させると
ともに、前記円弧形状の外周面により給紙時における前
記給紙制動部材を摺接させるようにしたことを特徴とす
る請求項1に記載のプリンタの給紙機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10239092A JP2000062266A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | プリンタの給紙機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10239092A JP2000062266A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | プリンタの給紙機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000062266A true JP2000062266A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=17039704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10239092A Withdrawn JP2000062266A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | プリンタの給紙機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000062266A (ja) |
-
1998
- 1998-08-25 JP JP10239092A patent/JP2000062266A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050831 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050927 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20051027 |