JP2000062035A - ドラム缶内装袋とその製造方法 - Google Patents

ドラム缶内装袋とその製造方法

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JP2000062035A JP10232622A JP23262298A JP2000062035A JP 2000062035 A JP2000062035 A JP 2000062035A JP 10232622 A JP10232622 A JP 10232622A JP 23262298 A JP23262298 A JP 23262298A JP 2000062035 A JP2000062035 A JP 2000062035A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ドラム缶内に内嵌されて使用される樹脂製のド
ラム缶内装袋を、任意の厚さの樹脂材を用いて簡単かつ
能率よく製造することのできるものにする。 【解決手段】ドラム缶2の内径に略等しい外径を有する
樹脂製の円筒部6の下端全周に亘って樹脂製の底部7を
連設した後、円板部分8aの全周に環状周壁部分8bを
リブ状に立ち上げ連設してなる樹脂製の天井部8を、そ
の環状周壁部分8bが外方に露呈される方向から前記円
筒部6の上端部に内嵌し、環状周壁部分8bの外周面と
円筒部6の内周面とを接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラム缶に内嵌さ
れる樹脂製のドラム缶内装袋と、その製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】薬液や化学液体の貯留や運搬に使用され
るドラム缶においては、ドラム缶に内装袋をはめ込んで
使用したうえで、使用後に前記内装袋を取り外して、新
しい内装袋に取り替えることが実施されており、これに
より、ドラム缶のリサイクリル使用を容易にしている。
【0003】このような内装袋は、耐薬品性に優れたポ
リエチレンなどの樹脂材を用いてドラム缶の内部空間と
略同じ形状の口付きの袋状に形成してなり、このように
構成した内装袋を天板を取り外して開放したドラム缶に
収容した後、再び天板をドラム缶に取り付けて収納する
ようになっている。
【0004】従来使用されているドラム缶内装袋として
は、径に略等しい外径を有する円筒部と、この円筒部の
下端全周に亘って連なる底部と、円筒部の上端全周に亘
って連なる天井部とを備えるとともに、ドラム缶の天板
に備えられた開閉自在な開口に臨む口を前記天井部に形
成したものが利用されており、例えば、以下のような方
法で製造されていた。
【0005】図6(a)に示すように、先ず、予め底部
を有する円筒容器状に形成しておいた本体11を、ドラ
ム缶と同径の円筒金型12に嵌め入れるとともに、本体
11の上端部を金型12の上端で外側に折り返し、その
上から円板状の天井部13を載せ付け、本体11の上端
折り返し部11aと天井部13とを全周に亘って熱溶着
あるいは超音波溶着、などの適宜手段によって接着し、
もって、図6(b)に示すような中空袋状の内装袋1を
構成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記製造方法において
は、本体11の上端を折り返す必要があるので、天井部
13を接着する工程の前工程に手数を要するとともに、
この折り返し工程を自動化するには複雑な設備が必要と
なるものであった。また、本体11を厚くすると金型1
2の上端で折り返すことが行い難くなるため、樹脂厚さ
を厚くして特に耐久性を高くした本体11に密封性高く
天井部13を接着することが困難となっていた。
【0007】なお、内装袋全体をブロー成型によって中
空袋状に製造することも考えられるが、この製造手段に
よると、内装袋の厚さを全体に亘って均一にすることが
困難であり、局部的に薄い部分が発生することは薬液な
どを貯留する上で不都合となるものであり、この種の中
空容器を製造する手段としては好ましくないものであ
る。
【0008】本発明は、このような実情に着目してなさ
れたものであって、任意の厚さの樹脂材を用いて簡単か
つ能率よく製造することのできるドラム缶内装袋とその
製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次のように構成している。
【0010】すなわち、請求項1に係る発明のドラム缶
内装袋は、ドラム缶に内嵌されて使用されるドラム缶内
装袋であって、前記ドラム缶の内径に略等しい外径を有
する樹脂製の円筒部と、この円筒部の下端全周に亘って
連なる樹脂製の底部と、円筒部の上端全周に亘って連な
る樹脂製の天井部とを備えるとともに、前記天井部を、
円板部分の全周に環状周壁部分をリブ状に立ち上げ連設
して成形するとともに、その環状周壁部分を前記円筒部
の上端に内嵌し、当該環状周壁部分と円筒部の上端とを
接着してあることを特徴とする。
【0011】請求項2に係る発明のドラム缶内装袋の製
造方法は、ドラム缶に内嵌されるドラム缶内装袋の製造
方法であって、前記ドラム缶の内径に略等しい外径を有
する樹脂製の円筒部の下端全周に亘って樹脂製の底部を
連設した後、円板部分の全周に環状周壁部分をリブ状に
立ち上げ連設してなる樹脂製の天井部を、その環状周壁
部分が外方に露呈される方向から前記円筒部の上端部に
内嵌し、環状周壁部分の外周面と円筒部の内周面とを接
着することを特徴とする。
【0012】〔作用〕円筒部に天井部を連結する行程で
は、円筒部の上端部に環状周壁部分を、その環状周壁部
分が外方に露呈される方向から円筒部の上端部に内嵌
し、この状態で、円筒部の外周から熱溶着ローラや超音
波溶着ヘッドなどを作用させることで、環状周壁部分を
円筒部の上端部に接着する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1は、内装袋1を収容したドラム缶2
が、また、図2にはその分解状態が、図3には内装袋1
の分解状態が、図4には製造途中の状態がそれぞれ示さ
れている。前記内装袋1は、ドラム缶2の内部空間にほ
とんど隙間なく収容される大きさの中空袋状にポリエチ
レン等の耐薬品性に優れた樹脂で形成され、その天面に
突設した短筒状の口3(図4参照)にキャップ5が装着
される。
【0015】図3に示すように、内装袋1は、ドラム缶
2の内径に略等しい外径を有する円筒部6と、この円筒
部6の下端全周に亘って連なる底部7と、円筒部6の上
端全周に亘って連なる天井部8とからなり、別工程で成
形されたこれら円筒部6、底部7、および、天井部8を
以下のような手順で連結して中空袋状に形成する。
【0016】前記底部7は、円板部分7aの全周に環状
周壁部分7bをリブ状に立ち上げ連設した形状に成形さ
れたものであり、図4(a)に示すように、円筒部6の
下端部に環状周壁部分7bを外嵌させるとともに、この
嵌合部を内側から支持するように、円筒部6の内部に環
状の受け部材9を配備し、この状態で、環状周壁部分7
bの外周全周に熱溶着ローラや超音波溶着ヘッドなどの
溶着機構10を作用させ、もって、環状周壁部分7bを
円筒部6の下端部に全周に亘って溶着する。
【0017】前記天井部8は、底部7と同様、円板部分
8aの全周に環状周壁部分8bをリブ状に立ち上げ連設
するとともに、円板部分8aの適所に前記口3を環状周
壁部分6bの立ち上げ方向と同方向に突設した形状に成
形されたものであり、図4(b)に示すように、円筒部
6の上端部に環状周壁部分8bを、その環状周壁部分8
bが外方に露呈される方向から前記円筒部6の上端部に
内嵌し、この嵌合部を内側から支持するように、環状周
壁部分8bの内部に環状の前記受け部材9を配備し、こ
の状態で、円筒部6の外周から前記溶着機構10を作用
させ、もって、環状周壁部分8bを円筒部6の上端部に
全周に亘って溶着する。
【0018】このように天井部8は、底部7と同形状に
成形すればよく、両者の違いは口3の有無だけであるの
で、成形品の共通化が図れて成形の手間は格段に少なく
なる。さらには、天井部8の溶着に用いる受け部材9
は、底部7で用いるものを兼用することができるので、
その分、溶着に要するコストを低減することもできる。
【0019】以上の工程を経て、図4(c)に示すよう
に、円筒部6の上下に天井部8と底部7を接合して中空
袋状に成形した内装袋1が形成され、この内装袋1を、
天板2aを取り外したドラム缶2に収容した上で再び天
板2aを取り付けて、耐腐食性に優れた液体貯留用容器
が完成する。
【0020】なお、本発明は、以下のような形態で実施
することも可能である。
【0021】 図5に示すように、底部7を円筒部6
の下端部に内嵌した状態で、環状周壁部分7bを円筒部
6の下端部に全周に亘って溶着してもよい。
【0022】 円筒部6と底部7とを予め一体成形し
たものに、別途成形した前記天井部8を上記手順で溶着
することも可能である。
【0023】 溶着に代えて接着剤を用いて密着する
ようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果が得られる。 天井部の全周に形成した環状周壁部を筒状部の上端
部に内嵌することで、接合代を十分とって密着すること
ができ、接合部の水封性を高いものにできる。
【0025】 従来の製造手段のように、筒状部の端
部を折り返すような手間のかかる行程が不要であるの
で、製造行程が簡単となり、能率の高い製造が可能とな
るとともに、自動化への発展が容易となる。
【0026】 筒状部の端部を折り返す必要がないの
で、厚い樹脂材を使用することが容易となり、耐薬品性
の高い内装袋を得るのに有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内装袋を収容したドラム缶の斜視図である。
【図2】ドラム缶と内装袋との分解斜視図である。
【図3】内装袋の構成を示す分解斜視図である。
【図4】内装袋の製造工程を示す断面図である。
【図5】内装袋の別実施例を示す断面図である。
【図6】従来の内装袋の製造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 内装袋 2 ドラム缶 3 口 4 開口 6 円筒部 7 底部 8 天井部 8a 円板部分 8b 環状周壁部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月6日(1999.8.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】すなわち、請求項1に係る発明のドラム缶
内装袋は、ドラム缶に内嵌されて使用されるドラム缶内
装袋であって、前記ドラム缶の内径に略等しい外径を有
する樹脂製の円筒部と、この円筒部の下端全周に亘って
連なる樹脂製の底部と、前記円筒部の上端全周に亘って
連なる樹脂製の天井部とを備えるとともに、前記天井部
を、円板部分の全周に環状周壁部分をリブ状に立ち上げ
連設して成形し、その環状周壁部分を、前記環状周壁部
分が外方に露呈するように、前記円筒部の上端に内嵌し
て、当該環状周壁部分と円筒部の上端とを接着してある
ことを特徴とする。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム缶に内嵌されて使用されるドラム
    缶内装袋であって、 前記ドラム缶の内径に略等しい外径を有する樹脂製の円
    筒部と、この円筒部の下端全周に亘って連なる樹脂製の
    底部と、円筒部の上端全周に亘って連なる樹脂製の天井
    部とを備えるとともに、 前記天井部を、円板部分の全周に環状周壁部分をリブ状
    に立ち上げ連設して成形するとともに、その環状周壁部
    分を前記円筒部の上端に内嵌し、当該環状周壁部分と円
    筒部の上端とを接着してあることを特徴とするドラム缶
    内装袋。
  2. 【請求項2】 ドラム缶に内嵌されるドラム缶内装袋の
    製造方法であって、 前記ドラム缶の内径に略等しい外径を有する樹脂製の円
    筒部の下端全周に亘って樹脂製の底部を連設した後、円
    板部分の全周に環状周壁部分をリブ状に立ち上げ連設し
    てなる樹脂製の天井部を、その環状周壁部分が外方に露
    呈される方向から前記円筒部の上端部に内嵌し、環状周
    壁部分の外周面と円筒部の内周面とを接着することを特
    徴とするドラム缶内装袋の製造方法。
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