JPH0632852Y2 - エアゾール容器 - Google Patents

エアゾール容器

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JPH0632852Y2
JPH0632852Y2 JP6886388U JP6886388U JPH0632852Y2 JP H0632852 Y2 JPH0632852 Y2 JP H0632852Y2 JP 6886388 U JP6886388 U JP 6886388U JP 6886388 U JP6886388 U JP 6886388U JP H0632852 Y2 JPH0632852 Y2 JP H0632852Y2
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JP
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inner bag
outer cylinder
adapter
aerosol container
mounting cap
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信太郎 室
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Takeuchi Press Industries Co Ltd
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Takeuchi Press Industries Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案のエアゾール容器に関する。さらに詳しくは、可
撓性の内袋に内容物を充填し、外筒内に噴射ガスを封入
した二重容器のエアゾール容器に関する。
本考案のエアゾール容器は、化粧品やコーキング剤など
の容器として用いられるが、これら以外にも種々の産業
分野で用いられている。
[従来の技術] 従来の二重容器のエアゾール容器を第6〜7図に基づき
説明する。
第6図には組立完了前のエアゾール容器が示されてい
る。(51)は金属製の外筒で、比較的口径の大きい口部(5
2)が設けられいる。(53)は後でカーリングされるべき縁
部である。(54)は可撓性材料のフィルムで作られた内袋
で、その内袋(54)の上端開口縁は、鍔状の縁部(55)とな
っている。(56)はトップドームで、下端周縁部には縁部
(57)が形成されている。なおトップドーム(56)の上端開
口部にはマウンティングキャップ(58)でバルブアッセン
ブリ(59)が取つけられる。
トップドーム(56)と外筒(51)との固着は第7図に示され
ているように、トップドーム(56)の縁部(57)と外筒(51)
の縁部(53)との間に内袋(54)の縁部(55)を挟んで、各縁
部を巻き込む巻締法によっている。
[考案が解決しようとする課題] ところで前記従来のエアゾール容器はリークが発生しや
すいという問題がある。
内袋(54)の材料は必ずしもパッキンとして適切な弾力性
を有していないし、巻締加工の段階で内袋(54)の縁部(5
5)が傷んだり、また部分的に密着が充分でないところが
できることなどによる。
そこで本考案は、内袋や外筒からリークが発生しないエ
アゾール容器を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案のエアゾール容器は、(a)バルブアッセンブリ
と、(b)該バルブアッセンブリを外筒の上端開口部に固
着するためのマウンティングキャップと、(c)外筒内部
へ収納される可撓性材料からなる内袋と、(d)合成樹脂
製の筒状部材であって、上端部に鍔状のパッキン部が形
成され、下端部に内袋の上端内周面を接合するための接
合部を有するアダプタとを備え、(e)外筒の上端開口部
のカーリング部に前記アダプタのパッキン部を介在させ
て前記マウンティングキャップを固着し、(f)前記アダ
プタの接合台に内袋の上端開口部を接合したことを特徴
とする。
なお外筒のカーリング部とマウンティングキャップとの
固着は、巻締め、クリンチ、クランプなど任意の手段を
用いることができる。
[作用] 本考案では、アダプタの合成樹脂製のパッキン部が外筒
のカーリング部とマウンティングキャップとの間に挟ま
れて固着されているのが、このパッキン部は弾力性があ
るので、密閉は完全であり、これにより外筒内外のリー
クが防止される。また内袋はアダプタの接合部に接合さ
れているが、この接合部は外径を大きくすることができ
るので、接合面積が大きくとれ、接合強度も大きくな
る。これにより、内袋内外のリークが防止される。
[実施例] つぎに本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の実施例1にかかわるエアゾール容器の
要部断面正面図、第2図は同実施例における要部分解斜
視図、第3図はアダプタの接合部と内袋の接合状態を示
す第1図における(I)−(I)線断面図、第4図は実施例2
のエアゾール容器の要部断面正面図、第5図は実施例3
の要部断面図である。
実施例1 第1図において、(1)はバルブアッセンブリ、(2)はマウ
ンティングキャップ、(3)は外筒、(4)は内袋、(5)はア
ダプタである。
バルブアッセンブリ(1)は公知のエアゾールバルブで、
バルブハウジング(11)、ステム(12)および押ボタン(13)
から構成されている。なおバルブハウジング(11)の下端
にチューブ(14)が取りつけられることもある。マウンテ
ィングキャップ(2)も公知の構造であり、中央部でバル
ブハウジング(11)を把持しており、周縁部に巻締部(16)
を有している。外筒(3)も公知の耐圧容器であり、アル
ミニウムや鋼などの金属製の有底筒状容器である。この
外筒(3)の上端開口部は強度を高め、マウンティングキ
ャップ(2)を取りつけるためのカーリング部(17)が形成
されている。内袋(4)は可撓性材料のフィルムを貼り合
わせ、両側縁(18)および底縁をヒートシールなどで接着
した袋である。用いられる可撓性材料としてはたとえば
合成樹脂およびアルミ積層体ラミネートなどがあるが、
これに限定されない。
アダプタ(5)は第1〜2図に示されるように概ね筒状の
部材であって、バルブハウジング(11)やチューブ(14)を
収容しうる大きさを有している。このアダプタ(5)は、
合成樹脂の一体成形品であり、材料としては弾力性およ
び強度のある合成樹脂、たとえばLDPE、LLDPE、HDPEな
どが用いられる。
アダプタ(5)の上端部には鍔状のパッキン部(21)が形成
されており、マウンティングキャップ(2)の巻締部(16)
とほぼ同じ大きさを有している。筒部(22)の下端には接
合部(23)が形成されている。この接合部(23)は第3図
(第1図の(I)−(I)線断面)に示されるように、断面が
ほぼ楕円形であり、さらに長辺の両端縁には三角形状の
リブ(24)が一体に形成されている。なお(25)は孔であ
る。
接合部(23)に内袋(4)を接合するときは、内袋(4)の上端
縁(26)内面同士および上端縁(26)内面と接合部(23)表面
を接着あるいはヒートシールにより接合する。
接合部(23)は叙上のごとく接触面積が大きく、2枚のフ
ィルムを貼り合せやすい形状であるため、第3図のよう
に内袋(4)を接着あるいはヒートシールするとき、内袋
(4)の上端縁(26)内周面が接合部(23)の外表面に完全に
密着し、しかも接合面積が広くとれる。そのためアダプ
タ(5)と内袋(4)との接合を強力にすることができる。こ
れにより内袋(4)内外のリークは生じなくなる。
なお、外筒(3)の底部には、噴射ガスを封入したり放出
するための口が設けられており、その口は適宜の栓で密
閉できるようになっている。
つぎに本考案の組み立て手順を説明する。
叙上のごとく内袋(4)とアダプタ(5)を接合したのち、内
袋(4)を外筒(3)の上端開口部から押し込み、外筒(3)の
底部の口からエアーを抜きつつ、内袋(4)内部にエアー
を供給する。こうすることにより、内袋(4)は外筒(3)内
で脹らみ、外筒(3)の内壁に密着する。
つぎに内袋(4)に内容物を充填する。
さらにつぎに、アダプタ(5)のパッキン部(21)を外筒(3)
のカーリング部(17)の上に正確に載せた状態でその上か
らマウンティングキャップ(2)の巻締部(16)を載せて、
巻締部(16)を巻締め加工する。
こうすることにより、バルブアッセンブリ(1)が外筒(3)
に固着されるとともに、アダプタ(5)のパッキン部(21)
が外筒(3)のカーリング部(17)とマウンティングキャッ
プ(2)との間に強く締めつけられる。前記パッキン部(2
1)は弾力性を有する合成樹脂製であるので、密封性が高
く、外筒(3)の内部からリークが生ずるおそれはない。
なお最後に外筒の底部の口から噴射ガスを入れ、栓で密
閉して噴射ガスを封入しておかれる。
つぎに本考案の使用方法を説明する。
ボタン(13)を押せば、バルブ(1)が開弁するので、内袋
(4)内は大気に連通する。そこで、外筒(3)内の噴射ガス
が内袋(4)を押しつぶし、内袋(4)内の内容物をボタン(1
3)から外部に噴出する。ボタン(13)を押さないときは、
バルブ(1)が開弁されているので、内容物が吐出するこ
とはない。
実施例2 この実施例はマウンティングキャップ(2)をクリンチす
ることにより外筒(3)に固着したものである。
第4図に示されるように、マウンティングキャップ(2)
の縁部(16)より内側下方の内壁(2a)を外方に押し広げク
リンチしている。この実施例においても外筒(3)のカー
リング部(17)とマウンティングキャップ(2)の縁部(16)
との間にはアダプタ(5)のパッキン部(21)が挟まれてい
るので、リークの問題は生じない。
その余の構成は、実施例1と同様である。
実施例3 この実施例もマウンティングキャップ(2)をクリンチし
て外筒(3)に固着したものである。
第5図に示されるように、マウンティングキャップ(2)
の内壁(2a)は外方に押し広げられている。なおこの実施
例ではアダプタ(5)のパッキン部(21)と外筒(3)のカーリ
ング部(17)との間に別のパッキン(27)が入れられてい
る。
本実施例のアダプタ(5)における接合部(23)はアダプタ
(5)の胴部に段状に形成されており、その接合部(23)に
内袋(4)の上端縁(26)が接着その他の手段で接合されて
いる。
本実施例のバルブアッセンブリ(1)はチューブを取りつ
けていないタイプのものである。その余の構成は実施例
1と同様である。
以上の各実施例においてはマウンティングキャップを巻
き締め法あるはクリンチ法で固着したが、これらのほか
の公知のクランプ法によって固着してもよい。
[考案の効果] 本考案によれば、外筒な内袋から、リークが発生しない
エアゾール容器をうることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかわるエアゾール容器の
要部断面正面図、第2図は同実施例における要部分解斜
視図、第3図はアダプタの接合部と内袋の接合状態を示
す第1図における(I)−(I)線断面図、第4図は実施例2
のエアゾール容器の要部断面正面図、第5図は実施例3
の要部断面図、第6図は従来のエアゾール容器の分解断
面図、第7図は第6図のエアゾール容器を組み立てた状
態の一部拡大断面図である。 (図面の主要符号) (1):バルブアッセンブリ (2):マウンティングキャップ (3):外筒 (4):内袋 (5):アダプタ (21):パッキン部 (23):接合台

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)バルブアッセンブリと、 (b)該バルブアッセンブリを外筒の上端開口部に固着す
    るためのマウンティングキャップと、 (c)外筒内部へ収納される可撓性材料からなる内袋と、 (d)合成樹脂製の筒状部材であって、上端部に鍔状のパ
    ッキン部が形成され、下端部に内袋の上端内周面を接合
    するための接合部を有するアダプタとを備え、 (e)外筒の上端開口部のカーリング部に前記アダプタの
    パッキン部を介在させて前記マウンティングキャップを
    固着し、 (f)前記アダプタの接合部に内袋の上端開口部を接合し
    た ことを特徴とするエアゾール容器。
  2. 【請求項2】前記アダプタの接合部の断面形状が、ほぼ
    楕円形であり、長辺の両側縁に三角形状のリブが一体に
    形成されてなる請求項1記載のエアゾール容器。
JP6886388U 1988-05-25 1988-05-25 エアゾール容器 Expired - Lifetime JPH0632852Y2 (ja)

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JPH01174068U JPH01174068U (ja) 1989-12-11
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