JP2002080066A - 収容容器 - Google Patents
収容容器Info
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- JP2002080066A JP2002080066A JP2000272434A JP2000272434A JP2002080066A JP 2002080066 A JP2002080066 A JP 2002080066A JP 2000272434 A JP2000272434 A JP 2000272434A JP 2000272434 A JP2000272434 A JP 2000272434A JP 2002080066 A JP2002080066 A JP 2002080066A
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- opening
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小さくして廃棄することができる収容容器を
提供する。 【解決手段】 収容容器1を外側容器2と内側容器3と
から構成する。外側容器2は金属で形成する。内側容器
3は、その本体部31を薄膜で構成し、本体部31の上
端部開口部に補強筒部33を設ける。本体部31は、外
側容器2内にその取付口23から挿入可能にし、補強筒
部33を取付口23に気密に、かつ着脱可能に嵌合す
る。
提供する。 【解決手段】 収容容器1を外側容器2と内側容器3と
から構成する。外側容器2は金属で形成する。内側容器
3は、その本体部31を薄膜で構成し、本体部31の上
端部開口部に補強筒部33を設ける。本体部31は、外
側容器2内にその取付口23から挿入可能にし、補強筒
部33を取付口23に気密に、かつ着脱可能に嵌合す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、揮発性を有する
可燃性の物質を収容するのに好適な収容容器に関する。
可燃性の物質を収容するのに好適な収容容器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、揮発性で可燃性を有する物質、
例えば塗装の下塗り材として用いられるプライマーは、
金属製の容器に収容することが消防法によって定められ
ている。
例えば塗装の下塗り材として用いられるプライマーは、
金属製の容器に収容することが消防法によって定められ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】金属製の容器は、押し
潰して小さくすることが困難である。そこで、廃棄する
際には押し潰すことなくそのまま搬送している。このた
め、搬送効率が低下し、搬送費が割高になるという問題
があった。
潰して小さくすることが困難である。そこで、廃棄する
際には押し潰すことなくそのまま搬送している。このた
め、搬送効率が低下し、搬送費が割高になるという問題
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の問題
を解決するために、上部に取付口を有する外側容器と、
上部に取り出し口を有し、上記外側容器内にその取付口
から挿脱可能に挿入された内側容器と、この内側容器の
取り出し口を開閉する蓋体とを備え、上記外側容器が金
属によって形成され、上記内側容器が、薄膜によって形
成され、上端部に開口部が形成された本体部と、この本
体部の上端開口部に設けられたリング状の硬質部とを有
し、上記取付口の内周に上記硬質部が着脱可能に嵌合さ
れ、上記硬質部の内部が上記取り出し口とされているこ
とを特徴としている。この場合、上記蓋体が上記硬質部
の内周に嵌合固定されていることが望ましい。また、上
記外側容器が、下端部に底部を有し、上端部に上記取付
口を有する筒体として形成され、上記内側容器の本体部
が、上下両端が開口し、薄膜によって形成された筒部
と、この筒部の下端部開口部を閉じる硬質の樹脂からな
る底部とを有し、上記硬質部が上記本体部を構成する筒
部の上端開口部と、この筒部の上端開口部に設けられた
硬質の樹脂からなる補強筒体とを有していることが望ま
しい。
を解決するために、上部に取付口を有する外側容器と、
上部に取り出し口を有し、上記外側容器内にその取付口
から挿脱可能に挿入された内側容器と、この内側容器の
取り出し口を開閉する蓋体とを備え、上記外側容器が金
属によって形成され、上記内側容器が、薄膜によって形
成され、上端部に開口部が形成された本体部と、この本
体部の上端開口部に設けられたリング状の硬質部とを有
し、上記取付口の内周に上記硬質部が着脱可能に嵌合さ
れ、上記硬質部の内部が上記取り出し口とされているこ
とを特徴としている。この場合、上記蓋体が上記硬質部
の内周に嵌合固定されていることが望ましい。また、上
記外側容器が、下端部に底部を有し、上端部に上記取付
口を有する筒体として形成され、上記内側容器の本体部
が、上下両端が開口し、薄膜によって形成された筒部
と、この筒部の下端部開口部を閉じる硬質の樹脂からな
る底部とを有し、上記硬質部が上記本体部を構成する筒
部の上端開口部と、この筒部の上端開口部に設けられた
硬質の樹脂からなる補強筒体とを有していることが望ま
しい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図1及び図2を参照して説明する。図1は、この
発明に係る収容容器1を示すものであり、収容容器1
は、外側容器2、内側容器3及び蓋体4を備えている。
ついて図1及び図2を参照して説明する。図1は、この
発明に係る収容容器1を示すものであり、収容容器1
は、外側容器2、内側容器3及び蓋体4を備えている。
【0006】外側容器2は、アルミニウムの板材を深絞
り成形してなるものであり、円筒状をなす筒部21と、
この筒部21の下端部に形成された底部22を有してい
る。筒部21の上端部は開口しており、この上端開口部
が取付口23になっている。外側容器1は、アルミニウ
ム以外の他の金属、例えば鉄を用いて成形してもよい。
また、絞り成形することなく、アルミニウム、鉄等の金
属からなる板材を折り曲げ加工及び接合加工することに
より、円筒以外の形状、例えば直方体状にしてもよい。
ただし、いずれの場合にも上部には取付口23が形成さ
れる。
り成形してなるものであり、円筒状をなす筒部21と、
この筒部21の下端部に形成された底部22を有してい
る。筒部21の上端部は開口しており、この上端開口部
が取付口23になっている。外側容器1は、アルミニウ
ム以外の他の金属、例えば鉄を用いて成形してもよい。
また、絞り成形することなく、アルミニウム、鉄等の金
属からなる板材を折り曲げ加工及び接合加工することに
より、円筒以外の形状、例えば直方体状にしてもよい。
ただし、いずれの場合にも上部には取付口23が形成さ
れる。
【0007】内側容器3は、両端が開口した本体部31
と、この本体部31の下端開口部に設けられた底体(底
部)32と、本体部31の上端開口部に設けられた補強
筒体33とを有し、全体として有底円筒状に形成されて
いる。内側容器3の内部には、流動性物質、特にプライ
マー等の揮発性及び引火性の高い流動性物質が収容され
ている。
と、この本体部31の下端開口部に設けられた底体(底
部)32と、本体部31の上端開口部に設けられた補強
筒体33とを有し、全体として有底円筒状に形成されて
いる。内側容器3の内部には、流動性物質、特にプライ
マー等の揮発性及び引火性の高い流動性物質が収容され
ている。
【0008】本体部31は、単層若しくは複層の樹脂フ
ィルム、又は2層以上の樹脂フィルムとその間に配置さ
れた箔状の金属薄膜とにより、断面円形の筒状に形成さ
れている。本体部31は、その外径が上端側から下端側
へ向かうにしたがって僅かに小径になるようにテーパ状
に形成されている。しかも、本体部31は、内側容器3
内にその取付口22から装入することができるよう、下
端部の外径は勿論のこと、上端部の外径も外側容器2の
内径より若干小径になっている。本体部31は、一様な
外径を有する円筒にしてもよい。また、外側容器2内に
挿入することができるものである限り他の形状にしても
よい。ただし、いずれの場合にも、外側容器2とほぼ相
似な形状にするのが望ましい。
ィルム、又は2層以上の樹脂フィルムとその間に配置さ
れた箔状の金属薄膜とにより、断面円形の筒状に形成さ
れている。本体部31は、その外径が上端側から下端側
へ向かうにしたがって僅かに小径になるようにテーパ状
に形成されている。しかも、本体部31は、内側容器3
内にその取付口22から装入することができるよう、下
端部の外径は勿論のこと、上端部の外径も外側容器2の
内径より若干小径になっている。本体部31は、一様な
外径を有する円筒にしてもよい。また、外側容器2内に
挿入することができるものである限り他の形状にしても
よい。ただし、いずれの場合にも、外側容器2とほぼ相
似な形状にするのが望ましい。
【0009】底体32は、比較的硬質の樹脂からなるも
のであり、短円筒部32aと、その下端部に形成された
底部32bとから形成されている。短円筒部32aの内
周には、本体部31の下端部が嵌合され、接着等の固定
手段によって固定されている。これにより、本体部31
の下端開口部が閉じられている。底体32は、外側容器
2の底部21にほぼ接している。したがって、本体部3
1内に収容された流動性物質の荷重は、底体32を介し
て外側容器2の底部22によって支持される。これによ
り、本体部31に大きな荷重が作用するのを防止するよ
うになっている。
のであり、短円筒部32aと、その下端部に形成された
底部32bとから形成されている。短円筒部32aの内
周には、本体部31の下端部が嵌合され、接着等の固定
手段によって固定されている。これにより、本体部31
の下端開口部が閉じられている。底体32は、外側容器
2の底部21にほぼ接している。したがって、本体部3
1内に収容された流動性物質の荷重は、底体32を介し
て外側容器2の底部22によって支持される。これによ
り、本体部31に大きな荷重が作用するのを防止するよ
うになっている。
【0010】補強筒体33は、比較的硬質の樹脂を円筒
状に成形してなるものであり、その内周面には、本体部
31の上端部が接着、融着等の手段によって固着されて
いる。この結果、本体部31の上端部が硬質な状態にな
り、円形状態を維持するようになっている。これから明
かなように、本体31の上端部と補強筒体33とによっ
て硬質部が構成されている。したがって、本体31の上
端開口部が取り出し口34になっている。なお、補強筒
部33の外周面に本体31の上端部を固着してもよく、
その場合には補強筒部33の内部が取り出し口になる。
状に成形してなるものであり、その内周面には、本体部
31の上端部が接着、融着等の手段によって固着されて
いる。この結果、本体部31の上端部が硬質な状態にな
り、円形状態を維持するようになっている。これから明
かなように、本体31の上端部と補強筒体33とによっ
て硬質部が構成されている。したがって、本体31の上
端開口部が取り出し口34になっている。なお、補強筒
部33の外周面に本体31の上端部を固着してもよく、
その場合には補強筒部33の内部が取り出し口になる。
【0011】上記蓋体4は、固定蓋5と開閉蓋6とから
構成されている。固定蓋5と開閉蓋6とは、比較的硬質
の樹脂によって同時に成形されており、互いの外周部が
ヒンジ部41を介して連結されている。ヒンジ部41
は、上下方向の厚さが薄いため、同方向に柔軟性を有し
ている。そして、ヒンジ部41の柔軟性を利用すること
により、開閉蓋6が固定蓋5にヒンジ41を介して上下
方向へ回動可能に連結されている。固定蓋5と開閉蓋6
とは、互いに独立して別個に成形してもよい。
構成されている。固定蓋5と開閉蓋6とは、比較的硬質
の樹脂によって同時に成形されており、互いの外周部が
ヒンジ部41を介して連結されている。ヒンジ部41
は、上下方向の厚さが薄いため、同方向に柔軟性を有し
ている。そして、ヒンジ部41の柔軟性を利用すること
により、開閉蓋6が固定蓋5にヒンジ41を介して上下
方向へ回動可能に連結されている。固定蓋5と開閉蓋6
とは、互いに独立して別個に成形してもよい。
【0012】固定蓋5は、二重筒構造をなしており、外
筒部51、内筒部52、外筒部51と内筒部52との下
端部間に設けられた環状の平板部53、及び外筒部51
の上端部に形成された環状のフランジ部54を有してい
る。そして、フランジ部54が補強筒体3の上端面に突
き当たるまで、外筒部51が補強筒体33に本体部31
を介して気密に嵌合されている。したがって、この収容
容器1では、取り出し口34が固定蓋5によって常時閉
じられており、内側容器3内に収容された流動性物質が
取り出し口34から直接取り出されることはない。内側
容器3に収容された流動性物質は、固定蓋5の内筒部5
2から取り出される。なお、蓋体4を固定蓋5と開閉蓋
6とに分けることなく一つの蓋体とし、蓋体4全体を取
り出し口34に着脱可能に取り付けるようにした場合に
は、内側容器3内に収容された物質は、蓋体4を取り外
した後、取り出し口34から取り出される。
筒部51、内筒部52、外筒部51と内筒部52との下
端部間に設けられた環状の平板部53、及び外筒部51
の上端部に形成された環状のフランジ部54を有してい
る。そして、フランジ部54が補強筒体3の上端面に突
き当たるまで、外筒部51が補強筒体33に本体部31
を介して気密に嵌合されている。したがって、この収容
容器1では、取り出し口34が固定蓋5によって常時閉
じられており、内側容器3内に収容された流動性物質が
取り出し口34から直接取り出されることはない。内側
容器3に収容された流動性物質は、固定蓋5の内筒部5
2から取り出される。なお、蓋体4を固定蓋5と開閉蓋
6とに分けることなく一つの蓋体とし、蓋体4全体を取
り出し口34に着脱可能に取り付けるようにした場合に
は、内側容器3内に収容された物質は、蓋体4を取り外
した後、取り出し口34から取り出される。
【0013】外筒部51の外周面の中間部には、環状突
起51aが形成されている。この環状突起51aが補強
筒体33の内周面に形成された環状凹部33aに本体部
31を介して嵌り込むことにより、固定蓋5の補強筒体
5に対する固定強度の向上が図られている。固定強度を
より向上させ、しかも気密性もさらに向上させるため
に、外筒部51を本体部31に接着等によって固着して
もよい。勿論、本体部31が補強筒部33の外周に嵌合
固定される場合には、固定蓋5は、補強筒部33に直接
固着される。同様の目的により、フランジ部54を補強
筒部33の上端面に超音波融着法によって融着してもよ
い。なお、外筒部51の外周面の下部には、外筒部51
を補強体33に嵌合する際に、本体部31内の空気を抜
くための空気抜き凹部51bが周方向に離れて4箇所形
成されている。
起51aが形成されている。この環状突起51aが補強
筒体33の内周面に形成された環状凹部33aに本体部
31を介して嵌り込むことにより、固定蓋5の補強筒体
5に対する固定強度の向上が図られている。固定強度を
より向上させ、しかも気密性もさらに向上させるため
に、外筒部51を本体部31に接着等によって固着して
もよい。勿論、本体部31が補強筒部33の外周に嵌合
固定される場合には、固定蓋5は、補強筒部33に直接
固着される。同様の目的により、フランジ部54を補強
筒部33の上端面に超音波融着法によって融着してもよ
い。なお、外筒部51の外周面の下部には、外筒部51
を補強体33に嵌合する際に、本体部31内の空気を抜
くための空気抜き凹部51bが周方向に離れて4箇所形
成されている。
【0014】内筒部52は、上下の両端部が開放されて
おり、内側容器3内に収容された流動性物質を内筒部5
2の内部を介して取り出すようになっている。したがっ
て、この収容容器1では、内筒部52の内部が実質的な
取り出し口になっている。内筒部52の下端開口部は、
薄い膜状をなすシール7によって閉じられている。
おり、内側容器3内に収容された流動性物質を内筒部5
2の内部を介して取り出すようになっている。したがっ
て、この収容容器1では、内筒部52の内部が実質的な
取り出し口になっている。内筒部52の下端開口部は、
薄い膜状をなすシール7によって閉じられている。
【0015】開閉蓋6も二重筒構造をなしており、外筒
部61、内筒部62、外筒部61と内筒部62の上端部
間に設けられた環状の上平板部63、内筒部62の下端
開口部を閉じる下平板部64、及び外筒部61の上端部
外周面に形成された環状のフランジ部65を有してい
る。外筒部61及び内筒部62は、フランジ部65が固
定蓋5のフランジ部54に突き当たるまで、固定蓋5の
外筒部51及び内筒部52にそれぞれ挿脱可能に嵌合さ
れる。この場合、外筒部61及び内筒部62の各外径
を、固定蓋5の外筒部51及び内筒部52の各内径より
僅かに大径にし、それぞれに圧入状態で嵌合されるよう
にするのが望ましい。そのようにすれば、固定蓋5の内
筒部51の内部をより高い気密状態で閉じることがで
き、それによって内側筒部3の内部と外部を気密に密封
することができる。しかも、開閉蓋6が固定蓋5に嵌合
されることにより、固定蓋5が僅かに大径になるように
弾性変形しようとし、補強筒部33を外側容器2の取付
口22に強く押し付ける。これにより、補強筒部33が
外側容器33から外れるのを防止することができるから
である。フランジ部65のヒンジ部41が形成された側
部と逆側の側部には、摘み部66が形成されている。こ
の摘み部66を持って開閉蓋6をヒンジ41を中心とし
て図1の矢印方向へ回動させることにより、開閉蓋6を
固定蓋5から外すことができる。
部61、内筒部62、外筒部61と内筒部62の上端部
間に設けられた環状の上平板部63、内筒部62の下端
開口部を閉じる下平板部64、及び外筒部61の上端部
外周面に形成された環状のフランジ部65を有してい
る。外筒部61及び内筒部62は、フランジ部65が固
定蓋5のフランジ部54に突き当たるまで、固定蓋5の
外筒部51及び内筒部52にそれぞれ挿脱可能に嵌合さ
れる。この場合、外筒部61及び内筒部62の各外径
を、固定蓋5の外筒部51及び内筒部52の各内径より
僅かに大径にし、それぞれに圧入状態で嵌合されるよう
にするのが望ましい。そのようにすれば、固定蓋5の内
筒部51の内部をより高い気密状態で閉じることがで
き、それによって内側筒部3の内部と外部を気密に密封
することができる。しかも、開閉蓋6が固定蓋5に嵌合
されることにより、固定蓋5が僅かに大径になるように
弾性変形しようとし、補強筒部33を外側容器2の取付
口22に強く押し付ける。これにより、補強筒部33が
外側容器33から外れるのを防止することができるから
である。フランジ部65のヒンジ部41が形成された側
部と逆側の側部には、摘み部66が形成されている。こ
の摘み部66を持って開閉蓋6をヒンジ41を中心とし
て図1の矢印方向へ回動させることにより、開閉蓋6を
固定蓋5から外すことができる。
【0016】上記構成の収容容器1を使用する場合に
は、開閉蓋6を図1の矢印方向へほぼ180°回動さ
せ、内筒部52を露出させる。そして、シール7を破
る。この場合、シール7を内筒部52の内周面に沿って
切り落とすのが望ましい。その後、内筒部52から内側
容器3内に刷毛等を挿入し、その内部に収容された流動
性物質を取り出す。使用後は、開閉蓋6を矢印方向と逆
方向へ回動させて固定蓋5に嵌合固定する。
は、開閉蓋6を図1の矢印方向へほぼ180°回動さ
せ、内筒部52を露出させる。そして、シール7を破
る。この場合、シール7を内筒部52の内周面に沿って
切り落とすのが望ましい。その後、内筒部52から内側
容器3内に刷毛等を挿入し、その内部に収容された流動
性物質を取り出す。使用後は、開閉蓋6を矢印方向と逆
方向へ回動させて固定蓋5に嵌合固定する。
【0017】その後、収容容器1を再使用する場合も同
様にして開閉蓋6を開ける。このときには、開閉蓋6の
下平板部64に流動性物質が付着していることが多く、
この流動性物質は、下平板部64から外周側へ流れよう
とする。しかし、開閉蓋6を図1の状態からほぼ180
°回動させると、外筒部61、内筒部63及び上平板部
63によって下平板部64を囲む環状の凹部が形成され
る。したがって、下平板部64に付着した流動性物質
は、環状の凹部内に留まり、それ以上外側へ流れること
がない。よって、開閉蓋6から流動性物質が床等にこぼ
れ落ちるのを確実に防止することができる。しかも、開
閉蓋6はヒンジ41を介して固定2に支持されているか
ら、床等に置く必要がない。したがって、床等にあるゴ
ミが開閉蓋6に付着することがない。よって、ゴミ等が
開閉蓋6に付着して内側容器3内に入り込むのを確実に
防止することができる。
様にして開閉蓋6を開ける。このときには、開閉蓋6の
下平板部64に流動性物質が付着していることが多く、
この流動性物質は、下平板部64から外周側へ流れよう
とする。しかし、開閉蓋6を図1の状態からほぼ180
°回動させると、外筒部61、内筒部63及び上平板部
63によって下平板部64を囲む環状の凹部が形成され
る。したがって、下平板部64に付着した流動性物質
は、環状の凹部内に留まり、それ以上外側へ流れること
がない。よって、開閉蓋6から流動性物質が床等にこぼ
れ落ちるのを確実に防止することができる。しかも、開
閉蓋6はヒンジ41を介して固定2に支持されているか
ら、床等に置く必要がない。したがって、床等にあるゴ
ミが開閉蓋6に付着することがない。よって、ゴミ等が
開閉蓋6に付着して内側容器3内に入り込むのを確実に
防止することができる。
【0018】内側容器3内に収容された流動性物質を使
い切った場合には、内側容器3を蓋体4と共に外側容器
2から取り外す。そして、これを廃棄処分する。この場
合、内側容器の本体部31が薄膜で構成されているか
ら、本体部31を押し潰したり、折り畳むことにより、
全体の容積を小さくすることができる。したがって、搬
送効率を向上させることができる。しかも、外側容器2
が金属で構成されているから、収容容器1全体としては
消防法に抵触することもない。また、内側容器3が取り
外された内側容器3には、別の新たな内側容器2を取り
付けることができる。つまり、金属製の外側容器3は、
再使用可能である。これにより、省資源を達成するとと
もに、廃棄物の減少を図ることができる。
い切った場合には、内側容器3を蓋体4と共に外側容器
2から取り外す。そして、これを廃棄処分する。この場
合、内側容器の本体部31が薄膜で構成されているか
ら、本体部31を押し潰したり、折り畳むことにより、
全体の容積を小さくすることができる。したがって、搬
送効率を向上させることができる。しかも、外側容器2
が金属で構成されているから、収容容器1全体としては
消防法に抵触することもない。また、内側容器3が取り
外された内側容器3には、別の新たな内側容器2を取り
付けることができる。つまり、金属製の外側容器3は、
再使用可能である。これにより、省資源を達成するとと
もに、廃棄物の減少を図ることができる。
【0019】なお、この発明は、上記の実施の形態に限
定されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上
記の実施の形態においては、蓋体4の固定蓋5を内側容
器3の硬質部たる補強筒33に嵌合固定しているが、固
定蓋5を外側容器2の上端部外周面に嵌合固定したり、
あるいは螺合固定してもよい。これは、蓋体4を固定蓋
5と開閉蓋6とに分けることなく、蓋体4全体を一体に
形成した場合も同様である。
定されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上
記の実施の形態においては、蓋体4の固定蓋5を内側容
器3の硬質部たる補強筒33に嵌合固定しているが、固
定蓋5を外側容器2の上端部外周面に嵌合固定したり、
あるいは螺合固定してもよい。これは、蓋体4を固定蓋
5と開閉蓋6とに分けることなく、蓋体4全体を一体に
形成した場合も同様である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、内部に収容した流動性物質を使い切った後に廃棄さ
れる廃棄物を小さくすることができ、これによって搬送
効率を向上させ、ひいては搬送費を低減することができ
る。また、外筒が再使用可能であるから、省資源を達成
することができるとともに、廃棄物の量を減らすことが
できるという効果が得られる。
ば、内部に収容した流動性物質を使い切った後に廃棄さ
れる廃棄物を小さくすることができ、これによって搬送
効率を向上させ、ひいては搬送費を低減することができ
る。また、外筒が再使用可能であるから、省資源を達成
することができるとともに、廃棄物の量を減らすことが
できるという効果が得られる。
【図1】この発明の一実施の形態の一部省略縦断面図で
ある。
ある。
【図2】図1の要部の拡大図である。
1 収容容器 2 外側容器 3 内側容器 4 蓋体 5 固定蓋 6 開閉蓋 21 筒部 22 底部 23 取付口 31 本体部 32 底体(底部) 33 補強筒体(硬質部) 34 取り出し口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 洋二 神奈川県川崎市宮前区小台2丁目6番2号 ラポール宮前平 株式会社ポリマーシステ ムズ内 Fターム(参考) 3E067 AA03 AB96 AB99 BB11C BB14B BC07A EA17 EE38 FA04 GD10 3E084 AA02 AA22 AA37 AB05 BA03 BA08 BA09 CA01 CB02 CB04 CC03 EA03 EB02 EB03 EC03 FA02 FA09 FD04 GA06 GB06 GB08 GB12 GB13 GB17 HA01 HB03 HD10 KA14 KB01 LA07 LA18 LB02 LB07 LD01
Claims (3)
- 【請求項1】 上部に取付口を有する外側容器と、上部
に取り出し口を有し、上記外側容器内にその取付口から
挿脱可能に挿入された内側容器と、この内側容器の取り
出し口を開閉する蓋体とを備え、上記外側容器が金属に
よって形成され、上記内側容器が、薄膜によって形成さ
れ、上端部に開口部が形成された本体部と、この本体部
の上端開口部に設けられたリング状の硬質部とを有し、
上記取付口の内周に上記硬質部が着脱可能に嵌合され、
上記硬質部の内部が上記取り出し口とされていることを
特徴とする収容容器。 - 【請求項2】 上記蓋体が上記硬質部の内周に嵌合固定
されていることを特徴とする請求項1に記載の収容容
器。 - 【請求項3】 上記外側容器が、下端部に底部を有し、
上端部に上記取付口を有する筒体として形成され、上記
内側容器の本体部が、上下両端が開口し、薄膜によって
形成された筒部と、この筒部の下端部開口部を閉じる硬
質の樹脂からなる底部とを有し、上記硬質部が上記本体
部を構成する筒部の上端開口部と、この筒部の上端開口
部に設けられた硬質の樹脂からなる補強筒体とを有して
いることを特徴とする請求項1又は2に記載の収容容
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000272434A JP2002080066A (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | 収容容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000272434A JP2002080066A (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | 収容容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002080066A true JP2002080066A (ja) | 2002-03-19 |
Family
ID=18758545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000272434A Pending JP2002080066A (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | 収容容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002080066A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011105355A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 袋内包容器用の袋 |
JP2011105353A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Morinaga Milk Ind Co Ltd | 袋内包容器及び袋内包容器包装体 |
JP2012214253A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-11-08 | House Foods Corp | 付け替え容器及びこれに適用される付け替え用包装袋並びに容器と包装袋の組み合わせ |
JP2015123997A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 三笠産業株式会社 | キャップ |
-
2000
- 2000-09-08 JP JP2000272434A patent/JP2002080066A/ja active Pending
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A621 | Written request for application examination |
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A977 | Report on retrieval |
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