JP2000060288A - コンバイン等の脱穀機停止装置 - Google Patents

コンバイン等の脱穀機停止装置

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JP2000060288A
JP2000060288A JP10231747A JP23174798A JP2000060288A JP 2000060288 A JP2000060288 A JP 2000060288A JP 10231747 A JP10231747 A JP 10231747A JP 23174798 A JP23174798 A JP 23174798A JP 2000060288 A JP2000060288 A JP 2000060288A
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threshing machine
threshing
sorting
drive system
shaft
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Hisayuki Satoji
久幸 里路
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】脱穀機を停止操作すると、この脱穀機の扱胴部
を即時停止させようとするものである。 【解決手段】原動機(エンジン)17で脱穀機2の扱胴
部3を回転する回転駆動系(イ)と、選別部4を回転す
る回転駆動系(ロ)とに分割し、該脱穀機2に設けた緊
急停止手段32の停止操作に連動して、該扱胴部3の回
転駆動系(イ)に設けたクラッチ54を切状態に制御
し、この扱胴部3の回転駆動を即時停止制御する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、原動機(エンジ
ン)で脱穀機の扱胴部を回転する回転駆動系と、選別部
を回転する回転駆動系とに分割し、該脱穀機に設けた緊
急停止手段の停止操作に連動して、該扱胴部の回転駆動
系に設けたクラッチを切状態に制御し、この扱胴部の回
転駆動を即時停止制御する技術であり、コンバイン等の
脱穀機停止装置として使用できる。 【0002】 【従来の技術】コンバインでの収穫作業は、このコンバ
インを走行させて、刈取機で圃場内の立毛穀稈を刈取り
し、この刈取穀稈は脱穀機へ供給され、この脱穀機の扱
胴部で脱穀され、脱穀済み穀粒は選別部を落下中に、こ
の選別部で選別する。又、このコンバインの脱穀機に
は、畦際を枕刈り取した刈取穀稈を作業者により、手動
で供給して扱胴部で脱穀され、脱穀済み穀粒は選別部を
落下中に、この選別部で選別する。この手動で供給中
に、作業者の衣服の袖等が該脱穀機の該扱胴部へ食込ま
れることが発生すると、この脱穀機に設けた緊急停止手
段を停止操作して、原動機を停止させ、この原動機の停
止により、この脱穀機を停止させて、食込まれた衣服の
袖等を該扱胴部から取り外しする。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】枕刈取した刈取穀稈を
作業者が手動で脱穀機の扱胴部へ供給して脱穀作業中
に、この作業者の衣服の袖等が、この扱胴部へ食込まれ
ると、この脱穀機に設けた緊急停止手段を停止操作し
て、原動機を停止させているが、この原動機のフライホ
イルの慣性、各部の回転体の慣性等により、該扱胴部は
即時停止しないことがあって、作業者が危険であると共
に、大怪我をすることがあったが、この発明により、該
扱胴部を即時停止させるようにして、これらの問題点を
解決しようとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、原動機(エンジン)17で脱穀機2の扱胴部3を回
転駆動する回転駆動系(イ)と、選別部4を回転駆動す
る回転駆動系(ロ)とに分割したコンバイン等の脱穀機
において、該脱穀機2には緊急停止手段32を設けると
共に、該回転駆動系(イ)にはクラッチ54を設けて該
緊急停止手段32の停止操作に連動して該クラッチ54
を切状態に制御して該扱胴部3の回転駆動を即時停止制
御することを特徴とするコンバイン等の脱穀機停止装置
の構成とする。 【0005】 【発明の作用】コンバインでの収穫作業は、このコンバ
インを走行させて、刈取機で圃場内の立毛穀稈を刈取り
し、この刈取穀稈は脱穀機2へ供給され、この脱穀機2
の扱胴部3で脱穀され、この脱穀済み穀粒は選別部4を
落下中に、この選別部4で選別する。 【0006】又、このコンバインの脱穀機2には、畦際
を枕刈取りした刈取穀稈を作業者により、手動で供給し
て扱胴部3で脱穀され、脱穀済み穀粒は選別部4を落下
中に、この選別部4で選別する。この手動で供給中に、
作業者の衣服の袖等が該脱穀機2の扱胴部3へ食込まれ
ることが発生すると、この脱穀機2に設けた緊急停止手
段32を停止操作すると、この停止操作に連動して、原
動機17から該扱胴部4を回転駆動する回転駆動系
(イ)に設けたクラッチ54が切状態に連動制御され
て、この扱胴部3は即時停止され、食込まれた衣服の袖
等を該扱胴部3から取り外しする。 【0007】又、上記の停止操作を行っても、前記原動
機17から選別部4を回転駆動する回転駆動系(ロ)
は、停止制御されずに、この選別部4の回転は継続され
る。 【0008】 【発明の効果】原動機17から脱穀機2の扱胴部3を回
転駆動する回転駆動系(イ)には、緊急停止手段32の
停止操作に連動して、この扱胴部3を停止させるクラッ
チ54を設けたことにより、この原動機17の回転に関
係なく該扱胴部3は停止される。これによってこの原動
機17のフライホイルの慣性が関係なくなり、該扱胴部
3の回転駆動系(イ)と、選別部4を回転駆動する回転
駆動系(ロ)とを2分割したことにより、この選別部4
の回転体の慣性も関係なくなり、該扱胴部3の即時停止
が容易になった。又、該緊急停止手段32を該脱穀機2
の操作容易な位置に設けることにより、停止操作を容易
にすることもできる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。コンバイン1に載置した脱穀機2
を、このコンバイン1に載置した原動機(エンジン)1
7で該脱穀機2の扱胴部3を回転駆動する回転駆動系
(イ)と、選別部4を回転駆動する回転駆動系(ロ)と
に分割した状態を図示して説明する。 【0010】前記コンバイン1の車台4aの下部には、
土壌面を走行する左右一対の走行クローラ5を張設した
走行装置6を配設し、該車台4a上部には、フィードチ
ェン7に挾持されて搬送される刈取穀稈を脱穀し、脱穀
された穀粒を選別回収して一時貯留する穀粒貯留タンク
8を横側に装着した脱穀機2を載置している。前記脱穀
機2の前部には、前端位置から立毛穀稈を分草する分草
体9と、この分草された穀稈を引き起こす引起装置10
と、引き起こされた穀稈を刈り取る刈刃装置11と、刈
り取られた穀稈を搬送し、フィードチェン7へ受渡しす
る穀稈掻込搬送装置12等を設けた刈取機13は、油圧
駆動による伸縮シリンダ14により、土壌面に対して昇
降自在に作用させる構成としている。 【0011】前記脱穀機2側には、コンバイン1の操作
制御を行う操作装置15と作業者が搭乗する操縦席16
とを設け、この操縦席16の下部には、原動機(エンジ
ン)17を搭載すると共に、後方には、穀粒貯留タンク
8を設置する。これら走行装置6、該脱穀機2、刈取機
13、該エンジン17等によって、該コンバイン1の機
体18を構成している。 【0012】前記刈取機13の穀稈掻込搬送装置12に
よって形成される穀稈搬送経路中には、刈り取られて搬
送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機2へ穀
稈供給の有無を検出する穀稈センサ19を設けている。
車台4aの前端部に装架された走行用ミッション20の
伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行車速を検
出する車速センサ21を設けた構成としている。 【0013】図1で示す如く前記脱穀機2の扱胴部3
は、脱穀室22内の扱胴26、排塵処理室23の排塵処
理胴30、二番処理室24内の二番処理胴28、フィー
ドチェン7、及び排藁チェン7a等よりなり、これらを
原動機17で回転駆動する回転駆動系(イ)と、該脱穀
機2の選別部4は、選別室25内の揺動選別装置35、
及び送風機37等よりなり、これらを該原動機17で回
転駆動する回転駆動系(ロ)とに2分割した構成であ
る。 【0014】又、前記脱穀機2の扱胴カバー32aに
は、操縦席16から作業者が操作が容易で、この脱穀機
2の扱胴部3を緊急停止させるときに操作するON−O
FFスイッチ方式の緊急停止手段32を設けている。
又、操作装置15には、フィードチェン7を始動、及び
停止させるときに操作するON−OFFスイッチ方式の
フィードチェン始動・停止手段15a、及び刈取機13
を始動、及び停止させるときに操作するON−OFFス
イッチ方式の刈取機始動・停止手段15bを設けてい
る。又、該脱穀機2を始動、及び停止操作する脱穀クラ
ッチレバー15cを設け、この脱穀クラッチレバー15
cには、テンションプーリ15dに接続させたテンショ
ンワイヤー15eを設けている。 【0015】前記脱穀機2は、図2で示す如く上部側に
は、脱穀室22と、排塵処理室23と、二番処理室24
とを設け、下部側には、選別室25を各々配置した構成
である。該脱穀室22内には、各種の多数の扱歯26a
を装着して刈取穀稈を脱穀処理する扱胴26を前後方向
に軸架内装した構成としている。平面視前記脱穀室22
の右側に平行し前部側に位置させた二番処理室24内に
は、還元される未脱穀処理物(二番物)を前方へ移送し
ながら処理し、選別室25へ排出する移送始端部から順
次二番移送螺旋27aと、多数の処理歯27bと、二番
排出羽根27cとを装着した二番処理胴28と、後部側
に位置させた排塵処理室23内には、該脱穀室22から
供給される一部の未脱穀処理物を後方へ移送しながら再
処理する移送始端部から順次排塵移送螺旋29aと、多
数の処理歯29bと、排塵排出羽根29cとを装着した
排塵処理胴30とを同軸で軸架内装した構成としてい
る。 【0016】前記脱穀室22の平面視左側の扱ぎ口26
bに沿って、刈取穀稈を挾持するフィードチェン7と、
挾持杆31とを配設すると共に、扱歯26aの外周縁下
部から扱胴カバー32aまでの間を包囲する扱網26c
と、各処理歯27b,29bの各外周縁下部側を段差を
設けて包囲する後側には、棒状部材を所定間隔に設けた
漏下具33と、二番受網34とを各々配設している。該
漏下具33の移送終端部側には、該排塵処理室23内で
処理された藁屑、及び稈切等の排塵物を排出する排塵排
出口33aを設け、又、該二番受網34の移送終端部側
には、二番処理室24内で脱穀処理された一部の処理物
を排出する二番排出口34aを設けた構成である。 【0017】前記選別室25内には、扱網26cから漏
下した脱穀物と、漏下具33、及び二番受網34から漏
下した処理物と、二番排出口34aから排出される処理
物と、排塵排出口33aから排出される排塵物との供給
を受けて、移送しながら揺動して選別する揺動選別装置
35を、扱胴26の軸方向に沿わせて設けている。この
揺動選別装置35は前部より、順次移送棚36a、チャ
フシーブ36b、ストローラック36cを設け、該チャ
フシーブ36bの下部には、グレンシーブ36dを設け
た構成であり、該チャフシーブ36bは移送角度をチャ
フシーブモータ36eによって回動調節可能に構成し、
漏下量を調節できる構成としている。 【0018】前記揺動選別装置35の移送方向始端部側
(上手側)の下部には、送風羽根37aを回転自在に内
装した送風機37を設け、この送風機37で起風した選
別風を送風して穀粒と塵埃とに風選別する構成であり、
37bは風割である。前記送風機37の左右両側には、
吸入口37cを設け、この吸入口37cの上下両側に
は、この吸入口37cの面積を変更する吸入口調節弁3
7d,37dを設け、この吸入口調節弁37d,37d
は、吸入モータ37eによって回動調節可能に構成し、
吸入する風量を調節できる構成である。 【0019】前記送風機37の下手側の先端部は、一番
選別棚38から流下選別される穀粒を収容して一番螺旋
39aにより、横送りする一番受樋39bの上手側と接
続し、その下手側は該一番選別棚38の下端部と接続さ
せ、この一番選別棚38の上端部近傍側には、二番選別
棚40から流下選別される未脱穀処理物(二番物)を収
容して、二番螺旋41aにより、横送込する二番受樋4
1bの上手側上端部を適宜の間隔を設けて、重接状態に
位置させ、この二番選別棚40の上端部は、機外へ開放
させた構成である。 【0020】前記一番螺旋39aで横送りされた穀粒
は、揚穀装置(図示せず)等で引継して、穀粒貯留タン
ク8内へ揚送して貯留する構成である。前記二番螺旋4
1aで横送りされた未脱穀処理物(二番物)を引継し
て、二番処理室24内へ揚送する揚送螺旋42dを内装
した二番還元筒42aを脱穀機2の平面視右側に斜設し
た構成である。 【0021】前記揺動選別装置35の移送終端部上方側
には、送風機37の選別風と、該揺動選別装置35の揺
動選別とによる選別塵埃を共に、機外へ排出する排塵フ
ァン43を設けた構成である。前記穀粒貯留タンク8内
の底部に横送りする横移送螺旋(図示せず)を設けると
共に、この横送りされた穀粒を引継ぎし、方向変換する
縦移送螺旋44aを内装する排穀支持筒44を鉛直姿勢
で回動可能に支承して設け、この排穀支持筒44の上端
部を支点として、その全長がコンバイン1の前後長に亘
る機外へ穀粒を排出する排出螺旋45aを内装した排出
オーガ45を、上下回動、左右旋回可能で伸縮自在に横
方向へ配置した構成である。 【0022】前記コンバイン1の脱穀機2の伝動構成
は、図1で示す如く原動機17の原動軸17aの軸端部
に設けたプーリ46と、送風機37の送風軸37fの一
方側の軸端部に設けプーリ47とには、ベルト48を掛
け渡した構成である。該ベルト48は脱穀クラッチレバ
ー15cの入・切操作により、この脱穀クラッチレバー
15cにテンションワイヤー15eを介して設けた、テ
ンションプーリ15dで入・切され、このテンションプ
ーリ15dの入・切により、該脱穀機2を回転駆動、及
び停止する構成である。 【0023】前記脱穀機2の扱胴部3の回転駆動系
(イ)は、送風機37の送風軸37fの一方側の軸端部
のプーリ47の内側に設けたカウンタプーリ49と、コ
字形状の扱胴用伝動ケース50に設けた上部軸51の一
方側の軸端部に設けたプーリ52とには、ベルト53を
掛け渡して設けている。このプーリ52の内側には、ク
ラッチモータ54aで入・切するクラッチ54を設け、
該上部軸51の他方側の軸端部に設けたギヤー55a
と、該扱胴用伝動ケース50内で扱胴軸26dの軸端部
に設けたギヤー55bとが噛合して、該扱胴軸26dに
装着した扱胴26を回転駆動させる構成である。 【0024】前記扱胴用伝動ケース50の上部軸51に
設けたギヤー55cと、この扱胴用伝動ケース50内の
上部に設けたギヤー56aとが噛合する構成であり、こ
のギヤー56aと、該扱胴用伝動ケース50に内装した
各ギヤー56bとが噛合する構成である。この下端部に
設けた該ギヤー56bとフィードチェン軸57の一方側
の軸端部に設けたギヤー58aとは噛合する構成であ
り、又、このフィードチェン軸57の他方側の軸端部に
設けたスプロケット58bには、フィードチェン7を掛
け渡した構成であり、扱胴26の回転駆動と同時に、こ
のフィードチェン7も回転駆動する構成である。 【0025】前記緊急停止手段32のOFF操作によ
り、回転駆動系Aに設けたクラッチモータ54aによ
り、クラッチ54が切状態に操作され、このクラッチ5
4の「切」によって、扱胴部3の回転駆動系(イ)は停
止制御され、この扱胴部3の各部の回転駆動を即時停止
制御する構成である。これにより、原動機17のフライ
ホイル等の慣性に関係なく即時停止する構成である。
又、この扱胴部3を即時停止制御後に、所定時が経過す
ると、該原動機17を自動停止させる構成とするもよ
い。 【0026】前記脱穀機2の選別部4の回転駆動系
(ロ)は、原動機17で送風機37が直接回転駆動さ
れ、この送風機37の送風軸37fの他方側の軸端部に
設けたプーリ59aと、揺動移送装置35の揺動軸35
aの軸端部に設けたプーリ59bとには、ベルト60を
掛け渡した構成である。前記緊急停止手段32のOFF
操作を行っても、選別部4の回転駆動系(ロ)は停止制
御されない構成であり、この選別部4の各部の回転駆動
を継続する構成である。前記送風機37部の作用の制御
は、図3で示すフローチャートに沿って作用を説明する
と、脱穀作業がスタートされ(S−101)、フィード
チェン始動・停止手段15a、及び刈取機始動・停止手
段15bがONされ(S−102)、穀稈センサ19が
OFFか判定され(S−103)、NOと判定されると
(S−103)へ戻る。YESと判定されると刈高さが
設定以上か判定され(S−104)、NOと判定される
と(S−103)へ戻る。YESと判定されると刈取ク
ラッチ61がOFF制御される(S−105)。吸入口
調節弁37dが閉じ制御される(S−105)。チャフ
シーブ36bが閉じ制御される(S−105)。フィー
ドチェン7が停止制御される(S−105)。 【0027】これによって、稈切の混入を防止すること
ができる。図5で示す如く走行ミッション20内には、
制御軸62、及び各種ギヤー等を設けると共に、下部に
は、この制御軸62の回転により、左右両側の走行クロ
ーラ5を張設するスプロケット63aを軸支する走行軸
63bを旋回のときに、回転制御する構成であり、該走
行ミッション20の上部には、旋回時専用の旋回制御ケ
ース64を設け、この旋回制御ケース64内には、車板
65aを軸支する車板軸65bを内装すると共に、油圧
ポンプ66a、及びモータ66b等を設けている。 【0028】図6、及び図7で示す如く操作装置15の
操作ケースの横側に設けたパワステレバー装置67は、
回動自在に設けた支持板68aに設けた固定軸68cに
回動板69aを回動自在に軸支して設け、この回動板6
9aの上端部の略中央部にパワステレバー69cを固着
して設けると共に、この回動板69aの上端部の左右両
側に設けた凸部69bにより、該支持板68aの左右両
側に設けたON−OFF方式のリミットスイッチ68
b,68bを入・切する構成であり、この支持板68a
は支持ピン69dで軸支させた構成であり、該支持板6
8aの下端部には、開閉ピン68dを固着して設けた構
成であり、77はストッパピンである。 【0029】前記支持ピン69dに挿入した支持板68
aの横側で、前後両側には、パワステレバー69cを前
方側、又は後方側への回動操作により、この支持板68
aの開閉ピン68dにより、開閉操作される前開閉板7
0aと後開閉板70bとを回動自在に軸支して設け、こ
れら前・後開閉板70a,70b間には、固定軸70c
を設けた構成であり、70dはスプリングである。 【0030】前記旋回制御ケース64の外側で車板軸6
5bの軸端部には、回動レバー71を装着し、又、この
回動レバー71の上部には、カウンタアーム72aをカ
ウンタピン72bで回動自在に軸支して設け、操作装置
15の操作ケースの横側には、パワステ感度調節レバー
73aを回動杆73bの一方側の端部に装着し、この回
動杆73bは回動ピン73cで回動自在に軸支した構成
である。これらカウンタアーム72aと回動杆73bと
の間には、連結杆73dを設けて連接した構成である。 【0031】プッシュワイヤ76の一方側の先端部74
aは、前開閉板70aの下端部に支持ピン75aで装着
し、この先端部74a側の調節具74bは、後開閉板7
0bの下端部に装着した構成であり、他方側の先端部7
4cは、回動レバー71の先端部へ支持ピン75bで装
着し、この先端側の調節具74bは、カウンタアーム7
2aの先端部へ装着した構成としている。 【0032】前記パワステ感度調節レバー73aの操作
位置により、カウンタアーム72aを介して車板軸65
bは初期回転の標準を早い側、又は遅い側へ変更できる
構成であり、この変更に連動して、走行ミッション20
に内装した制御軸62の初期回転を変更する構成であ
り、これによって方向制御、及び旋回制御等の感度を任
意に設定できる構成である。又、このパワステ感度調節
レバー73aとパワステレバー装置67のパワステレバ
ー69cとを連接させた構成である。 【0033】これにより、制御感度を可変にすることに
より、圃場が軟らかいとき、及び硬い時等の圃場の適応
性が拡大を図ると共に、作業者に適した感度を設定する
ことができて、作業の安全性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】脱穀機拡大正面図 【図2】脱穀機拡大側断面図 【図3】フローチャート図 【図4】コンバインの全体側面図 【図5】走行部の拡大正断面図 【図6】操作装置の操作レバー部の拡大側面図 【図7】操作装置の操作レバー部の一部破断せる拡大正
面図 【符号の説明】 2 脱穀機 3 扱胴部 4 選別部 17 原動機(エンジン) 32 緊急停止手段 54 クラッチ (イ) 回転駆動系 (ロ) 回転駆動系

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 原動機(エンジン)17で脱穀機2の扱
    胴部3を回転駆動する回転駆動系(イ)と、選別部4を
    回転駆動する回転駆動系(ロ)とに分割したコンバイン
    等の脱穀機において、該脱穀機2には緊急停止手段32
    を設けると共に、該回転駆動系(イ)にはクラッチ54
    を設けて該緊急停止手段32の停止操作に連動して該ク
    ラッチ54を切状態に制御して該扱胴部3の回転駆動を
    即時停止制御することを特徴とするコンバイン等の脱穀
    機停止装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012019743A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Iseki & Co Ltd コンバイン
JP2012152159A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Iseki & Co Ltd 脱穀装置及びこれを備えたコンバイン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012019743A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Iseki & Co Ltd コンバイン
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