JPH11332368A - 脱穀機の二番処理装置 - Google Patents

脱穀機の二番処理装置

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JPH11332368A
JPH11332368A JP14602498A JP14602498A JPH11332368A JP H11332368 A JPH11332368 A JP H11332368A JP 14602498 A JP14602498 A JP 14602498A JP 14602498 A JP14602498 A JP 14602498A JP H11332368 A JPH11332368 A JP H11332368A
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JP
Japan
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threshing
chamber
processing
dust
sorting
Prior art date
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Pending
Application number
JP14602498A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Imamura
英一 今村
Masaji Nakai
正司 中井
Kenichiro Takeuchi
賢一朗 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二番処理室から漏下、及び排出する脱穀処理物
と、排塵処理室から漏下、及び排出する脱穀処理物との
両者を、揺動選別装置上で混合させずに揺動選別しよう
とするものであり、又、該二番処理室での脱穀処理を確
実にしようとするものである。 【解決手段】脱穀室22の側部に未脱穀物を処理する排
塵処理室23、及び二番物を処理する二番処理室24を
設け、この二番処理室24の二番受網32の目合は、該
脱穀室22の脱穀受網33の目合より小目合とし、又、
二番受網32の下部に位置すると共に、排塵口34の下
部に位置する個所の揺動選別装置3には、複数個のチャ
フシーブ42bの取付幅より広い開口3c部を設けてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、脱穀室の側部に
未脱穀処理物を処理する排塵処理室、及び二番物を処理
する二番処理室を設け、この二番処理室を構成する二番
受網の目合は、該脱穀室を構成する脱穀受網の目合より
小目合とし、又、二番受網の下部に位置すると共に、該
脱穀室の排塵口の下部に位置する箇所の揺動選別装置に
は、穀粒を揺動選別して漏下させる複数個のチャフシー
ブの取付け幅より広い開口部を設けた二番処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】脱穀室内で脱穀処理されなかった未脱穀
処理物は、この脱穀室の移送終端部の排塵口から排塵処
理室内へ供給され、この排塵処理室内で再度脱穀処理す
る。又、二番物は、二番処理室内へ還元供給され、この
二番処理室内で再度脱穀処理する。
【0003】前記脱穀室、排塵処理室、及び二番処理室
から漏下した脱穀処理物と、該排塵処理室、及び該二番
処理室の移送終端部か排出された脱穀処理物とは、揺動
選別装置上へ供給されて両者が混合し、この混合した脱
穀処理物は、チャフシーブ上を移送しながら揺動選別さ
れ、この選別した穀粒は、このチャフシーブから漏下し
て、選別した稈切、及び藁屑等は、この揺動選別装置か
ら機外へ排出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】二番処理室から漏下、
及び排出する脱穀処理物と、排塵処理室から漏下、及び
排出する脱穀処理物との両者は、揺動選別装置上で混合
されることにより、該排塵処理室から漏下、及び排出す
る脱穀処理物内に混入する稈切、及び藁屑等は、二番処
理室から漏下、及び排出する脱穀処理物内に混入する稈
切、及び藁屑等より、大幅に多く、このために、これら
が該揺動選別装置上で混合すると、選別性能が低下する
ことが発生したり、又、該二番処理室内での熟れが悪い
ことがあったが、この発明により、この問題点を解決し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、脱穀室22の一方側の側部には該脱穀室22の移送
終端部の排塵口34から排出する未脱穀処理物の供給を
受けて処理する排塵処理室23と、二番物の供給を受け
て処理する該排塵処理室23の前側に連接する二番処理
室24と、該脱穀室22の下側に脱穀処理物の供給を受
けて揺動選別して穀粒を漏下させる複数個のチャフシー
ブ42bを有する揺動選別装置3とを設けた脱穀機にお
いて、該二番処理室24を構成する二番受網32の目合
を該脱穀室22を構成する脱穀受網33の目合より小目
合にして設けると共に、該揺動選別装置3の該二番受網
32の下部に位置して前後方向は該排塵口34の下部に
位置する箇所には複数個の該チャフシーブ42bの取付
け幅より広い開口3c部を設けたことを特徴とする脱穀
機の二番処理装置の構成とする。
【0006】
【発明の作用】脱穀室22内で脱穀処理されなかった未
脱穀処理物は、この脱穀室22の移送終端部の排塵口3
4から排塵処理室23内へ供給され、この排塵処理室2
3内で再度脱穀処理する。又、二番物、及び該脱穀室2
2を構成する脱穀受網33から漏下する一部の枝梗付穀
粒は、二番処理室24内へ還元供給され、この二番処理
室24内で再度脱穀処理する。
【0007】前記脱穀室22の脱穀受網33、排塵処理
室23から漏下した脱穀処理物、及び該排塵処理室23
から排出された脱穀処理物は、揺動選別装置3上へ供給
され、前後に複数個設けたチャフシーブ42b上を移送
しながら揺動選別され、この選別した穀粒は、この各チ
ャフシーブ42b間から漏下し、選別した稈切、及び藁
屑等は、この揺動選別装置3から機外へ排出する。又、
二番処理室24を構成する該脱穀受網33の目合より小
目合の二番受網32から漏下した脱穀処理物は、該揺動
選別装置3の複数個のチャフシーブ42bの取付け幅よ
り広い開口3c部から漏下する。更に該二番処理室24
の移送終端部から排出される脱穀処理物は、該揺動選別
装置3上へ供給され、複数個の該チャフシーブ42b上
を移送されながら揺動選別され、選別された穀粒は該各
チャフシーブ42b間から漏下する。又、選別された稈
切、及び藁屑等は、この揺動選別装置3から機外へ排出
する。
【0008】
【発明の効果】排塵処理室23からの脱穀処理物を、揺
動選別装置3上へ漏下供給する位置と、二番処理室24
からの脱穀処理物を、該揺動選別装置3上へ漏下供給す
る位置とは、別々の位置へ供給することにより、これら
供給される両脱穀処理物は、該揺動選別装置3上で混合
することがなく、このために、選別性能の低下を防止す
ることができる。又、二番受網32の目合を小目合にし
たことにより、選別性能も良好になった。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。コンバイン1に載置した脱穀機2に
内装、及び装着した二番処理室24と二番還元筒30等
により構成する二番物を処理する二番処理装置を図示し
て説明する。
【0010】前記コンバイン1の車台4の下部には、土
壌面を走行する左右一対の走行クローラ5を張設した走
行装置6を配設し、該車台4上部には、フィードチェン
7に挾持されて搬送される刈取穀稈を脱穀し、この脱穀
された穀粒を選別回収して一時貯留する穀粒貯留タンク
8を設けた脱穀機2を載置している。前記脱穀機2の前
部には、前端位置から立毛穀稈を分草する分草体9と、
この分草された穀稈を引き起す引起装置10と、引き起
こされた穀稈を刈り取る刈刃装置11と、この刈り取ら
れた穀稈を後方へ搬送し、フィードチェン7へ受渡しす
る穀稈掻込搬送装置12等を設けた刈取機13は、油圧
駆動による伸縮シリンダ14により、土壌面に対して昇
降自在に作用させる構成としている。
【0011】前記脱穀機2側には、コンバイン1の操作
制御を行う操作装置15と、作業者が搭乗する操縦席1
6とを設け、この操縦席16の下部には、エンジン17
を搭載すると共に、後方には、穀粒貯留タンク8を設置
する。これら走行装置6、脱穀機2、刈取機13、エン
ジン17等によって、該コンバイン1の機体18を構成
させている。
【0012】前記刈取機13の穀稈掻込搬送装置12に
よって形成される穀稈搬送経路中には、刈り取られ搬送
される穀稈に接触作用することにより、脱穀機2へ穀稈
供給の有無を検出する穀稈センサ19を設けると共に、
車台4の前端部に装架された走行用ミッションケース2
0の伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行車速
を検出する車速センサ21を設けた構成としている。
【0013】前記脱穀機2は、図1〜図4で示す如く上
部側に脱穀室22、排塵処理室23、及び二番処理室2
4を設け、下部に選別室25を各々配置した構成であ
る。該脱穀室22内には、各種の多数の扱歯26aを植
設して穀稈を脱穀処理する扱胴26を前後方向に、前側
機壁27aと中機壁27bとに、扱胴軸28で軸架内装
している。
【0014】平面視前記脱穀室22の右側に平行して前
部に位置させた二番処理室24内には、後述する二番還
元筒30から還元される未脱穀処理物(二番物)を前方
へ移送、又は脱穀処理する二番処理胴29には、移送始
端部から順次移送螺旋31aを装着し、次に多数の処理
歯31bを植設し、次に脱穀されて二番受網32から漏
下しなかった脱穀処理物は、該二番処理室24の移送終
端部の開口24c部から内側へ向けて、下部の選別室2
5へ排出する排出羽根31cを装着した構成である。該
二番処理胴29の外径は、後述する排塵処理胴38の外
径より、小径とした構成である。該二番受網32の四角
形状の目合の大きさは、例えば、8.2mm×8.2m
mであり、後述する脱穀受網33の四角形状の目合の大
きさ12.5mm×12.5mmより小目合として、該
二番処理室24内での脱穀処理する脱穀物の熟れを良好
にする構成としている。
【0015】前記二番処理胴29と、後部側に位置させ
た排塵処理室23内には、脱穀室22の後端部側の排塵
口34から供給される一部の未脱穀処理物を再処理する
移送螺旋38a、及び多数の処理歯38bを装着した排
塵処理胴37とは、同軸の処理胴軸39に連設させ、該
脱穀室22より後方へ延出して、前側機壁27aと後側
機壁27cとに、該処理胴軸39で軸架内装した構成と
している。
【0016】前記二番処理室24内には、還元される未
脱穀処理物(二番物)内に混入する穀粒を検出する穀粒
センサ24aを設けた構成であり、この穀粒センサ24
aは穀粒が当るとONするON−OFFスイッチ方式で
あり、所定時間内のON回数により、二番物内に混入す
る穀粒量を検出する構成としている。前記脱穀室22の
平面視左側の扱ぎ口22aに沿って、穀稈を挾持移送す
るフィードチェン7と、このフィードチェン7に穀稈を
挾持する挾持杆40とを配設すると共に、扱胴26の扱
歯26aの外周縁下部から扱胴カバー41までの間を包
囲する脱穀受網33と、二番処理胴29の移送螺旋31
a、及び処理歯31b等の外周縁下側を包囲して、この
二番処理胴29の後端部から前端部までの間を張設し
て、移送終端部が開口24cした半円形状の二番受網3
3と、排塵処理胴37の移送螺旋38a、及び処理歯3
8bの外周縁下側を包する前後方向に所定間隔に設けた
漏下枠を外周枠で支持した排塵漏下具23aとを各々配
設し、又、右側機壁36の内側部には、これら二番処理
胴29、及び排塵処理胴37等を内装する排塵処理室2
3、及び図2で示す如く、脱穀室22の脱穀受網33の
右側の上部から漏下する一部の枝稈付着粒等は、二番処
理室24の二番受網33の上部に設けた供給口32aか
らこの二番処理室24内へ供給され、再度脱穀処理する
構成である。この供給口32aの上側で右側機壁36の
内側には、略三角形状の塞板33aを設け、該二番受網
33の該供給口32aの下側には、弾性部材よりなる仕
切板32bを垂下状態に設け、この二番受網33から漏
下した脱穀処理物を後述する揺動選別装置3のチャフシ
ーブ42b上へ漏下させない構成としている。
【0017】前記排塵処理室23の移送終端部には、こ
の排塵処理室23で処理された藁屑、及び稈切等の排塵
物を排出する排出口23bを設けた構成としている。前
記選別室25は、脱穀室22で脱穀処理され、脱穀受網
33から漏下した脱穀物と、二番処理室24で処理さ
れ、二番受網32から漏下した処理物と、該二番処理室
24の開口24cから排出される処理物と、排塵処理室
23で処理され、排塵漏下具23aから漏下した処理物
と、該排塵処理室23の排出口23bから排出された排
塵物の一部とを移送しながら選別する縦長の揺動選別装
置3は、扱胴26の軸方向に沿わせて前部を上手側にし
て、前端部に揺動支点3aを設けると共に、後方へ向け
て延長配設し、その後端部に設けた揺動カム3bによっ
て、揺動可能に架設した構成としている。
【0018】前記揺動選別装置3は、前部の山形状の移
送棚42a、この移送棚42aの後側の前後方向に所定
間隔に設けたチャフシーブ42b、このチャフシーブ4
2bの後側の左右方向に所定間隔に設けたストローラッ
ク42c、及び該チャフシーブ42bの下側に所定目合
のグレンシーブ42d等を設けてなる構成であり、該チ
ャフシーブ42bは移送角度を調節可能に構成して漏下
量を変更できる構成である。
【0019】図1、及び図2で示す如く前記揺動選別装
置3の下記に位置する箇所の複数個のチャフシーブ42
bは、左右方向は二番処理室24の二番受網32の下部
に位置すると共に、前後方向は脱穀室22の排塵口34
の下部に位置する箇所は、右端部から所定長さの間を除
去し、複数個の該チャフシーブ42bの取付け幅より広
い開口3c部を設けた構成であり、該二番受網32から
漏下する二番物を脱穀処理した脱穀処理物の穀粒は、該
揺動選別装置3の移送棚42aで後部へ移送され、この
移送棚42aの移送終端部を経て該開口3c部から直接
グレンシーブ42d上へ落下供給されて、揺動選別され
る構成である。
【0020】又、前記二番処理室24の移送終端部の開
口24c部から排出される脱穀処理物内に混入する穀粒
は、上記と同じように移送棚42aから直接グレンシー
ブ24d上へ移送供給されて、揺動選別される。脱穀処
理物の内の藁屑、及び稈切等は、該移送棚42aからチ
ャフシーブ42b、ストローラック42cを経て機外へ
排出する構成である。該二番処理室24の二番受網32
から漏下する脱穀処理物と、排塵処理室23の排塵漏下
具23aから漏下する脱穀処理物とは、揺動選別装置3
のチャフシーブ42b上で混合しない構成として、選別
性能の向上を図る構成としている。
【0021】前記揺動選別装置3の移送始端部側(上手
側)には、送風ファン43の送風胴43aに内装した複
数枚の送風羽根43bの回転駆動により、選別風を起風
して選別風路44aへ送風する該送風ファン43を配設
した構成であり、左・右側機壁35,36には、吸入口
を設けた構成としている。前記揺動選別装置3のグレン
シーブ42dの下方部には、このグレンシーブ42dか
ら漏下した中選別物は、固定の一番選別棚44上で送風
ファン43からの選別風の送風により、一番穀粒を風選
別する一番選別部を設けると共に、前記ストローラック
42cから漏下した荒選別物は、固定の二番選別棚45
a上で二番物を粗選別する二番選別部を設け、該一番選
別部と該二番選別部に、該送風ファン43からの起風を
送風して、一番選別、及び二番選別する構成である。
【0022】前記送風胴43a底板の下手側を直線状に
延長して送風吐出口の下唇部43cを形成すると共に、
風割47を設け、又、この下唇部43cの先端部と、一
番選別棚44から流下選別される一番穀粒を収容して一
番螺旋48により、横送りする一番受樋49の上手側と
接続し、その下手側は該一番選別棚44の下端部と接続
させる。この一番選別棚44の下側面には、二番受樋4
5の前側の流下棚先端部を重合させた構成である。
【0023】前記二番受樋45の前後両側の流下棚から
流下する未脱穀処理物(二番物)を収容して、二番螺旋
50により横送りする該二番受樋45の後側の該流下棚
の先端部は、二番選別棚45aの下部の下側に重合させ
た構成であり、この二番選別棚45aの上端部は機外へ
開放させた構成である。前記二番螺旋50で横移送され
た未脱穀処理物(二番物)を引継して、上方側の二番処
理室24内へ揚送する。上端部に還元羽根(図示せず)
を設けると共に、揚送螺旋30aを内装した二番還元筒
30を脱穀機2の平面視右側壁36に斜設して設け、こ
の二番還元筒30の還元口30bは、揚送された二番還
元物を該二番処理室24の二番処理胴29の後端部位置
へ還元すべく開口させた構成としている。
【0024】前記揺動選別装置3のストローラック42
c上部には、送風ファン43の選別風と、該揺動選別装
置3の揺動選別とによって選別した選別塵埃と、排塵処
理室23の排出口23bから排出される藁屑、及び稈切
等の排塵物とを吸引して機外へ排出する排塵ファン51
を設けた構成である。前記穀粒貯留タンク8の一側部に
は、縦移送用の縦移送螺旋52aを内装した排穀支持筒
52を設け、この排穀支持筒52の上端部を支点とし
て、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒
を排出する排出螺旋53aを内装した排出オーガ53
は、上下回動、及び左右旋回可能に前後方向へ配設した
構成としている。
【0025】前記穀粒貯留タンク8の下部には、後方向
へ穀粒を移送して、排穀支持筒52内へ供給して、縦移
送螺旋52aへ引継させるタンク移送螺旋54を回転自
在に軸支すると共に、このタンク移送螺旋54の上側に
は、山形状の流下板55を設けた構成である。前記穀粒
貯留タンク8の一方側の傾斜のゆるい側の底板8aの内
側面には、図6〜図8で示す如く複数個のL字形状で所
定長さの案内板56を設け、この案内板56の下端部位
置は、流下板55の下端部位置と略同じ位置とするか、
又は下方に位置させた構成とし、これら各案内板55の
下端部には、連結板57を各連結ピン57aで回動自在
に連接させて装着した構成であり、又、上端部は各連結
ピン56aで回動自在に該底板8aへ軸支した構成であ
る。
【0026】前記いずれか一本の連結ピン56aの底板
8aの外側面から突出した軸端部には、ギヤー56bを
固着して設けると共に、このギヤー56bには、この底
板8aの外側面に設けた正逆回転するモータ58の軸端
部に固着して設けたギヤー58aと噛合する構成とし、
該モータ58の正逆回転によって、穀粒貯留タンク8内
の穀粒は、各案内板56の回動により、この穀粒貯留タ
ンク8内から排穀支持筒52内へ案内する構成である。
【0027】前記操作装置15に設けた排出レバー15
aの穀粒排出操作に連動して、ON−OFFスイッチ方
式の始動スイッチ15bがON作動され、この始動スイ
ッチ15bのON作動により、モータ58は回転する構
成としている。これにより、高水分値の刈取穀稈を収穫
作業したときに、この穀粒は底板8aと流下板55との
間にブリッジ現象が発生するが、発生しても各案内板5
6により、強制的にタンク移送螺旋54へ流下案内さ
れ、穀粒の流下が良好となって、穀粒の排出時間が短縮
できる。又、穀粒の流下が良好になることにより、該底
板8aの傾斜角をゆるくすることができて、タンク8の
容量をアップすることができる。
【0028】図9〜図14で示す如くの刈取機70、及
び脱穀機71を載置したコンバイン72であり、該脱穀
機71のフィードチェン7の穂先挾持側で移送始端部側
には、補助フィードチェン59を並設する。この補助フ
ィードチェン59は移送終端部側を回動中心として、移
送始端部側は上下に回動自在に設けると共に、この補助
フィードチェン59の穂先側チェンプレート59aは、
図11で示す如く小判形に形成すると共に、株元側チェ
ンプレート59bは、図12で示す如く中央部には、突
出部を設けた構成としている。
【0029】前記フィードチェン7、及び補助フィード
チェン59の上手側には、図13で示す如く供給搬送装
置60を設け、この供給搬送装置60は支持具61に設
けた支持杆61aに装着した保持杆61bで支持させた
構成である。前記保持杆61bの一端部側には、長孔6
2a部を回動自在に装着したチェン張りプレート62を
設け、該保持杆61bの他端部側には、遊車63aを先
端部に回転自在に装着した遊車杆63を回転自在に設
け、該チェン張りプレート62の一端部側には、遊車6
2bを回転自在に装着している。支持具61に内装した
回転軸61cの上端部には、スプロケット64aを回転
自在に軸支して設け、これら各遊車62b、63a、及
び該スプロケット64aには、供給チェン64を張設し
た構成である。
【0030】前記チェン張りプレート62の中央の突出
部62cと、移動モータ65の軸65a上端部に設けた
回動板65bの外周近傍部との間には、連結杆65cを
設けて連接させた構成である。66は弾発スプリングで
あり、該チェン張りプレート62の円形状の外側には、
挾持杆73を出入自在に設けた構成である。前記供給搬
送装置60の供給チェン64は、移送されて来る刈取穀
稈の全長が長穀稈のときには、補助フィードチェン59
へ近接状態に制御すると共に、該補助フィードチェン5
9の移送始端部が、図10で示す如く下部へ回動して、
移送始端部を下降状態に制御する構成としている。又、
刈取穀稈の全長が短穀稈のときには、該供給チェン64
は、該補助フィードチェン59から所定距離離れた位置
へ制御すると共に、該補助フィードチェン59の移送始
端部が上部へ回動して、この補助フィードチェン59の
上側部は、フィードチェン7の上側部と略同じ位置にす
べく制御する構成としている。
【0031】前記供給搬送装置60の供給チェン64の
下部の上手側には、移送始端部を回動中心67aとし
て、刈取穀稈の長・短穀稈により、上下回動自在な扱ぎ
深さ搬送装置67を設け、穀稈掻込搬送装置12の移送
始端部には、ON−OFFスイッチ方式の穀稈センサ1
2aを設け、引起装置10の後側で上下方向略中央部に
は、ON−OFFスイッチ方式の短稈センサ68を設
け、扱ぎ口22a側には、ON−OFFスイッチ方式の
扱ぎ深さセンサ69を設け、この扱ぎ深さ69は、穂先
側には、扱ぎ深さセンサ69aを設け、株元側には扱ぎ
深さセンサ69bを設け、これら扱ぎ深さセンサ69
a,69bの検出により、扱ぎ深さを制御する構成であ
る。
【0032】前記短稈センサ68のON状態により、供
給搬送装置60の供給チェン64を補助フィードチェン
59ヘ近接制御すると共に、該補助フィードチェン59
の移送始端部を下降制御する構成としている。又、該短
稈センサ68のOFF状態により、該供給チェン64を
該補助フィードチェン59から離間制御すると共に、該
補助フィードチェン59の移送始端部を上昇制御する構
成としている。
【0033】これにより、前記補助フィードチェン59
は、刈取穀稈が短穀稈のときの穀稈引継、及び搬送には
有効であったが、長穀稈のときの刈取り開始時、及び刈
取り終了のときは、穀稈の乱れが発生したり、又、多流
量のときには、この補助フィードチェン59で穀稈を切
断することが発生していたが、この補助フィードチェン
59を穀稈の長・短により、下降制御することにより、
上記の問題点を解消することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の拡大側断面図。
【図2】要部の拡大正断面図。
【図3】脱穀機の拡大側断面図。
【図4】脱穀機の拡大平断面図。
【図5】コンバインの全体側面図。
【図6】他の実施例を示す図で、穀稈貯留タンクの拡大
側断面図。
【図7】他の実施例を示す図で、穀粒貯留タンクの拡大
正断面図。
【図8】他の実施例を示す図で、操作装置部の拡大側断
面図。
【図9】他の実施例を示す図で、脱穀機の拡大平面図。
【図10】他の実施例を示す図で、フィードチェン部の
拡大側面図。
【図11】他の実施例を示す図で、補助フィードチェン
の拡大側面図。
【図12】他の実施例を示す図で、補助フィードチェン
の拡大側面図。
【図13】他の実施例を示す図で、供給搬送装置部の拡
大平面図。
【図14】他の実施例を示す図で、コンバインの全体側
面図。
【符号の説明】
3 揺動選別装置 3c 開口 22 脱穀室 23 排塵処理室 24 二番処理室 32 二番受網 33 脱穀受網 34 排塵口 42b チャフシーブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀室22の一方側の側部には該脱穀室
    22の移送終端部の排塵口34から排出する未脱穀処理
    物の供給を受けて処理する排塵処理室23と、二番物の
    供給を受けて処理する該排塵処理室23の前側に連接す
    る二番処理室24と、該脱穀室22の下側に脱穀処理物
    の供給を受けて揺動選別して穀粒を漏下させる複数個の
    チャフシーブ42bを有する揺動選別装置3とを設けた
    脱穀機において、該二番処理室24を構成する二番受網
    32の目合を該脱穀室22を構成する脱穀受網33の目
    合より小目合にして設けると共に、該揺動選別装置3の
    該二番受網32の下部に位置して前後方向は該排塵口3
    4の下部に位置する箇所には複数個の該チャフシーブ4
    2bの取付け幅より広い開口3c部を設けたことを特徴
    とする脱穀機の二番処理装置。
JP14602498A 1998-05-27 1998-05-27 脱穀機の二番処理装置 Pending JPH11332368A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102960129A (zh) * 2011-08-30 2013-03-13 井关农机株式会社 脱粒装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102960129A (zh) * 2011-08-30 2013-03-13 井关农机株式会社 脱粒装置
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