JP2012152159A - 脱穀装置及びこれを備えたコンバイン - Google Patents
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【解決手段】フィードチェン1に対して脱穀時移送方向の動力を供給する正転駆動系と、フィードチェン1に対して脱穀時移送方向とは反対向きの動力を供給する逆転駆動系とを備え、脱穀時には、逆転駆動系による動力の供給を切った状態で、正転駆動系による動力をフィードチェン1に供給し、緊急停止時には正転駆動系による動力の供給を切った状態で又は正転駆動系による動力の供給を切らずにその動力に抗して、逆転駆動系による動力をフィードチェン1に供給してフィードチェン1を停止させる又は脱穀時移送方向とは反対向きに駆動する構成とする。
【選択図】図6
Description
そこで、本発明の主たる課題は、これらの問題点を解決することにある。
すなわち、請求項1記載の発明は、フィードチェン(1)と挟持杆(2)との間で穀稈を挟持しかつフィードチェン(1)の移動により穀稈を移送しつつ回転駆動される扱胴(21)に穀稈の穂先を接触させて脱穀を行う構成の脱穀装置(14)において、
前記フィードチェン(1)に対して脱穀時移送方向の動力を供給する正転駆動系と、前記フィードチェン(1)に対して脱穀時移送方向とは反対向きの動力を供給する逆転駆動系とを備え、
脱穀時には、前記逆転駆動系による動力の供給を切った状態で、前記正転駆動系による動力を前記フィードチェン(1)に供給し、緊急停止時には前記正転駆動系による動力の供給を切った状態で又は前記正転駆動系による動力の供給を切らずにその動力に抗して、前記逆転駆動系による動力を前記フィードチェン(1)に供給して該フィードチェン(1)を停止させるか又は脱穀時移送方向とは反対向きに駆動する構成としたことを特徴とする脱穀装置(14)である。
前記脱穀時には、前記脱穀クラッチ(47)を接続するとともに前記第二伝動クラッチ(66)を遮断し、前記緊急停止時には、前記脱穀クラッチ(47)を遮断するとともに前記第二伝動クラッチ(66)を接続し、前記第二伝動経路(R2)の分岐元の伝動経路及びこれに繋がっている伝動経路に残る慣性力を動力として前記第二伝動経路(R2)に供給して、前記フィードチェン(1)を停止させるか又は脱穀時移送方向とは反対向きに駆動する構成としたことを特徴とする請求項1記載の脱穀装置(14)である。
前記脱穀時には、前記脱穀クラッチ(47)を接続し前記電動機(71)を駆動するとともに前記第二伝動クラッチ(66)を遮断し、前記緊急停止時には、前記脱穀クラッチ(47)を遮断し前記電動機(71)を駆動停止するとともに前記第二伝動クラッチ(66)を接続し、前記第二伝動経路(R2)の分岐元の伝動経路及びこれに繋がっている伝動経路に残る慣性力を動力として前記第二伝動経路(R2)に供給して、前記フィードチェン(1)を停止させるか又は脱穀時移送方向とは反対向きに駆動する構成としたことを特徴とする請求項1記載の脱穀装置(14)である。
前記緊急停止時には、前記上流側チェン支持部(75)を前記挟持杆(2)から離間する方向に回動させて、フィードチェン(1)における前記上流側チェン支持部(75)に位置する部分を前記挟持杆(2)から離間させる構成としたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の脱穀装置(14)である。
(第1の形態)
図1〜図3はコンバイン10の外観を示している。このコンバイン10は、左右一対のクローラ11,11を装備した車体12上に、穀稈供給口13を前側に位置させて脱穀装置14を搭載し、その前部に刈取搬送装置15を設けて構成したものである。
第2の形態は、図8に示すように、第二伝動経路R2を脱穀カウンタ軸48から分岐するのではなく、扱胴入力軸21iから分岐してその回転動力をフィードチェン1の前端部駆動スプロケット59に対して入力するようになっている点で上述の第1の形態と相違するものであり、その他は第1の形態と同様の構成となっている。このように第二伝動経路R2は、慣性力を駆動に利用できる限り、任意の伝動経路から分岐することができるものである。
第3の形態は、図9に示すように、第一伝動経路R1にトルクリミッタ70を介在させたものである。そして、コントローラ90は、脱穀時には脱穀クラッチ47及び第一伝動クラッチ65を接続し、第二伝動クラッチ66を遮断する制御信号を発してコンバイン10を脱穀作業状態とするのに対して、緊急停止スイッチ94又は詰まりセンサ95から情報が入力されると、エンジン35に緊急停止の制御信号を出力してエンジン35をストップすると同時に、第一伝動クラッチ65は遮断せずに脱穀クラッチ47を遮断し、第二伝動クラッチ66を接続するようにそれぞれ制御信号を出力する。これにより、回転する扱胴21の慣性力は脱穀カウンタ軸48及び第二伝動経路R2を介してフィードチェン1の前端部駆動スプロケット59に伝達され、フィードチェン1に対して脱穀時移送方向とは反対向きの動力が与えられる。同時に、回転する扱胴21の慣性力は脱穀カウンタ軸48から選別系統の伝動経路及び第一伝動経路R1を介して、フィードチェン1の後端部駆動スプロケット55にも伝達され、フィードチェン1に対して脱穀時移送方向の動力が与えられる。その結果、フィードチェン1に正逆両方の動力が与えられる。ただしこのとき、トルクリミッタ70には設定トルク以上のトルクが発生してスリップし、当該トルクリミッタ70において第一伝動経路R1における伝動は遮断されるため、フィードチェン1に対して第一伝動経路R1からの正転動力の供給はなされず、第二伝動経路R2を介して逆転動力が供給され、フィードチェン1は逆転されるか又は停止することになる。
第4の形態は、第1の形態において、第二伝動経路R2のプーリ37p,48p及びベルト38間の動摩擦力よりも、第一伝動経路R1の分岐元の伝動経路におけるプーリ及びベルト(第一伝動経路R1の少なくとも一部を複数のプーリ及びこれに巻き掛けられたベルトにより構成した場合には、これにしても良い)間の動摩擦力がある程度弱くなるように、いずれか一方又は両方のベルトテンション等を設定したものである。そして、コントローラ90は、脱穀時には脱穀クラッチ47及び第一伝動クラッチ65を接続し、第二伝動クラッチ66を遮断する制御信号を発してコンバイン10を脱穀作業状態とするのに対して、緊急停止スイッチ94又は詰まりセンサ95から情報が入力されると、エンジン35に緊急停止の制御信号を出力してエンジン35をストップすると同時に、第一伝動クラッチ65は遮断せずに脱穀クラッチ47を遮断し、第二伝動クラッチ66を接続するようにそれぞれ制御信号を出力する。これにより、回転する扱胴21の慣性力は脱穀カウンタ軸48及び第二伝動経路R2を介してフィードチェン1の前端部駆動スプロケット59に伝達され、フィードチェン1に対して脱穀時移送方向とは反対向きの動力が与えられる。同時に、回転する扱胴21の慣性力は脱穀カウンタ軸48から選別系統の伝動経路及び第一伝動経路R1を介して、フィードチェン1の後端部駆動スプロケット55にも伝達され、フィードチェン1に対して脱穀時移送方向の動力が与えられる。その結果、フィードチェン1に正逆両方の動力が与えられる。ただしこのとき、前述の動摩擦力差が存在するため、第二伝動経路R2を構成するプーリ37p,48p及びベルト38間は滑らずに、第一伝動経路R1の分岐元の伝動経路を構成するプーリ及びベルト間がスリップすることになり、その結果として第一伝動経路R1における伝動は遮断されるため、フィードチェン1に対して第一伝動経路R1からの正転動力の供給はなされず、第二伝動経路R2を介して逆転動力が供給され、フィードチェン1は逆転されるか又は停止することになる。
第5の形態は、図10に示すように、エンジン35の動力をフィードチェン1へ伝動する第一伝動経路R1は設けずに、エンジン35とは別個にフィードチェン1の後端部駆動スプロケット55を直接に駆動する電動機71を設けた点で上述の第1の形態と相違するものであり、その他は第1の形態と同様の構成となっている。そして、コントローラ90は、脱穀時には脱穀クラッチ47を接続し、電動機71を駆動し、第二伝動クラッチ66を遮断する制御信号を発してコンバイン10を脱穀作業状態とするのに対して、緊急停止スイッチ94又は詰まりセンサ95から情報が入力されると、エンジン35に緊急停止の制御信号を出力してエンジン35をストップすると同時に、脱穀クラッチ47を遮断し、電動機71を駆動停止し、第二伝動クラッチ66を接続するようにそれぞれ制御信号を出力する。これにより、電動機71が駆動停止しているためフィードチェン1に対する正転駆動系の動力供給は停止される。一方、回転する扱胴21の慣性力は脱穀カウンタ軸48及び第二伝動経路R2を介してフィードチェン1の前端部駆動スプロケットに伝達され、フィードチェン1に対して脱穀時移送方向とは反対向きの動力が与えられ、フィードチェン1は逆転されるか又は停止する。
第6の形態は、図11に示すようにフィードチェン1の支持部、つまりフィードチェンの前端部駆動スプロケット59及び後端部駆動スプロケット55を支持するレール状部分75,76を、移送方向上流側に位置する上流側チェン支持部75と移送方向下流側に位置する下流側チェン支持部76とに分割し、両者を左右方向に沿う回動軸77を介して連結し、上流側チェン支持部75の前端側にシリンダからなる往復駆動装置78を接続し、この往復駆動装置78により上流側チェン支持部75を下流側チェン支持部76側の端部の回動軸77を支点として挟持杆2から離間する方向及び挟持杆2に近づく方向に回動可能に構成したものである。そして、コントローラ90は、脱穀時には往復駆動装置78により上流側チェン支持部75を挟持杆2に近づく方向に移動させた状態として、当該上流側チェン支持部75におけるフィードチェン1と挟持杆2との間で穀稈を挟持搬送するのに対して、緊急停止スイッチ94又は詰まりセンサ95から情報が入力されると、往復駆動装置78により上流側チェン支持部75が挟持杆2から離間する方向に回動されて、フィードチェン1における上流側チェン支持部75に位置する部分を挟持杆2から離間させる。よって、本第6の形態によれば、緊急停止時にフィードチェンと挟持杆2との間に挟まれた異物を除去し易くなる。特に、上述の第1〜第5の形態においては、緊急停止時にはフィードチェン1は逆転されるか又は停止し、異物が上流側チェン支持部75におけるフィードチェン1と挟持杆2との間に位置する可能性が高くなるため、本第6の形態を組み合わせるのは好ましい。
2…挟持杆
5…停車作業用ペダル
6…刈取装置
7…刈取クラッチ
8…副変速装置
10…コンバイン
12…車体
13…穀稈供給口
14…脱穀装置
15…刈取搬送装置
16…前側板
17…後側板
18…扱室
19…処理室
20…排塵処理室
21…扱胴
21g…扱胴ギヤボックス
21i…扱胴入力軸
22…二番処理胴
23…排塵処理胴
24…排塵口
25…排藁チェン
28…選別室
29…揺動選別棚
29x…符号
29x…揺動軸
2s…スプリング
30…唐箕
31…一番移送螺旋
32…一番揚穀装置
32…風向板
33…二番移送螺旋
34…二番揚穀装置
35…エンジン
36…排藁カッタ
36x…カッタ回転軸
37…駆動軸
37p…従動プーリ
38…ベルト
39…テンションプーリ
41…移送棚
42…穀稈引起し装置
43…シーブ
44…第一ストローラック
45…第二ストローラック
46…刈取スイッチ
47…脱穀クラッチ
48…脱穀カウンタ軸
48p…駆動プーリ
49…排塵ファン
50…ギヤボックス
51…入力軸
51g…ギヤ
52…排塵ファン駆動軸
52g…ギヤ
54…フィードチェン駆動軸
55…後端部駆動スプロケット
56…入力側ギヤ
56n…クラッチ爪
56s…スプリング
57…出力側ギヤ
57n…クラッチ爪
58…ギヤ
59…前端部駆動スプロケット
60…シフター
63…プッシュローラ
64…シフターアーム
65…第一伝動クラッチ
66…第二伝動クラッチ
70…トルクリミッタ
71…電動機
75…上流側チェン支持部
76…下流側チェン支持部
90…コントローラ
91…レバー
93…副変速レバー
94…緊急停止スイッチ
95…センサ
96…変速設定ダイヤル
97…穀稈センサ
98…脱穀回転センサ
99…変速スイッチ
100…駐車ブレーキ
Claims (10)
- フィードチェン(1)と挟持杆(2)との間で穀稈を挟持しかつフィードチェン(1)の移動により穀稈を移送しつつ回転駆動される扱胴(21)に穀稈の穂先を接触させて脱穀を行う構成の脱穀装置(14)において、
前記フィードチェン(1)に対して脱穀時移送方向の動力を供給する正転駆動系と、前記フィードチェン(1)に対して脱穀時移送方向とは反対向きの動力を供給する逆転駆動系とを備え、
脱穀時には、前記逆転駆動系による動力の供給を切った状態で、前記正転駆動系による動力を前記フィードチェン(1)に供給し、緊急停止時には前記正転駆動系による動力の供給を切った状態で又は前記正転駆動系による動力の供給を切らずにその動力に抗して、前記逆転駆動系による動力を前記フィードチェン(1)に供給して該フィードチェン(1)を停止させるか又は脱穀時移送方向とは反対向きに駆動する構成としたことを特徴とする脱穀装置。 - 原動機(35)と、この原動機(35)の動力を前記扱胴(21)の回転動力として伝動する主伝動経路と、この主伝動経路又はこれに繋がる伝動経路の途中から分岐して主伝動経路の伝動力を前記正転駆動系の動力として伝動する第一伝動経路(R1)と、前記主伝動経路又はこれに繋がる伝動経路の途中から分岐してその分岐元の伝動経路及びこれに繋がっている伝動経路の伝動力を前記逆転駆動系の動力として伝動する第二伝動経路(R2)と、前記主伝動経路における前記第一伝動経路(R1)への分岐位置より上手側で、前記原動機(35)から前記主伝動経路への伝動を入切する脱穀クラッチ(47)と、前記第二伝動経路(R2)による前記逆転駆動系への伝動を入切する第二伝動クラッチ(66)とを備え、
前記脱穀時には、前記脱穀クラッチ(47)を接続するとともに前記第二伝動クラッチ(66)を遮断し、前記緊急停止時には、前記脱穀クラッチ(47)を遮断するとともに前記第二伝動クラッチ(66)を接続し、前記第二伝動経路(R2)の分岐元の伝動経路及びこれに繋がっている伝動経路に残る慣性力を動力として前記第二伝動経路(R2)に供給して、前記フィードチェン(1)を停止させるか又は脱穀時移送方向とは反対向きに駆動する構成としたことを特徴とする請求項1記載の脱穀装置。 - 前記第一伝動経路(R1)による前記正転駆動系への伝動を入切する第一伝動クラッチ(65)を備え、前記脱穀時には、前記脱穀クラッチ(47)及び前記第一伝動クラッチ(65)をそれぞれ接続するとともに前記第二伝動クラッチ(66)を遮断し、前記緊急停止時には、前記脱穀クラッチ(47)及び前記第一伝動クラッチ(65)をそれぞれ遮断するとともに前記第二伝動クラッチ(66)を接続し、前記第二伝動経路(R2)の分岐元の伝動経路及びこれに繋がっている伝動経路に残る慣性力を動力として前記第二伝動経路(R2)に供給して、前記フィードチェン(1)を停止させるか又は脱穀時移送方向とは反対向きに駆動する構成としたことを特徴とする請求項2記載の脱穀装置。
- 前記第一伝動経路(R1)にトルクリミッタ(70)を介在させ、前記緊急停止時には、前記脱穀クラッチ(47)を遮断するとともに前記第二伝動クラッチ(66)を接続し、前記第一伝動経路(R1)の分岐元の伝動経路及びこれに繋がっている伝動経路に残る慣性力を動力として第一伝動経路(R1)に供給するとともに、前記第二伝動経路(R2)の分岐元の伝動経路及びこれに繋がっている伝動経路に残る慣性力を動力として前記第二伝動経路(R2)に供給して、前記フィードチェン(1)に正逆両方の動力を与えることにより、前記トルクリミッタ(70)に設定トルク以上のトルクを発生させて前記第一伝動経路(R1)を前記トルクリミッタ(70)で遮断するとともに、前記第二伝動経路(R2)を介して前記フィードチェン(1)を停止させるか又は脱穀時移送方向とは反対向きに駆動する構成としたことを特徴とする請求項2記載の脱穀装置。
- 前記第一伝動経路(R1)及びその分岐元の伝動経路の少なくとも一部を複数のプーリ及びこれに巻き掛けられたベルトにより構成するとともに、前記第二伝動経路(R2)の少なくとも一部を複数のプーリ(37p,48p)及びこれに巻き掛けられたベルト(38)により構成し、前記緊急停止時には、前記脱穀クラッチ(47)を遮断するとともに前記第二伝動クラッチ(66)を接続し、前記第一伝動経路(R1)の分岐元の伝動経路及びこれに繋がっている伝動経路に残る慣性力を動力として第一伝動経路(R1)に供給するとともに、前記第二伝動経路(R2)の分岐元の伝動経路及びこれに繋がっている伝動経路に残る慣性力を動力として前記第二伝動経路(R2)に供給して、前記フィードチェン(1)に正逆両方の動力を与えることにより、前記第二伝動経路(R2)を構成するプーリ(37p,48p)及びベルト(38)間は滑らずに、前記第一伝動経路(R1)又はその分岐元の伝動経路を構成する少なくとも一部のプーリ及びベルト間が滑り、前記第二伝動経路(R2)を介して前記フィードチェン(1)を停止させるか又は脱穀時移送方向とは反対向きに駆動する構成としたことを特徴とする請求項2記載の脱穀装置。
- 原動機(35)と、この原動機(35)の動力を前記扱胴(21)の回転動力として伝動する主伝動経路と、前記原動機(35)とは別個に設けられ前記正転駆動系をなす電動機(71)と、前記主伝動経路又はこれに繋がる伝動経路の途中から分岐してその分岐元の伝動経路及びこれに繋がっている伝動経路の伝動力を前記逆転駆動系の動力として伝動する第二伝動経路(R2)と、前記原動機(35)から前記主伝動経路への伝動を入切する脱穀クラッチ(47)と、前記第二伝動経路(R2)による前記逆転駆動系への伝動を入切する第二伝動クラッチ(66)とを備え、
前記脱穀時には、前記脱穀クラッチ(47)を接続し前記電動機(71)を駆動するとともに前記第二伝動クラッチ(66)を遮断し、前記緊急停止時には、前記脱穀クラッチ(47)を遮断し前記電動機(71)を駆動停止するとともに前記第二伝動クラッチ(66)を接続し、前記第二伝動経路(R2)の分岐元の伝動経路及びこれに繋がっている伝動経路に残る慣性力を動力として前記第二伝動経路(R2)に供給して、前記フィードチェン(1)を停止させるか又は脱穀時移送方向とは反対向きに駆動する構成としたことを特徴とする請求項1記載の脱穀装置。 - 前記緊急停止後に前記脱穀クラッチ(47)を接続することにより、前記第二伝動クラッチ(66)が切れる構成としたことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の脱穀装置。
- 前記フィードチェン(1)の支持部を移送方向上流側に位置する上流側チェン支持部(75)と移送方向下流側に位置する下流側チェン支持部(76)とに分割するとともに、前記上流側チェン支持部(75)を前記下流側チェン支持部(76)側の端部を回動支点として前記挟持杆(2)から離間する方向に回動する構成とし、
前記緊急停止時には、前記上流側チェン支持部(75)を前記挟持杆(2)から離間する方向に回動させて、フィードチェン(1)における前記上流側チェン支持部(75)に位置する部分を前記挟持杆(2)から離間させる構成としたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の脱穀装置。 - 前記正転駆動系は前記フィードチェン(1)の移送方向下流側端部に動力を供給する構成とし、前記逆転駆動系は前記フィードチェン(1)における移送方向上流側端部に動力を供給する構成としたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の脱穀装置。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の脱穀装置(14)を備えたことを特徴とするコンバイン。
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