JP2000058866A - 微小装置の製造方法 - Google Patents

微小装置の製造方法

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JP2000058866A
JP2000058866A JP10225896A JP22589698A JP2000058866A JP 2000058866 A JP2000058866 A JP 2000058866A JP 10225896 A JP10225896 A JP 10225896A JP 22589698 A JP22589698 A JP 22589698A JP 2000058866 A JP2000058866 A JP 2000058866A
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film
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板の内部に設けた犠牲層の少なくとも一部
を、いわゆる犠牲エッチングによって除去することによ
り、該基板の表面部分に該基板と微小間隔を隔てて対向
する構造体を形成する微小装置の製造方法において、犠
牲層を速やかにエッチング除去することのできる微小装
置の製造方法を提供する。 【解決手段】犠牲層(酸化膜203)に設けた溝204
内にトンネル206(孔またはスポンジ状の堆積物)を
形成する工程を設けることにより、犠牲エッチング時に
はトンネルを経由してエッチング液が速やかに犠牲層内
部に進入し、従って速やかに犠牲層が犠牲エッチングさ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板のごと
き基板材料の上に機械的な微小構造を形成する方法に関
し、詳しくは犠牲エッチング工程によって除去される犠
牲層の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の微小装置の製造方法を、加速度セ
ンサを例として、図13、図14に従って簡単に説明す
る。図13は加速度センサの製造方法の各工程を示す断
面図である。まず、図13(A)では、シリコン基板1
00の主面に、酸化膜101を熱酸化の手法により成膜
し、その上に窒化ケイ素膜102を減圧CVD(化学気
相成長法)の手法により成膜する。次に、(B)では、
上記構造体の主面に、酸化膜103を常圧CVDの手法
により成膜した後、該酸化膜103を貫通し、上記窒化
ケイ素膜102に達する開口部104を、フォトエッチ
ング、ドライエッチングならびにレジスト除去の手法に
より形成する。次に、(C)では、上記構造体の主面に
多結晶シリコン膜105を減圧CVDの手法により成膜
し、フォトエッチング、ドライエッチングならびにレジ
スト除去の手法により前記多結晶シリコン膜105をパ
ターニングする。次に、(D)では、メタルマスクを用
いた真空蒸着の手法により、上記構造体の主面の一部
に、電極106を形成する。電極106の材料は、後続
の工程で行なわれる長時間の犠牲エッチングに耐えられ
るように、耐フッ酸性の金属材料である金を使用する。
次に、(E)では、(D)の構造体をフッ酸を含むエッ
チング液に浸漬し、上記酸化膜103を犠牲エッチング
することにより、シリコン基板100の主面に微小間隙
112をもって自立する構造体110が得られる。な
お、多結晶シリコン膜105において酸化膜103の開
口部104を充填した部位は、自立する構造体110の
アンカー部111となる。
【0003】次に、図14(A)は、図13の工程で形
成された加速度センサの平面図、(B)は(A)のA−
Aは断面図である。なお、図14(B)は図13(E)
と同じ構造を示す。なお、間隙112は例えば数μm〜
数10μm程度、構造体110の一辺の長さは例えば数
100μm〜1mm程度である。図14(A)におい
て、120は重り、121はエッチングホール、122
は重り120に設けられた櫛歯電極、123は固定極の
櫛歯電極、124は重り120とアンカー部111を接
続する梁である。
【0004】上記エッチングホール121は次の理由に
よって設けられたものである。すなわち、酸化膜103
を犠牲エッチングする際、酸化膜103のエッチング速
度が遅いため、重り120直下のように大面積の部分を
周辺からアンダーエッチングによって除去するには長時
間を要する。そのため、アンダーエッチング量を低減す
るために、重り120のような大面積の部位には多数の
エッチングホール121を設け、その部分からもエッチ
ングを行なうようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
微小装置の製造方法においては、熱酸化膜をフッ酸系エ
ッチング液により犠牲エッチングする手法となっていた
ため、犠牲エッチング時間に長時間を必要とするという
問題があった。また、犠牲エッチング時間を短くするた
めにエッチングホールを多数形成する必要があるので、
その分だけ重りが軽くなってしまい、加速度センサの感
度の向上が難しいという問題もあった。また、長時間の
犠牲エッチングに耐えられるように、金などの耐フッ酸
性の金属を使用しなければならないが、金などは深い不
純物準位を形成する不純物であるため、IC製造プロセ
スとの整合性が悪いという問題があった。また、長時間
の犠牲エッチングの際に、回路部を保護する適当な方法
がないため、回路を同時に同一基板に形成することが困
難であり、従ってチップコストの低減が難しい、という
問題があった。上記のような種々の問題は、すべて、犠
牲層を犠牲エッチングするのに長時間を要することに起
因している。
【0006】本発明は、上記のごとき従来技術の問題点
を解決するためになされたものであり、犠牲層を速やか
にエッチング除去することのできる微小装置の製造方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、特許請求範囲に記載するような
構成をとる。すなわち、本発明においては、速やかにエ
ッチングされる犠牲層を形成することにより、エッチン
グ時間を短縮したものである。具体的には、請求項1に
おいては、犠牲層の内部にトンネルを形成する工程を設
けることにより、犠牲エッチング時にはトンネルを経由
してエッチング液が速やかに犠牲層内部に進入し、従っ
て速やかに犠牲層が犠牲エッチングされる。なお、上記
のトンネルとは、全通した孔状の構造に限らず、請求項
2に記載のように、犠牲層がスポンジ状に堆積された状
態(いわゆる「す」が入った状態)であってもよい。上
記の構成は、例えば後記第1の実施の形態(図1、図
2)に相当する。
【0008】次に、請求項3に記載の発明は、第2の犠
牲層の主面を平坦化する工程を付加したものである。こ
の構成は、例えば後記第2の実施の形態(図3、図4)
に相当する。
【0009】次に、請求項4に記載の発明は、第2の犠
牲層の面(例えば後記図7では下面)に、支持基板を接
合する工程を付加したものである。この構成は、例えば
後記第4の実施の形態(図7、図8)に相当する。
【0010】また、請求項5に記載のように、請求項1
乃至請求項4における犠牲層の内部のトンネルは、犠牲
エッチングにより除去される領域の一部に形成されてい
る。
【0011】次に、請求項6、請求項7に記載の発明に
おいては、トンネルを形成するための溝を、犠牲層では
なく、犠牲層の直下に設けた構造膜(犠牲エッチング時
に除去されない膜)または基板自体に設けるように構成
したものである。上記請求項1〜請求項5の構造では、
トンネルを形成するための溝を、一層目の犠牲層に形成
しているため、トンネルの断面積を大きくするために
は、一層目の犠牲層の厚さを厚くする必要がある。しか
し、実際には犠牲層となる膜(例えば酸化膜)の応力の
問題やクラックの問題などから、あまり厚くすることは
難しい。そのため請求項6、請求項7の発明では、犠牲
層以外の構造膜や基板に溝を形成しているため、溝の深
さを大きくでき、したがってトンネルの断面積を容易に
大きくすることができる。なお、上記のトンネルとは、
全通した孔状の構造に限らず、請求項8に記載のよう
に、犠牲層がスポンジ状に堆積された状態(いわゆる
「す」が入った状態)であってもよい。
【0012】また、上記構造膜は、犠牲エッチングの際
に或る程度の選択比を有して除去されずに残存する物で
あればよいので、窒化膜等に限らず例えばアルミ等の配
線材料や多結晶シリコンなどを利用することもできる。
また、構造膜に溝を設ける構成は、例えば後記第5の実
施の形態(図9、図10)に相当し、基板自体に溝を設
ける構成は、例えば後記第6の実施の形態(図11、図
12)に相当する。
【0013】また、請求項9は、構造膜に溝を設ける構
成における工程を規定したものである。また、請求項1
0は前記請求項3に相当し、請求項11、請求項12は
前記請求項4に相当する。
【0014】また、請求項13は、トンネルの平面形状
パターンと、形成される構造体の平面形状パターンとに
相関を持たせたものである。例えば実施の形態の末尾の
部分で説明するように、トンネルをストライプ状に形成
した場合、その凸凹が構造体を構成する膜に転写される
ため、波形トタン板状に形成され、従って力学的強度を
制御することが出来る。例えば構造体の梁の方向と同一
方向になるようにすれば、梁のばね強度を強く出来、梁
の方向と直角方向になるようにすれば、ばね強度を弱く
できる。ばね強度を弱くすることによって、構造体の内
部応力を緩和することも出来る。
【0015】
【発明の効果】本発明においては、速やかに犠牲層をエ
ッチングにより除去することが出来る、という効果が得
られる。そのため、エッチングホールを設ける必要がな
く、例えば加速度センサにおいては、同一感度であれば
より小さく、同一サイズであればより高感度のセンサを
実現できる。また、金などの材料を使用する必要がなく
なり、メタルマスクやリフトオフといった一般製造プロ
セス以外の要素プロセスを必要とせず、かつ重金属汚染
の心配もないため、IC製造プロセスとの整合性が高く
なり、回路部分も同一チップに混在させることが容易で
あり、しかも標準工程以外の設備投資を抑制することが
出来る。また、回路を同一チップに形成することによ
り、デバイスコストを低減できることはもちろん、セン
サデバイスにおいてはS/N(信号ノイズ比)を向上さ
せ、より高感度で、よりインテリジェントなセンサを実
現することが出来る。また犠牲エッチングプロセスに要
する時間が極端に短くなるため、量産性の向上ができ、
プロセスコストならびにデバイスコストを低減できる、
という効果が得られる。
【0016】また、請求項1乃至請求項5に記載の発明
においては、回路を形成した領域の直上に自立する構造
体を形成することが可能であり、したがって、集積度を
向上することができ、コストを低減することが出来る。
また熱分離構造を有する赤外線センサにあっては、開口
率を向上させる事が可能であり、したがって感度を向上
させることができる。
【0017】また、請求項6乃至請求項12に記載の発
明においては、トンネルを形成するための溝を深く形成
できるため、断面積の大きなトンネルが形成でき、した
がってエッチング液を効率良く導くことが可能であり、
犠牲エッチング時間をさらに短縮することができる。
【0018】また、請求項13に記載の発明において
は、トンネルの形状に応じた凸凹が構造体を構成する膜
に転写されるため、その平面形状パターンを変えること
によって力学的強度を制御することが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1および
図2は本発明の第1の実施の形態を示す図であり、図1
は製造工程を示す断面図、図2は図1の工程によって形
成された微小装置の構造を示す図であり、(A)は平面
図、(B)は(A)のA−A断面図である。
【0020】まず、図1に基づいて製造工程を説明す
る。(A)では、シリコン基板200の主面に、酸化膜
201を熱酸化の手法により成膜し、その上に窒化ケイ
素膜202を減圧CVDの手法により成膜する。
【0021】(B)では、上記構造体の主面に、酸化膜
203を常圧CVDの手法により成膜した後、該酸化膜
203を貫通し、上記窒化ケイ素膜202に達する溝2
04を、ドライエッチングの手法により形成する。
【0022】(C)では、上記構造体の主面に酸化膜2
05を常圧CVDの手法により成膜する。この常圧CV
Dのような被覆性(カバレッジ)の悪い成膜方法を用い
ることにより、上記溝204の内部は完全には充填され
ず、トンネル206が形成される。なお、上記のトンネ
ル206は完全に導通して孔状になっているものに限ら
ず、酸化膜205がスポンジ状に堆積されている状態、
いわゆる「す」が入った状態になっていてもよい。
【0023】また、本実施の形態では、酸化膜205を
形成する方法として常圧CVDを用いた場合を例示した
が、被覆性の悪い成膜方法であれば、他の方法でもよ
い。被覆性の悪い成膜方法としては上記の常圧CVDが
代表的であるが、スパッタなどでもよい。また、酸化膜
205は犠牲層となるが、犠牲層の材料としては酸化膜
に限らず、アルミニウム等の配線材料や多結晶シリコン
等でも用いることが出来る。
【0024】(D)では、上記構造体の酸化膜203な
らびに酸化膜205を貫通し、上記窒化ケイ素膜202
に達する開口部207を、ドライエッチングの手法によ
り形成する。
【0025】(E)では、上記構造体の主面に多結晶シ
リコン膜208を減圧CVDの手法により成膜し、パタ
ーニングする。
【0026】(F)では、上記構造体の主面に、アルミ
膜をスパッタ蒸着の手法により成膜し、ドライエッチン
グの手法によりアルミ電極209を形成する。本実施の
形態では、従来例のようなメタルマスクを用いた真空蒸
着の手法ではなく、標準的なIC製造プロセスとなって
いる。
【0027】(G)では、(F)に記載の構造体を、ア
ルミに対する腐食性の小さなPAD開口液に浸漬し、上
記酸化膜203ならびに酸化膜205を犠牲エッチング
することにより、シリコン基板200の主面に微小間隙
210をもって自立する構造体211を形成する。な
お、多結晶シリコン膜208において、開口部207を
充填した部位は、自立する構造体211のアンカー部2
12となる。
【0028】この犠牲エッチング工程において、酸化膜
205にはトンネル206(孔または「す」)が形成さ
れているので、その部分を通って速やかにエッチング液
が侵入する。そのため面積の広い部位の下の部分でも極
めて急速に犠牲エッチングが行なわれる。
【0029】図2に示す平面図および断面図において、
230は重り、231は重り230に設けられた櫛歯電
極、232は固定極の櫛歯電極、233は重り230と
アンカー部212を接続する梁である。重り230直下
の酸化膜203ならびに酸化膜205のアンダーエッチ
ングは、トンネル206から速やかにエッチング液が進
入し、極めて速やかに達成される。したがって従来例の
ようなエッチングホールは設けていない。また240は
トンネル206のパターンが多結晶シリコン膜208に
転写された凸部である。なお、間隙210は例えば数μ
m〜数10μm程度、構造体211の一辺の長さは例え
ば数100μm〜1mm程度である。
【0030】図2の構造を加速度センサに適用した場合
は、図の上下方向への加速度の印加によって生じる重り
230の変位を、可動部の櫛歯電極231と固定部の櫛
歯電極232との間の静電容量の変化として検出するこ
とにより、加速度を検出するように構成する。
【0031】また、振動型の角速度センサも同様の構造
体で実現可能である。すなわち、櫛歯電極231と櫛歯
電極232との間に交流電圧を印加することよって重り
230を振動させる。そして図2(A)のA−A軸回り
の角速度を受けた際のコリオリ力による重り230のシ
リコン基板200方向への変位を、重り230とシリコ
ン基板200との間の静電容量の変化として検出するこ
とにより、角速度を検出することが出来る。
【0032】また、図2の構造を赤外線センサの熱分離
構造に利用することもできる。例えば自立した構造体
(重り230)の上に熱電対の温接点を、他の部分に冷
接点を形成し、温接点の部分に赤外線が照射するように
形成すれば、構造体下部に空間が形成されているため、
構造体から周囲の構造へ熱が拡散するのを抑制し、感度
を向上させることが出来る。
【0033】なお、第1の実施の形態の構造において
は、トンネル206のパターンが多結晶シリコン膜20
8に転写されることによって凸部240が自動的に形成
されるが、この凸部240は、自立する構造体(重り2
30)が支持基板と接触する際の接触面積を低減する作
用を有するので、自立する構造体が対向する支持基板表
面に固着してしまう傾向を低減する効果が得られる。
【0034】(第2の実施の形態)図3および図4は本
発明の第2の実施の形態を示す図であり、図3は製造工
程を示す断面図、図4は図3の工程によって形成された
微小装置の構造を示す図であり、(A)は平面図、
(B)は(A)のA−A断面図である。
【0035】まず、図3に基づいて製造工程を説明す
る。(A)では、シリコン基板300の主面に、酸化膜
301を熱酸化の手法により成膜し、その上に窒化ケイ
素膜302を減圧CVDの手法により成膜する。
【0036】(B)では、上記構造体の主面に、酸化膜
303を常圧CVDの手法により成膜した後、該酸化膜
303を貫通し、上記窒化ケイ素膜302に達する溝3
04を、ドライエッチングの手法により形成する。
【0037】(C)では、上記構造体の主面に酸化膜3
05を常圧CVDの手法により成膜する。この際、上記
溝304の内部は完全には充填されず、トンネル306
が形成される。なお、上記のトンネル306は完全に導
通して孔状になっているものに限らず、酸化膜305が
スポンジ状に堆積されている状態、いわゆる「す」が入
った状態になっていてもよい。
【0038】(D)では、上記構造体の主面に、SOG
(スピンオンガラス)膜350を成膜し、酸化膜305
の主面を平坦化する。
【0039】(E)では、上記構造体の上記酸化膜30
3、酸化膜305およびSOG膜350を貫通し、上記
窒化ケイ素膜302に達する開口部307を、ドライエ
ッチングの手法により形成する。
【0040】(F)では、上記構造体の主面に多結晶シ
リコン膜308を減圧CVDの手法により成膜し、パタ
ーニングする。
【0041】(G)では、上記構造体の主面に、アルミ
膜をスパッタ蒸着の手法により成膜し、ドライエッチン
グの手法によりアルミ電極309を形成する。本実施の
形態では、従来例のようなメタルマスクを用いた真空蒸
着の手法ではなく、標準的なIC製造プロセスとなって
いる。
【0042】(H)では、(G)に記載の構造体を、ア
ルミに対する腐食性の小さなPAD開口液に浸漬し、上
記酸化膜303、酸化膜305ならびにSOG膜350
を犠牲エッチングすることにより、シリコン基板300
の主面に僅かな間隙310をもって自立する構造体31
1が得られる。多結晶シリコン膜308において開口部
307を充填した部位は自立する構造体311のアンカ
ー部312となる。
【0043】この犠牲エッチング工程において、酸化膜
305にはトンネル306(孔または「す」)が形成さ
れているので、その部分を通って速やかにエッチング液
が侵入する。そのため面積の広い部位の下の部分でも極
めて急速に犠牲エッチングが行なわれる。
【0044】上記各工程(A)〜(H)のうち、(D)
以外の工程は前記図1に示した各工程に下記のように対
応する。すなわち、図3(A)は図1(A)に、(B)
は(B)に、(C)は(C)に、(E)は(D)に、
(F)は(E)に、(G)は(F)に、(H)は(G)
に、それぞれ対応する。すなわち、第2の実施の形態
は、第1の実施の形態における工程に、図3(D)の工
程を付加したものである。この工程を追加したことによ
り、図3(H)に示すように、自立する構造体311の
上面および下面(基板に対向する面)は滑らかな平面と
なり、図1(G)に示すような凸部240は生じない。
【0045】図4に示す平面図および断面図において、
330は重り、331は重り330に設けられた櫛歯電
極、332は固定極の櫛歯電極、333は重り330と
アンカー部312を接続する梁である。重り330直下
の酸化膜303ならびに酸化膜305のアンダーエッチ
ングは、トンネル306から速やかにエッチング液が進
入し、極めて速やかに達成される。したがって従来例の
ようなエッチングホールは設けていない。
【0046】なお、図3および図4の構造を加速度セン
サ、角速度センサ、赤外線センサ等に利用できること
は、前記第1の実施の形態と同様である。
【0047】第2の実施の形態の構造では、自立する構
造体(重り330)の両面が平坦となるので、構造体に
外力が印加された際の応力集中が起こりにくく、破壊さ
れる傾向を減ずることができる。
【0048】(第3の実施の形態)図5および図6は第
3の実施の形態の製造工程を示す断面図である。まず、
図5において、(A)では、シリコン基板400の主面
に、酸化膜401を熱酸化の手法により成膜し、その上
に窒化ケイ素膜402を減圧CVDの手法により成膜す
る。
【0049】(B)では、上記構造体の主面に、酸化膜
403を常圧CVDの手法により成膜した後、該酸化膜
403を貫通し、上記窒化ケイ素膜402に達する溝4
04を、ドライエッチングの手法により形成する。
【0050】(C)では、上記構造体の主面に酸化膜4
05を常圧CVDの手法により成膜する。この際、上記
溝404の内部は完全には充填されず、トンネル406
が形成される。なお、上記のトンネル406は完全に導
通して孔状になっているものに限らず、酸化膜405が
スポンジ状に堆積されている状態、いわゆる「す」が入
った状態になっていてもよい。上記の酸化膜403なら
びに酸化膜405が、自立する構造体直下の犠牲層とな
る。
【0051】(D)では、上記構造体の上記酸化膜40
3ならび酸化膜405を貫通し、上記窒化ケイ素膜40
2に達する開口部407を、ドライエッチングの手法に
より形成する。
【0052】(E)では、上記構造体の主面に多結晶シ
リコン膜408を減圧CVDの手法により成膜し、パタ
ーニングする。これまでの工程は、前記第1の実施の形
態における図1(A)〜(E)の工程にそれぞれ対応す
る。
【0053】(F)では、上記構造体の主面に、酸化膜
470を常圧CVDの手法により成膜した後、該酸化膜
470を貫通し、上記多結晶シリコン膜408あるいは
上記酸化膜405に達する溝471を、ドライエッチン
グの手法により形成する。
【0054】続いて図6に基づいて説明する。(G)で
は、上記図5(F)の構造体の主面に酸化膜472を常
圧CVDの手法により成膜する。上記溝471の内部は
完全には充填されず、トンネル473が形成される。な
お、上記のトンネル473は完全に導通して孔状になっ
ているものに限らず、酸化膜472がスポンジ状に堆積
されている状態、いわゆる「す」が入った状態になって
いてもよい。上記酸化膜470ならびに酸化膜472
が、下記のマイクロシェル(微小構造の蓋)を自立構造
とするための犠牲層となる。
【0055】(H)では、酸化膜470ならびに酸化膜
472を貫通し、多結晶シリコン膜408に達する開口
部480を、ドライエッチングの手法により形成する。
【0056】(I)では、上記構造体の主面に多結晶シ
リコン膜490を減圧CVDの手法により成膜し、パタ
ーニングする。開口部481の側壁が酸化膜470なら
びに酸化膜472の開口部482となっている。
【0057】(J)では、上記構造体を、アルミに対す
る腐食性の小さなPAD開口液に浸漬し、上記開口部4
82より、上記酸化膜472、酸化膜470、酸化膜4
05、ならびに酸化膜403を犠牲エッチングする。こ
れにより、シリコン基板400の主面に僅かな間隙41
0をもって自立する構造体411と、該構造体411と
僅かな間隙460をもって自立するマイクロシェル46
1が得られる。
【0058】この犠牲エッチング工程において、酸化膜
470にはトンネル406(孔または「す」)が形成さ
れ、酸化膜472にはトンネル473が形成されている
ので、その部分を通って速やかにエッチング液が侵入す
る。そのため面積の広い部位の下の部分でも極めて急速
に犠牲エッチングが行なわれる。
【0059】(K)では、上記構造体の主面に、メタル
マスクを用いた真空蒸着の手法により、真空中でアルミ
電極409を形成すると、マイクロシェル461で隔離
された真空のキャビティ462が得られる。
【0060】上記第3の実施の形態では、自立する構造
体411を真空のキャビティ462内に形成した構造が
一度に形成される。したがってこの構造を前記と同様の
加速度センサ、角速度センサ、赤外線センサ等に利用し
た場合に、感度と安定性を向上させることが出来る。
【0061】(第4の実施の形態)図7および図8は本
発明の第4の実施の形態を示す図であり、図7は製造工
程を示す断面図、図8は図7の工程によって形成された
微小装置の構造を示す図であり、(A)は平面図、
(B)は(A)のA−A断面図である。まず、図7に基
づいて製造工程を説明する。(A)では、第1のシリコ
ン基板500の主面(図では下面)に、酸化膜501を
熱酸化の手法により成膜した後、ドライエッチングの手
法により、溝502を形成する。
【0062】(B)では、上記構造体の主面(図では下
面)に、酸化膜503をCVDの手法により成膜する。
この際、上記溝502は完全には充填されず、トンネル
504が形成される。なお、上記のトンネル504は完
全に導通して孔状になっているものに限らず、酸化膜5
03がスポンジ状に堆積されている状態、いわゆる
「す」が入った状態になっていてもよい。上記酸化膜5
01ならびに酸化膜503が、犠牲層エッチングの際の
犠牲層となる。
【0063】(C)では、上記構造体の主面(図では下
面)に、減圧CVDの手法により多結晶シリコン膜50
5を成膜し、該多結晶シリコン膜505の主面を研削な
らびにCMP(化学機械研摩)の手法により鏡面ポリッ
シュする。
【0064】(D)では、上記構造体の主面(図では下
面)と、第2のシリコン基板506の主面とを重ね合わ
せ、酸素雰囲気中で熱処理することによって直接接合す
る。その後、上記第1のシリコン基板500を研削なら
びに研摩し、所望の厚さのSOI(silicon on insulat
or)層507を得る。
【0065】(E)では、上記構造体の主面のSOI層
507を貫通し、犠牲層である酸化膜501ならびに酸
化膜503に達する開口部508をドライエッチングの
手法により形成する。
【0066】(F)では、上記構造体の主面に、アルミ
膜をスパッタ蒸着の手法により成膜し、ドライエッチン
グの手法によりアルミ電極509を形成する。本実施の
形態では、従来例のようなメタルマスクを用いた真空蒸
着の手法ではなく、標準的なIC製造プロセスとなって
いる。。
【0067】(G)では、(F)の構造体を、アルミに
対する腐食性の小さなPAD開口液に浸漬し、上記酸化
膜503ならびに酸化膜505を犠牲エッチングする。
犠牲層内部にトンネルを有する領域の酸化膜は速やかに
犠牲エッチングされ、第2のシリコン基板506の主面
に僅かな間隙510をもって自立する構造体511が得
られる。また、SOI層507直下の酸化膜は残存し、
自立する構造体511のアンカー部512が得られる。
【0068】これまで説明した第1〜第3の実施の形態
では、自立する構造体は多結晶シリコンから構成されて
いたが、本実施の形態では、SOI層すなわち単結晶シ
リコンで構成される。
【0069】図8に示す平面図および断面図において、
530は重り、531は重り530に設けられた櫛歯電
極、532は固定極の櫛歯電極、533は重り530と
アンカー部512を接続する梁である。513は自立す
る構造体511が対向する基板表面と接触する際の接触
面積を低減する凸部であり、本実施の形態では、犠牲層
内部にトンネルを形成した位置に自動的に形成される。
【0070】なお、加速度センサ、角速度センサ、赤外
線センサ等への適用に関しては、前記第1の実施の形態
と同様である。
【0071】上記第4の実施の形態の構造では、自立す
る構造体が平坦で、かつ単結晶から構成されるため、構
造体に外力が印加された際の応力集中が起こりにくく、
また粒界破壊や粒界侵食などを受けず、したがって破壊
される傾向を減ずることができる。
【0072】以上の第1〜第4の実施の形態の説明にお
いては、具体的な例を用いて説明してきたが、これらの
数値や文言、あるいは図に限定される訳ではなく、種々
の微小装置の製造方法に適用可能である。以下、説明す
る。
【0073】まず、第1〜第4の実施の形態において、
犠牲層内部にトンネルを形成するための溝の平面パタン
は、ドット状、ストライプ状あるいはメッシュ状など、
いかなるパターンであってもよく、また断面形状が酸化
膜を貫通していなくても良いし、さらに下地の構造膜あ
るいは支持基板内部に達していても良い。
【0074】また、構造体材料/犠牲層材料/犠牲エッ
チング液の組み合わせを、多結晶あるいは単結晶シリコ
ン/酸化膜/PAD開口液の組み合わせを例に説明して
きたが、これらに限定される訳ではなく、例えばガラス
/アルミ/塩酸など他の材料の組み合わせにおいても本
発明は適用可能である。また、湿式の犠牲エッチングを
例に説明してきたが、これに限定される訳ではなく、乾
式の犠牲エッチングであっても良い。
【0075】また、成膜手法として、CVDや熱酸化、
あるいは真空蒸着などの具体的手法を例に説明してきた
がこれらに限定される訳ではなく、それぞれ他の成膜手
法を用いて良い。また、回路については記載していない
が、同一基板に回路を形成してもよい。この場合、犠牲
エッチングの際に、保護膜たとえばプラズマ窒化ケイ素
膜で回路部を保護する構造とすれば良い。場合によって
は、レジストで保護する構造としても良い。また、重り
部のような大面積の部位にエッチングホールを設けない
例を説明したが、もちろん有っても良い。
【0076】次に、第1〜第3の実施の形態において、
窒化ケイ素膜202、302、402は電極間の電気的
絶縁のために設けたものであり、他の絶縁材料でも良
い。場合によっては無くても良い。また、酸化膜20
1、301ならびに401は、窒化ケイ素膜202、3
02、402の応力緩和層として設けたものであり、場
合によっては無くても良い。
【0077】次に、第1、第2および第4の実施の形態
において、犠牲層に達する開口部を形成した後、電極を
形成する工程順を例に説明してきたが、逆に電極を形成
してから犠牲層に達する開口部を形成しても良い。特に
自立する構造体の膜厚が厚い場合には、後者の方が望ま
しい。
【0078】次に、第1および第3の実施の形態におい
て、犠牲層内部のトンネルをストライプ状に形成した場
合、その凸凹が構造体を構成する膜に転写されるため、
波形トタン板状に形成され、従って力学的強度を制御す
ることが出来る。例えば梁の方向と同一方向になるよう
にすれば、梁のばね強度を強く出来、梁の方向と直角方
向になるようにすれば、ばね強度を弱くできる。ばね強
度を弱くすることによって、構造体の内部応力を緩和す
ることも出来る。
【0079】次に、第2の実施の形態において、SOG
膜350を形成することによって犠牲層の表面の平坦化
を行ったが、CMP(化学機械研摩)の手法により、平
坦化してもよい。
【0080】次に、第4の実施の形態において、マイク
ロシェルを構成する部材と真空を保持するプラグとして
のアルミ電極との間に、電気的絶縁のための絶縁膜を設
けても良い。またマイクロシェルの開口部をアルミ電極
で真空封止する例を説明したが、他の成膜方法でも良い
し、場合によっては機械的圧着でも良い。
【0081】(第5の実施の形態)図9および図10は
本発明の第5の実施の形態を示す図であり、図9は製造
工程を示す断面図、図10は図9の工程によって形成さ
れた微小装置の構造を示す図であり、(A)は平面図、
(B)は(A)のA−A断面図である。なお、前記第1
〜第4の実施の形態では、犠牲層自体に溝を設け、その
溝内にトンネルを形成する構成を説明したが、第5およ
び第6の実施の形態においては、犠牲層直下の基板自体
或いは基板上に設けた構造膜(犠牲エッチング時に除去
されない)に溝を設け、その部分にトンネルを設ける構
成を説明する。
【0082】まず、図9に基づいて製造工程を説明す
る。(A)では、シリコン基板600の主面に、酸化膜
601を熱酸化の手法により成膜し、その上に窒化ケイ
素膜602を減圧CVDの手法により成膜する。
【0083】(B)では、上記構造体の主面に、窒化ケ
イ素膜603をプラズマCVDの手法により成膜した
後、該窒化ケイ素膜603を貫通し、上記窒化ケイ素膜
602に達する溝604を、ドライエッチングの手法に
より形成する。
【0084】(C)では、上記構造体の主面に酸化膜6
05を常圧CVDの手法により成膜する。この際、上記
溝604の内部は完全には充填されず、トンネル606
が形成される。なお、上記のトンネル606は完全に導
通して孔状になっているものに限らず、酸化膜605が
スポンジ状に堆積されている状態、いわゆる「す」が入
った状態になっていてもよい。
【0085】(D)では、上記構造体の上記窒化ケイ素
膜603ならびに酸化膜605を貫通し、上記窒化ケイ
素膜602に達する開口部607を、ドライエッチング
の手法により形成する。
【0086】(E)では、上記構造体の主面に多結晶シ
リコン膜608を減圧CVDの手法により成膜し、パタ
ーニングする。
【0087】(F)では、上記構造体の主面に、アルミ
膜をスパッタ蒸着の手法により成膜し、ドライエッチン
グの手法によりアルミ電極609を形成する。本実施の
形態では、従来例のようなメタルマスクを用いた真空蒸
着の手法ではなく、標準的なIC製造プロセスとなって
いる。
【0088】(G)では、(F)に記載の構造体を、ア
ルミに対する腐食性の小さなPAD開口液に浸漬し、上
記酸化膜605を犠牲エッチングすることにより、シリ
コン基板600の主面に僅かな間隙610をもって自立
する構造体611が得られる。多結晶シリコン膜608
の開口部607を充填する部位は自立する構造体611
のアンカー部612となる。
【0089】図10に示す平面図および断面図におい
て、630は重り、631は重り630に設けられた櫛
歯電極、632は固定極の櫛歯電極、633は重り63
0とアンカー部612を接続する梁である。重り630
直下の酸化膜605のアンダーエッチングは、トンネル
606から速やかにエッチング液が進入し、極めて速や
かに達成される。従って本実施の形態においてはエッチ
ングホールを設けていない。また、640はトンネル6
06のパターンが多結晶シリコン膜608に転写された
凸部である。
【0090】上記のように第5の実施の形態において
は、犠牲層となる酸化膜605に溝を設けるのではな
く、その直下の窒化ケイ素膜603に設けた溝604内
にトンネル606を設けるように構成している。したが
って窒化ケイ素膜603の溝以外の部分は犠牲エッチン
グ後も残存することになる。
【0091】前記第1〜第4の実施の形態では、トンネ
ルを形成するための溝を、一層目の犠牲層に形成してい
るため、トンネルの断面積を大きくするためには、一層
目の犠牲層の厚さを厚くする必要がある。しかし、実際
には犠牲層となる酸化膜の応力の問題やクラックの問題
などから、あまり厚くすることは難しい。そのため本実
施の形態では、非犠牲層である構造膜(窒化ケイ素膜6
03)に溝を形成しているため、溝の深さを大きくで
き、したがってトンネルの断面積を容易に大きくするこ
とができる。
【0092】また、窒化ケイ素膜603は犠牲エッチン
グで除去しないので、除去する犠牲層の量を低減でき、
それによって犠牲エッチング時間をより短縮できる。
【0093】その他の作用効果や応用例については前記
第1の実施の形態と同様である。また、前記第2〜第4
の実施の形態と本実施の形態とを組み合わせることもで
きる。
【0094】(第6の実施の形態)図11および図12
は本発明の第6の実施の形態を示す図であり、図11は
製造工程を示す断面図、図12は図11の工程によって
形成された微小装置の構造を示す図であり、(A)は平
面図、(B)は(A)のA−A断面図である。
【0095】まず、図11に基づいて製造工程を説明す
る。(A)では、シリコン基板700の主面に、酸化膜
701を熱酸化の手法により成膜した後、ドライエッチ
ングの手法により該酸化膜701をパターニングし、開
口部702を形成する。
【0096】(B)では、上記構造体の上記酸化膜70
1をマスクとし、上記開口部702よりシリコン基板7
00を、ドライエッチングの手法によりトレンチエッチ
ングして溝703を形成し、その後、フッ酸によるエッ
チングにより酸化膜701を除去する。
【0097】(C)では、上記構造体の主面に窒化ケイ
素膜704を減圧CVDの手法により成膜する。
【0098】(D)では、上記構造体の主面に、酸化膜
705を常圧CVDの手法により成膜する。この際、上
記溝703の内部は完全には充填されず、トンネル70
6が形成される。なお、上記のトンネル706は完全に
導通して孔状になっているものに限らず、酸化膜705
がスポンジ状に堆積されている状態、いわゆる「す」が
入った状態になっていてもよい。
【0099】(E)では、上記構造体の上記酸化膜70
5を貫通し、上記窒化ケイ素膜704に達する開口部7
07を、ドライエッチングの手法により形成する。
【0100】(F)では、上記構造体の主面に多結晶シ
リコン膜708を減圧CVDの手法により成膜し、パタ
ーニングする。
【0101】(G)では、上記構造体の主面に、アルミ
膜をスパッタ蒸着の手法により成膜し、ドライエッチン
グの手法によりアルミ電極709を形成する。
【0102】(H)では、上記の構造体を、アルミに対
する腐食性の小さなPAD開口液に浸漬して上記酸化膜
705を犠牲エッチングすることにより、シリコン基板
700の主面に僅かな間隙710をもって自立する構造
体711が得られる。なお、多結晶シリコン膜708の
開口部707を充填する部位は自立する構造体711の
アンカー部712となる。
【0103】図12に示す平面図および断面図におい
て、730は重り、731は重り730に設けられた櫛
歯電極、732は固定極の櫛歯電極、733は重り73
0とアンカー部712を接続する梁である。重り730
直下の酸化膜705のアンダーエッチングは、トンネル
706から速やかにエッチング液が進入し、極めて速や
かに達成される。従って本実施の形態においても前記第
1の実施の形態と同様にエッチングホールを設けていな
い。
【0104】上記のように第6の実施の形態において
は、シリコン基板700自体に溝を形成している。その
ためトンネルを形成するための溝を深く形成できるの
で、断面積の大きなトンネルが形成でき、したがってエ
ッチング液を効率良く導くことが可能であり、犠牲エッ
チング時間をさらに短縮することができる。
【0105】その他の作用効果や応用例については前記
第1の実施の形態と同様である。また、前記第2〜第4
の実施の形態と本実施の形態とを組み合わせることもで
きる。
【0106】以上の第5、第6の実施の形態の説明にお
いては、具体的な例を用いて説明してきたが、これらの
数値や文言、あるいは図に限定される訳ではなく、種々
の微小装置の製造方法に適用可能である。以下、説明す
る。
【0107】第5、第6の実施の形態において、犠牲層
直下にトンネルを形成するための、犠牲層直下の構造膜
ないしは基板に形成する溝の平面パターンは、ドット
状、ストライプ状あるいはメッシュ状など、いかなるパ
ターンであってもよく、また断面形状が前記構造膜を貫
通していなくても良いし、さらに下地の構造膜あるいは
支持基板内部に達していても良い。
【0108】また、犠牲層直下のトンネルをストライプ
状に形成した場合、その凸凹が構造体を構成する膜に転
写されるため、波形トタン板状に形成され、従って力学
的強度を制御することが出来る。例えば梁の方向と同一
方向になるようにすれば、梁のばね強度を強く出来、梁
の方向と直角方向になるようにすれば、ばね強度を弱く
できる。ばね強度を弱くすることによって、構造体の内
部応力を緩和することも出来る。
【0109】また、構造体材料/犠牲層材料/犠牲エッ
チング液の組み合わせを、多結晶あるいは単結晶シリコ
ン/酸化膜/PAD開口液の組み合わせを例に説明して
きたが、これらに限定される訳ではなく、例えばガラス
/アルミ/塩酸など他の材料の組み合わせにおいても本
発明は適用可能である。また、湿式の犠牲エッチングを
例に説明してきたが、これに限定される訳ではなく、乾
式の犠牲エッチングであっても良い。
【0110】また、成膜手法として、CVDや熱酸化、
あるいは真空蒸着などの具体的手法を例に説明してきた
がこれらに限定される訳ではなく、それぞれ他の成膜手
法を用いて良い。また、窒化ケイ素膜602、704は
電極間の電気的絶縁のために設けたもので、他の絶縁材
料でも良い。場合によっては、無くても良い。
【0111】また、犠牲層に達する開口部を形成した
後、電極を形成する工程順を例に説明してきたが、逆に
電極を形成してから犠牲層に達する開口部を形成しても
良い。特に自立する構造体の膜厚が厚い場合には、後者
の方が望ましい。
【0112】また、回路については記載されていない
が、同一基板に回路を形成してもよい。この場合、犠牲
エッチングの際に、保護膜たとえばプラズマ窒化ケイ素
膜で回路部を保護する構造とすれば良い。場合によって
は、レジストで保護する構造としても良い。また、重り
部のような大面積の部位にエッチングホールを設けない
例を説明したが、もちろん有っても良い。
【0113】第5の実施の形態において、酸化膜601
は、窒化ケイ素膜602の応力緩和層として設けたもの
で、場合によっては無くても良い。
【0114】第6の実施の形態において、窒化ケイ素膜
704とシリコン基板700との間に応力緩和層とし
て、酸化膜を形成しても良い。
【0115】犠牲層直下にトンネルを形成するための溝
を形成する、犠牲層直下の構造膜ないしは基板として、
第5の実施の形態ではプラズマ窒化ケイ素膜、第6の実
施の形態ではシリコン基板を例に説明したが、これらに
限定される訳ではなく、犠牲エッチングの際に或る程度
の選択比を有しており、従って除去されずに残存する物
であればなんでも良く、例えばアルミ等の配線材料や多
結晶シリコンなどを利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における製造工程を
示す断面図。
【図2】図1の工程によって形成された微小装置の構造
を示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のA
−A断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態における製造工程を
示す断面図。
【図4】図3の工程によって形成された微小装置の構造
を示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のA
−A断面図。
【図5】本発明の第3の実施の形態における製造工程の
一部を示す断面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態における製造工程の
他の一部を示す断面図。
【図7】本発明の第4の実施の形態における製造工程を
示す断面図。
【図8】図7の工程によって形成された微小装置の構造
を示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のA
−A断面図。
【図9】本発明の第5の実施の形態における製造工程を
示す断面図。
【図10】図9の工程によって形成された微小装置の構
造を示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の
A−A断面図。
【図11】本発明の第6の実施の形態における製造工程
を示す断面図。
【図12】図11の工程によって形成された微小装置の
構造を示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)
のA−A断面図。
【図13】従来技術における製造工程を示す断面図。
【図14】図13の工程によって形成された微小装置の
構造を示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)
のA−A断面図。
【符号の説明】
100…シリコン基板 101…酸化膜 10
2…窒化ケイ素膜 103…酸化膜 104…開口部 10
5…多結晶シリコン膜 106…電極 110…構造体 11
1…アンカー部 112…間隙 120…重り 12
1…エッチングホール 122…重り120に設けられた櫛歯電極 12
3…固定極の櫛歯電極 124…梁 200…シリコン基板 201…酸化膜 20
2…窒化ケイ素膜 203…酸化膜 204…溝 20
5…酸化膜 206…トンネル 207…開口部 20
8…多結晶シリコン膜 209…アルミ電極 210…間隙 21
1…構造体 212…アンカー部 230…重り 231…重り230に設けられた櫛歯電極 23
2…固定極の櫛歯電極 233…梁 300…シリコン基板 301…酸化膜 30
2…窒化ケイ素膜 303…酸化膜 304…溝 30
5…酸化膜 306…トンネル 307…開口部 30
8…多結晶シリコン膜 309…アルミ電極 310…間隙 31
1…構造体 312…アンカー部 330…重り 331…重り330に設けられた櫛歯電極 33
2…固定極の櫛歯電極 333…梁 350…SOG(スピンオ
ンガラス)膜 400…シリコン基板 401…酸化膜 40
2…窒化ケイ素膜 403…酸化膜 404…溝 40
5…酸化膜 406…トンネル 407…開口部 40
8…多結晶シリコン膜 410…間隙 411…構造体 46
0…間隙 461…マイクロシェル 462…キャビティ 47
0…酸化膜 471…溝 472…酸化膜 47
3…トンネル 480…開口部 481…開口部 48
2…開口部 490…多結晶シリコン膜 500…第1のシリコン基板 50
1…酸化膜 502…溝 503…酸化膜 50
4…トンネル 505…多結晶シリコン膜 506…第2のシリコン基
板 507…SOI層 508…開口部 50
9…アルミ電極 510…間隙 511…構造体 51
2…アンカー部 513…凸部 530…重り 531…重り530に設けられた櫛歯電極 53
2…固定極の櫛歯電極 533…梁 600…シリコン基板 601…酸化膜 60
2…窒化ケイ素膜 603…窒化ケイ素膜 604…溝 60
5…酸化膜 606…トンネル 607…開口部 60
8…多結晶シリコン膜 609…アルミ電極 610…間隙 61
1…構造体 612…アンカー部 630…重り 631…重り630に設けられた櫛歯電極 63
2…固定極の櫛歯電極 633…梁 640…凸部 700…シリコン基板 701…酸化膜 70
2…開口部 703…溝 704…窒化ケイ素膜 705…酸化膜 706…トンネル 70
7…開口部 708…多結晶シリコン膜 709…アルミ電極 71
0…間隙 711…構造体 712…アンカー部 73
0…重り 731…重り730に設けられた櫛歯電極 73
2…固定極の櫛歯電極 733…梁

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の主面に第1の犠牲層を成膜する工程
    と、 前記第1の犠牲層に溝を形成する工程と、 前記溝内部を含む前記第1の犠牲層上に、エッチング液
    の浸透しやすいトンネルを有する第2の犠牲層を成膜す
    る工程と、 前記第2の犠牲層上に構造体を形成する工程と、 前記第1の犠牲層および前記第2の犠牲層をエッチング
    し、前記構造体の下部に空洞領域を形成する工程と、 を有することを特徴とする微小装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記トンネルは、前記第2の犠牲層内に形
    成された孔であるか、または前記第2の犠牲層がスポン
    ジ状に堆積された状態である、ことを特徴とする請求項
    1に記載の微小装置の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の微小装置
    の製造方法であって、 前記構造体を形成する工程の前に、前記第2の犠牲層の
    主面を平坦化する工程を有することを特徴とする微小装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】構造体となる基板の裏面に第1の犠牲層を
    成膜する工程と、 前記第1の犠牲層に溝を形成する工程と、 前記溝内部を含む前記第1の犠牲層に、エッチング液の
    浸透しやすいトンネルを有する第2の犠牲層を成膜する
    工程と、 前記第2の犠牲層の面に支持基板を接合する工程と、 前記第1の犠牲層および前記第2の犠牲層をエッチング
    し、前記構造体の下部に空洞領域を形成する工程と、 を有することを特徴とする微小装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記第2の犠牲層の内部のトンネルが、前
    記エッチングにより除去される領域の一部に形成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに
    記載の微小装置の製造方法。
  6. 【請求項6】基板主面に溝を形成する工程と、 前記溝内部を含む前記基板主面に、エッチング液の浸透
    しやすいトンネルを有する犠牲層を成膜する工程と、 前記犠牲層上に構造体を形成する工程と、 前記犠牲層をエッチングし、前記構造体の下部に空洞領
    域を形成する工程と、 を有することを特徴とする微小装置の製造方法。
  7. 【請求項7】基板主面に構造膜を形成する工程と、 前記構造膜に溝を形成する工程と、 前記溝内部を含む前記構造膜に、エッチング液の浸透し
    やすいトンネルを有する犠牲層を成膜する工程と、 前記犠牲層上に構造体を形成する工程と、 前記犠牲層をエッチングし、前記構造体の下部に空洞領
    域を形成する工程と、 を有することを特徴とする微小装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記トンネルは、前記溝の部分に堆積され
    た犠牲層内に形成された孔であるか、または前記犠牲層
    がスポンジ状に堆積された状態である、ことを特徴とす
    る請求項6または請求項7に記載の微小装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】前記構造膜は、前記犠牲層のエッチング時
    に、除去されないことを特徴とする請求項7に記載の微
    小装置の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項6乃至請求項9に記載の微小装置
    の製造方法であって、 前記構造体を形成する工程の前に、前記犠牲層の主面を
    平坦化する工程を有することを特徴とする微小装置の製
    造方法。
  11. 【請求項11】構造体となる基板の裏面に溝を形成する
    工程と、 前記溝内部を含む基板裏面に、エッチング液の浸透しや
    すいトンネルを有する犠牲層を成膜する工程と、 前記犠牲層の面に支持基板を接合する工程と、 前記犠牲層をエッチングし、前記構造体の下部に空洞領
    域を形成する工程と、 を有することを特徴とする微小装置の製造方法。
  12. 【請求項12】構造体となる基板の裏面に構造膜を成膜
    する工程と、 前記構造膜に溝を形成する工程と、 前記溝内部を含む前記構造膜に、エッチング液の浸透し
    やすいトンネルを有する犠牲層を成膜する工程と、 前記犠牲層の面に支持基板を接合する工程と、 前記犠牲層をエッチングし、前記構造体の下部に空洞領
    域を形成する工程と、 を有することを特徴とする微小装置の製造方法。
  13. 【請求項13】前記トンネルの平面形状パターンと、形
    成される構造体の平面形状パターンとに所定の相関があ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れかに
    記載の微小装置の製造方法。
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