JP2000055229A - 流体制御用電磁弁 - Google Patents

流体制御用電磁弁

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JP2000055229A
JP2000055229A JP10224310A JP22431098A JP2000055229A JP 2000055229 A JP2000055229 A JP 2000055229A JP 10224310 A JP10224310 A JP 10224310A JP 22431098 A JP22431098 A JP 22431098A JP 2000055229 A JP2000055229 A JP 2000055229A
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armature
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core
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Hidekazu Satake
英和 佐武
Kageharu Takeuchi
景治 武内
Shoichiro Hara
正一郎 原
Hiroyuki Akita
裕之 秋田
Koji Kawamura
浩司 川村
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速応答性に優れた流体制御用電磁弁を得
る。 【解決手段】 固定鉄心2は、励磁コイル3が巻回され
た中央鉄心部2aと、励磁コイルの外側の外側鉄心部2
bと、鉄心部2a,2bの一端部を磁気的に連結する連
結継鉄部2cとを有し、各鉄心部2a,2bの他端部が
鉄心端部2dとされ、ニードル弁5が連結されたアマチ
ュア14が対向配置されている。そして、アマチュア1
4に貫通孔4aを4個形成したことを特徴とする。鉄心
端部2d及びアマチュア14が流体に浸されており、励
磁コイル3の励磁によりアマチュア14が流体中におい
て上下方向に駆動されるが、貫通孔4aの数を4個とす
ることで流体抵抗の減少と磁気抵抗の増加とのバランス
をとって高速開閉を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば蓄圧式燃
料噴射システムを用いた内燃機関への燃料供給システム
等で用いられる流体制御用電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蓄圧式燃料噴射システムを用いた内燃機
関への燃料供給システムに用いられる流体制御用電磁弁
(以下、単に電磁弁という場合もある)は、例えば特開
平9−112731号公報に示されたものがある。これ
は、コモンレールと呼ばれる高圧の蓄圧配管からディー
ゼル機関に燃料を噴射する燃料噴射装置において、上記
コモンレールに高圧の燃料を圧送する可変吐出量高圧ポ
ンプ(以下、高圧ポンプという)に対して供給する燃料
の流量を制御するために用いられている。
【0003】上記電磁弁の構造を図3、図4にて説明す
る。図3は電磁弁の構成を示す断面図、図4はアマチュ
アの平面図である。これらの図において、固定鉄心2
は、中央鉄心部2aと外側鉄心部2bと上記両鉄心部2
a,2bの一方の端部を機械的及び磁気的に連結する連
結継鉄部2cにて構成され、他方の端部は磁気的に開放
された鉄心端部2dとされている。
【0004】中央鉄心部2aは鋼板で製作され磁束が通
過する断面が太鼓を側方から見たような形状をしてい
る。対をなす外側鉄心部2bは、おのおの円弧帯状の断
面を有するものが中央鉄心部2aを間にして所定間隔を
おいて対向配設されており、鉄心2の軸方向から見て円
筒形のものの両側を軸方向に平行に所定幅になるように
切り落としたような形状をしている。中央鉄心部2aに
はコイル3が筒状に巻回され、またその中空部にはスプ
リング1が収容されている。
【0005】ニードル弁5の下端部にはシート部5a
が、弁ガイド6の下端部には弁座部6aがそれぞれ形成
されており、ニードル弁5は弁ガイド6の円筒状のガイ
ド部6bに摺動自在に嵌合されている。ニードル弁5の
上端部はカラー11を間に挟んでアマチュア4に螺合さ
れアマチュア4と一体にされている。
【0006】ニードル弁5は常時はスプリング1により
開弁方向、すなわち図3の下方へ付勢されており、ニー
ドル弁5の端面とバルブストッパ7とが当接することで
開弁位置が決まる。コイル3に通電すると固定鉄心2に
発生する磁束によりアマチュア4を固定鉄心2に引き付
ける力が発生し、スプリング1の力に抗してアマチュア
4が図中上方に吸引され、ニードル弁5のシート部5a
と弁ガイド6の弁座部6aとが当接して閉弁する。
【0007】上記電磁弁は、開閉時にニードル弁5を駆
動するためにアマチュア4が流体中を往復動するが、電
磁弁は高速応答性が要求されているため、図4に示すよ
うに外径Uの円板状のアマチュア4にはアマチュア4の
往復動の方向、すなわち図4において紙面に垂直な方向
に直径Wの貫通孔4aを形成する貫通孔形成部4bが8
カ所に設けられている。
【0008】貫通孔4aは直径Vの同一円周上の等間隔
となる位置に8個形成されており、アマチュア4の往復
動時の流体抵抗を減らし、流体抵抗により閉弁時間が長
くなるのを抑制している。なお、アマチュア4の中心部
にはニードル弁5と螺合する螺合部4cが設けられてい
る。
【0009】固定鉄心2とリング8はケース9に嵌合さ
れており、固定鉄心2の端部2dとリング8と弁ガイド
6とによりアマチュア室12が形成され、このアマチュ
ア室12にアマチュア4が収容されるとともに液体例え
ば軽油が充満されている。また、リング8とアマチュア
14との間には隙間13が設けられている。
【0010】コイル3に通電すると固定鉄心2に発生す
る磁束によりアマチュア4を固定鉄心2に引き付ける力
が発生し、スプリング1の力に抗してアマチュア4が図
中上方に吸引され、ニードル弁5のシート部5aと弁ガ
イド6の弁座部6bとが当接して閉弁する。
【0011】電磁弁の閉弁時にはアマチュア14が図3
において上方に移動し、アマチュア室12に充満してい
る流体は、リング8とアマチュア4との隙間13及びア
マチュア14に設けられた貫通孔4aを通ってアマチュ
ア14のコイル3側から弁ガイド6側へと移動する。
【0012】電磁弁の開弁時にはアマチュア4が図3に
おいて下方に移動し、アマチュア室12に充満している
流体は、リング8とアマチュア4との隙間13及びアマ
チュア4に設けられた貫通孔4aを通ってアマチュア4
の弁ガイド6側からコイル3側へと移動する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】近年、内燃機関への燃
料供給システムにおいて、燃料供給量の制御精度の向上
が求められ、それに伴い流体制御用電磁弁の応答性の高
速化の要求が高まっている。それゆえ、アマチュア4に
アマチュアの往復動方向の貫通孔4aを設けると、電磁
弁開閉時のアマチュア4に作用する流体抵抗を減らすこ
とができるため、流体抵抗低減の面から見た応答性の高
速化のためには前記貫通孔の数は多い程良いことにな
る。
【0014】一方、アマチュア4はコイル3の通電時に
磁気吸引力が作用する磁極になるので、磁極に占める前
記貫通孔4aの面積がある一定値以上になると磁極とし
て有効なアマチュア4の磁束の通路が小さくなり、アマ
チュアに作用する磁気吸引力が弱くなって閉弁時間が長
くなってしまう。それゆえ、アマチュア4に作用する磁
気吸引力が弱くなって閉弁時間が長くなることを抑制
し、電磁弁の応答性の高速化確保のためには、アマチュ
アに設ける貫通孔は少ない程良いことになる。
【0015】従って、流体抵抗を考慮した電磁弁の応答
性と、電磁吸引力を考慮した電磁弁の応答性との間に
は、アマチュア4に設けた貫通孔4aに関してトレード
オフの関係が成り立っている。すなわち、アマチュアに
設ける貫通孔を多くするほど流体抵抗は減るが同時に電
磁吸引力も減り、逆にアマチュアに設ける貫通孔を少な
くするほど流体抵抗は増えるが同時に電磁吸引力も増え
る関係にある。
【0016】本発明は、前述の電磁弁の応答性に関する
トレードオフの関係にあることに着眼してなされたもの
であり、流体抵抗と磁気吸引力とのバランスをとって高
速応答性に優れ、かつキャビテーション壊食を抑制でき
る流体制御用電磁弁を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の流体制御用電磁弁においては、励磁コイル
が巻回された中央鉄心部と上記励磁コイルの外周部側に
設けられた外側鉄心部と上記中央鉄心部及び上記外側鉄
心部の各一方の端部を磁気的に連結する連結継鉄部とを
有し上記中央鉄心部及び上記外側鉄心部の各他方の端部
が鉄心端部とされた固定鉄心と、上記鉄心端部と対向し
て配置された円板状の可動鉄心と、上記可動鉄心に連結
された弁部材とを有するものであって、上記鉄心端部及
び上記可動鉄心が流体に浸されており、上記励磁コイル
の励磁により上記円板状の可動鉄心が上記流体中におい
てその軸方向に駆動され上記弁部材が弁座と接離する流
体制御用電磁弁において、上記可動鉄心にその軸方向に
貫通する貫通孔を形成する貫通孔形成部を1ないし4箇
所設けたことを特徴とする。可動鉄心の動作時に流体が
貫通孔を通過するので、貫通孔の数を増やすと動作時の
流体抵抗が減少し、可動鉄心の動作速度、すなわち可動
鉄心に連結された弁部材の動作速度、つまり弁開閉速度
が速くなる。一方、貫通孔の数が増えると可動鉄心の磁
気抵抗が増加するので吸引電磁力が減少し、開閉速度が
遅くなる。これらの関係から、貫通孔形成部を1ないし
4箇所に設けるようにすると、動作時間が短く高速応答
性に優れたものとなる。
【0018】さらに、流体は内燃機関用の燃料油である
ことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本発明の実施の一
形態を図1に基づいて説明する。図1は電磁弁の構成を
示すもので、図1(a)は電磁弁の断面図、図1(b)
はアマチュアの平面図である。図において、固定鉄心2
は、中央鉄心部2aと外側鉄心部2bと上記両鉄心部2
a,2bの一方の端部を機械的及び磁気的に連結する連
結継鉄部2cにて構成され、他方の端部は磁気的に開放
された鉄心端部2dとされている。
【0020】中央鉄心部2aは鋼板で製作され磁束が通
過する断面が太鼓を側方から見たような形状をしてい
る。対をなす外側鉄心部2bは、おのおの円弧帯状の断
面を有するものが中央鉄心部2aを間にして所定間隔を
おいて対向配設されており、鉄心2の軸方向から見て円
筒形のものの両側を軸方向に平行に所定幅になるように
切り落としたような形状をしている。中央鉄心部2aに
はコイル3が筒状に巻回され、またその中空部にはスプ
リング1が収容されている。
【0021】アマチュア14は、鋼板から製作され外径
Uの円板状であり、開閉時にニードル弁5を駆動するた
めに流体中を往復動する。電磁弁は高速応答性が要求さ
れているため、アマチュア14にはニードル弁5の往復
動方向と同一方向、すなわちアマチュア14の中心軸と
同じ方向の直径Wの貫通孔4aを形成する貫通孔形成部
4bが4箇所設けられている。
【0022】貫通孔4aの中心はすべて直径Vの円Bの
円周上にあり、かつ貫通孔4aの中心間の距離はすべて
等しく、さらに円Bの中心は円板状に形成されたアマチ
ュア14の中心と一致するように構成されている。貫通
孔4aは、アマチュア4の往復動時の流体抵抗を減ら
し、流体抵抗により閉弁時間が長くなるのを抑制する。
なお、アマチュア14の中心部には螺合部4cが設けら
れている。
【0023】アマチュア14の螺合部4cには、図1
(a)に示すようにカラー11を間に挟んでニードル弁
5の上端部が螺合され一体にされている。円柱状のニー
ドル弁5の下端部は拡大されて円錐台状のシート部5a
が形成され、弁ガイド6の下端部にはテーパ状の弁座部
6aが形成されており、ニードル弁5は弁ガイド6の円
筒状のガイド部6bに摺動自在に嵌合されている。ニー
ドル弁5は、常時はスプリング1により開弁方向(図1
における下方)に付勢されており、ニードル弁5の端面
とバルブストッパ7とが当接することで開弁位置が規制
されている。
【0024】固定鉄心2とリング8はケース9に嵌合さ
れており、固定鉄心2の端部2dとリング8と弁ガイド
6とによりアマチュア室12が形成され、このアマチュ
ア室12にアマチュア14が収容されるとともに液体、
具体的には例えば軽油が充満されている。また、リング
8とアマチュア14との間には隙間13が設けられてい
る。
【0025】コイル3に通電すると固定鉄心2に発生す
る磁束によりアマチュア14を固定鉄心2に引き付ける
力が発生し、スプリング1の力に抗してアマチュア14
が図中上方鉄心端部2dに吸引され、ニードル弁5のシ
ート部5aと弁ガイド6の弁座部6bとが当接して閉弁
する。
【0026】電磁弁の閉弁時にはアマチュア14が図1
(a)において上方に移動し、アマチュア室12に充満
している流体は、リング8とアマチュア14との隙間1
3及びアマチュア14に設けられた貫通孔4aを通って
アマチュア14のコイル3側から弁ガイド6側へと移動
する。
【0027】電磁弁の開弁時にはアマチュア4が図1
(a)において下方に移動し、リング8とアマチュア4
との隙間13及びアマチュア4に設けられた貫通孔4a
を通ってアマチュア4の弁ガイド6側からコイル3側へ
と移動する。
【0028】実施の形態2.発明者らは、トレードオフ
の関係にあるアマチュアに設けられた貫通孔数と磁気吸
引力との関係について、さらなる検討を行った。まず、
閉弁時間についてであるが、実験の結果、貫通孔4aの
数と閉弁時間との間に図2のような関係があることが分
かった。図2において、貫通孔の数を増やして行くと、
H点までは貫通孔の数が増えることによる流体抵抗の減
少効果が、電磁力の減少のデメリットを上まわるため、
貫通孔の増加とともに閉弁時間が短くなる。
【0029】一方、H点を超えると貫通孔の増えること
による流体抵抗の減少の効果よりも電磁力の減少のデメ
リットの方がしだいに大きくなるため、貫通孔の数の増
加とともに閉弁時間が長くなってくる。そして、要求仕
様である閉弁時間G以下を満たす範囲は、J点とK点の
間であり、貫通孔の個数として1〜4個の範囲である。
閉弁時間Gは、この種の流体制御用電磁弁においては、
毎分8000往復程度の応答速度が要求されることか
ら、G=(60/8000)/2(sec)=3.75
(ms)を基準として、これに所定の幅を持たせて決定
している。図2においては、G=3.75(ms)とし
た。
【0030】なお、上記実験におけるアマチュアの寸法
関係は次の通りである。アマチュア14の外径をU、貫
通孔4aの配設された円Bの径V、貫通孔4aの径を
W、厚さをTとすると、 U:V:W:T=(27.5):(17):(3.
5):(4) (mm) であり、外径寸法で正規化すると U:V:W:T=100:62:13:15 となる。このように、アマチュアの外径を基準に正規化
することができ、アマチュアの外径の絶対寸法にはあま
り影響されない。なお、外側鉄心部2bの対向間隔は円
Bの径Vとほぼ同じ寸法である。
【0031】なお、アマチュアの外径を100として、
およそ U:V:W:T=100:(50〜70):(10〜1
5):(10〜20) の範囲において、図2に示すような関係が成り立つもの
と考えられる。
【0032】従って、図2に示した閉弁時間の最大許容
値から貫通孔数を1〜4個とすれば毎分8000往復の
速度に対応でき、流体抵抗と磁気吸引力とのバランスを
とって高速応答性に優れた流体制御用電磁弁を得ること
ができる。
【0033】なお、貫通孔数を2〜4個に選べば、円板
状の可動鉄心に等間隔に配設できるので好都合である
が、貫通孔を等間隔にすることは必須の要件ではなく、
上述のように1個でもあってもよい。
【0034】また、固定鉄心2は上記の実施の形態にお
いては、これに限られるものではない。例えば、中央鉄
心部2aと二つの外側鉄心部2bとこれらを連結する連
結鉄心部2cとを磁束の通過する断面を矩形にしてもよ
い。さらに、中央鉄心部2aを中空円筒状とし、外側鉄
心部2bを円筒状のものとし、中央鉄心部2aに巻回す
るコイル3を円筒形にしてもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、次のような効果を奏する。すなわち、本発明
の流体制御用電磁弁においては、励磁コイルが巻回され
た中央鉄心部と上記励磁コイルの外周部側に設けられた
外側鉄心部と上記中央鉄心部及び上記外側鉄心部の各一
方の端部を磁気的に連結する連結継鉄部とを有し上記中
央鉄心部及び上記外側鉄心部の各他方の端部が鉄心端部
とされた固定鉄心と、上記鉄心端部と対向して配置され
た円板状の可動鉄心と、上記可動鉄心に連結された弁部
材とを有するものであって、上記鉄心端部及び上記可動
鉄心が流体に浸されており、上記励磁コイルの励磁によ
り上記円板状の可動鉄心が上記流体中においてその軸方
向に駆動され上記弁部材が弁座と接離する流体制御用電
磁弁において、上記可動鉄心にその軸方向に貫通する貫
通孔を形成する貫通孔形成部を1ないし4箇所設けたこ
とを特徴とするので、貫通孔の数を増やすと可動鉄心の
動作時に流体が通過する流路面積が増加し流体抵抗が減
少し可動鉄心に連結された弁部材の動作速度、すなわち
弁開閉速度が速くなる。一方、貫通孔の数が増えると可
動鉄心の磁気抵抗が増加するので吸引電磁力が減少し、
開閉速度が遅くなる。これらの関係から、貫通孔形成部
を1ないし4箇所に設けるようにすると、動作時間が短
く高速応答性に優れた流量制御用電磁弁を得ることがで
きる。
【0036】さらに、流体は内燃機関用の燃料油である
ことを特徴とし、内燃機関の燃料供給の制御用に用いて
好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態を示す電磁弁の断面
図である。
【図2】 アマチュアに設けた貫通孔数と閉弁時間の関
係を示す説明図である。
【図3】 従来の電磁弁の構成を示す断面図である。
【図4】 図3の電磁弁のアマチュアの平面図である。
【符号の説明】
2 固定鉄心、2a 中央鉄心部、2b 外側鉄心部、
2d 鉄心端面、3 コイル、4a 貫通孔、5 ニー
ドル弁、6 弁ガイド、9 ケース、12 アマチュア
室、13 隙間、14 アマチュア。
フロントページの続き (72)発明者 原 正一郎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 秋田 裕之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 川村 浩司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AC09 AD12 BA19 BA38 BA50 CA04U CD28 CD30 CE23 CE24 CE26 3H106 DA07 DA12 DA23 DB02 DB12 DB26 DB32 DC02 DD03 EE04 GA19 KK18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁コイルが巻回された中央鉄心部と上
    記励磁コイルの外周部側に設けられた外側鉄心部と上記
    中央鉄心部及び上記外側鉄心部の各一方の端部を磁気的
    に連結する連結継鉄部とを有し上記中央鉄心部及び上記
    外側鉄心部の各他方の端部が鉄心端部とされた固定鉄心
    と、上記鉄心端部と対向して配置された円板状の可動鉄
    心と、上記可動鉄心に連結された弁部材とを有するもの
    であって、上記鉄心端部及び上記可動鉄心が流体に浸さ
    れており、上記励磁コイルの励磁により上記円板状の可
    動鉄心が上記流体中においてその軸方向に駆動され上記
    弁部材が弁座と接離する流体制御用電磁弁において、上
    記可動鉄心にその軸方向に貫通する貫通孔を形成する貫
    通孔形成部を1ないし4箇所設けたことを特徴とする流
    体制御用電磁弁。
  2. 【請求項2】 流体は内燃機関用の燃料油であることを
    特徴とする請求項1に記載の流体制御用電磁弁。
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