JP2000053393A - シリンダ用防塵カバー及びそれを用いたティルトシリンダ - Google Patents

シリンダ用防塵カバー及びそれを用いたティルトシリンダ

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JP2000053393A
JP2000053393A JP10221767A JP22176798A JP2000053393A JP 2000053393 A JP2000053393 A JP 2000053393A JP 10221767 A JP10221767 A JP 10221767A JP 22176798 A JP22176798 A JP 22176798A JP 2000053393 A JP2000053393 A JP 2000053393A
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mast
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tilt
joint
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Takayuki Ogasawara
貴之 小笠原
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配置箇所の1側方に関する取付スペースを減
少する上で有効なシリンダ用防塵カバーを提供する。 【解決手段】 マスト3の外側面に接合されたティルト
ブラケット7に、ピストンロッド4b先端のジョイント
8が連結ピン9によって連結されるティルトシリンダ4
に適用される防塵カバー10において、蛇腹部10aの
軸線をヘッド取付口10b及びロッド取付口10cの軸
線に対して偏心して設けることによって蛇腹部10aを
マスト3の反対側に寄せて配置できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダのピスト
ンロッドを保護するとともに、シリンダ内への塵埃の侵
入を防止するためのシリンダ防塵カバー及びそれを用い
たフォークリフトのティルトシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】図11はフォークリフトにおけるマスト
と、そのマストを前後傾するティルトシリンダとの連結
部を示し、図12はティルトシリンダに適用されている
従来の防塵カバーを示したものである。フォークリフト
の車体(図示省略)の前方に配置されるマスト31の外
側面には、ビーム連結用のティルトプレート32がマス
ト後面側に張出すように溶接にて接合され、そのティル
トプレート32の突出後端部に中間ビーム33が溶接に
て接合されて左右のマスト31を連結している。マスト
31を前後傾するティルトシリンダ34は、シリンダ本
体34aの基端部が図示省略の車体側に回動可能に連結
され、ピストンロッド34bの先端に設けられたジョイ
ント35がマスト31の外側面に溶接にて接合された平
面視で略コ字形をなすティルトブラケット36に対して
連結ピン37を介して回動可能に連結されている。な
お、ジョイント35はピストンロッド34bの先端に溶
接にて接合されている。そして、シリンダ本体34aと
ジョイント35との間には、布に樹脂コーティングを施
した防塵カバー38がピストンロッド34bを覆うよう
に取り付けられている。ティルトシリンダ用の防塵カバ
ー38は、ピストンロッド34bの伸縮動作に対応可能
な蛇腹部38aを主体に構成されており、蛇腹部38a
の一端にはシリンダ本体34aのヘッドに嵌合可能なヘ
ッド取付口38bを、また蛇腹部38aの他端には小径
のロッド取付口38cをそれぞれ備えた円筒形に形成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ティルトシリンダ34
に対する防塵カバー38の取り付けは、一般的にはティ
ルトシリンダ34が組上がった後、つまりピストンロッ
ド34bにジョイント35が取り付けられた後で行われ
る。従って、防塵カバー38はジョイント35を通過す
る必要があることから、その内径最小部、即ちロッド取
付口38cの内径寸法がジョイント35の最大寸法部よ
りも大きい直径の筒状に形成しなければならず、必然的
にカバー全体の外形寸法が大きくなってしまう。その結
果、防塵カバー38をテイルトプレート32に干渉しな
いように取り付けるには、広い取付スペースが必要にな
り、マスト中心からシリンダ軸心までの距離Aが大きく
なってしまう。因みに、フォークリフトのマスト31に
は、荷役作業時に積載荷重による力がF矢印方向に作用
し、その力をマスト31の外側面に連結されたティルト
シリンダ34によって支えているため、マスト31には
前記距離Aに比例する大きさのモーメントがM矢印方向
に作用する。このモーメントはマスト31を前開き状に
変形させる力となるので、前記距離Aが大きいと強度上
の不利をもたらすことになる。
【0004】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、配置箇
所の1側方に関する取付スペースを減少する上で有効な
シリンダ用防塵カバー及びそれを用いたティルトシリン
ダを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は次のように構成したものである。即ち、請
求項1の発明は、蛇腹部と、その蛇腹部の一端に形成さ
れるヘッド取付口と、前記蛇腹部の他端に形成されるロ
ッド取付口とを備えたシリンダ用防塵カバーであって、
前記ヘッド取付口とロッド取付口とを同心状に形成する
一方、それら両取付口の軸線に対して前記蛇腹部を偏心
して形成したものである。
【0006】上記のように構成された請求項1によれ
ば、ヘッド取付口をシリンダヘッド側に嵌着し、ロッド
取付口をロッド端部側に嵌着した防塵カバーの装着状態
においては、蛇腹部がシリンダ軸線に対して偏心状態で
組付けられ、偏心分だけ一方に片寄ることになる。従っ
て、シリンダを所定位置に配置する場合において、配置
箇所の1側方に関する取付スペースが減少されることに
なり、その結果、防塵カバーの1側方に何らかの部材が
存在するとき、その部材との干渉を回避した上で該部材
に対して接近して配置することが可能となる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載のシリン
ダ用防塵カバーにおいて、ロッド取付口及び蛇腹部が、
装着すべきシリンダのロッド先端に設けられるジョイン
トのシリンダ軸線方向の投影面形状と同形状に形成され
た構成としたものである。
【0008】ジョイントの軸線方向の投影面形状は、多
くの場合長方形である。従って、この場合に、円筒形の
防塵カバーを形成しようとすると、長方形の外接円に相
当する大きさのロッド取付口が必要になり、カバー全体
もそれに対応した大きさになる。しかるに、上記のよう
に構成された請求項2の発明によれば、円筒形カバーに
比べてロッド取付口及び蛇腹部の短辺方向寸法が小さく
設定されるため、カバー全体が小型化されることにな
り、しかも蛇腹部をロッド取付口に対して短辺方向に偏
心させた場合には、カバー全体の小形化と相俟って1側
方に関する取付スペースをより減少することが可能とな
る。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
シリンダ防塵カバーにおいて、ロッド取付口に、シリン
ダのジョイントに係合可能な位置決め用のストラップを
設けたものである。防塵カバーはヘッド取付口をシリン
ダヘッドに、またロッド取付口をロッド先端部に嵌合
後、その嵌合部外周を針金にて括り付けることによって
固定するのが一般的であるが、このとき、請求項3の発
明によれば、防塵カバーのシリンダへの装着時におい
て、ストラップをジョイントに係合することによって防
塵カバーを適正な向きに位置決めした状態で、上記の針
金による括り付け作業を行うことができる。
【0010】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載のシリンダ用防塵カバーを用いたフォークリフ
トのマスト前後傾用のティルトシリンダであって、ピス
トンロッド先端に設けたジョイントがマストの外側面に
連結ピンによって連結され、前記防塵カバーの蛇腹部が
前記マストの反対側に偏心した状態で装着される構成と
したものである。
【0011】上記のように構成された請求項4の発明に
よれば、ティルトシリンダをマストの外側面に寄せて配
置することが可能となる。このため、マスト中心からシ
リンダ軸心までの距離を短縮できるため、マストを前開
き方向に変形させる向きに作用するモーメントが低減さ
れ、マスト強度を図る上で有利になる。
【0012】請求項5の発明は、請求項4記載のティル
トシリンダにおいて、防塵カバーが断面長方形に形成さ
れるとともに、その短辺方向を上下方向にして装着され
ており、しかも蛇腹部の一部がマスト外側面に接合され
たティルトプレートに設けた逃がし孔内に入り込むよう
に配置される構成としたものである。
【0013】フォークリフトにおいては、左右のマスト
をティルトシリンダとの連結部高さ位置で中間ビームに
よって結合して補強するという構成を採用するのが一般
的であり、その場合、マスト外側面に中間ビーム連結用
としてのティルトプレートをマスト後方に突出するよう
に設けるが、そうすると該ティルトプレートとシリンダ
とが平行して配置されることになる。このため、請求項
5のように構成することによって、ティルトプレートに
設けられる防塵カバーとの干渉回避用の逃がし孔を極力
小さくして強度上の不利を回避できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。先ず、図1〜図5に基づいて第1
の実施の形態を説明する。図1はフォークリフトの概略
側面図である。図示のように、フォークリフトは車体1
の前方に、積載装置としてのフォーク2、そのフォーク
2の上下動を案内するマスト3、フォーク昇降用のリフ
トシリンダ(図示省略)、マスト前後傾用のティルトシ
リンダ4等から構成される荷役装置を備えている。そし
て、マスト3は後面下部が車体1に前後傾可能に支持さ
れ、ティルトシリンダ4によって前後傾操作される。
【0015】図2はマスト3とティルトシリンダ4との
連結部構造を示したものである。図示のように、マスト
3外側面には、ビーム連結用のティルトプレート5がマ
スト後面側に張出すように溶接にて接合され、そのティ
ルトプレート5の突出後端部に中間ビーム6が溶接にて
接合されて左右のマスト3を連結している。また、ティ
ルトプレート5の外側面には、平面視で略コ字形をなす
シリンダ連結用のティルトブラケット7が溶接にて接合
され、そのティルトブラケット7にティルトシリンダ4
のピストンロッド4bの先端に設けられた略リング状の
ジョイント8が連結ピン9を介して回動可能に連結され
ている。
【0016】次に、ティルトシリンダ4に装着される防
塵カバー10を図3〜図5に基づいて説明する。防塵カ
バー10は伸縮自在な蛇腹部10aと、その蛇腹部10
aの一端(基端)に形成されるヘッド取付口10bと、
蛇腹部10aの他端(先端)に形成されるロッド取付口
10cとからなる布に樹脂コーティングを施した筒体で
あって、前記ティルトシリンダ4のピストンロッド4b
に装着された状態のジョイント8をシリンダ軸線方向か
ら見たときのジョイント8の投影面形状に対応する形
状、即ち断面長方形に形成されている。そして、防塵カ
バー10はヘッド取付口10bとロッド取付口10cが
同心状に形成されるとともに、両取付口10b,10c
の軸線に対して蛇腹部10aの軸線位置が長方形に関し
ての短辺方向に所定量だけ偏心されており、図中にはそ
の偏心量を符号eで示す。また、防塵カバー10のロッ
ド取付口10cには、ジョイント8に係合可能な位置決
め用としての布に樹脂コーティングを施した略U字形を
なすストラップ11が設けられ、該ストラップ11に
は、ジョイント8と連結ピン9との摺動面に対する潤滑
材給油用としてジョイント8に設けられているグリース
ニップル8aに対して係合可能な切り込み11aを設け
てある。
【0017】本実施の形態に係る防塵カバー10は上記
のように構成したものであり、マスト3に組付ける前の
段階において、ピストンロッド4bにジョイント8が装
着された状態のティルトシリンダ4に対して組付けられ
る。通常、略リング状に形成されるジョイント8は、連
結ピン9の貫通方向に比べて径方向が大きい。従って、
防塵カバー10はジョイント8を通過できる向き、即ち
ロッド取付口10cの長辺方向がジョイント8の径方向
となるようにその向きを整えて嵌め込む。そして、その
向きを変えずに、ヘッド取付口10bをティルトシリン
ダ4のシリンダ本体4aのヘッドに嵌合するとともに、
ロッド取付口10cをピストンロッド4bの先端に嵌合
する。また、ストラップ11をジョイント8に被せるよ
うに係合するとともに、切り込み11aをジョイント8
のグリースニップル8aに係合する。その後、ヘッド取
付口10b及びロッド取付口10cの外周を、それぞれ
シリンダ本体4aのヘッド、ピストンロッド4bの先端
に対して針金12によって括り付けて固定するが、その
場合、防塵カバー10はジョイント8に係合されたスト
ラップ11によって位置決めされているため、正規の向
きに確実に固定することができる。
【0018】さて、上記のようにして取り付けられた防
塵カバー10は、蛇腹部10aの軸線位置が両取付口1
0b,10cの軸線、即ちティルトシリンダ4の軸線に
対してジョイント8のピン貫通方向に偏心した状態で組
付けられる。従って、図2に示すように、ティルトシリ
ンダ4のジョイント8をマスト3のティルトブラケット
7に対して連結ピン9によって組付けた状態において、
防塵カバー10の蛇腹部10aの偏心がマスト3の反対
側となる、即ちマスト3の反対側に片寄るように設定す
ることができる。この場合、本実施の形態においては、
防塵カバー10を角筒形に形成したことによって、円筒
形の場合に比べてカバー全体が小型化されており、しか
も蛇腹部10aが短辺方向に偏心されているため、シリ
ンダ軸線から蛇腹部10aのマスト3側側面までの間隔
が狭められる。このため、ティルトシリンダ4のマスト
3側に関しての取付スペースが減少されることになり、
蛇腹部10aをティルトプレート5に対する干渉を回避
しつつ蛇腹部10aの偏心分だけティルトシリンダ4を
マスト3側に接近して配置することが可能となる。その
結果、マスト中心からシリンダ軸線までの距離Aが従来
に比べて短縮されることになる。
【0019】フォークリフトのマスト3には、荷役作業
時に積載荷重による力がF矢印方向に作用し、その力を
マスト3の外側面に連結されたティルトシリンダ4によ
って支えているため、マスト3には前記距離Aに比例す
る大きさのモーメントがM矢印方向に作用する。しかる
に、本実施の形態によれば、前記距離Aの短縮に伴いモ
ーメントを低減できるため、マスト3の強度を図る上で
有利になる。また、ティルトシリンダ4をマスト3側に
接近して配置できるため、ティルトブラケット6を小形
に形成することも可能となる。
【0020】次に、本発明の第2の実施の形態を図6〜
図10に基づいて説明する。この実施の形態は、前述の
第1の実施の形態における防塵カバー10において、両
取付口10b,10cの軸線に対する蛇腹部10aの軸
線位置を長辺方向に偏心させるとともに、ストラップ1
1をロッド取付口10cに対して短辺方向に跨るように
設け、さらにティルトプレート5にカバー干渉回避用の
逃がし孔5aを設けたものである。なお、上記の点を除
いては第1実施の形態と同様に構成されるため、同一符
号を付してその説明を省略する。
【0021】第2の実施の形態における防塵カバー10
は上記のように構成したものであり、ティルトシリンダ
4に対する組付けは、ジョイント8を通過できる向き、
即ちロッド取付口10cの長辺方向がジョイント8の径
方向となるようにその向きを整えて嵌め込む。次いで、
防塵カバー10をその軸線回りに90度回動することに
よって、蛇腹部10aの偏心がティルトシリンダ4の軸
線に対してジョイント8のピン貫通方向となるように向
きを調整し、その状態でヘッド取付口10bをティルト
シリンダ4のシリンダ本体4aのヘッドに嵌合する一
方、ロッド取付口10cをピストンロッド4bに嵌合す
る。また、ストラップ11をジョイント8に被せるよう
に係合するとともに、切り込み11aをジョイント8の
グリースニップル8aに係合する。その後、ヘッド取付
口10b及びロッド取付口10cの外周を、それぞれシ
リンダ本体4aのヘッド、ピストンロッド4bの先端に
対して針金12によって括り付けて固定するが、その場
合、防塵カバー10はジョイント8に係合されたストラ
ップ11によって位置決めされているため、第1の実施
の形態の場合と同様に正規の向きに固定することができ
る。
【0022】上記の如く防塵カバー10を装着したティ
ルトシリンダ4は、図6に示すように、ジョイント8が
マスト3のティルトブラケット7に対して連結ピン9に
よって組付けられるが、そのとき、防塵カバー10の蛇
腹部10aの偏心がマスト3の反対側となる、即ちマス
ト3の反対側に片寄るように組付けられる。この場合、
第2の実施に形態の場合は、蛇腹部10aの偏心を長辺
方向に形成してあるため、図6に示すように、第1の実
施の形態の場合に比べると、防塵カバー10の横幅が大
きくなる。しかし、従来に比べると、蛇腹部10aの偏
心分だけ、マスト3側に接近して配置することが可能と
なる。加えて、本実施の形態では、ティルトプレート5
に逃がし孔5aを設けて、その逃がし孔5a内に蛇腹部
10aの一部が入り込むようにしてあるため、その分マ
スト3側にさらに接近して配置することができる。そし
て、本実施の形態では、防塵カバー10の長辺方向が横
幅方向とする、換言すれば、短辺方向が上下方向となる
ように配置したので、ティルトプレート5に形成される
逃がし孔5aを小さく形成することが可能となり、この
ことはティルトプレート5の強度の低下を抑える上で有
効となる。
【0023】なお、図示の実施の形態では、防塵カバー
10を長方形の筒形に形成した場合で説明したが、必ず
しもこの形状に限定されるものではない。要するに、蛇
腹部10aが取付口10b,10cに対して偏心された
構成を備えた上で、ジョイント8が通過できる形状であ
れば、たとえ円形であっても差し支えない。特に、基端
部側に形成されるヘッド取付口10bについては、その
取付上、シリンダ本体のヘッド外形に対応した形状に形
成することが望ましい。また、ロッド取付口10cのみ
をジョイント8に対応した形状とし、その他の部位であ
る蛇腹部10aやヘッド取付口10bが円形であっても
差し支えない。また、図示の実施の形態はフォークリフ
トのティルトシリンダ4に適用した場合で説明したが、
その適用箇所については特に限定するものではない。ま
た、本実施の形態においては、防塵カバー10及びスト
ラップ11を、布に樹脂コーティングを施して構成する
としたが、これはゴム製又は合成樹脂製であってもよ
い。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
シリンダのロッドを保護し、シリンダ内への塵埃の侵入
を防止するためのシリンダ用防塵カバーにおいて、シリ
ンダを所定位置に配置する場合において、配置箇所の1
側方に関する取付スペースを減少できるため、防塵カバ
ーの1側方に何らかの部材が存在するとき、その部材と
の干渉を回避した上で該部材に対して接近して配置する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フォークリフトの概略側面図である。
【図2】第1の実施の形態に係るマストとティルトシリ
ンダとの連結部構造及び防塵カバーの装着状態を示す平
断面図である。
【図3】防塵カバーを示す斜視図である。
【図4】同じく防塵カバーの正面図である。
【図5】同じく防塵カバーの平面図である。
【図6】第2の実施の形態に係るマストとティルトシリ
ンダとの連結部構造及び防塵カバーの装着状態を示す平
断面図である。
【図7】同じく側面図である。
【図8】防塵カバーを示す斜視図である。
【図9】同じく防塵カバーの正面図である。
【図10】同じく防塵カバーの平面図である。
【図11】従来のマストとティルトシリンダとの連結部
構造及び防塵カバーの装着状態を示す平断面図である。
【図12】従来の防塵カバーを示す斜視図である。
【符号の説明】
3…マスト 4…ティルトシリンダ 7…ティルトブラケット 8…ジョイント 9…連結ピン 10…防塵カバー 10a…蛇腹部 10b…ヘッド取付口 10c…ロッド取付口 11…ストラップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛇腹部と、その蛇腹部の一端に形成され
    るヘッド取付口と、前記蛇腹部の他端に形成されるロッ
    ド取付口とを備えたシリンダ用防塵カバーであって、 前記ヘッド取付口とロッド取付口とを同心状に形成する
    一方、それら両取付口の軸線に対して前記蛇腹部を偏心
    して形成したシリンダ用防塵カバー。
  2. 【請求項2】 ロッド取付口及び蛇腹部が、装着すべき
    シリンダのロッド先端に設けられるジョイントのシリン
    ダ軸線方向の投影面形状と同形状に形成されている請求
    項1記載のシリンダ用防塵カバー。
  3. 【請求項3】 ロッド取付口に、シリンダのジョイント
    に係合可能な位置決め用のストラップを設けた請求項1
    又は2記載のシリンダ用防塵カバー。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のシリン
    ダ用防塵カバーを用いたフォークリフトのマスト前後傾
    用のティルトシリンダであって、 ピストンロッド先端に設けたジョイントがマストの外側
    面に連結ピンによって連結され、前記防塵カバーの蛇腹
    部が前記マストの反対側に偏心した状態で装着されたテ
    ィルトシリンダ。
  5. 【請求項5】 防塵カバーが断面長方形に形成されると
    ともに、その短辺方向を上下方向にして装着されてお
    り、しかも蛇腹部の一部がマスト外側面に接合されたテ
    ィルトプレートに設けた逃がし孔内に入り込むように配
    置された請求項4記載のティルトシリンダ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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