JP2000052965A - 車両の制動力制御装置 - Google Patents

車両の制動力制御装置

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JP2000052965A
JP2000052965A JP10227243A JP22724398A JP2000052965A JP 2000052965 A JP2000052965 A JP 2000052965A JP 10227243 A JP10227243 A JP 10227243A JP 22724398 A JP22724398 A JP 22724398A JP 2000052965 A JP2000052965 A JP 2000052965A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マスタシリンダ圧検出手段で検出したマスタシ
リンダ圧に基づいてアンチロックブレーキ制御処理を行
う制動力制御装置において、マスタシリンダ圧検出手段
の異常を制動圧発生手段の制動圧を使用することなく確
実に検出する。 【解決手段】マスタシリンダ圧センサの異常を検出する
際に必要とする制動力発生手段が異常状態であるとき
に、制動時に減速度を検出し、検出した減速度に基づい
て推定マスタシリンダ圧を算出し、この推定マスタシリ
ンダ圧を含む許容範囲内にマスタシリンダ圧センサで検
出したマスタシリンダ圧PMが収まるときは正常と判断
し、マスタシリンダ圧PMが許容範囲外となったときに
マスタシリンダ圧センサの異常と判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制動時のアンチロ
ックブレーキ制御と、非制動時の車両挙動制御との双方
で制動力を制御する車両の制動力制御装置に関し、マス
タシリンダ圧を検出するマスタシリンダ圧検出手段の異
常を正確に検出するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用の制動制御装置としては、
例えば特開平9−286261号公報に記載されたもの
がある。
【0003】この従来例では、駆動輪にスリップが生じ
たときに、先ずアクセルペダルの踏込みに応じて開閉さ
れるメインスロットルバルブと直列に配設された電動モ
ータによって開閉駆動されるサブスロットルバルブのス
ロットル開度を小さくすることにより、エンジン出力を
低下させ、このエンジン出力制御状態でも駆動輪スリッ
プを抑制できないときには駆動輪に対して制動力を作用
させて駆動輪スリップを抑制するようにした駆動力制御
と、マスタシリンダから出力されるマスタシリンダ圧を
制御するアンチロックブレーキ制御とで共通の制動用ア
クチュエータを使用して制動力制御を行うようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の制動力制御装置にあっては、アンチロックブレーキ
制御で、マスタシリンダ圧検出手段でマスタシリンダ圧
を検出し、検出されたマスタシリンダ圧に基づいて制動
圧を制御する場合に、ファイルセーフ機能として、マス
タシリンダ圧検出手段が正常であるか否かを検出し、マ
スタシリンダ圧検出手段が異常であるときに、アンチロ
ックブレーキ制御を禁止する必要があり、このマスタシ
リンダ圧検出手段の異常を検出するために、非制動時の
駆動力制御用の制動圧発生手段の制動圧をマスタシリン
ダ圧検出手段に供給することにより、このときち検出さ
れたマスタシリンダ圧が、制動圧に応じた値となるか否
かによって正常であるか異常であるかを判断するように
している。
【0005】この場合、制動圧発生手段が正常であるこ
とが前提であり、この制動圧発生手段が異常である場合
には、マスタシリンダ圧検出手段の異常検出を行うこと
ができなくなるため、たとえマスタシリンダ圧検出手段
が正常であってアンチロックブレーキ制御が有効であっ
ても安全を考えてアンチロックブレーキ制御そのものを
禁止せざるを得ないという未解決の課題がある。
【0006】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、マスタシリンダ圧
検出手段の異常を検出するための制動圧発生手段が異常
状態であってもマスタシリンダ圧検出手段の異常判断を
正確に行うことができる車両の制動力制御装置を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る車両の制動力制御装置は、ブレーキ
ペダルの踏込みに応動してマスタシリンダ圧を発生する
マスタシリンダの圧力を検出するマスタシリンダ圧検出
手段と、該マスタシリンダ圧検出手段で検出したマスタ
シリンダ圧に基づいてアンチロックブレーキ制御を行う
アンチロックブレーキ制御手段とを備えた車両の制動力
制御装置において、前記マスタシリンダと並列に配設さ
れて制動圧を発生する制動圧発生手段と、前記車両に生
じる減速度を検出する減速度検出手段と、前記制動圧発
生手段で発生された制動圧に基づいて前記マスタシリン
ダ圧検出手段が異常であることを検出する第1の異常検
出手段と、前記ブレーキペダルを踏込んだ制動時に前記
減速度検出手段の減速度に基づいて推定マスタシリンダ
圧を算出するマスタシリンダ圧推定手段と、該マスタシ
リンダ圧推定手段で推定した推定マスタシリンダ圧と前
記マスタシリンダ圧検出手段で検出したマスタシリンダ
圧とを比較することにより、マスタシリンダ圧検出手段
が異常であることを検出する第2の異常検出手段とを備
えたことを特徴としている。
【0008】この請求項1に係る発明においては、制動
圧発生手段が正常であるときには、第1の異常検出手段
で、制動圧発生手段で発生した制動圧をマスタシリンダ
圧検出手段で検出することにより、その検出値からマス
タシリンダ圧検出手段の異常を検出するが、制動圧発生
手段に異常が検出されたときには、制動時の減速度から
マスタシリンダ圧を推定し、この推定マスタシリンダ圧
とマスタシリンダ圧検出手段で検出したマスタシリンダ
圧とを比較することにより、マスタシリンダ圧検出手段
の異常を検出する。
【0009】また、請求項2に係る車両の制動力制御装
置は、請求項1に係る発明において、前記マスタシリン
ダ圧推定手段が、ブレーキペダルを踏込んだ制動時で且
つアンチロックブレーキ制御手段が非制御状態であると
きに減速度に基づいてマスタシリンダ圧を推定するよう
にしたことを特徴としている。
【0010】この請求項2に係る発明においては、制動
時でアンチロックブレーキ制御手段が非制動状態である
制動初期に減速度に基づいてマスタシリンダ圧を推定す
るので、早期にマスタシリンダ圧検出手段の異常を検出
することが可能となると共に、アンチロックブレーキ制
御に影響されずにマスタシリンダ圧を正確に推定するこ
とができる。
【0011】さらに、請求項3に係る車両の制動力制御
装置は、請求項1又は2に係る発明において、前記第2
の異常検出手段が、マスタシリンダ圧検出手段で検出し
たマスタシリンダ圧がマスタシリンダ圧推定手段で推定
された推定マスタシリンダ圧を含む所定範囲外であると
きにマスタシリンダ圧検出手段が異常であることを検出
するように構成されていることを特徴としている。
【0012】この請求項3に係る発明においては、マス
タシリンダ圧検出手段で検出したマスタシリンダ圧が推
定マスタシリンダ圧の上下の許容範囲内であるときには
正常であると判断し、許容範囲外となったときに異常と
判断する。
【0013】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、制動時の
減速度に基づいてマスタシリンダ圧を推定し、この推定
マスタシリンダ圧とマスタシリンダ圧検出手段で検出さ
れるマスタシリンダ圧とを比較することにより、制動圧
発生手段での制動圧を使用することなく、マスタシリン
ダ圧検出手段の異常を正確に検出することができるとい
う効果が得られる。
【0014】また、請求項2に係る発明によれば、制動
時でアンチロックブレーキ制御手段が非制動状態である
制動初期に減速度に基づいてマスタシリンダ圧を推定す
るので、早期にマスタシリンダ圧検出手段の異常を検出
することが可能となると共に、アンチロックブレーキ制
御に影響されずにマスタシリンダ圧を正確に推定するこ
とができるという効果が得られる。
【0015】さらに、請求項3に係る発明によれば、マ
スタシリンダ圧検出手段で検出したマスタシリンダ圧が
推定マスタシリンダ圧の上下の許容範囲外となったとき
に異常と判断するので、アンチロックブレーキ制御が有
効となる範囲を広く設定することができるという効果が
得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明を後輪駆動車に適用し
た場合の第1の実施形態を示す概略構成図であり、図
中、1FL,1FRは従動輪としての前輪、1RL,1
RRは駆動輪としての後輪であって、後輪1RL,1R
Rは、エンジン2の駆動力が自動変速機3、プロペラシ
ャフト4、最終減速装置5及び車軸6を介して伝達され
て回転駆動される。
【0017】前輪1FL,1FR及び後輪1RL,1R
Rには、夫々制動力を発生するディスクブレーキ7F
L,7FR及び7RL,7RRが設けられていると共
に、これらディスクブレーキ7FL〜7RRの制動油圧
が制動制御装置8によって制御される。
【0018】ここで、制動制御装置8は、図2に示すよ
うに、ブレーキペダル9の踏込み力が電動モータで駆動
される油圧ポンプを内蔵して所定圧に保持された油圧ブ
ースタHBで倍力されて伝達されるマスタシリンダ10
で発生される2系統のマスタシリンダ圧と電動モータ1
1aによって駆動されるプリチャージポンプ11で発生
される制動圧とが制動圧選択バルブ12を介して前後の
制動用アクチュエータ13F及び13Rに供給され、こ
れら制動用アクチュエータ13F及び13Rで調整され
たホイールシリンダ圧が各ディスクブレーキ7FL〜7
RRのホイールシリンダWCFL〜WCRRに供給される。
【0019】制動圧選択バルブ12は、円筒状のバルブ
ボディ12a内の中央部に油圧ポンプ11に接続された
入力ポートP1 を挟んで配設された摺動可能な一対のピ
ストン部12b及び12cと、これらピストン部12b
及び12cを中央側に付勢するリターンスプリング12
d及び12eとを有する。
【0020】ピストン部12b及び12cには、外周縁
から中心部を通って外側端部に連通する連通路12fが
穿設され、入力ポートP1 に制動圧が供給されていない
状態で、マスタシリンダ10からマスタシリンダ圧が供
給される入力ポートPF 及びPR が連通路12fに連通
し、入力ポートP1 に制動圧が制動圧が供給されたとき
にリターンスプリング12d及び12eに抗して外方に
摺動したときに入力ポートP1 と連通路12fとが遮断
されると共に、連通路12fの外側端部がリターンスプ
リング12g及び12hで付勢された閉止弁部12i及
び12jによって閉塞される。
【0021】前輪側の制動用アクチュエータ13Fは、
制動圧選択バルブ12の出力ポートPOFが切換バルブ1
4Fを介してインレットソレノイド15FL及び15F
Rの入力ポートに接続され、これらの出力ポートが各ホ
イールシリンダWCFL及びWCFRに接続されていると共
に、インレットソレノイドバルブ15FL及び15FR
とホイールシリンダWCFL及びWCFRとの中間点が夫々
アウトレットソレノイドバルブ16FL及び16FRを
介して電動モータで駆動されるピストンポンプ17のイ
ンレットバルブ18Fに接続され、このピストンポンプ
17のアウトレットバルブ19Fがダンパー室20F及
び絞り21Fを介して前記切換バルブ14Fとインレッ
トソレノイドバルブ15FL及び15FRとの中間点に
接続され、さらにアウトレットバルブ16FL及び16
FRとインレットバルブ18Fとの間にリザーバ22F
が接続されて、このリザーバ22Fとインレットバルブ
18Fとの中間点と切換バルブ14Fの入力ポートとの
間に切換バルブ23Fが介挿されている。
【0022】同様に、後輪側の制動用アクチュエータ1
3Rも前輪側の制動用アクチュエータ13Fと同様の構
成を有し、前輪側の制動用アクチュエータ13Fとの対
応部分には前輪側を表す符号Fを後輪側を表す符号Rに
置換した符号を付して詳細説明はこれを省略する。
【0023】また、エンジン2には、その出力を制御す
るエンジン出力制御装置25が設けられている。このエ
ンジン出力制御装置25は、エンジン出力の制御方法と
して、スロットルバルブの開度を調整してエンジン回転
数を制御する方法と、アイドルコントロールバルブの開
度を調整してエンジン2のアイドル回転数を制御する方
法とが考えられるが、本実施形態では、スロットルバル
ブの開度を調整する方法が採用されている。
【0024】一方、車両には、前輪1FL,1FR及び
後輪1RL,1RRの車輪速度を検出する車輪速度セン
サ31FL,31FR及び31RL,31RRが配設さ
れていると共に、制動圧選択バルブ12の出力ポートP
F にマスタシリンダ圧PMを検出するマスタシリンダ圧
検出手段としてのマスタシリンダ圧センサ32が配設さ
れ、且つ制動圧を発生するプリジャージポンプ11の電
動モータ11aの通電電流を検出する電流センサ33が
配設され、さらにブレーキペダル9の踏込みに応動する
ブレーキランプスイッチ35が配設されている。
【0025】そして、車輪速度センサ31FL〜31R
R、マスタシリンダ圧センサ32、電流センサ33、及
びブレーキランプスイッチ35の各出力信号が制動力制
御用コントローラ40に入力され、この制動力制御用コ
ントローラ40で各車輪速度センサ31FL〜31RR
で検出した車輪速度VwFL〜VwRRに基づいて推定車体
速度VC を算出すると共に、各車輪速度VwFL〜VwRR
を微分した車輪加減速度VwFL′〜VwRR′を算出し、
これらに基づいてアンチロックブレーキ制御処理を実行
し、このアンチロックブレーキ制御処理を実行していな
いときに駆動輪のスリップを防止する駆動力制御処理を
実行する。
【0026】次に、上記第1の実施形態の動作を制動力
制御用コントローラ40で実行する図3に示す制動力制
御処理手順を伴って説明する。図3に示す走行制御処理
は、所定時間(例えば10msec)毎のタイマ割込処
理として実行され、電源投入時の初期化によってマスタ
シリンダ圧センサ31が正常であるか否かを表すセンサ
状態フラグFSが“1”にセットされる。
【0027】そして、先ず、ステップS1で、車輪速度
センサ31FL〜31RR、マスタシリンダ圧センサ3
2、電流センサ33及びブレーキランプスイッチ35の
各出力信号を読込み、次いでステップS2に移行して、
マスタシリンダ圧センサ32の状態を表すセンサ状態フ
ラグFSが“1”にセットされているか否かを判定し、
これが“0”にリセットされているときにはマスタシリ
ンダ圧センサ32が異常状態であると判断してそのまま
タイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復
帰し、“1”にセットされているときにはマスタシリン
ダ圧センサ32が正常であると判断してステップS3に
移行する。
【0028】このステップS3では、後述する第1の異
常検出処理におけるプリチャージポンプの自己診断処理
結果が正常であるか否かを判定し、正常であるときには
ステップS4に移行して、マスタシリンダ圧センサ32
の異常を検出する第1の異常検出処理を実行してからス
テップS5に移行して、アンチロックブレーキ制御及び
駆動力制御を行ってからタイマ割込処理を終了して所定
のメインプログラムに復帰する。
【0029】一方、ステップS3の判定結果が、プリチ
ャージポンプ11が異常状態であるときには、ステップ
S6に移行して、駆動力制御処理の作動を禁止し、次い
でステップS7に移行して、マスタシリンダ圧センサ3
2の異常を検出する第2の異常検出処理を実行してから
前記ステップS5に移行する。
【0030】第1の異常検処理は、図4に示すように、
先ず、ステップS21で、ストップランプスイッチ35
のスイッチ信号がオン状態であるか否かを判定し、これ
がオン状態であるときには制動状態であると判断して、
前記ステップS5に移行して、アンチロックブレーキ制
御処理を実行してからタイマ割込処理を終了し、オフ状
態であるときにはステップS22に移行して、アンチロ
ックブレーキ制御フラグASが“1”にセットされてい
るか否かを判定し、これが“1”にセットされていると
きには、アンチロックブレーキ制御中であると判断して
前記ステップS5に移行し、“0”にリセットされてい
るときはステップS23に移行する。
【0031】このステップS23では、駆動力制御フラ
グTSが“1”にセットされているか否かを判定し、こ
れが“1”にセットされているときには前記ステップS
5に移行して、駆動輪のホイールスピンを抑制する駆動
力制御処理を実行してからタイマ割込処理を終了し、
“0”にリセットされているときにはステップS24に
移行する。
【0032】このステップS24では、プリチャージポ
ンプ11を駆動開始してからステップS25に移行し
て、マスタシリンダ圧センサ32で検出したマスタシリ
ンダ圧PMを読込み、次いでステップS26に移行し
て、マスタシリンダ圧PMが予め設定された圧力正常下
限値PL 及び圧力正常上限値PH の範囲内であるか否か
を判定し、PL <PM<PH であるときにはマスタシリ
ンダ圧センサ32が正常であるものと判断してステップ
S27に移行する。
【0033】このステップS27では、センサ状態フラ
グFSを“1”にセットし、次いでステップS28に移
行して電流センサ33で検出したモータ電流IM に基づ
いてプリチャージポンプ11が正常であるか否かの自己
診断を行ってからステップS29に移行して、プリチャ
ージポンプ11の駆動を停止させてから前記ステップS
5に移行する。
【0034】一方、ステップS26の判定結果が、PM
≦PL 又はPM≧PH であるときには、マスタシリンダ
圧センサ32が異常であると判断してステップS30に
移行して、センサ状態フラグFSを“0”にリセット
し、次いでステップS31に移行して、プリチャージポ
ンプ11を駆動停止させてからステップS32に移行し
てマスタシリンダ圧センサ32が異常であることを表す
警告灯41を点灯してからステップS5に移行すること
なくタイマ割込処理を終了して、所定のメインプログラ
ムに復帰する。
【0035】また、第2の異常検出処理は、図5に示す
ように、先ず、ステップS41でストップランプスイッ
チ35がオン状態であるか否かを判定し、これがオフ状
態であるときには前記ステップS5に移行し、オン状態
であるときにはステップS42に移行して、アンチロッ
クブレーキ制御フラグASが“1”にセットされている
か否かを判定し、これが“1”にセットされているとき
には前ステップS5に移行し、“0”にリセットされて
いるときにはステップS43に移行する。
【0036】このステップS43では、非駆動輪となる
前輪1FL,1FRの何れか一方例えば車輪速VwFL
現在値VwFL(n) と前回値VwFL(n-1) とから下記
(1)式に従って減速度XG を演算する。
【0037】 XG =(VwFL(n) −VwFL(n-1) )/ΔT …………(1) ここで、ΔTはタイマ割込処理における割込周期であ
る。次いで、ステップS44に移行して、車体重量Wに
減速度XG を乗算して制動力F(=W×XG )を算出
し、次いでステップS45に移行して、制動力Fをもと
に予め記憶された図6に示す推定マスタシリンダ圧算出
マップを参照して推定マスタシリンダ圧PM* を算出す
る。
【0038】ここで、推定マスタシリンダ圧算出マップ
は、図6に示すように、制動力Fが“0”から増加する
とこれに比例して推定マスタシリンダ圧PM* が比較的
緩やかな勾配で増加し、所定制動力FS 以上となると後
輪側に配設されるプロポーショナルパルブの特性を考慮
して制動力の増加に応じて比較的急な勾配で増加するよ
うに折れ線特性に設定されている。
【0039】次いで、ステップS46に移行して、マス
タシリンダ圧センサ32で検出したマスタシリンダ圧P
Mを読込み、次いでステップS47に移行して、マスタ
シリンダ圧PMが推定マスタシリンダ圧PM* から下限
許容値αを減算した値(PM * −α)と推定マスタシリ
ンダ圧PM* に上限許容値βを加算した値(PM*
β)の範囲内であるか否かを判定し、PM* −α<PM
<PM* −βであるときにはマスタシリンダ圧センサ3
2が正常であると判断してステップS48に移行し、セ
ンサ状態フラグFSを“1”にセットしてから前記ステ
ップS5に移行し、PM≦PM* −α又はPM≧PM*
−βであるときにはマスタシリンダ圧センサ32が異常
であると判断してステップS49に移行して、センサ状
態フラグFSを“0”にリセットしてからステップS5
0に移行して警告灯41を点灯してからステップS5に
移行することなくタイマ割込処理を終了して所定のメイ
ンプログラムに復帰する。
【0040】さらに、図3におけるステップS5で実行
するアンチロックブレーキ制御処理は、例えば特開平1
0−114264号公報に記載されているように、マス
タシリンタ圧センサ32のマスタシリンダ圧PMと各車
輪速センサ31FL〜31RRの車輪速VwFL〜VwRR
とを読込み、車輪速VwFL〜VwRRに基づいて車体速度
勾配XVK及び推定車体速度VX を算出すると共に、各ホ
イールシリンダWCFL〜WCRRのホイールシリンダ圧推
定値を算出し、さらに各ホイールシリンダ圧の目標増減
圧量ΔPを算出し、この目標増減圧量に基づいて制動制
御装置8のインレットソレノイドバルブ15FL〜15
RRとアウトレットソレノイドバルブ16FL〜16R
Rとを制御することにより、車輪速VwFL〜VwRRが目
標車輪速に一致するように制御する。
【0041】また、駆動力制御処理は、例えば特開平9
−286261号公報に記載されているように、ブレー
キ制御用スリップ量及びスロットル制御用スリップ量を
算出し、ブレーキ制御用スリップ量が所定閾値以上であ
るときにブレーキ制御モードを設定して制動力制御装置
8における切換バルブ14F,14R及び23F,23
Rをオフセット位置に切換えると共に、プリチャージポ
ンプ11を駆動して制動圧選択バルブ12のピストン部
12b,12cを外方に摺動させてリターンスプリング
12d,12eが介挿された圧力室内の圧力油を押し出
すことにより制動力制御を行い、スロットル制御用スリ
ップ量が所定閾値以上であるときにエンジン出力制御装
置25に対して車輪スリップを抑制するスロットル開度
指令値を出力して、駆動輪となる後輪1RL及び1RR
のホイールスピンを抑制する。
【0042】ここで、図3のステップS5の処理におけ
るアンチロックブレーキ制御処理がアンチロックブレー
キ処理手段に対応し、図4の処理が第1の異常検出手段
に対応し、図5の処理が第2の異常検出手段に対応し、
図5のステップS43の処理が減速度検出手段に対応し
ている。
【0043】したがって、プリチャージポンプ11が正
常状態であるときには、図4の第1の異常検出処理を実
行することにより、非制動状態で且つ駆動力制御が非作
動状態であるときに、プリチャージポンプ11の吐出圧
を制動圧選択バルブ12の入力ポートP1 に供給するこ
とにより、ピストン部12b,12cをリターンスプリ
ング12d,12eに抗して外方に摺動させることによ
り、リターンスプリング12d,12eが収納されてい
る圧力室内の圧力油が押し出されてマスタシリンダ圧セ
ンサ32に供給される。
【0044】そして、このマスタシリンダ圧センサ32
で検出されたマスタシリンダ圧PMが予め設定された許
容範囲内であるときには、マスタシリンダ圧センサ32
が正常であるものと判断して、センサ状態フラグFSを
“1”にセットしてからアンチロックブレーキ制御又は
駆動力制御を実行する。
【0045】一方、マスタシリンダ圧センサ32で検出
されたマスタシリンダ圧PMが許容範囲外でるあときに
は、マスタシリンダ圧センサ32が異常状態であるもの
と判断して、センサ状態フラグFSを“0”にリセット
してから警告灯41を点灯することになり、アンチロッ
クブレーキ制御処理及び駆動力制御処理が禁止される。
【0046】また、プリチャージポンプ11が異常であ
るときには、駆動力制御が禁止されると共に、図5の第
2の異常検出処理が実行され、ブレーキペダル9を踏込
むことにより、ブレーキランプスイッチ35がオン状態
となって、算出される目標増減圧量が増圧状態から保持
状態を経て減圧状態に移行してアンチロックブレーキ制
御処理が開始される前の制動初期において、そのときの
減速度XG を算出し、これに基づいて制動力Fを算出
し、この制動力Fをもとに図6の推定マスタシリンダ圧
算出マップを参照して推定マスタシリンダ圧PM* を算
出し、この推定マスタシリンダ圧PM* から下限許容値
αを減算した下限値と推定マスタシリンダ圧PM* から
上下許容値βを加算した上限値の範囲内にマスタシリン
ダ圧センサ32で検出したマスタシリンダ圧PMが収ま
るときにはマスタシリンダ圧センサ32が正常であると
判断してアンチロックブレーキ制御処理を実行する。
【0047】一方、マスタシリンダ圧センサ32で検出
したマスタシリンダ圧PMが、PM * −α以下であるか
又はPM* +β以上であるときには、マスタシリンダ圧
センサ32が以上であるものと判断してアンチロックブ
レーキ制御処理の実行を禁止する。
【0048】このように、上記実施形態によると、プリ
チャージポンプ11が異常状態となって第1の異常検出
処理ではマスタシリンダ圧センサ32の異常検出を行え
ないときに、第2の異常検出処理によって制動初期に減
速度に基づいて推定マスタシリンダ圧PM* を算出し、
この推定マスタシリンダ圧PM* に基づいて異常判定用
許容範囲を設定し、この異常判定用許容範囲内にマスタ
シリンダ圧センサ32で検出したマスタシリンダ圧PM
が収まらないときに異常と判断するようにしているの
で、第1の異常検出処理が行えない状態でもマスタシリ
ンダ圧センサ32の異常判断を正確に行うことができ、
第1の異常検出処理が行えないときにアンチロックブレ
ーキ制御処理を禁止する場合に比較して、アンチロック
ブレーキ制御処理の有効に作動させることができる。
【0049】なお、上記実施形態においては、減速度を
(1)式に従って算出する場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、車両に生じる前後方向の
加速度を検出する前後方向加速度センサを設け、この加
速度センサの検出値を使用するようにしてもよい。この
ように、前後方向加速度センサを設ける場合には、車輪
速から減速度を算出する上記実施形態のようにアンチロ
ックブレーキ制御による制動圧変化に影響されることが
ないので、アンチロックブレーキ制御中であってもマス
タシリンダ圧センサ32の異常を検出することができ
る。
【0050】また、上記実施形態においては、アンチロ
ックブレーキ制御処理と駆動力制御処理とを行う場合に
ついて説明したが、駆動制御処理に代えて又は加えて制
動力を調整することによりヨーモーメントを制動するヨ
ーモーメント制御処理を行うようにしてもよい。
【0051】さらに、駆動力制御処理としては、エンジ
ン出力制御と制動力制御との双方を行う場合に限らず、
制動力制御のみを行うようにしてもよい。さらにまた、
上記実施形態においては、アンチロックブレーキ御処理
においてディスクブレーキ7FL〜7RRのホイールシ
リンダ圧を推定する場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、ホイールシリンダ圧を直接圧力
センサで検出するようにしてもよい。
【0052】なおさらに、上記実施形態においては、制
動力発生装置としてプリチャージポンプ11を適用した
場合について説明したが、これに限定されるものではな
く、油圧シリンダのようにストローク変化によって圧力
を発生させるようにしてせよい。
【0053】また、上記実施形態においては、後輪駆動
車に本発明を適用した場合について説明したが、これに
限定されるものではなく、前輪駆動車又は四輪駆動車に
も本発明を適用し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図2】制動制御装置の具体的構成を示す構成図であ
る。
【図3】制動力制御コントローラで実行する制動力制御
処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】第1の異常検出処理の一例を示すフローチャー
トである。
【図5】第2の異常検出処理の一例を示すフローチャー
トである。
【図6】推定マスタシリンダ圧算出マップを示す特性線
図である。
【符号の説明】
1FL,1FR 前輪 1RL,1RR 後輪(駆動輪) 2 エンジン 3 自動変速機 7FL〜7RR ディスクブレーキ 8 制動制御装置 9 ブレーキペダル 10 マスタシリンダ 11 プリチャージポンプ 12 制動圧選択バルブ 13F,13R 制動用アクチュエータ 31F〜31RR 車輪速センサ 32 マスタシリンダ圧センサ 40 制動力制御用コントローラ 41 警告灯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキペダルの踏込みに応動してマス
    タシリンダ圧を発生するマスタシリンダの圧力を検出す
    るマスタシリンダ圧検出手段と、該マスタシリンダ圧検
    出手段で検出したマスタシリンダ圧に基づいてアンチロ
    ックブレーキ制御を行うアンチロックブレーキ制御手段
    とを備えた車両の制動力制御装置において、前記マスタ
    シリンダと並列に配設されて制動圧を発生する制動圧発
    生手段と、前記車両に生じる減速度を検出する減速度検
    出手段と、前記制動圧発生手段で発生された制動圧に基
    づいて前記マスタシリンダ圧検出手段が異常であること
    を検出する第1の異常検出手段と、前記ブレーキペダル
    を踏込んだ制動時に前記減速度検出手段の減速度に基づ
    いて推定マスタシリンダ圧を算出するマスタシリンダ圧
    推定手段と、該マスタシリンダ圧推定手段で推定した推
    定マスタシリンダ圧と前記マスタシリンダ圧検出手段で
    検出したマスタシリンダ圧とを比較することにより、マ
    スタシリンダ圧検出手段が異常であることを検出する第
    2の異常検出手段とを備えたことを特徴とする車両の制
    動力制御装置。
  2. 【請求項2】 前記マスタシリンダ圧推定手段は、ブレ
    ーキペダルを踏込んだ制動時で且つアンチロックブレー
    キ制御手段が非制御状態であるときに減速度に基づいて
    マスタシリンダ圧を推定するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の車両の制動力制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の異常検出手段は、マスタシリ
    ンダ圧検出手段で検出したマスタシリンダ圧がマスタシ
    リンダ圧推定手段で推定された推定マスタシリンダ圧を
    含む所定範囲外であるときにマスタシリンダ圧検出手段
    が異常であることを検出するように構成されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の車両の制動力制御
    装置。
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