JP2000052872A - 巻取式間仕切り装置 - Google Patents

巻取式間仕切り装置

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JP2000052872A
JP2000052872A JP10218930A JP21893098A JP2000052872A JP 2000052872 A JP2000052872 A JP 2000052872A JP 10218930 A JP10218930 A JP 10218930A JP 21893098 A JP21893098 A JP 21893098A JP 2000052872 A JP2000052872 A JP 2000052872A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕切り状態にある間仕切り部材の緩みを確実
に防止しながら着脱時の操作性のよい巻取式間仕切り装
置を提供する。 【解決手段】 車両に設けられた巻取装置30に巻き取
られ且つ車室内4に引出可能に配置された間仕切り部材
5の先端部8を第1部材11で係止して、引き出された
間仕切り部材5で車室内4を客室2と荷室3とに仕切
り、引出後に巻取方向Aへの回転のみを許容するロック
機構でロックすると共に、先端部8を第1部材11から
離脱不能とする離脱不能位置と、離脱可能とする離脱可
能位置とに変位する第2部材を設けて、先端部8を第1
部材11に離脱可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内の空間を仕
切る巻取式間仕切り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】客室と荷室とが車室内に形成された車両
には、客室と荷室とを仕切るパーテーションネットや、
荷室を覆って上下に仕切るトノカバー等の間仕切り部材
を備えた巻取式間仕切り装置が装着されている。間仕切
り部材は、その基端が巻取装置の巻取軸に係止されて巻
込み習性を与えられて巻取軸に巻装されており、その先
端部を引き出して保持部で支持することで、車室内に上
下方向や前後方向に間仕切り部材を張設して車室内を仕
切る仕切り状態とされている。このような巻取式間仕切
り装置では、間仕切り部材に対して巻込み習性が与えら
れているため、引出方向に荷重が加わると、間仕切り部
材が巻き解かれて張設された間仕切り部材が緩んでしま
う。特に客室と荷室とを仕切る間仕切り部材に緩みが発
生すると、荷室内の荷物が客室に侵入することにもなり
兼ねない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、間仕切り部材
を引き出すと、仕切り状態において間仕切り部材の引出
方向への移動をロックするロック機構を間仕切り装置に
装着することが考えられる。ところが、このようなロッ
ク機構を備えた間仕切り装置とすると、一度引き出した
間仕切り部材が巻取方向にしか動かなくなるため、間仕
切り部材の長さを延長することができず、間仕切り部材
を保持部から外すのが難しくなって着脱時の操作がやり
にくくなることが懸念される。本発明は、仕切り状態に
ある間仕切り部材の緩みを確実に防止しながら着脱時の
操作性のよい巻取式間仕切り装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、車両に設けられた巻取装置に巻き取ら
れ且つ車室内に引出し可能に配置された間仕切り部材
と、巻取装置に設けられ、間仕切り部材の巻取装置から
の引出しを終了した後は巻取装置の巻取方向への回転の
みを許容するロック機構と、間仕切り部材の先端部を巻
取方向への移動を阻止するように係止し、且つ車室内に
設けられ引き出された間仕切り部材で車室内を実質的に
客室と荷室とに仕切るように配置された第1部材と、車
室内に設けられ、先端部の、第1部材からの離脱を不能
とする離脱不能位置と、第1部材からの離脱を可能とす
る離脱可能位置とに変位する第2部材とを有するので、
引き出された間仕切り部材の先端部は、第1部材に第2
部材で離脱不能とされ、且つ引出方向への移動がロック
機構でロックされた後でも、第2部材の離脱可能位置へ
の変位により第1部材から取り外すことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図3の符号1は、客室2と荷室3と
が車室内4に形成された車両の一例であるワゴン車であ
る。このワゴン車1には、客室2と荷室3とを仕切る可
撓性の間仕切り部材の一形態となるパーテーションネッ
ト5を有する巻取式間仕切り装置が装備されている。
【0006】図1に示すように、パーテーションネット
5は、その基端5aを巻込み習性を与えられて巻取装置
30のケーシング7に回動自在に支持された巻取軸6
に、ケーシング7の開口部7aを挿通して係止されてい
て、通常巻取軸6に巻装された状態でケーシング7内に
収納されている。パーテーションネット5の先端5b
は、図2に示すように、支持軸8に巻きつけられてい
る。支持軸8はパーテーションネット5の先端部を構成
している。
【0007】ケーシング7は、図1に示すように、荷室
3のフロア3aに形成された収納空間9内に収納されて
いる。収納空間9は、その上部をフロア面を構成する蓋
9aによって覆われている。蓋9aは溝状のヒンジ部9
cを有し、このヒンジ部9cを中心に収納空間9を開閉
可能としている。蓋9aには、支持軸8の径よりも大き
い開口幅を有する開口部9bが形成されていて、支持軸
8をフロア3a側に突出させている。このようにケーシ
ング7を収納空間9に設けると、フロア3a面への突出
を抑えられるため、フロア3aのフラット化を図り易く
なる。
【0008】荷室3の上方に位置するルーフパネル10
には、第1部材となる保持部11が複数のねじ18で固
着されている。保持部11は、本形態では2つあり、図
2に矢印Dで示す車幅方向に間隔を空けてそれぞれ配置
されており、パーテーションネット5の巻かれていない
支持軸8の両端8a,8bを支持するようになってい
る。各保持部11は、図1,図2に示すように、矢印A
で示す巻取方向(以下、「巻取方向A」と記す)と、矢
印Bで示す支持軸8に外部から加わる荷重により支持軸
8が移動しようとする移動方向の一例である前方向
(「前方向B」と記す)とに、一体の障壁部11A,1
1Bをそれぞれ有し、障壁部11Bと対向する側を開放
端11Cとされた略コ字型に形成されている。本形態で
は、障壁部11Bが前方向Bに、障壁部11Aが巻取方
向Aに位置するように保持部11をルーフパネル10上
に配置されている。
【0009】巻取軸6には、客室2と荷室3とを仕切る
まで引き出されて、その引き出した位置で支持軸8が保
持部9により支持されて上下に張設されたパーテーショ
ンネット5の仕切り状態において、矢印Cで示すパーテ
ーションネット5の引出方向への移動をロックし、巻取
方向Aへの回転のみを許容するるロック機構12が設け
られている。このロック機12には、シートベルト等に
採用されている、例えば、(実公平2−37644号公
報)に開示されている機構が採用されている。この機構
を本形態に適用した場合には、巻取軸6にラッチットホ
イールを固着して巻取軸6と一体回転可能とし、このラ
ッチットホイールに係脱自在にボウルを設けると共に、
ボウルをラッチットホイールから離間する向きに付勢手
段を用いて付勢するとともに、カムリング、伝達手段、
振子、各案内部を設け、実公平2−37644号公報の
如く、一定の荷重が振子に加わるとボウルがラッチット
ホイールに係合してその回転を妨げるとともに、所定量
引き出されるとボウルがラッチットホイールへ付勢され
て、引出方向C方向への移動をロックし巻込方向Aのみ
に回転可能にすればよい。
【0010】各保持部11には、障壁部11Aと障壁部
11Bの中間に配置された軸14でその基端13aを回
動自在に支持された第2部材となる変位レバー13が装
着されている。各軸14には、障壁部11Aと変位レバ
ー13に設けたバネ掛け部16,17にその両端をそれ
ぞれ係止された付勢部材となるねじりバネ15が巻装さ
れている。変位レバー13は、その回動端13bを開放
端11C側に配置されていて、ねじりバネ15の作用に
より回動端13bをそれぞれ障壁部11Aの内面11b
よりも障壁部11b側に突出させる方向に付勢されてい
る。各障壁部11Aには、支持軸8の軸方向にピン19
がそれぞれ設けられている。
【0011】各保持部11の内側面11aと各変位レバ
ー13の内面13cは、図1に示すように、支持軸8を
各保持部11に係止する離脱不能位置を占めたときに、
支持軸8の外周面8aに沿う湾曲面に形成されている。
各変位レバーの回動端13bには隆起部13dが形成さ
れていて、各変位レバー13が離脱不能位置を占めたと
きに、支持軸8が保持部11から外れないように構成さ
れている。
【0012】各障壁部11Aの内面11bは、ロック基
端5cを中心として描かれる支持軸8下部の軌道Rに沿
うような湾曲状に形成されていて、支持軸8を開放側1
1Cに揺動可能としている。ロック基端5cとは、ロッ
ク機構12でロックされた状態でパーテーションネット
5を揺動させるときの揺動中心を指す。
【0013】変位レバー13には、ピン19を遊嵌する
長孔20が形成されている。この長孔20の一縁20a
は、ピン19と当接することで変位レバー13の付勢方
向への移動を規制して離脱不能位置に保持している。変
位レバー13は、離脱不能位置から支持軸8の開放端1
1C側への移動を許す離脱可能位置へと変位可能に設け
られている。
【0014】このような構成の巻取式間仕切り装置によ
るパーテーションネット5の着脱動作について説明す
る。図1に示すように、非装着時にはパーテーションネ
ット5は巻取軸6に略巻き取られた状態にあり、支持軸
8は開口部9bで保持されながらフロア3a面に臨んで
いる。パーテーションネット5を使用する場合には、乗
員が支持軸8を持って引出方向Cに引き上げ、パーテー
ションネット5を支持軸8が保持部11に保持可能な長
さ引き出す。そして、支持軸8を開放端11C側から前
方向Bに押し込む。支持軸8が回動端13bを超える
と、内側面11aと内面11cと隆起部13dとよって
保持部11に係止された状態で支持される。この状態で
は、パーテーションネット5に巻取方向Aへの巻込み習
性が作用するので、パーテーションネット5は、車室内
4の上下に客室2と室荷3とを仕切るように張設され
る。この張設されたパーテーションネット5は、ロック
機構12により引出方向Cへの移動がロックされるの
で、矢印Fで示す荷重がパーテーションネット5に加わ
った場合でも緩むことがない。このため、荷室3に収納
された図示しない積載物が客室2側に移動しても、上下
方向に張設されたパーテーションネット5によって客室
2側への侵入を確実に防止することができる。
【0015】支持軸8が隆起部13dを乗り越えるとき
のクリック感で支持軸8と保持部11の装着状態を操作
した乗員が知ることができ、車室内4が暗い状態でも装
着性がよい。支持軸8を変位レバーの回動端13bより
も高い位置まで引き出し、保持部11に装着するだけ
で、パーテーションネット5にかかる巻込み習性により
車室内4において上下方向に張設できるので装着性がよ
い。
【0016】パーテーションネット5を収納する場合に
は、操作する乗員が支持軸8に対して開放端11Cへの
力を加える。すると、図4に示すように、ロック機構1
2の作用によってロック基端5cとの長さを一定とされ
ていた支持軸8が、ロック基端5cを中心に開放端11
C側に揺動する。この支持軸8の揺動に伴い、ピン19
と長孔20で2点鎖線で示す離脱不能位置に保持された
変位レバー13が、同図に実線で示すように、保持部1
1からの支持軸8の離脱を許す離脱可能位置となる軌道
Rよりも隆起部13dが内面11b側に位置するまで支
持軸8によって押し下げられて変位する。また、内面1
1bが軌道Rに沿う形状に形成されているので、変位レ
バー13を押し下げながら移動する支持軸8は、この内
面11bによって開放端11C側に案内されて移動す
る。支持軸8が保持部11から外れると、パーテーショ
ンネット5は、巻込み習性により巻取軸6に巻き取られ
る。
【0017】このように支持軸8を保持部11に係止す
る変位レバー13が、開放端11C側への支持軸8の移
動に伴い、図4に2点鎖線で示す支持軸8を係止する離
脱不能位置から実線で示す支持軸8の開放端11C側へ
の移動を許す離脱可能位置へと変位可能であるので、パ
ーテーションネット5が張設された状態であっても支持
軸8を保持部11から容易に外すことができ離脱性がよ
くなる。
【0018】図5は、本発明の第2の実施の形態を示
す。この形態は、変位レバー13に替えて保持部11に
第2部材として弾性舌片21を設けたものである。弾性
舌片21以外の構成は、第1の実施の形態と略同一の構
成であるので、同一構成部材には、第1の実施の形態で
用いた符号と同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0019】弾性舌片21は、その基端21bを障壁部
11A,11Bの中間に固定して、他端21aを内面1
1bから内側面11a側に突出するように設けられてお
り、この状態を支持軸8を保持部11に係止する離脱不
能位置としている。弾性舌片21の内面21cは、離脱
不能位置を占めたときに内側面11aと相まって支持軸
8の外周面8aに沿う形状に形成されている。弾性舌片
21は、支持軸8に開放端11C側への荷重がかかった
ときに、内面21cが軌道Rよりも内面11b側に位置
する程度に弾性変形して支持軸8の開放端11Cへの移
動を許す離脱可能位置を占めるように構成されている。
【0020】このように変位レバー13に替えて弾性舌
片21を第2部材としても、開放端11C側への支持軸
8の移動に伴い、弾性舌片21が、図5に実線で示す離
脱不能位置から2点実線で示す離脱可能位置へと弾性変
位するので、パーテーションネット5が張設された状態
であっても支持軸8を保持部11から容易に外すことが
でき、離脱性がよくなる。
【0021】図6は、本発明の第3の実施の形態を示
す。この形態は、変位レバー13に替えて保持部11に
第2部材となるボール24を用いたものである。ボール
24は、障壁部11Aに形成した貫通孔11dに遊嵌さ
れていて、弾性部材となる板バネ23によって内面11
bから内側面11a側に突出付勢され、同図に実線で示
す支持軸8の外周面8aに圧接する離脱不能位置を占め
ている。貫通孔11dは、障壁部11Aの外面11eか
ら内面11bに向かって先細りとなるように形成されて
いて、ボール24が内面11b側から外れないようにな
っている。板バネ23の基端23aは、障壁部11Aに
形成した取付け孔11cからねじ25を締め込むことで
保持部11に固着されている。板バネ23の先端23b
は、外面11e側からボール24に圧接していて、ボー
ル24を離脱不能位置に弾性的に保持するとともに、ボ
ール24が軌道Rよりも内面11b側に位置する離脱可
能位置まで変位可能に支持している。
【0022】このようにボール24を第2部材として
も、支持軸8が開放端11C側への荷重を受けると、ボ
ール24が支持軸8によって押されて図6に実線で示す
離脱不能位置から2点実線で示す支持軸8の開放端11
C側への移動を許す離脱可能位置まで弾性的に変位する
ので、パーテーションネット5が張設された状態であっ
ても支持軸8を保持部11から容易に外すことができ、
離脱性がよくなる。
【0023】上述の各実施の形態においては、パーテー
ションネット5を巻き取る巻取軸6を支持したケーシン
グ7をフロア3a側に配置し、保持部11をルーフパネ
ル10側に配置したが、このような配置の形態に限定す
るものではなく、ケーシング7をルーフパネル10側に
配置し、保持部11をフロア3a側に配置する形態でも
無論構わない。パーテーションネット5をケーシング7
内に収納するように構成しているので、巻き取られたパ
ーテーションネット5が荷物等で押し潰されることがな
くなり、スムーズな引き出しや巻き取りが可能となって
着脱時の操作性がよくなる。また、ケーシング7は、車
室内4に着脱可能に取り付けてもよい。
【0024】上述した各形態では、パーテーションネッ
ト5を車室4内の上下方向に張設して客室2と荷室3と
を仕切っているが、このような仕切り方に限定されるも
のではない。例えば、保持部11と巻取軸6を車両の前
後方向に配置して、荷室3を上下に分割するように用い
ても良い。この場合、間仕切り部材としてパーテーショ
ンネット5を用いると荷室3内の状態が車外や客室2側
から見えてしまうので、有色のシート材を間仕切り部材
として用いるのが荷室2を覆うという観点からは好まし
い。
【0025】巻取軸6をルーフパネル10側に配置した
り、車両の前後方向に配置する場合には、巻取軸6に巻
き取られたパーテーションネット5や上述のシート材が
荷物によって潰されるおそれが少ないので、巻取軸6を
ケーシング7に支持するのではなく、車室4内に軸受溝
を適宜形成し、この軸受溝で回転自在に支持するように
設けるとよい。
【0026】巻取軸6や保持部11は、荷室3内の上下
に配置する形態だけでなく、例えば、図3に示す客室2
内に配置された後部座席26のシートバック26aがシ
ートクッション26b側に起倒できる場合には、実質的
に荷室3の容積が拡大することになる。このため巻取軸
6か保持部11の何れかを倒れたシートバック26aの
背面26cに装着し、もう一方を対向するルーフパネル
10側に装着すると、荷室3が拡大した場合にも対応で
きて好ましい。
【0027】上述のように巻取軸6を後部座席26のシ
ートバック26aに配置した場合、シートバック26a
のシートクッション26b側への起倒、もしくは図示し
ないリクライニング機構を設けた場合にはシートバック
26aの角度調整に伴って、巻取軸6と保持部11との
距離が変化する。このため、パーテーションネット5の
引き出し可能な長さは、巻取軸6と保持部11との距離
が最長となる場合に合わせて設定する必要があり、ほと
んどの使用状態ではパーテーションネット5を張設して
も、さらに引き出し可能となって緩みが発生するおそれ
があるが、ロック機構12によりパーテーションネット
5の引き出しをロックすることにより、荷室3の荷物が
客室2に侵入するのを確実に防止することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、間仕切り部材の先端部
が、引き出された状態で第1部材に第2部材で離脱不能
に支持され、この状態において巻取方向のみの回転を許
容されるロック機構によって引出方向に移動できない状
態となっても、その先端部を保持部に係止する第2部材
が、先端部の保持部からの離脱を許す離脱可能位置に変
位するので、仕切り状態にある間仕切り部材の緩みを確
実に防止しながら容易に先端部を保持部から外すことが
でき、着脱時の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す巻取式間仕切
り装置の構成と間仕切り部材の仕切り状態を示す側面断
面図である。
【図2】第1部材と、間仕切り部材の先端部の構成とを
示す斜視図である。
【図3】本発明が適用された車両と、その装着例を示す
側面図である。
【図4】間仕切り部材の離脱動作を示す側面断面図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態にかかる第1部材と
第2部材の構成と、間仕切り部材の先端部の係止状態と
離脱状態を示す側面断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態にかかる第1部材と
第2部材の構成と、間仕切り部材の先端部の係止状態と
離脱状態を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 車両 2 客室 3 荷室 4 車室内 5 間仕切り部材 8 先端部 11 第1部材 12 ロック機構 13,21,24 第2部材 30 巻取装置 A 巻取方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に設けられた巻取装置に巻き取られ且
    つ車室内に引出可能に配置された間仕切り部材と、 上記巻取装置に設けられ、上記間仕切り部材の上記巻取
    装置からの引出しを終了した後は上記巻取装置の巻取方
    向への回転のみを許容するロック機構と、 上記間仕切り部材の先端部を上記巻取方向への移動を阻
    止するように係止し、且つ上記車室内に設けられ、引き
    出された上記間仕切り部材で車室内を実質的に客室と荷
    室とに仕切るように配置された第1部材と、 上記車室内に設けられ、上記先端部の上記第1部材から
    の離脱を不能とする離脱不能位置と、上記先端部の上記
    第1部材からの離脱を可能とする離脱可能位置とに変位
    する第2部材とを有することを特徴とする巻取式間仕切
    り装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007106405A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Bos Gmbh & Co Kg 自動車の荷物室用のカバー装置
JP2016060415A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 芦森工業株式会社 シート材の係止構造及び遮蔽装置
JP2016188026A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 トヨタ紡織株式会社 車両荷室構造

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