JP2000052642A - 被記録材料 - Google Patents

被記録材料

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクの吸収性、記録画像の鮮明性、耐水性
及び染料定着性に優れた記録材料を提供すること。 【解決手段】 支持基体表面にインク吸収層を有する被
記録材料において、該吸収層が(A)インクの吸収特性
の良好なN−ビニルカルボン酸系モノマー単位及び
(B)基材に固定化するための機能を有したモノマー単
位を含む共重合体を必須成分とすることを特徴とする被
記録材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被記録材料に関する
ものであり、さらに詳しくは画像の色調が鮮明で、イン
ク吸収性に優れ、かつ耐水性、耐摩耗性に優れたインク
ジェットプリンター用記録材料に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は印刷時の騒音
が少ないこと、カラー化が容易であること、高速記録が
可能であること等の理由から、ファクシミリ、各種プリ
ンター等への応用が進められている。インクジェットプ
リンターはノズルの詰まりを防ぐために乾燥し難いイン
クが用いられ、このインクの成分は、バインダー、染
料、溶媒、添加剤などを水に溶解したものが一般的であ
る。従って、被記録材料は吸収性の良いものを用いるこ
とが必要であり、従来、通常の紙が使用されてきた。し
かし、記録の高速化あるいは多色化などインクジェット
記録機の性能向上に伴いインクジェット用記録シートに
対してもより高度な特性が要求されてきている。すなわ
ち、インクの吸収速度が大きいこと、インクドットの径
が必要以上に大きくならないこと、そしてインクドット
の形状が真円に近いこと等である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インクジェット用記録
材料に対しては高度な特性が要求されている。基材のイ
ンク吸収性を向上させるために、例えばポリビニルアル
コール、でんぷん、ゼラチン、ヒドロキシルエチルセル
ロースやメチルセルロースなどのセルロース誘導体、ポ
リアクリル酸、ポリメタクリル酸やその塩類などの水溶
性高分子受容層を設けることが提案されているが、従来
の受容層はインク吸収性を満足しているにしても、記録
画像の鮮明性、耐水性が悪く、受容層や記録部が水に溶
けて記録画像が消失したり、また表面がべとついて記録
画像がにじんだり、シートを積層した場合ブロッキング
を生じたりする問題点を有するものであった。また、近
年、特公平7−29480号に見られるようにノニオン
性の親水性高分子を利用し、インクの吸収性および記録
画像の鮮明性に優れた高分子受容層が可能との提案がな
されているが耐水性に関しては未だ満足するレベルには
到達していない。本発明は、かかる問題点を解決し、イ
ンク吸収性、記録画像の鮮明性に優れ、かつ染料定着
性、耐水性にも優れたインクジェット用記録材料を提供
することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の問題
点を解決し、上述の目的を達成すべく鋭意検討した結
果、支持基体表面にインク吸収層を有する被記録材料に
おいて、該吸収層が(A)インクの吸収特性の良好なN
−ビニルカルボン酸系モノマー単位、(B)基材に固定
化するための機能を有した(メタ)アクリレート系モノ
マー単位を含む重合体を必須成分とすることを特徴とす
るインクジェット用記録材料が、インク吸収性に優れ、
記録画像の鮮明性に優れ、かつ染料定着性等にも優れた
インクジェット用記録材料であることを見出し、本発明
を完成するに至ったものである。
【0005】すなわち、本発明は次の事項に関する。 1)支持基体表面にインク吸収層を有する被記録材料に
おいて、該吸収層が(A)下記一般式(1)で表される
N−ビニルカルボン酸アミド系モノマー単位及び(B)
下記一般式(2)で表されるモノマー単位、を含む共重
合体を含有することを特徴とする被記録材料、 一般式(1);
【化5】 (式中、R1 、R2 はそれぞれ独立に水素原子またはメ
チル基を表す。) 一般式(2);
【化6】 (式中、R3 は水素原子またはメチル基を表し、R4
水素原子、アルキル基、アリール基、脂環式炭化水素
基、アルカリ金属またはアルカリ土類金属を表すが、上
記アルキル基、アリール基、脂環式炭化水素基は、水酸
基、アルコキシ基、ハロゲン基及びイソシアネート基か
ら選ばれる少なくとも1種の置換基を有してもよい。) 2)支持基体表面にインク吸収層を有する被記録材料に
おいて,該吸収層が(A)前記一般式(1)で表される
N−ビニルカルボン酸アミド系モノマー単位、(B)前
記一般式(2)で表されるモノマー単位、及び(C)下
記一般式(3)及び/または一般式(4)で表されるモ
ノマー単位、を含む共重合体を含有することを特徴とす
る被記録材料、 一般式(3);
【化7】 (式中、R5 は水素原子またはメチル基を表し、R6
炭素数1〜10のアルキレン基、R7 は水素原子、アル
キル基、アリール基または脂環式炭化水素基を表す。) 一般式(4);
【化8】 (式中、R5 は水素原子またはメチル基、R6 は炭素数
1〜10のアルキレン基、R7 、R8 はそれぞれ独立に
水素原子、アルキル基、アリール基または脂環式炭化水
素基、Xは任意のアニオンを表す。) 3)支持基体表面にインク吸収層を有する被記録材料に
おいて,該吸収層が(A)前記一般式(1)で表される
N−ビニルカルボン酸アミド系モノマー単位及び(B)
前記一般式(2)で表されるモノマー単位、を含む共重
合体及び(D)正に帯電した超微粒子、を含有すること
を特徴とする被記録材料、 4)支持基体表面にインク吸収層を有する被記録材料に
おいて,該吸収層が(A)前記一般式(1)で表される
N−ビニルカルボン酸アミド系モノマー単位、(B)前
記一般式(2)で表されるモノマー単位、(C)前記一
般式(3)及び/または前記一般式(4)で表されるモ
ノマー単位、を含む共重合体及び(D)正に帯電した超
微粒子、を含有することを特徴とする被記録材料、 5)一般式(1)のモノマー単位がN−ビニルアセトア
ミド由来、前記一般式(2)のモノマー単位が2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート及び/または2−メタクリ
ロイルオキシエチルイソシアネート由来である上記1)
〜4)に記載の被記録材料、 6)一般式(4)で表されるモノマー単位がN,N−ジ
メチルアミノエチルアクリレートの4級化物由来である
上記2)、4)及び5)に記載の被記録材料。 7)N−ビニルアセトアミド90〜20重量%、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート10〜70重量%、2−
メタクリロイルオキシエチルイソシアネート0〜10重
量%及びN,N−ジメチルアミノエチルアクリレートの
4級化物0〜30重量%の割合で共重合して得られる共
重合体を含有することを特徴とする上記5)に記載の被
記録材料、 8)正に帯電した超微粒子を上記共重合体100重量部
に対して1〜20重量部配合することを特徴とする上記
3)〜7)に記載の被記録材料、 9)N−ビニルアセトアミド90〜20重量%、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート10〜70重量%及び2
−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート0〜10
重量%の割合で共重合して得られた共重合体100重量
部に対して、正に帯電した超微粒子を1〜20重量部配
合することを特徴とする上記8)に記載の被記録材料、 10)N−ビニルアセトアミド90〜20重量%、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート10〜70重量%、2
−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート0〜10
重量%及びN,N−ジメチルアミノエチルアクリレート
の4級化物0〜30重量%の割合で共重合して得られた
共重合体100重量部に対して、正に帯電した超微粒子
を1〜20重量部配合することを特徴とする上記8)に
記載の被記録材料、 11)正に帯電した超微粒子が平均粒径0.5μm以下
のアルミナ、ハイドロタルサイト及びヒドロキシアパタ
イトの群から選ばれる少なくとも1種である上記3)〜
10)に記載の被記録材料、 12)被記録材料がインクジェット用記録材料であるこ
とを特徴とする上記1)〜11)に記載の被記録材料。 なお、本発明でいう「(メタ)アクリ」とは、「アク
リ」「メタクリ」のいずれをも指す。
【0006】
【発明の実施の形態】本方法において使用される共重合
体における上述のモノマー単位のうち、一般式(1)で
表されるモノマー単位を与えるための重合性モノマーは
N−ビニルカルボン酸アミド系モノマーであり、具体例
としては例えばN−ビニルアセトアミド、N−ビニルホ
ルムアミド、N−メチル−N−ビニルアセトアミド、N
−エチル−N−ビニルアセトアミド、N−メチル−N−
ビニルホルムアミドなどが挙げられる。
【0007】また一般式(2)で表される(メタ)アク
リレート系モノマー単位を与えるために用いる重合性モ
ノマーは(メタ)アクリル酸系モノマーであり、一般式
(2)におけるR4 は水素原子、アルキル基、アリール
基、脂環式炭化水素基、アルカリ金属またはアルカリ土
類金属を表すが、上記アルキル基、アリール基、及び脂
環式炭化水素基は水酸基、アルコキシ基、ハロゲン基及
びイソシアネート基から選ばれる置換基を有していても
よい。それらの置換基の中でも、反応性の官能基である
水酸基、イソシアネート基を有するモノマーが特に好ま
しい。具体例としては例えば(メタ)アクリル酸、(メ
タ)アクリル酸のアンモニウム塩、(メタ)アクリル酸
のナトリウム塩、2−メタクリロイルオキシエチルイソ
シアネート、アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリ
ル酸イソブチルなどの(メタ)アクリル酸エステル、グ
リシジルメタクリレート、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
トなどが挙げられる。
【0008】また一般式(3)で表されるモノマー単位
を与えるために用いる重合性モノマーはエステル部位に
アミノ基を有する(メタ)アクリル酸エステル系モノマ
ーであり、具体例としては例えば、N,N−ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルミ
ノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルア
ミノプロピル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
【0009】また一般式(4)で表されるモノマー単位
を与えるために用いる重合性モノマーはエステル部位に
4級化されたアミノ基を有する(メタ)アクリル酸エス
テル系モノマーであり、その具体例としては例えば、一
般式(3)で示されるモノマーであるN,N−ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチル
アミノプロピル(メタ)アクリレートあるいはN,N−
ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレートなどのア
ミノ基を有するモノマーを4級化した化合物が挙げられ
る。一般に4級化反応は上記アミノ基を有するモノマー
と塩化メチル、塩化エチル、臭化メチル、臭化エチルな
どのハロゲン化アルキルを反応させることで製造され
る。本発明で用いる共重合体は、上記重合性モノマーを
適宜選択して共重合することによって製造することが出
来る。また一般式(4)で表されるモノマー単位は、一
般式(3)で示されるモノマー単位を含む共重合体を上
記ハロゲン化アルキルと反応させることによって得るこ
ともできる。
【0010】上記一般式(1)、(2)、(3)及び
(4)のモノマー単位を与えるために用いるモノマーの
うち、特に(1)はN−ビニルアセトアミド、(2)は
2−ヒドロキシエチルメタクリレート及び/または2−
メタクリロイルオキシエチルイソシアネート、(3)は
N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、(4)は
N,N−ジメチルアミノエチルアクリレートの4級化物
を用いることが好ましい。
【0011】上記共重合体を製造するための好適な組成
比率は重量分率でN−ビニルアセトアミド90〜20
%、更に好ましくは80〜30%、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート10〜70%、更に好ましくは20〜
65%、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネー
ト0〜10%、更に好ましくは0〜5%、N,N−ジメ
チルアミノエチルアクリレートの4級化物0〜30%、
更に好ましくは5〜25%である。一般式(1)のモノ
マー単位が多すぎると染料の定着性、耐水性が悪くな
り、少なすぎるとインクの吸収速度および画像の鮮明性
が悪くなりいずれも好ましくない。一般式(2)のモノ
マー単位が多すぎるとインクの吸収速度が悪くなり、少
なすぎると耐水性が悪くなりいずれも好ましくない。一
般式(3)のモノマー単位が多すぎると画像の鮮明性が
悪くなり好ましくない。一般式(4)のモノマー単位が
多すぎるとインクの吸収速度、画像の鮮明性が悪くな
り、少なすぎると染料の定着性、耐水性が悪くなりいず
れも好ましくない。
【0012】また上述の重合性モノマーの重合を実施す
る際には,これらの他に、他の共重合性モノマー、例え
ば、エチレン、プロピレン、スチレン、アルキルビニル
エーテル、バーサチック酸ビニル、無水マレイン酸、ク
ロトン酸、イタコン酸、フマル酸等の不飽和酸及びその
アルキルエステル、N−ビニルイミダゾール、N−ビニ
ル−N−メチルイミダゾールおよびこれらの4級化物を
有するモノマーを少量併用することもできる。
【0013】また本発明に用いられる正の電荷に帯電し
た超微粒子は、染料の定着性を良好にする目的で添加さ
れるが、平均粒径が0.5μm以下のものが好ましい。
これらの要素を満足するものとしてアルミナ、ベーマイ
ト、ハイドロタルサイト、ヒドロキシアパタイトなどが
例示され、それらの中でも最大辺が300nm以下のア
ルミナゾルが特に好ましい。アルミナ(酸化アルミニウ
ム)としては、工業的には、原料となるボーキサイトを
熱苛性ソーダで処理するいわゆるバイヤー法と呼ばれる
方法で一旦水酸化アルミニウムの結晶を作り、これを焼
成して製造したもの、金属アルミニウムペレットを純水
中で火花放電させて得られる水酸化アルミニウムを高温
で焼成して製造したもの、塩化アルミニウムを気化して
酸水素炎中で燃焼加水分解して製造したものなどが挙げ
られる。またベーマイトとしては、アルミニウムアルコ
キサイドの加水分解、水酸化アルミニウムの水熱合成な
どの方法で製造されたものを用いうる。ハイドロタルサ
イトとしては、塩化アルミニウムと塩化マグネシウムと
の共沈法などにより製造されたものを用いうる。さらに
アパタイトとしては、固相反応による方法、塩素アパタ
イト粉末などを原料とする転化反応法、水熱反応法、加
水分解法、沈殿反応法などの方法により製造されたもの
を用いうる。
【0014】本発明に用いられる重合体は単独であるい
は,他の水溶性あるいは水分散性樹脂と併用して使用す
ることもできる.併用使用できる他の水溶性あるいは水
分散性樹脂としては、アルブミン、ゼラチン、カゼイ
ン、でんぷん、アラビアゴム、メチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
等のセルロース誘導体、ポリアミド樹脂、メラミン樹
脂、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリ
ビニルピロリドン等のノニオン性水溶性樹脂、ポリアク
リル酸ナトリウム、アニオン変性ポリビニルアルコー
ル、アルギン酸ナトリウム、水溶性ポリエステル等のア
ニオン性水溶性樹脂、ポリエチレンイミン、ポリビニル
アミン、ポリアリルアミン、ポリアリルアミンスルホン
共重合体あるいはこれらのアンモニウム塩、カチオン化
でん粉、カチオン化ポリアクリルアミド、カチオン変性
PVA、カチオン化ポリアミド樹脂等のカチオン性水溶
性樹脂、SBRラテックス、NBRラテックス、酢酸ビ
ニル系エマルジョン、エチレン/酢酸ビニル共重合体エ
マルジョン、アクリルエステル系エマルジョン、塩化ビ
ニル系エマルジョン等の水分散性樹脂が挙げられる。
【0015】また本発明において用いられる重合体に、
記録特性をより高めるために、無機および/または有機
粒子を該吸収層に分散させてもよい。無機粒子として、
たとえば、シリカ、クレー、タルク、ケイソウ土、ゼオ
ライト、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ケイ酸アル
ミ、合成ゼオライト、アルミナ、酸化亜鉛、雲母等が挙
げられる。有機粒子としては,例えば、ポリメチルメタ
クリレート、ポリスチレン,それらの共重合体、ポリ塩
化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリカーボネート等のプラスチックピグメン
トを好ましく用いることができるが、これらに限定され
るものではない。
【0016】本発明で用いられる基材としては、紙(上
質紙)、塗工紙、和紙、不織布やプラスチックフィルム
を使用することができるが、中でもプラスチックフィル
ムが好ましい。プラスチックフィルムとしては、ポリエ
ステル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメ
タクリレート、酢酸セルロース、ポリカーボネート、ポ
リイミド、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル
アミド、ポリエーテル、ポリアミドイミド、ポリ−p−
フェニレンスルフィド、ポリエーテルエステル、ポリア
クリル酸エステルなどが好ましい.さらにこれらの共重
合体やブレンド物やさらに架橋したものを用いることも
できる。上記基材の中でもポリエステル、好ましくはポ
リエチレンテレフタレートが機械的特性、作業性などの
点から好ましい。上記ポリエステルとは、多価アルコー
ルと多価カルボン酸とから得られる周知の化合物等であ
り、具体的には例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、
ナフタレンジカルボン酸、ビス−α,β−(2−クロル
フェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボン酸、アジピ
ン酸、セバシン酸等の2官能カルボン酸の少なくとも1
種と、エチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコー
ル,デカメチレングリコール等のグリコールの少なくと
も1種とを重縮合して得られるポリエステル等を挙げる
ことができる。また、該ポリエステルには本発明の目的
を阻害しない範囲内で他種ポリマーをブレンドしたり、
共重合してもよいし、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、顔
料、紫外線吸収剤などが含まれていてもよい。ポリエス
テルの固有粘度(25℃オルトクロルフェノール中での
測定値)は0.4〜2.0の範囲が好ましく、更に好ま
しくは0.5〜1.0の範囲のものが用いられる。
【0017】本発明において支持基体表面に用いられる
重合体を含有するインク吸収層を形成せしめる方法とし
ては上述の重合体単独水溶液、アルコール溶液およびこ
れらの混合溶液またはこれと他の水溶性または水分散性
樹脂、あるいは重合体と充填材との混合物溶液あるいは
溶液分散液をサイズプレス、エアーナイフコーター、ロ
ールコーター、バーコーター、ブレードコーター等通常
のコーティング方法によって支持基体の上表面あるいは
上表面と下表面との両表面上にコート層を形成せしめる
等の方法が使用できる。また支持基体が紙である場合に
は抄紙時に上記溶液あるいは分散液を内添する方法も使
用しうる。本発明のインクジェット用記録シート中の前
述の重合体の含有量は特に制限はないが、通常0.1〜
200g/m2 、好ましくは1〜100g/m2 が用い
られる。
【0018】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明はこれによって限定されるものでは
ない。なお実施例中の諸物性の測定方法を以下に示す。 (インクジェット記録方法)日本ゲートウェイ2000
(株)製SOLOマルチメディア・ノートブックにキャ
ノン(株)製バブルジェットプリンターBJC−410
Jを接続し、カラー写真のカラーインクジェット記録を
行い、記録特性の評価を行った。 (1)インク吸収速度 インクジェット記録後、一定時間ごとに記録シート上の
印字を綿棒でこすり、印字部分が変化しなくなるまでの
時間を測定した。 (2)にじみ度 印字ドットの直径を実体顕微鏡で測定し、インク滴の何
倍になったかを測定した。倍率が低いほどにじみが少な
いことを示す。 (3)透明度 インクジェット用記録シートの非印字部分の可視光線透
過率(%)を、500nmの波長の可視光線を用いて分
光光度計で測定した。この透過率をもって透明度とす
る。透明率が大である程透明性が高いことを示す。 (4)インク吸収層の固定 基材/インク吸収層の密着性は、基材にインク吸収層を
塗布した記録シートを25℃の蒸留水に24時間浸漬
し、付着しているかどうか重量変化で見た。0%が完全
固定、100%が完全溶出を示す。 (5)印刷面の耐水性 インクジェット印刷・乾燥後、印刷面に水滴を落とし、
インクの定着性を観察した。 ◎:非常に良好(にじみなし) ○:良好(若干にじみ有り) △:やや劣る(画像判別可能) ×:不良(インクが全部溶出)
【0019】(共重合体の製造例)窒素導入管、温度計
と排気管を備えた四つ口の3Lセパラブルフラスコ中
に、表1に示された各種モノマー(全体で200g)、
脱イオン水2000gを仕込み、200ml/分で系内
に窒素を約1時間導入して脱気した。その後シクロヘキ
サン100mlに溶解した2,2’−アゾビス(2,4
−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル)3gを加
え、系内の温度を30℃に昇温し300rpmで6時間
撹拌した。放冷後内容物をアセトン洗浄し、固形分を6
0℃、6時間真空乾燥した。得られた重合体中の、各モ
ノマー由来のユニットの比率を、 1H−NMRにより求
めた。得られた結果を表2に示した。こうして得られた
ポリマーの乾燥粒子を以下の工程で使用した。
【0020】(実施例1)厚さ100μm、透明度98
%のポリエステルシート上に、表1の製造例1に示すモ
ノマーを製造例に従ってラジカル重合して得られた、表
2の製造例1の組成の重合体の5%水溶液を、乾燥後の
膜厚が20μmとなるよう塗布し乾燥してインクジェッ
ト記録用シートを得た。このシートのインク吸収速度、
にじみ度、透明度、インク吸収層の固定、印刷面の耐水
性の評価結果を表4に示す。ポリエステルシートとイン
ク受容層との密着性が悪いときは、アンカーコート剤に
より密着強度を増すことができる。
【0021】(実施例2〜7)実施例1と同様にして、
表2の製造例2〜7の組成の重合体を用いて、製造例2
〜7の数字に対応する実施例2〜7を行った。評価結果
を表4に示す。ポリエステルシートとインク受容層との
密着性が悪いときは、アンカーコート剤により密着強度
を増すことができる。
【0022】(比較例1)実施例1と同様にして、表2
の比較製造例1の組成の重合体を用いて、比較例1の試
験を行った。評価結果を表4に示す。ポリエステルシー
トとインク受容層との密着性が悪いときは、アンカーコ
ート剤により密着強度を増すことができる。
【0023】(実施例8〜14)厚さ100μm、透明
度98%のポリエステルシート上に、表1に示すモノマ
ーを製造例に従ってラジカル重合して得られた共重合体
及び表3の超微粒子を含む5%水溶液を乾燥後の膜厚が
20μmとなるよう塗布し、乾燥してインクジェット記
録用シートを得た。このシートのインク吸収速度、にじ
み度、透明度、インク吸収層の固定、印刷面の耐水性の
評価結果を表4に示す。ポリエステルシートとインク受
容層との密着性が悪いときは、アンカーコート剤により
密着強度を増すことができる。
【0024】
【表1】 NVA :N−ビニルアセトアミド HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレート MOI :オキシムブロック2−メタクリロイルオキシ
エチルイソシアネート(昭和電工製 商品名:カレンズ
MOI) DMAEA:N,N−ジメチルアミノエチルアクリレー
トの塩化メチレンによる4級化物 (製造例7、11はMOIに変えてアクリル酸を使用)
【0025】
【表2】 ※製造例7、11はMOIではなく、アクリル酸由来の
ユニットの重量%。
【0026】
【表3】 ※ 重量部は、共重合体100重量部に対する添加超微
粒子の重量部
【0027】
【表4】
【0028】
【発明の効果】本発明の被記録材料は、支持基体表面の
インク吸収層が、インクの吸収特性の良好なN−ビニル
カルボン酸系モノマー単位及び基材に固定化するための
機能を有したモノマー単位とを含む共重合体を含有する
ものであり、インクの吸収性、記録画像の鮮明性、耐水
性及び染料定着性に優れた記録材料である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 139/02 C09D 139/02 Fターム(参考) 2H086 BA15 BA32 BA33 BA36 4J038 CG031 CG141 CG171 CH031 CH201 HA216 HA296 HA406 KA20 MA14 NA04 4J100 AJ02Q AK03Q AK08Q AL03Q AL08Q AL08R AL09Q AL10Q AN02P BA13P BA14P BA31R BA32R BA42Q CA01 CA04 CA05 CA06 JA13

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基体表面にインク吸収層を有する被
    記録材料において,該吸収層が(A)下記一般式(1)
    で表されるN−ビニルカルボン酸アミド系モノマー単位
    及び(B)下記一般式(2)で表されるモノマー単位、
    を含む共重合体を含有することを特徴とする被記録材
    料。 一般式(1); 【化1】 (式中、R1 、R2 はそれぞれ独立に水素原子またはメ
    チル基を表す。) 一般式(2); 【化2】 (式中、R3 は水素原子またはメチル基を表し、R4
    水素原子、アルキル基、アリール基、脂環式炭化水素
    基、アルカリ金属またはアルカリ土類金属を表すが、上
    記アルキル基、アリール基、脂環式炭化水素基は、水酸
    基、アルコキシ基、ハロゲン基及びイソシアネート基か
    ら選ばれる少なくとも1種の置換基を有してもよい。)
  2. 【請求項2】 支持基体表面にインク吸収層を有する被
    記録材料において,該吸収層が(A)前記一般式(1)
    で表されるN−ビニルカルボン酸アミド系モノマー単
    位、(B)前記一般式(2)で表されるモノマー単位、
    及び(C)下記一般式(3)及び/または一般式(4)
    で表されるモノマー単位、を含む共重合体を含有するこ
    とを特徴とする被記録材料。 一般式(3); 【化3】 (式中、R5 は水素原子またはメチル基を表し、R6
    炭素数1〜10のアルキレン基、R7 は水素原子、アル
    キル基、アリール基または脂環式炭化水素基を表す。) 一般式(4); 【化4】 (式中、R5 は水素原子またはメチル基、R6 は炭素数
    1〜10のアルキレン基、R7 、R8 はそれぞれ独立に
    水素原子、アルキル基、アリール基または脂環式炭化水
    素基、Xは任意のアニオンを表す。)
  3. 【請求項3】 支持基体表面にインク吸収層を有する被
    記録材料において,該吸収層が(A)前記一般式(1)
    で表されるN−ビニルカルボン酸アミド系モノマー単位
    及び(B)前記一般式(2)で表されるモノマー単位、
    を含む共重合体及び(D)正に帯電した超微粒子、を含
    有することを特徴とする被記録材料。
  4. 【請求項4】 支持基体表面にインク吸収層を有する被
    記録材料において,該吸収層が(A)前記一般式(1)
    で表されるN−ビニルカルボン酸アミド系モノマー単
    位、(B)前記一般式(2)で表されるモノマー単位、
    (C)前記一般式(3)及び/または前記一般式(4)
    で表されるモノマー単位、を含む共重合体及び(D)正
    に帯電した超微粒子、を含有することを特徴とする被記
    録材料。
  5. 【請求項5】 一般式(1)のモノマー単位がN−ビニ
    ルアセトアミド由来、一般式(2)のモノマー単位が2
    −ヒドロキシエチルメタクリレート及び/または2−メ
    タクリロイルオキシエチルイソシアネート由来である請
    求項1〜4のいずれかに記載の被記録材料。
  6. 【請求項6】 一般式(4)で表されるモノマー単位が
    N,N−ジメチルアミノエチルアクリレートの4級化物
    由来である請求項2、4または5に記載の被記録材料。
  7. 【請求項7】 N−ビニルアセトアミド90〜20重量
    %、2−ヒドロキシエチルメタクリレート10〜70重
    量%、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート
    0〜10重量%及びN,N−ジメチルアミノエチルアク
    リレートの4級化物0〜30重量%の割合で共重合して
    得られる共重合体を含有することを特徴とする請求項5
    に記載の被記録材料。
  8. 【請求項8】 正に帯電した超微粒子を請求項3〜7の
    いずれかに記載の共重合体100重量部に対して1〜2
    0重量部配合することを特徴とする被記録材料。
  9. 【請求項9】 N−ビニルアセトアミド90〜20重量
    %、2−ヒドロキシエチルメタクリレート10〜70重
    量%及び2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネー
    ト0〜10重量%の割合で共重合して得られた共重合体
    100重量部に対して、正に帯電した超微粒子を1〜2
    0重量部配合することを特徴とする請求項8に記載の被
    記録材料。
  10. 【請求項10】 N−ビニルアセトアミド90〜20重
    量%、2−ヒドロキシエチルメタクリレート10〜70
    重量%、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネー
    ト0〜10重量%及びN,N−ジメチルアミノエチルア
    クリレートの4級化物0〜30重量%の割合で共重合し
    て得られた共重合体100重量部に対して、正に帯電し
    た超微粒子を1〜20重量部配合することを特徴とする
    請求項8に記載の被記録材料。
  11. 【請求項11】 正に帯電した超微粒子が平均粒径0.
    5μm以下のアルミナ、ハイドロタルサイト及びヒドロ
    キシアパタイトの群から選ばれる少なくとも1種である
    請求項3〜10のいずれかに記載の被記録材料。
  12. 【請求項12】 被記録材料がインクジェット用記録材
    料であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに
    記載の被記録材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002038095A (ja) * 2000-07-24 2002-02-06 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 透明印刷下地膜形成用塗料、透明印刷下地膜および印刷方法
JP2006218697A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Nippon Paper Industries Co Ltd インクジェット記録媒体

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