JP2000051188A - X線画像診断装置 - Google Patents
X線画像診断装置Info
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Abstract
対し、常に最適な挿入位置となるようにX線補償フィル
タを制御することが可能なX線画像診断装置を提供す
る。 【解決手段】 上記課題は、複数枚のX線補償フィルタ
を挿入するように挿入領域を分割する分割量を演算する
領域分割手段10を備え、フィルタ制御手段11は域分
割手段10によって演算された分割量に基づき複数枚の
X線補償フィルタのうちの異なる2枚以上のX線補償フ
ィルタを挿入するように制御することで解決される。
Description
X線補償フィルタを自動制御するX線補償フィルタ自動
制御機構を有するX線画像診断装置に係り、特にX線補
償フィルタの挿入領域にX線補償フィルタを適切に挿入
するための技術に関する。
103436号公報に開示されている構成を有してい
る。
御部は、上記構成のテレビカメラと接続され、前記テレ
ビカメラより出力される透視画像を記憶する透視画像記
憶手段と、この透視画像記憶手段と接続され前記透視画
像を読み出して予め設定されているしきい値以上の画素
領域を上記構成のX線補償フィルタの挿入位置として算
出する挿入位置算出手段と、前記X線補償フィルタと前
記挿入位置算出手段とそれぞれ接続され前記X線補償フ
ィルタを前記挿入位置へ挿入するフィルタ制御手段とを
有している。このように、X線補償フィルタ自動制御部
は、予め設定されているしきい値以上の領域を覆い隠す
ように前記X線補償フィルタを制御、挿入している。
い値に基づき、既に前記X線補償フィルタが挿入されて
いる場合、前記X線補償フィルタより送られてくるフィ
ルタ位置情報より透視画像上での前記X線補償フィルタ
の挿入位置を算出し、前記X線補償フィルタが挿入され
たことによるX線の減弱量を記憶しておいて、前記減弱
量に基づき前記X線補償フィルタに覆われなかった透視
画像に補正し、前記透視画像と別個の透視画像に予め設
定されているしきい値以上の画素領域を覆い隠すように
前記X線補償フィルタを挿入し、しきい値未満の画素領
域には前記X線補償フィルタで覆わないように制御させ
ている。
来のX線補償フィルタ自動制御装置では、1つのX線補
償フィルタの挿入領域に対して、1枚のX線補償フィル
タのみを制御していたため、挿入領域の形状によっては
X線補償フィルタの挿入領域以外の診断に必要な領域に
X線補償フィルタが挿入されてしまい、診断に支障をき
たすおそれがあるという問題があった。
タの挿入領域が存在する場合、挿入領域全てを覆い尽く
すため、X線補償フィルタは図中Fで示されるラインま
で挿入され、診断に必要な領域KがX線補償フィルタで
覆われていた。
されたものであり、その目的は、様々な形状をなすX線
補償フィルタの挿入領域に対し、常に最適な挿入位置と
なるようにX線補償フィルタを制御することが可能なX
線画像診断装置を提供することにある。
射するためのX線を発生するX線発生部と、このX線発
生部のX線が照射される側に配置され前記X線を減弱す
る複数枚のX線補償フィルタと、前記被検体を挟み前記
X線発生部と対向配置され前記被検体を透過した前記X
線を検出するX線検出器と、このX線検出器より検出さ
れた透過X線をX線画像として出力する撮影手段と、こ
の撮影手段から出力された前記X線画像を表示する画像
表示手段と、前記撮影手段のX線画像を入力して記憶す
るX線画像記憶手段と、このX線画像記憶手段に記憶し
たX線画像を読み出し所定のしきい値以上の画素領域に
前記X線補償フィルタを挿入するための挿入領域を算出
する挿入領域算出手段と、前記挿入領域算出手段によっ
て算出された挿入領域へ前記複数のX線補償フィルタを
挿入するフィルタ制御手段とを備えたX線画像診断装置
において、複数枚のX線補償フィルタを挿入するように
前記挿入領域を分割する分割量を演算する手段を備え、
前記フィルタ制御手段は前記演算手段によって演算され
た分割量に基づき複数枚のX線補償フィルタのうちの異
なる2枚以上のX線補償フィルタを挿入するように制御
することを特徴とするX線画像診断装置によって達成さ
れる。
の挿入領域を囲む矩形領域内の2値画像を使い挿入領域
を分割するための挿入領域分割線を演算することを特徴
とするX線画像診断装置によって達成される。
の形態について、それぞれ図面を用いて説明する。図1
は、本発明のX線画像診断装置の実施の形態の構成例を
示すブロック図,図2は、図1のX線補償フィルタの構
成を示す図,図3は図1の分割処理手段にて行われるX
線補償フィルタの挿入領域の分割処理を示すフローチャ
ート,図4はX線補償フィルタの挿入領域を囲む矩形領
域の、あるラインに存在するX線補償フィルタの2つの
挿入領域に挟まれたX線補償フィルタの挿入領域以外の
部分Liの検出の様子を示す模式図,図5はX線補償フ
ィルタの挿入領域分割線ydによってX線補償フィルタ
の挿入領域を分割した様子を示す模式図,図6は分割さ
れたX線補償フィルタの挿入領域Fa,Fbを囲む矩形
領域を算出した様子を示す模式図,図7は領域分割手段
によって分割されたX線補償フィルタの挿入領域Fa,
Fbに基づき、挿入位置算出手段にて算出したX線補償
フィルタの挿入位置を示す模式図である。
は、寝台2と、X線発生部3と、X線発生部3のX線照
射方向に配置されたX線補償フィルタ4と、X線発生部
3と被検体1を挟んで対向配置されたイメージインテン
シファイア5と、イメージインテンシファイア5と光学
的に接続されたテレビカメラ6と、テレビカメラ6と電
気的に接続された画像表示手段7および透視画像記憶手
段8と、挿入位置算出手段9と領域分割手段10とのそ
れぞれと電気的に接続されたフィルタ制御手段11とを
有している。
な高さに被検体1を支持している。X線発生部3は、X
線を発生する。X線補償フィルタ4は、前記X線が発生
して曝射される側で被検体1とX線発生部3の間に配置
され前記X線を減弱させる。イメージインテンシファイ
ア5は、被検体1を間に挟んでX線発生部3と対向配置
され、被検体1を透過した前記X線を蛍光面に入力し、
光学画像に変換後、出力する。テレビカメラ6は、イメ
ージインテンシファイア5と光学的に接続され前記光学
画像を入力し、電気信号に変換する。画像表示手段7
は、テレビカメラ6と電気的に接続され前記電気信号を
画像として出力する。透視画像記憶手段8はテレビカメ
ラ6と電気的に接続され前記電気信号を透視画像として
記憶する。挿入位置算出手段9は、透視画像記憶手段8
と電気的に接続され前記透視画像を読み出して、予め設
定されているしきい値以上の領域をX線補償フィルタ4
の挿入領域として算出し、X線補償フィルタ4を制御す
るための挿入位置を決定する。領域分割手段10は、挿
入位置算出手段9と電気的に接続され挿入位置算出手段
9にて算出されたX線補償フィルタ4の挿入領域が分割
可能であれば分割し、各々独立したX線補償フィルタ4
の挿入領域として挿入位置算出手段9に送る。フィルタ
制御手段11は、フィルタ挿入位置算出手段9によって
決定されたX線補償フィルタ4の挿入位置へX線補償フ
ィルタ4を制御、挿入する。
ように、図面上部に位置するU部,下部に位置するD
部,左方に位置するL部,右方に位置するR部からなる
4枚の羽根で構成され、各羽根U,D,L,Rは、図面
の円が示す透視画像表示領域を中心として前後、あるい
は左右に平行移動するか、回転移動して4枚の羽根で構
成される開口の大きさが調整される。
置の動作について説明する。X線発生部3からX線補償
フィルタ4を通して被検体1に曝射されたX線は、被検
体1を透過してイメージインテンシファイア5で光学画
像に変換される。前記光学画像はテレビカメラ6で撮像
された後、透視画像として透視画像記憶手段8に記憶さ
れる。挿入位置算出手段9は、透視画像記憶手段8に記
憶されている透視画像の予め設定されているしきい値以
上の領域をX線補償フィルタ4の挿入領域として算出し
た後、その領域を囲む矩形領域を算出する。ある領域を
囲む矩形領域の算出方法については一般的な数学的手法
を使い算出すればよく、ここではその詳細については省
略する。算出されたX線補償フィルタ4の挿入領域、及
びそれを囲む矩形領域は一端、領域分割手段10に送ら
れ、X線補償フィルタ4の挿入領域が分割可能であれば
分割処理を行う。領域分割手段10は、図3に示すフロ
ーチャートに従いX線補償フィルタ4の挿入領域の分割
処理を行う。以下、図3に従い処理手順を説明する。
領域を囲む矩形領域の各ラインから、X線補償フィルタ
4の2つの挿入領域に挟まれたX線補償フィルタ4の挿
入領域以外の部分Li(iはライン数)を検出する。図
4は、X線補償フィルタ4の挿入領域を囲む矩形領域
の、あるラインに存在するX線補償フィルタ4の2つの
挿入領域に挟まれたX線補償フィルタ4の挿入領域以外
の部分Liの検出の様子を示す模式図である。図4では
Liを検出するライン方向をy軸方向としているが、こ
れはX線補償フィルタ4の挿入領域を囲む矩形領域の形
状から決めたものであり、あらかじめ矩形領域の形状に
よりx軸方向に沿って検出するか、y軸方向に沿って検
出するか決めておく。また、ここで全ラインに対してL
iが検出されないときは、X線補償フィルタ4の挿入領
域は分割の必要のない形状を有しているものと判断し、
従来手法に従い、フィルタ制御手段11にて1枚のX線
補償フィルタ4を対象として制御を行う。
領域を囲む矩形領域内にLiが存在する場合には、それ
を最小とするy軸方向のラインのLi(Limin)の
両端の座標(xi,yi1),(xi,yi2)から、
(1)式に従いX線補償フィルタ4の挿入領域分割線y
dを決定する。 yd=(yi1+yi2)/2 −−−−−−−− (1)
割線ydによってX線補償フィルタ4の挿入領域を分割
した様子を示す模式図である。なお、上述例ではX線補
償フィルタ4の挿入領域分割線ydをLiminの両端
座標より求めているが、Liminが1画素よりなる場
合には、その画素の座標(xi,yi)のみよりX線補
償フィルタ4の挿入領域分割線ydを、 yd=yi −−−−−−−− (2) より決定する。
領域分割線ydによって分割された各々のX線補償フィ
ルタ4の挿入領域Fa,Fbは、それを囲む矩形領域が
それぞれ算出される。図6は、分割されたX線補償フィ
ルタ4の挿入領域Fa,Fbを囲む矩形領域を算出した
様子を示す模式図である。
は、領域分割手段10より再び挿入位置算出手段9に送
られる。挿入位置算出手段9は、領域分割手段10によ
って分割されたX線補償フィルタ4の挿入領域を、それ
ぞれを独立した挿入領域と見なし、別々のX線補償フィ
ルタ4を制御、挿入させるためにX線補償フィルタ4の
挿入位置を算出する。フィルタ制御手段11は、挿入位
置算出手段9によって算出されたX線補償フィルタ4の
挿入位置へX線補償フィルタ4を制御する。
れたX線補償フィルタ4の挿入領域Fa,Fbに基づ
き、挿入位置算出手段9にて算出したX線補償フィルタ
4の挿入位置を示す模式図である。従来方法では診断に
必要であるにもかかわらずX線補償フィルタ4が挿入さ
れ、診断の妨げとなっていた領域Kを避け、X線補償フ
ィルタ4の挿入領域の形状に沿った挿入位置が算出され
る。フィルタ制御手段11は、挿入位置算出手段9によ
って算出された挿入位置へX線補償フィルタ4を制御、
挿入させる。
のX線補償フィルタ自動制御装置では挿入位置算出手段
9にて算出されたX線補償フィルタ4の挿入領域の形状
に応じて、分割可能なX線補償フィルタ4の挿入領域に
ついては領域分割手段10によって分割し、分割したX
線補償フィルタ4の挿入領域を各々独立したX線補償フ
ィルタ4の挿入領域とみなし、別々のX線補償フィルタ
4を制御,挿入するのでX線補償フィルタ4の挿入領域
の形状によらず、常に最適位置へのX線補償フィルタ4
の制御が可能となる。
償フィルタが重なれば、その重なり部分の画面の輝度が
暗くなるので、診断部位がより鮮明な輝度で表示される
こととなり、鮮明な診断画像の表示も可能となる。ま
た、X線検出器はイメージインテンシファイアを例に説
明したが、これに限ることなく、半導体等で形成された
平面フラットセンサ等のあらゆるX線を検出できるもの
に置き換えてもよい。
したが、これに限ることなく、CCDカメラやデジタル
カメラ等のあらゆるX線検出器出力をX線画像に変換で
きるものに置き換えてもよい。また、X線画像の例とし
てX線透視像を挙げたが、これに限ることなく、X線撮
影像等のあらゆるX線画像に本発明が採用できることは
いうまでもない。
タの挿入領域に対し、常に最適な挿入位置となるように
X線補償フィルタを制御することが可能なX線画像診断
装置を提供するという効果を奏する。
例を示すブロック図。
ルタの挿入領域の分割処理を示すフローチャート。
の、あるラインに存在するX線補償フィルタの2つの挿
入領域に挟まれたX線補償フィルタの挿入領域以外の部
分Liの検出の例を示す模式図。
てX線補償フィルタの挿入領域を分割した例を示す模式
図。
Fbを囲む矩形領域を算出した例を示す模式図。
ルタの挿入領域Fa,Fbに基づき、挿入位置算出手段
にて算出したX線補償フィルタの挿入位置の例を示す模
式図。
例を示す模式図。
Claims (1)
- 【請求項1】 被検体に照射するためのX線を発生する
X線発生部と、このX線発生部のX線が照射される側に
配置され前記X線を減弱する複数枚のX線補償フィルタ
と、前記被検体を挟み前記X線発生部と対向配置され前
記被検体を透過した前記X線を検出するX線検出器と、
このX線検出器より検出された透過X線をX線画像とし
て出力する撮影手段と、この撮影手段から出力された前
記X線画像を表示する画像表示手段と、前記撮影手段の
X線画像を入力して記憶するX線画像記憶手段と、この
X線画像記憶手段に記憶したX線画像を読み出し所定の
しきい値以上の画素領域に前記X線補償フィルタを挿入
するための挿入領域を算出する挿入領域算出手段と、前
記挿入領域算出手段によって算出された挿入領域へ前記
複数のX線補償フィルタを挿入するフィルタ制御手段と
を備えたX線画像診断装置において、複数枚のX線補償
フィルタを挿入するように前記挿入領域を分割する分割
量を演算する手段を備え、前記フィルタ制御手段は前記
演算手段によって演算された分割量に基づき複数枚のX
線補償フィルタのうちの異なる2枚以上のX線補償フィ
ルタを挿入するように制御することを特徴とするX線画
像診断装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP23347398A JP4233639B2 (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | X線画像診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23347398A JP4233639B2 (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | X線画像診断装置 |
Publications (2)
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---|---|
JP2000051188A true JP2000051188A (ja) | 2000-02-22 |
JP4233639B2 JP4233639B2 (ja) | 2009-03-04 |
Family
ID=16955581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23347398A Expired - Fee Related JP4233639B2 (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | X線画像診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4233639B2 (ja) |
-
1998
- 1998-08-06 JP JP23347398A patent/JP4233639B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4233639B2 (ja) | 2009-03-04 |
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