JP4155921B2 - X線画像診断装置 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、X線平面検出器を用いたX線画像診断装置に係り、特にX線平面検出器がX線照射を受けたX線エネルギー量に対する感度を補正する機能を備えたX線画像診断装置に関する。
【従来の技術】
【0002】
従来、X線画像診断装置は、被写体へのX線照射に伴ってX線平面検出器から出力されるX線画像をTVモニタなどに表示する構成となっている。
X線平面検出器は、通常、被検体を透過したX線を光に変換するシンチレータと、このシンチレータから出力される光を電荷に変換するフォトダイオードによって構成されている。これらシンチレータ及びフォトダイオードからなる検出素子は、X線画像の各画素に対応してマトリックス状に配置され、各検出素子毎にフォトダイオードで光から変換した電荷を、例えば薄膜トランジスタ(TFT)などのスイッチング素子を経由して読み込むことによりX線画像を得ることができる。
【0003】
その際、検出素子を構成するシンチレータやフォトダイオードなどの特性のばらつきにより、検出器ごとに感度が互いに異なる。このため、予め検出器ごとに感度情報を求めておき、撮像の際にその感度情報を用いて検出信号を補正する必要がある。
【0004】
従来、このような感度補正は、まず被検体が存在しない状態で、ある特定の強度のX線をX線平面検出器に照射し、その際にX線平面検出器から得られる出力画像より、その検出器の感度情報を求めている。
そして、前記特定強度のX線とは異なるX線強度を有したX線を被検体へ照射して撮影するときにも、前記特定強度のX線で求めたX線平面検出器の感度情報によって感度補正を行っている。しかし、この場合、正確な感度補正が行えなくなるという問題がある。
【0005】
上記問題を回避するために、種々のX線強度における感度を求めようとすると、多数回のX線照射を行う必要があり、感度情報の収集を行う操作者の労力が増えるという問題が生じる。また収集した感度情報を格納しておく記憶媒体の容量が増加するという問題がある。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで本発明は、1枚の出力画像から種々のX線強度における感度情報を得ることができ、これにより正確な感度補正を行うことが可能なX線画像診断装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明のX線画像診断装置は、被写体にX線を照射するX線源と、このX線源と対向配置され前記被写体の透過X線をX線画像データとして出力するX線平面検出器と、このX線平面検出器より出力されたX線画像データをディジタルデータとして記憶する画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶されているX線画像データに感度補正を施す感度補正手段とを備えたX線画像診断装置において、前記感度補正手段が、前記X線源からのX線の照射とX線平面検出器からのX線画像データの読み出しとが同時進行するように指令する感度情報取得制御手段と、X線の照射と同時進行して読み出されたX線画像データから前記X線平面検出器の複数の読み出しチャンネルの感度情報を算出する感度情報算出手段と、前記算出手段で算出された感度情報を記憶する感度情報記憶手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
このように、前記X線源からのX線の照射とX線平面検出器からのX線画像データの読み出しとを同時進行させて、読み出されたX線画像データを基に各読み出しチャンネルごとの感度情報を算出することで、読み出し時間内にX線平面検出器に照射されるX線照射量の変化に対応した感度情報を求めることができ、1枚の出力画像から正確な感度補正を行うための感度情報を得ることができる。
【0009】
なお、ここで感度情報取得制御手段が行うX線の照射とX線画像データの読み出しのタイミングの制御は、X線の照射とX線画像データの読み出しとを同時に開始する場合に限らず、X線画像データの読み出しをX線の照射と同時進行するような所望のタイミングで行う場合を含むものである。
【発明を実施する最良の形態】
【0010】
以下、本発明のX線画像診断装置の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明のX線画像診断装置の概略構成を示す模式図である。
【0011】
図1において、本発明のX線画像診断装置は、X線発生器1に制御され被写体2にX線を照射するX線源3と、このX線源3と対向配置され、被写体2の透過X線をX線画像データとして出力するX線平面検出器4とを備えている。またこのX線画像診断装置は、X線平面検出器4から出力されたX線画像データを画像として表示させるための手段(5〜8)、X線照射やX線平面検出器4からの画像信号読み出しを制御する制御手段(10、11、12)、装置の動作に必要な指令や条件を入力するための操作卓9等を備えている。
【0012】
X線発生器1は、X線制御手段11に接続され、X線制御手段11からの制御信号によりX線源3を制御し、所望のタイミングで所望のX線強度のX線を照射させる。
【0013】
X線平面検出器4は、被検体を透過したX線を光に変換するシンチレータと、シンチレータの発光を電気信号に変換するセンサセルからなる。センサセルは、図2に示すように、二次元マトリクス状に多数のセンサセルが配置されたもので、一つのセンサセルが一画素を構成する。各センサセルは、シンチレータから出力される光を電荷に変換するフォトダイオード41と、電荷を貯えるキャパシタ42と、蓄えられた電荷を読み出すスイッチング素子43(薄型トランジスタ:TFT)とを備えている。尚、シンチレータとフォトダイオードの組み合わせの代わりに、X線を直接電荷に変換する直接変換方式のセンサセルを用いても良い。
【0014】
さらにスイッチング素子43のゲート端子は、ライン共通に接続され、ゲートドライバ45の各ライン出力端子に接続されている。ゲートドライバ45は、X線平面検出器4からの信号の読み出しを制御する読み出し制御手段12(図1)に接続されている。また、スイッチング素子43のドレイン端子は、列毎に共通に接続され、積分回路を介して、マルチプレクサ46の各入力端子に接続されている。
【0015】
X線平面検出器4にX線が照射されると、各フォトダイオード41は放射線量に比例した電荷を一時的にキャパシタ42に蓄積する。この蓄電信号をTFT43を駆動して読み取りを行う。この際、マルチプレクサ46は、ゲートドライバ45の各行出力端子から出力される1パルスの間に各入力端子に入力される信号をそれぞれ時間系列的に順番に1つずつ取込んでその出力端子から出力するようになっており、これにより、1ラインの1画素毎に蓄積された電荷が画像信号として読み出される。1ラインの読取りが終了すると、次のラインの読取りが開始され、順次各ラインごとに電荷が読み出される。
【0016】
X線平面検出器4から出力されたX線画像データを画像として表示させるための手段(5〜8)は、画像記憶手段5、感度補正手段6、感度情報記憶手段7、表示手段8からなる。画像記憶手段5は、上述のようにしてX線平面検出器4より出力されたX線画像データをディジタルデータとして記憶するとともに、表示装置8に出力する。感度補正手段6は、画像記憶手段5に記憶されたX線画像データを、予め取得され、感度情報記憶手段7に記憶されている感度情報に基づき感度補正する。感度情報の取得方法については後述する。感度補正後のX線画像データも再び画像記憶手段5に記憶される。前記画像記憶手段5にて記憶されているX線画像データは感度補正前後のいずれのものも表示手段8に画像表示される。
【0017】
本実施形態のX線画像診断装置は、さらに、感度補正手段6で使用する感度情報を取得するために、X線制御手段11及び読み出し制御手段12が同期して動作するように動作タイミングを制御する感度情報取得制御手段10と、感度情報取得制御手段10の制御によってX線平面検出器4で得られた画像データをもとに感度情報を算出する感度情報算出手段13とを備えている。感度情報算出手段13で算出した感度情報は、感度補正手段6による補正処理において使用するために感度情報記憶手段7に記憶される。
【0018】
感度情報取得制御手段10は、操作卓9からの操作者の命令に従い動作し、感度情報の取得をするために、X線制御手段11及び読み出し制御手段12を駆動する。読み出し制御手段12は、感度情報取得制御手段10からの指令によって動作し、X線照射と同期する所望のタイミングで、X線平面検出器4からX線画像データを読み出すようにX線平面検出器4を制御する。この読み出し制御手段12の制御により読み出されたX線画像データは一旦画像記憶手段5に記憶される。感度情報算出手段13は、画像記憶手段5に記憶された感度情報のためのX線画像データを読み出し、X線平面検出器4の各読み出しチャンネルの感度情報を算出して、前記感度情報記憶手段7に記憶する。
【0019】
次に、本実施形態におけるX線画像診断装置の動作について説明する。
まず感度情報の取得の手順を説明する。感度情報の収集は、被写体2が存在しない状態で操作卓9より感度情報の収集を開始する信号を感度情報取得制御手段10に送ることにより開始される。
【0020】
開始信号の入力があると、感度情報取得制御手段10は、読み出し制御手段12へX線画像データの読み出し開始信号を送ると同時にX線制御手段11へX線照射開始信号を送る。このX線照射開始信号を受けたX線発生器1は、所望の強度でX線平面検出器4にX線が照射されるようにX線源3を制御する。ここで、X線平面検出器4へ照射されるX線の所望の強度とは、感度補正手段6にて感度補正を行うために充分な感度情報を得る強さであり、予め所定の値に設定しておいても良いし、操作者が操作卓9より直接X線発生器1に指令を送って変化させることも可能である。
【0021】
図3は、X線源3によるX線平面検出器4へのX線の照射とX線平面検出器4からのX線画像データの読み出しとの様子を模式的に示すタイミングチャートである。
【0022】
図示するように、X線平面検出器4へのX線の照射と同じタイミングで、X線平面検出器4からのX線画像データの読み出しが開始される。読み出し制御手段12によってX線平面検出器4より読み出されたX線画像データは、画像記憶手段5に記憶される。この画像記憶手段5に記憶されているX線画像データ及びその輝度分布をそれぞれ図4、図5に模式的に示す。図示するように、X線平面検出器4の一つのラインにある任意の読み出しチャンネルa、bの間で輝度分布が変化している。
【0023】
図3に示したように、X線源3よりX線平面検出器4にX線を照射すると同時に、X線平面検出器4よりX線画像データの読み出しが開始されるので、a点に相当する画素は、X線照射開始直後のため、a点に充分なX線が照射されていない。それに比べb点に相当する画素は、X線画像データの読み出し開始、すなわちX線の照射開始からb点に相当する画素を読み出すまでの間、X線がb点に照射されており、結果としてa−b間のX線画像データの輝度分布は図5に示す形状となる。
【0024】
ここで、図5の横軸は、各画素に入力するX線量に相当しており、様々な入射X線強度に対する読み出しチャンネルa−b間の感度特性が得られる。すなわち、X線画像データのa−b間の輝度分布形状を求めることにより、X線平面検出器4のa−b間の画像データを読み出す読み出しチャンネルの感度情報を得ることができる。同様に、画像記憶手段5に記憶されているX線画像データの全ての読み出しチャンネル方向の輝度分布形状を求めることによって、様々な入射X線強度に対するX線平面検出器4の各読み出しチャンネルの感度情報を求めることができる。
【0025】
なお、図4及び図5では、1ラインにある任意の2点間の感度情報を読み込む場合を示したが、既に図2を参照して説明したように、X線平面検出器4からのX線画像データの読み出しは、ラインごとに順次行なわれるので、感度情報を取り込み始める点aと取り込み終わる点bは必ずしも1ライン上にある必要はなく、X線平面検出器4上の任意の点とすることができる。そして、これら2点の検出素子間のX線感応時間の変化に対応したX線強度の範囲について、感度情報を得ることができる。
【0026】
感度情報算出手段13によって算出されたX線平面検出器4の各読み出しチャンネルごとの感度情報は、S(i,k)=Q/ I(i,k)で表すことができる。ここで、SはX線感度[C/J]、Qはフォトダイオードの単位面積に発生した電荷密度[C/m2]、Iは入射X線強度[J/m2]であり、iは1ラインにあるチャンネル番号に対応し、kは列番号に対応する。即ち、X線読み出し間に変化する種々の入射X線強度I(1,1)〜I(x,y)(x,yはマトリックスサイズ)に対する感度が算出される。
【0027】
このようにして感度情報算出手段13にて算出されたX線平面検出器4の各読み出しチャンネルの感度情報は、感度情報記憶手段7に記憶され、感度補正手段6において行われるX線画像データの感度補正に使われる。
即ち、実際に被写体2が存在する状態で所定のX線強度でX線照射を行い得られたX線画像データを感度補正する場合、その照射強度における感度Sを用いて、検出X線強度D'を次式により補正する。
D”=D’×S
D’:フォトダイオードの単位面積に発生した電荷密度[C/m2]
D”:入射X線強度(J/m2)
S :X線感度(C/J)
【0028】
なお、実際の照射X線強度に対応する感度情報がない場合には、そのX線強度より大きいX線強度についての感度情報とそれより小さいX線強度についての感度情報の2点から補間した値を用いることができる。
またこの実施形態では、X線画像データの読み出し開始から終了までの全チャンネルについて感度情報を補正する場合を説明したが、例えば複数のチャンネルについて感度情報を算出し、それらの間の感度情報を補間してもよい。
【0029】
このように本実施形態によれば、X線平面検出器4へのX線照射とX線平面検出器4からのX線画像データの読み出しとを同じタイミングで開始して、画素ごとに検出されたX線強度から感度情報を求めることにより、種々のX線強度に対する感度情報を得ることができる。
【0030】
尚、上記実施形態では、X線平面検出器4へのX線照射とX線平面検出器4からのX線画像データの読み出しが同じタイミングで開始されるものとして述べてきたが、実際には、X線の照射開始から所望のX線強度となるまでには、一定時間要することが知られており、これらX線の立ち上がり特性を考慮した制御が必要となる。以下では、立ち上がり特性を考慮したX線平面検出器4の各読み出しチャンネルの感度情報収集方法について、X線平面検出器4からの画像読み出し枚数が毎秒30画像の場合を例に説明する。
【0031】
図6は、X線の立ち上がり特性がある場合のX線平面検出器4へのX線の照射とX線平面検出器4からのX線画像データの読み出しとの様子を模式的に示すタイミングチャートである。
【0032】
X線平面検出器4へのX線の照射が開始されると、感度情報算出手段13は、X線発生器1よりX線の波形情報を入手し、この波形情報よりX線の立ち上がり時間(図6中のTS)を算出する。さらに、感度情報算出手段13は、X線平面検出器4より読み出されて画像記憶手段5に記憶されているX線画像データよりX線の立ち上がり時間(TS)内にX線平面検出器4より読み出された画像データを特定する。具体的には、X線平面検出器4からの画像読み出し枚数が毎秒30画像の場合、l画像の読み出しに要する時間は33.3msである。そのうち、X線の照射を行うため通常X線画像データの読み出しを行わない、いわゆるブランキング時間をTbとすると、X線画像データの読み出しだけに要する時間Trは、
Tr=33.3−Tb (1)
となる。
【0033】
いま、X線平面検出器4より読み出されるX線画像データの画素数を(x×y)画素とすると、1画素の読み出しに要する時間Tpは、
Tp=(33.3−Tb)/(x×y) (2)
となる。すなわち、X線画像データの読み出し開始より、以下の条件式を満たす時間内に読み出された画素は、X線の立ち上がり時間(TS)内に読み出された画素ということになる。
TS≧Tp×n(n=0,1,2…) (3)
【0034】
感度情報算出手段13は、上記条件式以降の時間にX線平面検出器4より読み出されたX線画像データよりX線平面検出器4の各読み出しチャンネルの感度情報を算出し、感度情報記憶手段7に記憶する。その際、本来X線の立ち上がり時間内に得られるべき画像データ、すなわち前記時間内の感度情報については、感度情報記憶手段7に記憶されているX線の立ち上がり時間以降の画像データより求めた感度情報より、例えば多項式近似手法などで外挿することによって求めることが可能である。
【0035】
なお、図6に示す実施形態では、X線波形に立ち上がり特性がある場合を説明したが、一般的にX線発生器1より得られるX線波形には、立ち上がり特性と同様に、X線を遮断する際の立ち下がり特性も存在することが知られている。これら立ち下がり特性の取り扱いについても、立ち上がり特性と同様の処理を行うことにより、その影響を回避しながらX線平面検出器4の各読み出しチャンネルの感度情報を求めることが可能である。
【0036】
また上記実施形態では、立ち上がり或いは立ち下がり時に検出したX線画像データについて感度情報の算出に使用しないこととしたが、感度情報取得制御手段10でX線制御手段11及び読み出し制御手段12を同期制御する際に、立ち上がり時間に対応する時間のディレイを設けて読み出し制御手段12を制御してもよい。
【0037】
このような実施形態を図7に示す。図7は、X線源3によるX線平面検出器4へのX線の照射とX線平面検出器4からのX線画像データの読み出しとの様子を模式的に示すタイミングチャートである。
【0038】
本実施形態では、図示するように、X線の照射に対し所定時間遅れてX線平面検出器4からのX線画像データの読み出しを開始し、X線の照射の終了よりも所定時間前にX線画像データの読み出しを終了する。この場合、X線波形の立ち上がり及び立ち下がり時のX線画像データを取り込まないようにすることができる。ここでX線波形の立ち上がり及び立ち下がりに相当する時間については、図6に示す実施形態と同様に、X線発生器1よりX線波形を入手し、設定することができる。
【0039】
また、X線の照射に同期したX線画像データの読み出しのタイミングは、図3や図6に示す実施形態に限定されることなく、例えばX線の照射からX線画像データの読み出しまでのディレイ時間及び読み出し時間を任意に設定することも可能であり、これにより、任意のX線強度範囲における輝度分布(感度情報)を得ることができる。
以上説明したごとく、本発明のX線画像診断装置によれば、1枚の出力画像から正確な感度補正を行うための感度情報を得ることができ、感度情報の収集に伴う操作者の労力を低減すると共に、感度情報を記憶する記憶媒体の容量の増加を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のX線画像診断装置の概略を示す機能ブロック図である。
【図2】 X線平面検出器の構成を示す図である。
【図3】 X線平面検出器へのX線の照射とX線平面検出器からのX線画像データの読み出しとタイミングの一実施例を示すタイミングチャートである。
【図4】 図3のタイミングチャートに従ってX線画像データをX線平面検出器より読み出した際に、画像記憶手段5に記憶されているX線画像データを示す模式的に示す図である。
【図5】 X線画像データの1ライン上にある任意の読み出しチャンネルa−b間の輝度分布を示すグラフである。
【図6】 X線の立ち上がり特性がある場合のX線平面検出器4へのX線の照射とX線平面検出器4からのX線画像データの読み出しとの様子を模式的に示すタイミングチャートである。
【図7】 X線平面検出器へのX線の照射とX線平面検出器からのX線画像データの読み出しとタイミングの他の実施例を示すタイミングチャートである。
Claims (7)
- 被写体にX線を照射するX線源と、このX線源と対向配置され前記被写体の透過X線をX線画像データとして出力するX線平面検出器と、このX線平面検出器より出力されたX線画像データをディジタルデータとして記憶する画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶されているX線画像データに感度補正を施す感度補正手段とを備えたX線画像診断装置において、
前記感度補正手段は、前記X線源からのX線の照射とX線平面検出器からのX線画像データの読み出しとが同時進行するように指令する感度情報取得制御手段と、X線の照射と同時進行して読み出された、X線照射量の異なるX線画像データから前記X線平面検出器の複数の読み出しチャンネルの感度情報を算出する感度情報算出手段と、前記算出手段で算出された感度情報を記憶する感度情報記憶手段とを備えたことを特徴とするX線画像診断装置。 - 被写体にX線を照射するX線源と、このX線源と対向配置され前記被写体の透過X線をX線画像データとして出力するX線平面検出器と、このX線平面検出器より出力されたX線画像データをディジタルデータとして記憶する画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶されているX線画像データに感度補正を施す感度補正手段とを備えたX線画像診断装置において、
前記感度補正手段は、前記X線平面検出器より任意の少なくとも2点のX線照射時間が異なるX線画像データを読み出し、その少なくとも2点間におけるX線画像データの輝度分布に基づいて感度情報を算出する感度情報算出手段と、この感度情報算出手段で算出された感度情報を記憶する感度情報記憶手段とを備えたことを特徴とするX線画像診断装置。 - 被写体にX線を照射するX線源と、このX線源と対向配置され前記被写体の透過X線をX線画像データとして出力するX線平面検出器と、このX線平面検出器より出力されたX線画像データをディジタルデータとして記憶する画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶されているX線画像データに感度補正を施すとともに、感度補正後のX線画像データを再び画像記憶手段に記憶させる感度補正手段と、前記X線平面検出器より任意の少なくとも2点のX線照射時間が異なるX線画像データを読み出し、その少なくとも2点間におけるX線画像データの輝度分布に基づいて感度情報を算出する感度情報算出手段と、前記感度補正手段にてX線画像データの感度補正を行なうために、前記感度情報算出手段で算出された感度情報を記憶する感度情報記憶手段とを備えたことを特徴とするX線画像診断装置。
- 前記感度情報算出手段で用いられる輝度分布は、X線照射開始直後から相当時間経過までに読み出されたX線画像データの輝度の時間変化を表す波形の形状情報であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のX線画像診断装置。
- X線平面検出器に照射されたX線強度と、前記X線平面検出器が検出したX線強度とを用いて前記X線平面検出器の読み出しチャンネルの感度情報を算出し、この感度情報を用いて、被検者を透過しX線平面検出器で検出したX線画像データを補正する方法であって、
前記X線平面検出器の読み出しをX線照射と同時進行するように行い、読み出し時間内にX線平面検出器に照射されるX線照射量の変化に対応した感度情報を求めることを特徴とするX線画像データの補正方法。 - X線平面検出器に照射されたX線強度と、前記X線平面検出器が検出したX線強度とを用いて前記X線平面検出器の読み出しチャンネルの感度情報を算出し、この感度情報を用いて、被検者を透過しX線平面検出器で検出したX線画像データを補正する方法であって、
前記X線平面検出器より任意の少なくとも2点のX線照射時間が異なるX線画像データを読み出し、その少なくとも2点間におけるX線画像データの輝度分布に基づいて感度情報を算出することを特徴とするX線画像データの補正方法。 - 前記輝度分布は、X線照射開始直後から相当時間経過までに読み出されたX線画像データの輝度の時間変化を表す波形の形状情報であることを特徴とする請求項6記載のX線画像データの補正方法。
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