JP2000050554A - 電動機のステータ - Google Patents

電動機のステータ

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JP2000050554A
JP2000050554A JP10212732A JP21273298A JP2000050554A JP 2000050554 A JP2000050554 A JP 2000050554A JP 10212732 A JP10212732 A JP 10212732A JP 21273298 A JP21273298 A JP 21273298A JP 2000050554 A JP2000050554 A JP 2000050554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator core
stator
insulating sheet
coil
winding
Prior art date
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Pending
Application number
JP10212732A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhide Kato
勝英 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ステータコアの巻線スペースを有効
に使用できる電動機のステータを提供する。 【解決手段】ステータコア5と、このステータコアの磁
極6に巻回されたコイル25と、前記ステータコアと前
記コイルとの間に介挿され、且つ、両端部が前記ステー
タコアの端面より突出してなる絶縁シートとを具備した
電動機のステータにおいて、前記絶縁シート20にその
高さ方向に沿って折曲げ凸部22又はスリット部23を
形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機に搭載
される電動送風機等に係る電動機のステータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動送風機等に使用される電動機
のステータは、図7および図8に示すものが一般に知ら
れている。
【0003】電動機のステータ1は、図7に示すよう
に、ステータコア5を積層してなる四角柱状をした積層
のステータコア10と、この積層のステータコア10の
スロット部9に挿着される絶縁シート20と、この絶縁
シート20を介在し積層のステータコア10の磁極6の
両側に巻回してなるステータコイル25とから構成して
いる。
【0004】前記ステータコア5は、中心方向に向かっ
て対向し先端に円弧状の円弧面7aを有する突出壁7を
有し、当該突出壁の両側に一対のコイル巻回凹部8,8
を有する一対の磁極6,6と、当該隣合う磁極間に形成
されたスロット部9とから形成している。
【0005】前記絶縁シート20は、図8に示すよう
に、前記積層のステータコア10のスロット部9の外形
と同一形状に形成され、内側中央は開口し、両側にステ
ータコイル25を巻回する一対のコイル巻回凹部21,
21を有している。なお、絶縁紙20の高さHは、積層
のステータコア10の高さ(図示せず)と略同一であ
る。
【0006】電動機のステータの組立て方法を説明す
る。
【0007】ステータコア5を積層し積層のステータコ
ア10を製作する。それから、積層のステータコア10
の内側両側に貫通して設けられているスロット部9,9
に沿って絶縁シート20,20をそれぞれ挿着する。
【0008】この絶縁シート20は、積層のステータコ
アのスロット部9の外形と同一形状に形成されているこ
とから、積層のステータコアのスロット部9の積層内面
11に密着状態で取付けられる。
【0009】つぎに、積層のステータコア10の磁極6
の両側に形成された一対のコイル巻回凹部8,8に挿着
された絶縁シート20上にステータコイル25を所定回
数巻回してステータの組立を完了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の電
動機のステータは、ステータコアの磁極の両側に絶縁シ
ートを介挿した状態で当該磁極にステータコイルを巻回
するが、コイル巻回時、このコイルに相当の引張力を加
えながら当該磁極に巻回する。
【0011】このため、絶縁シートのA部がC方向に引
張られることから、絶縁シートの端部側が磁極の傾斜面
6aに沿ってE方向に移動する。
【0012】その結果、絶縁シートのコーナ部であるB
部およびD部は、ステータコアの積層内面11から離れ
コイルを巻回数する巻線スペース4が少なくなり、ステ
ータコアの巻線スペースが有効に使えないという問題が
あった。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、ステータコアの巻線スペースを有効に使用できる電
動機のステータを提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、本発明に係る電動機のステータは、ステータコア
と、このステータコアの磁極に巻回されたコイルと、前
記ステータコアと前記コイルとの間に介挿され、且つ、
両端部が前記ステータコアの端面より突出してなる絶縁
シートとを具備した電動機のステータにおいて、前記絶
縁シートにその高さ方向に沿って折曲げ凸部又はスリッ
ト部を形成したことを特徴とするものである。
【0015】上記の構成において、ステータコアとコイ
ル間に絶縁シートを設けた電動機のステータで、前記絶
縁シートの長手方向に沿って折曲げ凸部又はスリット部
を設けたので、巻線時、絶縁シートが巻回するコイルに
引張られても折曲げ凸部又はスリット部が幅方向に変形
したり又は伸びることから、巻線スペースは減少しな
い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して本発
明の実施の形態に係る電動機のステータを説明する。な
お、従来技術と同一部品は同一番号を付して説明する。
【0017】本発明に係る電動機のステータは、例え
ば、電気掃除機に搭載される電動送風機等に使用される
もので、最初に、電気掃除機に搭載される電動送風機に
ついて図5および図6を参照して説明する。
【0018】電気掃除機に使用される電動送風機30
は、図5に示すように、底部に軸受35が取付けられる
とともに開口縁にファンカバー(図示せず)が嵌合して
取付けられる環状取付部32とを有する略円筒状のフレ
ーム31と、このフレームの開口端には軸受36が取付
けられたフレーム端板40が横架されている。
【0019】軸受35,36に渡って回転子41の回転
子軸42が支持され、この回転子軸42の軸受36を貫
通した端部にはフアン(図示せず)が取付けられるよう
になっている。また、回転子軸42の軸受35側には整
流子43が取付けられている。
【0020】前記フレーム31には、ステータ1が回転
子41を囲んで収納されている。ステータ1は、多数枚
の鉄心板からなるステータコア5を積層し複数のリベッ
ト(図示せず)により連結してなる積層のステータコア
10と、このステータコアのスロット部9に沿わせて挿
着された、例えば、ポリエステルフィルムからなる絶縁
シート20と、この絶縁シート20を介挿してステータ
コア10の磁極(図示せず)に巻付けられた一対のステ
ータコイル25と、例えば、図6に示すように、軸受3
5側の積層のステータコア10の軸受35側の一端面の
みに取付けられた一つの巻線保持体45とから構成され
ている。なお、積層したステータコア10はリベット3
により連結されている。
【0021】巻線保持体45は、合成樹脂等の絶縁材料
の一体成型品であって、ステータコイル25の外面を規
制する巻線ストッパ部46と当該巻線ストッパ部の上端
から外方に向けて直角に形成されステータコイルの上面
を規制する巻線支え部47を有している。
【0022】電動機のステータ1は、図2に示すよう
に、従来技術と同一構成からなり、ステータコア5を積
層し4本のリベット3により連結してなる四角柱状をし
た積層のステータコア10と、このステータコア10の
スロット部9に沿って挿着される、例えば、ポリエステ
ルフィルムからなる本発明に係る絶縁シート20と、こ
の絶縁シート20を介在してステータコア10の磁極6
の両側に巻回してなるステータコイル25とから構成し
ている。
【0023】前記ステータコア25は、中心方向に向か
って対向し先端に円弧状の円弧面7aを有する突出壁7
を有し、当該突出壁7の両側に一対のコイル巻回凹部
8,8を有する一対の磁極6,6と、当該隣合う磁極間
に形成されたスロット部9とから形成している。
【0024】本発明に係る絶縁シート20は、図3に示
すように、従来技術と同一構成からなる積層のステータ
コアのスロット部9の外形と同一形状に形成され、内側
中央は開口され、両側にコイルを巻回する一対のコイル
巻回凹部21,21を有している。
【0025】更に、絶縁シート20の幅方向中央には、
上下方向(高さ方向)に沿って三角形状に折曲げられ幅
方向に変形する折曲げ凸部22が内方に向けて形成され
ている。
【0026】この絶縁シート20に引張り力がF方向に
それぞれ加わると、三角形状に折曲げられた折曲げ凸部
22の高さhが低くなり、絶縁シート20の幅Gが広く
なる。
【0027】本発明に係る他の絶縁シート20は、図3
に示すように、従来技術と同一構成からなるステータコ
アのスロット部の外形と同一形状に形成され、内側中央
は開口され、両側にコイルを巻回する一対のコイル巻回
凹部21,21を有している。
【0028】更に、絶縁シート20の幅方向中央には、
下方に向けてスリット部23が形成され、第1の絶縁シ
ートと同様に、この絶縁シートに引張り力がF方向にそ
れぞれ加わると、スリット部23の幅が大きく開口する
ことにより、絶縁シートの幅Gが広くなる。なお、絶縁
シートの高さHは、ステータコア10の高さと同一であ
る。
【0029】電動機のステータの組立て方法を説明す
る。
【0030】ステータコア5を複数枚積層して積層のス
テータコア10を製作する。それから、積層のステータ
コア10の内側両側に貫通して設けられているスロット
部9,9に絶縁紙シート20をそれぞれ挿着する。
【0031】この絶縁シート20は、積層のステータコ
アのスロット部の外形と同一形状に形成されていること
から、積層のステータコアのスロット部の積層内面11
に沿って略密着状態に取付けられる。
【0032】つぎに、積層のステータコア10の磁極6
の両側に介在させた絶縁シート20上にステータコイル
25を所定回数巻回し、図2に示すステータ1の組立を
完了する。なお、図1にステータ1の一方端面に巻線ス
トッパ部46と巻線支え部47とを有する合成樹脂等の
絶縁材料の一体成型品である巻線保持体45が取付けら
れたステータを示す。なお、ステータの中心には回転子
が配置される。
【0033】実施の形態に係る作用を説明する。
【0034】積層のステータコア10の磁極6の両側に
絶縁シート20を介在させ当該磁極の両側にステータコ
イル25を巻回する際、当該コイル25に相当の引張力
を加えながら当該コイルを磁極に巻回する。
【0035】このため、絶縁シート20のA部がC方向
に引張られることから、絶縁シートの端部側が磁極の傾
斜面6aに沿ってE方向に移動する。
【0036】しかし、絶縁シート20の端部側が、磁極
の傾斜面6aに沿って外方に移動しても、当該移動した
分だけ、三角形状に折曲げられた折曲げ凸部22が引っ
張られ、その分だけ折曲げ凸部22の高さが低くなり、
従来技術のように、絶縁シートのコーナ部であるB部お
よびD部が積層のステータコアの積層内面から離れるこ
とがなくなることから、ステータコイルを巻回数する巻
線スペース4が少なくなるというとはなく、積層のステ
ータコアの巻線スペースが有効に使えるという効果があ
る。
【0037】なお、折曲げ凸部22に代えてスリット部
23が形成された絶縁シート20では、同様に、当該絶
縁シートの端部側が磁極の傾斜面に沿って外方に移動し
ても、当該移動した分だけ、絶縁紙の幅方向中央に形成
したスリット部の幅が幅方向に広がることで吸収され、
従来技術のように、絶縁シートのコーナ部であるB部お
よびD部が積層のステータコアの積層端面から離れるこ
とがなくなることから、ステータコイルを巻回数する巻
線スペースが少なくなるというとはなく、ステータコア
の巻線スペースが有効に使えるという効果を有する。
【0038】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、積
層のステータコアとコイル間に絶縁シートを設けたステ
ータにおいて、絶縁シートの高さ方向に幅方向に変形す
る折曲げ凸部、又は、幅方向に拡がるスリット部を設け
ることにより、絶縁シートの幅寸法が大きくなる。
【0039】そこで、積層のステータコアの磁極の両側
に絶縁シートを介在させステータコイルを磁極の両側に
巻回する際、絶縁シートは内方に向けて移動するが、当
該絶縁シートに折曲げ凸部又はスリット部が設けられて
いることにより、積層のステータコアの角部から絶縁シ
ートが離れにくくなる。
【0040】そこで、ステータコイルを積層のステータ
コアの角部まで入れることができ、巻線スペースを有効
に使える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る電動機のステー
タに当該ステータのコイルを支える巻線保持体を取付け
た状態を示す上面図。
【図2】同第1実施の形態に係る積層のステータコアに
コイルを巻回する状態を示す上面図。
【図3】同第1実施の形態に係る積層のステータコアに
挿着される絶縁シートを示すもので、(A)は上面図。
(B)は正面図。
【図4】同第1実施の形態に係る積層のステータコアに
挿着される他の絶縁シートを示すもので、(A)は上面
図。 (B)は正面図。
【図5】電動機のステータが組込まれた一般的な電動送
風機を示す一部断面にした正面図。
【図6】一般的な電動機のステータに巻線保持体を取付
けた状態を示す正面図。
【図7】従来技術に係る積層のステータコアにコイルを
巻回する状態を示す上面図。
【図8】従来技術に係る電動機のステータの絶縁シート
を示すもので、(A)は上面図。 (B)は正面図。
【符号の説明】
5…ステータコア, 6…磁極, 20…絶縁シート, 22…折曲げ凸部, 23…スリット部, 25…ステータコイル(コイル)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステータコアと、このステータコアの磁極
    に巻回されたコイルと、前記ステータコアと前記コイル
    との間に介挿され、且つ、両端部が前記ステータコアの
    端面より突出してなる絶縁シートとを具備した電動機の
    ステータにおいて、 前記絶縁シートにその高さ方向に沿って折曲げ凸部又は
    スリット部を形成したことを特徴とする電動機のステー
    タ。
JP10212732A 1998-07-28 1998-07-28 電動機のステータ Pending JP2000050554A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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