JPH051971Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH051971Y2
JPH051971Y2 JP620586U JP620586U JPH051971Y2 JP H051971 Y2 JPH051971 Y2 JP H051971Y2 JP 620586 U JP620586 U JP 620586U JP 620586 U JP620586 U JP 620586U JP H051971 Y2 JPH051971 Y2 JP H051971Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
stator
stator core
holder
protruding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP620586U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62119139U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP620586U priority Critical patent/JPH051971Y2/ja
Publication of JPS62119139U publication Critical patent/JPS62119139U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH051971Y2 publication Critical patent/JPH051971Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は固定子巻線の保持構造を改良した整流
子電動機等の電動機に関する。
〔従来の技術〕
第11図および第12図は整流子電動機に使用
されている従来の固定子を示している。同図中1
は固定子鉄心、2はスロツト絶縁、3は端子台を
兼ねる一対(一方のみ図示)の巻線保持体、4は
巻線保持体3に取付けられた接続端子、5は一対
(一方のみ図示)の固定子巻線、6は絶縁シート
である。そして、各巻線保持体3は、合成樹脂等
の絶縁材料の一体成形品であつて、第13図に詳
しく示したように、固定子鉄心1の取付け溝1a
に丁度嵌入して取付けられる取付け部7の上下両
端に、巻線支え部8とその先端から折曲された巻
線ストツパ部9とからなる略コ字形状部分を夫々
設けるとともに、一方の巻線支え部8の基部にこ
の支え部8と直交して巻線スペーサ部10を設
け、かつ巻線スペーサ部10の下面に固定子鉄心
1の一端面に重なる座部10aを突設して形成さ
れている。そして、固定子鉄心1の両端面から突
出した固定子巻線5の巻線突出部分5aは、夫々
上記略コ字状部分によつて保持されており、また
固定子巻線5の巻線断面の最大値は上記巻線スト
ツパ部9によつて規定されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来構造によれば、固定子鉄心1の
両端面から巻線保持体3の略コ字状部分が夫々突
出するから、固定子全体の高さが大きいという問
題があつた。さらに、巻線保持体3が一対の固定
子巻線5に対して夫々別々に使用されているか
ら、部品数および組立て工数が多いという問題が
あつた。しかも、電動機は要求される性能や電源
電圧の大きさ等に応じて種々の線径の固定子巻線
や巻数が異なるが、このような種々の巻線仕様に
共通して従来の巻線保持体3を使用する場合に
は、巻線断面の大きさが上記巻線ストツパ部9に
よつて規定された上記最大値以下となる。そうす
ると、使用中等において固定子巻線5が巻線スト
ツパ部9に当接するまで動き得るから、使用時に
おける振動発生の原因となるとともに、この移動
に伴つて固定子巻線5の絶縁が剥がされる等の問
題を生じる。このため、巻線保持体3の共通化は
実際上困難であり、現実には多種類の巻線保持体
を夫々用意して、その中から巻線仕様に適合する
ものを選択して使用するようになつており、よつ
て部品管理が複雑化するという問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、絶縁材料の一体成形品からなる一つ
の巻線保持体を、固定子鉄心の一端面のみに取付
け、この巻線保持体を、上記固定子鉄心の一端面
に重なる座部と、この座部から起立して設けられ
上記固定子鉄心に巻かれた一対の固定子巻線の上
記一端面から突出した巻線突出部分を支える一対
の巻線支え部と、これら巻線支え部の先端部から
突設され上記巻線突出部分の外周側に臨む巻線ス
トツパ部と、この巻線ストツパ部と対向して上記
座部に設けられ上記巻線突出部分の内周側を支え
る巻線スペーサ部と、これら巻線ストツパ部と巻
線スペーサ部との間に位置して上記巻線支え部に
突設された巻線係合部とを具備し、この巻線係合
部が上記巻線支え部の起立方向に沿つて設けられ
た少なくとも一つの段部または突起からなること
によつて、上記従来の問題点を解決したものであ
る。
〔作用〕
上記解決手段を備えた電動機によれば、固定子
鉄心の一端面に取付けた一つの巻線保持体のみで
一対の固定子巻線を保持したから、固定子鉄心の
他端面に巻線保持体が突出されることがなく、し
たがつて固定子が小形化されるとともに、巻線保
持体が一つであるから組立て性が向上される。そ
して、このように巻線保持体を一つしか使用しな
いにも拘らず、固定子巻線における上記一端面側
の巻線突出部分の巻線ストツパ部方向への移動
が、巻線ストツパ部および巻線係合部により防止
され、かつ固定子巻線における上記一端面側の巻
線突出部分の固定子鉄心方向への移動が、巻線ス
ペーサ部により防止されるとともに、このスペー
サ部により固定子巻線における上記一端面側の巻
線突出部分と固定子鉄心との間の必要な絶縁距離
が確保される。しかも、巻線ストツパ部ととも
に、巻線係合部を有したことにより、これらのい
ずれかで既述のような固定子巻線の動き止めを得
て巻線仕様の変更に対応できる。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を第1図から第8図を参
照して説明する。
第8図中11は略円筒状のフレームで、その底
には軸受12が取付けられているとともに、開口
縁には図示しないフアンカバーが嵌合して取付け
られる環状取付け部13が形成されている。そし
て、フレーム11の開口端には軸受14を取付け
たフレーム端板15が横架されている。軸受1
2,14にわたつて回転子16の回転子軸17が
支持され、この軸17の軸受14を貫通した端部
には図示しないフアンが取付けられるようになつ
ている。また、回転子軸17の軸受12側には整
流子18が取付けられている。
フレーム11には第1図から第3図に示す固定
子19が回転子16を囲んで収納されている。固
定子19は、多数枚の鉄心板を積層して複数(一
つのみ図示、第1図参照)リベツト20により連
結してなる固定子鉄心21と、この鉄心21のス
ロツト部に沿わせて設けられたスロツト絶縁22
と、このスロツト絶縁22を介して固定子鉄心2
1に巻付けられた一対の固定子巻線23と、固定
子鉄心21の例えば軸受12側の一端面21aの
みに取付けられた一つの巻線保持体24とから形
成されている。
巻線保持体24は合成樹脂等の絶縁材料の一体
成形品であつて、第4図から第6図に示すように
形成されている。つまり、巻線保持体24は、固
定子鉄心21の一端面21aに重なる座部25
と、この座部25から起立して設けられ上記固定
子巻線23の上記一端面21aから突出された巻
線突出部分23aを支える巻線支え部26と、こ
の巻線支え部26の先端部から突設され巻線突出
部分23aの外周側に臨む巻線ストツパ部27
と、この巻線ストツパ部27と対向して座部25
に設けられ巻線突出部分23aの内周側を支える
巻線スペーサ部28と、これら巻線ストツパ部2
7と巻線スペーサ部28との間に位置して巻線支
え部26に突設された少なくとも一つの巻線係合
部29a〜29cとを具備して形成されている。
そして、座部25は固定子鉄心21の一端面2
1aの突極部分を除く形状と略一致した枠板状を
なしている。また、各巻線支え部26は上記突極
の形状に沿つて彎曲形状としてあり、その中央部
先端から上記巻線ストツパ部27が突設されてい
る。さらに、巻線スペーサ部28は一対のリブに
よつて形成されている。巻線係合部29a〜29
cは、第7図に示すように巻線支え部26の巻線
支え面において例えば巻線支え部26の起立方向
に沿つて設けたリブに、上記起立方向に沿つて間
隔を置いて設けられた複数の段部で形成され、こ
れらの巻線係合部29a〜29cにより種々の巻
線仕様に対応できるようになつている。
そして、以上の構造の巻線保持体24は、第2
図に示すように座部25の裏面に突設した複数の
突起30を、固定子鉄心21の一端部に設けた取
付け穴31に圧入して嵌合させることにより、上
記一端面21aに取付けられている。また、この
巻線保持体24によつて一方の巻線突出部分23
aを支持された固定子巻線23の他方の巻線突出
部分23bは、巻線自体の自己融着性によつて第
1図に示したような曲げ形状を保持して、固定子
鉄心21の他端面21bに対向されている。
なお、本実施例の巻線保持体24は端子台を兼
ねている。そのため、座部25には複数の筒状を
なす接続ハウジング32が突設されており、これ
らのハウジング32には夫々固定子巻線23の端
部23cが取付けられているとともに、この巻線
端部23cに電気的に接続される接続端子33が
夫々装着されている。また、第8図中34は雑音
防止用コンデンサ、35はブラシ装置である。
上記構造の電動機は、一対の巻線支え部25等
の巻線支持に必要な部分を有して形成されかつ、
固定子鉄心21の一端面21aに取付けられた一
つの巻線保持体24のみで、固定子鉄心21の突
極に巻かれた一対の固定子巻線23を保持したも
のである。
したがつて、固定子鉄心21の他端面21bに
巻線保持体24が突出されることがないから、固
定子19の高さ寸法が小形化される。これととも
に、巻線保持体24が一つで済むから、固定子1
9の部品点数および組立て工数が減少され、その
生産性を向上できるとともに、コストも低減でき
る。
そして、巻線保持体24が備える一対の巻線保
持構造は、巻線ストツパ部27とともに、巻線係
合部29a〜29cを有したことにより、これら
のいずれかを選択して巻線仕様の変更に対応でき
る。つまり、巻線ストツパ部27は巻線断面の最
大値を規定するものであるが、固定子巻線23の
巻数の減少、または線径が細い固定子巻線23を
使用する等により、上記最大値以下の巻線断面を
有する巻線仕様とする場合には、その巻線断面に
応じて巻線係合部29a〜29cのいずれかに、
固定子巻線23の巻線突出部分23aの外周部を
係合される。これにより、巻線ストツパ部27が
固定子巻線23から離れてストツパとして機能し
ないにも拘らず、巻線係合部29a〜29cによ
つて固定子巻線23の動き止めがなされる。
したがつて、巻線保持体24は巻線断面が異な
る複数の巻線仕様に対して共通して使用できるか
ら、巻線断面に個別に応じた多種類の巻線保持体
を夫々用意して、その中から巻線仕様に適合する
ものを選択して使用する必要がなくなるか、また
は種々の巻線保持体を用意する場合でも、その数
を激減することができ、部品管理が簡単となるか
ら、これによりコストの低減が可能である。
しかも、本実施例においては、複数の巻線係合
部29a〜29cを有して、これらにより固定子
巻線23を動き止めできるから、より多くの巻線
仕様の変更に対応できる。これにより共通使用性
をより向上できる。なお、第7図には種々の巻線
断面と各ストツパ部との関係が示されており、巻
線係合部29aに係合して一点鎖線で示した固定
子巻線23の巻線断面は、最も小さく、巻線係
合部29aおよび29bに夫々係合して一点鎖線
および二点鎖線で示した固定子巻線23の巻線
断面は、上記固定子巻線23の巻線断面より大
きい。そして、巻線係合部29a,29bおよび
29cに夫々係合して一点鎖線、二点鎖線および
点線で示した固定子巻線23の巻線断面は、上
記固定子巻線23の巻線断面より大きく、さら
に、上記各巻線係合部29a〜29cとともに巻
線ストツパ部27に係合した上記各線および実線
で示した固定子巻線の巻線断面は、最も大き
い。以上により、四つの巻線仕様に対して共通し
て使用できるものである。
そして、このような巻線保持体24を一つしか
使用しないとともに、巻線仕様への対応性がある
にも拘らず、固定子巻線23における巻線突出部
分23aの巻線ストツパ部27方向への移動が、
巻線ストツパ部27および巻線係合部29a〜2
9cにより防止される。これとともに、固定子巻
線23における巻線突出部分23aの固定子鉄心
21方向への移動が、巻線スペーサ部28により
防止される。これにより、固定子巻線23が極め
て安定的に保持され、使用中等における固定子鉄
心21の厚み方向に沿う固定子巻線23の移動が
防止される。
したがつて、固定子巻線23の移動にもとずく
使用時における振動発生や固定子巻線23の絶縁
の剥離が防止できる。これとともに、巻線スペー
サ部28により固定子巻線23の巻線突出部分2
3aと固定子鉄心21の一端面21aとの間の必
要な絶縁距離を確保できる。
また、本考案において巻線支え部26の起立方
向に沿つて間隔を置いて設けられる複数の巻線係
合部29a〜29cを設ける場合に、第9図およ
び第10図に示したように互いに独立させて、か
つ夫々が上記起立方向とは直角に交差する方向に
沿わせて形成することによつて、実施してもよ
い。このようにすれば、巻線保持体24の形成用
金型に大幅な改造を必要とすることなく、低コス
トでかつ容易に巻線係合部29a〜29cを有し
た巻線保持体24を得ることができる。
なお、上記一実施例は以上のように構成した
が、本考案の実施に当つては、考案の要旨に反し
ない限り、固定子鉄心、固定子巻線、巻線保持
体、座部、巻線ストツパ部、巻線スペーサ部、巻
線係合部等の具体的な構造、形状、位置、及び材
質等は、上記一実施例に制約されることなく、
種々の態様に構成して実施できることは勿論であ
る。
〔考案の効果〕
上記実用新案登録請求の範囲に記載の構成を要
旨とする本考案によれば、固定子の巻線保持体を
巻線仕様の変更に拘らず共通して使用できるとと
もに、固定子の部品点数および組立て工数を減少
できるから、コストを低減でき、しかも固定子の
小形化を実現できる等の実用上の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第8図は本考案の一実施例を示し、
第1図は一部を断面した固定子の側面図、第2図
は一部を断面した固定子の正面図、第3図は固定
子の平面図、第4図は巻線保持体の平面図、第5
図は巻線保持体の正面図、第6図は巻線保持体の
側面図、第7図は第5図中−線に沿う断面
図、第8図は電気掃除機の整流子電動機を一部断
面して示す側面図である。第9図は他の巻線保持
体の一部を示す正面図、第10図は第9図中−
線に沿う断面図である。第11図から第13図
は従来例を示し、第11図は固定子の正面図、第
12図は固定子の一部の側面図、第13図は巻線
保持体の斜視図である。 21……固定子鉄心、21a……固定子鉄心の
一端面、23……固定子巻線、23a……巻線突
出部分、24……巻線保持体、25……座部、2
6……巻線支え部、27……巻線ストツパ部、2
8……巻線スペーサ部、29……巻線係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁材料の一体成形品からなる一つの巻線保持
    体を、固定子鉄心の一端面のみに取付け、この巻
    線保持体を、上記固定子鉄心の一端面に重なる座
    部と、この座部から起立して設けられ上記固定子
    鉄心に巻かれた一対の固定子巻線の上記一端面か
    ら突出した巻線突出部分を支える一対の巻線支え
    部と、これら巻線支え部の先端部から突設され上
    記巻線突出部分の外周側に臨む巻線ストツパ部
    と、この巻線ストツパ部と対向して上記座部に設
    けられ上記巻線突出部分の内周側を支える巻線ス
    ペーサ部と、これら巻線ストツパ部と巻線スペー
    サ部との間に位置して上記巻線支え部に突設され
    た巻線係合部とを具備し、この巻線係合部が上記
    巻線支え部の起立方向に沿つて設けられた少なく
    とも一つの段部または突起からなることを特徴と
    する電動機。
JP620586U 1986-01-20 1986-01-20 Expired - Lifetime JPH051971Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP620586U JPH051971Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP620586U JPH051971Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62119139U JPS62119139U (ja) 1987-07-29
JPH051971Y2 true JPH051971Y2 (ja) 1993-01-19

Family

ID=30788502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP620586U Expired - Lifetime JPH051971Y2 (ja) 1986-01-20 1986-01-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH051971Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62119139U (ja) 1987-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4818911A (en) Stator of electric motor
US7329973B2 (en) Rotary electric machine
JPH1118345A (ja) 回転電機の固定子
JPH0249373U (ja)
CA2802385A1 (en) Electric motor
JP2012075215A (ja) ステータ
JPS6281450U (ja)
JPH051971Y2 (ja)
JPH0526917Y2 (ja)
JP4603590B2 (ja) 回転電機
JPS5918857Y2 (ja) 小型直流モ−タにおける遠心力ガバナスイツチ付整流子
JPS5915243Y2 (ja) 直流回転電機
JPS5828457Y2 (ja) 回転電機
JPS639250Y2 (ja)
JP3428818B2 (ja) モータ
JP3269497B2 (ja) 電動機のステータ
JPH0514696Y2 (ja)
KR0130747Y1 (ko) 정류자 전동기
JPH034147Y2 (ja)
JP2516817Y2 (ja) 直流モータの電機子
JPH0453167Y2 (ja)
JPS6120849Y2 (ja)
JPH0720053U (ja) 小型モータの回転子
CN113036979A (zh) 一种电机及其接线架
JPS6037011Y2 (ja) 小型モ−タのステ−タヨ−クと蓋体の固定装置