JP2000049013A - 電子部品 - Google Patents

電子部品

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JP2000049013A
JP2000049013A JP10216063A JP21606398A JP2000049013A JP 2000049013 A JP2000049013 A JP 2000049013A JP 10216063 A JP10216063 A JP 10216063A JP 21606398 A JP21606398 A JP 21606398A JP 2000049013 A JP2000049013 A JP 2000049013A
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JP
Japan
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electronic component
magnetic layer
insulating substrate
insulating resin
conductor pattern
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Withdrawn
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JP10216063A
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Inventor
Kazuya Kimura
一弥 木村
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高Q特性を得ることができ、安定なインダク
タ又はトランスが得られる電子部品を提供すること。 【解決手段】 絶縁基板11上に絶縁樹脂層13a,1
3b,13c,13d,13eと複数の導体層とを交互
に積層した積層体16と、前記導体層中の導体パターン
部14a,14b,14c,14dの引き出し電極部2
0に接続され、前記積層体16の側面から前記絶縁基板
11の側面に渡って形成された外部電極端子部2とを備
え、前記導体パターン部14a,14b,14c,14
dの少なくとも一部を収容する閉磁路構造を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品に関し、
詳しくは、インダクタ(L)、キャパシタ(C)、電気
抵抗(R)素子、薄膜EMIフィルタ、コモンモードチ
ョークコイル、カレントセンサ、信号用トランス、及び
これらを一つの部品に構成した複合電子部品等の表面実
装部品もしくは、リード部品である電子部品に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示される電子部品が知られ
ている(特開平3−201417号公報参照)。この電
子部品100は、アルミナ等の絶縁基板101上に、ポ
リイミド樹脂からなる絶縁樹脂層102およびスパッタ
法によって形成されたTi、Ti−Ag、Agからなる
内部導体パターン103,104を交互に積層させ、絶
縁樹脂層102の端部を取り除くことによって最上部の
導体パターン104の端部を露出させて電子部品100
を形成している。
【0003】なお、導体パターン104の端部に接続す
るように端子下地部を電子部品100の側面に形成し、
この端子下地を覆うように、電子部品本体の上面端面か
ら、側面を介して下面端部に至る外部電極端子部を形成
して用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
子部品をコモンモードチョークとして使用した場合にお
いて、小型化されるに従って、所望する減衰特性を備え
た周波数帯域が狭くなるという不具合を生じるという問
題がある。
【0005】このような不具合を補うためには、別の回
路素子を設ければ良いのであるが、回路段数が増大し、
構成が複雑となり、構成が簡素で製造が容易であるとい
う小形である利点を損なうという問題がある。
【0006】そこで、本発明の技術課題は、例えばコモ
ンモードチョークにおいて、別段に回路構成等を設けな
くとも減衰特性を簡単な構成で安価に広帯域化すること
ができる電子部品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、絶縁基
板と、該絶縁基板上に複数の絶縁樹脂層と導体パターン
部を有する複数の導体層とを交互に積層した積層体と、
前記導体パターン部の引き出し電極部に接続され、前記
積層体の側面から前記絶縁基板の側面に渡って形成され
た外部電極端子部とを備えた電子部品において、前記導
体パターン部の少なくとも一部を収容する閉磁路構造を
備えていることを特徴とする電子部品が得られる。
【0008】
【作用】電子部品は、絶縁基板上に、絶縁樹脂層上に導
体パターン部と絶縁樹脂層とを交互に積層する。更に、
絶縁樹脂層上に第2の磁性層を形成し、第2の磁性層上
に絶縁樹脂層と導体パターン部をそれぞれ積層すること
で積層体を形成することによって得られている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子部品の一実施
の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明
の一実施の形態による電子部品を示す斜視図である。図
2は、図1の電子部品本体の絶縁樹脂層と導体パターン
層の積層体の各層を模式的に分離して示した斜視図であ
る。図3は本発明の一実施の形態による電子部品を示す
断面図である。また、図4は、図1の電子部品本体の完
成図である。
【0010】図1及び図2を参照して、本発明の実施の
形態における電子部品1は、コモンモードチョークを示
しており、電子部品本体10を有している。
【0011】電子部品本体10は、セラミック基板(絶
縁基板)11と、磁性層12と、セラミック基板11上
に複数の絶縁樹脂層13a〜13eと、複数の導体層
(導体パターン14a〜14d及び引き出し電極部2
0)とを交互に積層した積層体16と、導体層中の導体
パターン層14a〜14dの引き出し電極部20に接続
され、積層体16の側面からセラミック基板11の側面
に渡って、電子部品本体10の両端面及び側面の一部を
覆うように形成された外部電極端子部2(図1を参照)
とを備えている。
【0012】さらに、電子部品本体10は、導体パター
ン層14a〜14dの少なくとも一部を収容する閉磁路
構造を備えている。セラミック基板11の少なくとも一
面には第1磁性層12aを備え、少なくとも一部を覆う
と共に、第1磁性層12aの一面に接する第2磁性層1
2bとを備え、閉磁路構造が第1磁性層12aと第2磁
性層12bとによって形成されている。
【0013】この実施の形態例では、第1及び第2磁性
層12a,12bは、スパッタ又は電解メッキによって
形成された強磁性を備えた金属又は合金からなる。積層
体16の内少なくとも一層は、実質的にベンゾシクロブ
テンからなる。導体層は、導電金属膜からなる下地層
と、該下地層上に電解めっきによって形成された電解C
uめっき膜とからなる。また、下地層は、スパッタによ
り形成されたTi又はCr膜である。
【0014】図3をも参照すると、電子部品本体10
は、セラミック基板11上に、強磁性を備えた金属又は
合金からなる第1の磁性層12aを形成し、次に、第1
の磁性層12a上に絶縁樹脂層13aを形成する。更
に、絶縁樹脂層13a上に導体パターン部14a,14
b,及び14cと絶縁樹脂層13b,13c,及び13
dとを交互に積層する。更に、絶縁樹脂層13d上に第
2の磁性層12bを形成し、第2の磁性層上に、絶縁樹
脂層13eと導体パターン部14dをそれぞれ積層する
ことで、積層体16を形成することによって得られてい
る。絶縁樹脂層13b〜13eのそれぞれには、複数の
貫通孔15が設けられている。
【0015】ここで、本発明の実施の形態において、セ
ラミック基板11は、例えば、快削性を有するセラミッ
ク(三井鉱山マテリアル社製 商品名 マセライト)を
用いている。
【0016】また、絶縁樹脂層13a,13b,13
c,13d,13eは、平坦化が容易であり、かつ紫外
線感光性のベンゾシクロブテン樹脂(BCB)を用いて
いる。
【0017】また、導体パターン部14a,14b,1
4c,14dは、Ti膜又はTi膜上にCu膜をスパッ
タ形成し、さらに、電解Cuめっきによって形成した電
解Cuめっき膜を使用している。
【0018】積層体16の具体的な形成方法は、まず、
セラミック基板11を有機洗浄し、更にプラズマアッシ
ングによるドライ洗浄後、強磁性を備えた金属又は合金
からなる第1磁性層12aをスパッタ又は電解メッキに
よって形成する。次に、前記第1磁性層12aの縁辺部
を除いて覆うように、スピンコーティングによって、紫
外線感光型BCB樹脂を塗布して、絶縁樹脂層を得る。
【0019】さらに、フォトリソグラフィを用い、マス
クを介して露光して、絶縁樹脂層13a,13b以降の
絶縁樹脂層13b〜13eのそれぞれに形成される複数
の貫通孔15を形成する。次に、加熱してハーフキュア
することで、絶縁樹脂層13aを得る。
【0020】次に、絶縁樹脂層13a上に導体パターン
14aの下地層としてTi膜又はTi膜上にCu膜をス
パッタ法によって形成する。ここで、Ti膜の代わり
に、Cr膜でも良い。次にこの上にレジストを塗布した
後、フォトリソグラフィを用いて、マスクを介して、露
光し、現像して、所望する導体パターン部14a,14
b,14c,14dを凹部とするレジストパターンを得
る。
【0021】次に、電解Cuメッキによって、下地層上
に電解Cuメッキ層を得る。次に、レジストのパターン
を剥離して、中間導体パターンを得て、この中間導体パ
ターンにウェットエッチング(ドライエッチングでも
可)を施し、基板上に形成された孤立した導体パターン
部14aを得る。
【0022】得られた導体パターン部14aは、下地層
と、電解Cuメッキ層からなり、厚さ約4〜15μm、
幅約10〜30μmであった。
【0023】以下、この上に絶縁樹脂層13b〜13
d、導体パターン14b,14cを、更に、第2の磁性
層12bとその上に絶縁樹脂層13e、導体パターン1
4dをそれぞれ上記と同様な方法によって形成し、電子
部品本体10を得る。
【0024】次に、外部電極端子部を形成する工程につ
いては、図4より、電子部品本体10の上面端部には、
引き出し電極部20が露出した形となっている。この引
き出し電極部20に接続するようにセラミック基板11
と積層体16の側面にNi粉を含むエポキシ樹脂等から
なるNi導電ペーストを塗布して熱硬化させる。
【0025】次に、電解バレルめっき法にてNiめっき
膜を下地層として導電ペースト硬化物上に形成した。こ
こで、Niは、耐電解マイグレーションに優れており、
半田等が引き出しへ拡散することを防止する。
【0026】次に、この下地層上に、半田浴からそれぞ
れ電解バレルめっきによって、外部接続膜として半田め
っき膜を形成して、図1に示す電子部品の外部電極端子
部20が形成され、電子部品1が完成される。
【0027】尚、本発明の実施の形態においては、電子
部品としてコモンモードチョークを例示したが、ローパ
スフィルタ、トランス、カレントセンサ、LCR回路素
子等にも適用できることは明白である。
【0028】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の電子部
品においては、高インダクタンスと低抵抗とによって生
じる高Q特性を得ることができる。
【0029】また、本発明によれば、回路電流と外部磁
界との干渉も大幅に低減された安定なインダクタ又はト
ランスが得られる電子部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による電子部品を示す斜
視図である。
【図2】図2の電子部品本体の導体パターンと絶縁樹脂
層の各層を分離して模式的に示した斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態による電子部品を示す断
面図である。
【図4】図1に示した電子部品本体の完成した状態を示
す斜視図である。
【図5】従来の電子部品の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電子部品 2 外部電極端子部 10 電子部品本体 11 セラミック基板 12,12a,12b 磁性層 13a,13b,13c,13d,13e 絶縁樹脂
層 14a,14b,14c,14d 導体パターン部 15 貫通穴 16 積層体 20 引き出し電極部 100 電子部品 101 絶縁基板 102 絶縁樹脂層 103,104 内部導体パターン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板と、該絶縁基板上に複数の絶縁
    樹脂層と導体パターン部を有する複数の導体層とを交互
    に積層した積層体と、前記導体パターン部の引き出し電
    極部に接続され、前記積層体の側面から前記絶縁基板の
    側面に渡って形成された外部電極端子部とを備えた電子
    部品において、 前記導体パターン部の少なくとも一部を収容する閉磁路
    構造を備えていることを特徴とする電子部品。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子部品において、前記
    絶縁基板の少なくとも一面には第1磁性層を備え、前記
    少なくとも一部を覆うと共に、前記第1磁性層の一面に
    接する第2磁性層を備え、前記閉磁路構造が前記第1磁
    性層と前記第2磁性層とによって形成されていることを
    特徴とする電子部品。
  3. 【請求項3】 請求項2の電子部品において、前記第1
    及び第2の磁性層は、スパッタ又は電解メッキによって
    形成された強磁性を備えた金属又は合金からなることを
    特徴とする電子部品。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電子部品において、前記
    絶縁樹脂層の内少なくとも一層は、実質的にベンゾシク
    ロブテンからなることを特徴とする電子部品。
  5. 【請求項5】 請求項1の電子部品において、前記導体
    層は、導電金属膜からなる下地層と、該下地層上に電解
    めっきによって形成された電解Cuめっき膜とからなる
    ことを特徴とする電子部品。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電子部品において、前記
    下地層が、スパッタにより形成されたTi又はCr膜で
    あることを特徴とする電子部品。
JP10216063A 1998-07-30 1998-07-30 電子部品 Withdrawn JP2000049013A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002373810A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Tdk Corp チップ型コモンモードチョークコイル
JP2005531928A (ja) * 2002-06-28 2005-10-20 モトローラ・インコーポレイテッド 磁性体を含む電子回路の磁気遮蔽
JP2007053254A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Tdk Corp 電子部品及びその製造方法
JP2011071457A (ja) * 2008-12-22 2011-04-07 Tdk Corp 電子部品及び電子部品の製造方法

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Effective date: 20051004