JP2000048449A - 情報記録媒体の記録再生装置及び記録再生装置を制御するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体の記録再生装置及び記録再生装置を制御するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000048449A
JP2000048449A JP21427498A JP21427498A JP2000048449A JP 2000048449 A JP2000048449 A JP 2000048449A JP 21427498 A JP21427498 A JP 21427498A JP 21427498 A JP21427498 A JP 21427498A JP 2000048449 A JP2000048449 A JP 2000048449A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種類の異なる光ディスク等の情報記録媒体が
混在するライブラリ装置における情報記録媒体の記録再
生を迅速に行う。 【解決手段】 ライブラリ装置100は、種類の異なる
光ディスク11(情報記録媒体)を多数格納するラック
(格納手段)12と、光ディスク11の記録、再生を行
うドライブ(記録再生手段)1〜6と、ラック12とド
ライブ1〜6との間で、光ディスク11を搬送するキャ
リア(搬送手段)8と、ドライブ1〜6が読み取り可能
な光ディスクのマップ(種類の数)を記憶するPC9の
ハードディスク9a(記憶手段)とを有し、キャリア8
によるドライブ1〜6への搬送は、マップに基づいて行
われるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCD、DV
D、CD−R、CD−RWなど種類の異なる情報記録媒
体を多数格納するとともに、これら情報記録媒体の記録
再生を行う情報記録媒体の記録再生装置及び記録再生装
置を制御するプログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、CD−ROMに代表される光ディ
スクの記録再生を行う装置として、ライブラリ装置があ
る。図6は、かかる従来のライブラリ装置の構成を示す
ものである。
【0003】同図において、ライブラリ装置50は、一
般に、CD−ROMやDVD等の種類の異なる光ディス
ク52を多数格納するラック51と、光ディスクの種類
に応じてこれの記録、再生を行うドライブ53と、光デ
ィスクをラック51に格納する際に光ディスクが挿入さ
れるメールスロット54と、これらラック51、ドライ
ブ53、メールスロット54間において光ディスクを搬
送するキャリア55とからなるものである。
【0004】このようなライブラリ装置50によって光
ディスク52の記録再生を行う場合は、先ず、ユーザー
の選択に基づいて、キャリア55がラック51から光デ
ィスクをドライブ53に搬送・挿入して、次いで、この
ドライブ53において光ディスクの種類の判別を逐次行
ったうえで、記録再生を開始する。図7は、従来の光デ
ィスクを判別する手順を示すフローチャートである。
【0005】同図において、光ディスクの判別が開始さ
れると(S701)、標準装備であるCD−ROMドラ
イブが存在するか否かを判断し(S702)、あるとき
はこのCD−ROMドライブにディスクを挿入し(S7
03)、これを読み取り可能かを判断し(S704)、
可能であればCD−ROM又は記録済みのCD−Rディ
スクに設定し(S705)、ディスクの判別を終了する
(S713)。
【0006】一方、S702でCD−ROMドライブ無
しと判断したとき、又はS704で読み取り不可能と判
断したときは、CD−Rドライブが存在するか否かを判
断し(S706)、あると判断した場合は、このCD−
Rドライブにディスクを挿入し(S707)、読み取り
が可能か否かを判断し(S708)、可能であると判断
したときはCD−ROM又はCD−Rディスクと設定し
(S709)、ディスクの判別を終了する(S71
3)。
【0007】また、S708で、読み取りが不可能であ
ると判断したときは未記録なCD−Rディスクか否かを
判定し(S710)、未記録なCD−Rディスクと判定
したときはそのように設定し(S711)、ディスクの
判別を終了する(S713)。
【0008】さらに、S706でCD−Rドライブが存
在しないと判断したとき、又はS710で未記録CD−
Rディスクではないと判定したときは、使用不可能なデ
ィスクと設定し(S712)、ディスクの判別を終了す
る(S713)。
【0009】ところで、近年にあっては光ディスク等の
光学的メディアの多様化が進み、かかるライブラリ装置
においても、新たな種類のメディアに対応させる必要が
生じた。すなわち、従来、メディアはCD−ROM、C
D−R又はCD−RWディスクが主流であったが、近年
にあっては、DVD−ROM等の記録フォーマットの異
なる新しいメディアが登場するに至った。
【0010】従って、近年では、CDとDVDの両方を
記録再生するマルチリード形式のドライブ装置が開発さ
れ、ライブラリ装置にもこのようなドライブ装置が備え
られるようになった。すなわち、図6に示すように、ラ
イブラリ装置50は、新たなドライブ装置を追加するた
めの予備スロットを備えており、新たなメディアに対応
したドライブ装置、例えばCD−R用ドライブ56や、
DVD−R用ドライブ57などを追加することができ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、新たな
種類のメディアは、従来のドライブ装置では読み取りが
不可能であるが、キャリア55の制御は従来と同様に行
われているため、キャリア55は、光ディスクの新旧の
種類に関わらず、前述した手順通りに従来のドライブ装
置に搬送してしまうという問題が生じた。
【0012】例えば搬送しているメディアがDVD−R
OMであっても、キャリア55は、従来通り、DVD−
ROMを読み取ることができない従来のCD−ROM用
ドライブ53に搬送し、CD−ROM用ドライブ53に
よる判別動作を行い、このCD−ROM用ドライブ53
では読み取ることができないと判別すると、キャリア5
5は、次のドライブ装置、例えばCD−ROM用ドライ
ブ53の直上にあるCD−R用ドライブ56に搬送す
る。さらに、このCD−R用ドライブによっても読みと
れない場合には同様の動作を順次行って、最終的にマル
チリード形式のドライブ装置であるDVD−R用ドライ
ブ57に到達し、記録再生動作の準備が終了する。
【0013】この結果、上述した従来のライブラリ装置
50では、記録再生を行う光ディスクを選択してから、
記録再生が開始されるまでに長時間を要するという問題
が生じた。
【0014】そこで本発明は、係る課題を解決すべくな
されたものであり、種類の異なる光ディスク等の情報記
録媒体が混在するライブラリ装置における情報記録媒体
の記録再生を迅速に行うことのできる情報記録媒体の記
録再生装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は前述した課題を
解決すべくなされたものであり、請求項1に係る情報記
録媒体の記録再生装置は、種類の異なる情報記録媒体を
多数格納する格納手段と、情報記録媒体の記録、再生を
行う複数種の記録再生手段と、前記格納手段と前記記録
再生手段との間で、前記情報記録媒体を搬送する搬送手
段と、前記記録再生手段が読み取り可能な情報記録媒体
の種類の数を記憶する記憶手段とを有し、前記搬送手段
による前記記録再生手段への搬送は、前記記憶手段が記
憶する前記種類の数に基づいて、読み取り可能な種類の
数が多い記録再生手段に優先的に前記情報記録媒体を搬
送するものである。
【0016】このような請求項1に係る発明によれば、
記憶手段が記憶する情報に基づいて、読み取り可能な種
類の数が多い記録再生手段に優先的に情報記録媒体を搬
送するため、種類が未確認の情報記録媒体を記録再生手
段に挿入しても、読み取れる確立を向上することがで
き、情報記録媒体の選択から記録再生までの時間を短縮
することができる。
【0017】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
情報記録媒体の記録再生装置であって、優先的に前記情
報記録媒体を搬送した記録再生装置が、該情報記録媒体
を読み取ることができない場合に、この情報記録媒体
を、前記記憶手段が記憶する前記種類に基づいて、該記
録再生装置が読み取ることができない種類を読み取るこ
とができる他の記録再生装置に搬送するものである。
【0018】このような請求項2に係る発明によれば、
優先的に情報記録媒体を搬送した先の記録再生手段が当
該情報記録媒体を読めない場合であっても、他の記録再
生手段を適切に選択することができ、記録再生の準備時
間を短縮することができる。
【0019】請求項3に係る発明は、種類の異なる情報
記録媒体を多数格納する格納手段と、記録媒体の記録、
再生を行う複数種の記録再生手段と、前記格納手段と前
記記録再生手段との間で前記情報記録媒体を搬送する搬
送手段と、前記記録再生手段が読み取り可能な情報記録
媒体の種類の数を記憶する記憶手段とを有する情報記録
媒体の記録再生装置を制御するプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記記録
再生手段が読み取り可能な情報記録媒体の種類の数を取
得しこれを前記記憶手段により記憶するステップと、前
記搬送手段によって、前記記憶手段が記憶する前記種類
の数に基づいて、読み取り可能な種類の数が多い記録再
生手段に優先的に前記情報記録媒体を搬送させるステッ
プとを含むものである。
【0020】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
記録再生装置を制御するプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体において、優先的に前記情
報記録媒体を搬送した前記記録再生装置が、該情報記録
媒体を読み取ることができない場合に、この情報記録媒
体を、前記記憶手段が記憶する前記種類の数に基づい
て、該記録再生装置が読み取ることができない種類を読
み取ることができる他の記録再生装置に搬送するステッ
プを有するものである。
【0021】このような請求項3又は4に係る発明によ
れば、迅速に情報記録媒体の記録再生を開始することが
できるという有用なプログラムの保存、実行、運搬等を
容易に行うことができ、情報記録媒体の記録再生装置の
制御をより簡便なものとすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について説明す
る。図1は、本実施形態に係るライブラリ装置100の
全体構成を示すものである。同図において、ライブラリ
装置100は、種類の異なる光ディスク11を多数格納
するラック12と、光ディスク11の記録、再生を行う
複数種のドライブ1〜6を収納するスロット13と、光
ディスク11を搬送するキャリア8と、これらの手段を
集中的に制御するPC9とを有するものである。
【0023】なお、本実施形態においてライブラリ装置
100は、光ディスクを新たにラック12内に追加する
際に光ディスクが挿入されるメールスロット7を備えて
いる。
【0024】上記光ディスク11は、同一外径の例えば
CD、DVD、CD−R、CD−RWなど厚さ、記録方
法、記録フォーマット、判別用信号の波形等が異なる種
々のものであり、ラック12には、これら種類の異なる
光ディスクが混在して格納される。
【0025】ラック12は、本実施形態では、ライブラ
リ装置100の本体10内に1対として設けられる2つ
の棚状の函体であり、この内部には光ディスク11を1
00枚〜600枚程度保持する保持手段(図示せず)が
多数設けられている。特に、これらの保持手段には、各
々の位置を示すアドレス番号が付されている。
【0026】ドライブ1、2は、本実施形態では、いず
れもCD−ROM用のドライブ装置で、通常ライブラリ
装置100に標準的に備えられるものである。なお、こ
のドライブ1、2は、DVD−R等の新しいメディアを
読み取ることはできないものである。また、ドライブ3
〜6は、予備のスロットに追加されたCD−R用、DV
D−ROM用のドライブ装置である。なお、これらドラ
イブ1〜6の内部には、挿入された光ディスク1の種類
を判別する判別手段(図示せず)が備えられている。
【0027】キャリア8は、メールスロット7、ラック
12及びドライブ1〜6の間で光ディスク11を搬送す
るものであり、PC9によって制御されるものである。
すなわち、キャリア8はPC9の指示により、光ディス
ク11をラック12等から受け取り、保持し、移動した
後、ドライブ1〜6等に挿入する。
【0028】PC9は、本実施形態では、通常用いられ
るパーソナルコンピュータであり、本体10に対して例
えばSCSIケーブル等によって接続されており、これ
には記憶手段としてのハードディスク9aが内蔵されて
いる。なお、本発明において記憶手段は、かかるパーソ
ナルコンピュータに備えられたハードディスク9aに限
定されるものではなく、例えば本体10に内蔵するメモ
リ装置や、ディスク装置とすることもできる。
【0029】そして、ハードディスク9aには、特に、
ドライブ1〜6それぞれが読み取ることができる光ディ
スクの種類数が記憶されている。図2(a)に、かかる
種類数を記述したマップ20を示す。
【0030】なお、同図において、読み取り可能である
場合に「1」、読み取り不可能である場合に「0」を表
示する。また、マップ20における「ドライブNo」の列
はスロット13に収納されているドライブ装置を特定す
る個々のIDナンバーを示すものであり、「ROM」と
は記録済みいわゆるリードオンリーのメディアを意味
し、「R」とは記録前いわゆるレコーダブルのCDもし
くはDVDを意味する。
【0031】マップ20に示すように、ドライブ1すな
わちCD−ROM用ドライブは記録済みのCDのみを読
み取ることができ、ドライブ3すなわちCD−R用ドラ
イブは記録済み及び記録前のCDを読み取ることができ
る。また、ドライブ6すなわちDVD−R用ドライブは
記録済みのCDと記録済み及び記録前のDVDを読み取
ることができるが、記録前のCDを読み取ることはでき
ない。
【0032】このようなマップ20を作成する手順につ
いて説明する。図3は、ライブラリー装置100に取付
けられたドライブ装置の種類を識別し、かかるマップ2
0を作成する手順を示すものである。
【0033】同図において、ドライブの識別が開始され
ると(S301)、ドライブ装置のIDが取得され、I
D=0から順次識別が行われる(S302)。IDが取
得されるとそのドライブ装置のバージョン情報などを含
む係数”inquiry”が登録されているか否かを判断し
(S304)、登録済みであればRドライブに設定す
る。
【0034】”inquiry”が登録されていないと判断さ
れたときは、”inquiry”の値が05hに等しいか否かを判
断し(S305)、等しいと判断したときはROMドラ
イブに設定し(S306)、等しくないと判断したとき
は、”inquiry”の値が07hに等しいか否かを判断する。
【0035】”inquiry”の値が07hに等しいと判断した
ときは、R/WまたはRAMドライブに設定し(S30
8)、等しくないと判断したときは、不明なドライブに
設定する(S309)。
【0036】各種のドライブの設定が終了した後(S3
04,S306,S308,S309)、読み取り可能
なディスクの種類を取得し(S310)、それを記憶す
る(S311)。次いで、読み取り可能なディスクが最
多のドライブとしてIDを記憶し(S312)、このド
ライブが読み取り可能なディスクの種類をパラメータ”
D1”に代入する(S313)とともに、読み取り可能
なディスクの種類のORをパラメータ”DT1”に代入
し(S314)、各ディスクに対する読み取り可能なデ
ィスクとドライブIDマップを作成する(S315)。
【0037】その後、記録可能なディスクの種類を取得
し(S316)、記録可能なディスクが最多のドライブ
としてIDを記憶し(S317)、このドライブが記録
可能なディスクの種類をパラメータ”D2”に代入する
(S318)とともに、記録可能なディスクの種類のO
Rをパラメータ”DT2”に代入し(S319)、各デ
ィスクに対する記録可能なディスクとドライブIDマッ
プを作成する(S320)。
【0038】読み取り・記録可能なディスクとドライブ
IDマップの作成が終了した後、IDが上限値より大き
いか否かを判断し(S321)、大きい場合は、ドライ
ブの識別を終了し(S322)、小さい場合は、IDの
値に1を加算し、次のドライブIDの識別を行う(S3
23)。
【0039】そして、キャリア8の制御は、このマップ
20に記述された光ディスクの情報に基づいて行われ
る。すなわち、キャリア8は、ユーザーによって選択さ
れた光ディスクを搬送する際、マップ20に記述された
各ドライブが読み取り可能な光ディスクの種類数に基づ
いて、適切なドライブ装置に搬送、挿入する。
【0040】なお、本実施形態にあっては、このハード
ディスク9aには、ラック2に格納されている多数の光
ディスクそれぞれの位置、種類や内容等の種類情報がテ
ーブル30として記憶されている。図2(b)に係る種
類情報を記述したテーブル30の例を示す。具体的に
は、本実施形態においてテーブル30には、ラック2に
備えられた保持手段に付されたアドレス番号に対応した
各保持手段に保持されている光ディスクの種類の他、各
光ディスクの内容も記述されている。
【0041】このような構成の本実施形態に係るライブ
ラリ装置100において、テーブル30へ光ディスクの
位置や種類等の種類情報を登録するには、以下の手順を
行う。図4は、かかる光ディスク登録を行う手順を示す
フローチャートである。なお、本実施形態において、光
ディスクの登録は、新規な光ディスクをライブラリ装置
100に追加する際に行われる。
【0042】先ず、メールスロット7に新たな光ディス
クを挿入することによってディスクの登録が開始される
(S401)。このとき、マップ20に基づいてドライ
ブ1〜6のうち、リード可能なディスクの種類が最多で
あるドライブのIDが指定され、光ディスクはキャリア
8によって指定されたドライブ装置に挿入される。本実
施形態では、図2(a)に示すマップ20によればドラ
イブ6が最もリード可能なディスクの種類が多いので、
このドライブ6に優先的に挿入される。
【0043】このドライブ6において当該光ディスクの
読み取りが可能であるか否かが判断される(S40
3)。読み取り可能であると判断されたときは、ドライ
ブ6に備えられた判別手段により光ディスクの種類が判
別されるとともに、光ディスクに記録された内容(ボリ
ューム名等の管理番号など)が読み出される。そして、
これら光ディスクの種類や内容に関する情報は、PC9
によりテーブル30に記憶される(S404)。
【0044】S403において、当該ディスクの読み取
りが不可能であると判断された場合は、他に読み取り可
能なドライブが存在するか否かを判断する。具体的に
は、マップ20に表示された「1」又は「0」について
OR演算を行い、この演算結果を、上位(もしくは下
位)のビットから順に比較して「1」が立っている部分
を検出することにより、現在のドライブが読み取り不可
能な種類を読みとれるドライブを検索する。
【0045】すなわち、読み取り可能なディスクの種類
を表すパラメータ”D1”と、読み取り可能なディスク
の種類のORを表すパラメータ”DT”とを比較し(S
406)、これらが等しくないときは、(DT-D1)
の最下位ビットをBOとし(S407)、BOが1であ
るか否かを判断し(S408)、ドライブIDマップか
ら他のドライブIDを指定する(S409)。
【0046】そして、この指定されたドライブに光ディ
スクを搬送し、このドライブにおいて当該光ディスクを
読み取ることができるかを判断する(S410)。ここ
で読み取ることができる場合はディスクの種類等の情報
を取得し記憶し(S404)、ディスクの登録を終了す
る(S405)。
【0047】S410において読み取りが不可能である
場合、又はS408においてBOの値が1でない場合
は、次ビットがあるか否かを判断し(S411)、次の
ビットがある時は、これの値をBOに代入し(S41
2)、S408における判断を再度行う。
【0048】S406においてD1の値とDTの値が等
しいと判断した場合、又はS411において次ビットが
ないと判断した場合は、当該光ディスクを使用不可能な
ディスクに設定し(S413)、ディスクの登録を終了
する(S414)。
【0049】その後、キャリア8は、光ディスクをドラ
イブ1〜6のいずれかから取り出し、ラック2内の空い
ている保持手段へ搬送し、所定の保持手段に受け渡し、
ラック2内に格納する。このとき、光ディスクを受け取
った保持手段に付されたアドレス番号は、PC9に伝送
され、テーブル30に登録される。
【0050】このようにして作成されたテーブル30
は、ハードディスク9aに保存することによって記憶さ
れる。
【0051】このような本実施形態に係るライブラリ装
置によれば、キャリア8の制御を、各ドライブが読み取
り可能な光ディスクの種類数を記述したマップ20に基
づいて行うため、光ディスク11を適切なドライブ1〜
6に搬送することによって、ユーザーによる光ディスク
11の選択から記録再生までの時間を短縮することがで
きる。
【0052】また、読み取り可能な種類の数が多いドラ
イブに優先的に光ディスクを搬送するため、種類が未確
認の光ディスクをドライブに挿入しても、読み取れる確
立を向上することができ、迅速な記録再生準備をするこ
とができる。
【0053】なお、上記ライブラリ装置100の制御
は、上述した手順をコンピュータプログラム言語によっ
てソフトウェア化し、これを例えばPC9で実行するこ
とにより実現することができる。
【0054】そして、このようなソフトウェアはコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に保存することができ
る。ここで、記録媒体とは、図5に示すような、ROM
41等のメモリ装置、フロッピーディスク42、カセッ
トテープ43等の磁気ディスク装置、CD−ROM44
等の光ディスク装置の他、プログラムを記録することが
できるような装置が含まれる。
【0055】このようなプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体によれば、迅速に光ディス
クの記録再生を開始することができるという有用なプロ
グラムの保存、実行、運搬等を容易に行うことができ、
ライブラリ装置100の制御をより簡便なものとするこ
とができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明の情報記録媒
体の記録再生装置及び記録再生装置の制御プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれ
ば、種類の異なる光ディスク等の情報記録媒体が混在す
るライブラリ装置における情報記録媒体の判別を行う頻
度を低減させて、情報記録媒体の記録再生を迅速に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るライブラリ装置の全体構成を示
す図である。
【図2】(a)は実施形態で用いられるマップを示す表
であり、(b)はディスクの位置や種類を登録するテー
ブルを示す表である。
【図3】実施形態に係るライブラリ装置に装着されたド
ライブ装置を識別する手順のフローチャートを示すもの
である。
【図4】実施形態に係るライブラリ装置に格納されるデ
ィスクの種類を登録する手順のフローチャートを示すも
のである。
【図5】実施形態に係るライブラリ装置の制御プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示
す図である。
【図6】従来のライブラリ装置の全体構成を示す図であ
る。
【図7】従来のライブラリ装置におけるディスクを判別
する手順のフローチャートを示すものである。
【符号の説明】
1〜6 ドライブ(記録再生手段) 7 メールスロット 8 キャリア 9 PC 9a ハードディスク(記憶手段) 11 光ディスク 12 ラック(格納手段) 13 スロット 100 ライブラリ装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種類の異なる情報記録媒体を多数格納す
    る格納手段と、 情報記録媒体の記録、再生を行う複数種の記録再生手段
    と、 前記格納手段と前記記録再生手段との間で、前記情報記
    録媒体を搬送する搬送手段と、 前記記録再生手段が読み取り可能な情報記録媒体の種類
    の数を記憶する記憶手段とを有し、 前記搬送手段による前記記録再生手段への搬送は、前記
    記憶手段が記憶する前記種類の数に基づいて、読み取り
    可能な種類の数が多い記録再生手段に優先的に前記情報
    記録媒体を搬送することを特徴とする情報記録媒体の記
    録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報記録媒体の記録再
    生装置であって、 優先的に前記情報記録媒体を搬送した記録再生装置が、
    該情報記録媒体を読み取ることができない場合に、この
    情報記録媒体を、前記記憶手段が記憶する前記種類の数
    に基づいて、該記録再生装置が読み取ることができない
    種類を読み取ることができる他の記録再生装置に搬送す
    ることを特徴とする情報記録媒体の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 種類の異なる情報記録媒体を多数格納す
    る格納手段と、記録媒体の記録、再生を行う記録再生手
    段と、前記格納手段と前記記録再生手段との間で前記情
    報記録媒体を搬送する搬送手段と、前記記録再生手段が
    読み取り可能な情報記録媒体の種類の数を記憶する記憶
    手段とを有する情報記録媒体の記録再生装置を制御する
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体であって、 前記記録再生手段が読み取り可能な情報記録媒体の種類
    の数を取得し、これを前記記憶手段により記憶するステ
    ップと、 前記搬送手段によって、前記記憶手段に記憶された前記
    種類の数に基づいて、読み取り可能な種類の数が多い記
    録再生手段に優先的に前記情報記録媒体を搬送させるス
    テップとを含むことを特徴とする記録再生装置を制御す
    るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の記録再生装置を制御す
    るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体において、優先的に前記情報記録媒体を搬送した
    前記記録再生装置が該情報記録媒体を読み取ることがで
    きない場合に、 この情報記録媒体を、前記記憶手段が記憶する前記種類
    の数に基づいて、該記録再生装置が読み取ることができ
    ない種類を読み取ることができる他の記録再生装置に搬
    送するステップを有することを特徴とする記録再生装置
    を制御するプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
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