JP2000339930A - 検索装置、記録内容再生装置、検索方法および記録内容再生方法 - Google Patents

検索装置、記録内容再生装置、検索方法および記録内容再生方法

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JP2000339930A
JP2000339930A JP11144987A JP14498799A JP2000339930A JP 2000339930 A JP2000339930 A JP 2000339930A JP 11144987 A JP11144987 A JP 11144987A JP 14498799 A JP14498799 A JP 14498799A JP 2000339930 A JP2000339930 A JP 2000339930A
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幸弘 ▲吉▼田
Yukihiro Yoshida
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Onkyo Corp
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体を短時間で容易に、検索または再生
することができる検索装置、記録内容再生装置などを提
供することを課題とする。 【解決手段】 データ読取り記憶手段36は、記録内容
再生手段34を介して、複数の記録媒体28から当該記
録媒体28の記録内容に関連するデータを読取って、記
録関連データとして記憶する。検索データ入力手段40
を介して、検索データが入力される。検索手段38は、
入力された検索データに基づいて、記録関連データを検
索し、検索結果データを生成する。検索結果表示手段4
2は、生成された検索結果データに基づいて表示を行な
う。記録内容再生手段34は、検索結果データに基づい
て、再生指令入力手段32から入力された再生指令にし
たがって、所定の記録媒体28の記録内容を再生する。
したがって、入力された検索データを、予め記憶されて
いる記録関連データと照合することにより、迅速に検
索、再生を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、検索装置、記録
内容再生装置、検索方法および記録内容再生方法に関
し、特に、記録媒体の記録内容を検索する技術に関す
る。
【0002】
【関連技術】書き換え可能な記録媒体として、光磁気デ
ィスクであるMD(ミニディスク)が知られている。M
Dは、一般に、音楽や音声の記録に用いられる。MDに
音楽等を録音したり再生したりする装置として、MDプ
レイヤーがある。複数枚のMD(ミニディスク)を格納
することができるとともに、格納されたMDの中から一
枚のMDを選択して再生することができる、ディスクチ
ェンジャー付きのMDプレイヤーが考えられる。
【0003】ディスクチェンジャー付きのMDプレイヤ
ーを用いれば、再生したいMDが複数枚あるような場
合、これら複数のMDをあらかじめ格納しておけば、格
納場所を指定するだけで、所望のMDを選択して再生す
ることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなディスクチェンジャー付きのMDプレイヤーに
は、次のような問題点がある。複数の格納場所のうち、
どの格納場所にどのMDを格納したかを憶えている場合
には、上述のように、所望のMDを容易に再生すること
ができる。
【0005】しかし、格納し得るMDの枚数が多かった
り、前回再生してから今回再生するまでに相当の期間が
経過したり等の理由から、どの格納場所にどのMDが格
納されているかを忘れてしまった場合には、格納場所か
らいったんMDを取り出して調べるか、全てのMDのタ
イトルを、順次、表示させてみるか、あるいは、全ての
MDについて最初の数秒間再生してみるか等して、MD
と格納場所との対応づけを、再度、調べなければならな
い。これでは、所望のMDを再生するまでに時間がかか
り、また操作がわずらわしい。
【0006】この発明は、このような問題点を解決し、
記録媒体を短時間で容易に、検索または再生することが
できる検索装置、記録内容再生装置、検索方法および記
録内容再生方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段、発明の作用および効果】
請求項1の検索装置、請求項7の検索方法、および請求
項9のプログラム記録媒体は、記録媒体の記録内容に関
連するデータを当該記録媒体から読取って、記録関連デ
ータとして記憶し、入力された検索データに基づいて記
録関連データを検索し、検索結果データを生成すること
を特徴とする。
【0008】したがって、記録媒体の記録内容に関連す
るデータは、予め読取られて、記録関連データとして記
憶されている。このため、記録媒体の記録内容に関連す
るデータを、検索を行なう度に記録媒体からいちいち読
取る必要はない。すなわち、入力された検索データを、
予め記憶されている記録関連データと照合することによ
り、迅速に検索を行なうことができる。
【0009】たとえば、ディスクチェンジャー付きのM
Dプレイヤーに適用した場合、格納場所からいったんM
Dを取り出して調べたり、全てのMDのタイトルを順次
表示させたり、あるいは、全てのMDについて最初の数
秒間再生したりすることなく、所望のMDの格納場所を
知ることができる。
【0010】請求項2の検索装置は、1以上の記録媒体
を保持する記録媒体保持手段と、記録媒体保持手段の保
持状態の変化を検出する保持状態変化検出手段とを、さ
らに備え、データ読取り記憶手段は、保持状態変化検出
手段の検出結果に基づいて記録関連データを更新するこ
とを特徴とする。
【0011】したがって、たとえば、記録媒体保持手段
に保持されている記録媒体を交換すると保持状態変化検
出手段がこれを検出し、この検出結果に基づいて検出記
録関連データを自動的に更新することができる。このた
め、記録媒体を交換した場合であっても、データ読取り
記憶手段に、常に、記録媒体保持手段に現在保持されて
いる記録媒体についての記録関連データを、記憶させて
おくことができる。すなわち、記録媒体の交換を意識す
ることなく、常に、迅速に検索を行なうことができる。
【0012】請求項3の検索装置においては、保持状態
変化検出手段は、記録媒体保持手段に保持された記録媒
体ごとに保持状態の変化を検出し、データ読取り記憶手
段は、保持状態変化検出手段の検出結果に基づいて、保
持状態が変化した記録媒体についてのみ記録関連データ
を更新することを特徴としている。
【0013】したがって、保持状態が変化しなかった記
録媒体を含め記録媒体保持手段に保持された全ての記録
媒体について記録関連データを更新する場合に比し、記
録関連データの更新に要する時間が短かい。このため、
とくに、記録媒体保持手段に多数の記憶媒体が保持され
ているような場合であっても、記録媒体を交換した際の
記録関連データの更新に要する時間を短かくすることが
できる。
【0014】請求項4の検索装置は、記録媒体の記録内
容に関連するデータが変化したことを検出するデータ変
化検出手段を、さらに備え、データ読取り記憶手段は、
データ変化検出手段の検出結果に基づいて、記録内容に
関連するデータが変化した記録媒体について、記録関連
データを更新することを特徴とする。
【0015】したがって、たとえば、記録媒体の記録内
容に関連するデータが書き換えられるとデータ変化検出
手段がこれを検出し、この検出結果に基づいて、当該記
録媒体について、記録関連データを自動的に更新するこ
とができる。このため、記録媒体の記録内容に関連する
データが書き換えられた場合であっても、データ読取り
記憶手段に、常に、記録媒体についての現在の記録関連
データを、記憶させておくことができる。すなわち、記
録媒体の記録内容に関連するデータの書き換えを意識す
ることなく、常に、迅速に検索を行なうことができる。
【0016】請求項5の検索装置は、検索手段により生
成された検索結果データに基づいて表示を行なう検索結
果表示手段を、さらに備えたことを特徴とする。したが
って、検索者は、検索結果に関する表示を確認して、次
に取るべき動作を決定することができる。
【0017】請求項6の記録内容再生装置および請求項
8の記録内容再生方法は、さらに、生成された検索結果
データに基づいて記録媒体の記録内容を再生することを
特徴とする。したがって、生成された検索結果データに
基づいて、所望の記録媒体を迅速かつ容易に、再生する
ことができる。
【0018】請求項10の検索のための記録関連データ
を記録したデータ記録媒体は、記録関連データを記録媒
体ごとに記録する第1領域と、第1領域における記録関
連データの記録状況を示す情報を記録媒体ごとに記録す
る第2領域と、を備えたことを特徴とする。
【0019】したがって、検索を行なう際、第2領域の
情報を見るだけで、第1の領域における記録関連データ
の記録状況、たとえば、第1の領域に記録関連データが
記録されているか否か、を記録媒体ごとに個別に知るこ
とができる。このため、検索に要する時間を短縮するこ
とが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の一実施形態に
よる記録内容再生装置30の構成を示す。記録内容再生
装置30は、再生指令入力手段32、記録内容再生手段
34、データ読取り記憶手段36、検索手段38、検索
データ入力手段40、検索結果表示手段42、記録媒体
保持手段44、保持状態変化検出手段46、データ変化
検出手段48を備えている。
【0021】記録媒体保持手段44は、複数の記録媒体
28を保持することができる。記録内容再生手段34
は、記録媒体保持手段44に保持されている記録媒体2
8の記録内容および当該記録内容に関連するデータを再
生することができる。
【0022】データ読取り記憶手段36は、記録内容再
生手段34を介して、上記複数の記録媒体28から当該
記録媒体28の記録内容に関連するデータを読取って、
記録関連データとして記憶する。
【0023】保持状態変化検出手段46は、記録媒体保
持手段44に保持された記録媒体28ごとに保持状態の
変化を検出する。上述のデータ読取り記憶手段36は、
保持状態変化検出手段46の検出結果に基づいて、保持
状態が変化した記録媒体28についてのみ記録関連デー
タを更新する。
【0024】データ変化検出手段48は、記録媒体28
の記録内容に関連するデータが変化したことを検出す
る。上述のデータ読取り記憶手段36は、データ変化検
出手段48の検出結果に基づいて、記録内容に関連する
データが変化した記録媒体28について、記録関連デー
タを更新する。
【0025】検索データ入力手段40を介して、検索デ
ータが入力される。検索手段38は、検索データ入力手
段40から入力された検索データに基づいて、データ読
取り記憶手段36に記憶された記録関連データを検索
し、検索結果データを生成する。
【0026】検索結果表示手段42は、検索手段38に
より生成された検索結果データに基づいて表示を行な
う。上述の記録内容再生手段34は、検索手段38によ
り生成された検索結果データに基づいて、再生指令入力
手段32から入力された再生指令にしたがって、所定の
記録媒体28の記録内容を再生する。
【0027】図2に、図1の記録内容再生装置30の各
機能を、コンピュータであるマイクロコンピュータ4
(制御部)を用いて実現したMDプレイヤー24の構成
を示す。MDプレイヤー24は、ディスクチェンジャー
(記録媒体交換装置)付きのMDプレイヤーである。
【0028】MDプレイヤー24のバス2には、マイク
ロコンピュータ4、記憶手段(データ記録媒体)である
外部メモリ60、I/O(入出力)インターフェース8
が接続されている。マイクロコンピュータ4は、内蔵さ
れたプログラム記録媒体であるROM(読取り専用メモ
リ)6に記憶された所定のプログラムにしたがって、記
録媒体であるMD(ミニディスク)22に書込まれてい
る記録内容に関連するデータであるUTOC(User's T
able Of Contents)情報(図7参照、後述)を、記録関
連データとして外部メモリ60に読み込んだり、読み込
んだUTOC情報を、外部メモリ60から読み出したり
する。
【0029】I/Oインターフェース8には、FL管
(蛍光表示管)10、リモートコントローラ(遠隔操作
装置)12、操作キー(入力操作部)14、MD演奏部
(記録媒体再生部)およびMD情報取り出し部(媒体情
報取り出し部)16、MD取り出し部(記録媒体取り出
し部)18、MD格納部(記録媒体格納部)20が、接
続または結合されている。
【0030】マイクロコンピュータ4は、内蔵されたR
OM6に記憶された所定のプログラムにしたがって、I
/Oインターフェース8を介して、これら各部との間で
信号の授受を行なったり、これら各部の動作を制御した
りする。
【0031】MD格納部20には、記録媒体であるMD
(ミニディスク)22が複数枚、格納されている。MD
取り出し部18は、MD格納部20に格納されている複
数枚のMD22のうち選択された1枚を取り出して、M
D演奏部およびMD情報取り出し部16に搬送したり、
逆に、MD演奏部およびMD情報取り出し部16にある
MD22を、MD格納部20まで搬送して格納したりす
る。
【0032】MD格納部20に格納されていたMD22
がMDプレイヤー24の外部に取り出された場合、MD
取り出し部18は、MD格納部20のいずれのトレイ
(格納部分。図示せず。)に格納されていたMDが外部
に取り出されたのかを検出することができる。また、外
部から新たなMDがMDプレイヤー24にセットされた
場合、MD取り出し部18は、MD格納部20のいずれ
のトレイに新たなMDが格納されたのかを検出すること
ができる。
【0033】MD演奏部およびMD情報取り出し部16
は、MD格納部20から搬送されてきた一枚のMD22
を演奏する。また当該一枚のMD22からUTOC情報
を取り出す。
【0034】操作キー14およびリモートコントローラ
12を介して、操作者が、再生指令など種々の指令を入
力する。FL管10には、検索結果データに基づいた表
示等がなされる(図10A,B参照)。
【0035】図2のFL管10が、図1の検索結果表示
手段42に対応する。同様に、リモートコントローラ1
2または操作キー14が、検索データ入力手段40およ
び再生指令入力手段32に対応する。マイクロコンピュ
ータ4、MD演奏部およびMD情報取り出し部16、な
らびに外部メモリ60が、記録内容再生手段34、デー
タ変化検出手段48およびデータ読取り記憶手段36に
対応する。MD格納部20が、記録媒体保持手段44に
対応する。また、MD取り出し部18が、保持状態変化
検出手段46に対応する。
【0036】つぎに、図2〜図10に基づいて、MDプ
レイヤー24の種々の動作について説明する。
【0037】図3は、電源投入時におけるMDプレイヤ
ー24の動作を説明するためのフローチャートである。
図4A、Bは、ディスク入れ替え時におけるMDプレイ
ヤー24の動作を説明するためのフローチャートであ
る。図5は、ディスクタイトル、トラック名書き換え時
におけるMDプレイヤー24の動作を説明するためのフ
ローチャートである。図6は、ディスク検索時における
MDプレイヤー24の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【0038】図7は、MD22に記録されているUTO
C情報のデータ構造の一部を示す図面である。図8は、
外部メモリ60のデータ構造の一部を示す図面である。
図9は、外部メモリ60に読み込まれたディスクタイト
ルを説明するための図面である。図10A、Bは、FL
管10の表示状態を説明するための図面である。
【0039】図7を参照しつつ、MD22に記録されて
いるUTOC情報のデータ構造を説明する。MD22に
は、記録内容である演奏データ(音声データ)以外に、
UTOC(User's Table Of Contents)情報を記録する
ことができる。UTOC情報とは、当該MD22にどの
ような内容が記録されているかを示す目次情報であり、
ユーザーが書込むことができる。
【0040】UTOC情報のうち、ディスク名(ディス
クタイトル情報)、トラック名(楽曲名や歌手名などの
情報)を記録するためのセクター(記録単位の一種)
を、UTOC Sect.1という。本明細書において
は、このセクターを、セクター50と呼ぶ。
【0041】図7に示すように、セクター50は、4バ
イト×588、すなわち、2352バイトのデータを記
録できるようになっており、ヘッダー部52およびデー
タエリア部54により構成されている。データエリア部
54の中に、ポインタ部56、および、ディスク名・ト
ラック名スロット部58がある。
【0042】ディスク名・トラック名スロット部58に
は、一つのディスクタイトルと、最大限255個のトラ
ック名とを、書込むことができる。ディスクタイトルや
各トラック名のデータ長は、スロット単位(1スロット
=8バイト)で規定されており、複数スロットに渡って
もよい。ただし、ディスク名・トラック名スロット部5
8に書込むことができるデータの総計は、256スロッ
ト(2048バイト)以下でなければならない。
【0043】ポインタ部56は、ディスク名・トラック
名スロット部58における各データの起点アドレスを示
すポインタが書込まれる。
【0044】この実施形態においては、ポインタ部5
6、および、ディスク名・トラック名スロット部58に
書込まれたデータが、「記録媒体の記憶内容に関連する
データ」に該当する。
【0045】つぎに、図3に基づいて、MDプレイヤー
24の電源投入時における動作を説明する。電源が投入
されるとマイクロコンピュータ4は、ROM6に記憶さ
れているプログラムにしたがって各部を制御し、MD格
納部20に格納されている全てのMD22のUTOC情
報を順次、外部メモリ60に読み込む(ステップS2
1)。
【0046】すなわち、マイクロコンピュータ4は、M
D格納部20に格納されている複数のMD22のうち、
まず、1枚目のMD22を、MD演奏部およびMD情報
取り出し部16に移動させるよう制御するとともに、該
MD22のUTOC情報(図7参照)のうち、ポインタ
部56およびディスク名・トラック名スロット部58に
書込まれている情報を、MD演奏部およびMD情報取り
出し部16において読み出し、読み出した情報を外部メ
モリ60に書込むよう制御する。
【0047】図8に、外部メモリ60のデータ構造の一
部を示す。読み出した情報は、外部メモリ60の第1領
域であるUTOC情報保存エリア64のうち、ディスク
1用UTOC情報保存エリア64aに転記される。この
とき、第2領域であるUTOC情報保存フラグエリア6
2を構成するUTOC情報保存フラグ62aを、”1”
とする。
【0048】なお、電源投入直後の状態、すなわち、U
TOC情報保存エリア64を構成するディスク1用UT
OC情報保存エリア64a、ディスク2用UTOC情報
保存エリア64b、・・・、ディスクx用UTOC情報
保存エリア64xに情報が書込まれていない状態におい
ては、UTOC情報保存フラグエリア62を構成するU
TOC情報保存フラグ62a、62b、・・・、62x
は、いずれも”0”になっている。
【0049】このようにして、1枚目のMD22のUT
OC情報を外部メモリ60に読み込むと、マイクロコン
ピュータ4は、該MD22をMD格納部20の元のトレ
イに戻すよう制御する。2枚目以降のMD22のUTO
C情報も、同様にして、外部メモリ60に読み込む。こ
のようにして、MD格納部20に格納されている全ての
MD22のUTOC情報の読み込みが終了すると、図3
に示すように、マイクロコンピュータ4は、通常動作の
制御に戻る。
【0050】つぎに、図4Aに基づいて、ディスク入れ
替え時の動作を説明する。MD格納部20に格納されて
いるMD22をMDプレイヤー24の外部に取り出し
て、新たな別のMDと入替える場合、上述のように、M
D取り出し部18は、MD格納部20のいずれのトレイ
に格納されていたMD22が入替えられたかを検出する
ことができる。
【0051】したがって、MD22の入替えが行なわれ
ると、マイクロコンピュータ4はこれを検出し、外部メ
モリ60に読み込まれている情報のうち、入替えが行な
われたMDのディスクタイトル等に該当する情報を更新
する(ステップS31)。
【0052】すなわち、MD22の入替えが行なわれる
と、マイクロコンピュータ4は、当該入替えられたMD
のポインタ部56およびディスク名・トラック名スロッ
ト部58に書込まれている情報を、MD演奏部およびM
D情報取り出し部16において読み出すよう制御すると
ともに、読み出した情報を外部メモリ60の該当部分に
上書きして更新するよう制御する。
【0053】このようにして、ディスク入れ替え時にお
ける処理が終了すると、図4Aに示すように、マイクロ
コンピュータ4は、通常動作の制御に戻る。
【0054】なお、この実施形態においては、MD22
の入替えが行なわれた場合、MD格納部20のいずれの
トレイに格納されていたMD22が入替えられたかを検
出することができるようMD取り出し部18を構成した
が、MD取り出し部18はこのような構成に限定される
ものではない。
【0055】たとえば、MD22の入替えが行なわれた
場合、MD格納部20に格納されていたMD22が入替
えられたことを検出することができるが、いずれのトレ
イに格納されていたMD22が入替えられたかまでは検
出することができないようMD取り出し部18を構成す
ることもできる。このように構成することにより、簡便
なセンサを用いることができ、構造を簡素化することが
可能となる。
【0056】MD取り出し部18をこのように構成した
場合におけるディスク入れ替え時の動作を、図4Bに基
づいて説明する。この場合、MD格納部20に格納され
ているMD22をMDプレイヤー24の外部に取り出し
て、新たな別のMDと入替えると、上述のように、MD
取り出し部18は、MD格納部20に格納されていたい
ずれかのMD22が入替えられたことを検出する。
【0057】したがって、MD22の入替えが行なわれ
ると、マイクロコンピュータ4はこれを検出し、入替え
が行なわれたMDを含め、MD格納部20に格納されて
いるMD22全てについて、MDのディスクタイトル等
に該当する情報を更新する(ステップS41)。
【0058】すなわち、MD22の入替えが行なわれる
と電源投入時(ステップS21)における動作と同様
に、マイクロコンピュータ4は、MD格納部20に格納
されているMD22全てについて、順次、ポインタ部5
6およびディスク名・トラック名スロット部58に書込
まれている情報を、MD演奏部およびMD情報取り出し
部16において読み出すよう制御するとともに、読み出
した情報を外部メモリ60の該当部分に上書きして更新
するよう制御する。
【0059】このようにして、MD22の入替え時にお
ける処理が終了すると、図4Bに示すように、マイクロ
コンピュータ4は、通常動作の制御に戻る。
【0060】つぎに、図5に基づいて、ディスクタイト
ル、トラック名書き換え時の動作を説明する。MD22
に一旦書込んだディスクタイトル(ディスク名)やトラ
ック名(楽曲名や歌手名などの情報)を書き換える場合
がある。このようなディスクタイトル等の書き換えは、
MD格納部20に格納されている複数のMD22のう
ち、書き換えの対象となるMD22を、MD演奏部およ
びMD情報取り出し部16に移動させて行なう。
【0061】ディスクタイトル等の書き換えが行なわれ
ると、マイクロコンピュータ4はこれを検出し、外部メ
モリ60に読み込まれている情報のうち、書き換えが行
なわれたMDのディスクタイトル等に該当する情報を更
新する(ステップS51)。
【0062】すなわち、ディスクタイトル等の書き換え
が行なわれると、マイクロコンピュータ4は、当該MD
のポインタ部56およびディスク名・トラック名スロッ
ト部58に書込まれている情報を、MD演奏部およびM
D情報取り出し部16において読み出すよう制御すると
ともに、読み出した情報を外部メモリ60の該当部分に
上書きして更新するよう制御する。
【0063】このようにして、ディスクタイトル等の書
き換え時における処理が終了すると、図5に示すよう
に、マイクロコンピュータ4は、通常動作の制御に戻
る。
【0064】つぎに、図6に基づいて、ディスク検索時
の動作を説明する。リモートコントローラ12または操
作キー14(以後、単に、「リモートコントローラ1
2」という。)から、ディスクを検索するための検索文
字が入力されると(ステップS1)、マイクロコンピュ
ータ4は、入力された検索文字と一致するディスクタイ
トルのMD22があるか否かを検索する(ステップS
2)。ステップS2の処理は、次のようにして行なわれ
る。
【0065】検索文字が入力されると、マイクロコンピ
ュータ4は、当該入力された検索文字を一時記憶領域
(図示せず)に記憶しておく。つぎに、マイクロコンピ
ュータ4は、図8に示す外部メモリ60のUTOC情報
保存フラグエリア62を検査し、ディスク1用UTOC
情報保存エリア64a、ディスク2用UTOC情報保存
エリア64b、・・・、ディスクx用UTOC情報保存
エリア64xのうち、”1”が立っているUTOC情報
保存フラグに対応するUTOC情報保存エリアに読み込
まれているディスクタイトルを、順次、読み出す。
【0066】マイクロコンピュータ4は、読み出された
ディスクタイトルと、上述の一時記憶領域に記憶してお
いた検索文字とを比較し、読み出されたディスクタイト
ルに当該検索文字が含まれているか否かを判断する。
【0067】たとえば、3枚のMD22についてのUT
OC情報が外部メモリー60に読み込まれており、これ
らのディスクタイトルは、図9のようであったと仮定す
る。また、検索文字として「BEST OF HIT
S」を入力したと仮定する。
【0068】この場合、マイクロコンピュータ4は、図
9に示すディスク番号1のMD22のディスクタイトル
に、上記検索文字が含まれていると判断する。すなわ
ち、入力された検索文字に該当するMD22があると判
断する。
【0069】このようにして、ステップS2の処理が終
ると、マイクロコンピュータ4は、つぎに、入力された
検索文字に該当するMD22が、1枚だけであるか否か
を判断する(ステップS3)。
【0070】上述のケースでは、該当するMD22が1
枚だけであるので、マイクロコンピュータ4は、該当す
るMD22のディスク番号およびディスクタイトルを、
図10Aに示すように、FL管10に表示する(ステッ
プS4)。ユーザーは、FL管10の表示を見て、表示
されたMD22が所望のMD22であると判断すれば、
リモートコントローラ12の演奏キー(図示せず)を操
作する。演奏キーは、演奏を指示するためのキーであ
る。
【0071】マイクロコンピュータ4は、演奏キーが操
作されたか否かを監視しており(ステップS5)、演奏
キーが操作された場合には、当該MD22(上述のケー
スでは、ディスク番号1のMD22)を再生する(ステ
ップS6)。再生が完了すると、マイクロコンピュータ
4は、通常動作の制御に戻る。
【0072】一方、マイクロコンピュータ4は、ディス
ク検索処理を終了させるための検索解除キー(図示せ
ず)が操作されたか否かも監視しており、ステップS5
において演奏キーが操作される前に検索解除キーが操作
された場合には、ディスク検索モードを終了し(ステッ
プS8)、通常動作の制御に戻る。
【0073】つまり、FL管10の表示を見て、表示さ
れたMD22が所望のMD22でないと判断した場合に
は、ユーザーは、リモートコントローラ12の検索解除
キーを操作することで、ディスク検索モードを終了させ
ることができる。
【0074】なお、検索の結果、該当するMD22が1
枚だけである場合に、演奏キーの入力を待つことなく当
該MD22を再生するよう構成することもできる。この
場合には、ステップS4の次に、無条件にステップS6
が実行されることになる。
【0075】次に、ステップS1において、検索文字と
して「BEST」を入力したと仮定する。
【0076】この場合、マイクロコンピュータ4は、図
9に示すディスク番号1およびディスク番号2のMD2
2のディスクタイトルに、上記検索文字が含まれている
と判断する(ステップS2、ステップS3)。すなわ
ち、入力された検索文字に該当するMD22が、2枚あ
ると判断する。
【0077】この場合には、マイクロコンピュータ4
は、該当する2枚のMD22のディスク番号およびディ
スクタイトルをFL管10に表示するよう制御する(ス
テップS9)。
【0078】この場合の表示方法は、とくに限定される
ものではないが、たとえば、図10Aに示す表示内容と
図10Bに示す表示内容とが、所定周期で交互にFL管
10に表示されるようにしてもよい。また、図10Aに
示す表示内容と図10Bに示す表示内容とを、同時にF
L管10に表示するようにしてもよい。
【0079】ユーザーは、FL管10の表示を見て、表
示された2枚のMD22の中に所望のMD22があると
判断すれば、それを選択する。所望のMD22を選択す
る方法は、とくに限定されるものではないが、たとえ
ば、リモートコントローラ12の数字入力キー(図示せ
ず)を操作して、演奏したいMD22のディスク番号
(たとえば、”1”)を入力するよう構成することがで
きる。
【0080】この場合、マイクロコンピュータ4は、数
字入力キーが操作されたか否かを監視しており(ステッ
プS10)、数字入力キーが操作された場合には、数字
入力キーで指定されたディスク番号のMD22(上述の
ケースでは、ディスク番号1のMD22)を再生する
(ステップS6)。再生が完了すると、マイクロコンピ
ュータ4は、通常動作の制御に戻る。
【0081】一方、マイクロコンピュータ4は、上述の
ように、ディスク検索処理を終了させるための検索解除
キーが操作されたか否かも監視しており、ステップS1
0において数字入力キーが操作される前に検索解除キー
が操作された場合には、ディスク検索モードを終了し
(ステップS8)、通常動作の制御に戻る。
【0082】つまり、FL管10の表示を見て、表示さ
れたMD22が、いずれも所望のMD22でないと判断
した場合には、ユーザーは、リモートコントローラ12
の検索解除キーを操作することで、ディスク検索モード
を終了させることができる。
【0083】なお、複数の検索結果から所望のMD22
を選択する方法として、上記以外に、たとえば、図10
Aに示す表示内容と図10Bに示す表示内容とが、所定
周期で交互にFL管10に表示されるようにしておくと
ともに、所望のMD22に関する表示がなされたタイミ
ングで演奏キーを操作することにより、所望のMD22
を選択させる方法もある。
【0084】次に、ステップS1において、検索文字と
して「CLASSIC」を入力したと仮定する。
【0085】この場合、マイクロコンピュータ4は、図
9に示すいずれのディスク番号のMD22のディスクタ
イトルにも、上記検索文字が含まれていないと判断し
(ステップS2)、該当するMD22が見つからなかっ
た旨、FL管10に表示するよう制御する(ステップS
7)。
【0086】この場合の表示方法は、とくに限定される
ものではないが、たとえば、FL管10に”NOT F
OUND”と表示するようにしてもよい。
【0087】この場合にも、マイクロコンピュータ4
は、上述のように、ディスク検索処理を終了させるため
の検索解除キーが操作されたか否かを監視しており、検
索解除キーが操作された場合には、ディスク検索モード
を終了し(ステップS8)、通常動作の制御に戻る。以
上のようにして、ディスク検索処理が行なわれる。
【0088】なお、ステップS8において、検索解除キ
ーが操作されたことを条件にディスク検索モードを終了
するよう構成したが、さらに、所定時間キー操作がない
ことを条件にディスク検索モードを終了するよう構成す
ることもできる。
【0089】なお、図3のステップS21が、データ読
取り記憶手段に対応する。図4AのステップS31が、
保持状態変化検出手段およびデータ読取り記憶手段に対
応する。図4BのステップS41も、保持状態変化検出
手段およびデータ読取り記憶手段に対応する。図5のス
テップS51が、データ変化検出手段およびデータ読取
り記憶手段に対応する。
【0090】また、図6のステップS1が、検索データ
入力手段に対応する。ステップS2およびステップS3
が、検索手段に対応する。ステップS4、ステップS7
およびステップS9が、検索結果表示手段に対応する。
また、ステップS6が、記録内容再生手段に対応する。
【0091】上述のように、この実施形態によるオート
チェンジャー付きのMDプレイヤー24においては、M
D22のUTOC情報を読取って、記録関連データとし
て外部メモリ60に記憶し、リモートコントローラ12
から入力された検索データに基づいて記録関連データを
検索し、検索結果データを生成するようにしている。
【0092】したがって、MD22のUTOC情報は、
予め読取られて、記録関連データとして外部メモリ60
に記憶されている。このため、MD22のUTOC情報
を、検索を行なう度にMD22からいちいち読取る必要
はない。すなわち、入力された検索データを、予め外部
メモリ60記憶されている記録関連データと照合するこ
とにより、迅速に検索を行なうことができる。
【0093】このため、MD格納部20からいったんM
D22を取り出して調べたり、全てのMD22のタイト
ルを順次表示させたり、あるいは、全てのMD22につ
いて最初の数秒間再生したりすることなく、所望のタイ
トルを持つMD22のディスク番号を知ることができ
る。
【0094】また、この実施形態によるMDプレイヤー
24においては、マイクロコンピュータ4により生成さ
れた検索結果データに基づいて、MD22に録音された
楽曲などを再生するようにしている。したがって、生成
された検索結果データに基づいて、所望のMD22に録
音された楽曲などを迅速かつ容易に、演奏させることが
できる。
【0095】また、この実施形態によるMDプレイヤー
24においては、生成された検索結果データに基づいて
表示を行なうFL管10を、さらに備えている。したが
って、ユーザーは、検索結果に関する表示を目視にて確
認し、次に取るべき動作を決定することができる。
【0096】また、この実施形態によるMDプレイヤー
24は、MD格納部20からMD22が外部に取り出さ
れたか否かを検出することができるMD取り出し部18
を備えており、マイクロコンピュータ4は、MD取り出
し部18の検出結果に基づいて、外部メモリ60の記録
関連データを更新するようにしている。
【0097】したがって、たとえば、MD格納部20に
保持されているMD22を交換するとMD取り出し部1
8がこれを検出し、この検出結果に基づいて、外部メモ
リ60の記録関連データを自動的に更新することができ
る。このため、MD22を交換した場合であっても、外
部メモリ60に、常に、MD格納部20に現在保持され
ているMD22についての記録関連データを、記憶させ
ておくことができる。すなわち、MD22の交換を意識
することなく、常に、迅速に検索を行なうことができ
る。
【0098】さらに、この実施形態によるMDプレイヤ
ー24においては、MD取り出し部18は、MD格納部
20に保持されたMD22ごとに、ディスク取り出し動
作の有無を検出することができ、マイクロコンピュータ
4は、MD取り出し部18の検出結果に基づいて、交換
されたMD22についてのみ記録関連データを更新する
ようにしている。
【0099】したがって、交換されなかったMD22を
含めMD格納部20に保持された全てのMD22につい
て記録関連データを更新する場合に比し、記録関連デー
タの更新に要する時間が短かい。このため、とくに、M
D格納部20に多数のMD22が保持されているような
場合であっても、MD22を交換した際の記録関連デー
タの更新に要する時間を短かくすることができる。
【0100】また、この実施形態によるMDプレイヤー
24においては、マイクロコンピュータ4は、MD22
のUTOCが書き換えられたことを検出するとともに、
当該書き換えが行なわれたMD22について、外部メモ
リ22に記憶してある記録関連データを自動的に更新す
るようにしている。
【0101】したがって、MD22のUTOC情報、た
とえばディスクタイトルやトラック名が書き換えられ場
合であっても、外部メモリ60に、常に、MD22につ
いての現在の記録関連データを、記憶させておくことが
できる。すなわち、MD22のUTOC情報の書き換え
を意識することなく、常に、迅速に検索を行なうことが
できる。
【0102】なお、図6においては、UTOC情報のう
ちディスクタイトルを検索対象として所望のディスクを
検索する、ディスク検索モードを例に説明したが、検索
モードはディスク検索モードに限定されるものではな
い。
【0103】たとえば、UTOC情報のうちトラック名
(楽曲名や歌手名などの情報)を検索対象として所望の
トラック(楽曲)を検索する、トラック検索モードを設
けるようにしてもよい。このようにすれば、所望の楽曲
や所望の歌手による楽曲を検索することができ、好都合
である。
【0104】また、上述の実施形態においては、UTO
C情報のうち、ポインタ部56およびディスク名・トラ
ック名スロット部58に書込まれている情報を、全てそ
のまま外部メモリ60に転記するようにしたが、なんら
かの加工を施したのち、記録関連データとして外部メモ
リ60に書込むようにしてもよい。また、ポインタ部5
6およびディスク名・トラック名スロット部58に書込
まれている情報の一部を、そのまま、または、加工し
て、記録関連データとして外部メモリ60に書込むよう
にしてもよい。
【0105】また、上述の実施形態においては、検索対
象となるUTOC情報として、セクター50(UTOC
Sect.1)に記録された情報(ディスクタイトル
やトラック名)を用いた場合を例に説明したが、検索対
象となるUTOC情報は、UTOC Sect.1に限
定されるものではない。
【0106】検索対象となるUTOC情報として、たと
えば、UTOC Sect.2に記録されたディスクや
各トラックの録音時刻(記録日時)や録音所要時間(記
録データ長)に関する情報等を用いることもできる。こ
の場合、検索対象となるUTOC情報として、UTOC
Sect.1の情報と、UTOC Sect.2の情
報とを併用するようにしてもよい。
【0107】また、上述の実施形態においては、MDの
記録内容に関連するデータとして、UTOC情報を用い
たが、MDの記録内容に関連するデータはUTOC情報
に限定されるものではない。たとえば、読取り専用のM
D等においては、MDの記録内容に関連するデータとし
て、ユーザーによる書き換えが不能なTOC(TableOf
Contents)情報を用いればよい。
【0108】上述の実施形態においては、検索結果表示
手段としてFL管を用いたが、検索結果表示手段はこれ
に限定されるものではない。検索結果表示手段として、
他の視覚的表示手段、たとえば、LCD(液晶表示装
置)やCRT(陰極線管)やLED(発光ダイオード)
等を用いてもよい。
【0109】さらに、検索結果表示手段は視覚的表示手
段に限定されるものではない。たとえば、検索結果表示
手段として聴覚的表示手段、たとえば、スピーカーを用
いることができる。このようにすれば、目視による確認
が困難な状況であっても、検索結果を知ることができ、
好都合である。
【0110】検索結果表示手段としてスピーカー等を用
いる場合、合成音声などを用いて、検索結果データ自体
を音声で出力(表示)するようにしてもよい。
【0111】また、検索結果表示手段としてスピーカー
等を用いる場合、検索結果データに基づいて、検査結果
に対応するMDや対応するトラックに録音された楽曲の
一部、たとえば、イントロ部分(導入部分)の楽曲デー
タを演奏(表示)させるようにしてもよい。このように
すれば、楽曲データを内容とするMDにおいて、検索結
果の把握が極めて容易になる。
【0112】つまり、検索結果データに基づいて、検査
結果に対応する記録媒体の記録内容の一部(特徴部分)
を表示することで、検索結果の把握が極めて容易にな
る。
【0113】この場合、たとえば、当該イントロ部分の
楽曲データ等を、UTOC情報やTOC情報とともに、
または単独で、MDの記録内容に関連するデータとし
て、外部メモリ60に読み込んでおくようにしてもよ
い。このようにすれば、検索結果データの表示(演奏)
を、より迅速に行なうことができる。
【0114】つまり、記録媒体の記録内容の一部(特徴
部分)を記録内容に関連するデータとして読取って、記
録関連データとして記憶しておき、検索結果として該一
部(特徴部分)を表示させるようにすることで、検索結
果データの表示を、より迅速に行なうことができる。
【0115】なお、検索結果表示手段としてスピーカー
などの聴覚的表示手段を用いる場合には、FL管などの
視覚的表示手段を併用するようにしてもよい。
【0116】また、上述の実施形態においては、外部メ
モリ60として、電源が遮断されると記憶内容が失われ
るよう構成された揮発性メモリを用いた場合を例に説明
したが、外部メモリ60は、このようなメモリに限定さ
れるものではない。
【0117】外部メモリとして、たとえば、揮発性メモ
リをバックアップバッテリーとともに用いたり、フラッ
シュメモリのような不揮発性メモリを用いたりすること
により、電源が遮断されても記憶内容が失われないよう
構成した外部メモリを実現することもできる。このよう
に構成すれば、図3に示す電源投入時の動作は不要とな
る。
【0118】また、外部メモリとして、着脱可能な記憶
手段(データ記録媒体)であるメモリカードやフレキシ
ブルディスク等を用いることもできる。さらに、無線ま
たは有線による通信手段を介して他の装置に設けられた
記憶手段(データ記録媒体)に、UTOC情報を記憶さ
せておくこともできる。
【0119】また、MD22に書込まれているUTOC
情報を読み込んでおくための記憶手段(データ記録媒
体)として、マイクロコンピュータ4に外付けされた外
部メモリ60を用いたが、該記憶手段として、マイクロ
コンピュータ4の内部にあるメモリ(図示せず)を用い
るようにしてもよい。
【0120】また、上述の実施形態においては、記録内
容再生装置として、オートチェンジャー付きのMDプレ
ーヤーを例に説明したが、オートチェンジャー付きでな
いMDプレーヤーにも、この発明を適用することができ
る。
【0121】なお、この発明にかかる記録内容再生装置
は、MDプレーヤーに限定されるものではない。たとえ
ば、CD(コンパクトディスク)プレーヤー、テープレ
コーダ等、主として音声を再生する音声再生装置全般
に、この発明を適用することができる。
【0122】この発明にかかる記録内容再生装置は、上
述の音声再生装置に限定されるものではない。たとえ
ば、LD(レーザディスク)プレーヤー、DVD(ディ
ジタルビデオディスク)プレーヤー、VTR(ビデオテ
ープレコーダ)のように主として画像および音声を再生
する画像再生装置や、画像および/または音声を再生し
得る出力装置を備えたコンピュータシステムなども、こ
の発明にかかる記録内容再生装置に該当する。
【0123】したがって、この発明にかかる記録媒体
は、MDに限定されるものではない。この発明にかかる
記録媒体としては、他に、たとえば、CD(コンパクト
ディスク)、DVD(ディジタルビデオディスク)、L
D(レーザディスク)、DVD(ディジタルビデオディ
スク)、磁気テープ、HD(ハードディスク)、MO
(磁気光ディスク)、FD(フレキシブルディスク)な
どがある。すなわち、この発明は、磁気記録媒体、光記
録媒体、磁気光記録媒体など、あらゆる記録媒体に適用
することができる。
【0124】また、この発明にかかる記録内容は、上述
の楽曲データに限定されるものではない。この発明にか
かる記録内容としては、たとえば、楽曲データを含む音
声データや、静止画データや動画データなどの画像デー
タ等、再生を目的とする記録内容である再生用データ一
般を含むものである。
【0125】また、この発明にかかる記録内容は、さら
に、コンピュータプログラムや、コンピュータプログラ
ムの実行に用いられるコンピュータ入力データや、コン
ピュータプログラムの実行により生成されるコンピュー
タ出力データなどのように、直接的には再生を目的とし
ない記録内容である非再生用データ一般を含むものであ
る。
【0126】この発明は、前述の各種記録内容再生装置
を構成する検索装置の他、再生装置を備えない検索装置
にも適用される。したがって、コンピュータシステムが
上述の出力装置を備えない場合であっても、上記各種記
録媒体に記録されたコンピュータプログラムやコンピュ
ータ入力データ、コンピュータ出力データ等を入力する
入力装置を備えていれば、この発明を適用することがで
きる。
【0127】なお、上述の実施形態においては、プログ
ラムを記録したコンピュータ可読のプログラム記録媒体
としてROM6を用いたが、プログラム記録媒体はRO
Mに限定されるものではない。たとえば、フラッシュメ
モリのような書き換え可能な不揮発性メモリや、ハード
ディスク、フレキシブルディスク、メモリカード、CD
−ROM等をプログラム記録媒体として用いることもで
きる。
【0128】プログラム記録媒体に記録されたプログラ
ムをコンピュータを用いて実行する手順は、とくに限定
されるものではない。たとえば、プログラム記録媒体で
あるROM等に記録されたプログラムを直接実行する
他、プログラム記録媒体であるフレキシブルディスク等
から、別のプログラム記録媒体であるフラッシュメモリ
等に該プログラムをインストールしたのち実行するよう
にしてもよい。また、プログラム記録媒体であるフレキ
シブルディスク等に記録したプログラムをフレキシブル
ドライブ(図示せず)等から直接的に実行するようにし
てもよい。さらに、通信回線を用いてプログラム記録媒
体であるフラッシュメモリ等に該プログラムをダウンロ
ードしたのち実行するようにしてもよい。
【0129】なお、コンピュータによって実行可能なプ
ログラムとしては、そのままのインストールするだけで
直接実行できるものはもちろん、一旦他の形態等に変換
して実行するもの(たとえば、データ圧縮されているも
のを、解凍して実行するもの)、さらには、他のモジュ
ール部分と組合わせて実行するものも含む。
【0130】なお、上述の実施形態においては、図1の
記録内容再生装置30の各機能を、マイクロコンピュー
タ4を用いて実現した場合を例に説明したが、当該各機
能の一部または全部を、ハードウェアロジックにより実
現するよう構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による記録内容再生装置
30の構成を示す図面である。
【図2】図1の記録内容再生装置30を、マイクロコン
ピュータ4を用いて具体化したMDプレイヤー24の構
成を示す図面である。
【図3】電源投入時におけるMDプレイヤー24の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図4】図4A、Bは、ディスク入れ替え時におけるM
Dプレイヤー24の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図5】ディスクタイトル、トラック名書き換え時にお
けるMDプレイヤー24の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図6】ディスク検索時におけるMDプレイヤー24の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】MD22に記録されているUTOC情報のデー
タ構造の一部を示す図面である。
【図8】外部メモリ60のデータ構造の一部を示す図面
である。
【図9】外部メモリ60に読み込まれたディスクタイト
ルを説明するための図面である。
【図10】図10A,Bは、FL管10の表示状態を説
明するための図面である。
【符号の説明】
28・・・・・記録媒体 32・・・・・再生指令入力手段 34・・・・・記録内容再生手段 36・・・・・データ読取り記憶手段 38・・・・・検索手段 40・・・・・検索データ入力手段 42・・・・・検索結果表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 27/34 N

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1以上の記録媒体から当該記録媒体の記録
    内容に関連するデータを読取って、 記録関連データとして記憶するデータ読取り記憶手段
    と、 検索データを入力する検索データ入力手段と、 検索データ入力手段から入力された検索データに基づい
    て、データ読取り記憶手段に記憶された記録関連データ
    を検索し、検索結果データを生成する検索手段と、 を備えたこと、 を特徴とする検索装置。
  2. 【請求項2】請求項1の検索装置において、 1以上の記録媒体を保持する記録媒体保持手段と、 記録媒体保持手段の保持状態の変化を検出する保持状態
    変化検出手段と、 を備え、 前記データ読取り記憶手段は、保持状態変化検出手段の
    検出結果に基づいて記録関連データを更新すること、 を特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項2の検索装置において、 前記保持状態変化検出手段は、前記記録媒体保持手段に
    保持された記録媒体ごとに保持状態の変化を検出し、 前記データ読取り記憶手段は、保持状態変化検出手段の
    検出結果に基づいて、保持状態が変化した記録媒体につ
    いてのみ記録関連データを更新すること、 を特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかの検索
    装置において、 前記記録媒体の記録内容に関連するデータが変化したこ
    とを検出するデータ変化検出手段、を備え、 前記データ読取り記憶手段は、データ変化検出手段の検
    出結果に基づいて、記録内容に関連するデータが変化し
    た記録媒体について、記録関連データを更新すること、 を特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかの検索
    装置において、 前記検索手段により生成された検索結果データに基づい
    て表示を行なう検索結果表示手段、 を備えたこと、 を特徴とするもの。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかの検索
    装置を備えた記録内容再生装置であって、 前記検索手段により生成された検索結果データに基づい
    て、前記記録媒体の記録内容を再生する記録内容再生手
    段、 を備えたこと、 を特徴とする記録内容再生装置。
  7. 【請求項7】記録媒体の記録内容に関連するデータを当
    該記録媒体から読取って、記録関連データとして記憶
    し、 入力された検索データに基づいて記録関連データを検索
    し、検索結果データを生成すること、 を特徴とする検索方法。
  8. 【請求項8】請求項7の検索方法により生成された検索
    結果データに基づいて、前記記録媒体の記録内容を再生
    すること、 を特徴とする記録内容再生方法。
  9. 【請求項9】記憶手段と、検索データを入力する検索デ
    ータ入力手段とを備えたコンピュータに、記録媒体の記
    録内容に関連して検索を行なわせるためのプログラムを
    記録したプログラム記録媒体であって、 1以上の記録媒体から当該記録媒体の記録内容に関連す
    るデータを読取って、記録関連データとして前記記憶手
    段に記憶し、 検索データ入力手段から入力された検索データに基づい
    て、当該記憶手段に記憶された記録関連データを検索
    し、検索結果データを生成する処理をコンピュータに行
    なわせるためのプログラムを記録したプログラム記録媒
    体。
  10. 【請求項10】1以上の記録媒体の記録内容に関連する
    データを、検索のための記録関連データとして記録した
    データ記録媒体であって、 記録関連データを記録媒体ごとに記録する第1領域と、 第1の領域における記録関連データの記録状況を示す情
    報を記録媒体ごとに記録する第2領域と、 を備えたこと、 を特徴とする、検索のための記録関連データを記録した
    データ記録媒体。
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