JP2004527869A - Cd−rom格納装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
【解決手段】回転ラック(40)が、回転するためにハウジング(12)内に支持されているCD格納装置を開示する。この回転ラックは、各々が一枚のCDを格納する多数のコンパートメント(85)を有する。この装置は、CDを格納し、かつ情報をコンピュータに入力することにより検索することができるように、このコンピュータとつなぐことが可能な制御回路基板(46)を含み、この回転ラックを回転させて、所望のCDを有するこの格納コンパートメントを排出のために開口に呈示する。装置(10)は、格納コンパートメント(85)からCDを排出するエジェクタ96を含む。格納装置(10)は、ユーザが、CDをこの装置から取り出して、このCDをユーザのコンピュータの読取り装置内に配置することを要することなくこのCDを利用することができるように、このCDを読取りのためにロードした後、この装置内に戻すことができる読取り装置(210)を含んでもよい。
【解決手段】回転ラック(40)が、回転するためにハウジング(12)内に支持されているCD格納装置を開示する。この回転ラックは、各々が一枚のCDを格納する多数のコンパートメント(85)を有する。この装置は、CDを格納し、かつ情報をコンピュータに入力することにより検索することができるように、このコンピュータとつなぐことが可能な制御回路基板(46)を含み、この回転ラックを回転させて、所望のCDを有するこの格納コンパートメントを排出のために開口に呈示する。装置(10)は、格納コンパートメント(85)からCDを排出するエジェクタ96を含む。格納装置(10)は、ユーザが、CDをこの装置から取り出して、このCDをユーザのコンピュータの読取り装置内に配置することを要することなくこのCDを利用することができるように、このCDを読取りのためにロードした後、この装置内に戻すことができる読取り装置(210)を含んでもよい。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータと共に使用される、CD−ROM等のプログラムされたまたはプログラムできる媒体を格納する格納装置に関する。
【背景技術】
【0002】
よく知られているように、CD−ROMに記憶されたプログラムは、一般に、コンピュータと共に使用される。このCD−ROMは、通常、格納ラックまたはボックスに格納され、このコンピュータは、CD−ROMが中に挿入されるCD読取り装置を有する。
【0003】
一般に、CD−ROMに記憶されたプログラムを実行するためには、オペレータは、このプログラムの実行を開始するために、このコンピュータの画面上のアイコンをクリックする。しかし、このオペレータは、直接的に関連するCD−ROMの位置を見つけて、このCD−ROMを上記コンピュータのCD−ROM読取り装置に挿入もしなければならない。そして、上記コンピュータは、上記CD−ROMを読み取りおよび/またはこのCD−ROMに書き込み、このCD−ROMに入っているソフトウェアに従って上記プログラムを実行し、あるいは、上記PCに含まれるソフトウェアまたはデータの制御の下に、このCD−ROMに含まれるデータまたはソフトウェアと情報を交換することが出来る。
【0004】
このため、CD−ROMの取扱いは、特に、オペレータが大量のCD−ROMを有している場合には、格納することを要するCD−ROMの数、およびこのオペレータが実行したいプログラムを生成するために、目を通さなければならない数のために、時間がかかり、かつ面倒である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、この問題と取り組むことである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、第1の態様において、プログラム可能なまたはプログラムされた媒体のための格納装置であって、
ハウジングと、
このハウジング内の格納部材であって、それぞれが1つの前記媒体を収容するための、複数の格納コンパートメントを有する格納部材と、
上記ハウジング内のアウトレット開口部であって、上記媒体が、上記格納コンパートメントのうちの1つの中への配置のために通過することができるアウトレット開口部と、
上記ハウジングに対して上記格納部材を駆動し、上記格納コンパートメントのうちの1つを呈示して、この格納コンパートメントに格納された1つの媒体を上記開口部と一致する駆動手段と、
結合手段から1つのコンピュータへデータを供給することができるように、およびこのコンピュータからデータを受けて制御手段を作動させることができるように、この制御手段を1つのコンピュータと結合する結合手段を含む制御手段とを含み、
1つの記憶媒体を上記開口部を通して上記格納コンパートメントのうちの1つの中に挿入することによって、1つの記憶媒体を上記装置内に格納することができ、上記制御手段が、上記媒体が格納されたコンパートメントに関する情報を決定または生成し、このため、この媒体の作動を要求された場合、オペレータが、上記コンピュータ内への入力によりこの媒体を選択することができ、この後、情報が上記制御手段へ送られてこの制御手段が制御され、上記ハウジングに対して上記格納部材を移動させて所望の媒体を上記アウトレット開口部へ呈示する格納装置を提供する。
【0007】
従って、CD−ROM等の媒体を格納するオペレータのために、このCD−ROMを上記装置にロードして、ユーザがCD−ROMを必要とする際に、このユーザが、例えば、コンピュータのアイコンをクリックすることにより、このコンピュータに入力を入れることのみを要し、この後、上記制御手段が上記装置を作動させて、上記ハウジングに対して上記格納部材を移動させ、この媒体を上記アウトレット開口部に提示し、この結果、上記オペレータにより記憶媒体を使用できるようにするために、所望の媒体に関連するデータが上記制御手段に供給されるように、各CD−ROMの格納位置が記憶される。
【0008】
好ましくは、上記装置は、上記格納コンパートメントが上記アウトレット開口部と一致したときに、上記媒体をこの格納コンパートメントから排出するエジェクタ手段を含む。
【0009】
好ましくは、上記エジェクタ手段は、
レバー部材と、
上記制御手段と結合されたソレノイドであって、この制御手段により作動されて、このソレノイドを上記レバーと接触させてこのレバーを動かし、上記媒体を上記格納コンパートメントから上記アウトレット開口部を通して押し出すソレノイドとを備える。
【0010】
好ましくは、上記格納部材は、回転可能な回転ラック(carousel)である。
【0011】
好ましくは、上記回転ラックは、上記駆動手段によって回転され、上記ハウジングは、固定されたままである。
【0012】
好ましくは、上記回転ラックは、複数のローラホイールに取付けられている。
【0013】
好ましくは、上記駆動手段は、上記回転ラックの周辺周りに配置されたギヤリングと、上記ハウジングに接続されたウォームドライブ及びモータとを備え、このウォームドライブがこのギヤリングに噛み合っており、この駆動モータが、上記制御手段がこの駆動モータを駆動して上記ウォームドライブを回転させ、それによって上記回転ラックを回転させることができるように、この制御手段に電気的に接続されている。
【0014】
好ましくは、上記回転ラック及びハウジングは、上記回転ラックの回転量を監視する配置手段を含み、この配置手段は、上記制御手段が、この回転ラックの位置に関するデータを受け取って、この回転ラックを駆動して所望の格納コンパートメントを上記開口部と一致させることができるように、上記制御手段に結合されている。
【0015】
好ましくは、上記装置は、上記ハウジングの基部に第1の電気コネクタを含み、かつこのハウジングの上部に第2の電気コネクタを含み、それにより、複数の前記装置を、他方の前記装置の第2の電気コネクタとの電気的接続を行う、一方の装置の第1の電気コネクタによって、一方を他方の上に積み重ねることができるため、上記コンピュータからのデータを、この装置のうちのいずれか1つの回転ラックを制御するこの装置のいずれか1つに供給して、所望の媒体を有する所望の格納コンパートメントを、上記積み重ねられた装置が所望の媒体を格納しているか否かにかかわらず、各装置の前記アウトレット開口部に呈示することができる。
【0016】
本発明のこの実施形態は、多数の上記装置を、一方を他方の上に積み重ねることにより、および上記第1および第2の電気コネクタによって上記全ての装置とコンピュータとの間を流れる電気的信号のため、格納の容易さの能力を増大させることが可能である。
【0017】
この実施形態においては、全ての上記装置は、上記コンピュータとの接続のための電気的結合を含むことになる。しかし、上記電気的結合のうちの1つのみは、通常底部の装置に配設された結合は、上記積み重ねられた格納装置を上記コンピュータへ接続するために使用される必要がある。
【0018】
本発明の上記第1の実施形態においては、上記媒体は、上記アウトレット開口部にあって、上記コンピュータに関連する読取り装置内に手で配置される。
【0019】
しかし、本発明の第2の実施形態においては、上記格納装置は、選択された媒体を収容して、ユーザが、この媒体を移動させて関連するコンピュータの読取り装置内にこの媒体を配置することなく、この記憶媒体から読み出す、および/またはこの媒体に書き込む読取り装置を含む。
【0020】
この実施形態においては、上記読取り装置は、この読取り装置から上記結合手段へ、またはこの結合手段からこの読取り装置へ、およびこの結合手段から上記コンピュータへデータを供給することができるように、この結合手段に電気的に結合されている。
【0021】
従って、本発明のこの実施形態においては、上記媒体が上記装置内に格納された後は、この媒体から読み取るため、あるいはこの媒体へ書き込むために、この媒体のさらなる手による移動及び配置は必要ない。
【0022】
好ましくは、上記読取り装置は、1つの格納コンパートメントからこの読取り装置へ媒体を供給することができるような第1のエントリ開口部と、この媒体を、上記読取り装置の第2のエントリ開口部を通して上記装置及びコンパートメント内に配置した後、この読取り装置の第1のエントリ開口部を通して1つの格納コンパートメント内に配置することができるような第2のエントリ開口部とを含み、それによって、この媒体を読み取る、あるいはこの媒体に書き込むことが要求されたときに、上記駆動手段が、上記回転ラックを回転させてこの所望の格納コンパートメントを呈示し、所望の媒体を上記ハウジングの開口部に呈示し、上記エジェクタ手段が、この媒体を上記コンパートメントから上記ハウジングの開口部及び上記読取り装置の第1のエントリ開口部を通して排出し、読取りのためのこの読取り装置内に送る。
【0023】
好ましくは、上記読取り装置は、上記第1または第2のエントリ開口部からこの読取り装置によって読取りまたは書き込みする読取り装置内へ、または上記第1の開口部からこの読取り装置を通して上記第2の開口部へ、あるいは、上記第2の開口部から上記読取り装置を通して上記第1のエントリ開口部へ上記媒体を選択的に駆動する媒体駆動手段を含む。
【0024】
好ましくは、上記エジェクタ手段は、上記回転ラックの下方に配置されており、この回転ラックは、このエジェクタ手段が作動されたときに、上記レバーを、複数の穴部のうちの1つを通って上記媒体と接触させ、それによりこの媒体を上記格納コンパートメントから上記ハウジングの開口部へ押し出すことができるように、このコンパートメントのそれぞれと一致する上記複数の穴部を有する。
【0025】
好ましくは、上記回転ラックは、間に空間を画定する複数のリブを有する第1の回転ラック部であって、この空間が、各格納コンパートメントを形成する第1の回転ラック部と、上記第1の部分の複数のリブと位置合わせされており、かつ間に空間を画定する複数のリブを含む第2の回転ラック部とを含み、上記第1の回転ラック部の空間及び上記第2の回転ラック部の空間が上記格納コンパートメントを画定し、このため、上記記憶媒体を、上記コンパートメントのうちの1つに、上記第1の回転ラック部の空間及び上記第2の回転ラック部の位置合わせされた空間のうちの一方に位置する上記記憶媒体の一部だけ配置することができる。
【0026】
好ましくは、上記第1及び第2の回転ラック部は、この第1及び第2の回転ラック部を一緒に接合するように共に接続する中心ハブを有する。
【0027】
上記回転ラック部は、上記第1及び第2の回転ラック部の周辺部を互いに支持するために、この回転ラックの周辺部に直立ポスト部を含んでもよい。
【0028】
また、本発明は、プログラム可能なまたはプログラムされた媒体のための格納装置であって、
ハウジングと、
前記ハウジングに対する動きのために上記ハウジング内に配設された格納部材であって、それぞれが上記各媒体を格納するための複数の格納コンパートメントを有する格納部材と、
回転ラックを前記ハウジングに対して駆動する駆動手段と、
上記コンパートメントのうちの1つから1つの記憶媒体を収容し、かつこの記憶媒体から読み取る、またはこの記憶媒体に書き込む読取り装置と、
上記媒体からのデータをコンピュータへ供給する、あるいはこのコンピュータからのデータを上記媒体に供給することができるように、上記読取り装置を上記コンピュータに結合する結合手段と、
命令された入力が上記コンピュータに入力されたときに、このコンピュータから制御手段にデータを供給して、この制御手段に、上記記憶部材を上記ハウジングに対して移動させ、所望の媒体を、この媒体から読み取るまたはこの媒体に書き込む読取り装置へ呈示するように、上記格納部材のハウジングに対する動きを制御する制御手段とを含む格納装置を提供する。
【0029】
好ましくは、上記格納部材は回転可能な回転ラックであり、この回転ラックは、駆動手段によって回転され、上記ハウジングが固定されたままである。
【0030】
好ましくは、上記回転ラックは、複数のローラホイール上に取付けられている。
【0031】
好ましくは、上記駆動手段は、上記回転ラックの周辺周りに配置されたギヤリングと、上記ハウジングに接続されたウォームドライブ及びモータとを備え、このウォームドライブが上記ギヤリングに噛み合っており、上記駆動モータが、上記制御手段がこの駆動モータを駆動して上記ウォームドライブを回転させ、それによって上記回転ラックを回転させることができるように、上記制御手段に電気的に接続されている。
【0032】
好ましくは、上記回転ラック及びハウジングは、上記回転ラックの回転量を監視する配置手段を含み、この配置手段が、上記制御手段が、上記回転ラックの位置に関するデータを受け取って、この回転ラックを駆動して所望の格納コンパートメントを上記開口部と一致させることができるように、上記制御手段に連結されている。
【0033】
好ましくは、各装置は、上記ハウジングの基部に第1の電気コネクタを含み、かつ上記ハウジングの上部に第2の電気コネクタを含み、この結果、複数の上記装置を、他方の上記装置の第2の電気コネクタと電気的に接続することができる一方の装置の第1の電気コネクタを有するものの上に積み重ねることができるため、上記コンピュータからのデータを、上記装置のうちのいずれか1つの回転ラックを制御する上記装置のいずれか1つに供給して、所望の媒体を有する所望の格納コンパートメントを、上記積み重ねられた装置が所望の媒体を格納しているか否かにかかわらず、各装置の上記アウトレット開口部に呈示することができる。
【0034】
好ましくは、上記読取り装置は、1つの格納コンパートメントから上記読取り装置へ媒体を供給することができるような第1のエントリ開口部と、上記媒体を、上記読取り装置の第2のエントリ開口部を通して上記装置及びコンパートメント内に配置した後、上記読み取り装置の上記第1のエントリ開口部を通して1つの格納コンパートメント内に配置することができるような第2のエントリ開口部とを含み、それによって、この媒体を読み取る、あるいはこの媒体に書き込むことが要求されたときに、上記駆動手段が、上記回転ラックを回転させてこの所望の格納コンパートメントを呈示し、所望の媒体を上記ハウジングの開口部に呈示し、上記エジェクタ手段が、この媒体を上記コンパートメントから上記ハウジングの開口部及び上記読取り装置の第1のエントリ開口部を通して排出し、読取りのためのこの読取り装置内に送る。
【0035】
好ましくは、上記読取り装置は、上記第1または第2のエントリ開口部から上記読取り装置によって読取りまたは書き込みする読取り装置内へ、または上記第1の開口部から上記読取り装置を通して上記第2の開口部へ、あるいは、上記第2の開口部から上記読取り装置を通して上記第1のエントリ開口部へ上記媒体を選択的に駆動する媒体駆動手段を含む。
【0036】
好ましくは、上記回転ラックのコンパートメントのうちの1つから上記媒体を排出するエジェクタ手段が設けられ、このエジェクタは、上記回転ラックの下方に配置されており、この回転ラックが、上記エジェクタ手段が作動されたときに、上記レバーを、複数の穴部のうちの1つを通って上記媒体と接触させ、それによりこの媒体を上記格納コンパートメントから上記ハウジングの開口部へ押し出すことができるように、このコンパートメントのそれぞれと一致する上記複数の穴部を有する。
【0037】
好ましくは、上記回転ラックは、間に空間を画定する複数のリブを有する第1の回転ラック部であって、この空間が、各格納コンパートメントを形成する第1の回転ラック部と、上記第1の部分の複数のリブと位置合わせされており、かつ間に空間を画定する複数のリブを含む第2の回転ラック部とを含み、上記第1の回転ラック部の空間及び上記第2の回転ラック部の空間が上記格納コンパートメントを画定し、このため、上記記憶媒体を、上記コンパートメントのうちの1つに、上記第1の回転ラック部の空間及び上記第2の回転ラック部の位置合わせされた空間のうちの一方に位置する上記記憶媒体の一部だけ配置することができる。
【0038】
好ましくは、上記第1及び第2の回転ラック部は、この第1及び第2の回転ラック部を一緒に接合するように共に接続する中心ハブを有する。
【0039】
上記ラック部は、上記第1及び第2の回転ラック部の周辺部を互いに支持するために、この回転ラックの周辺部に直立ポスト部を含んでもよい。
【0040】
本発明は、別の態様において、プログラム可能なまたはプログラムされた媒体読取り装置または書込み装置であって、
媒体から読み取る、あるいはこの媒体に書き込むための読取りおよび/または書込みユニットと、
第1のエントリ開口部と、
上記媒体を、上記第1の開口部を通して上記読取り装置内に挿入することができ、この後、第2の開口部から出すことができ、あるいは代替的に、上記第2の開口部に入って、上記第1の開口部を出ることができるように、第1のエントリ開口部と直線的に並んでいる第2のエントリ開口部と、
上記第1または第2の開口部から上記媒体を駆動する駆動手段とを含む読取り装置または書込み装置を提供する。
【0041】
本発明のこの態様は、記憶媒体を、上記格納装置から検索して、上記第1のエントリ開口部を介して上記読取り装置内にロードし、この読取り装置内で選択的に読み取り、この後、ユーザによる回収のために上記第2のエントリ開口部を介して上記読取り装置を出ることができるように、あるいは、上記第1のエントリ開口部を介して上記記憶媒体へ戻ることができるように、あるいは別法として、上記第2のエントリ開口部を介して上記読取り装置及び格納装置にロードし、この読取り装置を介して上記第1のエントリ開口部内へロードすることができるように、格納装置と共に使用することができる読取り装置を提供する。
【0042】
好ましくは、上記駆動手段は、一方が上記第1のエントリ開口部に隣接して配置され、他方が上記第2のエントリ開口部に対向して配置されている、2つの駆動ローラと、クランプ手段と上記第1のローラまたは第2のローラとの間に上記媒体をクランプするクランプ手段と、上記第1及び第2のローラを所望の方向に駆動して、上記媒体を上記第1のエントリ開口部から上記第2のエントリ開口部の方へ、あるいは、上記第2のエントリ開口部から上記第1のエントリ開口部の方へ移動させる駆動手段とを備える。
【0043】
好ましくは、上記駆動手段は、それぞれが、上記ローラを回転させる各ローラに結合されている、2つの駆動モータを備える。
【0044】
好ましくは、上記駆動モータは、上記各モータの出力および各ローラに取付けられたギヤに接続されたウォームドライブによって各ローラに結合されている。
【0045】
好ましくは、上記クランプ手段は、1つの媒体をクランプして、上記駆動ローラの回転により、上記媒体を上記読取り装置を介して駆動することができるクランプ位置から、この媒体の上記第1又は第2のエントリ開口部内への挿入を可能にする開位置まで移動可能である。
【0046】
本発明の1つの実施形態においては、上記第1のエントリ開口部は、上記媒体が上記第1のエントリ開口部を通ったときに、この媒体が上記格納装置の開口部を通過できるように、媒体格納装置に取付けられている上記読み取り装置の開口端部を備える。
【0047】
好ましくは、上記第2のエントリ開口部は、上記読取り装置の開口端部と対向する、上記読み取り装置の端壁部に、入口スロットを備える。
【0048】
本発明は、他の態様において、プログラムされたまたはプログラム可能な媒体のための格納装置であって、
ハウジングと、
上記ハウジングとの相対的動き、前記格納部材は、それぞれが上記各媒体の1つを格納するための複数の独立した格納コンパートメントを有する格納部材と、
上記格納部材から1つの媒体を収容し、かつこの媒体から読み取る、またはこの記憶媒体に書き込む読取り装置および/または書込み装置と、
上記媒体のうちの1つを上記読取り装置に呈示する上記格納部材の動きを制御する制御手段と、
上記制御手段をコンピュータに接続するために上記制御手段に結合された電気的結合手段と、
複数の上記装置を一緒に電気的に接続できるようにするための、上記ハウジング上の電気コネクタとを含み、
上記複数の格納装置が、1つの格納装置の上記コネクタを、他の格納装置の上記コネクタと相互接続することにより、上記格納装置のうちのいずれか1つに格納された媒体からの情報を、上記結合手段によって読み取り、かつ上記コンピュータへ供給することができるように、一緒に結合することができるようになっている格納装置に帰すると言える。
【0049】
好ましくは、上記別々の格納装置のうちの1つのこの装置の少なくとも1つの読取り装置は、他の装置の1つに格納された記憶媒体上の情報を、この装置に関連する上記読取り装置により読み取り、かつ上記他の格納装置の格納部材内の1つのコンパートメントから選択された媒体の1つに書き込むことができるように、読取り/書込みヘッドを有する。
【0050】
好ましくは、上記格納装置はハウジングを含み、このハウジングが、上記記憶媒体が通過して、この記憶媒体を上記コンパートメントの1つに配置することができる、あるいは、上記読取り装置に対する呈示のための、上記読取り装置に対する呈示のためのこのコンパートメントのうちの1つからの上記記憶媒体の検索を可能にする開口部を有する。
【0051】
本発明の1つの実施形態においては、2つの別々の格納装置のアレイが設けられ、一方のアレイの格納装置が、他方のアレイの格納装置の開口部と位置合わせされた開口部を有し、この格納装置が、媒体を上記開口部を通して一方の格納装置から排出し、かつ隣接する格納装置の開口部内に入れることができるように、上記開口部を通して媒体を排出するエジェクタ手段を含む。
【0052】
本発明のこの実施形態においては、上記装置は、好ましくは読取り装置を含み、この読取り装置は開口部を有し、2つの隣接する格納装置の2つの隣接する読取り装置の開口部は、上記装置の一方に格納された記憶媒体を、上記エジェクタ手段によって上記読取り装置へ排出することができ、この後、この読取り装置からこの読取り装置に関連する開口部を通して、および隣接する読取り装置に関連する開口部へ移送し、この読取り装置から前記他方の格納装置内へ移すことができるように、互いに位置合わせされて配置されている。
【0053】
好ましくは、各読取り装置は、この読取り装置を介して、この読取り装置の上記開口部から上記装置内の1つの格納コンパートメントへ、あるいは、上記格納部材内の1つの格納コンパートメントから上記読取り装置へ、および上記開口部から記憶媒体を駆動する駆動手段を含む。
【0054】
好ましくは、上記読取り装置は、上記格納装置のハウジングの開口部に隣接して配置されている第2の開口部を含む。
【0055】
本発明の好適な実施形態においては、上記第2の開口部は、上記記憶媒体が、上記第1の開口部から上記読取り装置を通って上記格納部材内へ入ることができ、また逆も可能であるように、上記ハウジングの開口部と位置合わせされる、上記読取り装置の開口端壁部を単に備えてもよい。
【0056】
好ましくは、上記駆動手段は、上記読取り装置を介して上記媒体を駆動する複数のローラを備え、このローラが、このローラを第1の方向に回転させて、上記媒体を上記第1の開口部から上記第2の開口部を通って第1の方向に、および上記格納部材内に駆動し、かつ上記ローラを第2の方向に回転させて、この媒体を上記格納部材から上記第2の開口部を通した後、上記読取り装置の第1の開口部を通して駆動するモータに結合されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0057】
本発明の好適な実施形態を、添付図面を参照して、実施例によって説明する。
【0058】
図1および2は、本発明の一実施形態に係る格納装置10を示す。格納装置10は、インレット/アウトレット開口部14を有する外側ハウジング12を備える。キャッチブラケット16は、本願明細書において詳細に後述するように、装置10から排出されたCD−ROM100(図13参照)をキャッチして保持するために、開口部14の下に配置されている。ブラケット16は、ハウジング12、および特に、開口部14を形成するボス部18に枢軸結合されている。ブラケット16は、上記CD−ROMが開口部14を通ってブラケット16上に排出されたときに、このCD−ROMを支持するように一致することができる、長手方向のスロット20を有してもよい。
【0059】
ハウジング10は、一般に、基部21、下部ハウジング部22及び上部ハウジング部24によって形成されている(それらの全ては、図2を見て分かる)。図1に示す上部ハウジング部24は、後に本願明細書中においてさらに詳細に開示するように、図1および2に示す多数の装置を、一方を他方の上に積み重ねることができるように支持面を形成する3つの平坦なプラットフォーム25を含む。基部21の下面27は、複数の上記装置の安定した積み重ねを容易にするように、プラットフォーム25にかぶさって一致する、下面27内に成形された複数の浅い凹部を含むことが可能である。
【0060】
上部24は、ソケットコネクタを備える第1の電気コネクタを有し、基部21は、多数の装置10が、一方を他方の上にして積み重ねた場合に、後に本願明細書中においてより詳細に説明するように、この積み重ねられた装置を一緒に電気的に接続するために、第2のコネクタ30のピンが第1のコネクタ28のソケットに係合するように、複数のピンを備える第2のコネクタ30を含む。
【0061】
図2に最も良く示すように、基部21は、モータ32及びウォームネジ33(図3参照)を支持する複数のラグ31を含む。基部21は、またローラホイール35(図3参照)を支持するボス部複数のラグ対34を含む。
【0062】
モータ32及びウォームネジ33は、基部21及び下部ハウジング部22の一部を形成するボス部35内に部分的に収容されてもよい。
【0063】
基部21は、ハウジング12に対する回転のために、回転ラック40(図3参照)を支持することになる直立ステム38を有する。
【0064】
下部ハウジング部22は、一般的に円筒形形態であり、ハウジング部22の周辺部にスリットまたはスロットを備える、開口部14の第1の部分14aを画定する。開口部14の残りの部分は、部分14aと一致する、上部24のスリットまたはスロット14bによって形成されている。スロット14aは、図4を見れば最も良く分かる。下部22及び上部24は、開口部14を形成するスロット14a、14bを画定する一組の壁部構造39、40(それぞれの一方のみを図2に示す)を含んでもよい。
【0065】
基部21及び底部22は、底部22を基部21の上に載せ、部分21、22の内周部に形成された成形ボス45を貫通するネジ43(図4参照)によってこの2つの部分を一緒にネジで取り付けることにより、一緒に固定することができる。明白なことであるが、複数のボス45が上記装置の周辺部に設けられているが、それらのうちの2つのみを図54に示している。
【0066】
基部21は、図4に符号46で概略的に示すプリント配線基板を支持する。このプリント配線基板は、(本願明細書中で詳細に後述する)上記装置を作動させるための制御電子部品を含む。図2に符号49で概略的に示す電気ケーブルは、上記プリント配線基板から、底部22の上方周辺部において成形ボス51内に形成された中間コネクタ50まで伸びている。上部24は、ボス51と一致する成形ボス53を含み、かつコネクタ51と連結する第2の中間コネクタ54を含む。第2の中間コネクタ54は、上述したコネクタ28まで伸びるワイヤリード57を有する。プリント配線基板46も、図2に示すコネクタ30まで伸びるリード線(図示せず)を有する。
【0067】
底部22及び上部24は、ボス51と52とが一致して、コネクタ51、54が、互いに電気的相互接続を形成するように、上部24を底部22の上に配置することによって一緒に結合される。上記上部及び底部を正しく配置することができ、かつ必要に応じてメンテナンスのために互いに取り外すことができるように、上部24は、下方周辺部周りに複数の穴部を有し、底部22は、摩擦力によって部分22、24を一緒に連結するためにこの穴部に配置する、この周辺部から上方へ伸びる複数のステムを有してもよい。
【0068】
上方部12は、図2最も良く示されているように、ステム38と位置合わせされているが、ステム38から離間しているぶらさがりステム58を含む。ハウジング部22をハウジング部24に確実に連結するために、シャフト75(図3)は、ステム58からステム38まで伸びており、このためナット59により定位置に固定される。部分24を取り外すためには、ナット59が外され、それによって上部24は、底部22から簡単に分離することができる。
【0069】
図3は、基部21及び上記装置の内部構造を示すが、説明を明確かつ簡単にするために、(ステム58近傍の部分24の小さな部分を除いて)底部22及び上部24を省略してある。
【0070】
また、配線基板46は、装置10をコンピュータに結合する電気的結合手段11を有する。結合手段11は、2つの異なる接続リードによって上記コンピュータと接続するための、2つの異なるタイプのコネクタを含み、あるいは備えてもよい。コネクタ11は、リード13(図9参照)と接続することができるRS232コネクタを含んでもよい。異なるタイプの第2のコネクタも、基板46を、必要または要求に応じて、異なるタイプのコネクタ及びリードによって上記コンピュータに接続することができるように、用いることができる。それらのコネクタは、上述したように基板46上に装着され、この基板の一部は、ケーブルを穴部を通して挿入してコネクタ11に接続できるように、基部21に形成された穴部13と一致することができる。他のコネクタは、図示のため図4において符号11a、11bで示され、このコネクタへのアクセスは、それらのコネクタが用いられた場合に、適切なコネクタリードを穴部を介して挿入して、コネクタ11a、11bと接続することができるように、基部21に形成された穴部11a、11bを介して得ることができる。上記異なるタイプのコネクタは、ユーザの要求、および装置10が一緒に使用されるコンピュータにより、単純に、このコンピュータとの異なるタイプのコネクタを形成する。
【0071】
コネクタ11、11a、11bは、配線基板46及び制御電子部品を、リード線49及びコネクタ50、54と接続し、それにより、コネクタ28まで伸びるリード線57と接続する。また、この基板は、多数の上記装置が、一方を他方の上にして積み重ねた場合に、上記コンピュータから、コネクタ11、11aまたは11bによって形成された電気的結合を介して上記基板に伝送された信号と、基板46上の上記制御電子部品によって生成された信号とを、コネクタ30、28へ供給することができ、かつ他の装置への伝送のために供給することができるように、コネクタ30と接続する。
【0072】
回転ラック40は、図3に断面で示し、より概して平坦な部分63の方へ下方に湾曲した湾曲上部62によって概して形成された、概して湾曲した側面を有する第1の部分60を備える。回転ラック60は、ハウジング10内での回転のために回転ラック40を支持するためにステム38上に位置する凹部中心穴部66を有する。回転ラック40は、回転のために回転ラック40も支持するように、ローラホイール35上に位置する底面67を有する。また、回転ラック40は、一般に底部60の鏡像である上部70を有する。上述したように、シャフト75は、部分70の平坦部73を通って部分70の平坦部78に接触することにより、上部24を底部22に接続する。シャフト75は、ステム38のねじやま穴39内にねじ込むことができ、またナット59は、部分22、24を一緒に固定保持するように、シャフト75の他端部にねじ込むことができる。回転ラック40は、シャフト75上に回転することができ、ブッシュ77を、シャフト75に対する回転ラック40の回転を可能にするために、平坦面73、78を介して上記穴内に配置してもよい。平坦部分73、78は、回転ラック40の部分60、70を一緒に固定連結する際に補助するために、平坦部分73、78の他方の穴82内に位置する複数のピン80を含んでもよい。
【0073】
図5に最も良く示されているように、回転ラック40は、間に間隙または間隔85を画定する、複数の径方向に伸びるリブ84を有する。各間隔85は、CD−ROMの格納位置を画定する。格納位置85は、図6に最も明確に見ることができる。
【0074】
図3、5、6を考慮すると明白であるように、回転ラック40は、コンパクトディスクの周縁部分を、隣接するリブ84の間の間隔85内に支持することができる状態の(図3を見て最も良く分かるように)概して半円形の輪郭をしている、リブ84の間に画定された複数の径方向に伸びる格納コンパートメント85を画定する。本願明細書において後に詳述する図10は、回転ラック40内のCD−ROM100であって、上記格納コンパートメントのうちの1つに支持されたこのCD−ROMを示す。
【0075】
回転ラック40は、回転ラック40の下部60の各間隔85内に、複数の開口または穴90を有する。穴90は、底部67を貫通する。回転ラック部60、70は、同じ成形物から形成することができるので、上部70も、上部70において機能を発揮しない穴90を含むことが可能である。
【0076】
基部21のステム38内には、プランジャ94を有するソレノイド92が設けられている。枢軸的に装着されたレバー96は、旋回軸ピン98を中心に、基部21内のボス97上で旋回する。上方に突出するピン99は、図3に示す位置においてレバー96を支持する。格納コンパートメント84からCD−ROMを排出することが要求されると、上記プランジャがレバー96のアーム101に接触するようにプランジャ94を押すために、ソレノイド92が作動される。これにより、レバー96が図3の矢印C方向に旋回し、それによって上記CDに接触してこのCDを上記格納コンパートメントから開口14を通ってブラケット16内へ押し出すように、接触アーム102が穴90を通して押し上げられる。上記CDは、リブ84間の面65上を回転することにより、上記格納コンパートメントからアウトレット開口14へ移動する。図3に最も良く示されているように、面65は、上記CDが、ピン102により押されたときにこの上を転がる、図3に符号65aで示すわずかな隆起部を有する。隆起部65aは、上記CDが転がり出さず、かつピン102がこのCDを押したときに、このCDを回転させて隆起部65aを乗り越えた後、このCDが、わずかに傾斜した面部65bを転がり落ちて、開口14を通過してブラケット16内に出ることができるように、このCDを1つの格納コンパートメント内に固定配置する際に補助する。そして、上記CDは、ユーザによって簡単に取り上げることができ、このCD上のプログラムを実行することができるように、あるいは、このCDにデータを書き込むことができるように、コンピュータのCD読取り装置内に配置される。
【0077】
回転ラック40は、周縁部に接続されたリング110を有し、このリングは、別々のユニットで成形され、かつネジまたは他の適当な方法で回転ラック40の残りの部分に接続されている。リング110は、外周部に、上記回転ラックの回転を可能にして定位置につくようにウォームネジ33と噛み合う周辺ギヤ歯112を有する。また、リング110は、わずかに離間したぶらさがりラグ114の第1のセットも有する。
【0078】
図7の回転ラック40の下面図に示すように、ラグ114の内側に配設された、下方に突出したラグ116の同心セットも設けられている。
【0079】
図9に最も良く示されているように、回転ラック40がステム38上に装着されると、円周部に伸びるラグ114の第1のセットは、配線基板46上に実装された第1のフォトインタラプタ118を通過する。ラグ116は、配線基板46に実装された第2のフォトインタラプタ120を通過する。また、回転ラック40の下面67は、第3のフォトインタラプタ124を通過する単一のピン122を有する。単一のピン122は、ピン122が、フォトインタラプタ124により生成される光ビームを遮断したことを検知して、それにより上記回転ラックを、ピン122がフォトインタラプタ124と一致するホームポジションへ戻すことができる、ホームポジションへ回転ラック40を戻すことを可能にするホーミングピンである。
【0080】
フォトインタラプタ118を通過するラグ114とフォトインタラプタ120を通過するラグ116とのセットは、互いにわずかに位相が異なっており、回転ラック40の位置の測定感度が向上している。すなわち、フォトインタラプタ118、120のペアによって検知可能な解像度は、フォトインタラプタ118、120によって生成された2つの測定値のため、隣接するラグ114または116の間の間隔よりもかなり良好である。
【0081】
図1の実施形態を用いるために、上記格納装置は、配線基板46に実装された電気的結合接続部11によって、PC等のコンピュータに結合される。上述したように、結合接続部11は、ケーブル13によって上記PCに結合することができるRSコネクタやその他のタイプのコネクタを受容する2つまたはそれ以上のコネクタを含むことが可能である。ユーザが、CDを格納装置10内に格納したい場合、格納アプリケーションに関連するソフトウェアが、まず上記PCにロードされる。このことは、CD−ROMの上記格納装置内へのインストール、それらの位置及び検索を管理するための、このユーザと装置10との間のインターフェースとして作用する。ユーザが、上記CDの名称やこのCDの内容等の、このCDに関連するデータを上記コンピュータに入力すると、このデータは蓄積される。次にこのコンピュータは、上記格納装置を制御して、プリント配線基板46上の制御回路を制御し、回転ラック40が回転して、空の格納コンパートメント85を開口14と位置合わせされるように、駆動モータ32と、ギヤ歯112と噛み合うウォームネジ33とを駆動することによって回転ラック40を回転させる。それにより、上記CD−ROMは、上記開口を通して対応する格納コンパートメント内に挿入することができる。コントローラ24は、回転ラック40の位置を記憶し、この情報を、配線基板46の制御電子素子のメモリ内に蓄積するか、あるいは、蓄積のために上記PCへ供給する。別のCD−ROMは、同じようにして、異なる格納コンパートメント内に格納することができる。特定のCD−ROMを配置したい場合には、ユーザは、このCD−ROMの識別タイトルを、上記PCのキーボードで入力するか、あるいは別の方法でこのPCに入力する。これは、上記PC内の上記メモリ内で、あるいは配線基板46上のメモリ内で見つけられて、基板46上の制御電子素子が、回転ラック40を回転させ、上記CDを格納する格納コンパートメントを開口14と一致するように移動させる。回転ラック40が所望の位置で停止すると、ソレノイド92は、アーム102が開口90を通過し、各格納コンパートメント内のCDと接触し、このCDをこの格納コンパートメントから転がり出させて開口14を通してブラケット16内に入るように、プランジャ94がレバー96を矢印Cの方向に旋回させるように作動される。そして上記CDは、ユーザによって単に取り上げられて、このユーザのPCのCD読取り装置内に挿入される。別法として、ユーザが情報を上記キーボードで入力するのではなく、上記PCが、このユーザがクリックして、上記ソフトウェアを識別し、上述した方法で、回転ラック40を作動させて所望のCDをアウトレット14を通して供給することができる、ソフトウェアの一部に関連するアイコンを単に表示することが可能である。
【0082】
(図1に示す壁構造40の下にある)壁構造39は、上記CDが排出されて、このCDが、排出レバー96により正しく排出されたことの表示を表示する場合に、開口14を通過するこのCDを検知する別のフォトインタラプタ140/141を含むことが可能である。フォトインタラプタ140/141は、底部22の周辺部に伸びる電気ケーブルによって上記プリント配線基板に接続されている。最も好ましくは、フォトインタラプタ140/141は、上記底部の壁構造39内に配設され、それにより、フォトコンダクタ140/141を作動させるために、部分22と部分21との間に電気的相互接続を形成する必要がない。
【0083】
図10について説明すると、この図は、装置10のための制御電子素子を有する配線基板46の概略ブロック図を示す。配線基板46は、ソレノイド92と、ウォームネジ33を駆動するモータ32とを駆動する中央処理装置150を含む。フォトインタラプタ118、120、124も、プロセッサ150に結合されている。開口14を通過する上記CDを検知するフォトインタラプタ140/141も、このプロセッサに結合されている。
【0084】
図12は、マイクロプロセッサ150のオペレーティングソフトウェアの全体像を示す。マイクロプロセッサ150は下記のような多数の機能モジュールを含む。
【0085】
USD.AMS151は、コネクタ11によって上記PCと通信し、それによって、COMMS.ASM装置152によってデータを送ることができ、かつコマンドを受信したときに、フラグのセットを可能にするために、上記PCとの通信を確立する。COMMS.ASM装置152は、データのパケットを、積み重ねられた装置10の間で伝送する。この装置は、USB装置151から受信したコマンドを処理し、上記積み重ねられた装置内の他の格納装置10から受信したステータスパケットを送信し、またUART.ASM装置153を制御するためにフラグをセットする。UART.ASM装置153は、コネクタ28、30に結合されて、アクセスを要求される上記CD−ROMが入っている可能性がある他の格納装置10にデータを供給する。
【0086】
COMMS.AMS装置152は、上記回転ラックの動きを制御し、かつ128.AMS装置155から受信したデータからこの回転ラックの現在の位置を判断するCTRL.AMS装置154に接続されている。装置154は、モータ32を起動する。装置155は、フォトインタラプタセンサ118〜122及び140/141からの情報を供給し、上記回転ラックの位置に関するデータ及びCDが開口14を通って正常に排出されたかどうかのデータを生成する。
【0087】
図12は、この実施形態において、一方が他方の上に積み重ねられた多数の装置10を示し、2つのアレイA1、A2が示されている。各アレイは、上述したように、コネクタ28、30を介して相互接続された4つの装置10を含む。各アレイA1、A2は、PC200に接続されたUSBハブ160に接続されている。アレイA1のみを使用する場合、このアレイは、ハブ160を要することなく、PC200に直接接続することができる。PC200またはハブ160は、各矢印A1、A2の底の装置10に接続されている。しかし、PC200またはハブ160は、アレイA1、A2の装置10のうちのいずれか1つに接続することができる。
【0088】
アレイA1、A2が使用される場合、特定のCDにアクセスするように要求されたときに、オペレーティングシステムは、どのアレイA1が、このCDを収容する格納装置10を有するか、およびどの装置10が、実際にこのCDを収容しているかを判断することになる。PC200からのデータは、全ての装置10へ転送されるが、各装置内の上記コントローラは、情報及び排出が対応する装置内の格納コンパートメントに関連するか否かを判断する。上記CDが格納された上記装置は、配線基板46上の自身のコントローラにより制御して、適切な装置10がアクセスされて適当なCDがレバー96によって排出されるように、回転ラック40が回転されて、アウトレット開口14に所望のコンパートメントが呈示された後にこのCDを排出するために、レバー96を装置10内のソレノイド92によって作動させることができる。PC200の制御下での通信プロトコル及び配線基板46は、上記積み重ねにおける全ての装置10にデータを送る。これにより、全ての装置10が、他の装置が何を行っているかをいつでも知ることができるようになり、それにより、PC200からのUSBハブ160またはポートを、上記積み重ねのアレイ内の装置10のうちのいずれか1つに接続することができる。
【0089】
図13および14は、読み取り可能でかつCD−ROMに書き込み可能であり、それによってユーザが、このCD−ROMを装置10から取ってコンピュータのCD読取り装置内に入れることなくアクセスすることができる自身の読取り装置を含む、本発明の第2の実施形態を示す。
【0090】
上述の実施形態説明したものと同様の部材は、同じ参照数字で示す。図13の装置の動作は、CD100の格納及びCD100の開口14を介した排出に関連する範囲においては、上述した実施形態で説明したことと全く同じである。
【0091】
この実施形態においては、読取り装置210は、ケーシング部22と一体形成され、あるいは、ネジまたはボルト(図示せず)等の適当な固定具によってケーシング部22に装着されている。読取り装置210は、外側ハウジング212を有する。ハウジング212は、開口14部を覆う、装置10の周縁壁部に接続する読取り装置210の開口端部を単純に備えてもよい第1のエントリ開口213を有する。
【0092】
第2のアクセス開口214は、開口213及び開口14に対して直線状に配置されている。
【0093】
従って、(例えば、100’と示された)CD100は、開口214を通して挿入し、読取り装置210内で読み取った後、開口213及び開口14を通って、図13のCD100によって示すように、格納コンパートメント85のうちの1つの中に入れることができる。CD読取り装置210は、装置10内の配線基板46に接続されているため、読取り装置210は、配線基板10によって制御することができ、またデータは、パーソナルコンピュータ200に対するアプリケーションのために、CD読取り装置10へ、およびこの読取り装置から伝送することができる。
【0094】
図15〜図19は、CD読取り装置212を示し、以下、それらの図についてさらに説明する。
【0095】
図15〜図19を参照すると、CD読取り装置210は、フロア221を含む。支持部216は、フロア212から上方に伸び、公知の方法でフローティングメタルディスク215aを支える固定支持ディスク215を支持する。読取り/書込み装置241は、ブラケット244内に位置するフレーム243の底部に接続された枢軸ピン242上に枢軸結合されている。フレーム243は、図15の両頭矢印F方向に、図示の図16の符号243で示す位置から符号243’で示す位置まで旋回することが可能である。フレーム243は、公知の、本願明細書においては詳細に記載していない方法で、読取りヘッドまたは読取り/書込みヘッドを支持する。フィリップスNVにより製造された読取りヘッドまたは読取り/書込みヘッドは、好適な実施形態において使用され、このヘッドが配置されるフレーム243は、エイサー(Acer)によって製造されている。フレーム243は、CDを上記読取りヘッドにより読み取ることができ、あるいは上記読取り/書込みヘッドによりこのCDに書き込みすることができるように、このCDを回転させるためにこのCDと係合する支持ディスク246を駆動するモータ245を有する。後部フレームプレート249は、フロア221に接続され、一組のフレームアーム250(説明を容易にするために、図18に一部のみを示す)を有する。
【0096】
プレート252は、フレーム243の両側に接続され、クロスフレーム部材245を支持する。クロスフレーム部材245は、一対の直立クランプレール251を有する。クランプレール251の上部は、別のクロスバー(図示せず)により接続することができる。光センサ259、260は、クランプレール251上、またはガイドレール251の間の上記クロスバー(図示せず)上に配設されて、CD100の読取り装置210内への動きを検知する。センサ259、250は、上述したタイプのフォトインタラプタであってもよく、CD100がフレーム243内に正しく位置してディスク246と一致したときを判定する。符号262で概略的に示す別のフォトインタラプタは、格納装置10から読取り装置210へのCD100の動きを検知するために設けられ、符号263で示すさらに別のフォトインタラプタは、読取り装置210の開口214を通るこのCDの動きを検知するために設けられている。
【0097】
プレート270(図20に最も良く示す)は、フレーム243の上に支持され、かつ内部エッジ272を有する切り抜き部271を有する。内部エッジ272は、ラック273を有する。また、プレート270は、互いに平行で、プレート270の対向端部に配置された2つのS字状スロット274も有する。フレーム243は、スロット274と係合するピン280によってプレート270に接続されている。モータ285は、後部壁249上に装着され、かつギヤ287を有する出力軸286を有する。ギヤ287は、モータ285が作動されたときに、ギヤ287が回転して上記ラックを、図15、20の両頭矢印Gの方向に駆動するように、プレート270上のラック273と噛み合う。プレート270の、プレート270の矢印G方向への動きを支持するために、プレート270は、壁部249の背面上のブラケット289内に位置するビーム288(図19)上に装着されている。壁部249は、ビーム288と係合できるように、プレート270がそこを通って突出するスロットを有する。すなわち、ビーム288は、プレート270が、矢印Gの方向での直線状の動きのために支持されるように、ブラケット289内で滑動することができる。
【0098】
プレート270が、矢印Hの方向(図15、20)に動いた場合、フレーム243に接続されたピン280は、スロット274内で、図20に示す位置からスロット274の他端部の方へ進む。これにより、上記ピンが図20の矢印Jの方向に移動し、このためフレーム243は、読取り/書込みヘッド及びモータ245及びディスク246と共にプレート243も、フレーム243と共に、図16に符号243で示す位置から符号243’で示す位置へ移動するように、枢軸ピン242の周りを旋回させられる。この位置において、フレーム243は、CDがディスク246とクランプポスト251との間にしっかりと締め付けられるように、クランプポスト251の方へ移動する。
【0099】
モータ285が反対方向に回転すると、プレート270は、ピン280が、スロット274内で図20に示す位置へ戻って、図16に符号243’で示す位置から位置243へ戻すようにプレート243を旋回させ、CD100を有効に放出するように、反対側の矢印H方向に駆動される。
【0100】
枢軸動作のためにフレーム243を支持し、かつフレーム243の枢軸動作を引き起こす上述した構造は、従来技術であるため、これ以上の説明はしない。
【0101】
読取り装置210は、後部壁249に固定された同じアームである底部アーム250(プレート249の上部には固定して示していない)の間に支持された第1のローラ291と、第2のローラ292とを有する。ローラ291は、モータ297、298の出力軸上に設けられたウォーム駆動部295、296と噛み合うギヤ293、294を有する。モータ297、298は、後部壁249上に固定されている。
【0102】
読取り装置210が、CD100を待つスタンバイ位置にあるときには、フレーム243は、図16に示す位置243にある。この位置において、プレート252及びクロスフレーム部材245によってフレーム243に固定されているクランプアーム251は、ローラ291、292と、概して開口14、213、214と一直線上に並んでいるクランプバー251との間に空間が存在するように、ローラ291、292から離れて動く。
【0103】
CD100が、読取り装置210の開口214を通って挿入されると、フォトインタラプタ263は、このCDが入ってきたことを検知して、フレーム243が、図16の位置243へ旋回するように、モータ285を作動させる。これにより、クランプポスト251がローラ291、292の方へ移動して、上記CDをクランプポスト251とローラ291、292との間に締め付ける。マイクロスイッチ299、299aは、クランプポスト251上に配置され、このクランプポストが、ポスト251とローラ291、292との間にCD100を締め付ける完全に閉じた位置にあるときには、このマイクロスイッチは、このCDが、ポスト251とローラ291、292との間に締め付けられていることを示す、基板46上の制御電子素子への信号を生成するために作動される。それによって、モータ297、298は、すでに手で開口214内に挿入されている上記CDが、上記CD読取り装置内に達して、このCDが、モータ245に結合された支持ディスク246と一致するように、ローラ291、292を回転させるために駆動することができる。フォトインタラプタ259、260は、CD100の周縁部を検知して、CD100が図15の位置における上記読取り装置内に正しく配置されていることを判断する。この位置において、CD100は、支持ディスク246上に係合することができるように正しく配置される。ローラ291、292は、CD100を、正しく配置するために、両頭矢印Gの方向において前後に動かすことができるように、このローラの長手方向軸周りに両方向に回転することができる。フォトインタラプタ259、260が、上記CDが正しく配置されていることを示した場合、モータ285は、矢印Hと反対の方向にプレート270を動かすように作動される。これにより、上記ピンが、再びスロット274内で動き、それによって、フレーム243が、図16に符号243で示された位置から符号243’で示された位置まで旋回する。また、プレート243の動きは、クランプポスト251がローラ290、291から離れて動くように、このクランプポストを動かす。フレーム243のこの動きは、固定ディスク215内に含まれるフローティングディスク215aの方へ支持ディスク243を押しつける。ディスク215aは、(従来のように)磁力によってディスク246に引きつけられ、このため上記CDは、支持ディスク246と、(従来のように)ディスク215内で浮動するフローティングディスク215aとの間で支持ディスク246上に確実に締め付けられる。この位置においては、支持ポスト251が、フレーム243の位置243’への旋回動作を伴って、すでにローラ290、291から離れているため、CD100が、ローラ291、292と支持ポスト251との間に締め付けられていないことを理解すべきである。
【0104】
プレート270が動いた後、モータ245は、上記CDを、フレーム243内に支持された上記読取り装置によって読み取り、あるいは、フレーム243内に支持された書込みヘッドによって書き込むことができるように、このCDを回転させるために作動させることができる。
【0105】
CD100を格納装置10から完全に排出することが要求された場合、ローラ292は、このCDが反対方向に動いて上記読取り装置の開口214を通るように、モータ297、298によって反対方向に回転される。
【0106】
従って、モータ297、298およびローラ291、292の適切な制御により、CD100は、以下のように両方向に動かすことができる。すなわち、
(a)読み取りまたは書き込みのために、格納コンパートメント85から上記CD読取り装置へ、この後、格納コンパートメント85へ、または代替的に開口214の外へ、あるいは、
(b)読み取りまたは書き込みのために、開口214から読取り装置210内へ、この後、開口213及び開口214を通して、格納のために回転ラック40内へ。
【0107】
すなわち、上記CDは、開口214から読み取り装置210を通って開口213へ完全に直線状に移動することができ、このため、このCDは、要求に応じて格納し、読み取り、または装置10から排出することができる。
【0108】
CD100が、格納のために装置10内に最初にロードされる際には、読取り装置210は、このCDを読み取る必要はなく、またローラ290、291は、このCDが、開口214から直ちに読取り装置210を通って開口213から出て、開口14を通って回転ラック40内の格納コンパートメント85内に移動されるように作動させることができる。しかし、最初の格納時には、上記CD上のプログラムに関連するアイコンを上記コンピュータ内に格納して表示するためにこのCDが読み取られるように、このCDを読取り装置210内で停止させることが有利である可能性があり、この結果、このCDを格納コンパートメント85から選択することが要求された場合に、オペレータは、このCDをクリックすることが必要であるだけで、このためこのCDは、使用が要求されたときに、読取り装置210内に配置することができる。
【0109】
CD100をコンパートメント85のうちの1つに格納することが要求された場合、回転ラック40は、開口14と位置合わせされた、読取り装置210の開口214に、適切なコンパートメント85を位置合わせするように移動させるために、上述した方法で回転される。モータ285は、CD100が、再びクランプポスト251とローラ291、292との間に締め付けられるようにプレート270を動かすために作動される。モータ297、298は、ウォーム駆動部295、296を適切な方向に回転させて、ギヤ293、294及びローラ291、292も適切な方向に回転させ、CD100を開口214から開口213を通して格納コンパートメント85内に押しやるように作動される。
【0110】
図21は、図13の実施形態の場合のコントローラの概略図を示す。図22〜図27は、この図の実施形態の基本的なソフトウェアアーキテクチャを示す。
【0111】
この実施形態のプリンタ基板46は、上記CDの格納装置内へのおよびこの格納装置からの移動、および上記読取り装置内への移動を実行する全てのソフトウェア及び作動機能を含むメインボード部301を含む。主回路基板301は、読み取り装置210の読取り/書込み機能を制御するエイサー基板302に接続されている。基板302は、上記読取り/書込みヘッドの物理的動作を制御し、かつ読取り装置210内で上記CDを回転させる上記モータを制御するCDM基板303に接続されている。
【0112】
基板301、302、303は、ローダ基板306を介してフロントパネル基板307及びセンサ基板308へ接続されている。ローダ基板306は、残りの基板間のコネクタを有効に形成し、かつ読取り装置210の排出ボタンの手による操作によって生成してもよい排出信号や、PC200の制御下の排出信号等のいくつかの信号を組み合せるのに用いることができ、このため、この信号を、CDの排出を行うために適切な機構部へ供給することができる。
【0113】
基板308は、上記CDを回転させてこのCDを読み取る、あるいはこのCDに書き込むことができるように、上記読取り装置内におけるCD100の正しい位置を検知するセンサ259、260を制御する。また、このポートは、ローラ291、292及びクランプレール251がクランプ位置にあることを示すのに用いることができる、符号299、290aで概略的に示すマイクロスイッチを制御することが可能である。
【0114】
フロントボードパネル306は、読取り装置210のフロントパネル上にあってもよい、この読み取り装置が作動中であることを示し、かつ必要に応じてCDを読取り装置210から排出することができる排出ボタン等を含む、種々のボタン及びライトの動作を制御する。
【0115】
また、電源を電源ケーブル309を介して接続することができる。装置10のうちの1つの基板46は、コネクタ28、30の内部接続や(コネクタ28/30の一部でもよい、あるいはこのコネクタと並んでもよい)電源コネクタ310によって他の装置10に接続することができる。中間装置は、コネクタ28/30および適切な電源コネクタ310によってもう一度上部装置10に接続されてもよい。
【0116】
図28は、図21のメインボード301の構成を示し、同じ符号は、図10を参照して説明したものと同じ部材を示す。
【0117】
本発明のこの実施形態においては、プロセッサ150は、クランプレール251及びローラ291、292によって形成された締め付けを開閉するローラモータ297/298及びモータ285に接続されている。
【0118】
プロセッサ150は、マイクロスイッチ299、299aにも接続している。
【0119】
プロセッサ150は、フレーム243に装着された上記読取り/書込みヘッドに含まれる光ヘッド321に接続されているUSBハブ320にも接続されている。ハブ320は、PC160に直接接続する、および図28にコネクタ28/30を介して示す上または下に積み重ねられた別の装置10にも接続する接続部を有する。
【0120】
図29は、プロセッサ150を制御するためのソフトウェアの全体図を示し、以下の機能モジュールを含む。USB.ASMモジュール330は、上記コンピュータまたは上記ハブのUSBコネクタに接続し、このPCまたはハブからのデータをCOMMS.ASMモジュール321へ転送する。これは、コマンド及びデータを受けて、上記プロセッサ内での動作のための適切なコマンド及びフラグをセットする。モジュール321は、上記回転ラックの動きを制御するCTRL DOS ASMモジュール322に接続されている。モジュール321は、上記CD読取り/書込み機構及びこのCDの動きを制御するCD MECH.ASMモジュール324に接続されている。モジュール324は、回転ラック40の位置を判断する位置センサからのデータ、および読取り装置210のフロントパネルからの信号を受信する128.AMSモジュール325に接続されている。モジュール325もモジュール322に接続されている。
【0121】
図13以降を参照して説明した、読取り装置210がCDに対する読取り及び/または書込みを可能にする本発明の実施形態は、多くの独特の機能的長所をもたらす。
【0122】
第一に、最も重要なことであるが、上述したように、CDは、上記装置またはこの装置の積み重ね体、およびPC160に結合された積み重ね体に格納することができる。これにより、上述した方法で、自身の格納位置から目当てのCDにアクセスすることができ、かつこのCDに含まれるプログラムを、ユーザが実際にこのCDに触れて読取り装置内に配置することなく、PC160によって利用できるようにこのCDを読み取ることができる。このCDを使用した後には、1つの格納装置10内の自身の格納位置85内にこのCDを再び格納することができる。上述したように、多数の格納装置を積み重ね、かつ各装置がそれぞれ読取り装置を有する場合、多数のCDに対して、PC160の制御の下で同時に読み取りまたは書き込みを行うことが可能である。さらに、このPCは、2つの読み取り装置を、互いに相互接続して一方の読み取り装置からのデータを他方へ書き込む、あるいは、任意のCDから読み取ることができるように、一方の装置内の適当なCDを、この装置に関連する読取り装置210内に配置し、かつ他方のCDを他方の装置の読取り装置内に配置することにより、上記装置のうちの1つに格納された一方のCDからの情報を、別の上記装置に格納された他方のCDに書き込むことを可能にするために使用することができる。
【0123】
上記CDは、上記格納位置から読取り装置210を通ってこのCD読取り装置から出て開口214を通って直線状に移動させることができるため、このCDは、このCD読取り装置を通過させることにより格納することができ、あるいは、オペレータがこのCDを手で扱うことを望む場合、例えば、ラップトップまたはホームPCで利用するために、データが書き込まれた特定のCDを家に持ち帰る場合は、このオペレータに戻すことができる。
【0124】
また、本発明のこの実施形態は、2つの装置10または2つの装置10の積み重ね体を、互いに隣接して配置し、かつ異なるサーバまたはコンピュータに接続できるようにし、また、一方のサーバまたはコンピュータに関連する装置10のうちの1つから、他方のコンピュータまたはサーバに関連する他方のこの装置へCDを移すことにより、一方のサーバから他方のサーバへ情報を送ることができるようにする。このことは、装置10が読取り装置210を備えている場合に、読取り装置210の開口14(読取り装置を使用しない場合)または開口214が、互いに直に一直線に配置することによって実現される。従って、装置10のうちの1つを作動させて、CDをこの装置の開口14から直接、あるいは読取り装置210を通して排出させることができ、さらに他の装置10の開口14または開口214を通して収容することができる。
【0125】
例えば、上記装置が上記読取り装置を備えている場合、この読取り装置のうちの1つは、上記CDが開口14から突出するように、このCDが、すでに排出レバー96によって排出された後に、ローラ291、292が格納コンパートメント285からCD100を抜き取るために作動される。それによって、このCDを、ローラ291、292によって読取り装置210の中を移動させて、開口214から出すことができる。上記CDが、一方の読取り装置210の開口214から突出すると、このCDは、上記他方の装置に関連する他方の読取り装置10の開口214内へ進むことになる。CD100が、他方の読取り装置に入ると、このCDはフォトインタラプタ263によって検知され、それにより、他方の読取り装置210が、ローラ291、292とポスト251との間にこのCDをクランプし、読取り装置210内にこのCDを移動させる。上記読取り装置を読み取ることが要求されず、上記CDを単に他の格納装置10へ移すことが要求された場合、ローラ291、292は、CDが上記装置を完全に通過して、このCDが適切な格納コンパートメント285に格納される他方の格納装置10内に移されるように、モータ297、298によって回転し続ける。
【0126】
CD100が装置10の間を移動する場合、上記オペレーティングソフトウェアは、このCDの動きを監視し、CDを、新たな格納コンパートメント内に配置しなければならず、別の装置10は、このCDが、次にアクセスを要求された場合に、どの装置10及び装置10のどのコンパートメント85内にこのCDが実際に格納されているかが分かっているように、この格納コンパートメントを登録する。
【0127】
また、装置10間での上記CDの入れ替えは、全ての上記装置が、読取り/書込みヘッドを装備する必要がないという利点を有する。一般に、読取り/書込みヘッドは、読み取り専用ヘッドよりも非常に高価であり、このため、積み重ねられた格納装置10からなる2つのアレイを設ける場合、一方のアレイのみが、読取り及び書込み能力の両方を有する1つの読取り装置を備える必要がある。他方のアレイは、CDに書き込む必要がある場合には、このCDを、書込み能力を有していない装置10から、読取り/書込み能力を有するCD格納装置10の読取り/書込み装置へ移すことができ、この後、装置10のうちのいずれか1つの格納位置へ戻すことが可能であるため、読取り能力のみを備えることが可能である。
【0128】
従って、本発明のこの実施形態によれば、情報は、格納装置10内のCDのうちのいずれか、あるいは格納装置10のアレイから読み取ることができ、このCDは、今度このCDが要求されたときに、アクセスすることができるコンパートメント85内に格納することができる。情報は、異なる格納装置10内のCD100に書き込むことができるため、1枚のCD上のデータまたはプログラムは、複製コピーを作成できるように、別のCD上に書き込むことができ、ユーザは、自宅で利用するために、1つのコピーを持ち帰り、オフィスにおけるデータのレコードまたはコピーを維持するであろう。従って、情報を、格納装置10内に保持されたCD間で転送する、あるいはPC160からこのCDに書き込むことができる。
【0129】
本発明の主旨及び範囲内の変更例は、当業者により容易に実施することができるので、本発明が、本願明細書において実施例として記載された特定の実施形態に限定されるものではないことは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0130】
本発明の好適な実施形態を、添付図面を参照して、実施例によって説明する。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る格納装置の平面図である。
【図2】図1の線A−Aに沿った断面図であるが、上記装置のハウジング構造を示すために、内分構成部材を取り除いた状態の図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る装置の内部構成部材の図である。
【図4】上記装置の内部構成部材のいくつかの配置を示すために、一部を断面で切り取ったこの装置の平面図である。
【図5】本発明の好適な実施形態に用いられる回転ラックの部分の平面図である。
【図6】図5に示す回転ラックの部分の側面図である。
【図7】回転ラックの(縮小した縮尺での)下面図である。
【図8】図7の線B−Bに沿った断面図である。
【図9】好適な実施形態における、回転ラックの位置決め部の回路基板に対する取り付けを示す図である。
【図10】本発明の第1の実施形態の動作を示す回路ブロック図である。
【図11】本発明の第1の実施形態に係るプロセッサの機能モジュールを説明する図である。
【図12】コンピュータに結合されている、好適な実施形態の積み重ねられた格納装置の2つのアレイを示す図である。
【図13】本発明の第2の実施形態の斜視図である。
【図14】いくつかの構成部材を、図示及び説明のために取り除いた状態の、図13の実施形態の図である。
【図15】本発明の第2の実施形態に用いられる読取り装置の側面図である。
【図16】図15の読取り装置の端部の図である。
【図17】図15および16の読取り装置の平面図である。
【図18】いくつかの構成部材を、図示及び説明のために取り除いた状態の、図15の読取り装置の斜視図である。
【図19】図18に示す読み取り装置の別の側からの斜視図である。
【図20】図13の読取り装置の部分の斜視図である。
【図21】回路ブロック図である。
【図22】図13の実施形態に従ったソフトウェアアーキテクチャを説明する図である。
【図23】図13の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図24】図13の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図25】図13の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図26】図13の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図27】図13の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図28】図13の実施形態のコントローラを説明する回路ブロック図である。
【図29】図28のコントローラに組み込まれたプロセッサの機能モジュールを示す概略全体図である。
【0001】
本発明は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータと共に使用される、CD−ROM等のプログラムされたまたはプログラムできる媒体を格納する格納装置に関する。
【背景技術】
【0002】
よく知られているように、CD−ROMに記憶されたプログラムは、一般に、コンピュータと共に使用される。このCD−ROMは、通常、格納ラックまたはボックスに格納され、このコンピュータは、CD−ROMが中に挿入されるCD読取り装置を有する。
【0003】
一般に、CD−ROMに記憶されたプログラムを実行するためには、オペレータは、このプログラムの実行を開始するために、このコンピュータの画面上のアイコンをクリックする。しかし、このオペレータは、直接的に関連するCD−ROMの位置を見つけて、このCD−ROMを上記コンピュータのCD−ROM読取り装置に挿入もしなければならない。そして、上記コンピュータは、上記CD−ROMを読み取りおよび/またはこのCD−ROMに書き込み、このCD−ROMに入っているソフトウェアに従って上記プログラムを実行し、あるいは、上記PCに含まれるソフトウェアまたはデータの制御の下に、このCD−ROMに含まれるデータまたはソフトウェアと情報を交換することが出来る。
【0004】
このため、CD−ROMの取扱いは、特に、オペレータが大量のCD−ROMを有している場合には、格納することを要するCD−ROMの数、およびこのオペレータが実行したいプログラムを生成するために、目を通さなければならない数のために、時間がかかり、かつ面倒である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、この問題と取り組むことである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、第1の態様において、プログラム可能なまたはプログラムされた媒体のための格納装置であって、
ハウジングと、
このハウジング内の格納部材であって、それぞれが1つの前記媒体を収容するための、複数の格納コンパートメントを有する格納部材と、
上記ハウジング内のアウトレット開口部であって、上記媒体が、上記格納コンパートメントのうちの1つの中への配置のために通過することができるアウトレット開口部と、
上記ハウジングに対して上記格納部材を駆動し、上記格納コンパートメントのうちの1つを呈示して、この格納コンパートメントに格納された1つの媒体を上記開口部と一致する駆動手段と、
結合手段から1つのコンピュータへデータを供給することができるように、およびこのコンピュータからデータを受けて制御手段を作動させることができるように、この制御手段を1つのコンピュータと結合する結合手段を含む制御手段とを含み、
1つの記憶媒体を上記開口部を通して上記格納コンパートメントのうちの1つの中に挿入することによって、1つの記憶媒体を上記装置内に格納することができ、上記制御手段が、上記媒体が格納されたコンパートメントに関する情報を決定または生成し、このため、この媒体の作動を要求された場合、オペレータが、上記コンピュータ内への入力によりこの媒体を選択することができ、この後、情報が上記制御手段へ送られてこの制御手段が制御され、上記ハウジングに対して上記格納部材を移動させて所望の媒体を上記アウトレット開口部へ呈示する格納装置を提供する。
【0007】
従って、CD−ROM等の媒体を格納するオペレータのために、このCD−ROMを上記装置にロードして、ユーザがCD−ROMを必要とする際に、このユーザが、例えば、コンピュータのアイコンをクリックすることにより、このコンピュータに入力を入れることのみを要し、この後、上記制御手段が上記装置を作動させて、上記ハウジングに対して上記格納部材を移動させ、この媒体を上記アウトレット開口部に提示し、この結果、上記オペレータにより記憶媒体を使用できるようにするために、所望の媒体に関連するデータが上記制御手段に供給されるように、各CD−ROMの格納位置が記憶される。
【0008】
好ましくは、上記装置は、上記格納コンパートメントが上記アウトレット開口部と一致したときに、上記媒体をこの格納コンパートメントから排出するエジェクタ手段を含む。
【0009】
好ましくは、上記エジェクタ手段は、
レバー部材と、
上記制御手段と結合されたソレノイドであって、この制御手段により作動されて、このソレノイドを上記レバーと接触させてこのレバーを動かし、上記媒体を上記格納コンパートメントから上記アウトレット開口部を通して押し出すソレノイドとを備える。
【0010】
好ましくは、上記格納部材は、回転可能な回転ラック(carousel)である。
【0011】
好ましくは、上記回転ラックは、上記駆動手段によって回転され、上記ハウジングは、固定されたままである。
【0012】
好ましくは、上記回転ラックは、複数のローラホイールに取付けられている。
【0013】
好ましくは、上記駆動手段は、上記回転ラックの周辺周りに配置されたギヤリングと、上記ハウジングに接続されたウォームドライブ及びモータとを備え、このウォームドライブがこのギヤリングに噛み合っており、この駆動モータが、上記制御手段がこの駆動モータを駆動して上記ウォームドライブを回転させ、それによって上記回転ラックを回転させることができるように、この制御手段に電気的に接続されている。
【0014】
好ましくは、上記回転ラック及びハウジングは、上記回転ラックの回転量を監視する配置手段を含み、この配置手段は、上記制御手段が、この回転ラックの位置に関するデータを受け取って、この回転ラックを駆動して所望の格納コンパートメントを上記開口部と一致させることができるように、上記制御手段に結合されている。
【0015】
好ましくは、上記装置は、上記ハウジングの基部に第1の電気コネクタを含み、かつこのハウジングの上部に第2の電気コネクタを含み、それにより、複数の前記装置を、他方の前記装置の第2の電気コネクタとの電気的接続を行う、一方の装置の第1の電気コネクタによって、一方を他方の上に積み重ねることができるため、上記コンピュータからのデータを、この装置のうちのいずれか1つの回転ラックを制御するこの装置のいずれか1つに供給して、所望の媒体を有する所望の格納コンパートメントを、上記積み重ねられた装置が所望の媒体を格納しているか否かにかかわらず、各装置の前記アウトレット開口部に呈示することができる。
【0016】
本発明のこの実施形態は、多数の上記装置を、一方を他方の上に積み重ねることにより、および上記第1および第2の電気コネクタによって上記全ての装置とコンピュータとの間を流れる電気的信号のため、格納の容易さの能力を増大させることが可能である。
【0017】
この実施形態においては、全ての上記装置は、上記コンピュータとの接続のための電気的結合を含むことになる。しかし、上記電気的結合のうちの1つのみは、通常底部の装置に配設された結合は、上記積み重ねられた格納装置を上記コンピュータへ接続するために使用される必要がある。
【0018】
本発明の上記第1の実施形態においては、上記媒体は、上記アウトレット開口部にあって、上記コンピュータに関連する読取り装置内に手で配置される。
【0019】
しかし、本発明の第2の実施形態においては、上記格納装置は、選択された媒体を収容して、ユーザが、この媒体を移動させて関連するコンピュータの読取り装置内にこの媒体を配置することなく、この記憶媒体から読み出す、および/またはこの媒体に書き込む読取り装置を含む。
【0020】
この実施形態においては、上記読取り装置は、この読取り装置から上記結合手段へ、またはこの結合手段からこの読取り装置へ、およびこの結合手段から上記コンピュータへデータを供給することができるように、この結合手段に電気的に結合されている。
【0021】
従って、本発明のこの実施形態においては、上記媒体が上記装置内に格納された後は、この媒体から読み取るため、あるいはこの媒体へ書き込むために、この媒体のさらなる手による移動及び配置は必要ない。
【0022】
好ましくは、上記読取り装置は、1つの格納コンパートメントからこの読取り装置へ媒体を供給することができるような第1のエントリ開口部と、この媒体を、上記読取り装置の第2のエントリ開口部を通して上記装置及びコンパートメント内に配置した後、この読取り装置の第1のエントリ開口部を通して1つの格納コンパートメント内に配置することができるような第2のエントリ開口部とを含み、それによって、この媒体を読み取る、あるいはこの媒体に書き込むことが要求されたときに、上記駆動手段が、上記回転ラックを回転させてこの所望の格納コンパートメントを呈示し、所望の媒体を上記ハウジングの開口部に呈示し、上記エジェクタ手段が、この媒体を上記コンパートメントから上記ハウジングの開口部及び上記読取り装置の第1のエントリ開口部を通して排出し、読取りのためのこの読取り装置内に送る。
【0023】
好ましくは、上記読取り装置は、上記第1または第2のエントリ開口部からこの読取り装置によって読取りまたは書き込みする読取り装置内へ、または上記第1の開口部からこの読取り装置を通して上記第2の開口部へ、あるいは、上記第2の開口部から上記読取り装置を通して上記第1のエントリ開口部へ上記媒体を選択的に駆動する媒体駆動手段を含む。
【0024】
好ましくは、上記エジェクタ手段は、上記回転ラックの下方に配置されており、この回転ラックは、このエジェクタ手段が作動されたときに、上記レバーを、複数の穴部のうちの1つを通って上記媒体と接触させ、それによりこの媒体を上記格納コンパートメントから上記ハウジングの開口部へ押し出すことができるように、このコンパートメントのそれぞれと一致する上記複数の穴部を有する。
【0025】
好ましくは、上記回転ラックは、間に空間を画定する複数のリブを有する第1の回転ラック部であって、この空間が、各格納コンパートメントを形成する第1の回転ラック部と、上記第1の部分の複数のリブと位置合わせされており、かつ間に空間を画定する複数のリブを含む第2の回転ラック部とを含み、上記第1の回転ラック部の空間及び上記第2の回転ラック部の空間が上記格納コンパートメントを画定し、このため、上記記憶媒体を、上記コンパートメントのうちの1つに、上記第1の回転ラック部の空間及び上記第2の回転ラック部の位置合わせされた空間のうちの一方に位置する上記記憶媒体の一部だけ配置することができる。
【0026】
好ましくは、上記第1及び第2の回転ラック部は、この第1及び第2の回転ラック部を一緒に接合するように共に接続する中心ハブを有する。
【0027】
上記回転ラック部は、上記第1及び第2の回転ラック部の周辺部を互いに支持するために、この回転ラックの周辺部に直立ポスト部を含んでもよい。
【0028】
また、本発明は、プログラム可能なまたはプログラムされた媒体のための格納装置であって、
ハウジングと、
前記ハウジングに対する動きのために上記ハウジング内に配設された格納部材であって、それぞれが上記各媒体を格納するための複数の格納コンパートメントを有する格納部材と、
回転ラックを前記ハウジングに対して駆動する駆動手段と、
上記コンパートメントのうちの1つから1つの記憶媒体を収容し、かつこの記憶媒体から読み取る、またはこの記憶媒体に書き込む読取り装置と、
上記媒体からのデータをコンピュータへ供給する、あるいはこのコンピュータからのデータを上記媒体に供給することができるように、上記読取り装置を上記コンピュータに結合する結合手段と、
命令された入力が上記コンピュータに入力されたときに、このコンピュータから制御手段にデータを供給して、この制御手段に、上記記憶部材を上記ハウジングに対して移動させ、所望の媒体を、この媒体から読み取るまたはこの媒体に書き込む読取り装置へ呈示するように、上記格納部材のハウジングに対する動きを制御する制御手段とを含む格納装置を提供する。
【0029】
好ましくは、上記格納部材は回転可能な回転ラックであり、この回転ラックは、駆動手段によって回転され、上記ハウジングが固定されたままである。
【0030】
好ましくは、上記回転ラックは、複数のローラホイール上に取付けられている。
【0031】
好ましくは、上記駆動手段は、上記回転ラックの周辺周りに配置されたギヤリングと、上記ハウジングに接続されたウォームドライブ及びモータとを備え、このウォームドライブが上記ギヤリングに噛み合っており、上記駆動モータが、上記制御手段がこの駆動モータを駆動して上記ウォームドライブを回転させ、それによって上記回転ラックを回転させることができるように、上記制御手段に電気的に接続されている。
【0032】
好ましくは、上記回転ラック及びハウジングは、上記回転ラックの回転量を監視する配置手段を含み、この配置手段が、上記制御手段が、上記回転ラックの位置に関するデータを受け取って、この回転ラックを駆動して所望の格納コンパートメントを上記開口部と一致させることができるように、上記制御手段に連結されている。
【0033】
好ましくは、各装置は、上記ハウジングの基部に第1の電気コネクタを含み、かつ上記ハウジングの上部に第2の電気コネクタを含み、この結果、複数の上記装置を、他方の上記装置の第2の電気コネクタと電気的に接続することができる一方の装置の第1の電気コネクタを有するものの上に積み重ねることができるため、上記コンピュータからのデータを、上記装置のうちのいずれか1つの回転ラックを制御する上記装置のいずれか1つに供給して、所望の媒体を有する所望の格納コンパートメントを、上記積み重ねられた装置が所望の媒体を格納しているか否かにかかわらず、各装置の上記アウトレット開口部に呈示することができる。
【0034】
好ましくは、上記読取り装置は、1つの格納コンパートメントから上記読取り装置へ媒体を供給することができるような第1のエントリ開口部と、上記媒体を、上記読取り装置の第2のエントリ開口部を通して上記装置及びコンパートメント内に配置した後、上記読み取り装置の上記第1のエントリ開口部を通して1つの格納コンパートメント内に配置することができるような第2のエントリ開口部とを含み、それによって、この媒体を読み取る、あるいはこの媒体に書き込むことが要求されたときに、上記駆動手段が、上記回転ラックを回転させてこの所望の格納コンパートメントを呈示し、所望の媒体を上記ハウジングの開口部に呈示し、上記エジェクタ手段が、この媒体を上記コンパートメントから上記ハウジングの開口部及び上記読取り装置の第1のエントリ開口部を通して排出し、読取りのためのこの読取り装置内に送る。
【0035】
好ましくは、上記読取り装置は、上記第1または第2のエントリ開口部から上記読取り装置によって読取りまたは書き込みする読取り装置内へ、または上記第1の開口部から上記読取り装置を通して上記第2の開口部へ、あるいは、上記第2の開口部から上記読取り装置を通して上記第1のエントリ開口部へ上記媒体を選択的に駆動する媒体駆動手段を含む。
【0036】
好ましくは、上記回転ラックのコンパートメントのうちの1つから上記媒体を排出するエジェクタ手段が設けられ、このエジェクタは、上記回転ラックの下方に配置されており、この回転ラックが、上記エジェクタ手段が作動されたときに、上記レバーを、複数の穴部のうちの1つを通って上記媒体と接触させ、それによりこの媒体を上記格納コンパートメントから上記ハウジングの開口部へ押し出すことができるように、このコンパートメントのそれぞれと一致する上記複数の穴部を有する。
【0037】
好ましくは、上記回転ラックは、間に空間を画定する複数のリブを有する第1の回転ラック部であって、この空間が、各格納コンパートメントを形成する第1の回転ラック部と、上記第1の部分の複数のリブと位置合わせされており、かつ間に空間を画定する複数のリブを含む第2の回転ラック部とを含み、上記第1の回転ラック部の空間及び上記第2の回転ラック部の空間が上記格納コンパートメントを画定し、このため、上記記憶媒体を、上記コンパートメントのうちの1つに、上記第1の回転ラック部の空間及び上記第2の回転ラック部の位置合わせされた空間のうちの一方に位置する上記記憶媒体の一部だけ配置することができる。
【0038】
好ましくは、上記第1及び第2の回転ラック部は、この第1及び第2の回転ラック部を一緒に接合するように共に接続する中心ハブを有する。
【0039】
上記ラック部は、上記第1及び第2の回転ラック部の周辺部を互いに支持するために、この回転ラックの周辺部に直立ポスト部を含んでもよい。
【0040】
本発明は、別の態様において、プログラム可能なまたはプログラムされた媒体読取り装置または書込み装置であって、
媒体から読み取る、あるいはこの媒体に書き込むための読取りおよび/または書込みユニットと、
第1のエントリ開口部と、
上記媒体を、上記第1の開口部を通して上記読取り装置内に挿入することができ、この後、第2の開口部から出すことができ、あるいは代替的に、上記第2の開口部に入って、上記第1の開口部を出ることができるように、第1のエントリ開口部と直線的に並んでいる第2のエントリ開口部と、
上記第1または第2の開口部から上記媒体を駆動する駆動手段とを含む読取り装置または書込み装置を提供する。
【0041】
本発明のこの態様は、記憶媒体を、上記格納装置から検索して、上記第1のエントリ開口部を介して上記読取り装置内にロードし、この読取り装置内で選択的に読み取り、この後、ユーザによる回収のために上記第2のエントリ開口部を介して上記読取り装置を出ることができるように、あるいは、上記第1のエントリ開口部を介して上記記憶媒体へ戻ることができるように、あるいは別法として、上記第2のエントリ開口部を介して上記読取り装置及び格納装置にロードし、この読取り装置を介して上記第1のエントリ開口部内へロードすることができるように、格納装置と共に使用することができる読取り装置を提供する。
【0042】
好ましくは、上記駆動手段は、一方が上記第1のエントリ開口部に隣接して配置され、他方が上記第2のエントリ開口部に対向して配置されている、2つの駆動ローラと、クランプ手段と上記第1のローラまたは第2のローラとの間に上記媒体をクランプするクランプ手段と、上記第1及び第2のローラを所望の方向に駆動して、上記媒体を上記第1のエントリ開口部から上記第2のエントリ開口部の方へ、あるいは、上記第2のエントリ開口部から上記第1のエントリ開口部の方へ移動させる駆動手段とを備える。
【0043】
好ましくは、上記駆動手段は、それぞれが、上記ローラを回転させる各ローラに結合されている、2つの駆動モータを備える。
【0044】
好ましくは、上記駆動モータは、上記各モータの出力および各ローラに取付けられたギヤに接続されたウォームドライブによって各ローラに結合されている。
【0045】
好ましくは、上記クランプ手段は、1つの媒体をクランプして、上記駆動ローラの回転により、上記媒体を上記読取り装置を介して駆動することができるクランプ位置から、この媒体の上記第1又は第2のエントリ開口部内への挿入を可能にする開位置まで移動可能である。
【0046】
本発明の1つの実施形態においては、上記第1のエントリ開口部は、上記媒体が上記第1のエントリ開口部を通ったときに、この媒体が上記格納装置の開口部を通過できるように、媒体格納装置に取付けられている上記読み取り装置の開口端部を備える。
【0047】
好ましくは、上記第2のエントリ開口部は、上記読取り装置の開口端部と対向する、上記読み取り装置の端壁部に、入口スロットを備える。
【0048】
本発明は、他の態様において、プログラムされたまたはプログラム可能な媒体のための格納装置であって、
ハウジングと、
上記ハウジングとの相対的動き、前記格納部材は、それぞれが上記各媒体の1つを格納するための複数の独立した格納コンパートメントを有する格納部材と、
上記格納部材から1つの媒体を収容し、かつこの媒体から読み取る、またはこの記憶媒体に書き込む読取り装置および/または書込み装置と、
上記媒体のうちの1つを上記読取り装置に呈示する上記格納部材の動きを制御する制御手段と、
上記制御手段をコンピュータに接続するために上記制御手段に結合された電気的結合手段と、
複数の上記装置を一緒に電気的に接続できるようにするための、上記ハウジング上の電気コネクタとを含み、
上記複数の格納装置が、1つの格納装置の上記コネクタを、他の格納装置の上記コネクタと相互接続することにより、上記格納装置のうちのいずれか1つに格納された媒体からの情報を、上記結合手段によって読み取り、かつ上記コンピュータへ供給することができるように、一緒に結合することができるようになっている格納装置に帰すると言える。
【0049】
好ましくは、上記別々の格納装置のうちの1つのこの装置の少なくとも1つの読取り装置は、他の装置の1つに格納された記憶媒体上の情報を、この装置に関連する上記読取り装置により読み取り、かつ上記他の格納装置の格納部材内の1つのコンパートメントから選択された媒体の1つに書き込むことができるように、読取り/書込みヘッドを有する。
【0050】
好ましくは、上記格納装置はハウジングを含み、このハウジングが、上記記憶媒体が通過して、この記憶媒体を上記コンパートメントの1つに配置することができる、あるいは、上記読取り装置に対する呈示のための、上記読取り装置に対する呈示のためのこのコンパートメントのうちの1つからの上記記憶媒体の検索を可能にする開口部を有する。
【0051】
本発明の1つの実施形態においては、2つの別々の格納装置のアレイが設けられ、一方のアレイの格納装置が、他方のアレイの格納装置の開口部と位置合わせされた開口部を有し、この格納装置が、媒体を上記開口部を通して一方の格納装置から排出し、かつ隣接する格納装置の開口部内に入れることができるように、上記開口部を通して媒体を排出するエジェクタ手段を含む。
【0052】
本発明のこの実施形態においては、上記装置は、好ましくは読取り装置を含み、この読取り装置は開口部を有し、2つの隣接する格納装置の2つの隣接する読取り装置の開口部は、上記装置の一方に格納された記憶媒体を、上記エジェクタ手段によって上記読取り装置へ排出することができ、この後、この読取り装置からこの読取り装置に関連する開口部を通して、および隣接する読取り装置に関連する開口部へ移送し、この読取り装置から前記他方の格納装置内へ移すことができるように、互いに位置合わせされて配置されている。
【0053】
好ましくは、各読取り装置は、この読取り装置を介して、この読取り装置の上記開口部から上記装置内の1つの格納コンパートメントへ、あるいは、上記格納部材内の1つの格納コンパートメントから上記読取り装置へ、および上記開口部から記憶媒体を駆動する駆動手段を含む。
【0054】
好ましくは、上記読取り装置は、上記格納装置のハウジングの開口部に隣接して配置されている第2の開口部を含む。
【0055】
本発明の好適な実施形態においては、上記第2の開口部は、上記記憶媒体が、上記第1の開口部から上記読取り装置を通って上記格納部材内へ入ることができ、また逆も可能であるように、上記ハウジングの開口部と位置合わせされる、上記読取り装置の開口端壁部を単に備えてもよい。
【0056】
好ましくは、上記駆動手段は、上記読取り装置を介して上記媒体を駆動する複数のローラを備え、このローラが、このローラを第1の方向に回転させて、上記媒体を上記第1の開口部から上記第2の開口部を通って第1の方向に、および上記格納部材内に駆動し、かつ上記ローラを第2の方向に回転させて、この媒体を上記格納部材から上記第2の開口部を通した後、上記読取り装置の第1の開口部を通して駆動するモータに結合されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0057】
本発明の好適な実施形態を、添付図面を参照して、実施例によって説明する。
【0058】
図1および2は、本発明の一実施形態に係る格納装置10を示す。格納装置10は、インレット/アウトレット開口部14を有する外側ハウジング12を備える。キャッチブラケット16は、本願明細書において詳細に後述するように、装置10から排出されたCD−ROM100(図13参照)をキャッチして保持するために、開口部14の下に配置されている。ブラケット16は、ハウジング12、および特に、開口部14を形成するボス部18に枢軸結合されている。ブラケット16は、上記CD−ROMが開口部14を通ってブラケット16上に排出されたときに、このCD−ROMを支持するように一致することができる、長手方向のスロット20を有してもよい。
【0059】
ハウジング10は、一般に、基部21、下部ハウジング部22及び上部ハウジング部24によって形成されている(それらの全ては、図2を見て分かる)。図1に示す上部ハウジング部24は、後に本願明細書中においてさらに詳細に開示するように、図1および2に示す多数の装置を、一方を他方の上に積み重ねることができるように支持面を形成する3つの平坦なプラットフォーム25を含む。基部21の下面27は、複数の上記装置の安定した積み重ねを容易にするように、プラットフォーム25にかぶさって一致する、下面27内に成形された複数の浅い凹部を含むことが可能である。
【0060】
上部24は、ソケットコネクタを備える第1の電気コネクタを有し、基部21は、多数の装置10が、一方を他方の上にして積み重ねた場合に、後に本願明細書中においてより詳細に説明するように、この積み重ねられた装置を一緒に電気的に接続するために、第2のコネクタ30のピンが第1のコネクタ28のソケットに係合するように、複数のピンを備える第2のコネクタ30を含む。
【0061】
図2に最も良く示すように、基部21は、モータ32及びウォームネジ33(図3参照)を支持する複数のラグ31を含む。基部21は、またローラホイール35(図3参照)を支持するボス部複数のラグ対34を含む。
【0062】
モータ32及びウォームネジ33は、基部21及び下部ハウジング部22の一部を形成するボス部35内に部分的に収容されてもよい。
【0063】
基部21は、ハウジング12に対する回転のために、回転ラック40(図3参照)を支持することになる直立ステム38を有する。
【0064】
下部ハウジング部22は、一般的に円筒形形態であり、ハウジング部22の周辺部にスリットまたはスロットを備える、開口部14の第1の部分14aを画定する。開口部14の残りの部分は、部分14aと一致する、上部24のスリットまたはスロット14bによって形成されている。スロット14aは、図4を見れば最も良く分かる。下部22及び上部24は、開口部14を形成するスロット14a、14bを画定する一組の壁部構造39、40(それぞれの一方のみを図2に示す)を含んでもよい。
【0065】
基部21及び底部22は、底部22を基部21の上に載せ、部分21、22の内周部に形成された成形ボス45を貫通するネジ43(図4参照)によってこの2つの部分を一緒にネジで取り付けることにより、一緒に固定することができる。明白なことであるが、複数のボス45が上記装置の周辺部に設けられているが、それらのうちの2つのみを図54に示している。
【0066】
基部21は、図4に符号46で概略的に示すプリント配線基板を支持する。このプリント配線基板は、(本願明細書中で詳細に後述する)上記装置を作動させるための制御電子部品を含む。図2に符号49で概略的に示す電気ケーブルは、上記プリント配線基板から、底部22の上方周辺部において成形ボス51内に形成された中間コネクタ50まで伸びている。上部24は、ボス51と一致する成形ボス53を含み、かつコネクタ51と連結する第2の中間コネクタ54を含む。第2の中間コネクタ54は、上述したコネクタ28まで伸びるワイヤリード57を有する。プリント配線基板46も、図2に示すコネクタ30まで伸びるリード線(図示せず)を有する。
【0067】
底部22及び上部24は、ボス51と52とが一致して、コネクタ51、54が、互いに電気的相互接続を形成するように、上部24を底部22の上に配置することによって一緒に結合される。上記上部及び底部を正しく配置することができ、かつ必要に応じてメンテナンスのために互いに取り外すことができるように、上部24は、下方周辺部周りに複数の穴部を有し、底部22は、摩擦力によって部分22、24を一緒に連結するためにこの穴部に配置する、この周辺部から上方へ伸びる複数のステムを有してもよい。
【0068】
上方部12は、図2最も良く示されているように、ステム38と位置合わせされているが、ステム38から離間しているぶらさがりステム58を含む。ハウジング部22をハウジング部24に確実に連結するために、シャフト75(図3)は、ステム58からステム38まで伸びており、このためナット59により定位置に固定される。部分24を取り外すためには、ナット59が外され、それによって上部24は、底部22から簡単に分離することができる。
【0069】
図3は、基部21及び上記装置の内部構造を示すが、説明を明確かつ簡単にするために、(ステム58近傍の部分24の小さな部分を除いて)底部22及び上部24を省略してある。
【0070】
また、配線基板46は、装置10をコンピュータに結合する電気的結合手段11を有する。結合手段11は、2つの異なる接続リードによって上記コンピュータと接続するための、2つの異なるタイプのコネクタを含み、あるいは備えてもよい。コネクタ11は、リード13(図9参照)と接続することができるRS232コネクタを含んでもよい。異なるタイプの第2のコネクタも、基板46を、必要または要求に応じて、異なるタイプのコネクタ及びリードによって上記コンピュータに接続することができるように、用いることができる。それらのコネクタは、上述したように基板46上に装着され、この基板の一部は、ケーブルを穴部を通して挿入してコネクタ11に接続できるように、基部21に形成された穴部13と一致することができる。他のコネクタは、図示のため図4において符号11a、11bで示され、このコネクタへのアクセスは、それらのコネクタが用いられた場合に、適切なコネクタリードを穴部を介して挿入して、コネクタ11a、11bと接続することができるように、基部21に形成された穴部11a、11bを介して得ることができる。上記異なるタイプのコネクタは、ユーザの要求、および装置10が一緒に使用されるコンピュータにより、単純に、このコンピュータとの異なるタイプのコネクタを形成する。
【0071】
コネクタ11、11a、11bは、配線基板46及び制御電子部品を、リード線49及びコネクタ50、54と接続し、それにより、コネクタ28まで伸びるリード線57と接続する。また、この基板は、多数の上記装置が、一方を他方の上にして積み重ねた場合に、上記コンピュータから、コネクタ11、11aまたは11bによって形成された電気的結合を介して上記基板に伝送された信号と、基板46上の上記制御電子部品によって生成された信号とを、コネクタ30、28へ供給することができ、かつ他の装置への伝送のために供給することができるように、コネクタ30と接続する。
【0072】
回転ラック40は、図3に断面で示し、より概して平坦な部分63の方へ下方に湾曲した湾曲上部62によって概して形成された、概して湾曲した側面を有する第1の部分60を備える。回転ラック60は、ハウジング10内での回転のために回転ラック40を支持するためにステム38上に位置する凹部中心穴部66を有する。回転ラック40は、回転のために回転ラック40も支持するように、ローラホイール35上に位置する底面67を有する。また、回転ラック40は、一般に底部60の鏡像である上部70を有する。上述したように、シャフト75は、部分70の平坦部73を通って部分70の平坦部78に接触することにより、上部24を底部22に接続する。シャフト75は、ステム38のねじやま穴39内にねじ込むことができ、またナット59は、部分22、24を一緒に固定保持するように、シャフト75の他端部にねじ込むことができる。回転ラック40は、シャフト75上に回転することができ、ブッシュ77を、シャフト75に対する回転ラック40の回転を可能にするために、平坦面73、78を介して上記穴内に配置してもよい。平坦部分73、78は、回転ラック40の部分60、70を一緒に固定連結する際に補助するために、平坦部分73、78の他方の穴82内に位置する複数のピン80を含んでもよい。
【0073】
図5に最も良く示されているように、回転ラック40は、間に間隙または間隔85を画定する、複数の径方向に伸びるリブ84を有する。各間隔85は、CD−ROMの格納位置を画定する。格納位置85は、図6に最も明確に見ることができる。
【0074】
図3、5、6を考慮すると明白であるように、回転ラック40は、コンパクトディスクの周縁部分を、隣接するリブ84の間の間隔85内に支持することができる状態の(図3を見て最も良く分かるように)概して半円形の輪郭をしている、リブ84の間に画定された複数の径方向に伸びる格納コンパートメント85を画定する。本願明細書において後に詳述する図10は、回転ラック40内のCD−ROM100であって、上記格納コンパートメントのうちの1つに支持されたこのCD−ROMを示す。
【0075】
回転ラック40は、回転ラック40の下部60の各間隔85内に、複数の開口または穴90を有する。穴90は、底部67を貫通する。回転ラック部60、70は、同じ成形物から形成することができるので、上部70も、上部70において機能を発揮しない穴90を含むことが可能である。
【0076】
基部21のステム38内には、プランジャ94を有するソレノイド92が設けられている。枢軸的に装着されたレバー96は、旋回軸ピン98を中心に、基部21内のボス97上で旋回する。上方に突出するピン99は、図3に示す位置においてレバー96を支持する。格納コンパートメント84からCD−ROMを排出することが要求されると、上記プランジャがレバー96のアーム101に接触するようにプランジャ94を押すために、ソレノイド92が作動される。これにより、レバー96が図3の矢印C方向に旋回し、それによって上記CDに接触してこのCDを上記格納コンパートメントから開口14を通ってブラケット16内へ押し出すように、接触アーム102が穴90を通して押し上げられる。上記CDは、リブ84間の面65上を回転することにより、上記格納コンパートメントからアウトレット開口14へ移動する。図3に最も良く示されているように、面65は、上記CDが、ピン102により押されたときにこの上を転がる、図3に符号65aで示すわずかな隆起部を有する。隆起部65aは、上記CDが転がり出さず、かつピン102がこのCDを押したときに、このCDを回転させて隆起部65aを乗り越えた後、このCDが、わずかに傾斜した面部65bを転がり落ちて、開口14を通過してブラケット16内に出ることができるように、このCDを1つの格納コンパートメント内に固定配置する際に補助する。そして、上記CDは、ユーザによって簡単に取り上げることができ、このCD上のプログラムを実行することができるように、あるいは、このCDにデータを書き込むことができるように、コンピュータのCD読取り装置内に配置される。
【0077】
回転ラック40は、周縁部に接続されたリング110を有し、このリングは、別々のユニットで成形され、かつネジまたは他の適当な方法で回転ラック40の残りの部分に接続されている。リング110は、外周部に、上記回転ラックの回転を可能にして定位置につくようにウォームネジ33と噛み合う周辺ギヤ歯112を有する。また、リング110は、わずかに離間したぶらさがりラグ114の第1のセットも有する。
【0078】
図7の回転ラック40の下面図に示すように、ラグ114の内側に配設された、下方に突出したラグ116の同心セットも設けられている。
【0079】
図9に最も良く示されているように、回転ラック40がステム38上に装着されると、円周部に伸びるラグ114の第1のセットは、配線基板46上に実装された第1のフォトインタラプタ118を通過する。ラグ116は、配線基板46に実装された第2のフォトインタラプタ120を通過する。また、回転ラック40の下面67は、第3のフォトインタラプタ124を通過する単一のピン122を有する。単一のピン122は、ピン122が、フォトインタラプタ124により生成される光ビームを遮断したことを検知して、それにより上記回転ラックを、ピン122がフォトインタラプタ124と一致するホームポジションへ戻すことができる、ホームポジションへ回転ラック40を戻すことを可能にするホーミングピンである。
【0080】
フォトインタラプタ118を通過するラグ114とフォトインタラプタ120を通過するラグ116とのセットは、互いにわずかに位相が異なっており、回転ラック40の位置の測定感度が向上している。すなわち、フォトインタラプタ118、120のペアによって検知可能な解像度は、フォトインタラプタ118、120によって生成された2つの測定値のため、隣接するラグ114または116の間の間隔よりもかなり良好である。
【0081】
図1の実施形態を用いるために、上記格納装置は、配線基板46に実装された電気的結合接続部11によって、PC等のコンピュータに結合される。上述したように、結合接続部11は、ケーブル13によって上記PCに結合することができるRSコネクタやその他のタイプのコネクタを受容する2つまたはそれ以上のコネクタを含むことが可能である。ユーザが、CDを格納装置10内に格納したい場合、格納アプリケーションに関連するソフトウェアが、まず上記PCにロードされる。このことは、CD−ROMの上記格納装置内へのインストール、それらの位置及び検索を管理するための、このユーザと装置10との間のインターフェースとして作用する。ユーザが、上記CDの名称やこのCDの内容等の、このCDに関連するデータを上記コンピュータに入力すると、このデータは蓄積される。次にこのコンピュータは、上記格納装置を制御して、プリント配線基板46上の制御回路を制御し、回転ラック40が回転して、空の格納コンパートメント85を開口14と位置合わせされるように、駆動モータ32と、ギヤ歯112と噛み合うウォームネジ33とを駆動することによって回転ラック40を回転させる。それにより、上記CD−ROMは、上記開口を通して対応する格納コンパートメント内に挿入することができる。コントローラ24は、回転ラック40の位置を記憶し、この情報を、配線基板46の制御電子素子のメモリ内に蓄積するか、あるいは、蓄積のために上記PCへ供給する。別のCD−ROMは、同じようにして、異なる格納コンパートメント内に格納することができる。特定のCD−ROMを配置したい場合には、ユーザは、このCD−ROMの識別タイトルを、上記PCのキーボードで入力するか、あるいは別の方法でこのPCに入力する。これは、上記PC内の上記メモリ内で、あるいは配線基板46上のメモリ内で見つけられて、基板46上の制御電子素子が、回転ラック40を回転させ、上記CDを格納する格納コンパートメントを開口14と一致するように移動させる。回転ラック40が所望の位置で停止すると、ソレノイド92は、アーム102が開口90を通過し、各格納コンパートメント内のCDと接触し、このCDをこの格納コンパートメントから転がり出させて開口14を通してブラケット16内に入るように、プランジャ94がレバー96を矢印Cの方向に旋回させるように作動される。そして上記CDは、ユーザによって単に取り上げられて、このユーザのPCのCD読取り装置内に挿入される。別法として、ユーザが情報を上記キーボードで入力するのではなく、上記PCが、このユーザがクリックして、上記ソフトウェアを識別し、上述した方法で、回転ラック40を作動させて所望のCDをアウトレット14を通して供給することができる、ソフトウェアの一部に関連するアイコンを単に表示することが可能である。
【0082】
(図1に示す壁構造40の下にある)壁構造39は、上記CDが排出されて、このCDが、排出レバー96により正しく排出されたことの表示を表示する場合に、開口14を通過するこのCDを検知する別のフォトインタラプタ140/141を含むことが可能である。フォトインタラプタ140/141は、底部22の周辺部に伸びる電気ケーブルによって上記プリント配線基板に接続されている。最も好ましくは、フォトインタラプタ140/141は、上記底部の壁構造39内に配設され、それにより、フォトコンダクタ140/141を作動させるために、部分22と部分21との間に電気的相互接続を形成する必要がない。
【0083】
図10について説明すると、この図は、装置10のための制御電子素子を有する配線基板46の概略ブロック図を示す。配線基板46は、ソレノイド92と、ウォームネジ33を駆動するモータ32とを駆動する中央処理装置150を含む。フォトインタラプタ118、120、124も、プロセッサ150に結合されている。開口14を通過する上記CDを検知するフォトインタラプタ140/141も、このプロセッサに結合されている。
【0084】
図12は、マイクロプロセッサ150のオペレーティングソフトウェアの全体像を示す。マイクロプロセッサ150は下記のような多数の機能モジュールを含む。
【0085】
USD.AMS151は、コネクタ11によって上記PCと通信し、それによって、COMMS.ASM装置152によってデータを送ることができ、かつコマンドを受信したときに、フラグのセットを可能にするために、上記PCとの通信を確立する。COMMS.ASM装置152は、データのパケットを、積み重ねられた装置10の間で伝送する。この装置は、USB装置151から受信したコマンドを処理し、上記積み重ねられた装置内の他の格納装置10から受信したステータスパケットを送信し、またUART.ASM装置153を制御するためにフラグをセットする。UART.ASM装置153は、コネクタ28、30に結合されて、アクセスを要求される上記CD−ROMが入っている可能性がある他の格納装置10にデータを供給する。
【0086】
COMMS.AMS装置152は、上記回転ラックの動きを制御し、かつ128.AMS装置155から受信したデータからこの回転ラックの現在の位置を判断するCTRL.AMS装置154に接続されている。装置154は、モータ32を起動する。装置155は、フォトインタラプタセンサ118〜122及び140/141からの情報を供給し、上記回転ラックの位置に関するデータ及びCDが開口14を通って正常に排出されたかどうかのデータを生成する。
【0087】
図12は、この実施形態において、一方が他方の上に積み重ねられた多数の装置10を示し、2つのアレイA1、A2が示されている。各アレイは、上述したように、コネクタ28、30を介して相互接続された4つの装置10を含む。各アレイA1、A2は、PC200に接続されたUSBハブ160に接続されている。アレイA1のみを使用する場合、このアレイは、ハブ160を要することなく、PC200に直接接続することができる。PC200またはハブ160は、各矢印A1、A2の底の装置10に接続されている。しかし、PC200またはハブ160は、アレイA1、A2の装置10のうちのいずれか1つに接続することができる。
【0088】
アレイA1、A2が使用される場合、特定のCDにアクセスするように要求されたときに、オペレーティングシステムは、どのアレイA1が、このCDを収容する格納装置10を有するか、およびどの装置10が、実際にこのCDを収容しているかを判断することになる。PC200からのデータは、全ての装置10へ転送されるが、各装置内の上記コントローラは、情報及び排出が対応する装置内の格納コンパートメントに関連するか否かを判断する。上記CDが格納された上記装置は、配線基板46上の自身のコントローラにより制御して、適切な装置10がアクセスされて適当なCDがレバー96によって排出されるように、回転ラック40が回転されて、アウトレット開口14に所望のコンパートメントが呈示された後にこのCDを排出するために、レバー96を装置10内のソレノイド92によって作動させることができる。PC200の制御下での通信プロトコル及び配線基板46は、上記積み重ねにおける全ての装置10にデータを送る。これにより、全ての装置10が、他の装置が何を行っているかをいつでも知ることができるようになり、それにより、PC200からのUSBハブ160またはポートを、上記積み重ねのアレイ内の装置10のうちのいずれか1つに接続することができる。
【0089】
図13および14は、読み取り可能でかつCD−ROMに書き込み可能であり、それによってユーザが、このCD−ROMを装置10から取ってコンピュータのCD読取り装置内に入れることなくアクセスすることができる自身の読取り装置を含む、本発明の第2の実施形態を示す。
【0090】
上述の実施形態説明したものと同様の部材は、同じ参照数字で示す。図13の装置の動作は、CD100の格納及びCD100の開口14を介した排出に関連する範囲においては、上述した実施形態で説明したことと全く同じである。
【0091】
この実施形態においては、読取り装置210は、ケーシング部22と一体形成され、あるいは、ネジまたはボルト(図示せず)等の適当な固定具によってケーシング部22に装着されている。読取り装置210は、外側ハウジング212を有する。ハウジング212は、開口14部を覆う、装置10の周縁壁部に接続する読取り装置210の開口端部を単純に備えてもよい第1のエントリ開口213を有する。
【0092】
第2のアクセス開口214は、開口213及び開口14に対して直線状に配置されている。
【0093】
従って、(例えば、100’と示された)CD100は、開口214を通して挿入し、読取り装置210内で読み取った後、開口213及び開口14を通って、図13のCD100によって示すように、格納コンパートメント85のうちの1つの中に入れることができる。CD読取り装置210は、装置10内の配線基板46に接続されているため、読取り装置210は、配線基板10によって制御することができ、またデータは、パーソナルコンピュータ200に対するアプリケーションのために、CD読取り装置10へ、およびこの読取り装置から伝送することができる。
【0094】
図15〜図19は、CD読取り装置212を示し、以下、それらの図についてさらに説明する。
【0095】
図15〜図19を参照すると、CD読取り装置210は、フロア221を含む。支持部216は、フロア212から上方に伸び、公知の方法でフローティングメタルディスク215aを支える固定支持ディスク215を支持する。読取り/書込み装置241は、ブラケット244内に位置するフレーム243の底部に接続された枢軸ピン242上に枢軸結合されている。フレーム243は、図15の両頭矢印F方向に、図示の図16の符号243で示す位置から符号243’で示す位置まで旋回することが可能である。フレーム243は、公知の、本願明細書においては詳細に記載していない方法で、読取りヘッドまたは読取り/書込みヘッドを支持する。フィリップスNVにより製造された読取りヘッドまたは読取り/書込みヘッドは、好適な実施形態において使用され、このヘッドが配置されるフレーム243は、エイサー(Acer)によって製造されている。フレーム243は、CDを上記読取りヘッドにより読み取ることができ、あるいは上記読取り/書込みヘッドによりこのCDに書き込みすることができるように、このCDを回転させるためにこのCDと係合する支持ディスク246を駆動するモータ245を有する。後部フレームプレート249は、フロア221に接続され、一組のフレームアーム250(説明を容易にするために、図18に一部のみを示す)を有する。
【0096】
プレート252は、フレーム243の両側に接続され、クロスフレーム部材245を支持する。クロスフレーム部材245は、一対の直立クランプレール251を有する。クランプレール251の上部は、別のクロスバー(図示せず)により接続することができる。光センサ259、260は、クランプレール251上、またはガイドレール251の間の上記クロスバー(図示せず)上に配設されて、CD100の読取り装置210内への動きを検知する。センサ259、250は、上述したタイプのフォトインタラプタであってもよく、CD100がフレーム243内に正しく位置してディスク246と一致したときを判定する。符号262で概略的に示す別のフォトインタラプタは、格納装置10から読取り装置210へのCD100の動きを検知するために設けられ、符号263で示すさらに別のフォトインタラプタは、読取り装置210の開口214を通るこのCDの動きを検知するために設けられている。
【0097】
プレート270(図20に最も良く示す)は、フレーム243の上に支持され、かつ内部エッジ272を有する切り抜き部271を有する。内部エッジ272は、ラック273を有する。また、プレート270は、互いに平行で、プレート270の対向端部に配置された2つのS字状スロット274も有する。フレーム243は、スロット274と係合するピン280によってプレート270に接続されている。モータ285は、後部壁249上に装着され、かつギヤ287を有する出力軸286を有する。ギヤ287は、モータ285が作動されたときに、ギヤ287が回転して上記ラックを、図15、20の両頭矢印Gの方向に駆動するように、プレート270上のラック273と噛み合う。プレート270の、プレート270の矢印G方向への動きを支持するために、プレート270は、壁部249の背面上のブラケット289内に位置するビーム288(図19)上に装着されている。壁部249は、ビーム288と係合できるように、プレート270がそこを通って突出するスロットを有する。すなわち、ビーム288は、プレート270が、矢印Gの方向での直線状の動きのために支持されるように、ブラケット289内で滑動することができる。
【0098】
プレート270が、矢印Hの方向(図15、20)に動いた場合、フレーム243に接続されたピン280は、スロット274内で、図20に示す位置からスロット274の他端部の方へ進む。これにより、上記ピンが図20の矢印Jの方向に移動し、このためフレーム243は、読取り/書込みヘッド及びモータ245及びディスク246と共にプレート243も、フレーム243と共に、図16に符号243で示す位置から符号243’で示す位置へ移動するように、枢軸ピン242の周りを旋回させられる。この位置において、フレーム243は、CDがディスク246とクランプポスト251との間にしっかりと締め付けられるように、クランプポスト251の方へ移動する。
【0099】
モータ285が反対方向に回転すると、プレート270は、ピン280が、スロット274内で図20に示す位置へ戻って、図16に符号243’で示す位置から位置243へ戻すようにプレート243を旋回させ、CD100を有効に放出するように、反対側の矢印H方向に駆動される。
【0100】
枢軸動作のためにフレーム243を支持し、かつフレーム243の枢軸動作を引き起こす上述した構造は、従来技術であるため、これ以上の説明はしない。
【0101】
読取り装置210は、後部壁249に固定された同じアームである底部アーム250(プレート249の上部には固定して示していない)の間に支持された第1のローラ291と、第2のローラ292とを有する。ローラ291は、モータ297、298の出力軸上に設けられたウォーム駆動部295、296と噛み合うギヤ293、294を有する。モータ297、298は、後部壁249上に固定されている。
【0102】
読取り装置210が、CD100を待つスタンバイ位置にあるときには、フレーム243は、図16に示す位置243にある。この位置において、プレート252及びクロスフレーム部材245によってフレーム243に固定されているクランプアーム251は、ローラ291、292と、概して開口14、213、214と一直線上に並んでいるクランプバー251との間に空間が存在するように、ローラ291、292から離れて動く。
【0103】
CD100が、読取り装置210の開口214を通って挿入されると、フォトインタラプタ263は、このCDが入ってきたことを検知して、フレーム243が、図16の位置243へ旋回するように、モータ285を作動させる。これにより、クランプポスト251がローラ291、292の方へ移動して、上記CDをクランプポスト251とローラ291、292との間に締め付ける。マイクロスイッチ299、299aは、クランプポスト251上に配置され、このクランプポストが、ポスト251とローラ291、292との間にCD100を締め付ける完全に閉じた位置にあるときには、このマイクロスイッチは、このCDが、ポスト251とローラ291、292との間に締め付けられていることを示す、基板46上の制御電子素子への信号を生成するために作動される。それによって、モータ297、298は、すでに手で開口214内に挿入されている上記CDが、上記CD読取り装置内に達して、このCDが、モータ245に結合された支持ディスク246と一致するように、ローラ291、292を回転させるために駆動することができる。フォトインタラプタ259、260は、CD100の周縁部を検知して、CD100が図15の位置における上記読取り装置内に正しく配置されていることを判断する。この位置において、CD100は、支持ディスク246上に係合することができるように正しく配置される。ローラ291、292は、CD100を、正しく配置するために、両頭矢印Gの方向において前後に動かすことができるように、このローラの長手方向軸周りに両方向に回転することができる。フォトインタラプタ259、260が、上記CDが正しく配置されていることを示した場合、モータ285は、矢印Hと反対の方向にプレート270を動かすように作動される。これにより、上記ピンが、再びスロット274内で動き、それによって、フレーム243が、図16に符号243で示された位置から符号243’で示された位置まで旋回する。また、プレート243の動きは、クランプポスト251がローラ290、291から離れて動くように、このクランプポストを動かす。フレーム243のこの動きは、固定ディスク215内に含まれるフローティングディスク215aの方へ支持ディスク243を押しつける。ディスク215aは、(従来のように)磁力によってディスク246に引きつけられ、このため上記CDは、支持ディスク246と、(従来のように)ディスク215内で浮動するフローティングディスク215aとの間で支持ディスク246上に確実に締め付けられる。この位置においては、支持ポスト251が、フレーム243の位置243’への旋回動作を伴って、すでにローラ290、291から離れているため、CD100が、ローラ291、292と支持ポスト251との間に締め付けられていないことを理解すべきである。
【0104】
プレート270が動いた後、モータ245は、上記CDを、フレーム243内に支持された上記読取り装置によって読み取り、あるいは、フレーム243内に支持された書込みヘッドによって書き込むことができるように、このCDを回転させるために作動させることができる。
【0105】
CD100を格納装置10から完全に排出することが要求された場合、ローラ292は、このCDが反対方向に動いて上記読取り装置の開口214を通るように、モータ297、298によって反対方向に回転される。
【0106】
従って、モータ297、298およびローラ291、292の適切な制御により、CD100は、以下のように両方向に動かすことができる。すなわち、
(a)読み取りまたは書き込みのために、格納コンパートメント85から上記CD読取り装置へ、この後、格納コンパートメント85へ、または代替的に開口214の外へ、あるいは、
(b)読み取りまたは書き込みのために、開口214から読取り装置210内へ、この後、開口213及び開口214を通して、格納のために回転ラック40内へ。
【0107】
すなわち、上記CDは、開口214から読み取り装置210を通って開口213へ完全に直線状に移動することができ、このため、このCDは、要求に応じて格納し、読み取り、または装置10から排出することができる。
【0108】
CD100が、格納のために装置10内に最初にロードされる際には、読取り装置210は、このCDを読み取る必要はなく、またローラ290、291は、このCDが、開口214から直ちに読取り装置210を通って開口213から出て、開口14を通って回転ラック40内の格納コンパートメント85内に移動されるように作動させることができる。しかし、最初の格納時には、上記CD上のプログラムに関連するアイコンを上記コンピュータ内に格納して表示するためにこのCDが読み取られるように、このCDを読取り装置210内で停止させることが有利である可能性があり、この結果、このCDを格納コンパートメント85から選択することが要求された場合に、オペレータは、このCDをクリックすることが必要であるだけで、このためこのCDは、使用が要求されたときに、読取り装置210内に配置することができる。
【0109】
CD100をコンパートメント85のうちの1つに格納することが要求された場合、回転ラック40は、開口14と位置合わせされた、読取り装置210の開口214に、適切なコンパートメント85を位置合わせするように移動させるために、上述した方法で回転される。モータ285は、CD100が、再びクランプポスト251とローラ291、292との間に締め付けられるようにプレート270を動かすために作動される。モータ297、298は、ウォーム駆動部295、296を適切な方向に回転させて、ギヤ293、294及びローラ291、292も適切な方向に回転させ、CD100を開口214から開口213を通して格納コンパートメント85内に押しやるように作動される。
【0110】
図21は、図13の実施形態の場合のコントローラの概略図を示す。図22〜図27は、この図の実施形態の基本的なソフトウェアアーキテクチャを示す。
【0111】
この実施形態のプリンタ基板46は、上記CDの格納装置内へのおよびこの格納装置からの移動、および上記読取り装置内への移動を実行する全てのソフトウェア及び作動機能を含むメインボード部301を含む。主回路基板301は、読み取り装置210の読取り/書込み機能を制御するエイサー基板302に接続されている。基板302は、上記読取り/書込みヘッドの物理的動作を制御し、かつ読取り装置210内で上記CDを回転させる上記モータを制御するCDM基板303に接続されている。
【0112】
基板301、302、303は、ローダ基板306を介してフロントパネル基板307及びセンサ基板308へ接続されている。ローダ基板306は、残りの基板間のコネクタを有効に形成し、かつ読取り装置210の排出ボタンの手による操作によって生成してもよい排出信号や、PC200の制御下の排出信号等のいくつかの信号を組み合せるのに用いることができ、このため、この信号を、CDの排出を行うために適切な機構部へ供給することができる。
【0113】
基板308は、上記CDを回転させてこのCDを読み取る、あるいはこのCDに書き込むことができるように、上記読取り装置内におけるCD100の正しい位置を検知するセンサ259、260を制御する。また、このポートは、ローラ291、292及びクランプレール251がクランプ位置にあることを示すのに用いることができる、符号299、290aで概略的に示すマイクロスイッチを制御することが可能である。
【0114】
フロントボードパネル306は、読取り装置210のフロントパネル上にあってもよい、この読み取り装置が作動中であることを示し、かつ必要に応じてCDを読取り装置210から排出することができる排出ボタン等を含む、種々のボタン及びライトの動作を制御する。
【0115】
また、電源を電源ケーブル309を介して接続することができる。装置10のうちの1つの基板46は、コネクタ28、30の内部接続や(コネクタ28/30の一部でもよい、あるいはこのコネクタと並んでもよい)電源コネクタ310によって他の装置10に接続することができる。中間装置は、コネクタ28/30および適切な電源コネクタ310によってもう一度上部装置10に接続されてもよい。
【0116】
図28は、図21のメインボード301の構成を示し、同じ符号は、図10を参照して説明したものと同じ部材を示す。
【0117】
本発明のこの実施形態においては、プロセッサ150は、クランプレール251及びローラ291、292によって形成された締め付けを開閉するローラモータ297/298及びモータ285に接続されている。
【0118】
プロセッサ150は、マイクロスイッチ299、299aにも接続している。
【0119】
プロセッサ150は、フレーム243に装着された上記読取り/書込みヘッドに含まれる光ヘッド321に接続されているUSBハブ320にも接続されている。ハブ320は、PC160に直接接続する、および図28にコネクタ28/30を介して示す上または下に積み重ねられた別の装置10にも接続する接続部を有する。
【0120】
図29は、プロセッサ150を制御するためのソフトウェアの全体図を示し、以下の機能モジュールを含む。USB.ASMモジュール330は、上記コンピュータまたは上記ハブのUSBコネクタに接続し、このPCまたはハブからのデータをCOMMS.ASMモジュール321へ転送する。これは、コマンド及びデータを受けて、上記プロセッサ内での動作のための適切なコマンド及びフラグをセットする。モジュール321は、上記回転ラックの動きを制御するCTRL DOS ASMモジュール322に接続されている。モジュール321は、上記CD読取り/書込み機構及びこのCDの動きを制御するCD MECH.ASMモジュール324に接続されている。モジュール324は、回転ラック40の位置を判断する位置センサからのデータ、および読取り装置210のフロントパネルからの信号を受信する128.AMSモジュール325に接続されている。モジュール325もモジュール322に接続されている。
【0121】
図13以降を参照して説明した、読取り装置210がCDに対する読取り及び/または書込みを可能にする本発明の実施形態は、多くの独特の機能的長所をもたらす。
【0122】
第一に、最も重要なことであるが、上述したように、CDは、上記装置またはこの装置の積み重ね体、およびPC160に結合された積み重ね体に格納することができる。これにより、上述した方法で、自身の格納位置から目当てのCDにアクセスすることができ、かつこのCDに含まれるプログラムを、ユーザが実際にこのCDに触れて読取り装置内に配置することなく、PC160によって利用できるようにこのCDを読み取ることができる。このCDを使用した後には、1つの格納装置10内の自身の格納位置85内にこのCDを再び格納することができる。上述したように、多数の格納装置を積み重ね、かつ各装置がそれぞれ読取り装置を有する場合、多数のCDに対して、PC160の制御の下で同時に読み取りまたは書き込みを行うことが可能である。さらに、このPCは、2つの読み取り装置を、互いに相互接続して一方の読み取り装置からのデータを他方へ書き込む、あるいは、任意のCDから読み取ることができるように、一方の装置内の適当なCDを、この装置に関連する読取り装置210内に配置し、かつ他方のCDを他方の装置の読取り装置内に配置することにより、上記装置のうちの1つに格納された一方のCDからの情報を、別の上記装置に格納された他方のCDに書き込むことを可能にするために使用することができる。
【0123】
上記CDは、上記格納位置から読取り装置210を通ってこのCD読取り装置から出て開口214を通って直線状に移動させることができるため、このCDは、このCD読取り装置を通過させることにより格納することができ、あるいは、オペレータがこのCDを手で扱うことを望む場合、例えば、ラップトップまたはホームPCで利用するために、データが書き込まれた特定のCDを家に持ち帰る場合は、このオペレータに戻すことができる。
【0124】
また、本発明のこの実施形態は、2つの装置10または2つの装置10の積み重ね体を、互いに隣接して配置し、かつ異なるサーバまたはコンピュータに接続できるようにし、また、一方のサーバまたはコンピュータに関連する装置10のうちの1つから、他方のコンピュータまたはサーバに関連する他方のこの装置へCDを移すことにより、一方のサーバから他方のサーバへ情報を送ることができるようにする。このことは、装置10が読取り装置210を備えている場合に、読取り装置210の開口14(読取り装置を使用しない場合)または開口214が、互いに直に一直線に配置することによって実現される。従って、装置10のうちの1つを作動させて、CDをこの装置の開口14から直接、あるいは読取り装置210を通して排出させることができ、さらに他の装置10の開口14または開口214を通して収容することができる。
【0125】
例えば、上記装置が上記読取り装置を備えている場合、この読取り装置のうちの1つは、上記CDが開口14から突出するように、このCDが、すでに排出レバー96によって排出された後に、ローラ291、292が格納コンパートメント285からCD100を抜き取るために作動される。それによって、このCDを、ローラ291、292によって読取り装置210の中を移動させて、開口214から出すことができる。上記CDが、一方の読取り装置210の開口214から突出すると、このCDは、上記他方の装置に関連する他方の読取り装置10の開口214内へ進むことになる。CD100が、他方の読取り装置に入ると、このCDはフォトインタラプタ263によって検知され、それにより、他方の読取り装置210が、ローラ291、292とポスト251との間にこのCDをクランプし、読取り装置210内にこのCDを移動させる。上記読取り装置を読み取ることが要求されず、上記CDを単に他の格納装置10へ移すことが要求された場合、ローラ291、292は、CDが上記装置を完全に通過して、このCDが適切な格納コンパートメント285に格納される他方の格納装置10内に移されるように、モータ297、298によって回転し続ける。
【0126】
CD100が装置10の間を移動する場合、上記オペレーティングソフトウェアは、このCDの動きを監視し、CDを、新たな格納コンパートメント内に配置しなければならず、別の装置10は、このCDが、次にアクセスを要求された場合に、どの装置10及び装置10のどのコンパートメント85内にこのCDが実際に格納されているかが分かっているように、この格納コンパートメントを登録する。
【0127】
また、装置10間での上記CDの入れ替えは、全ての上記装置が、読取り/書込みヘッドを装備する必要がないという利点を有する。一般に、読取り/書込みヘッドは、読み取り専用ヘッドよりも非常に高価であり、このため、積み重ねられた格納装置10からなる2つのアレイを設ける場合、一方のアレイのみが、読取り及び書込み能力の両方を有する1つの読取り装置を備える必要がある。他方のアレイは、CDに書き込む必要がある場合には、このCDを、書込み能力を有していない装置10から、読取り/書込み能力を有するCD格納装置10の読取り/書込み装置へ移すことができ、この後、装置10のうちのいずれか1つの格納位置へ戻すことが可能であるため、読取り能力のみを備えることが可能である。
【0128】
従って、本発明のこの実施形態によれば、情報は、格納装置10内のCDのうちのいずれか、あるいは格納装置10のアレイから読み取ることができ、このCDは、今度このCDが要求されたときに、アクセスすることができるコンパートメント85内に格納することができる。情報は、異なる格納装置10内のCD100に書き込むことができるため、1枚のCD上のデータまたはプログラムは、複製コピーを作成できるように、別のCD上に書き込むことができ、ユーザは、自宅で利用するために、1つのコピーを持ち帰り、オフィスにおけるデータのレコードまたはコピーを維持するであろう。従って、情報を、格納装置10内に保持されたCD間で転送する、あるいはPC160からこのCDに書き込むことができる。
【0129】
本発明の主旨及び範囲内の変更例は、当業者により容易に実施することができるので、本発明が、本願明細書において実施例として記載された特定の実施形態に限定されるものではないことは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0130】
本発明の好適な実施形態を、添付図面を参照して、実施例によって説明する。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る格納装置の平面図である。
【図2】図1の線A−Aに沿った断面図であるが、上記装置のハウジング構造を示すために、内分構成部材を取り除いた状態の図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る装置の内部構成部材の図である。
【図4】上記装置の内部構成部材のいくつかの配置を示すために、一部を断面で切り取ったこの装置の平面図である。
【図5】本発明の好適な実施形態に用いられる回転ラックの部分の平面図である。
【図6】図5に示す回転ラックの部分の側面図である。
【図7】回転ラックの(縮小した縮尺での)下面図である。
【図8】図7の線B−Bに沿った断面図である。
【図9】好適な実施形態における、回転ラックの位置決め部の回路基板に対する取り付けを示す図である。
【図10】本発明の第1の実施形態の動作を示す回路ブロック図である。
【図11】本発明の第1の実施形態に係るプロセッサの機能モジュールを説明する図である。
【図12】コンピュータに結合されている、好適な実施形態の積み重ねられた格納装置の2つのアレイを示す図である。
【図13】本発明の第2の実施形態の斜視図である。
【図14】いくつかの構成部材を、図示及び説明のために取り除いた状態の、図13の実施形態の図である。
【図15】本発明の第2の実施形態に用いられる読取り装置の側面図である。
【図16】図15の読取り装置の端部の図である。
【図17】図15および16の読取り装置の平面図である。
【図18】いくつかの構成部材を、図示及び説明のために取り除いた状態の、図15の読取り装置の斜視図である。
【図19】図18に示す読み取り装置の別の側からの斜視図である。
【図20】図13の読取り装置の部分の斜視図である。
【図21】回路ブロック図である。
【図22】図13の実施形態に従ったソフトウェアアーキテクチャを説明する図である。
【図23】図13の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図24】図13の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図25】図13の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図26】図13の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図27】図13の実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図28】図13の実施形態のコントローラを説明する回路ブロック図である。
【図29】図28のコントローラに組み込まれたプロセッサの機能モジュールを示す概略全体図である。
Claims (46)
- プログラム可能なまたはプログラムされた媒体のための格納装置であって、
ハウジングと、
前記ハウジング内にあり、それぞれが1つの前記媒体を収容するための複数の格納コンパートメントを有する格納部材と、
前記ハウジングに設けられ、前記媒体が、前記格納コンパートメントのうちの1つの中への配置のために通過することができるアウトレット開口部と、
前記ハウジングに対して前記格納部材を駆動し、前記格納コンパートメントのうちの1つを呈示し、それによって、この格納コンパートメントに格納された1つの媒体が前記開口部と一致する駆動手段と、
結合手段から1つのコンピュータへデータを供給することができるように、およびこのコンピュータからデータを受けて制御手段を作動させることができるように、この制御手段を1つのコンピュータと結合させる結合手段を含む制御手段とを具備し、
1つの記憶媒体を、前記開口部を通して前記格納コンパートメントのうちの1つの中に挿入することによって、1つの記憶媒体を前記装置内に格納することができ、前記制御手段が、前記媒体が格納されたコンパートメントに関する情報を決定または生成し、このため、前記媒体が作動を要求された場合、オペレータが、前記コンピュータへの入力により前記媒体を選択することができ、この後、情報が前記制御手段へ送られてこの制御手段が制御され、前記ハウジングに対して前記格納部材を移動させて所望の媒体を前記アウトレット開口部へ呈示する、格納装置。 - 前記装置は、前記格納コンパートメントが前記アウトレット開口部と一致したときに、前記媒体をこの格納コンパートメントから排出するエジェクタ手段を含む、請求項1に記載の装置。
- 前記エジェクタ手段は、
レバー部材と、
前記制御手段と結合されたソレノイドとを有し、このソレノイドは、前記制御手段により作動されて、前記レバーと接触してこのレバーを動かし、前記媒体を前記格納コンパートメントから前記アウトレット開口部を通して押し出す、請求項2に記載の装置。 - 前記格納部材は、回転可能な回転ラックである、請求項1に記載の装置。
- 前記回転ラックは、前記駆動手段によって回転され、そして、前記ハウジングは、固定されたままである、請求項4に記載の装置。
- 前記回転ラックは、複数のローラホイールに装着されている、請求項4に記載の装置。
- 前記駆動手段は、前記回転ラックの周辺周りに配置されたギヤリングと、前記ハウジングに接続されたウォームドライブ及びモータとを備え、このウォームドライブは前記ギヤリングに噛み合っており、前記駆動モータは、前記制御手段がこの駆動モータを駆動して前記ウォームドライブを回転させ、それによって前記回転ラックを回転させることができるように、前記制御手段に電気的に接続されている、請求項5に記載の装置。
- 前記回転ラック及びハウジングは、前記回転ラックの回転量を監視する配置手段を含み、この配置手段は、前記制御手段が前記回転ラックの位置に関するデータを受け取って、この回転ラックを駆動して所望の格納コンパートメントを前記開口部に一致させることができるように、前記制御手段に結合されている、請求項4に記載の装置。
- 前記装置は、前記ハウジングの基部にある第1の電気コネクタと、前記ハウジングの上部にある第2の電気コネクタとを含み、この結果、複数の前記装置を、他方の前記装置の第2の電気コネクタとの電気的接続を行う、一方の装置の第1の電気コネクタによって、一方を他方の上に積み重ねることができるため、前記コンピュータからのデータを、前記装置のうちのいずれか1つの回転ラックを制御する前記装置のいずれか1つに供給して、所望の媒体を有する所望の格納コンパートメントを、前記積み重ねられた装置が所望の媒体を格納しているか否かにかかわらず、各装置の前記アウトレット開口部に呈示することができる、請求項1に記載の装置。
- 前記媒体は、前記アウトレット開口部を通して前記エジェクタにより排出される際に、この媒体を収容するホルダーを含む、請求項2に記載の装置。
- 選択された媒体を収容して、ユーザが、前記媒体を移動させて関連するコンピュータの読取り装置内にこの媒体を配置することなく、この記憶媒体から読み出す、および/またはこの媒体に書き込むための読取り装置を含む、請求項1に記載の装置。
- 前記読取り装置は、この読取り装置から前記結合手段へ、またはこの結合手段からこの読取り装置へ、およびこの結合手段から前記コンピュータへデータを供給することができるように、この結合手段に電気的に結合されている、請求項11に記載の装置。
- 前記読取り装置は、1つの格納コンパートメントから前記読取り装置へ媒体を供給することができるような第1のエントリ開口部と、前記媒体を、前記読取り装置の第2のエントリ開口部を通して前記装置及びコンパートメント内に配置した後、前記読み取り装置の前記第1のエントリ開口部を通して1つの格納コンパートメント内に配置することができるような第2のエントリ開口部とを含み、それによって、この媒体を読み取る、あるいはこの媒体に書き込むことが要求されたときに、前記駆動手段が、前記回転ラックを回転させてこの所望の格納コンパートメントを呈示し、所望の媒体を前記ハウジングの開口部に呈示し、前記エジェクタ手段が、この媒体を前記コンパートメントから前記ハウジングの開口部及び前記読取り装置の第1のエントリ開口部を通して排出し、読取りのためのこの読取り装置内に送る、請求項13に記載の装置。
- 前記読取り装置は、前記第1または第2のエントリ開口部から前記読取り装置によって読取りまたは書き込みする読取り装置内へ、または前記第1の開口部から前記読取り装置を通して前記第2の開口部へ、あるいは、前記第2の開口部から前記読取り装置を通して前記第1のエントリ開口部へ前記媒体を選択的に駆動する媒体駆動手段を含む、請求項13に記載の装置。
- 前記回転ラックから1つの媒体を排出するエジェクタ手段を具備し、このエジェクタ手段は、前記回転ラックの下方に配置されており、この回転ラックが、前記エジェクタ手段が作動されたときに、前記レバーを、複数の穴部のうちの1つを通って前記媒体と接触させ、これによりこの媒体を前記格納コンパートメントから前記ハウジングの開口部へ押し出すことができるように、このコンパートメントのそれぞれと一致する前記複数の穴部を有する、請求項4に記載の装置。
- 前記回転ラックは、間に空間を画定する複数のリブを有し、この空間が、各格納コンパートメントを形成する第1の回転ラック部と、前記第1の部分の複数のリブと位置合わせされており、かつ間に空間を画定する複数のリブを含む第2の回転ラック部とを有し、前記第1の回転ラック部の空間及び前記第2の回転ラック部の空間は、前記格納コンパートメントを画定し、この結果、前記記憶媒体を、前記コンパートメントのうちの1つに、前記第1の回転ラック部の空間及び前記第2の回転ラック部の位置合わせされた空間のうちの一方に位置する前記記憶媒体の一部だけ配置することができる、請求項4に記載の装置。
- 前記第1及び第2の回転ラック部は、この第1及び第2の回転ラック部を一緒に接合するように共に接続する中心ハブを有する、請求項16に記載の装置。
- 前記両回転ラック部は、前記第1及び第2の回転ラック部の周辺部を互いに支持するために、この回転ラックの周辺部に直立ポスト部を含む、請求項17に記載の装置。
- プログラム可能なまたはプログラムされた媒体のための格納装置であって、
ハウジングと、
このハウジングに対して相対適に動くようにハウジング内に配設され、各々が前記各媒体を格納するための複数の格納コンパートメントを有する、格納部材と、
回転ラックを前記ハウジングに対して駆動させるための駆動手段と、
前記コンパートメントのうちの1つから1つの記憶媒体を受け、かつこの記憶媒体から読み取る、またはこの記憶媒体に書き込む読取り装置と、
前記媒体からのデータをコンピュータへ供給する、あるいはこのコンピュータからのデータを前記媒体に供給することができるように、前記読取り装置を前記コンピュータに結合する結合手段と、
命令された入力が前記コンピュータに入力されたときに、このコンピュータからデータが供給されて、前記記憶部材を前記ハウジングに対して移動させ、所望の媒体を、この媒体から読み取るまたはこの媒体に書き込む読取り装置へ呈示するように、前記格納部材の前記ハウジングに対する動きを制御する制御手段とを具備する格納装置。 - 前記格納部材は、回転可能な回転ラックであり、この回転ラックが、ドライブ手段によって回転され、また、前記ハウジングが固定されたままである、請求項19に記載の装置。
- 前記回転ラックは、複数のローラホイール上に設けられている、請求項20に記載の装置。
- 前記駆動手段は、前記回転ラックの周辺周りに位置されたギヤリングと、前記ハウジングに接続されたウォームドライブ及びモータとを備え、このウォームドライブは、前記ギヤリングに噛み合っており、また、前記駆動モータは、前記制御手段がこの駆動モータを駆動して前記ウォームドライブを回転させ、この結果、前記回転ラックを回転させることができるように、前記制御手段に電気的に接続されている、請求項19に記載の装置。
- 前記回転ラック及びハウジングは、前記回転ラックの回転量を監視する配置手段を含み、この配置手段は、前記制御手段が前記回転ラックの位置に関するデータを受け取って、この回転ラックを駆動して所望の格納コンパートメントを前記開口部と一致させることができるように、前記制御手段に結合されている、請求項20に記載の装置。
- 前記ハウジングの基部にある第1の電気コネクタと、前記ハウジングの上部にある第2の電気コネクタとを具備し、複数の前記装置を、他方の前記装置の第2の電気コネクタと電気的に接続することができる一方の装置の第1の電気コネクタを有するものの上に積み重ねることができるため、前記コンピュータからのデータを、前記装置のうちのいずれか1つの回転ラックを制御する前記装置のいずれか1つに供給して、所望の媒体を有する所望の格納コンパートメントを、前記積み重ねられた装置が所望の媒体を格納しているか否かにかかわらず、各装置の前記アウトレット開口部に呈示することができる、請求項19に記載の装置。
- 前記読取り装置は、1つの格納コンパートメントから前記読取り装置へ媒体を供給することができるような第1のエントリ開口部と、前記媒体を、前記読取り装置の第2のエントリ開口部を通して前記装置及びコンパートメント内に配置した後、前記読み取り装置の前記第1のエントリ開口部を通して1つの格納コンパートメント内に配置することができるような第2のエントリ開口部とを含み、それによって、この媒体を読み取る、あるいはこの媒体に書き込むことが要求されたときに、前記駆動手段が、前記回転ラックを回転させてこの所望の格納コンパートメントを呈示し、所望の媒体を前記ハウジングの開口部に呈示し、前記エジェクタ手段が、この媒体を前記コンパートメントから前記ハウジングの開口部及び前記読取り装置の第1のエントリ開口部を通して排出し、読取りのためのこの読取り装置内に送る、請求項19に記載の装置。
- 前記読取り装置は、前記第1または第2のエントリ開口部から前記読取り装置によって読取りまたは書き込みする読取り装置内へ、または前記第1の開口部から前記読取り装置を通して前記第2の開口部へ、あるいは、前記第2の開口部から前記読取り装置を通して前記第1のエントリ開口部へ前記媒体を選択的に駆動する媒体駆動手段を含む、請求項25に記載の装置。
- 前記回転ラックのコンパートメントのうちの1つから前記媒体を排出するエジェクタが設けられ、このエジェクタが、前記回転ラックの下方に配置されており、この回転ラックが、前記エジェクタ手段が作動されたときに、前記レバーを、複数の穴部のうちの1つを通って前記媒体と接触させ、それによりこの媒体を前記格納コンパートメントから前記ハウジングの開口部へ押し出すことができるように、このコンパートメントのそれぞれと一致する前記複数の穴部を有する、請求項20に記載の装置。
- 前記回転ラックは、間に空間を形成する複数のリブを有し、この空間が、各格納コンパートメントを画定する第1の回転ラック部と、前記第1の部分の複数のリブと位置合わせされており、かつ間に空間を画定する複数のリブを含む第2の回転ラック部とを含み、前記第1の回転ラック部の空間及び前記第2の回転ラック部の空間は、前記格納コンパートメントを画定し、このため、前記記憶媒体を、前記コンパートメントのうちの1つに、前記第1の回転ラック部の空間及び前記第2の回転ラック部の位置合わせされた空間のうちの一方に位置する前記記憶媒体の一部だけ配置することができる、請求項20に記載の装置。
- 前記第1及び第2の回転ラック部は、この第1及び第2の回転ラック部を一緒に接合するように共に接続する中心ハブを有する、請求項20に記載の装置。
- 前記第1及び第2の回転ラック部の周辺部を互いに支持するように、この回転ラックの周辺部に直立ポスト部を具備する、請求項29に記載の装置。
- プログラム可能なまたはプログラムされた媒体読取り装置または書込み装置であって、
媒体から読み取る、あるいはこの媒体に書き込むための読取りおよび/または書込みユニットと、
第1のエントリ開口部と、
前記媒体を、前記第1の開口部を通して前記読み取り装置内に挿入することができ、この後、第2の開口部から出すことができ、あるいは代替的に、前記第2の開口部に入って、前記第1の開口部を出ることができるように、第1のエントリ開口部と直線的に並んでいる第2のエントリ開口部と、
前記第1または第2の開口部から前記媒体を駆動するための駆動手段とを含む読取り装置または書込み装置。 - 前記駆動手段は、一方が前記第1のエントリ開口部に隣接して配置され、他方が前記第2のエントリ開口部に対向して配置されている、2つの駆動ローラと、前記第1のローラまたは第2のローラとの間で前記媒体をクランプするクランプ手段と、前記第1及び第2のローラを所望の方向に駆動して、前記媒体を前記第1のエントリ開口部から前記第2のエントリ開口部の方へ、あるいは、前記第2のエントリ開口部から前記第1のエントリ開口部の方へ移動させる駆動手段とを備える、請求項31に記載の読取り装置。
- 前記駆動手段は、それぞれが、前記ローラを回転させる各ローラに結合されている、2つの駆動モータを備える、請求項32に記載の読取り装置。
- 前記両駆動モータは、各駆動モータの出力、および各ローラに取付けられたギヤに接続されたウォームドライブによって各ローラに結合されている、請求項33に記載の読取り装置。
- 前記クランプ手段は、1つの媒体をクランプして、前記駆動ローラの回転により、前記媒体を前記読取り装置を介して駆動することができるクランプ位置から、この媒体の前記第1又は第2のエントリ開口部内への挿入を可能にする開位置まで移動可能である、請求項32に記載の読取り装置。
- 前記第1のエントリ開口部は、前記媒体が前記第1のエントリ開口部を通ったときに、この媒体が前記格納装置の開口部を通過できるように、媒体格納装置に取付けられている前記読み取り装置の開口端部を備える、請求項31に記載の読取り装置。
- 前記第2のエントリ開口部は、前記読取り装置の開口端部と対向する、前記読み取り装置の端壁部に、入口スロットを備える、請求項31に記載の読取り装置。
- プログラムされたまたはプログラム可能な媒体のための格納装置であって、
ハウジングと、
前記ハウジングとの相対的に動き、格納部材は、それぞれが前記各媒体の1つを格納するための複数の独立した格納コンパートメントを有する、と、
前記格納部材から1つの媒体を収容し、かつこの媒体から読み取る、またはこの記憶媒体に書き込む読取り装置および/または書込み装置と、
前記媒体のうちの1つを前記読取り装置に呈示する前記格納部材の動きを制御する制御手段と、
前記制御手段をコンピュータに接続するために前記制御手段に結合された電気的結合手段と、
複数の前記装置を一緒に電気的に接続できるようにするための、前記ハウジング上の電気コネクタとを具備し、
前記複数の格納装置は、1つの格納装置の前記コネクタを、他の格納装置の前記コネクタと相互接続することにより、前記格納装置のうちのいずれか1つに格納された媒体からの情報を、前記電気的結合手段によって読み取り、かつ前記コンピュータへ供給することができるように、一緒に結合することができるようになっている格納装置。 - 前記別々の格納装置のうちの1つの少なくとも1つの読取り装置は、他の装置の1つに格納された記憶媒体上の情報を、この装置に関連する前記読取り装置により読み取り、かつ前記他の格納装置の格納部材内の1つのコンパートメントから選択された媒体の1つに書き込むことができるように、読取り/書込みヘッドを有する、請求項38に記載の装置。
- 前記格納装置は、ハウジングを含み、このハウジングは、前記記憶媒体が通過して、この記憶媒体を前記コンパートメントの1つに配置することができる、あるいは、前記読取り装置に対する呈示のための、前記読取り装置に対する呈示のためのこのコンパートメントのうちの1つからの前記記憶媒体の検索を可能にする開口部を有する、請求項38に記載の装置。
- 2つの別々の格納装置のアレイが設けられ、一方のアレイの格納装置が、他方のアレイの格納装置の開口部と位置合わせされた開口部を有し、この格納装置が、媒体を前記開口部を通して一方の格納装置から排出し、かつ隣接する格納装置の開口部内に入れることができるように、前記開口部を通して媒体を排出するエジェクタ手段を含む、請求項38に記載の装置。
- 読取り装置を具備し、この読取り装置は、開口部を有し、2つの隣接する格納装置の2つの隣接する読取り装置の開口部が、前記装置の一方に格納された記憶媒体を、前記エジェクタ手段によって前記読取り装置へ排出することができ、この後、この読取り装置からこの読取り装置に関連する開口部を通して、および隣接する読取り装置に関連する開口部へ移送し、この読取り装置から前記他方の格納装置内へ移すことができるように、互いに位置合わせされて配置されている、請求項38に記載の装置。
- 各読取り装置は、この読取り装置を介して、この読取り装置の前記開口部から前記装置内の1つの格納コンパートメントへ、あるいは、前記格納部材内の1つの格納コンパートメントから前記読取り装置へ、および前記開口部から記憶媒体を駆動する駆動手段を含む、請求項42に記載の装置。
- 前記読取り装置は、前記格納装置のハウジングの開口部に隣接して配置されている第2の開口部を含む、請求項43に記載の装置。
- 前記第2の開口部は、前記記憶媒体が、前記第1の開口部から前記読取り装置を通って前記格納部材内へ入ることができ、また逆も可能であるように、前記ハウジングの開口部と位置合わせされる、前記読取り装置の開口端壁部を単に備えてもよい、請求項44に記載の装置。
- 前記駆動手段は、前記読取り装置を介して前記媒体を駆動する複数のローラを備え、このローラが、このローラを第1の方向に回転させて、前記媒体を前記第1の開口部から前記第2の開口部を通って第1の方向に、および前記格納部材内に駆動し、かつ前記ローラを第2の方向に回転させて、この媒体を前記格納部材から前記第2の開口部を通した後、前記読取り装置の第1の開口部を通して駆動するモータに結合されている、請求項43に記載の装置。
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110111 |