JPH08249779A - ディスク検出方法及びディスク再生装置 - Google Patents

ディスク検出方法及びディスク再生装置

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JPH08249779A
JPH08249779A JP4707395A JP4707395A JPH08249779A JP H08249779 A JPH08249779 A JP H08249779A JP 4707395 A JP4707395 A JP 4707395A JP 4707395 A JP4707395 A JP 4707395A JP H08249779 A JPH08249779 A JP H08249779A
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magazine
disk
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敬二 平尾
Tetsuo Noda
哲男 野田
Tadahiro Mitani
忠宏 三谷
Masanao Yoshida
雅直 吉田
Hitoshi Ogata
仁士 尾方
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 投入排出部側のセンサ手段を除去しても、マ
ガジン内のディスクの有無情報を表示する。 【構成】 シャーシ1上のマガジン3の回転移行路の外側
には、ディスク投入排出部4と、再生部9が設けられてい
る。再生部9とマガジン3の間には、ディスクの存在を検
出するセンサ手段6aが設けられている。ディスクDが投
入された時に、ディスクを再生部9に向けて蹴り出す蹴
出し部材7aが摺動し、ディスクDの存在がセンサ手段6a
に検出される判別位置にて、判別位置検出スイッチSW9
が押し込まれて、センサ手段6aにディスクDの存在を検
出させる。該ディスクの有無情報は、ディスプレイ26の
インディケータランプ27に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報が記録されたディ
スクを複数枚収容し、所望のディスクを再生し、或いは
外部に取り出して別のディスクと交換できるディスク再
生装置及びディスク検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、音声信号が記録された複数枚
のディスクを、マガジン内に立てて収容し、所望のディ
スクを再生する所謂カルーセルタイプのディスク再生装
置が知られている。出願人は図4、図6及び図22に示
すディスク再生装置を提案している(特開平6−195
843号参照)。該装置は、複数のディスク保持溝(31)
が放射状に形成されたマガジン(3)がシャーシ(1)上に
回動自在に載置され、シャーシ(1)の前面に設けられた
フロントパネル(2)には、ディスク投入排出部(4)が設
けられ、ディスクは該投入排出部(4)よりマガジン(3)
中へ収容、取り出しがなされる。シャーシ(1)上には、
ディスクDの周縁に接する蹴出し部材(7)が、投入排出
部(4)に対向して、マガジン(3)の半径方向に摺動自在
に配備されている。
【0003】蹴出し部材(7)は、マガジン(3)に係合可
能であり、ディスクが投入されない時には、マガジン
(3)に嵌合してマガジン(3)の不用意な回転を防ぐ。デ
ィスク投入排出部(4)とマガジン(3)の間には、ディス
クDを挟持するローラ(61)(62)と、ディスクDの存在を
検出するセンサ手段(6)が設けられている。該センサ手
段(6)は、ディスクDがマガジン(3)に投入された時
は、ディスクDの通過を検出し、ディスクDの有無情報
をフロントパネル(2)に表示する。従って、所望の番号
のディスク保持溝(31)に、ディスクDが収納されたこと
がわかる。
【0004】マガジン(3)の回転軸を中心として、ディ
スク投入排出部(4)に対し時計方向にずれた位置には、
ディスクを再生する再生部(9)が配置される。再生部
(9)とマガジン(3)の間には、投入排出部(4)と同様に
センサ手段(6a)とローラ(61a)(62a)が設けられる。シ
ャーシ(1)上には、蹴出し部材(7)と同様にディスクD
の周縁に接する蹴出し部材(7a)が設けられ、該蹴出し
部材(7a)は、再生部(9)に対向して、マガジン(3)の
半径方向に摺動自在に配備されている。蹴出し部材(7
a)は、ディスク再生時には、マガジン(3)に嵌合してマ
ガジン(3)の不用意な回転を防ぐ。
【0005】使用者がディスク投入排出部(4)にディス
クを投入すると、センサ手段(6)により、ディスクDの
存在が検出される。蹴出し部材(7)が引っ込み、マガジ
ン(3)にディスクDが収納される。使用者が、フロント
パネル(2)の操作釦を操作して、再生を所望するディス
クDが収納されたディスク保持溝(31)の番号を選択す
ると、マガジン(3)が回転し、選択されたディスク保持
溝(31)が再生部(9)に対向した位置にまで搬送される。
フロントパネル(2)から再生命令信号が入力されると、
蹴出し部材(7a)が前進し、ディスクDを再生部(9)に
向かって蹴り出す。蹴出し部材(7a)は、マガジン(3)
に嵌合して、マガジン(3)の不用意な回転を防ぐ。セン
サ手段(6a)によりディスクDの通過が検出された後
に、ローラ(61)(62)がディスクDを挟持して回転し、デ
ィスクDを再生部(9)に向けて搬送する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】出願人は、上記ディス
ク再生装置の構成部品の削減及びコストダウンを検討し
た結果、投入排出部(4)に対向するセンサ手段(6)とロ
ーラ(61)(62)を削減し、投入排出部(4)に、下端部を枢
支した開閉式の扉を設け、ディスク投入時は扉を開け
て、ディスクを手で直接マガジン(3)に投入することを
試みた。しかし、センサ手段(6)を除去すること及び扉
を設けることにより、以下の問題が生じる。 1、従来の装置では、センサ手段(6)によりディスク保
持溝(31)にディスクがあるか否かを検出していたが、セ
ンサ手段(6)を除去することにより、該有無情報が判ら
なくなる。従って、所望のディスク保持溝(31)にディス
クが収納されているか否かは、ディスクを再生し、再生
信号が出力されるか否かを待って始めて確認され、ディ
スクの有無情報がすぐに判らない不都合がある。 2、扉を閉めたまま、誤ってディスクを装置から取りだ
そうとすると、蹴出し部材(7)により蹴り出されたディ
スクは扉に衝突し、その結果ディスクを傷める虞れがあ
る。 3、扉を開けてディスクを投入するときには、所定の操
作釦を操作して、蹴出し部材(7)を引き込ませる必要が
ある。しかし誤って操作釦を操作しないで、ディスクを
投入し、そのまま扉を閉めようとすると、ディスクが扉
と蹴出し部材(7)に挟まり、ディスクを傷つけるおそれ
がある。
【0007】また、出願人は従来の装置に於いて、次の
問題があることを発見した。斯種装置に於いては、何ら
かの要因でフロントパネル(2)に表示されているディス
クの有無情報が破壊されることがある。従来の装置で
は、この場合に、ディスクの有無情報を再確認するディ
スクチェック機能が設けられている(特開平6−309
757号参照)。これは、再生部(9)に対向する蹴出し
部材(7a)を、再生部(9)に向けて摺動させ、ディスク
がセンサ手段(6a)を通過すれば、再生部(9)に対向し
たディスク保持溝(31)にディスクがあることをフロント
パネル(2)に表示する。この後に蹴出し部材(7a)を引
き込み、マガジン(3)をディスク保持溝(31)の1ピッチ
だけ回転させた後に、同様の操作を行なう。再生部(9)
に対向したディスク保持溝(31)にディスクがない場合
は、センサ手段(6a)が作動しないから、蹴出し部材(7
a)が摺動してから、一定時間経過後に蹴出し部材(7a)
を引き込む。
【0008】然るに、蹴出し部材(7a)の摺動負荷は、
装置の設定されている温度や湿度により変化し、また、
装置の使用頻度による蹴出し部材(7a)の摺動回数によ
っても変化する。従って、上記一定時間内にディスクが
移動する距離もバラ付き、摺動負荷が重い場合は、ディ
スクがディスク保持溝(31)内に存在するにも拘らず、デ
ィスクがセンサ手段(6a)にまで達せず、該ディスク保
持溝(31)にディスクが無いと誤認される虞れがある。本
発明は、上記問題を解決し、構成部品の削減とコストダ
ウンを円滑に実施することを目的とする。
【0009】
【課題を解決する為の手段】ディスクの検出は、ディス
ク投入排出部(4)へのディスクの投入時に、蹴出し部材
(7a)を摺動させて、再生部(9)に対向したディスク保
持溝(31)からディスクDを蹴り出し、ディスクDの存在
をセンサ手段(6a)に検出させ、該ディスク保持溝(31)
内のディスクの有無情報を表示することにより行なう。
ディスク再生装置は、再生部(9)とマガジン(3)の間の
ディスク移行路上に、蹴出し部材(7a)により作動させ
られる検知手段を設け、該検知手段は、ディスク投入排
出部(4)へのディスクの投入時に、摺動する蹴出し部材
(7a)が、ディスクDの存在がセンサ手段(6a)に検出さ
れ得る判別位置に達した状態で、センサ手段(6a)にデ
ィスクの存在を検出させる命令信号を発する制御機能を
有している。また、ディスク再生装置は、ディスク投入
排出部(4)のディスク移行路上に扉(20)を開閉自在に枢
支し、該扉(20)の開き完了状態に於いて露出する面内
に、蹴出し部材(7)を投入排出部(4)に向けて摺動させ
る命令信号を発する操作釦(23)が設けられ、扉(20)の回
転移行路上には、扉(20)の開き動作完了時に押し込まれ
て、扉(20)の閉じ始め時に、ディスクDのマガジン(3)
への投入を許すべく、蹴出し部材(7)を後退させる命令
信号を発する扉閉じ始め検出スイッチ(SW2)が設けら
れている。
【0010】
【作用及び効果】
1、ディスク投入時には、蹴出し部材(7a)を摺動させ
て、再生部(9)に対向したディスク保持溝(31)からディ
スクDを蹴り出し、ディスクDの存在をセンサ手段(6
a)に検出させる。換言すれば、ディスクを投入すれば、
再生部(9)に対向したディスク保持溝(31)内に、ディス
クがあるか否かが判ることになり、ディスク再生時に、
該ディスク保持溝(31)を誤って選択する虞れはなくな
る。従って、ディスクを順次投入することで、再生部
(9)に対向したディスク保持溝(31)のディスク有無情報
が順次表示され、所定のディスク保持溝(31)にディスク
が収納されているか否かがすぐに判る。
【0011】2、検知手段は、ディスク投入排出部(4)
へのディスクの投入時に、摺動する蹴出し部材(7a)
が、ディスクDの存在がセンサ手段(6a)に検出され得
る判別位置に達した状態で、センサ手段(6a)にディス
クの存在を検出させる。従って、ディスク投入時に再生
部(9)に対向するディスク保持溝(31)内に、ディスクが
あるか否かを検出する際に、例え蹴出し部材(7a)の摺
動負荷が大きくとも、蹴出し部材(7a)が検知手段を作
動させ、判別位置に達したことが確認された状態で、デ
ィスクの存在を検出する。換言すれば、蹴出し部材(7
a)の摺動負荷が大きい為に、ディスクがディスク保持溝
(31)内にあるにも拘らず、ディスクが無いと誤認される
虞れがなくなる。
【0012】3、扉(20)の開き完了状態で、蹴出し部材
(7)を投入排出部(4)に向けて摺動させる命令信号を発
する操作釦(23)が露出する。換言すれば、扉(20)を開け
なければ、操作釦(23)が使用できないので、蹴出し部材
(7)が前進して、ディスクが蹴り出されることはない。
従って、扉(20)が閉ったまま、誤ってディスクを取り出
そうとする虞れがなくなる。 4、扉閉じ始め検出スイッチ(SW2)は、扉(20)の開き
動作完了時に押し込まれるので、扉(20)が閉じ始める
と、出力が切り換わる。即ち、該スイッチ(SW2)によ
り閉じ始めを検出することにより、ディスクDのマガジ
ン(3)への投入を許すべく、蹴出し部材(7)を後退させ
る。従って、蹴出し部材(7)を後退させずに、ディスク
Dを投入しても、ディスクが扉と蹴出し部材(7)に挟ま
り、ディスクDを傷つける虞れはない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を用いて詳述す
る。図1は装置全体の斜視図である。装置の前面には、
フロントパネル(2)が設けられ、フロントパネル(2)の
上部に位置するディスク投入排出部(4)には、扉(20)が
設けられている。扉(20)は下端部が枢支され、扉(20)の
側方には、扉開閉釦(22)が設けられている。扉開閉釦(2
2)を押すことで、扉(20)をフロントパネル(2)に係止し
ていた鈎機構(図示せず)が外れて、図2に示すように扉
(20)が開く。この状態で、投入排出部(4)に対向して、
装置内に収納されているマガジン(3)の一部が露出す
る。マガジン(3)は従来と同様に、複数のディスク保持
溝(31)(31)が周方向に沿って形成され、扉(20)が開いた
状態では、扉(20)の中央部にディスクの厚みと同じ幅を
有して形成された溝(21)と、1つのディスク保持溝(31)
が対向する。ディスク投入時には、ディスクは溝(21)に
嵌まって摺動を案内されて、ディスク保持溝(31)に嵌ま
る。
【0014】図3は扉(20)の開き完了状態の側面断面図
である。マガジン(3)は装置内で、フロントパネル(2)
面に直交したシャーシ(1)上に回転自在に設けられてい
る。ディスク保持溝(31)は底部から上向きに湾曲して、
断面円弧状に形成されている。扉(20)はマガジン(3)の
高さ方向の略中央部に対向し、溝(21)に嵌まったディス
クが押し込まれると、ディスク保持溝(31)をころがって
下降する。シャーシ(1)上には、ディスク保持溝(31)に
係合し、マガジン(3)の半径方向に沿って摺動する蹴出
し部材(7)が設けられている。マガジン(3)にディスク
が未だ投入されない状態では、図3に一点鎖線で示すよ
うに、蹴出し部材(7)はマガジン(3)に嵌合して、マガ
ジン(3)の不用意な回転を防止する。フロントパネル
(2)の内面上で、扉(20)の回転移行路上には、扉閉じ始
め検出スイッチ(SW2)が設けられている。該スイッチ
(SW2)は扉(20)が開き完了状態で押し込まれており、
扉(20)が閉まり始める時にOFFになり、後記するよう
に蹴出し部材(7)を摺動させるように命令信号を発す
る。
【0015】図2に示すように、扉(20)上の溝(21)の側
方には、操作釦(23)が設けられ、ディスクをマガジン
(3)に投入するとき及びマガジン(3)からディスクを取
り出すときには、該操作釦(23)を押す。図1に示すよう
に、フロントパネル(2)上で、扉(20)の下方には、各デ
ィスク保持溝(31)内のディスク有無情報を表示するディ
スプレイ(26)が設けられている。ディスプレイ(26)に
は、ディスク保持溝(31)内のディスクの有無情報を表示
するインディケータランプ(27)が、ディスク保持溝(31)
の数だけ設けられている。扉(20)とディスプレイ(26)の
間には、インディケータランプ(27)を点灯させるディス
クチェックキー(28)が設けられている。インディケータ
ランプ(27)には、種々のものが提案されているが、一例
として、図21に示すように、ディスク保持溝(31)の番
号を円弧で囲み、ディスクがディスク保持溝(31)内にあ
るときには、番号部分(27a)と円弧部分(27b)を点灯さ
せ、ないときには番号部分(27a)のみを点灯させるもの
がある。
【0016】図4はマガジン(3)及びマガジン(3)が取
り付けられたシャーシ(1)の斜視図である。マガジン
(3)の回転移行路の外方で、マガジン(3)の回転中心を
中心として、投入排出部(4)と120゜時計方向に離れ
た箇所に、再生部(9)が設けられている。マガジン(3)
の外方には、複数の支柱(11)が立設され、支柱(11)には
マガジン(3)の上部開口を覆う上部ガイド部材(5)が取
り付けられる。上部ガイド部材(5)を支柱(11)から外せ
ば、修理等の際にマガジン(3)から容易にディスクを取
り出すことができる。
【0017】図5は、ディスク再生装置の平面図であ
り、シャーシ(1)上には、前記蹴出し部材(7)の他に蹴
出し部材(7a)が、再生部(9)に対向して設けられ、マ
ガジン(3)の半径方向に摺動自在に配備される。蹴出し
部材(7a)と再生部(9)との間には、ディスクDを挟持
するローラ(61a)(62a)と、ディスクの存在を検出するセ
ンサ手段(6a)が配備される。従来と異なり、本実施例
に於いては、投入排出部(4)に対向してセンサ手段とロ
ーラが設けられていないが、これは従来の構成から構成
部品を減らし、コストダウンを図る為である。
【0018】図6はマガジン(3)を天地逆にして裏側を
示した図である。本実施例に於いては、マガジン(3)に
は、60本のディスク保持溝(31)が放射状に形成され、
各ディスク保持溝(31)には、NO.1からNO.60までの番
号が反時計方向に付される。ディスク保持溝(31)を60
本にしたのは、マガジン(3)からディスクを取り出すと
きに、ディスクを指で掴みやすいようにすることを考慮
したのであり、60本に限定する趣旨ではない。各ディ
スク保持溝(31)はマガジン(3)の底面に貫通して、蹴出
し部材(7)(7a)が嵌まるスリット(32)を形成してい
る。マガジン(3)の底には、回転駆動用の環状歯面(33)
と環状リブ(34)が同心に形成され、又マガジン(3)の回
転位置を判別するための当り板(35)が設けられている。
【0019】図7は、マガジン(3)を回転駆動させる機
構の平面図である。マガジン(3)は、2つの2段歯車(3
10)(320)を介して、モータ(M3)に連繋され、環状歯面
(33)に噛合する2段歯車(320)の外周部には、4つの貫
通孔(340)(340)(340)(340)が90゜ずつ離れて開設され
ている。シャーシ(1)上には、2段歯車(320)の外周
部を上下から挟むように、カウントセンサ(SE9)が設
けられ、カウントセンサ(SE9)中を貫通孔(340)が通過
する回数をカウントする。2段歯車(320)が1/4回転
すると、マガジン(3)が6゜、即ちディスク保持溝(31)
の1ピッチ分回転する。
【0020】シャーシ(1)上には、マガジン(3)の当り
板(35)の回転移行路に接近して、中央部が枢支されたレ
バー(37)が設けられている。レバー(37)はバネ(38)によ
り反時計方向に付勢され、一端部が当り板(35)に形成さ
れた山部(36)の回転移行路に臨出し、他端部が検出スイ
ッチ(SW5)に圧接されている。マガジン(3)が回転
し、山部(36)とレバー(37)の端部が接すると、レバー(3
7)が時計方向に回転し、検出スイッチ(SW5)がOFF
になる。この状態で、NO.1のディスク保持溝(31)が投
入排出部(4)に対向したことが検出される。更に、カウ
ントセンサ(SE9)により、マガジン(3)の回転ピッチ
がカウントされ、どの番号のディスク保持溝(31)が投入
排出部(4)に対向しているかがわかる。
【0021】図8は蹴出し部材(7a)を駆動する機構の
斜視図である。蹴出し部材(7a)は、一端部にマガジン
(3)のスリット(32)に嵌まる押し片(71)を突設し、押し
片(71)の近傍からは、蹴出し部材(7a)の摺動方向に直
交して、押込み片(72)が突出している。蹴出し部材(7
a)の他端部は、一部に歯面を形成したカムギア(73)から
偏心して突出した突起(77)に係合する。カムギア(73)は
歯車列(730)を介して、マガジン(3)の回転移行路の外
方に設けられたモータ(M4)に連繋して、回転駆動され
る。
【0022】シャーシ(1)上には、蹴出し部材(7a)の
後退位置に対応して、押込み片(72)に押される後退位置
検出スイッチ(SW6)が設けられている。該スイッチ
(SW6)が蹴出し部材(7a)が後退位置にあることを検出
していないときは、マガジン(3)を回転させるモータ
(M3)には通電されない。押し片(71)がマガジン(3)
のスリット(32)に嵌まった状態を保ち、マガジン(3)の
回転を拘束する(図16参照)。後退位置検出スイッチ
(SW6)とセンサ手段(6a)との間には、押込み片(72)の
端面により押し込まれる判別位置検出スイッチ(SW9)
が設けられている。
【0023】蹴出し部材(7a)を摺動させる歯車列(730)
の下流側の歯車(740)の下面には、図9に示すように、
無負荷状態で歯車(740)と一体に回転し、負荷が作用す
れば歯車(740)に対してスリップするレバー(750)が同心
に取り付けられている。レバー(750)は先端が下向きに
屈曲した回転規制片(760)と腕片(770)をV字状に具え、
回転規制片(760)の先端は、シャーシ(1)に開設された
切欠き(16)に嵌まる。カムギア(73)の下面からは、腕片
(770)の移行路上に当り軸(78)(79)が突出し、図10に
示すように、蹴出し部材(7a)が後退した位置で、腕片
(770)の先端部は、一方の当り軸(78)より、歯車(740)の
中心に対し、反時計方向側に位置する。
【0024】蹴出し部材(7a)を前進させるときは、モ
ータ(M4)を回転させて、歯車(740)を時計方向に回転さ
せる。腕片(770)は当り軸(78)を蹴り、カムギア(73)を
反時計方向に回転させる。カムギア(73)の歯面と歯車(7
40)が噛合し、突起(77)と蹴出し部材(7a)の嵌合によ
り、蹴出し部材(7a)が前進する。回転規制片(760)が切
欠き(16)の端縁に当接し回転を規制されると、歯車(74
0)とレバー(750)はスリップして歯車(740)が回転し続け
る。カムギア(73)の歯面と歯車(740)の噛合が外れる
と、蹴出し部材(7a)は摺動を停止し、図11に示すよ
うに、腕片(770)の先端部は、当り軸(79)よりも歯車(74
0)の中心に対し、時計方向側に位置する。
【0025】このとき、蹴出し部材(7a)の押し片(71)
は、前記の如く、マガジン(3)のスリット(32)に嵌合
し、マガジン(3)の回転を規制する。また、蹴出し部材
(7a)の押込み片(72)は、判別位置検出スイッチ(SW9)
を押し込み、蹴出し部材(7a)の押し片(71)に押された
ディスクDは、図12に一点鎖線で示すように、センサ
(SE7)からの光を遮り、ディスクDの存在が検出され
る判別位置に移動する。即ち、ディスクは蹴出し部材
(7a)の前進により、図12に実線で示すように、マガ
ジン(3)に収納された位置から、判別位置にまで移動
し、ディスクDの前端部は、ローラ(61a)(62a)に嵌ま
る。
【0026】蹴出し部材(7a)を後退させるときは、モ
ータ(M4)を反転させ、図11に示す状態から、歯車(74
0)を反時計方向に回転させる。腕片(770)が当り軸(79)
を蹴り、カムギア(73)を時計方向に回転させる。歯車(7
40)とカムギア(73)が噛合して、蹴出し部材(7a)は後退
し、蹴出し部材(7a)が後退位置検出スイッチ(SW6)を
押し込むと、蹴出し部材(7a)の後退が停止する。尚、
投入排出部(4)に対向した蹴出し部材(7)も、ディスク
投入排出部(4)の近傍に位置するモータ(M2)と、後退
位置検出スイッチ(SW4)により、歯車列(730)と同様の
歯車機構を介して駆動される(図20参照)。マガジン
(3)にディスクが投入されない状態に於いては、投入排
出部(4)側の蹴出し部材(7)が後退位置検出スイッチ
(SW4)から離れて、マガジン(3)に嵌合し、再生部
(9)側の蹴出し部材(7a)が後退位置検出スイッチ(SW
6)を押し込んでいる。また、歯車列(730)はローラ(61a)
(62a)にも噛合して、蹴出し部材(7a)の摺動と同時に、
ローラ(61a)(62a)も回転させるが、ローラ(61a)(62a)と
歯車列(730)の噛合については、説明の便宜上、図示を
省略する。
【0027】図13に示すように、再生部(9)近傍には
モータ(M5)が設けられ、モータ(M5)は歯車列(80)を介
して、再生部(9)下方に設けられたスライド板(8)に連
繋する。スライド板(8)には、ローラ(61a)(62a)の下端
部に夫々嵌合するカム溝(81)(82)及び再生部(9)に嵌合
するカム溝(83)(85)が開設され、モータ(M5)の回転に
連動したスライド板(8)の摺動により、ローラ(61a)(62
a)は離間接近する。スライド板(8)の移行路上には、ス
ライド板(8)の前進を検出する前進完了検出スイッチ
(SW7)が設けられている。
【0028】再生部(9)は、図14に示す如く、ディス
クDが収納されるケース(91)と、ターンテーブル(92
2)、ピックアップ(923)を具えたヘッド取付け体(92)
と、ケース(91)内のディスクを回転自在にクランプする
クランパ(93)によって構成される。ケース(91)は装置上
端部から図示しないブラケットにより保持され、ヘッド
取付け体(92)の上端部及びクランパ(93)の下部はケース
(91)に枢支されている。クランパ(93)及びヘッド取付け
体(92)の下端部は、スライド板(8)上の前記カム溝(85)
(83)に嵌合している。スライド板(8)がマガジン(3)の
半径方向に沿って、マガジン(3)から離れる方向にスラ
イドすると、図15に示すように、カム溝(85)(83)によ
り、ヘッド取付け体(92)とクランパ(93)は枢支部を中心
に回動し、互いに接近して、ディスクDを挟持する。
【0029】ディスクDが再生されるときには、スライ
ド板(8)の摺動により、カム溝(81)(82)に係合したロー
ラ(61a)(62a)が接近して、ディスクの前端部を挟持し、
該ローラ(61a)(62a)の回転により、ディスクDは再生部
(9)に搬送される。前記ケース(91)内に収納されたディ
スクDは、ヘッド取付け体(92)とクランパ(93)に挟持さ
れて再生される。
【0030】上記一連の動作は、図1に示すフロントパ
ネル(2)の各種操作釦(26)(26)を経て、バスライン(20
1)(201)により接続されたプロセッサ(200)によって制御
される。プロセッサ(200)は、ディスク保持溝(31)の番
号をアドレスとして、該ディスク保持溝(31)にディスク
が収納されているか否かの情報を記憶するメモリ機能を
有する。
【0031】(投入動作)ディスクを投入するときには、
図1に示す扉開閉釦(22)を押して、扉(20)を開ける。溝
(21)にディスクを嵌めた後に、操作釦(23)を押す。操作
釦(23)からの信号を受けて、モータ(M2)が回転し、図
3に示す蹴出し部材(7)が後退する。ディスクDはディ
スク保持溝(31)をころがり落ち、二点鎖線で示すよう
に、ディスクDがマガジン(3)に収納される。蹴出し部
材(7)は後退位置検出スイッチ(SW4)を押し込んで停
止する。尚、ディスクDを溝(21)に嵌め、そのまま扉(2
0)を閉めると、扉閉じ始め検出スイッチ(SW2)がOF
Fになる。プロセッサ(200)は検出スイッチ(SW2)から
の信号を受けて、モータ(M2)に通電し、その結果、蹴
出し部材(7)が後退し、ディスクDはマガジン(3)に収
納される。従って、ディスクDを扉(20)上に乗せたま
ま、誤って扉(20)を閉じても、ディスクDが扉(20)と蹴
出し部材(7)に挟まり、傷つけられる虞れはない。
【0032】(検出動作)本実施例に係わる再生装置で
は、投入排出部(4)にセンサ手段が設けられていないの
で、ディスクを投入した後に、ディスク保持溝(31)内に
ディスクがあるか否かが判らない。本実施例では、ディ
スク保持溝(31)内のディスク有無情報を、表示する為
に、ディスク投入時に、再生部(9)に対向したセンサ手
段(6a)を用いて、ディスクの存在を確認する。手順
を図17のフローチャートに沿って示す。操作釦(23)又
は扉閉じ始め検出スイッチ(SW2)から、ディスクが
投入された旨の信号がプロセッサ(200)に入力されると
(S1)、プロセッサ(200)はモータ(M4)を回転させ(S
2)、歯車機構(730)を介して、蹴出し部材(7a)を前方に
摺動させ、再生部(9)に対向したディスク保持溝(31)内
に収納されているべきディスクを蹴り出す。蹴出し部材
(7a)は押し片(71)がマガジン(3)のスリット(32)に嵌
合しつつ前進し、カムギア(73)と歯車(740)の噛合が外
れると、摺動を停止する。この状態で、図12に示すよ
うに、ディスクDは存在がセンサ(SE7)に検出され
得る判別位置に達し、蹴出し部材(7a)は判別位置検出
スイッチ(SW9)を押し込む。
【0033】判別位置検出スイッチ(SW9)からの信号
がプロセッサ(200)に入力されると(S3)、プロセッサ(2
00)はモータ(M4)の回転を停止するとともに(S4)、セ
ンサ手段(6a)にディスクDの存在を検出させる(S5)。
このようにして、蹴出し部材(7a)が判別位置に達した
ことをスイッチ(SW9)により検出してから、ディスク
の存在を検出させることで、蹴出し部材(7a)の摺動負
荷が大きく、蹴出し部材(7a)が摺動を開始してから、
一定時間経過後に蹴出し部材(7a)が判別位置に達しな
い場合でも、ディスクDの存在が確実に検出される。
【0034】センサ手段(6a)による検出結果は、プロ
セッサ(200)を介して、ディスプレイ(26)のインディケ
ータランプ(27)に表示される(S6)。即ち、再生部(9)
に対向したディスク保持溝(31)内にディスクがあると検
出した場合には、図21に示すように、該ディスク保持
溝(31)の番号が示されたインディケータランプ(27)の番
号部分(27a)と円弧部分(27b)を点灯し、逆にディスクが
該ディスク保持溝(31)内にないと検出した場合には、イ
ンディケータランプ(27)の番号部分(27a)のみ点灯す
る。尚、センサ手段(6a)による検出結果は、一旦プロ
セッサ(200)内のメモリにディスク保持溝(31)の番号を
アドレスとして記憶させておき、図1に示すディスクチ
ェックキー(28)が押された場合にのみ表示してもよい。
使用者が次のディスクをマガジン(3)に投入しようとし
て、フロントパネル(2)を操作すれば、蹴出し部材(7
a)が後退し、ディスクDはディスク保持溝(31)をころが
り落ちる。蹴出し部材(7a)とマガジン(3)の係合が解
除されて、モータ(M3)の回転により、マガジン(3)が
ディスク保持溝(31)の1ピッチだけ回転し、次のディス
ク投入に具える。
【0035】本実施例に於けるディスク再生装置に於い
ては、例えばマガジン(3)内にディスクを1枚しか収納
しないときには、有無情報が表示されるディスク保持溝
(31)は、再生部(9)に対向した1つのディスク保持溝(3
1)であり、ディスクが収納されたディスク保持溝(31)の
ディスク有無情報は表示されない。しかし、ディスクを
順次投入することで、再生部(9)に対向したディスク保
持溝(31)のディスク有無情報が順次表示され、所定のデ
ィスク保持溝(31)にディスクが収納されているか否かが
すぐに判る。特に、60枚のディスクを収容できる本実
施例に於けるディスク再生装置は、多数枚のディスクの
収納箱としても利用されることが多く、このときディス
クの有無情報も多数表示されることになり、実用的価値
は高い。
【0036】(再生時)ディスクを再生する時のプロセッ
サ(200)の動作は図18のフローチャートに示される。
使用者がディスプレイ(26)に表示された情報を見て、再
生すべき所望のディスクを選択した場合には、前記検出
スイッチ(SW5)とカウントセンサ(SE9)により得られ
たデータにより、再生部(9)に対向しているディスク保
持溝(31)が、該所望のディスクが収納されたディスク保
持溝(31)か否かを判断し(S10)、再生部(9)に該デ
ィスク保持溝(31)が対向していないときは、マガジン
(3)回転用のモータ(M3)を回転させて(S11)、カウン
トセンサ(SE9)からの情報に基づいて、該ディスク保
持溝(31)を再生部(9)に対向させた後に、マガジン(3)
の回転を停止する(S12)。プロセッサ(200)はモータ
(M4)を回転させて(S13)、蹴出し部材(7a)を前進
させる。蹴出し部材(7a)はカムギア(73)と歯車(740)の
噛合が外れると停止し、判別位置検出スイッチ(SW
9)を押し込む。判別位置検出スイッチ(SW9)からの
信号に基づいて、ディスクDの存在を確認後、モータ
(M4)の回転を続けさせる。
【0037】センサ手段(6a)によりディスクDの存在
が検出されると(S14)、プロセッサ(200)はモータ(M5)
を回転させ(S15)、スライド板(8)を摺動させて、ロー
ラ(61a)(62a)を接近させる。既に、ディスクDの前端部
がローラ(61a)(62a)間に位置しているので、ローラ(61
a)(62a)はディスクDを挟持し、モータ(M4)が回転し続
けているので、ディスクDを再生部(9)に向けて引き込
む。センサ手段(6a)によりディスクDの通過が検出さ
れると(S16)、プロセッサ(200)はモータ(M4)の回転を
停止するとともに(S17)、モータ(M5)を回転し続け
て、スライド板(8)を更に摺動させる。ヘッド取付け体
(92)とクランパ(93)が合わさり、スライド板(8)が前進
完了検出スイッチ(SW7)を押し込むと(S18)、モータ
(M5)の回転が止まる(S19)。この状態で、ディスクD
が再生される。尚、使用者が誤ってディスクが投入され
ていないディスク保持溝(31)を選択した場合には、セン
サ手段(6a)によりディスクの存在が検出されないの
で、蹴出し部材(7a)が後退する。
【0038】(ディスク取出し)使用者がフロントパネル
(2)を操作して、所望のディスクを取り出すときの動作
は図19のフローチャートに示される。まず、フロント
パネル(2)に取り出すべきディスクが収納されたディス
ク保持溝(31)の番号を入力した後に、扉(20)を開いて操
作釦(23)を押す(S30)。プロセッサ(200)はモータ(M3)
に通電して(S31)、マガジン(3)を回転させる。前記カ
ウントセンサ(SE9)からのデータに基いて投入排出部
(4)に対向したディスク保持溝(31)の番号を検出し(S3
2)、所望のディスク保持溝(31)が投入排出部(4)に対向
した位置で、マガジン(3)の回転を停止させる(S33)。
【0039】プロセッサ(200)はモータ(M2)を回転させ
て(S34)、後退している蹴出し部材(7)を前進させ、デ
ィスクDを投入排出部(4)に向けて蹴り出す。扉(20)が
開いているので、ディスクDが扉(20)に衝突することは
ない。投入排出部(4)から露出したディスクDの端部を
掴めば、装置からディスクDを取り出せる。蹴出し部材
(7)が後退位置検出スイッチ(SW4)が離間してから、
一定時間経過後にプロセッサ(200)はモータ(M2)を停止
させる(S35、S36)。蹴出し部材(7)はマガジン(3)に
嵌合し、マガジン(3)の不用意な回転を防ぐ。この場
合、蹴出し部材(7)の摺動負荷が大きくても、ディスク
Dの端部が投入排出部(4)から僅かに露出すればよいか
ら、該露出量のバラ付きは問題とはならない。
【0040】(実施例の特徴)本実施例に於けるディスク
再生装置は、以下の特徴を有している。 1、ディスク投入時には、再生部(9)に対向したディス
ク保持溝(31)からディスクDを蹴り出すべく、蹴出し部
材(7a)を摺動させて、ディスクDの存在をセンサ手段
(6a)に検出させる。換言すれば、ディスクを投入すれ
ば、再生部(9)に対向したディスク保持溝(31)内に、デ
ィスクがあるか否かが判ることになり、ディスク再生時
に、該ディスク保持溝(31)を誤って選択する虞れはなく
なる。
【0041】2、判別位置検出スイッチ(SW9)は、デ
ィスク投入排出部(4)へのディスクの投入時に、摺動す
る蹴出し部材(7a)が、ディスクDの存在がセンサ手段
(6a)に検出され得る判別位置に達した状態で、センサ
手段(6a)にディスクDの存在を検出させる。従って、
ディスク投入時に再生部(9)に対向するディスク保持溝
(31)内に、ディスクがあるか否かを検出する際に、蹴出
し部材(7a)の摺動負荷が大きくとも、蹴出し部材(7a)
が判別位置検出スイッチ(SW9)を押し込み、判別位置
に達したことが確認された状態で、ディスクの存在を検
出する。換言すれば、蹴出し部材(7a)の摺動負荷が大
きい為に、蹴出し部材(7a)が一定時間内に判別位置に
達せず、ディスクがディスク保持溝(31)内にあるにも拘
らず、ディスクが無いと誤認される虞れがなくなる。
【0042】3、扉(20)の開き完了状態で、操作釦(23)
が露出する。換言すれば、扉(20)を開けなければ、操作
釦(23)が使用できないので、扉(20)が閉まった状態で、
蹴出し部材(7)が前進して、ディスクが蹴り出されるこ
とはない。従って、扉(20)が閉ったまま、誤ってディス
クを取り出そうとする虞れがなくなる。 4、扉閉じ始め検出スイッチ(SW2)は、扉(20)の閉じ
動作時にOFFになり、蹴出し部材(7)を後退させ、デ
ィスクDのマガジン(3)への投入を許す。従って、蹴出
し部材(7)を後退させずに、ディスクDを投入しても、
ディスクDが扉(20)と蹴出し部材(7)に挟まり、ディス
クDを傷つける虞れはない。
【0043】尚、本実施例に於けるディスク再生装置
も、従来と同様に、ディスクチェック機能を有してい
る。この際の動作は、判別位置検出スイッチ(SW9)で
判別位置にて、モータ(M4)を停止させる他は、従来と
全く同じであり、詳細な説明を省略する。
【0044】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に於けるディスク再生装置の斜視図で
ある。
【図2】同上の扉が開いた状態の要部斜視図である。
【図3】ディスクをマガジンに投入しようとする状態に
於ける側面断面図である。
【図4】シャーシにマガジンが取り付いた状態の斜視図
である。
【図5】上部ガイド部材を省略したディスク再生装置の
平面図である。
【図6】マガジンを裏返した状態の斜視図である。
【図7】マガジンを回転駆動させる機構の平面図であ
る。
【図8】蹴出し部材及び蹴出し部材を駆動させる機構の
斜視図である。
【図9】カムギアの斜視図である
【図10】蹴出し部材の後退位置を示す平面図である。
【図11】同上の前進位置を示す平面図である。
【図12】判別位置を示す側面図である。
【図13】再生部の斜視図である。
【図14】ケースにディスクが収納された状態を示す一
部破断図である。
【図15】同上のディスク再生状態を示す図である。
【図16】マガジンにディスクが収納された状態を示す
側面断面図である。
【図17】ディスク投入からディスクの有無情報が表示
されるまでの動作を示すフローチャートである。
【図18】ディスク再生時の動作を示すフローチャート
である。
【図19】ディスクが排出されるまでの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図20】蹴出し部材及び蹴出し部材を駆動させる機構
の斜視図である。
【図21】インディケータランプを示す図である。
【図22】従来のディスク再生装置の平面図である。
【符号の説明】
(1) シャーシ (3) マガジン (6a) センサ手段 (7a) 蹴出し部材 (9) 再生部 (20) 扉 (23) 操作釦 (31) ディスク保持溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 雅直 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 尾方 仁士 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスク保持溝(31)が形成され、
    シャーシ(1)上に回転自在に配備されたマガジン(3)
    と、該マガジン(3)の回転移行路の外方に配備されたデ
    ィスク投入排出部(4)と、マガジン(3)の回転中心を中
    心として、ディスク投入排出部(4)から所定の角度だけ
    離間して配設されたディスク再生部(9)と、該再生部
    (9)に対向して、ディスクDを再生部(9)に蹴り出す蹴
    出し部材(7a)と、再生部(9)とマガジン(3)の回転移
    行路との間に配備され、ディスクDの存在を検出するセ
    ンサ手段(6a)を具えたディスク再生装置のディスク検
    出方法に於いて、 ディスク投入排出部(4)へのディスクDの投入時に、蹴
    出し部材(7a)を摺動させて、再生部(9)に対向したデ
    ィスク保持溝(31)からディスクDを蹴り出し、ディスク
    Dの存在をセンサ手段(6a)に検出させ、該ディスク保
    持溝(31)内のディスクの有無情報を表示することを特徴
    とするディスク検出方法。
  2. 【請求項2】 複数のディスク保持溝(31)が形成され、
    シャーシ(1)上に回転自在に配備されたマガジン(3)
    と、該マガジン(3)の回転移行路の外方に配備されたデ
    ィスク投入排出部(4)と、マガジン(3)の回転中心を中
    心として、ディスク投入排出部(4)から所定の角度だけ
    離間して配設されたディスク再生部(9)と、該再生部
    (9)に対向して、ディスクDを再生部(9)に蹴り出す蹴
    出し部材(7a)と、再生部(9)とマガジン(3)の回転移
    行路との間に配備され、ディスクDの存在を検出するセ
    ンサ手段(6a)を具えたディスク再生装置に於いて、 再生部(9)とマガジン(3)の間のディスク移行路上に、
    蹴出し部材(7a)により作動させられる検知手段を設
    け、該検知手段は、ディスク投入排出部(4)へのディス
    クの投入時に、摺動する蹴出し部材(7a)が、ディスク
    Dの存在がセンサ手段(6a)に検出され得る判別位置に
    達した状態で、センサ手段(6a)にディスクの存在を検
    出させる命令信号を発する制御機能を有していることを
    特徴とするディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 複数のディスク保持溝(31)が形成され、
    シャーシ(1)上に回転自在に配備されたマガジン(3)
    と、該マガジン(3)の回転移行路の外方に配備されたデ
    ィスク投入排出部(4)と、該ディスク投入排出部(4)に
    対向して、ディスクDをマガジン(3)から外方に蹴り出
    す蹴出し部材(7)を具えたディスク再生装置に於いて、 ディスク投入排出部(4)のディスク移行路上に扉(20)を
    開閉自在に枢支し、該扉(20)の開き完了状態に於いて露
    出する面内に、蹴出し部材(7)を投入排出部(4)に向か
    って摺動させる命令信号を発する操作釦(23)が設けられ
    たことを特徴とするディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 扉(20)の回転移行路上には、扉(20)の開
    き動作完了時に押し込まれ、扉(20)の閉じ始め時に、デ
    ィスクDのマガジン(3)への投入を許すべく、蹴出し部
    材(7)を後退させる命令信号を発する扉閉じ始め検出ス
    イッチ(SW2)が設けられた請求項3に記載のディスク
    再生装置。
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