JP2902885B2 - 記録ディスク演奏装置 - Google Patents

記録ディスク演奏装置

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JP2902885B2
JP2902885B2 JP34841192A JP34841192A JP2902885B2 JP 2902885 B2 JP2902885 B2 JP 2902885B2 JP 34841192 A JP34841192 A JP 34841192A JP 34841192 A JP34841192 A JP 34841192A JP 2902885 B2 JP2902885 B2 JP 2902885B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報が記録された溝付
き又は光学式取りディスクの様な円板状記録媒体(以
下、ディスクと呼ぶ)を複数枚収容し、所望のディスク
を演奏し、或は外部に取り出して別のディスクと交換で
きるディスク演奏装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】斯種、ディスク演奏装置として、図3
4、図35に示す如く、ベースシャーシ(600)上に回転
可能にディスク収容マガジン(610)を設け、マガジン(61
0)の回転移行路の外側に2つの演奏部(630)(630)及び1
つの投入・排出部(620)を設けたものが提案されている
(特開平4−57248号)。該マガジン(610)の外周側
には、底部と天井部に夫々外周側から回転中心に向かっ
て溝(611)(614)が開設され、該溝にディスクDの下部と
上端部を嵌めてディスクを立てた状態で収容できる。上
記各下部の溝(611)の外端側には切欠(612)が設けられ、
切欠内には該切欠から臨出して板バネ(613)が設けられ
ている。投入・排出部(620)には、マガジン(610)上のデ
ィスクを外側に蹴り出す蹴り出しアーム(621)が垂直面
内で回動可能に配備され、各演奏部(630)(630)には、デ
ィスクを演奏セット位置(633)に蹴り出す蹴り出しアー
ム(631)、及びディスクDを演奏セット位置(633)からマ
ガジン(610)に蹴り込む蹴り込みアーム(632)が垂直面内
で回動可能に配備されている。
【0003】投入・排出部(620)の外側からマガジン(61
0)内にディスクを押し込むと、ディスクDは溝(611)(61
4)に案内されてマガジン(610)の内側に侵入し、侵入途
上で板バネ(613)を下方に押圧して乗り越え、ディスク
Dが板バネ(613)を越えると、該バネが弾性復帰して、
ディスクDの不用意な飛出しを防止する。ディスク演奏
の際は、使用者が選択したディスクの位置に応じてマガ
ジン(610)が回転し、該ディスクDを2つの演奏部(630)
(630)の何れか一方の空の演奏部に対向させ、蹴り出し
アーム(631)によって演奏部(630)の演奏位置(633)まで
ディスクDを蹴り出す。演奏が終了すれば、蹴り込みア
ーム(632)によって、ディスクDはマガジン(610)の元位
置に蹴り込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ディスク演奏装置
に於て、マガジン(610)の上下の溝(611)(614)は、ディ
スク外周の無信号部の幅より深くすれば、信号記録面が
溝壁に接して損傷する虞れがあるため、極めて浅く開設
せねばならず、安定してディスクを支持することができ
ず、マガジンの回転中或はディスクの受渡し時に、ディ
スクが傾いてトラブルが生じる虞れがある。本発明は、
ディスクを傷つけることなく、安定してマガジンに収容
でき、上記問題を解決できるディスク演奏装置を明らか
にするものである。
【0005】本発明のデイスク演奏装置は、情報が記録
されたディスクDを立てた状態で略放射状に収容可能な
マガジン(3)を回転及び停止させ、マガジン回転移行路
の側方に設けたディスク投入・排出部(4)及び演奏部
(9)とマガジン(3)との間でディスクを受渡しするディ
スク演奏装置において、合成樹脂製マガジン(3)には回
転中心近傍から外周に向けてディスクが嵌まる複数のデ
ィスク保持溝(31)がマガジン(3)と一体に略放射状に形
成され、該保持溝の溝底はマガジンの中間部が外周側よ
り低くなり、溝底の幅は溝の全長に亘ってディスクの厚
みよりも僅か大きく且つマガジン(3)の回転中心側へ徐
々に狭まっており、又、ディスクの外周部が当接する溝
(31)の内端上縁は該溝の最低位置からデイスクの略半径
高さだけ高い位置にある。
【0006】
【作用及び効果】ディスク保持溝(31)の溝底は、マガジ
ン(3)の中間部が外周側より低くなっているため、ディ
スクがディスク投入・排出部(4)からマガジン(3)内
へ、或いは演奏部(9)からマガジン(3)内に側方から送
り込まれた際、デイスクはディスク保持溝(31)に自重で
すべり落ちるため、マガジン(3)が回転した際、ディス
クが不用意に外側に飛び出すことはない。更に、ディス
ク保持溝(31)は、溝底幅はディスクDの厚みよりも僅か
大きく形成され且つ全長に亘ってマガジン(3)の回転中
心側へ徐々に狭まっているため、ディスクがディスク投
入・排出部(4)からマガジン(3)内へ、或いは演奏部
(9)からマガジン(3)内に側方から送り込まれた際、デ
イスク侵入側の溝の開口縁にディスクが衝突することは
なく、又、マガジン(3)の中心側では、保持溝(31)の内
端上縁がディスクの高さ方向の略1/2の位置にてディ
スクの外周縁を殆どガタのない状態で挟むため、ディス
クを安定して支持でき、ディスク記録面が溝壁に接する
ことを防止できる。マガジン(3)は、樹脂の射出成形に
て形成することができ、成形金型によって溝条の形状を
決めることができ、従来の様に溝底にディスク飛出し防
止用の板バネを取付けるものに較べて、部品点数を減ら
すことができ、マガジンの構成を簡素化できる。又、従
来の板バネがディスクの外周を擦る問題は解消される。
【0007】
【実施例】以下に、ディスク演奏装置について項目別に
説明する。メカニズムについては構成と共に作用効果を
含めて説明する。 「全体の概略」(図1、図2、図3、図12参照) 実施例は、レーザを用いて音声信号を記録したディスク
の演奏装置であり、ディスクの2種類の規格寸法である
直径12cmと8cmの内、12cmディスク専用の演奏装置
であるが、これに限定されることはなく、各種円板状記
録媒体の演奏装置に実施できるのは勿論である。ディス
ク演奏装置のベースシャーシ(1)にはディスク収容マガ
ジン(3)が水平面内で回転可能に配備され、マガジン
(3)の回転移行路の外側にディスク投入・排出部(4)及
びディスク演奏部(9)が設けられる。ディスク投入・排
出部(4)と演奏部(9)は、マガジン(3)の回転中心を中
心にして135゜離れており、これは演奏装置全体を最
もコンパクトに構成するためである。
【0008】マガジン(3)は24枚のディスクDを放射
状に収容でき、ディスク投入・排出部(4)に設けた受渡
し装置(6)によって外部からマガジン(3)へのディスク
Dの投入、マガジン(3)から外部へのディスクの排出を
行なう。ディスクの投入、排出、演奏の選択、演奏中止
は図12に示す演奏装置のフロントパネル(2)に設けた
ON−OFFボタン(22)、プレーボタン(23)、ストップ
ボタン(24)、開/閉ボタン(25)、テンキー(26)を操作す
ることによって行ない、例えば、演奏するディスクを使
用者が選択すれば、マガジン(3)が回転し、該ディスク
を演奏部(9)に搬送し、演奏側受渡し装置(6a)によって
演奏部(9)にディスクを送り出す。演奏が終了すれば、
ディスクをマガジン(3)の元の位置に戻す。フロントパ
ネル(2)の各種ボタン操作については後述する。
【0009】図2のM1〜M7は以下の各メカニズムを作
動させる駆動モータ、SW1〜SW8はメカニズムの動作
終了位置を検出するスイッチ、SE1〜SE8はディスク
サイズ及びディスクの通過を判別するセンサー、SE9
はマガジンの回転角度を検出するためのセンサーであ
り、夫々概略配置位置を示している。
【0010】 「マガジン(3)」(図3、図4、図5、図8参照) マガジン(3)は、合成樹脂の射出成形により厚手の略円
盤体に形成され、中央に設けた筒部(39)がベースシャー
シ(1)に突設した支持柱(10)に回転自由に嵌まってい
る。マガジン(3)の上面に24条のディスク保持溝(31)
が等間隔に略放射状に開設され、各保持溝(31)の先端は
マガジン(3)の外周壁の側方に開口し、基端は上記筒部
(39)に突き当っている。ディスク保持溝(31)の数を24
条としたのは、マガジン(3)の外径を可及的に小さく
し、又、可及的に多くのディスクを収容するための設計
的理由からであり、ディスク保持溝(31)の数を限定する
ものものではない。
【0011】実施例の各ディスク保持溝(31)はマガジン
(3)の半径方向に完全に一致しているが、マガジン(3)
の中央筒部(39)から接線方向に向けてディスク保持溝を
設けることも可能であり、ディスク保持溝(31)の配置を
略放射状と表現したのは、後者も含ませる意味である。
更に、実施例では、ディスク保持溝(31)はベースシャー
シ(1)に対して垂直面内に開設されているが、ベースシ
ャーシ(1)に少し傾けて開設すれば、ディスクはすこし
傾いた状態に立って収容されることになり、ディスク収
容部を高さ方向に小さくできる。
【0012】マガジン(3)の上面には各ディスク保持溝
(31)の隣りにNo.1〜No.24までの溝番号が反時計方
向に順に付してある。図8の如く、ディスク保持溝(31)
の溝底は、長さ方向の中央部がマガジン外周への開口部
の底(31a)よりも5mm低くなっている。又、ディスク保
持溝(31)は全長に亘って溝底側及びマガジン(3)の回転
中心側へ徐々に狭まっており、溝底の幅は全長に亘って
ディスクの厚みよりも僅か大きく形成されている。図4
はマガジン(3)を裏側から見た状態を示しているが、デ
ィスク保持溝(31)は部分的にマガジン(3)の底面に貫通
してスリット(32)を形成している。ディスク保持溝(31)
に嵌まったディスクDは、図8に示す如く溝底の複数箇
所(31a)(31b)(31c)(31d)に接し、該箇所にて外周無信号
部を挟まれて、殆んどガタなく支持され、ディスク記録
面が溝壁に接することはない。
【0013】マガジン(3)の中央筒部(39)の上端外周に
リング状弾性部材(30)が装着されている。ディスク保持
溝(31)の溝底の最も低い箇所(31c)から該弾性部材(30)
の上縁までの垂直方向の高さHは6cmであり、ディスク
Dの半径長さに一致している。ディスク保持溝(31)の上
端上縁(31e)を、ディスクを支える溝底の最低位置から
ディスクの半径高さだけ高くしたことにより、該上縁(3
1e)にディスクの縁を挟んで、ディスクを安定して支え
ることができる。リング状弾性部材(30)は、ディスクD
がディスク保持溝(31)に落込む際、直接に筒部(39)に当
って衝撃音を発することを防止する。
【0014】図4の如く、マガジン(3)の底には、回転
駆動用の環状歯面(33)と環状リブ(34)が同心に形成さ
れ、又、マガジン(3)の回転位置を判別するための当り
板(35)が設けられている。マガジン(3)は上記リブ(34)
が、図5に示す如く、ベースシャーシ(1)上にてマガジ
ン支持柱(10)と同心の仮想円上に配備された複数の受け
ローラ(12)に載って高さ方向の位置決めがなされ、前記
中央筒部(39)が支持柱(10)に嵌まって横方向の動きが止
められている。
【0015】図5に示す如く、マガジン(3)は2つの2
段歯車(310)(320)を介してマガジン回転用モータ(M3)
に連繋される。前記マガジン(3)の環状歯面(33)に噛合
する小歯車(330)を具えた2段歯車(320)の大歯車の外周
部には、直径線上の対向位置に2つの貫通孔(340)(340)
が開設されている。ベースシャーシ(1)には2段歯車(3
20)の大歯車を上下から部分的に挟む様にカウントセン
サー(SE9)が設けられ、カウントセンサー(SE9)は前
記貫通孔(340)の通過をカウントする。2段歯車(320)が
1/2回転すればマガジン(3)が15゜即ち、ディスク
保持溝(31)の1ピッチ分だけ回転する。
【0016】図5に示す如く、ベースシャーシ(1)上に
は前記マガジン(3)の当り板(35)の回転移行路に接近し
てレバー(37)が軸(37a)を中心に一定の範囲で回動可能
に配備されている。レバー(37)は一方の自由端が当り板
(35)に形成さた山部(36)の回転移行路に臨出する様にバ
ネ(38)によって付勢され、レバー(37)の回転移行路には
検出スイッチ(SW5)が配備されている。レバー(37)が
当り板(35)の山部(36)に当って回動し、検出スイッチS
5を働かせたとき、マガジン(3)のNo.1のディスク
保持溝(31)が後記するディスク投入・排出部(4)に対向
する様に、当り板(35)のマガジン(3)に対する取付け位
置が決められている。
【0017】No.1のディスク保持溝(31)がディスク投
入・排出部(4)に達したとき、前記マガジン駆動用の2
段歯車(320)に開設した2つの貫通孔(340)(340)の内、
一方の貫通孔(340)はカウントセンサー(SE9)の位置に
対応する。ディスクNo.1の位置検出スイッチ(SW5)
とカウントセンサー(SE9)が同時に働いた時、No.1
ディスク保持溝(31)がディスク投入・排出部(4)に位置
していることを検出する。前記、フロントパネル(2)の
ON−OFFボタン(22)をONにすれば、マガジン(3)
は必ず一旦No.1のディスク保持溝(31)をディスク投入
・排出部(4)に対向させる様に回転し、次の動作に移
る。
【0018】「ディスク上部ガイド部材(5)」(図1、
図3、図6〜図8参照) 上記マガジン(3)の上方に、マガジン(3)に収容された
ディスク群の上部をガイドするガイド部材(5)が配備さ
れる。ガイド部材(5)は、中央部及び外周部に下向きに
複数の脚片(50)(51)を突設し、中央部の脚片(50)は、前
記マガジン(3)の中央筒部(39)を貫通した支持柱(10)の
上部に嵌まり、外周の各脚片(51)は、ベースシャーシ
(1)に突設とたガイド部材支持柱(11)に嵌まって支持さ
れ、ガイド部材(5)は回転しない。図7はガイド部材
(5)を天地逆にした斜面図であるが、中央の脚片(50)を
囲んで環状溝状のガイド面(52)が形成され、中央脚片(5
0)を中心とする半径方向に切断したガイド面(52)の断面
形状はディスクの外周曲率に略一致している。図8に示
す如く、前記マガジン(3)に収容されたディスクDに対
してガイド部材(5)のガイド面(52)がディスクの上部に
接近して被さり、ディスクを収容した状態で演奏装置を
移動あるいは逆さにしも、マガジンからディスクが脱出
するはない。
【0019】図7に示す如く、ガイド部材(5)の環状溝
状ガイド面(52)には、中央脚片(50)を中心に、ディスク
投入・排出部(4)と演奏部(9)との成す角度と同じく1
35゜の間隔を存して2本のガイド溝(53)(54)がガイド
部材(5)の半径方向に向けて開設され、両ガイド溝(53)
(54)はガイド部材(5)の側縁に開口している。上記ガイ
ド溝(53)(54)は、ディスク投入・排出部(4)及び演奏部
(9)の位置に対応し、その位置でのディスクのマガジン
(3)への受け渡しを許す。又、ガイド部材(5)には外周
部から中央脚片(50)側に略三角形の切欠部(55)が設けら
れ、該切欠部に着脱可能に蓋(56)が取り付けられる。蓋
(56)の内面には前記ガイド面(52)に連続するガイド面(5
2a)が形成されている。ガイド部材(5)全体を取り外さ
ずとも、蓋(56)を外せば、マガジン(3)からディスクを
取り出すことができるため、演奏装置の故障修理の際、
修理業者は、速やかにディスクを抜き出して使用者に渡
し、演奏装置だけを持ち帰って修理でき、ディスク紛失
のトラブルを回避でき便利である。
【0020】「ディスク投入・排出部(4)」(図2、図
6、図12〜図17参照) 図12の如く、前記フロントパネル(2)の中央にディス
クを出し入れするスリット(21)が縦方向に開設されてい
る。フロントパネル(2)のスリット(21)の後方に該スリ
ットを開閉する回転扉(41)が配備され、図2の如く、回
転扉(41)の後方に挿入案内部材(500)、更にその後方に
マガジン(3)へのディスク受渡し装置(6)が配備され
て、ディスク投入・排出部(4)を構成している。回転扉
(41)は合成樹脂の射出成形によって形成され、図13に
示す如く、フロントパネル側から見ると縦長の円筒体を
呈し、中央に2枚の板部材(40)(40)を設受けて、板部材
(40)(40)間にディスクの通過する縦長のスリット(42)が
形成されている。回転扉(41)は製造上の都合により、後
側の周壁は省略されている。
【0021】スリット(42)はディスクの直径より僅か長
い。スリット(42)の間隔は、スリットの長さ方向の中央
部において高さ方向に約15mmの範囲Wで一番広く、該
幅広の範囲Wから上下方向にスリット幅は徐々に狭まっ
ており、上下端ではディスクが殆んど余裕のない状態で
通過できる幅に形成されている。更に、スリット(42)は
フロントパネル(2)側及び反対側の開口縁側が全長に亘
って外拡がりに形成されている。従って、ディスクDが
スリット(42)を通過する際、スリットの幅広部Wの側壁
にディスクが擦れることがあっても、それはディスク外
周の無信号部に限られディスクの信号記録部がスリット
の側壁に接することはなく、信号記録面の損傷を防止で
きる。尚、前記フロントパネル(2)のスリット(21)及び
後記する挿入案内部材(500)のディスク挿入案内口(510)
も上記回転扉(41)のスリット(21)と同様にして、ディス
クDの信号記録面が側壁に擦れない形状に形成されてい
る。
【0022】回転扉(41)は、上下の端板の中央に突設し
た軸(44)(44)が、フロントパネル(2)の裏面に突設した
リブ(図示せず)に回転自由に支持され、図15に示す如
く、通常は円弧壁板(43)をフロントパネル(2)のスリッ
ト(21)に向けて該スリット(21)を塞いでおり、ディスク
の投入・排出の際は、後記する扉開閉駆動装置(400)に
よって時計方向に約90゜回転駆動され、スリット(42)
の向きをフロントパネル(2)のスリット(21)に一致させ
る。回転扉(41)の下端には図14Bに示す如く、フロン
トパネル(2)の突片(27)に当って扉の回転角度を規制す
るストッパー(46)(46)が突設されている。
【0023】図16に示す如く、回転扉(41)の上端にフ
ック(45)が突設され、該フックには、常時扉を閉じ方向
に回転付勢する付勢力の弱いバネ(47)及び扉回開閉動装
置(400)が連繋される。扉開閉駆動装置(400)は、フロン
トパネル(2)に沿って水平にスライドするスライダー(4
10)にトーションバネ(440)を具え、該バネの一端を回転
扉(41)のフック(45)に当接可能に延ばしている。スライ
ダー(410)はスライド方向にラック面(420)が形成され、
該ラック面(420)にピニオン(450)が噛合している。図6
に示す如く、上記スライダー(410)及びピニオン(450)は
前記ディスク上部ガイド部材(5)上に配備されている。
該ガイド部材(5)には扉開閉用モータ(M1)が取付けら
れ、該モータ(M1)によってピニオン(450)が回転駆動さ
れ、スライダー(410)がスライドする。
【0024】図15、図16に於て、スライダー(410)
が右側にスライドすると、スライダー(410)上のトーシ
ョンバネ(440)の一端が回転扉(41)のフック(45)に当っ
て該バネ(440)が圧縮され、回転扉(41)を閉じ方向に付
勢しているバネ(47)力に打ち勝って回転扉(41)を時計方
向、即ち、開き方向に回転させる。スライダー(410)が
左側にスライドすると、トーションバネ(440)が回転扉
(41)のフック(45)から離れて回転扉(41)に対する付勢力
が消え、回転扉(41)を閉じ方向に付勢するバネ(47)力に
よって回転扉(41)が反時計方向に回転し、該回転扉(41)
の壁板(43)によってフロントパネル(2)のスリット(21)
を塞ぐ。
【0025】スライダー(410)の移行路に沿って扉全閉
検出スイッチ(SW1)及び扉全開検出スイッチ(SW2)が
配備され、スライダー(410)が回転扉を全閉させる位置
までスライドすれば、スライダー(410)に設けた突部(43
0)が扉全閉検出スイッチ(SW1)を動作させて扉開閉モ
ータ(M1)を停止させ、又、スライダー(410)が回転扉を
全閉させる位置までスライドすれば、突部(430)が扉全
開検出スイッチ(SW2)を動作させて扉開閉モータ(M1)
を停止させる。上記の様に、スライダー(410)と回転扉
(41)は剛体によって連結されておらず、トーションバネ
(440)を介して回転扉(41)を開き、付勢力の弱いバネ(4
7)で回転扉(41)を閉じるため、万一、回転扉(41)にディ
スクが挟まった状態でスライダー(410)がスライドし、
回転扉(41)に閉じ方向のバネ(47)力が作用しても、回転
扉(41)はディスクを噛み込だ状態で回転を停止し、ディ
スクを破壊するには至らない。
【0026】又、フロントパネル(2)の裏面には、前記
回転扉(41)のフック(45)に当って回転扉(41)の全開状態
を検出するディスク噛み込み検出スイッチ(SW3)が配
備されいる。前記の如く、スライダー(410)と回転扉(4
1)は剛体によって連結されておらず、トーションバネ(4
40)を介して連繋されているだけであるから、回転扉(4
1)にディスクが挟まった状態でも、スライダー(410)が
回転扉(41)の閉じ方向にスライドして、扉全閉検出スイ
ッチ(SW1)を動作させることがあり得る。この場合を
想定して、前記ディスク噛み込み検出スイッチ(SW3)
が扉の全開状態を検出している間は、次の動作に移れず
一層安全性を高めている。
【0027】回転扉(41)に接近して回転扉(41)の後方に
挿入案内部材(500)が、ベースシャーシ(1)とディスク
上部ガイド部材(5)とに跨がって固定配備される。挿入
案内部材(500)は、図17に示す如く、2枚の板部材(52
0)(530)の上端間を端板(540)(540)で繋ぎ、板部材(520)
(530)間に前記回転扉(41)のスリット(21)と同様にして
ディスクの記録面に擦れることのない形状のディスク挿
入案内口(510)を形成している。上記板部材(520)(530)
には対向位置に夫々4箇所の貫通切欠(550)が開設さ
れ、該貫通切欠は、後記するディスクの大きさを検出す
る6つのセンサー(SE1)〜(SE6)の内、第1センサー
(SE1)から第4センサー(SE4)の配置位置に対応して
開設され、センサー光の通過を許す。
【0028】「ディスク受渡し装置(6)」(図2、図
8、図17〜図22参照) 上記挿入案内部材(500)の後方に受渡し装置(6)が配備
される。受渡し装置(6)は、挿入案内部材(500)に接近
して配備されディスクDを挟んで搬送する一対のローラ
(61)(62)と、ローラ(61)(62)の後方にてベースシャーシ
(1)上にスライド可能に配備されマガジン(3)上のディ
スクDをローラ(61)(62)側に蹴り出す蹴り出し部材(7)
とで構成される。図17に示す如く、2つのローラ(61)
(62)は、互に上下端の中央に突設した軸(601)(602)がロ
ーラ支持部材(63))(64)に回転自由に支持され、該ロー
ラ支持部材(63))(64)はベースシャーシ(1)とディスク
上部ガイド部材(5)との間に跨がって固定されている。
【0029】図17に於て左側のローラ(61)は、挿入案
内部材(500)の挿入案内口(510)の幅中心を通過するディ
スクの面に接する定位置に保持され、下端に回転駆動用
歯車(67)が取り付けられている。他方のローラ(62)は、
上下端の軸(602)がローラ支持部材(64)の上端の切欠部
(65)に相手ローラ(61)に接近離間可能に余裕のある状態
に嵌まっており、バネ(66)によって相手ローラ(61)に付
勢され、2つのローラは常時接触している。上記ローラ
支持部材(64)の切欠部(65)の側方開口幅は軸(602)の径
よりも狭くなって、ローラ軸(602)の脱出を防止してい
る。図18の如く、蹴り出し部材(7)はベースシャーシ
(1)上にてマガジン支持用の支持柱(10)側からローラ(6
1)(62)間に向けてスライド可能に配備され、後端にはマ
ガジン(3)の底部スリット(32)に侵入してディスクをロ
ーラ(61)(62)側に蹴り出す押し片(71)が上向きに突設さ
れ、前部にスライド方向と直交する方向にガイド長孔(7
2)が開設されている。
【0030】上記定位ローラ(61)及び蹴り出し部材(7)
に共通の駆動装置(705)が連繋される。駆動装置(705)
は、図19に示す如く、ベースシャーシ(1)上に取り付
けた投入・排出側ローディングモータ(M2)に歯車列(70
0)を連繋し、歯車列(700)の下流側の二段歯車(730)の大
径歯車(710)に定位ローラ(61)下端の歯車(67)を噛合
し、二段歯車(730)の小径歯車(720)に中間歯車(740)を
介して制御歯車(73)を噛合し、制御歯車(73)に突設した
軸(77)を蹴り出し部材(7)のガイド長孔(72)にスライド
可能に嵌めている。上記駆動装置(705)に限らず本実施
例のメカニズムに使用される歯車は全て合成樹脂にて形
成されている。図20に示す如く、中間歯車(740)及び
制御歯車(73)は、ベースシャーシ(1)に形成した凹部
(13)に回転自由に嵌まっている。凹部(13)は、中間
歯車(740)が嵌まる小円凹部(15)と制御歯車(73)が嵌ま
る大円凹部(14)の一部を重さなった状態に連続して形成
されている。
【0031】中間歯車(740)の下面には無負荷の状態で
は中間歯車(740)と一体に回転し、負荷が作用すれば、
中間歯車(740)に対してスリップする掛け外しプレート
(750)が取付けられる。掛け外しプレート(750)は先端が
下向きに屈曲した回転規制片(760)と腕片(770)とをV字
状に側方に突設している。中間歯車(740)が嵌まるベー
スシャーシ(1)の小円凹部(15)には上記回転規制片(76
0)の屈曲部が嵌まる円弧孔(16)が開設され、該孔の余裕
分だけ回転規制片(760)は回動できる。腕片(770)は制御
歯車(73)が嵌まる大円凹部(14)内に臨出している。制御
歯車(73)は、一部に歯面(76)が形成され、歯面(76)の両
端は歯面(76)に沿って互いに接近する方向に延びる切欠
(74)(75)が開設され、歯面(76)の両側に弾性を付与して
いる。制御歯車(73)の上面には前記蹴り出し部材(7)の
ガイド長孔(72)に嵌まる軸(77)が突設され、下面には外
周寄りに各切欠(74)(75)に接近して当り片(78)(79)が突
設されている。
【0032】ディスクをマガジン(3)に収容する際、投
入・排出側ローディングモータ(M2)が作動して、図2
1に示す如く、二段歯車(730)が時計方向に回転し、定
位ローラ(61)がディスクを引き込む方向に回転する。二
段歯車(730)の小径歯車(720)に噛合した中間歯車(740)
は反時計方向に回転し、制御歯車(73)は時計方向に回転
して、蹴り出し部材(7)を後退させる(図21は蹴り出
し部材が後退位置の状態である)。中間歯車(740)下面の
掛け外しプレート(750)は中間歯車(740)の反時計方向へ
の回転に追従して回転するが、回転規制片(760)の先端
屈曲部が円弧孔(16)の端に当った時点で回転は止まり、
中間歯車(740)だけが回転する。蹴り出し部材(7)の後
退により、該部材(7)上の押し片(71)はマガジン(3)の
ディスク保持溝(31)から脱出し、ディスクのディスク保
持溝(31)への投入に支障はない。
【0033】蹴り出し部材(7)が後退端に達しても、二
段歯車(730)は回転を持続し、定位ローラ(61)は回転を
続けてディスクを引き込み続け、後記するディスク検出
センサーSE1〜(SE6)が定位ローラ(61)を通過したこ
とを検出して、所定時間経過後、実施例では0.5秒経
過後、投入・排出側ローディングモータ(M2)が停止す
る。図8に示す如く、ディスクがローラ(61)(62)を通過
した時点で、ディスクはマガジン(3)のディスク保持溝
(31)の奥方に達しており、ローラ(61)(62)から離れた瞬
間にディスク保持溝(31)の低底部に落ち込む。図8に於
て、ディスク保持溝(31)に落ち込んだディスクとローラ
(61)との距離Bよりもディスクの自重転がりストローク
Aの方が大である。図21の如く、前記二段歯車(730)
が回転している間、中間歯車(740)も回転を続けるが、
蹴り出し部材(7)が後退端に達した時点で、制御歯車(7
3)の切欠(74)が中間歯車(740)に対応して、中間歯車(74
0)は空回りし、制御歯車(73)に回転力は伝達されず、メ
カニズムを損傷することはない。
【0034】ディスクをマガジン(3)からローラ(61)(6
2)側へ排出する際、投入・排出側ローディングモータ
(M2)が前記とは逆方向に回転し、図22に示す如く、
二段歯車(730)が反時計方向に回転し、ローラ(61)(62)
をディスク排出方向に回転させる。中間歯車(740)は時
計方向に回転し、この時掛け外しプレート(750)も一緒
に回転し、腕片(770)が制御歯車(73)下面の当り片(78)
を蹴って制御歯車(73)を少し反時計方向に回転させる。
【0035】制御歯車(73)が少し反時計方向に回転すれ
ば、中間歯車(740)と制御歯車(73)の歯面(76)が噛合
し、制御歯車(73)を反時計方向に回転駆動する。中間歯
車(740)下面の掛け外しプレート(750)は中間歯車(740)
の時計方向への回転に追従して回転するが、回転規制片
(760)の先端屈曲部が円弧孔(16)の端に当った時点で回
転が止まる。中間歯車(740)は回転を持続する。制御歯
車(73)の反時計方向の回転により、蹴り出し部材(7)が
前進し、マガジン(3)の底のスリット(32)に侵入して、
ディスク保持溝(31)内のディスクを定位ローラ(61)(62)
が噛み込むまで蹴り出す(図22は蹴り出し部材の蹴り
出し完了位置を示す)。蹴り出し部材(7)がディスクを
ローラ(61)(62)まで蹴り出した時点で、制御歯車(73)の
切欠(75)が中間歯車(740)に対応して、制御歯車(73)の
回転は停止し、中間歯車(740)は回転を持続してもメカ
ニズムを損傷しない。ディスクDがローラ(61)(62)を通
過すれば、後記するディスク検出センサーが働いて投入
・排出側ローディングモータ(M2)が停止する。
【0036】再度、ディスクをマガジン(3)に収容する
際、投入・排出側ローディングモータ(M2)が作動し
て、二段歯車(730)が時計方向に回転し、ローラ(61)が
ディスクDを引き込む方向に回転する。二段歯車(730)
の小径歯車(720)に噛合した中間歯車(740)は反時計方向
に回転し、この時、中間歯車(740)と一緒に反時計方向
に回転する掛け外しプレート(750)の腕片(770)が、制御
歯車(73)下面の当り片(79)を蹴って少し制御歯車(73)を
時計方向に回転させ、制御歯車(73)の歯面(76)を中間歯
車(740)に噛合させる。その後の動作は前記した通りで
ある。
【0037】蹴り出し部材(7)の後退位置に対応して投
入・排出側蹴り出し部材後退位置検出スイッチ(SW4)
が配備されており、該スイッチ(SW4)によって蹴り出
し部材(7)が後退位置にあることを検出していない時
は、前記マガジン回転用モータ(M3)には通電されず、
蹴り出し部材(7)の押し片(71)がマガジン(3)のスリッ
ト(32)に嵌まったまま、マガジン(3)が回転することを
防止している。
【0038】 「モータの取付け」(図9、図10、図11) 上記投入・排出側ローディングモータ(M2)は、プレー
ト(701)上に取付けられ、プレート(701)はベースシャー
シ(1)の側壁(100)に内向きに張り出した受板(18)及び
ベースシャーシ(1)上に突設したボス(17)にビス(19)に
て固定される。モータ軸に固定した歯車(780)はプレー
ト(701)を下向きに貫通している。プレート(701)には、
複数の位置決め用切欠(702)(702)(703)及びビス挿通孔
(704)(704)が開設されている。ベースシャーシ(1)上の
受板(18)及びベースシャーシ(1)には、モータ軸の歯車
(780)が前記歯車列(700)の上流端の歯車(790)に噛合す
る位置に対応して、プレート(701)の切欠(702)(702)(70
3)に嵌まる突起(180)(180)(170)が設けられ、プレート
(701)のビス挿通孔(704)(704)に対応してネジ孔(171)(1
81)が開設されている。
【0039】ベースシャーシ(1)の側壁(100)には、プ
レート(701)を真上から下方の突起(180)(180)及びネジ
孔(171)(181)に位置合わせすることを邪魔する邪魔片(1
10)が突設されている。突起(180)の上端と邪魔片(110)
の下面との高さ間隔は、プレート(701)の厚みよりも大
きい。従って、投入・排出側ローディングモータ(M2)
及び歯車(780)を取付けたプレート(701)をベースシャー
シ(1)に固定するには、図11に示す如く、邪魔片(11
0)をかわして、該邪魔片(110)の下方に潜り込ませる様
に位置合わせせねばならず、このとき、モータの歯車(7
80)は相手歯車(790)に対して側方から噛合することにな
り、歯車(780)(790)の歯部が上下方向から衝突して歯部
を損傷することを防止できる。尚、上記モータの取付け
構造は、本実施例に使用した他のモータの取付けにも実
施している。
【0040】「ディスクの検出」(図23、図24) ディスク投入・排出部(4)には、図23に示す如く、デ
ィスクのサイズ及び通過を検出する6つのセンサー(S
1)(SE2)(SE3)(SE4)(SE5)(SE6)が配備され
る。各センサーはディスクの移行路を挟んで発光素子と
受光素子を対向配備して構成される。前記ローラ(61)(6
2)の外側に、縦方に1列に第1から第4つのセンサー
(SE1)(SE2)(SE3)(SE4)が配備され、ローラ(61)
(62)の内側に第5センサー(SE5)及び第6センサー(S
6)が配備される。
【0041】第1センサー(SE1)は12cmディスクの
中心が通過する位置に、第2センサー(SE2)は図24
の如く8cmディスクd3が移行路の下方を通過する際に
該ディスクの上部が僅か外れる位置に、第3センサー
(SE3)はディスクの下端の通過を検出する位置に、第
4センサー(SE4)は12cmディスクの上部を検出する
位置にある。第5センサー(SE5)は第1センサー(SE
1)と第3センサー(SE3)の間に位置し、第6センサー
(SE6)は第2センサー(SE2)と第4センサー(SE4)
の間にあり、且つ第5センサー(SE5)と第6センサー
(SE6)は12cmディスクの移行路のほぼ中間位置を8c
mディスクが通過する際、第5センサー(SE5)又は第6
センサー(SE6)の少なくとも何れか一方のセンサーが
検出できる位置関係に配備される。
【0042】以下の動作説明では、各センサー(SE1)
〜(SE6)は、光が透過すれば、ONとなる。 〈ディスク投入時〉使用者がディスクをローラ(61)(62)
の間に噛み込ませる。 12cmディスクの検出手順 第1センサー(SE1)がONからOFFになり、投
入・排出側ローディングモータ(M2)が回転し、前記の
如くローラ(61)(62)が回転してディスクを引き込む(図
23のディスクD1からD2の状態)。 第2センサー(SE2)〜第6センサー(SE6)が全て
OFF(12cmディスクであることを検出)(同図のD3
状態)。 第1センサー(SE1)はON(ディスクの中央孔の通
過による)、第5、第6センサー(SE5)(SE6)OF
F。 第5、第6センサー(SE5)(SE6)ON。ディスク
(D)はディスク保持溝(31)にすべり落ちる。 第5、第6センサー(SE5)(SE6)のONから少し
経過後、実施例では0.5秒経過後投入・排出側ローデ
ィングモータ(M2)が停止し、又、扉開閉モータ(M1)が
作動して回転扉(41)が閉じる。
【0043】ディスク保持溝(31)にディスクDが有るこ
とは、後記の制御装置に記憶される。尚、第5、第6セ
ンサー(SE5)(SE6)がONから、0.5秒経過してか
らディスク投入・排出部(4)側のローディングモータ
(M2)を停止し、扉開閉モータ(M1)を作動させるのは、
ディスクとディスクを搬送するローラ(61)(62)のすべり
等を考慮し、ローラ(61)(62)及び回転扉(41)にディスク
が挟まったままローラが回転を停止して、次の動作に移
ることを防止するためである。
【0044】8cmディスクの検出手順 ′図24のd1に示す如く、第4センサー(SE4)及び
第6センサー(SE6)がOFFで第3センサー(SE3)及
び第5センサー(SE5)がON。又は、図24のd2に示
す如く、第3センサー(SE3)及び第5センサー(SE5)
OFFで、第4センサー(SE4)及び第6センサー(SE
6)がON。又は、図24のd3に示す如く、第5センサ
ー(SE5)又は第6センサー(SE6)の何れか一方或は両
方がOFFで第3センサー(SE3)及び第4センサー(S
4)がON。 ′投入・排出側ローディングモータ(M2)が前記とは
逆方向に回転し、ローラ(61)(62)をディスク排出方向に
回転させる。 ′第5センサー(SE5)及び第6センサー(SE6)がO
N。 ′投入・排出側ローディングモータ(M2)が停止(8cm
ディスクをローラ(61)(62)が噛み込んだ状態でディスク
を保持する)。上記′の状態から8cmディスクを再挿
入すれば、上記した検出動作により、′に戻る。前記
′の状態から使用者がディスクをローラ(61)(62)から
引き出せば、第1センサー(SE1)がONし、前記扉開
閉モータ(M1)が作動して回転扉(41)が閉じる。
【0045】〈ディスクの排出時〉後記する開/閉ボタ
ン(25)の操作により、マガジン(3)の所定の番号のディ
スク保持溝(31)に収容されたディスクDがディスク投入
・排出部(4)に位置に対応する様にマガジン(3)回転し
て停止し、前記の如く、受渡し装置(6)が作動してロー
ラ(62)(63)をディスク排出方向に回転させると共に、蹴
り出し部材(7)がディスクを蹴り出してローラ(61)(62)
に噛み込ませる。 第3センサー(SE3)及び第4センサー(SE4)がO
FF 第5センサー(SE5)及び第6センサー(SE6)がO
N 投入・排出側ローディングモータ(M2)が停止(ディ
スクをローラ(61)(62)が噛み込んだ状態でディスクを保
持する)。
【0046】次に ′第1センサー(SE1)がON(使用者がディスクをロ
ーラ(61)(62)から引き出したとき) ′扉開閉モータ(M1)が作動して回転扉(41)が閉じ
る。或は、 ″第5センサー(SE5)及び第6センサー(SE6)がO
N(の状態からディスクを押し込んだとき) ″投入・排出側ローディングモータ(M2)が作動して
ローラ(61)をディスク引き込み側に回転させ、ディスク
をマガジン(3)に収納する。前記の状態で、一定時間
放置された場合、投入・排出側ローディングモータ
(M2)がディスク投入方向に回転してディスクをマガジ
ンに再収納する。
【0047】上記の様に、ディスクを排出する際、ロー
ラ(61)(62)の外側までディスクを完全に排出せず、ロー
ラ(61)(62)に噛み込ませた状態で保持するため、ディス
クがフロントパネル(2)のスリット(21)から転げ落ちて
損傷することはない。尚、8cmディスクに公知の環状ア
ダプター(図示せず)を装着して、12cmサイズとしたと
きは、前記12cmサイズの場合の動作と同様であるのは
勿論である。
【0048】「演奏部側受渡し装置(6a)」(図2、図1
8、図25〜図27参照) 演奏部(9)に対応して、マガジン(3)内のディスクを演
奏部(9)に、或は演奏部(9)のディスクをマガジン(3)
に受け渡す受渡し装置(6a)が配備される。受渡し装置(6
a)は、前記ディスク投入・排出部(4)側の受渡し装置
(6)と同様にして、ベースシャーシ(1)上をスライドし
てマガジン(3)上のディスクを蹴り出す蹴り出し部材(7
a)、ディスクを挟んで搬送する一対の搬送用回転ローラ
(61a)(62a)、蹴り出し部材(7a)及びローラ(61a)を歯車
列(700a)を介して駆動する演奏側ローディングモータ
(M4)、蹴り出し部材(7a)と歯車列(700a)との間に配備
された中間歯車(740a)、制御歯車(73a)及び中間歯車(74
0a)の下面に取付けられた掛け外しプレート(750a)等か
ら構成されている。
【0049】蹴り出し部材(7a)の後退端に対応して、蹴
り出し部材後退位置検出スイッチ(SW6)が配備され、
該スイッチが蹴り出し部材(7a)を検出していない限り、
即ち、蹴り出し部材(7a)が後退位置にあって、マガジン
(3)内に侵入していないことを確認しない限り、前記マ
ガジン回転用モータ(M3)に通電はされない。又、ディ
スク投入・排出側の受渡し装置で説明した様に、蹴り出
し部材(7a)の押し片(71a)がマガジン(3)底部のスリッ
ト(32)に侵入してディスクDをローラ(61a)(62a)に噛み
込むまで蹴り出し終えた時、後記する演奏部側ディスク
検出センサー(SE7)(SE8)によって、蹴り出し部材(7
a)を駆動する演奏側ローディングモータ(M4)は停止
し、蹴り出し部材(7a)の押し片(71a)は後記するマガジ
ン(3)のスリット(32)に侵入したままとなり、ディスク
演奏中にマガジン(3)が不用意に回転することを防止で
きる。
【0050】尚、上記受渡し装置(6a)或はディスク投入
・排出部(4)側の受渡し装置(6)の何れか一方の装置に
よってディスクを受け渡すに際し、他方の受渡し装置の
ディスク蹴り出し部材(7)、(7a)の押し片(71)(71a)を
マガジン(3)の底部スリット(32)内に、ディスクを突き
出さない程度に侵入させておくように電気的に制御すれ
ば、ディスクの受渡し中に、マガジン(3)が不用意に回
転して、ディスクDを損傷することを防止できる。
【0051】演奏側の受渡し装置(6a)とディスク投入・
排出部側の受渡し装置(6)との相違点は、ディスク投入
・排出部(4)の受渡し装置(6)のローラ(61)(62)の内、
駆動側のローラ(61)は定位置から移動せず、他方のロー
ラ(62)のみが移動して、ディスクを挟圧し、或は挟圧解
除を行なうが、演奏部(9)側の受渡し装置(6a)のローラ
(61a)(62a)は、両ローラ(61a)(62a)がディスクの受渡し
移行路に対して接近離間して、ディスクを挟圧或は挟圧
解除する点である。ローラ(61a)(62a)の上下端を回転自
由に支持する2つのローラ支持部材(63a)(64a)は、ベー
スシャーシ(1)とディスク上部ガイド部材(5)との間の
定位置にて回動可能に支持されている。下端に駆動用歯
車(67a)を具えたローラ(61a)は、該歯車(67a)が噛合し
ている歯車列(700a)の下流端の歯車(710a)に噛み合った
まま、ローラ支持部材(63a)の回動に応じて歯車(710a)
の回りを公転する。2つのローラ支持部材(63a)(64a)
は、夫々バネ(60)(60)によってローラ(61a)(62a)どうし
を互いに押圧する方向に付勢されている。
【0052】両ローラ(61a)(62a)の下端中心から突出し
た軸(68)(69)は、ベースシャーシ(1)上に配備されたス
ライド板(8)の内端側に開設したローラ開閉用カム溝(8
1)(82)に嵌まっている。スライド板(8)は蹴り出し部材
(7a)のスライド移行路の延長上をスライドする。図26
の如く、スライド板(8)の両カム溝(81)(82)は、蹴り出
し部材(7a)から演奏部(9)側に向けて、接近平行部(81
0)(820)、外側傾斜部(811)(821)、平行部(812)(822)が
連続しており、スライド板(8)が蹴り出し部材(7a)側に
スライドすると、ローラ(61a)(62a)間が開き、ディスク
の挟圧を開放できる。スライド板(8)が蹴り出し部材(7
a)から離れる方向にスライドすると、ローラ(61a)(62a)
間が閉じ、ディスクを挟圧できる。図27の如く、スラ
イド板(8)には、更に後記するヘッド側開閉用カム溝(8
3)(83)及びクランパー側開閉用カム溝(85)が開設され、
スライド方向の一側縁にラック面(88)が形成されてい
る。ローラ開閉兼用のディスククランプ用モータ(M5)
が連繋された歯車列(80)の下流端の歯車(84)がスライド
板(8)のラック面(88)に噛合している。
【0053】「演奏部(9)」(図2、図25〜図33) 演奏部(9)は、マガジン(3)から供給されたディスクを
収容するディスク収容ケース(91)と、該ケースの両側に
互いに接近離間可能に配備されケース内のディスクを回
転自由にクランプするヘッド取付け体(92)及びクランパ
ー(93)とで構成される。図28に示す如く、ディスク収
容ケース(91)は、ディスク侵入側を除く3辺に周板(91
0)を突設した板部材(912)と板部材(913)を接合して、デ
ィスク侵入側が開口した扁平縦長に形成される。ケース
(91)は、ローラ(61a)(62a)に接近して開口をローラ間に
向け、前記スライド板(8)のスライド移行路の上方に位
置してベースシャーシ(1)に固定されている。ケース(9
1)にディスクを収容した際、ディスクはケース開口から
マガジン(3)側に食み出して、一部がマガジン(3)内に
嵌まった状態となる。ケース(91)内で、ディスクは上下
方向及び、ディスクの侵入移行路と直交する方向に少し
余裕がある。
【0054】ケースの両板部材(912))(913)には、下記
のヘッド取付け体(92)上のターンテーブル(922)、クラ
ンパー(93)の円板(933)が侵入可能な切欠(914)(915)が
開設されている。ヘッド取付け体(92)は、図30に示す
如く、ディスクを回転駆動するターンテーブル(922)、
ターンテーブル(922)を回転駆動するディスク回転用モ
ータ(M6)、読取りヘッドを具えたヘッド取付け台(92
3)、ヘッド取付け台(923)をラックとラックとピニオン
を介して水平方向に駆動するヘッドスライド用モータ
(M7)を具えている。ヘッド取付け体(92)は、上端両側
に突設した枢軸(921)(921)が、ディスク収容ケース(91)
の上部に回転自由に支持されている。ヘッド取付け体(9
2)の下端に、2本の脚軸(924)(924)が突設され、該脚軸
(924)は前記スライド板(8)に開設されたヘッド側開閉
用カム溝(83)(83)にスライド可能に嵌っている。
【0055】クランパー(93)はディスク収容ケース(91)
の下部に枢軸(931)(931)により揺動可能に支持された枠
体(932)に、前記ターンテーブル(922)との対応位置にマ
グネットを内蔵した円板(933)を少し余裕の有る状態に
嵌めて構成される。枠体(932)の下端には脚軸(934)が突
設され、該脚軸(934)はスライド板(8)に開設したクラ
ンパー側開閉用カム溝(85)にスライド可能に可能に嵌ま
っている。クランパー側開閉用カム溝(85)及び前記ヘッ
ド側開閉用カム溝(83)(83)は、スライド板(8)がマガジ
ン(3)側にスライドすれば、ヘッド取付け体(92)及びク
ランパー(93)を前記枢軸(921)(931)を中心に互いに接近
する方向に回転させ、スライド板(8)がマガジン(3)か
ら離れる方向にスライドすれば、ヘッド取付け体(92)及
びクランパー(93)を互いに離れる方向に回転させる様
に、スライド板(8)のスライド方向に対して、カム溝(8
3)(83)(85)は傾斜している。但し、クランパー側開閉用
カム溝(85)は、クランパー(93)がディスクをクランプす
る側に回動し、一旦ターンテーブル(922)との間で、ケ
ース(91)の内幅中央にてディスクを挟圧保持する位置ま
で達した後(図32の状態)、円板(933)がターンテーブ
ル(922)に吸着状態で回転を許す様に、僅かに右側に回
動する様に、溝形状が決められている。
【0056】ターンテーブル(922)の中央にディスクの
孔に嵌まる円錐凸部(925)が突設され、クランパー(93)
の円板(933)には該円錐凸部(925)が嵌まる円錐凹部(93
5)が形成されており、上記した如く、ケース(91)に収容
されたディスクに対してターンテーブル(922)と円板(93
3)が互いに接近し、円錐凸部(925)と円錐凹部(935)を嵌
合する。この時、ディスクの孔縁がターンテーブル(92
2)の円錐凸部(925)をすべって、ディスクはターンテー
ブル(922)に押圧され、ターンテーブル(922)とディスク
の芯を確実に一致させることができる。この状態から前
記の如くクランパー(93)が少し右側に回転して、円板(9
33)に対する押圧を解除しても、円板(933)はターンテー
ブル(922)に吸着されており、ディスクの芯がずれるこ
とはなく、又、ディスクがケース(91)の内面に接触しな
い状態でディスクDをクランプできる。 ディスクDを
クランプしてからの演奏動作については公知であるので
説明は省略する。
【0057】スライド板(8)の上記カム溝(83)(83)(85)
及びローラ開閉用カム溝(81)(82)による、ローラ(61a)
(62a)の開閉と、ターンテーブル(922)とクランパー(93)
によるディスクのクランプのタイミングは、ローラ(61
a)(62a)がディスクDをディスク収容ケース(91)に送り
出し、ターンテーブル(922)とクランパー(93)によるデ
ィスクのクランプが完了してから、ローラ(61a)(62a)が
開いてディスクの挟圧を開放し、演奏が終了してディス
クDを演奏部(9)からマガジン(3)に戻す際には、ロー
ラ(61a)(62a)が閉じてディスクを挟んでから、次にター
ンテーブル(922)とクランパー(93)によるディスクDの
クランプが解除される様に、タイミングが設定されてい
る。即ち、ディスクの受渡しに際して、ディスクは、ロ
ーラ(61a)(62a)或はターンテーブル(922)とクランパー
(93)によって常時両面からの押圧保持されているため、
ディスクの受渡し中に、演奏装置を持上げる等によって
演奏装置が傾く自体が生じても、ディスクの受渡しを確
実に行なうことができる。上記の如く、共通のスライド
板(8)によって、ローラ(61a)(62a)の開閉と、ターンテ
ーブル(922)とクランパー(93)によるディスクのクラン
プ及びクランプ解除が行なわれるため、動作が確実でタ
イミングのずれによるトラブルは生じない。又、前記受
渡し装置(6a)のローラ(61a)(62a)間にディスクが嵌まり
込んだ状態でディスクの演奏が行なわれるが、このとき
両ローラは、ディスクの受渡し移行路から離れてディス
クには接触せず、ディスクの回転に支障はない。
【0058】図27の如く、スライド板(8)の移行路に
沿ってクランプ完了スイッチ(SW7)及びクランプ解除
スイッチ(SW8)が配備される。ディスクをクランプ完
了する時点まで、スライド板(8)がマガジン(3)側に前
進した時、スライド板(8)上の突片(89)をクランプ完了
スイッチ(SW7)が検出してクランプ用モータ(M5)を停
止させる。ディスクのクランプを解除する時点まで、ス
ライド板(8)が後退した時点で、クランプ解除スイッチ
(SW8)が突片(89)を検出してクランプ用モータ(M5)を
停止させる。
【0059】図33に示す如く、受渡し装置(6a)のロー
ラ(61a)(62a)に接近し、ローラよりも内側に前記ディス
ク投入・排出部側のディスク検出センサーと同様の第7
センサー(SE7)及び第8センサー(SE8)が配備され
る。第7センサー(SE7)は、ローラ(61a)(62a)間の通
過を検出でき、且つディスクDがディスク収容ケース(9
1)の奥に達した状態でディスクDから外れる位置に設け
られる。第8センサー(SE8)はディスクDがディスク
収容ケース(91)の奥に達した状態で、ディスクDの存在
を検出する位置に設けられる。演奏時、第7センサー
(SE7)がディスクDの通過を検出、即ち、演奏位置へ
の搬送完了を検出しない限り、次の動作を開始しない。
第8センサー(SE8)がディスクDの存在を検出してい
る間は、マガジン回転用モータ(M3))には通電されず、
マガジン(3)が回転することはない。
【0060】演奏位置からマガジン(3)へディスクDを
戻す際、前記第7センサー(SE7)がディスクDの通過
を検出、即ち、マガジン(3)へのディスク収容完了を検
出しない限り、次の動作を開始しない。前記した様に、
ディスクの演奏は、演奏中のディスクの一部をマガジン
(3)内に嵌めた状態で行なうため、ディスクDをマガジ
ン(3)から完全に脱出させた状態にて演奏する演奏装置
に比べて、装置の小型化に寄与できる。
【0061】尚、ディスクは片面のみに情報を記録され
ているだけであるから、ディスクが表裏反対向きにマガ
ジン(3)に収容されていた場合、信号読取りヘッドでT
OCの読取りは出来ない。演奏部(9)に投入された逆向
きのディスクは、読取り不能が検出されれば直ちにマガ
ジン(3)に返送される。返送されたディスクは、マガジ
ン(3)を回転させて、ディスク投入・排出部(4)に搬送
し、直ちに排出するように制御することも、或は、複数
のディスクを連続演奏する場合、逆向きディスクDの位
置を後記する制御装置が記憶しておき、全てのディスク
の演奏が終えてから、逆向きディスクDをディスク投入
・排出部(4)に搬送して外部に排出することも可能であ
る。
【0062】 「フロントパネル及びボタン操作」(図2、図12) 図12に示す如く、フロントパネル(2)には、中央にデ
ィスク投入・排出用スリット(21)、左上に表示部(28)、
右上に見通し窓(29)、更にON−OFFボタン(22)、プ
レーボタン(23)、ストップボタン(24)、開/閉ボタン(2
5)、0〜9までナンバーを付した10個のキーボタンか
らなるテンキー(26)を具えている。
【0063】表示部(28)には、演奏装置のモードに応じ
て各種の表示がなされる。見通し窓(29)は、マガジン
(3)の上のディスクの収容状態、回転状況を見通すため
のものであり、装置の内部に設けた照明ランプ(図示せ
ず)によってディスクが虹色に輝き、装飾的に優れた効
果を得ることができる。
【0064】フロントパネルのボタン操作による、前記
各メカニズムの動作を簡単に説明するが、前記8つのス
イッチ(SW1)〜(SW8)、9つディスク検出センサー
(SE1)〜(SE9)及び7つのモータ(M1)〜(M7)はマイ
クロプロセッサーを含む制御装置(図示せず)に電気的に
連繋され、プログラム通りに制御される。
【0065】以下の説明でディスクNo.とマガジン(3)
の各ディスク保持溝(31)に付されたNo.は同じであり、
例えば、No.5のディスクとは、No.5のディスク保持
溝(31)に収容されたディスクを指す。
【0066】ON−OFFボタン(22)をONにする。マ
ガジン回転用モータ(M3)が作動し、No.1のディスク
保持溝(31)がディスク投入・排出部に位置するまでマガ
ジン(3)が回転する。
【0067】ディスクの演奏 操作手順は操作と操作の2種類がある。 演奏操作 テンキー(26)を操作してディスクを選択する。例えばN
o.14のディスクを選択するにはテンキー(26)の1と4
のキー押す。次にプレーボタン(23)を押す。マガジン回
転用モータ(M3)が作動して、No.1の指定されたディ
スクを演奏部(9)に搬送する。前記演奏部の説明の項で
説明した通りの動作によって、マガジン(3)から演奏部
(9)へのディスクの受渡し及び演奏が行なわれ、演奏が
終了すれば、ディスクはマガジン(3)の元位置に収容さ
れる。尚、ディスクDの回転方向は、回転角度が少なく
て済む側に回転する様に制御される。
【0068】更に、前述の如く、ディスク回転の際、デ
ィスク投入・排出部(4)側の受渡し装置(6)或は演奏部
(9)側の受渡し装置(6a)の両方の蹴り出し部材(7)(7a)
の押し片(71)(71a)が、後退位置に達していることを検
出(SW4、SW6で検出)しない限り、マガジン回転用モ
ータ(M3)に通電はされず、マガジン(3)の底面スリッ
ト(32)に押し片(71)(71a)が嵌まったままマガジン(3)
が回転してメカニズムを破壊することはない。
【0069】演奏操作 ディスクNo.を指定せずにプレーボタン(23)を押す。
この場合、表示部(28)に表示されているNo.のディスク
が演奏部(9)に位置するまでマガジン(3)が回転し、演
奏される。表示部(28)には、本演奏操作の直前に行なっ
た動作、例えば演奏、ディスク収容等の動作を行なった
ディスクのNo.が表示されている。
【0070】ディスクの投入・排出 操作手順は操作と操作の2種類がある。 投入・排出部操作 ディスクNo.をテンキー(26)で指定し、開/閉ボタン(2
5)を押す。マガジン(3)が回転し、指定No.のディスク
保持溝(31)をディスク投入・排出部(4)に対向させる。
【0071】指定No.のディスク保持溝(31)にディスク
有りの場合、扉開閉モータ(M1)が作動して回転扉(41)
を開き、投入・排出側ローディングモータ(M2)によっ
て受渡し装置(6)が作動して該ディスクが排出される。
指定No.のディスク保持溝(31)にディスク無しの場合
は、扉開閉モータ(M1)が作動して回転扉(41)を開き、
ディスクの投入に備える。
【0072】投入・排出操作 ディスクNo.を指定せすに開/閉ボタン(25)を押す。マ
ガジン(3)が回転し、表示部(28)に表示されているNo.
のディスク保持溝(31)をディスク投入・排出部(4)に対
向させ、回転扉(41)を開く。表示にされたディスク保持
溝(31)にディスクDが有れば、ディスクDは排出され、
ディスクDがなければ、ディスク投入に備える。
【0073】演奏中止操作 ストップボタン(24)を押すと、演奏中のディスクの演奏
を中止し、マガジン(3)の元を位置に戻す。尚、本ディ
スク演奏装置には、ディスク排出専用のエジョクトボタ
ンはなく、上記開/閉ボタン(25)の操作によってディス
クの排出を行なう。
【0074】上記の各動作に於て、下記の安全対策、そ
の他の対策が電気回路的に施されている(一部は前出済
み)。 マガジン関係 マガジン(3)は、ディスクDがマガジン(3)に搬送
されたことを確認するセンサ−を通過し、更に、回転扉
(41)が閉じたことを検出しなければ回転しない。 マ
ガジン(3)のスリット(32)からディスク蹴り出し部材
(7)(7a)が脱出したことを検出しない限り、マガジン
(3)は回転しない。
【0075】回転扉関係 回転扉(41)はディスクがマガジン(3)に搬送された
ことを確認するセンサーを通過してから閉じる。 回転扉(41)は、マガジン(3)が回転を停止してから
開き、マガジン(3)の回転中は開かない。
【0076】ディスク排出関係 演奏部(9)に有るディスクをストップボタン(24)又
は、開/閉ボタン(25)によりマガジン(3)に収納する際
に、その収納によってマガジン(3)が満杯になる場合、
新たにディスク投入・排出部(4)にディスクを投入しよ
うすれば、受渡し装置(6)の定位ローラ(61)が排出方向
に回転し、ディスクは自動排出される。尚、ローラ(61)
の回転を停止して、ディスクの引き込みを防止すること
も可能である。 演奏部(9)に対してディスクを表裏逆向に装着した
とき、TOCを読めないことを検知して、逆向きディス
クをマガジン(3)から排出する。
【0077】「実施例の特徴」実施例のディスク演奏装
置は下記の優れた特徴を有している。 1.フロントパネル(2)のディスク投入・排出用スリッ
ト(21)、回転扉(41)のスリット(42)、挿入案内部材(50
0)の挿入案内口(510)は、開口幅の高さ方向の中央か
ら、上下に狭まり且つディスクの投入側が徐々に広がっ
ているため、ディスク投入時、スリット(21)(42)、挿入
案内口(510)の壁面にディスクの記録部が擦れてディス
クを損傷することは防止できる。又、フロントパネル
(2)のスリット(21)は、ディスクの挿脱時以外は閉じ
て、異物の挿入を防止する。
【0078】2.フロントパネル(2)の上記スリット(2
1)を開閉する回転扉(41)は、閉じ動作はバネ(47)によっ
て、開き動作(440)トーションバネ(440)を介してスライ
ダー(410)によって行なわれるため、回転扉(41)のスリ
ット(42)にディスクを挟んだまま、スライダー(410)が
閉じ方向にスライドしても、回転扉(41)は回転せず、デ
ィスクを損傷することない。又、スライダー(410)が扉
閉じ方向に移動し、全閉移動端を扉全閉検出スイッチ
(SW1)が検出しても、ディスク噛み込み検出スイッチ
(SW3)によって、回転扉(41)が全開状態であることを
検出している間は、次の動作に移れないため、二重にデ
ィスクの損傷防止を画ることができる。
【0079】3.第1センサー(SE1)〜第6センサー
(SE6)によって、ディスクサイズの判別を行ない、規
定サイズ以外のディスクの投入を防止することができ、
サイズ外のディスクがマガジンに入り込むことによるト
ラブルを防止できる。
【0080】4.マガジン(3)は回転角度が少なくて済
む方向に回転するため、セット時間を短くできる。
【0081】5.ディスク上部ガイド部材(5)は一部が
取り外しできるため、持帰り修理の際、ガイド部材(5)
全体を外さずとも内部のディスクの取り出しができ、便
利である。
【0082】6.マガジン(3)の各ディスク保持溝(31)
は1枚のディスクDを収容する幅に形成され、二重挿入
を防止し、又、ディスク保持溝(31)の溝底をマガジン
(3)の外周側より中間部を低くする簡単な構成によっ
て、マガジン(3)を安定して支持でき回転中のディスク
の不用意な飛び出しを防止できる。
【0083】7.ディスク保持溝(31)は全長に亘って溝
底側及びマガジン(3)の回転中心側へ徐々に狭まってお
り、溝底幅はディスクDの厚みよりも僅か大きく形成さ
れており、ディスクの外周縁を殆んどガタなく支持で
き、ディスク記録面が溝壁に接することを防止できる。 8.ディスク保持溝(31)の奥端が突き当るマガジン中央
の筒部(39)に、リング状弾性部材(30)を装着したため、
ディスク保持溝(31)にディスクDが落込む際の衝撃音を
抑えることができる。 9.ディスク保持溝(31)の上端上縁は、ディスクを支え
る溝底の最低位置からディスクの半径高さだけ高く、該
上縁にてディスクの縁を挟んで、ディスクを安定して支
えることができる。
【0084】10.ディスクDの演奏は、ディスクDの
一部をマガジン(3)内に残した状態で行なうため、ディ
スクDをマガジン(3)から完全に脱出させた状態にて演
奏する演奏装置に比べて、装置の小型化に寄与できる。
【0085】11.演奏部(9)に於てディスクDの受け
渡しのタイミングは、搬送ローラ(61a)(62a)がディスク
Dをディスク収容ケース(91)に送り出し、ターンテーブ
ル(922)とクランパー(93)によるディスクDのクランプ
が完了してから、ローラ(61a)(62a)が開いてディスクD
を開放し、演奏が終了してディスクDを演奏部(9)から
マガジン(3)に戻す際には、ローラ(61a)(62a)が閉じて
ディスクDを挟んだ後、ターンテーブル(922)とクラン
パー(93)によるディスクDのクランプが解除される様
に、タイミングが設定されいる。従って、ディスクの受
渡しに際して、ディスクは、ローラ(61a)(62a)或はター
ンテーブル(922)とクランパー(93)によって常時両面か
らの押圧保持されており、ディスクの受渡し中に、演奏
装置が傾く自体が生じても、ディスクを落とすことはな
く、ディスクの受渡しを確実に行なうことができる。 12.上記ローラ(61a)(62a)の開閉と、ターンテーブル
(922)とクランパー(93)によるディスクDのクランプ及
びクランプ解除は1つのスライド板(8)のスライドによ
って行なわれるため、動作が確実でタイミングのずれに
よるトラブルは生じない。
【0086】本発明は、上記実施例の構成に限定される
ことはなく、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク演奏装置の概略斜面図である。
【図2】ディスク演奏装置の概略平面図である。
【図3】ベースシャーシとマガジンの斜面図である。
【図4】マガジンの底側の斜面図である。
【図5】マガジンの回転及び位置決め停止装置の概略説
明図である。
【図6】ディスク上部ガイド部材の斜面図である。
【図7】ディスク上部ガイド部材の底側の斜面図であ
る。
【図8】マガジンにディスクが落ち込む状態の説明図で
ある。
【図9】モータ取付部の分解斜面図である。
【図10】モータ取付部の平面図である。
【図11】モータ取付け直前の状態を示す平面図であ
る。
【図12】フロントパネルの斜面図である。
【図13】回転扉の正面図である。
【図14】回転扉の断面図であり、図14Aは図13A
−A線断面図、図14Bは図13B−B線断面図であ
る。
【図15】回転扉の駆動部の斜面図である。
【図16】回転扉の駆動部の平面図である。
【図17】ディスク受渡し装置の斜面図である。
【図18】べースシャーシと蹴り出し部材の斜面図であ
る。
【図19】スライド部材の駆動系の斜面図である。
【図20】スライド部材の駆動系の要部分解斜面図であ
る。
【図21】スライド部材の駆動系の平面図である。
【図22】同上の作動状態を示す平面図である。
【図23】12cmディスクの通過検出を示す説明図であ
る。
【図24】8cmサイズのディスク検出状態の説明図であ
る。
【図25】演奏部側受渡し装置の斜面図である。
【図26】演奏部側受渡し装置のローラ部分の平面図で
ある。
【図27】演奏部の斜面図である。
【図28】ディスク収容ケース及びクランパーの分解斜
面図である。
【図29】ヘッド取付体の斜面図である。
【図30】ヘッド取付体の背面側の斜面図である。
【図31】ディスクをクランプする前のヘッド取付け体
とクランパーの状態を示す説明図である。
【図32】取付け体とクランパーによってディスクを挟
んだ状態の説明図である。
【図33】演奏部側ディスクセンサーの検出状態の説明
図である。
【図34】従来例の斜面図である。
【図35】従来例の断面図である。
【符号の説明】
(1) ベースシャーシ (2) フロントパネル (3) マガジン (4) ディスク投入・排出部 (5) ディスク上部ガイド部材 (6) 受渡し装置 (7) スライド部材 (9) 演奏部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−57248(JP,A) 特開 昭60−38759(JP,A) 特開 平2−283451(JP,A) 特開 昭60−10452(JP,A) 実開 昭62−110756(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 17/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報が記録されたディスクDを立てた状
    態で略放射状に収容可能なマガジン(3)を回転及び停止
    させ、マガジン回転移行路の側方に設けたディスク投入
    ・排出部(4)及び演奏部(9)とマガジン(3)との間でデ
    ィスクを受渡しするディスク演奏装置において、合成樹
    脂製マガジン(3)には回転中心近傍から外周に向けてデ
    ィスクが嵌まる複数のディスク保持溝(31)がマガジン
    (3)と一体に略放射状に形成され、該保持溝の溝底はマ
    ガジンの中間部が外周側より低くなり、溝底の幅は溝の
    全長に亘ってディスクの厚みよりも僅か大きく且つマガ
    ジン(3)の回転中心側へ徐々に狭まっており、又、ディ
    スクの外周部が当接する溝(31)の内端上縁は該溝の最低
    位置からデイスクの略半径高さだけ高い位置にある記録
    ディスク演奏装置。
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