JPH06215468A - 記録ディスク演奏装置 - Google Patents

記録ディスク演奏装置

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JPH06215468A
JPH06215468A JP27357893A JP27357893A JPH06215468A JP H06215468 A JPH06215468 A JP H06215468A JP 27357893 A JP27357893 A JP 27357893A JP 27357893 A JP27357893 A JP 27357893A JP H06215468 A JPH06215468 A JP H06215468A
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magazine
disc
disk
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holding groove
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Yukiyasu Tsuruta
幸康 鶴田
Akihiro Yoshioka
昭弘 吉岡
Tetsuo Noda
哲男 野田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ディスク保持溝とそこに収容されたディスクの
回転を許容するガイド部材との二重構成としたマガジン
のディスク収容構造を提供する。 【構成】マガジン3に収容されたディスクを、マガジン
3に設けられたディスク保持溝31と前記ガイド部材5と
で保持する。マガジン3は、その側面から上面に亘って
一定間隔で複数のディスクを側方から挿入する複数のデ
ィスク保持溝31を有する構成とし、ガイド部材5は、マ
ガジン3のディスク保持溝31に収容されたディスクの回
転を許容するガイド部材5は、前記マガジン3の中央筒
部39を貫通した支持柱10の上部に嵌まる脚片50とベース
シャーシ1に設けられマガジン3の外周近傍に突設され
たガイド部材支持柱11に嵌まる複数の脚片51とから構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報が記録された溝付
き又は光学式読取りディスクの様な円板状記録媒体(以
下、ディスクと呼ぶ)を複数枚収容し、所望のディスク
を演奏し、或いは外部に取り出して別のディスクと交換
できるディスク演奏装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】斯種、ディスク演奏装置として、図1
9、図20に示す如く、ベースシャーシ(600)上に回転
可能にディスク収容マガジン(610)を設け、マガジン(61
0)の回転移行路の外側に2つの演奏部(630)(630)及び1
つの投入・排出部(620)を設けたものが提案されている
(特開平4−57248号)。
【0003】前記マガジン(610)の外周側には、底部と
天井部に夫々外周側から回転中心に向かって溝(611)(61
4)が開設され、該溝にディスクDの下部と上端部を嵌め
てディスクを立てた状態で収容できる。
【0004】このディスクの上端部を保持するマガジン
(610)の上部ガイド部材は放射状に配列された全てのデ
ィスクを覆う様に、且つマガジン(610)の底部と天井部
とを一体に構成されている。
【0005】そのように、マガジンは底部と天井部が一
体に構成されるので、マガジンが大型且つ重くなる。こ
のため、マガジンの回転駆動に要する駆動力を大きくし
なければならないという欠点があった。
【0006】また、上述の如くマガジンの回転駆動力を
大きくすると、ディスク選択時にマガジンに収容された
所定のディスクを演奏部又は投入・排出部に位置決め
し、マガジンを停止する位置決め精度が悪くなるという
問題があった。
【0007】更に、ディスクを立てた状態に保持するマ
ガジンの底部と天井部は、マガジンに設けられるディス
ク保持溝(611)(614)と一致させる必要がある。このた
め、マガジンの底部と天井部を一体に組立てる構造にお
いては、底部と天井部をディスク保持溝に対して精度よ
く位置決めするための組立て工数が多くなるという欠点
があった。
【0008】また、上述の先行技術においては、ディス
クをマガジンのディスク保持溝に搬入する構成について
の技術が開示されていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した欠点
に鑑みなされたもので、マガジン(3)に収容されたディ
スクを、前記マガジン(3)に設けられたディスク保持溝
(31)とガイド部材(5)とで保持する構成とすることを第
1の目的とし、第2に、前記マガジン(3)を、その側面
から上面に亘って一定間隔で複数のディスクを側方から
挿入する複数のディスク保持溝(31)を有する構成とす
る。これによって、マガジンの底部と天井部とが一体に
構成され、マガジンが大型且つ重くなることによってマ
ガジンの回転駆動力を大きくしなければならないという
欠点を解決すると共に、該マガジンの回転駆動力を大き
くすることによって生じるディスク選択時のマガジンの
位置決め精度が悪くなるという問題を解決する。
【0010】また、第3に、前記ガイド部材(5)は、前
記マガジン(3)のディスク保持溝(31)に収容されたディ
スクの回転を許容する構成とする。これによって、回転
自在に回転するマガジン(3)のディスク保持溝(31)に収
容されたディスクの脱落を防止することを目的とする。
【0011】更に、第4に、前記ガイド部材(5)を、前
記マガジン(3)の中央筒部(39)を貫通した支持柱(10)の
上部に嵌まる脚片(50)とベースシャーシ(1)に設けられ
前記マガジン(3)の外周近傍に突設されたガイド部材支
持柱(11)に嵌まる複数の脚片(51)とから構成し、マガジ
ンの底部と天井部をディスク収容に対して精度よく位置
決めするための構造における組立て工数が多いという欠
点を解決することを目的とする。
【0012】また、第5の目的は、前記マガジン(3)の
ディスク保持溝(31)にディスクを搬入する際のディスク
挿入駆動手段について、本発明の技術を明らかにする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、第1に、ベースシャーシ(1)と、該シャー
シ上に回転自在に設けられた皿状のマガジン(3)と、該
マガジンの上方を覆うと共に前記ベースシャーシ(1)に
取着されるガイド部材(5)と、前記ベースシャーシ(1)
に配備され前記マガジン(3)を回転駆動する駆動手段
と、前記マガジン(3)の特定の一つのディスク保持溝(3
1)に対向して配備されたディスク挿入駆動手段と、前記
マガジン(3)の他の特定の一つのディスク保持溝(31)に
対向して配備されたディスク演奏手段とを具え、前記マ
ガジン(3)に収容されたディスクを、前記マガジン(3)
に設けられたディスク保持溝(31)と前記ガイド部材(5)
とで保持する構成としたことを特徴とする記録ディスク
演奏装置を提供し、第2に、前記マガジン(3)は、その
側面から上面に亘って一定間隔で複数のディスクを側方
から挿入する複数のディスク保持溝(31)を有する構成と
したことを特徴とする記録ディスク演奏装置を提供し、
第3に、前記ガイド部材(5)は、前記マガジン(3)のデ
ィスク保持溝(31)に収容されたディスクの回転を許容す
る構成としたことを特徴とする記録ディスク演奏装置を
提供し、第4に、前記ガイド部材(5)は、前記マガジン
(3)の中央筒部(39)を貫通した支持柱(10)の上部に嵌ま
る脚片(50)とベースシャーシ(1)に設けられ前記マガジ
ン(3)の外周近傍に突設されたガイド部材支持柱(11)に
嵌まる複数の脚片(51)とから構成されることを特徴とす
る記録ディスク演奏装置を提供し、第5に、前記ディス
ク挿入駆動手段は、電気動力によってディスクを前記マ
ガジン(3)のディスク保持溝(31)に搬送する構成である
ことを特徴とする記録ディスク演奏装置を提供する。
【0014】
【作用及び効果】第1に、ベースシャーシ(1)と、該シ
ャーシ上に回転自在に設けられた皿状のマガジン(3)
と、該マガジンの上方を覆うと共に前記ベースシャーシ
(1)に取着されるガイド部材(5)と、前記ベースシャー
シ(1)に配備され前記マガジン(3)を回転駆動する駆動
手段と、前記マガジン(3)の特定の一つのディスク保持
溝(31)に対向して配備されたディスク挿入駆動手段と、
前記マガジン(3)の他の特定の一つのディスク保持溝(3
1)に対向して配備されたディスク演奏手段とを具え、前
記マガジン(3)に収容されたディスクを、前記マガジン
(3)に設けられたディスク保持溝(31)と前記ガイド部材
(5)とで保持する構成としたので、マガジンを小型且つ
軽量にできる。このため、マガジンの回転制御を容易に
することができ、大きな回転駆動力を必要としないマガ
ジンの制御が出来る。また、ディスク選択時におけるマ
ガジンの位置決め精度を向上することが出来る。
【0015】また、第2に、前記マガジン(3)は、その
側面から上面に亘って一定間隔で複数のディスクを側方
から挿入する複数のディスク保持溝(31)を有する構成と
したので、ディスクを保持するディスク保持溝(31)は、
マガジンだけに設ければよく、以ってマガジンの構造を
簡単化することができ、マガジンの成型金型の製造コス
トを低減することが出来、第3に、前記ガイド部材(5)
は、前記マガジン(3)のディスク保持溝(31)に収容され
たディスクの回転を許容する構成としたので、回転自在
に回転するマガジン(3)のディスク保持溝(31)に収容さ
れたディスクの脱落を防止することが出来る。
【0016】また、第4に、前記ガイド部材(5)は、前
記マガジン(3)の中央筒部(39)を貫通した支持柱(10)の
上部に嵌まる脚片(50)とベースシャーシ(1)に設けられ
前記マガジン(3)の外周近傍に突設されたガイド部材支
持柱(11)に嵌まる複数の脚片(51)とから構成されるの
で、該ガイド部材をベースシャーシ(1)に取付ける際の
組立て工数を少なくすることが出来る。
【0017】
【実施例】以下に、ディスク演奏装置について項目別に
説明する。
【0018】「全体の概略」(図1、図2、図3、図1
2参照) ディスク演奏装置のベースシャーシ(1)にはディスク収
容マガジン(3)が水平面内で回転可能に配備され、マガ
ジン(3)の回転移行路の外側にディスク投入・排出部
(4)及びディスク演奏部(9)が設けられる。
【0019】ディスク投入・排出部(4)と演奏部(9)
は、マガジン(3)の回転中心を中心にして135度離れ
ており、これは演奏装置全体を最もコンパクトに構成す
るためである。
【0020】マガジン(3)は24枚のディスクDを放射
状に収容でき、ディスク投入・排出部(4)に設けた受渡
し装置(6)によって外部からマガジン(3)へのディスク
Dの投入・マガジン(3)から外部へのディスクの排出を
行なう。
【0021】ディスクの投入、排出、演奏の選択、演奏
中止は、例えば、演奏するディスクを使用者が選択すれ
ば、マガジン(3)が回転し、該ディスクを演奏部(9)に
搬送し、演奏側受渡し装置(6a)によって演奏部(9)にデ
ィスクを送り出す。
【0022】演奏が終了すれば、ディスクをマガジン
(3)の元の位置に戻す。
【0023】図2のM1〜M7は以下の各メカニズムを作
動させる駆動モータ、SW1〜SW8はメカニズムの動作
終了位置を検出するスイッチ、SE1〜SE8はディスク
サイズ及びディスクの通過を判別するセンサー、SE9
はマガジンの回転角度を検出するためのセンサーであ
り、夫々概略配置位置を示している。
【0024】「マガジン(3)」(図3、図4、図5、図
8参照) マガジン(3)は、合成樹脂の射出成形により厚手の略円
盤体に形成され、中央に設けた筒部(39)がベースシャー
シ(1)に突設した支持柱(10)に回転自由に嵌まってい
る。
【0025】マガジン(3)の上面には、その側面から上
面に亘って一定間隔で24枚のディスクを側方から挿入
する24条のディスク保持溝(31)が等間隔に略放射状に
開設され、各保持溝(31)の先端はマガジン(3)の外周壁
の側方に開口し、基端は上記筒部(39)に突き当ってい
る。
【0026】ディスク保持溝(31)の数を24条としたの
は、マガジン(3)の外径を可及的に小さくし、又、可及
的に多くのディスクを収容するための設計的理由からで
あり、ディスク保持溝(31)の数を限定するものではな
い。
【0027】実施例の各ディスク保持溝(31)はマガジン
(3)の半径方向に完全に一致しているが、マガジン(3)
の中央筒部(39)から接線方向に向けてディスク保持溝を
設けることも可能であり、ディスク保持溝(31)の配置を
略放射状と表現したのは、後者も含ませる意味である。
【0028】更に、実施例では、ディスク保持溝(31)は
ベースシャーシ(1)に対して垂直面内に開設されている
が、ベースシャーシ(1)に少し傾けて開設すれば、ディ
スクは少し傾いた状態に立って収容されることになり、
ディスク収容部を高さ方向に小さくできる。
【0029】マガジン(3)の上面には各ディスク保持溝
(31)の隣りにNo.1〜No.24までの溝番号が反時計方
向に順に付してある。
【0030】図8の如く、ディスク保持溝(31)の溝底
は、長さ方向の中央部がマガジン外周への開口部の底(3
1a)よりも5mm低くなっている。
【0031】又、ディスク保持溝(31)は全長に亘って溝
底側及びマガジン(3)の回転中心側へ徐々に狭まってお
り、溝底の幅は全長に亘ってディスクの厚みよりも僅か
大きく形成されている。
【0032】図4はマガジン(3)を裏側から見た状態を
示しているが、ディスク保持溝(31)は部分的にマガジン
(3)の底面に貫通してスリット(32)を形成している。デ
ィスク保持溝(31)に嵌まったディスクDは、図8に示す
如く溝底の複数箇所(31a)(31b)(31c)(31d)に接し、該箇
所にて外周無信号部を挟まれて、殆んどガタなく支持さ
れ、ディスク記録面が溝壁に接することはない。
【0033】マガジン(3)の中央筒部(39)の上端外周に
リング状弾性部材(30)が装着されている。ディスク保持
溝(31)の溝底の最も低い箇所(31c)から該弾性部材(30)
の上縁までの垂直方向の高さHは6cmであり、ディスク
Dの半径長さに一致している。ディスク保持溝(31)の上
端上縁(31e)を、ディスクを支える溝底の最低位置から
ディスクの半径高さだけ高くしたことにより、該上縁(3
1e)にディスクの縁を挟んで、ディスクを安定して支え
ることができる。
【0034】リング状弾性部材(30)は、ディスクDがデ
ィスク保持溝(31)に落込む際、直接に筒部(39)に当って
衝撃音を発することを防止する。
【0035】図4の如く、マガジン(3)の底には、回転
駆動用の環状歯面(33)と環状リブ(34)が同心に形成さ
れ、又、マガジン(3)の回転位置を判別するための当り
板(35)が設けられている。
【0036】マガジン(3)は上記リブ(34)が、図5に示
す如く、ベースシャーシ(1)上にてマガジン支持柱(10)
と同心の仮想円上に配備された複数の受けローラ(12)に
載って高さ方向の位置決めがなされ、前記中央筒部(39)
が支持柱(10)に嵌まって横方向の動きが止められてい
る。
【0037】図5に示す如く、マガジン(3)は2つの2
段歯車(310)(320)を介してマガジン回転用モータ(M3)
に連繋される。
【0038】前記マガジン(3)の環状歯面(33)に噛合す
る小歯車(330)を具えた2段歯車(320)の大歯車の外周部
には、直径線上の対向位置に2つの貫通孔(340)(340)が
開設されている。
【0039】ベースシャーシ(1)には2段歯車(320)の
大歯車を上下から部分的に挟む様にカウントセンサー
(SE9)が設けられ、カウントセンサー(SE9)は前記貫
通孔(340)の通過をカウントする。
【0040】2段歯車(320)が1/2回転すればマガジ
ン(3)が15度即ち、ディスク保持溝(31)の1ピッチ分
だけ回転する。
【0041】図5に示す如く、ベースシャーシ(1)上に
は前記マガジン(3)の当り板(35)の回転移行路に接近し
てレバー(37)が軸(37a)を中心に一定の範囲で回動可能
に配備されている。レバー(37)は一方の自由端が当り板
(35)に形成された山部(36)の回転移行路に臨出する様に
バネ(38)によって付勢され、レバー(37)の回転移行路に
は検出スイッチ(SW5)が配備されている。
【0042】レバー(37)が当り板(35)の山部(36)に当っ
て回動し、検出スイッチ(SW5)を働かせたとき、マガ
ジン(3)のNo.1のディスク保持溝(31)が後記するディ
スク投入・排出部(4)に対向する様に、当り板(35)のマ
ガジン(3)に対する取付け位置が決められている。
【0043】No.1のディスク保持溝(31)がディスク投
入・排出部(4)に達したとき、前記マガジン駆動用の2
段歯車(320)に開設した2つの貫通孔(340)(340)の内、
一方の貫通孔(340)はカウントセンサー(SE9)の位置に
対応する。
【0044】ディスクNo.1の位置検出スイッチ(SW
5)とカウントセンサー(SE9)が同時に働いた時、No.
1ディスク保持溝(31)がディスク投入・排出部(4)に位
置していることを検出する。
【0045】「ディスク上部ガイド部材(5)」(図1、
図3、図6〜図8参照) 上記マガジン(3)の上方に、マガジン(3)に収容された
ディスク群の上部をガイドするガイド部材(5)が配備さ
れる。
【0046】ガイド部材(5)は、中央部及び外周部に下
向きに複数の脚片(50)(51)を突設し、中央部の脚片(50)
は、前記マガジン(3)の中央筒部(39)を貫通した支持柱
(10)の上部に嵌まり、外周の各脚片(51)は、ベースシャ
ーシ(1)に突設したガイド部材支持柱(11)に嵌まって支
持され、ガイド部材(5)は回転しない。
【0047】図7はガイド部材(5)を天地逆にした斜面
図であるが、中央の脚片(50)を囲んで環状溝状のガイド
面(52)が形成され、中央脚片(50)を中心とする半径方向
に切断したガイド面(52)の断面形状はディスクの外周曲
率に略一致している。
【0048】図8に示す如く、前記マガジン(3)に収容
されたディスクDに対してガイド部材(5)のガイド面(5
2)がディスクの上部に接近して被さり、ディスクを収容
した状態で演奏装置を移動あるいは逆さにしても、マガ
ジンからディスクが脱出することはない。
【0049】これにより、前記マガジン(3)に収容され
たディスクの回転はガイド部材(5)によって許容され、
前記マガジン(3)に収容されたディスクは、該ディスク
の略半径領域を境に前記マガジン(3)に設けられたディ
スク保持溝(31)とガイド部材(5)との二重構成で保持さ
れる。
【0050】図7に示す如く、ガイド部材(5)の環状溝
状のガイド面(52)には、中央脚片(50)を中心に、ディス
ク投入・排出部(4)と演奏部(9)との成す角度と同じく
135度の間隔を存して2本のガイド溝(53)(54)がガイ
ド部材(5)の半径方向に向けて開設され、両ガイド溝(5
3)(54)はガイド部材(5)の側縁に開口している。
【0051】上記ガイド溝(53)(54)は、ディスク投入・
排出部(4)及び演奏部(9)の位置に対応し、その位置で
のディスクのマガジン(3)への受け渡しを許容する。
【0052】又、ガイド部材(5)には外周部から中央脚
片(50)側に略三角形の切欠き部(55)が設けられ、該切欠
き部に着脱可能に蓋(56)が取付けられる。
【0053】蓋(56)の内面には前記ガイド面(52)に連続
するガイド面(52a)が形成されている。
【0054】ガイド部材(5)全体を取り外さなくとも、
蓋(56)を外せば、マガジン(3)からディスクを取り外す
ことができるため、演奏装置の故障修理の際、修理業者
は、速やかにディスクを抜き出して使用者に渡し、演奏
装置だけを持ち帰って修理でき、ディスク紛失のトラブ
ルを回避でき便利である。
【0055】「ディスク投入・排出部(4)」(図2、図
6、図9、図10参照) 図9の如く、前記フロントパネル(2)の中央にディスク
を出し入れするスリット(21)が縦方向に開設されてい
る。
【0056】フロントパネル(2)のスリット(21)の後方
に該スリットを開閉する回転扉(41)が配備され、図2の
如く、回転扉(41)の後方に挿入案内部材(500)、更にそ
の後方にマガジン(3)へのディスク受渡し装置(6)が配
備されて、ディスク投入・排出部(4)を構成している。
【0057】回転扉(41)は合成樹脂の射出成形によって
形成され、図9に示す如く、ディスクが通過する縦長の
スリット(42)が形成されている。
【0058】回転扉(41)は、上下の端板の中央に突設し
た軸(44)(44)が、フロントパネル(2)の裏面に突設した
リブ(図示せず)に回転自由に支持され、図9に示す如
く、通常は円弧壁板(43)をフロントパネル(2)のスリッ
ト(21)に向けて該スリット(21)を塞いでおり、ディスク
の投入・排出の際は、後記する扉開閉駆動装置(400)に
よって時計方向に約60度回転駆動され、スリット(42)
の向きをフロントパネル(2)のスリット(21)に一致させ
る。
【0059】扉開閉駆動装置(400)は、フロントパネル
(2)に沿って水平にスライドするスライダー(410)にト
ーションバネ(440)を具え、該バネの一端を回転扉(41)
のフック(45)に当接可能に延ばしている。
【0060】スライダー(410)はスライド方向にラック
面(420)が形成され、該ラック面(420)にピニオン(450)
が噛合している。
【0061】図6に示す如く、上記スライダー(410)及
びピニオン(450)は前記ディスク上部ガイド部材(5)上
に配備されている。該ガイド部材(5)には扉開閉用モー
タ(M1)が取付けられ、該モータ(M1)によってピニオン
(450)が回転駆動され、スライダー(410)がスライドす
る。
【0062】図9に於て、スライダー(410)が右側にス
ライドすると、スライダー(410)上のトーションバネ(44
0)の一端が回転扉(41)のフック(45)に当って該バネ(44
0)が圧縮され、回転扉(41)を閉じ方向に付勢しているバ
ネ(47)力に打ち勝って回転扉(41)を時計方向、即ち、開
き方向に回転させる。
【0063】スライダー(410)が左側にスライドする
と、トーションバネ(440)が回転扉(41)のフック(45)か
ら離れて回転扉(41)に対する付勢力が消え、回転扉(41)
を閉じ方向に付勢するバネ(47)力によって回転扉(41)が
反時計方向に回転し、該回転扉(41)の壁板(43)によって
フロントパネル(2)のスリット(21)を塞ぐ。
【0064】スライダー(410)の移行路に沿って扉全閉
検出スイッチ(SW1)及び扉全開検出スイッチ(SW2)が
配備され、スライダー(410)が回転扉を全閉させる位置
までスライドすれば、スライダー(410)に設けた突部(43
0)が扉全閉検出スイッチ(SW1)を動作させて扉開閉モ
ータ(M1)を停止させ、又、スライダー(410)が回転扉を
全開させる位置までスライドすれば、突部(430)が扉全
開検出スイッチ(SW2)を動作させて扉開閉モータ(M1)
を停止させる。
【0065】又、フロントパネル(2)の裏面には、前記
回転扉(41)のフック(45)に当って回転扉(41)の全開状態
を検出するディスク噛み込み検出スイッチ(SW3)が配
備されている。
【0066】回転扉(41)に接近して回転扉(41)の後方に
挿入案内部材(500)が、ベースシャーシ(1)とディスク
上部ガイド部材(5)とに跨がって固定配備される。
【0067】挿入案内部材(500)は、図10に示す如
く、2枚の板部材(520)(530)の上端間を端板(540)(540)
で繋ぎ、板部材(520)(530)間に前記回転扉(41)のスリッ
ト(21)と同様にしてディスクの記録面に擦れることのな
い形状のディスク挿入案内口(510)を形成している。
【0068】上記板部材(520)(530)には対向位置に夫々
4箇所の貫通切欠き(550)が開設され、該貫通切欠き
は、ディスクの大きさを検出するセンサー光の通過を許
す。
【0069】「ディスク受渡し装置(6)」(図2、図
8、図10〜図15参照) 上記挿入案内部材(500)の後方に受渡し装置(6)が配備
される。
【0070】受渡し装置(6)は、挿入案内部材(500)に
接近して配備されディスクDを挟んで搬送する一対のロ
ーラ(61)(62)と、ローラ(61)(62)の後方にてベースシャ
ーシ(1)上にスライド可能に配備されマガジン(3)上の
ディスクDをローラ(61)(62)側に蹴り出す蹴り出し部材
(7)とで構成される。
【0071】図10に示す如く、2つのローラ(61)(62)
は、互いに上下端の中央に突設した軸(601)(602)がロー
ラ支持部材(63)(64)に回転自由に支持され、該ローラ支
持部材(63)(64)はベースシャーシ(1)とディスク上部ガ
イド部材(5)との間に跨がって固定されている。
【0072】図10に於て左側のローラ(61)は、挿入案
内部材(500)の挿入案内口(510)の幅中心を通過するディ
スクの面に接する定位置に保持され、下端に回転駆動用
歯車(67)が取付けられている。
【0073】他方のローラ(62)は、上下端の軸(602)が
ローラ支持部材(64)の上端の切欠き部(65)に相手ローラ
(61)に接近離間可能に余裕のある状態に嵌まっており、
バネ(66)によって相手ローラ(61)に付勢され、2つのロ
ーラは常時接触している。
【0074】上記ローラ支持部材(64)の切欠き部(65)の
側方開口幅は軸(602)の径よりも狭くなって、ローラ軸
(602)の脱出を防止している。
【0075】図11の如く、蹴り出し部材(7)はベース
シャーシ(1)上にてマガジン支持用の支持柱(10)側から
ローラ(61)(62)間に向けてスライド可能に配備され、後
端にはマガジン(3)の底部スリット(32)に侵入してディ
スクをローラ(61)(62)側に蹴り出す押し片(71)が上向き
に突設され、前部にスライド方向と直交する方向にガイ
ド長孔(72)が開設されている。
【0076】上記定位ローラ(61)及び蹴り出し部材(7)
に共通の駆動装置(705)が連繋される。
【0077】駆動装置(705)は、図12に示す如く、ベ
ースシャーシ(1)上に取付けた投入・排出側ローディン
グモータ(M2)に歯車列(700)を連繋し、歯車列(700)の
下流側の二段歯車(730)の大型歯車(710)に定位ローラ(6
1)下端の歯車(67)を噛合し、二段歯車(730)の小型歯車
(720)に中間歯車(740)を介して制御歯車(73)を噛合し、
制御歯車(73)に突設した軸(77)を蹴り出し部材(7)のガ
イド長孔(72)にスライド可能に嵌めている。上記駆動装
置(705)に限らず本実施例のメカニズムに使用される歯
車は全て合成樹脂にて形成されている。
【0078】図13に示す如く、中間歯車(740)及び制
御歯車(73)は、ベースシャーシ(1)に形成した凹部(13)
に回転自由に嵌まっている。凹部(13)は、中間歯車(74
0)が嵌まる小円凹部(15)と制御歯車(73)が嵌まる大円凹
部(14)の一部を重なった状態に連続して形成されてい
る。
【0079】中間歯車(740)の下面には無負荷の状態で
は中間歯車(740)と一体に回転し、負荷が作用すれば、
中間歯車(740)に対してスリップする掛け外しプレート
(750)が取付けられる。
【0080】掛け外しプレート(750)は先端が下向きに
屈曲した回転規制片(760)と腕片(770)とをV字状に側方
に突設している。
【0081】中間歯車(740)が嵌まるベースシャーシ
(1)の小円凹部(15)には上記回転規制片(760)の屈曲部
が嵌まる円弧孔(16)が開設され、該孔の余裕分だけ回転
規制片(760)は回動できる。
【0082】腕片(770)は制御歯車(73)が嵌まる大円凹
部(14)内に臨出している。
【0083】制御歯車(73)は、一部に歯面(76)が形成さ
れ、歯面(76)の両端は歯面(76)に沿って互いに接近する
方向に延びる切欠き(74)(75)が開設され、歯面(76)の両
側に弾性を付与している。
【0084】制御歯車(73)の上面には前記蹴り出し部材
(7)のガイド長孔(72)に嵌まる軸(77)が突設され、下面
には外周寄りに各切欠き(74)(75)に接近して当り片(78)
(79)が突設されている。
【0085】ディスクをマガジン(3)に収容する際、投
入・排出側ローディングモータ(M2)が作動して、図1
4に示す如く、二段歯車(730)が時計方向に回転し、定
位ローラ(61)がディスクを引き込む方向に回転する。
【0086】二段歯車(730)の小径歯車(720)に噛合した
中間歯車(740)は反時計方向に回転し、制御歯車(73)は
時計方向に回転して、蹴り出し部材(7)を後退させる
(図14は蹴り出し部材が後退位置の状態である)。
【0087】中間歯車(740)下面の掛け外しプレート(75
0)は中間歯車(740)の反時計方向への回転に追従して回
転するが、回転規制片(760)の先端屈曲部が円弧孔(16)
の端に当った時点で回転は止まり、中間歯車(740)だけ
が回転する。
【0088】蹴り出し部材(7)の後退により、該部材
(7)上の押し片(71)はマガジン(3)のディスク保持溝(3
1)から脱出し、ディスクのディスク保持溝(31)への投入
に支障はない。
【0089】蹴り出し部材(7)が後退端に達しても、二
段歯車(730)は回転を持続し、定位ローラ(61)は回転を
続けてディスクを引き込み続け、ディスク検出センサー
(SE1)〜(SE6)が定位ローラ(61)を通過したことを検
出して、所定時間経過後、実施例では0.5秒経過後、
投入・排出側ローディングモータ(M2)が停止する。図
8の如く、ディスクがローラ(61)(62)を通過した時点
で、ディスクはマガジン(3)のディスク保持溝(31)の奥
方に達しており、ローラ(61)(62)から離れた瞬間にディ
スク保持溝(31)の低底部に落ち込む。
【0090】図8に於て、ディスク保持溝(31)に落ち込
んだディスクとローラ(61)との距離Bよりもディスクの
自重転がりストロークAの方が大である。
【0091】図14の如く、前記二段歯車(730)が回転
している間、中間歯車(740)も回転を続けるが、蹴り出
し部材(7)が後退端に達した時点で、制御歯車(73)の切
欠き(74)が中間歯車(740)に対応して、中間歯車(740)は
空回りし、制御歯車(73)に回転力は伝達されず、メカニ
ズムを損傷することはない。
【0092】ディスクをマガジン(3)からローラ(61)(6
2)側へ排出する際、投入・排出側ローディングモータ
(M2)が前記とは逆方向に回転し、図15に示す如く、
二段歯車(730)が反時計方向に回転し、ローラ(61)(62)
をディスク排出方向に回転させる。
【0093】中間歯車(740)は時計方向に回転し、この
時掛け外しプレート(750)も一緒に回転し、腕片(770)が
制御歯車(73)下面の当り片(78)を蹴って制御歯車(73)を
少し反時計方向に回転させる。
【0094】制御歯車(73)が少し反時計方向に回転すれ
ば、中間歯車(740)と制御歯車(73)の歯面(76)が噛合
し、制御歯車(73)を反時計方向に回転駆動する。
【0095】中間歯車(740)下面の掛け外しプレート(75
0)は中間歯車(740)の時計方向への回転に追従して回転
するが、回転規制片(760)の先端屈曲部が円弧孔(16)の
端に当った時点で回転が止まる。中間歯車(740)は回転
を持続する。
【0096】制御歯車(73)の反時計方向の回転により、
蹴り出し部材(7)が前進し、マガジン(3)の底のスリッ
ト(32)に侵入して、ディスク保持溝(31)内のディスクを
定位ローラ(61)(62)が噛み込むまで蹴り出す(図15は
蹴り出し部材の蹴り出し完了位置を示す)。
【0097】蹴り出し部材(7)がディスクをローラ(61)
(62)まで蹴り出した時点で、制御歯車(73)の切欠き(75)
が中間歯車(740)に対応して、制御歯車(73)の回転は停
止し、中間歯車(740)は回転を持続してもメカニズムを
損傷しない。
【0098】ディスクDがローラ(61)(62)を通過すれ
ば、ディスク検出センサーが働いて投入・排出側ローデ
ィングモータ(M2)が停止する。
【0099】蹴り出し部材(7)の後退位置に対応して投
入・排出側蹴り出し部材後退位置検出スイッチ(SW4)
が配備されており、該スイッチ(SW4)によって蹴り出
し部材(7)が後退位置にあることを検出していない時
は、前記マガジン回転用モータ(M3)には通電されず、
蹴り出し部材(7)の押し片(71)がマガジン(3)のスリッ
ト(32)に嵌まったまま、マガジン(3)が回転することを
防止している。 「演奏部側受渡し装置(6a)」(図2、図11、図16、
図17参照) 演奏部(9)に対応して、マガジン(3)内のディスクを演
奏部(9)に、或いは演奏部(9)のディスクをマガジン
(3)に受け渡す受渡し装置(6a)が配備される。
【0100】受渡し装置(6a)は、前記ディスク投入・排
出部(4)側の受渡し装置(6)と同様にして、ベースシャ
ーシ(1)上をスライドしてマガジン(3)上のディスクを
蹴り出す蹴り出し部材(7a)、ディスクを挟んで搬送する
一対の搬送用回転ローラ(61a)(62a)、蹴り出し部材(7a)
及びローラ(61a)を歯車列(700a)を介して駆動する演奏
側ローディングモータ(M4)、蹴り出し部材(7a)と歯車
列(700a)との間に配備された中間歯車(740a)、制御歯車
(73a)及び中間歯車(740a)の下面に取付けられた掛け外
しプレート(750a)等から構成されている。
【0101】蹴り出し部材(7a)の後退端に対応して、蹴
り出し部材後退位置検出スイッチ(SW6)が配備され、
該スイッチが蹴り出し部材(7a)を検出していない限り、
即ち、蹴り出し部材(7a)が後退位置にあって、マガジン
(3)内に侵入していないことを確認しない限り、前記マ
ガジン回転用モータ(M3)に通電はされない。
【0102】又、ディスク投入・排出側の受渡し装置で
説明した様に、蹴り出し部材(7a)の押し片(71a)がマガ
ジン(3)底部のスリット(32)に侵入してディスクDをロ
ーラ(61a)(62a)に噛み込むまで蹴り出し終えた時、演奏
部側ディスク検出センサー(SE7)(SE8)によって、蹴
り出し部材(7a)を駆動する演奏側ローディングモータ
(M4)は停止し、蹴り出し部材(7a)の押し片(71a)は後記
するマガジン(3)のスリット(32)に侵入したままとな
り、ディスク演奏中にマガジン(3)が不用意に回転する
ことを防止できる。
【0103】演奏側の受渡し装置(6a)とディスク投入・
排出部側の受渡し装置(6)との相違点は、ディスク投入
・排出部(4)の受渡し装置(6)のローラ(61)(62)の内、
駆動側のローラ(61)は定位置から移動せず、他方のロー
ラ(62)のみが移動して、ディスクを挟圧し、或いは挟圧
解除を行なうが、演奏部(9)側の受渡し装置(6a)のロー
ラ(61a)(62a)は、両ローラ(61a)(62a)がディスクの受渡
し移行路に対して接近離間して、ディスクを挟圧或いは
挟圧解除する点である。
【0104】ローラ(61a)(62a)の上下端を回転自由に支
持する2つのローラ支持部材(63a)(64a)は、ベースシャ
ーシ(1)とディスク上部ガイド部材(5)との間の定位置
にて回動可能に支持されている。
【0105】下端に駆動用歯車(67a)を具えたローラ(61
a)は、該歯車(67a)が噛合している歯車列(700a)の下流
端の歯車(710a)に噛み合ったまま、ローラ支持部材(63
a)の回動に応じて歯車(710a)の回りを公転する。
【0106】2つのローラ支持部材(63a)(64a)は、夫々
バネ(60)(60)によってローラ(61a)(62a)どうしを互いに
押圧する方向に付勢されている。
【0107】両ローラ(61a)(62a)の下端中心から突出し
た軸(68)(69)は、ベースシャーシ(1)上に配備されたス
ライド板(8)の内端側に開設したローラ開閉用カム溝(8
1)(82)に嵌まっている。スライド板(8)は蹴り出し部材
(7a)のスライド移行路の延長上をスライドする。
【0108】図17の如く、スライド板(8)には、更に
後記するヘッド側開閉用カム溝(83)(83)及びクランパー
側開閉用カム溝(85)が開設され、スライド方向の一側縁
にラック面(88)が形成されている。
【0109】ローラ開閉兼用のディスククランプ用モー
タ(M5)が連繋された歯車列(80)の下流端の歯車(84)が
スライド板(8)のラック面(88)に噛合している。
【0110】「演奏部(9)」(図2、図17、図18参
照) 演奏部(9)は、マガジン(3)から供給されたディスクを
収容するディスク収容ケース(91)と、該ケースの両側に
互いに接近離間可能に配備されケース内のディスクを回
転自由にクランプするヘッド取付け体(92)及びクランパ
ー(93)とで構成される。
【0111】ケース(91)は、ローラ(61a)(62a)に接近し
て開口をローラ間に向け、前記スライド板(8)のスライ
ド移行路の上方に位置してベースシャーシ(1)に固定さ
れている。
【0112】ケース(91)にディスクを収容した際、ディ
スクはケース開口からマガジン(3)側に食み出して、一
部がマガジン(3)内に嵌まった状態となる。
【0113】ヘッド取付け体(92)は、図18に示す如
く、ディスクを回転駆動するターンテーブル(922)、タ
ーンテーブル(922)を回転駆動するディスク回転用モー
タ(M6)、読取りヘッドを具えたヘッド取付け台(923)、
ヘッド取付け台(923)をラックとピニオンを介して水平
方向に駆動するヘッドスライド用モータ(M7)を具えて
いる。
【0114】ヘッド取付け体(92)は、上端両側に突設し
た枢軸(921)(921)が、ディスク収容ケース(91)の上部に
回転自由に支持されている。
【0115】ヘッド取付け体(92)の下端に、2本の脚軸
(924)(924)が突設され、該脚軸(924)は前記スライド板
(8)に開設されたヘッド側開閉用カム溝(83)(83)にスラ
イド可能に嵌まっている。
【0116】図18の如く、スライド板(8)の移行路に
沿ってクランプ完了スイッチ(SW7)及びクランプ解除
スイッチ(SW8)が配備される。
【0117】ディスクをクランプ完了する時点まで、ス
ライド板(8)がマガジン(3)側に前進した時、スライド
板(8)上の突片(89)をクランプ完了スイッチ(SW7)が
検出してクランプ用モータ(M5)を停止させる。
【0118】ディスクのクランプを解除する時点まで、
スライド板(8)が後退した時点で、クランプ解除スイッ
チ(SW8)が突片(89)を検出してクランプ用モータ(M5)
を停止させる。
【0119】前記した様に、ディスクの演奏は、演奏中
のディスクの一部をマガジン(3)内に嵌めた状態で行な
うため、ディスクDをマガジン(3)から完全に脱出させ
た状態にて演奏する演奏装置に比べて、装置の小型化に
寄与できる。
【0120】本発明は、上記実施例の構成に限定される
ことはなく、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク演奏装置の概略斜面図である。
【図2】ディスク演奏装置の概略平面図である。
【図3】ベースシャーシとマガジンの斜面図である。
【図4】マガジンの底側の斜面図である。
【図5】マガジンの回転及び位置決め停止装置の概略説
明図である。
【図6】ディスク上部ガイド部材の斜面図である。
【図7】ディスク上部ガイド部材の底側の斜面図であ
る。
【図8】マガジンにディスクが落ち込む状態の説明図で
ある。
【図9】回転扉の駆動部の斜面図である。
【図10】ディスク受渡し装置の斜面図である。
【図11】ベースシャーシと蹴り出し部材の斜面図であ
る。
【図12】スライド部材の駆動系の斜面図である。
【図13】スライド部材の駆動系の要部分解斜面図であ
る。
【図14】スライド部材の駆動系の平面図である。
【図15】同上の作動状態を示す平面図である。
【図16】演奏部側受渡し装置の斜面図である。
【図17】演奏部の斜面図である。
【図18】ヘッド取付け体の背面側の斜面図である。
【図19】従来例の斜面図である。
【図20】従来例の断面図である。
【符号の説明】
(1) ベースシャーシ (3) マガジン (5) ガイド部材 (10) 支持柱 (11) ガイド部材支持柱 (31) ディスク保持溝 (39) 中央筒部 (50) 脚片 (51) 脚片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースシャーシ(1)と、該シャーシ上に
    回転自在に設けられた皿状のマガジン(3)と、該マガジ
    ンの上方を覆うと共に前記ベースシャーシ(1)に取着さ
    れるガイド部材(5)と、前記ベースシャーシ(1)に配備
    され前記マガジン(3)を回転駆動する駆動手段と、前記
    マガジン(3)の特定の一つのディスク保持溝(31)に対向
    して配備されたディスク挿入駆動手段と、前記マガジン
    (3)の他の特定の一つのディスク保持溝(31)に対向して
    配備されたディスク演奏手段とを具え、 前記マガジン(3)に収容されたディスクを、前記マガジ
    ン(3)に設けられたディスク保持溝(31)と前記ガイド部
    材(5)とで保持する構成としたことを特徴とする記録デ
    ィスク演奏装置。
  2. 【請求項2】 前記マガジン(3)は、その側面から上面
    に亘って一定間隔で複数のディスクを側方から挿入する
    複数のディスク保持溝(31)を有する構成としたことを特
    徴とする請求項1に記載の記録ディスク演奏装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材(5)は、前記マガジン
    (3)のディスク保持溝(31)に収容されたディスクの回転
    を許容する構成としたことを特徴とする請求項1に記載
    の記録ディスク演奏装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部材(5)は、前記マガジン
    (3)の中央筒部(39)を貫通した支持柱(10)の上部に嵌ま
    る脚片(50)とベースシャーシ(1)に設けられ前記マガジ
    ン(3)の外周近傍に突設されたガイド部材支持柱(11)に
    嵌まる複数の脚片(51)とから構成されることを特徴とす
    る請求項1に記載の記録ディスク演奏装置。
  5. 【請求項5】 前記ディスク挿入駆動手段は、電気動力
    によってディスクを前記マガジン(3)のディスク保持溝
    (31)に搬送する構成であることを特徴とする請求項1に
    記載の記録ディスク演奏装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990073568A (ko) * 1999-07-24 1999-10-05 강병수 기록재생장치의광디스크체인저

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