JP2000047352A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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Publication number
JP2000047352A
JP2000047352A JP10217656A JP21765698A JP2000047352A JP 2000047352 A JP2000047352 A JP 2000047352A JP 10217656 A JP10217656 A JP 10217656A JP 21765698 A JP21765698 A JP 21765698A JP 2000047352 A JP2000047352 A JP 2000047352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
grip
finger
film
photographing
Prior art date
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Pending
Application number
JP10217656A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Uchiyama
圭司 内山
Shozo Kondo
昭三 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP10217656A priority Critical patent/JP2000047352A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローコストで、しかも小型化を損なうことな
く指写りなどの撮影ミスを防止できるレンズ付きフイル
ムユニットを提供することを目的とする。 【解決手段】 グリップ側上面16aの、グリップ側側
面16bと撮影レンズ13との間に配置されたシャッタ
ボタン17の周囲に、撮影レンズ13側からシャッタボ
タン17に接近させた位置に、シャッタボタン17を操
作するときの人差し指18aの指先の位置を規制する突
条19を設けた。突条19で人差し指18aが規制され
て撮影者の掌が全体的にグリップ側側面16b側に誘導
されるため、グリップ16が浅く保持されることにな
り、撮影時に誤って撮影範囲内に撮影者の指が入ってし
まう指写りを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影時の指写りを
防止する工夫をしたレンズ付きフイルムユニットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムとフイルムカートリッジと
を製造時に予めユニット本体に組み込んだレンズ付きフ
イルムユニットは、一般のカメラよりも小型になってお
り、ポケットなどに入れて手軽に持ち運ぶことができる
ため、一般に広く普及している。このようなレンズ付き
フイルムユニットを構成するユニット本体は、カートリ
ッジ室とフイルム室とが設けられたプラスチック製の本
体基部にシャッタ機構を組み付け、その前後にプラスチ
ックの成形品からなる前カバーと後カバーとを組み付け
て構成されており、その表面には必要に応じて外装用の
紙箱やラベルシートが被せられる。
【0003】このようなレンズ付きフイルムユニットに
は、ストロボ内蔵型、パノラマ撮影用、望遠撮影用な
ど、機能的な相違に応じて様々な機種が用意されている
他、携帯性を向上させるためにユニット本体を小型化し
たコンパクトタイプのものがある。例えば、従来の13
5フイルムカートリッジよりも小型であり、最近、本出
願人等から提唱され普及しつつある「Advanced Photo S
ystem 」で用いられるフイルムカートリッジを用いる
「写ルンですスーパースリム」(商品名)では、写真フ
イルム1コマ分のフレームサイズも小さくなっているた
め、ユニット本体の大幅なコンパクト化を達成してい
る。
【0004】また、フレームサイズが小さくなったこと
に伴い、同じ像倍率で撮影することを前提にすると、従
来のレンズ付きフイルムユニットと比較して撮影レンズ
の焦点距離を短くすることができるから、これまで以上
にユニット本体を薄型化することができるようになる。
【0005】ところが、上述したように、レンズ付きフ
イルムユニットが次第に小型化してくると、撮影時に右
手でレンズ付きフイルムユニットの一方の側面を包み込
むようにグリップするのが通常であるため、グリップし
た右手の指が撮影レンズに接近しやすくなり、撮影レン
ズの画角内に指が入っていることに気づかずにそのまま
撮影してしまう、いわゆる指写り撮影のミスが出やすく
なることが懸念される。とくに、「Advanced Photo Sys
tem 」において標準のプリントサイズとなる、ハイビジ
ョンモードにおいては、画角が広いため、特にこのよう
な指写りミスが起きやすい。
【0006】こうした弊害に対処するために、例えば、
特開平9−236887号においては、レンズ付きフイ
ルムユニットのグリップ側側面に、アクセサリーボール
等のグリップ補助部材を変位自在に連結し、撮影者の手
とグリップとの間に一定のスペースを確保することによ
り、撮影レンズ前面への指掛かりを防止するということ
が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、変位自在なグリップ補助部材等を設ける場
合、このグリップ補助部材がレンズ付きフイルムユニッ
トに固定されたものではないため、グリップ感が悪くな
り、レンズ付きフイルムユニットの保持が不安定になる
という問題がある。また、このように、変位自在なグリ
ップ補助部材を設けると、この部分がレンズ付きフイル
ムユニットから吊り下がった状態で揺動し、携帯時に邪
魔になるという問題もある。
【0008】更に、このような変位自在なグリップ補助
部材を新たに追加することは、グリップ補助部材自体の
コスト以外にも、ユニット本体側にグリップ補助部材の
係合部を設ける必要が生じ、レンズ付きフイルムユニッ
ト全体がコスト高になるという問題も生じる。また、レ
ンズ付きフイルムユニットの製造時に、グリップ補助部
材をユニット本体に係合するという新たな工程を付加す
る必要もあり、問題が多い。
【0009】また、レンズ付きフイルムユニットのグリ
ップの厚みを増したり、幅を広くしたりして指掛かりを
無くすようにしたものがあるが、小型,軽量というレン
ズ付きフイルムユニットのメリットを大きく低下させて
しまう。
【0010】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、ローコストで、しかも小型化を損なうことなく指写
りなどの撮影ミスを防止できるレンズ付きフイルムユニ
ットを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のレンズ付きフイルムユニットでは、ユニ
ット本体の正面からみて、ユニット本体の一方の側面と
撮影レンズとの間にシャッタボタンを配置するととも
に、撮影レンズ側から前記シャッタボタンに接近させた
位置に、シャッタボタンを操作するときの指先の位置を
規制する隆起部を設けたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2において、レンズ付
きフイルムユニット2は、カートリッジ3及びロール状
にした写真フイルム4が製造時に予め装填されたユニッ
ト本体5と、外装用のラベルシート6とからなる。ユニ
ット本体5は、プラスチックの成形品として作られた本
体基部9及び、これを覆ってユニット本体5の外観を構
成する外カバー10とからなる。外カバー10は、本体
基部9の前面に爪止めされる前カバー10aと、背面に
爪止めされる後カバー10bとからなる。
【0013】本体基部9には撮影に必要なシャッタ機構
やフイルム巻き止め機構が組み込まれており、フイルム
巻き上げ時に操作される巻き上げノブ12が後カバー1
0bに設けた開口を通して背面側に露出している。撮影
を行うごとに巻上げノブ12を操作することによって、
フイルムカートリッジ3のスプールがフイルム巻き取り
方向に回動し、撮影済の写真フイルム4がカートリッジ
3内に巻き込まれる。なお、フイルムカートリッジには
APS対応のものが用いられているが、カートリッジ室
の寸法等、適宜の変更を行うことによって従来の135
写真フイルムカートリッジを用いることも可能である。
【0014】本体基部9には撮影レンズ13が組み込ま
れ、前カバー10aに設けた撮影窓から前面が露呈して
いる。撮影窓の周囲は一段高くなっており、ラベルシー
ト6の開口を通って突出している。本体基部9には、フ
ァインダやストロボ装置が組み込まれており、ファイン
ダ対物窓,ストロボ発光窓が前カバー10aの開口さら
にはラベルシート6の開口から前面に露呈している。ボ
タン14を押すとストロボ装置の電源スイッチがオンし
て充電が行われる。
【0015】ユニット本体5を全体的に薄型化したこと
に伴い、前カバー10aの一方側は、カートリッジ3の
外形に倣うように部分的に前面に突出して、撮影時に保
持されるグリップ16を構成している。ユニット本体5
のグリップ側上面16aの、グリップ側側面16bと撮
影レンズ13との間にはシャッタボタン17が設けられ
ている。シャッタボタン17は、前カバー10aと後カ
バー10bの合わせ目に形成された開口から外部に露呈
されている。なお、シャッタボタン17は本体基部9に
シャッタ機構やフイルム巻き止め機構とともに設けられ
ているが、前カバーのグリップ側上面を部分的に切り欠
いて、シャッタボタンを前カバーのグリップ側上面に一
体に設ける構成にしてもよい。
【0016】シャッタボタン17を押し下げることによ
って、ユニット本体5内のシャッタ機構が作動して撮影
が行われる。巻き上げノブ12を操作して1コマ分のフ
イルム送りを行う間にシャッタチャージが行われ、また
1コマ分のフイルム送りが完了すると巻き止め機構が作
動して巻き上げノブ12の操作が禁止される。
【0017】グリップ側上面16aの、シャッタボタン
17の周囲における、撮影レンズ13側からシャッタボ
タンに接近させた位置に、シャッタボタン17を操作す
るときの人差し指18aの指先の位置を規制する隆起部
である突条19を設けた。この突条19は、外カバー1
0の厚み方向に縦長にして前カバー10aと後カバー1
0bに一体に設けられている。
【0018】レンズ付きフイルムユニット2の撮影時
に、グリップ16を撮影者が保持して人差し指18aを
シャッタボタン17に掛けると、人差し指18aの指先
が突条19に接触して人差し指18aを掛ける位置が規
制される。人差し指18aは、突条19により、グリッ
プ側側面16b側に誘導されるようになる。このため、
撮影者の中指18bの指先と親指18cの指先はグリッ
プ16側に自然に誘導され、ここを保持するようにな
る。従って、撮影者の掌がレンズ付きフイルムユニット
2のグリップ側側面16bから離れた状態で保持され
る。
【0019】このように、グリップ16を浅く保持する
ことにより、撮影レンズ13の画角θ内に撮影者の指が
入り込むことかなくなる。したがって、撮影時に誤って
撮影範囲内に撮影者の指が入ってしまい、指写りするこ
とがなくなる。特に、指写りが起きやすいハイビジョン
サイズにおいては、このように、撮影者の掌をグリップ
側側面16bに密着しないようにし、撮影者の中指18
bの指先と親指18cの指先でグリップ16を摘むよう
にレンズ付きフイルムユニット2を保持することによ
り、確実に指写りを防止するようになる。
【0020】別の実施形態を示す図3において、外カバ
ー22の一方の端部に設けられたグリップ23のグリッ
プ側上面23aに、シャッタボタン24の周囲の外カバ
ー22の他方の端部側に隆起部である段差部25を、シ
ャッタボタン24の周囲よりも高くなるように、前カバ
ー22aと後カバー22bとに一体に設けている。この
段差部25のシャッタボタン24側の壁25aで人差し
指を掛ける位置を規制して、人差し指をグリップ側側面
27側に誘導することにより、撮影者の掌をグリップ側
側面27から離れるようになり、指写りが防止される。
【0021】なお、本発明は、突条や段差部をグリップ
側上面の、シャッタボタンを挟んでグリップ側側面とは
逆側にのみ設けるものに限られるものではなく、前面側
に周り込むように設けてもよい。また、シャッタボタン
を周りを一周して取り囲むように設けてもよい。突条や
段差部を、前カバーと後カバーのいずれか一方に設ける
ようにしてもよい。突条や段差部を、グリップの前面側
に設けて中指が規制されるようにしたり、グリップの背
面側に設けて親指が規制されるようにしてもよい。これ
らを併設すると、より効果的に指写りが防止される。隆
起部としては、突条や段差部に限られるものではなく、
突起群等でもよい。
【0022】また、シャッタボタンを前カバーの前面
の、撮影レンズとグリップ側側面壁との間に設けたレン
ズ付きフイルムユニットにおいて、前カバーの前面の、
撮影レンズ側からシャッタボタンに接近させた位置に前
述した隆起部を設けて、シャッタボタンを操作するとき
の指先の位置を規制するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明のフイルムユニッ
トによれば、ユニット本体の正面からみて、ユニット本
体の一方の側面と撮影レンズとの間にシャッタボタンを
配置するとともに、撮影レンズ側から前記シャッタボタ
ンに接近させた位置に、シャッタボタンを操作するとき
の指先の位置を規制する隆起部を設けて、撮影者の掌が
全体的にグリップ側側面寄りに誘導されてグリップが浅
く保持されるようにしたので、撮影時に誤って撮影範囲
内に撮影者の指が入ってしまい、指写りすることがなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ付きフイルムユニットの保持状
態を示す説明図である。
【図2】図1に示すレンズ付きフイルムユニットを示す
説明図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 5 ユニット本体 10 外カバー 16 グリップ 17 シャッタボタン 19 突条

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影機構を内蔵したユニット本体に未露
    光の写真フイルムと露光済の写真フイルムが巻き込まれ
    るカートリッジとが予め装填されたレンズ付きフイルム
    ユニットにおいて、 ユニット本体の正面からみて、ユニット本体の一方の側
    面と撮影レンズとの間にシャッタボタンを配置するとと
    もに、撮影レンズ側から前記シャッタボタンに接近させ
    た位置に、シャッタボタンを操作するときの指先の位置
    を規制する隆起部を設けたことを特徴とするレンズ付き
    フイルムユニット。
JP10217656A 1998-07-31 1998-07-31 レンズ付きフイルムユニット Pending JP2000047352A (ja)

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