JP2000046525A - 膜厚測定装置 - Google Patents

膜厚測定装置

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JP2000046525A
JP2000046525A JP10225399A JP22539998A JP2000046525A JP 2000046525 A JP2000046525 A JP 2000046525A JP 10225399 A JP10225399 A JP 10225399A JP 22539998 A JP22539998 A JP 22539998A JP 2000046525 A JP2000046525 A JP 2000046525A
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light
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reflectance
substrate
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JP10225399A
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Inventor
Shigeaki Fujiwara
成章 藤原
Fumiyoshi Nakatani
郁祥 中谷
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハロゲンランプや分光計を用いずに膜厚測定
装置を構成することができる技術を提供する。 【解決手段】 膜厚測定装置は、基板上に形成された薄
膜の膜厚を測定するのに適したほぼ単色の互いに異なる
複数の光を基板に順次1つずつ照射するための半導体発
光素子120と、基板からの反射光を複数の光のそれぞ
れに関して測定するためのフォトダイオード130と、
フォトダイオードによって測定された複数の光に対する
測定値から求められる複数の反射率の実測値と、薄膜の
複数の膜厚値から予測される反射率の予測値とから、薄
膜の膜厚を決定する膜厚決定部210と、を備える。こ
れにより、安価に膜厚測定装置を構成することが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体基板や、
液晶パネル用のガラス基板などの基板上に形成された薄
膜の膜厚を測定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程においては、
基板上に薄膜が形成される場合が多い。例えば、基板上
にパターンを形成する際にはフォトレジスト膜が形成さ
れ、また、MIS(Metal Insulator Semiconductor)
構造を形成する際には絶縁膜が形成される。
【0003】基板上に形成された薄膜の膜厚は、通常、
光学的手法を用いて測定される。すなわち、薄膜が形成
された基板上に光を照射し、基板において反射した光の
強度と、薄膜が形成されていない基板からの反射光の強
度とを比較することによって、反射率を求めて膜厚を決
定する。
【0004】図1は、従来の膜厚測定装置の構成を示す
概念図である。図1の装置には、光源部900と、ハー
フミラー910と集光レンズ920と、分光計950と
が備えられている。膜厚測定の対象となる薄膜が形成さ
れた基板Sは、ステージ930上に載置されている。
【0005】光源部900から射出された光は、その一
部がハーフミラー910を透過する。ハーフミラー91
0を透過した光は、集光レンズ920を通過した後、基
板Sを照射する。基板Sで反射された光は、再度、集光
レンズ920を通過した後、ハーフミラー910で反射
され、分光計950に入射する。分光計950は、波長
毎に光の強度を測定する機能を有している。分光計95
0において測定された波長毎の光の強度から反射率を求
めれば、基板S上に形成された薄膜の膜厚を決定するこ
とができる。
【0006】従来の膜厚測定装置では、光源部900と
してハロゲンランプなどが採用されている。また、分光
計950は、回折格子960とCCDカメラ970との
組み合わせにより構成されており、回折格子960によ
って分光された光の強度は、CCDカメラ970によっ
て測定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光源部900
として用いられるハロゲンランプや分光計950は高額
であるため、膜厚測定装置全体としては非常に高額とな
ってしまうという問題があった。
【0008】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、ハロゲンランプ
や分光計を用いずに膜厚測定装置を構成することができ
る技術を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の装
置は、基板上に形成された薄膜の膜厚を測定するための
膜厚測定装置であって、前記薄膜の膜厚を測定するのに
適したほぼ単色の互いに異なる複数の光を前記基板に順
次1つずつ照射するための半導体発光素子と、前記基板
からの反射光を前記複数の光のそれぞれに関して測定す
るためのフォトダイオードと、前記フォトダイオードに
よって測定された前記複数の光に対する測定値から求め
られる複数の反射率の実測値と、前記薄膜の複数の膜厚
値から予測される反射率の予測値とから、前記薄膜の膜
厚を決定する膜厚決定部と、を備えることを特徴とす
る。
【0010】この膜厚測定装置では、半導体発光素子か
ら射出される異なる複数の光に対応する反射率の実測値
を求めることができるので、複数の膜厚値から予測され
る予測値と比較することにより、膜厚決定部において薄
膜の膜厚を決定することができる。したがって、このよ
うな構成を採用すれば、ハロゲンランプや分光計を用い
ずに膜厚測定装置を構成することが可能となる。
【0011】上記の膜厚測定装置において、前記半導体
発光素子は、発光ダイオードを含むことが好ましい。
【0012】このように光源として発光ダイオードを用
いる場合には、ハロゲンランプなどを用いた場合に比
べ、膜厚測定装置をかなり安価に構成することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】A.第1実施例:以下、本発明の
実施の形態を実施例に基づいて説明する。図2は、本発
明の第1実施例としての膜厚測定装置の構成を示す説明
図である。この膜厚測定装置は、半導体ウェハWに形成
された薄膜の膜厚を測定するための装置であり、測定光
学系を配置するための筐体100と、信号処理部200
と、駆動系コントロール部300とを備えている。
【0014】筐体100は、その底部に水平面内で移動
可能なXYステージ110を備えている。ウェハWは、
XYステージ110上に載置される。筐体100の上面
には、光源部120が設けられている。図中、光源部1
20の左側には、受光部130が、支持柱132とブラ
ケット134とを介して筐体100に取り付けられてい
る。また、筐体100には、光源部120から射出され
た光を受光部130に導くためのハーフミラー150
と、集光レンズ160とが設けられている。集光レンズ
160は、筐体100の側壁に設けられた支持柱162
とブラケット164とを介して筐体100に取り付けら
れている。同様に、ハーフミラー150も図示しない支
持柱、ブラケットを介して筐体100に取り付けられて
いる。
【0015】光源部120から一定の角度で射出された
光は、その一部がハーフミラー150を透過する。ハー
フミラー150を透過した一部の光は、集光レンズ16
0を通過してウェハWを照射する。ウェハW上で反射さ
れた光は、再度、集光レンズ160を通過した後、ハー
フミラー150で反射され、受光部130に到達する。
【0016】受光部130は、入射した光の強度を測定
する。したがって、受光部130で測定されたウェハW
からの反射光の強度Imと、予め測定された薄膜が形成
されていないウェハ(以下、「ベアウェハ」と呼ぶ)か
らの反射光の強度とを比較することによって、ウェハW
上で反射する光の反射率を求めることができる。
【0017】なお、本実施例においては、光源部120
として、発光ダイオード(LED)を用いている。これ
により、ハロゲンランプなどを用いた場合に比べ、安価
に光源部を構成できる。また、光源部としてLEDを用
いれば、射出される光の強度の時間的な変動が少なく、
発熱もほとんどないという利点もある。
【0018】本実施例の光源部120には、ほぼ単色の
異なる複数の光を射出する4つのLEDが1パッケージ
に収められている。4つのLEDを1つずつ順次点灯さ
せることにより、中心波長の異なる光をウェハWに照射
することができる。これにより、異なる複数の光につい
ての反射率の実測値を求めることができる。なお、この
膜厚測定装置においては、膜厚値をできるだけ正確に求
めるために、光源部が、相互に異なる中心波長を有する
光をなるべくたくさん射出できるようにすることが好ま
しい。例えば、1パッケージから光の中心波長が異なる
7つの光を射出できるようにしてもよい。なお、複数の
LEDから射出される光の中心波長は、複数の反射率の
実測値に差がでるように、ほぼ均等に分布していること
が好ましい。
【0019】ところで、ウェハW上で反射される光の強
度は波長に依存するので、図1に示すような従来の膜厚
測定装置では、受光部として分光計950を用いて反射
光のスペクトルを測定している。一方、LEDは、ほぼ
単色の光を射出するので反射光の波長は既知であり、そ
の強度を測定できればよく、分光計950を用いる必要
はない。そこで、本実施例では、受光部130として、
フォトダイオード(PD)が用いられている。このよう
に受光部130としてPDを用いる場合には、分光計を
用いる場合に比べ、非常に安価に膜厚測定装置を構成す
ることができる。また、受光部130としてPDを用い
る場合には、所要スペースが小さくて済むので、膜厚測
定装置を小型化することができるという利点もある。
【0020】信号処理部200(図2)は、図示しない
メインメモリとCPUと入力装置と表示装置とを備えた
コンピュータであり、そのメインメモリには、膜厚決定
部210としての機能を実現するためのコンピュータプ
ログラムが格納されている。信号処理部200には、ウ
ェハWで反射される光の分光反射率の予測値Rcを格納
するハードディスク装置220が電気的に接続されてい
る。また、信号処理部200には、光源部120と受光
部130とが電気的に接続されている。信号処理部20
0は、光源部120に含まれる4つのLEDを順次1つ
ずつ駆動して発光させ、また、4つのLEDから射出さ
れる光に応じて、受光部130において測定されたウェ
ハWからの反射光の測定値を取り込んで処理する。
【0021】膜厚決定部210は、受光部130におい
て測定された光の強度に基づいて、複数の異なる光に対
する反射率の実測値Rmを求める。膜厚決定部210
は、複数の反射率の実測値Rmと、薄膜の複数の膜厚値
から予測される分光反射率の予測値Rcとを比較して、
予測値Rcと実測値Rmとの一致度から膜厚を決定す
る。
【0022】さらに、信号処理部200には、筐体10
0のXYステージ110を駆動するための駆動系コント
ロール部300が電気的に接続されている。したがっ
て、駆動系コントロール部300によってXYステージ
110を制御することにより、ウェハW上の任意の位置
を測定位置として決定することができる。
【0023】図3は、分光反射率の予測値Rc(λ)の
一例を示すグラフである。分光反射率の予測値Rc
(λ)は、基板および薄膜の光学定数、薄膜の膜厚から
求められる。図3のグラフには、半導体基板上に酸化膜
が形成されたウェハ(以下、「膜付きウェハ」と呼ぶ)
について、酸化膜の膜厚がd1,d2,d3である場合
の3種類の分光反射率の予測値Rc(λ)が示されてい
る。図3に示す反射率Rは、ベアウェハにおける反射率
の値が100%となるように規格化されている。このと
きの反射率の分光特性の予測値Rc(λ)は、以下の式
(1)で表される。
【0024】 Rc(λ)=IWO(λ)/ISO(λ) ・・・(1)
【0025】ここで、IWO(λ)は、膜付きウェハから
の反射光のうち波長λの光の強度を示しており、I
SO(λ)は、ベアウェハからの反射光のうち波長λの光
の強度を示している。
【0026】この膜厚測定装置では、予め、光源部12
0から射出される異なる複数の光について、ベアウェハ
からの反射光の強度ImS(λ)がそれぞれ測定される。
本実施例の反射率の実測値Rm(λ)は、以下の式
(2)で表される。
【0027】 Rm(λ)=Im(λ)/ImS(λ) ・・・(2)
【0028】ここで、Im(λ)は、光源部120から
射出される異なる複数の光について、受光部130にお
いて測定された膜付きウェハからの反射光の強度を示し
ている。
【0029】上記の説明から分かるように、式(2)か
ら得られる反射率の実測値Rm(λ)と、式(1)の反
射率の予測値Rc(λ)とは、同様に定義されているの
で、測定によって求められる反射率の実測値Rm(λ)
と図3の分光反射率の予測値Rc(λ)とを、直接比較
することができる。
【0030】図3には、膜付きウェハを測定対象とした
場合に、式(2)を用いて得られた4つの反射率の実測
値Rm(470)、Rm(550)、Rm(670)、
Rm(780)が示されている。すなわち、本実施例の
膜厚測定装置において、光源部120に含まれる4つの
LEDは、それぞれ光の中心波長が約470nm、55
0nm、670nm、780nmであるLEDが用いら
れている。図3に示すように、膜厚がd1である場合の
反射率の予測値Rc(λ)と4つの反射率の実測値Rm
とは、波長550nmにおける反射率のみ一致してい
る。また、膜厚がd2である場合の反射率の予測値Rc
(λ)と4つの反射率の実測値Rmとは、波長470n
m、670nmの2点における反射率のみ一致してい
る。一方、膜厚がd3である場合の反射率の予測値Rc
(λ)と4つの反射率の実測値Rmとは、4つの波長に
おいてそれぞれ反射率が一致している。このように、4
つの反射率の実測値Rm(470)、Rm(550)、
Rm(670)、Rm(780)と分光反射率の各波長
についての予測値Rc(470)、Rc(550)、R
c(670)、Rc(780)とが、それぞれほぼ一致
すれば、測定対象となった膜付きウェハの酸化膜の膜厚
をd3と決定することができる。
【0031】このように、本実施例の膜厚測定装置を用
いれば、複数の光についてそれぞれ反射率の実測値Rm
を求めることができるので、複数の反射率の実測値Rm
と分光反射率の予測値Rcとから、膜厚dを決定するこ
とができる。
【0032】B.第2実施例:図4は、本発明の第2実
施例としての膜厚測定装置の構成を示す概念図である。
なお、図4に示す膜厚測定装置では、図2の測定光学系
を位置決めするための筐体100と、信号処理部200
と、駆動系コントロール部300の図示は省略されてい
る。
【0033】本実施例の装置では、図2の光源部120
に代えて、4つのLED410〜413と、3つのハー
フミラー420〜422とが備えられている。すなわ
ち、第1実施例の装置(図2)では、光源部120は、
そのパッケージの内部に4つのLEDを含んでいるのに
対し、本実施例の装置では、4つのLED410〜41
3が別々に設けられている。LED410〜413のそ
れぞれは、ほぼ単色の光を射出し、相互に光の中心波長
が異なっている。なお、4つのLED410〜413
は、図示しない信号処理部によって順次1つずつ駆動さ
れる。4つのLED410〜413から射出されたそれ
ぞれの光は、3つのハーフミラー420〜422のうち
のいくつかを透過あるいは反射しつつ、下方のハーフミ
ラー150に向かう。ハーフミラー150を透過した光
は、第1実施例において説明したように、ウェハWで反
射された後、受光部130に到達する。
【0034】図4に示す構成を採用する場合にも、LE
D410〜413から射出されたほぼ単色の異なる複数
の光は、ウェハWにおいて反射された後、受光部130
に到達する。したがって、本実施例の膜厚測定装置にお
いても、予めベアウェハからの反射光の強度を測定して
おけば、前述の式(2)に従って反射率の実測値Rmを
求めることができる。このように求められた複数の反射
率の測定値Rmと図3に示すような分光反射率の予測値
Rcとから、膜厚を決定することができる。
【0035】C.第3実施例:図5は、本発明の第3実
施例としての膜厚測定装置の構成を示す概念図である。
図5では、図2の測定光学系を位置決めするための筐体
100と、信号処理部200と、駆動系コントロール部
300の図示は省略されている。
【0036】図5に示す装置では、図2の光源部120
に代えて、5つのLED510〜514と、5種類の光
ファイバ520〜524と、光射出器530とが備えら
れている。LED510〜514は、それぞれほぼ単色
の光を射出し、射出される光の中心波長は相互に異なっ
ている。5つのLED510〜514は、図示しない信
号処理部によって順次駆動されて発光する。LED51
0〜514から射出される光は、それぞれ光ファイバ5
20〜524によって光射出器530に導かれる。5種
類の光ファイバ520〜524は、光射出器530内で
は、1つにまとめられている。
【0037】図6は、光射出器530内の光ファイバの
先端部の概略を示す説明図である。図6では、便宜上2
種類の光ファイバ520、521のみが1つにまとめら
れている場合を示しているが、実際には5種類の光ファ
イバ520〜524が1つにまとめられている。図6に
示すように、光射出器530内では、複数種類の光ファ
イバがそれぞれほぼ均一に分布するように円形にまとめ
られている。これにより、5つのLEDを順次1つずつ
駆動することによって、ウェハW上に異なる複数の光を
順次を照射することができる。
【0038】本実施例の膜厚測定装置においても、第1
および第2実施例と同様に、予めベアウェハについての
反射光の強度を測定しておけば、式(2)に従って反射
率の実測値Rmを求めることができる。このように求め
られた複数の反射率の実測値Rmと図3に示すような分
光反射率の予測値Rcとから、膜厚を決定することがで
きる。
【0039】D.第4実施例:図7は、本発明の第4実
施例としての膜厚測定装置の構成を示す概念図である。
本実施例の膜厚測定装置は、図5に示す装置とほぼ同様
の構成であるが、本実施例の光射出器532は、5つの
LED510〜514から射出された光をウェハW上に
照射する機能を有しているとともに、ウェハWからの反
射光を受光部130に導く機能を有している。
【0040】すなわち、本実施例の光射出器532内で
は、5つのLED510〜514から射出された光を導
くための5種類の光ファイバ520〜524とともに、
ウェハWから反射された光を受光部130に導くための
光ファイバ526が1つにまとめられている。このと
き、光射出器532内の光ファイバの先端部は、図6に
おいて説明したように6種類の光ファイバ520〜52
4、526がそれぞれほぼ均一に分布するように円形に
まとめられている。
【0041】光射出器532の光射出口532aから射
出された光は、集光レンズ160を通過した後、ウェハ
Wを照射する。ウェハWから反射された光は、再度、集
光レンズ160を通過して、光射出器532の光射出口
532aに入射する。この光は、光ファイバ526によ
って導かれ受光部130に到達する。このような構成を
採用しても、ウェハWからの反射光の強度を測定するこ
とが可能となる。
【0042】本実施例の膜厚測定装置においても、第3
実施例の装置と同様に、予めベアウェハについての反射
光の強度を測定しておけば、式(2)に従って反射率の
実測値Rmを求めることができる。このように求められ
た複数の反射率の実測値Rmと図3に示すような反射率
の予測値Rcとから、膜厚を決定することができる。
【0043】以上、説明したように、上記実施例におい
ては、光源部は、複数のLEDを備えており、ほぼ単色
の互いに異なる複数の光を射出するので、複数の光に対
するウェハWからの反射光の強度をフォトダイオードを
用いて測定することができる。このように測定された反
射光の強度から複数の反射率の実測値Rmを求めて反射
率の予測値Rcと比較すれば、ウェハWに形成された薄
膜の膜厚を決定することができる。上記のような構成を
採用すれば、ハロゲンランプや分光計を用いずに安価に
膜厚測定装置を構成することが可能となる。
【0044】なお、この発明は上記の実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能であり、
例えば次のような変形も可能である。
【0045】(1)上記実施例においては、光源部とし
てほぼ単色の異なる複数の光を射出する半導体発光素子
として、発光ダイオード(LED)を用いているが、L
EDに代えて半導体レーザなどを用いてもよい。また、
LEDと半導体レーザとを組み合わせて光源部を構成し
てもよい。半導体レーザは、単一波長であるため、より
正確に反射率の実測値を求め、精度よく膜厚を決定でき
る可能性がある。ただし、上記実施例のように発光ダイ
オードを用いた場合には、より安価に膜厚測定装置を構
成することができるという利点がある。
【0046】(2)上記実施例では、光源部120から
射出された光がウェハWにほぼ垂直に入射する場合につ
いて説明したが、本発明は、光がウェハWに対して斜め
に入射する場合にも適用可能である。この場合には、ウ
ェハWへの光の入射角度に応じた分光反射率の予測値R
cを用いればよい。
【0047】(3)上記実施例において、ハードウェア
によって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置
き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによっ
て実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換え
るようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の膜厚測定装置の構成を示す概念図。
【図2】本発明の第1実施例としての膜厚測定装置の構
成を示す説明図。
【図3】分光反射率の予測値Rc(λ)の一例を示すグ
ラフ。
【図4】本発明の第2実施例としての膜厚測定装置の構
成を示す概念図。
【図5】本発明の第3実施例としての膜厚測定装置の構
成を示す概念図。
【図6】光射出器530内の光ファイバの先端部の概略
を示す説明図。
【図7】本発明の第4実施例としての膜厚測定装置の構
成を示す概念図。
【符号の説明】
100…筐体 110…XYステージ 120…光源部 130…受光部 132,162…支持柱 134,164…ブラケット 150…ハーフミラー 160…集光レンズ 200…信号処理部 210…膜厚決定部 220…ハードディスク装置 300…駆動系コントロール部 410〜413…LED 420〜422…ハーフミラー 510〜514…LED 520〜524…光ファイバ 526…光ファイバ 530…光射出器 532…光射出器 532a…光射出口 900…光源部 910…ハーフミラー 920…集光レンズ 930…ステージ 950…分光計 960…回折格子 970…CCDカメラ S…基板 W…半導体ウェハ
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA30 BB17 CC17 CC21 DD02 FF04 FF48 GG03 GG06 GG07 JJ03 JJ16 JJ18 JJ26 LL37 LL42 MM03 PP12 QQ23 QQ25 QQ26 RR09 SS02 SS13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された薄膜の膜厚を測定す
    るための膜厚測定装置であって、 前記薄膜の膜厚を測定するのに適したほぼ単色の互いに
    異なる複数の光を前記基板に順次1つずつ照射するため
    の半導体発光素子と、 前記基板からの反射光を前記複数の光のそれぞれに関し
    て測定するためのフォトダイオードと、 前記フォトダイオードによって測定された前記複数の光
    に対する測定値から求められる複数の反射率の実測値
    と、前記薄膜の複数の膜厚値から予測される反射率の予
    測値とから、前記薄膜の膜厚を決定する膜厚決定部と、
    を備えることを特徴とする膜厚測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の膜厚測定装置であって、 前記半導体発光素子は、発光ダイオードを含む、膜厚測
    定装置。
JP10225399A 1998-07-24 1998-07-24 膜厚測定装置 Abandoned JP2000046525A (ja)

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