JP2006284211A - ムラ検査装置およびムラ検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】微少な膜厚ムラを精度良く検出する。
【解決手段】ムラ検査装置1は、基板9を保持するステージ2、基板9の膜92が形成された上面91に向けて線状光を出射する光出射部3、基板9からの反射光を受光する受光部4、基板9と受光部4との間に配置されて光の波長帯を切り替える波長帯切替機構5、ステージ2を移動する移動機構21、受光した光の強度分布に基づいて膜厚ムラを検査する検査部7を備える。ムラ検査装置1では、光出射部3から基板9に入射する光の上面91対する入射角θ1が60°とされることにより、高精度なムラ検出が可能とされる膜厚の範囲を大きくすることができるとともに膜厚に対する反射率の極大点近傍領域である低感度領域の幅が広がることを防止することができる。その結果、膜厚の変動幅が低感度領域に含まれることを防止して微少な膜厚ムラを精度良く検出することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、対象物上に形成された膜の膜厚ムラを検査する技術に関する。
従来より、表示装置用のガラス基板や半導体基板等(以下、単に「基板」という。)の主面上に形成されたレジスト膜等の薄膜を検査する場合、光源からの光を薄膜に照射し、薄膜からの反射光や透過光における光干渉を利用して膜厚のムラが検査される。
このような膜厚ムラの検査において、ナトリウムランプ等の単色光源を用いた場合、薄膜の厚さや屈折率によっては十分な感度を得られない(すなわち、光干渉による干渉縞が明確に表れない)ことがある。そこで、目視による検査では、基板を傾けることにより光の入射角を変更して確実にムラ検出を行うことが行われている。また、基板に対して複数の波長の光を同時に照射することも行われているが、各波長に対応した干渉縞が同時に表れるため、全体として感度が低下してしまう可能性がある。
特許文献1では、被検体表面上の欠陥検査を行う表面欠陥検査装置において、被検体からの反射光の波長帯を制限する複数の狭帯域フィルタのうちの1つを、被検体表面上の薄膜の特性(材質、屈折率、膜厚、反射率等)に合わせて光路上に挿入することにより、適切な波長帯にて検査を行う技術が開示されている。また、被検体に光を照射する照明部の角度(すなわち、被検体に対する照明光の入射角)を薄膜の特性に合わせて変更する技術も開示されている。
特開2002−267416号公報
ところで、目視による検査では、基板を傾けて見ることにより干渉縞を明確化することは比較的容易に行うことができるが、特許文献1の表面欠陥検査装置のように、被検体からの反射光を撮像して各画素の輝度値により膜厚ムラを示す画像を取得する装置では、被検体に対する照明部の角度を変更する際には、反射光を受光するラインセンサカメラの角度も照明光の入射角に合わせて高精度に調整する必要がある。このため、装置の構造が複雑になり、かつ、検査時の操作が煩雑になってしまう。
また、照明部からの光の被検体に対する入射角については、検出したい膜厚ムラの特性に応じてそれぞれ適切な角度が存在すると考えられるが、特許文献1では、具体的な入射角については何ら開示されていない。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、装置構造を簡素化しつつ微少な膜厚ムラを精度良く検出することを主な目的とし、また、変動範囲が大きい膜厚ムラを確実に検出することも目的としている。
請求項1に記載の発明は、基板上に形成された膜の膜厚ムラを検査するムラ検査装置であって、基板を保持する保持部と、前記基板の光透過性の膜が形成されている主面に対して入射角50°以上65°以下にて入射する光を出射する光出射部と、前記基板の前記主面における反射後の特定の波長帯の光を受光して前記主面からの前記特定の波長帯の光の強度分布を取得する受光部と、前記特定の波長帯を互いに異なる複数の波長帯の間で切り替える波長帯切替手段とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のムラ検査装置であって、前記光出射部が前記複数の波長帯の光を含む光を出射し、前記波長帯切替手段が、前記複数の波長帯の光を選択的にそれぞれ透過する複数の光学フィルタと、前記複数の光学フィルタのうち前記光出射部から前記受光部に至る光路上に配置される一の光学フィルタを他の光学フィルタに切り替える光学フィルタ切替機構とを備える。
請求項3に記載の発明は、基板上に形成された膜の膜厚ムラを検査するムラ検査装置であって、基板を保持する保持部と、前記基板の光透過性の膜が形成されている主面に対して入射角10°以上40°以下にて入射する光を出射する光出射部と、前記基板の前記主面における反射後の特定の波長帯の光を受光して前記主面からの前記特定の波長帯の光の強度分布を取得する受光部とを備える。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のムラ検査装置であって、前記特定の波長帯を互いに異なる複数の波長帯の間で切り替える波長帯切替手段をさらに備え、前記光出射部が前記複数の波長帯の光を含む光を出射し、前記波長帯切替手段が、前記複数の波長帯の光を選択的にそれぞれ透過する複数の光学フィルタと、前記複数の光学フィルタのうち前記光出射部から前記受光部に至る光路上に配置される一の光学フィルタを他の光学フィルタに切り替える光学フィルタ切替機構とを備える。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のムラ検査装置であって、前記基板の前記主面に沿う所定の移動方向に前記保持部を前記光出射部および前記受光部に対して相対的に移動する移動機構をさらに備え、前記光出射部が、光源と、前記光源からの光を前記移動方向に垂直な線状光に変換して前記主面へと導く光学系を備え、前記受光部が、前記線状光の前記基板上における照射領域からの前記特定の波長帯の光の強度分布を前記保持部の移動に同期して繰り返し取得するラインセンサを備える。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載のムラ検査装置であって、前記基板上の前記膜が、前記主面上に塗布液を塗布することにより形成されたものである。
請求項7に記載の発明は、基板上に形成された膜の膜厚ムラを検査するムラ検査方法であって、基板の光透過性の膜が形成されている主面に対して入射角50°以上65°以下にて入射する光を出射する工程と、前記基板の前記主面における反射後の特定の波長帯の光を受光して前記主面からの前記特定の波長帯の光の強度分布を取得する工程と、前記特定の波長帯を変更して前記光を出射する工程および前記光の強度分布を取得する工程を繰り返す工程とを備える。
請求項8に記載の発明は、基板上に形成された膜の膜厚ムラを検査するムラ検査方法であって、基板の光透過性の膜が形成されている主面に対して入射角10°以上40°以下にて入射する光を出射する工程と、前記基板の前記主面における反射後の特定の波長帯の光を受光して前記主面からの前記特定の波長帯の光の強度分布を取得する工程とを備える。
請求項1および7の発明では、微少な膜厚ムラを精度良く検出することができる。請求項2および4の発明では、受光する光の波長帯を容易に切り替えることができる。請求項3および8の発明では、変動範囲が大きい膜厚ムラを確実に検出することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るムラ検査装置1の構成を示す図である。ムラ検査装置1は、液晶表示装置等の表示装置に用いられるガラス基板(以下、単に「基板」という。)9において、一方の主面91上に形成されたパターン形成用のレジスト膜(以下、単に「膜」という。)92の膜厚ムラを検査する装置である。基板9上の膜92は、基板9の主面91上にレジスト液を塗布することにより形成される。
図1に示すように、ムラ検査装置1は、膜92が形成された主面91(以下、「上面91」という。)を上側(図1中の(+Z)側)に向けて基板9を保持するステージ2、ステージ2に保持された基板9の上面91に向けて光を出射する光出射部3、光出射部3から出射されて基板9の上面91上の膜92にて反射された光を受光する受光部4、基板9と受光部4との間に配置されて受光部4が受光する光の波長帯を切り替える波長帯切替機構5、ステージ2を光出射部3、受光部4および波長帯切替機構5に対して相対的に移動する移動機構21、受光部4にて受光した光の強度分布(上面91の領域に対応する分布)に基づいて膜92の膜厚ムラを検査する検査部7、並びに、これらの構成を制御する制御部8を備える。
ステージ2の(+Z)側の表面は、好ましくは黒色艶消しとされる。移動機構21は、モータ211にボールねじ(図示省略)が接続された構成とされ、モータ211が回転することにより、ステージ2がガイド212に沿って基板9の上面91に沿う図1中のX方向に移動する。
光出射部3は、白色光(すなわち、可視領域の全ての波長帯の光を含む光)を出射する光源であるハロゲンランプ31、ステージ2の移動方向に垂直な図1中のY方向に伸びる円柱状の石英ロッド32、および、Y方向に伸びるシリンドリカルレンズ33を備える。光出射部3では、ハロゲンランプ31が石英ロッド32の(+Y)側の端部に取り付けられており、ハロゲンランプ31から石英ロッド32に入射した光は、Y方向に伸びる線状光(すなわち、光束断面がY方向に長い線状となる光)に変換されて石英ロッド32の側面から出射され、シリンドリカルレンズ33を介して基板9の上面91へと導かれる。換言すれば、石英ロッド32およびシリンドリカルレンズ33は、ハロゲンランプ31からの光をステージ2の移動方向に垂直な線状光に変換して基板9の上面91へと導く光学系となっている。
図1では、光出射部3から基板9に至る光路を一点鎖線にて示している(基板9から受光部4に至る光路についても同様)。光出射部3から基板9に入射する光の上面91対する入射角(すなわち、光路が上面91の法線方向となす角度)θ1は50°以上65°以下とされ、本実施の形態では60°とされる。
光出射部3から出射された光の一部は、基板9の上面91上の膜92の(+Z)側の面(以下、「膜上面」という。)にて反射される。膜92は光出射部3からの光に対して光透過性を有しており、光出射部3からの光のうち膜上面にて反射されなかった光は、膜92を透過して基板9の上面91(すなわち、膜92の下面)にて反射される。ムラ検査装置1では、基板9における膜92の上面にて反射された光と基板9の上面91にて反射された光との干渉光(以下、単に「反射光」という。)が、波長帯切替機構5を経由して受光部4に入射する。
波長帯切替機構5は、互いに異なる複数の狭い波長帯の光を選択的にそれぞれ透過する複数の光学フィルタ(例えば、半値幅10nmの干渉フィルター)51、複数の光学フィルタ51を保持する円板状のフィルタホイール52、および、フィルタホイール52の中心に取り付けられてフィルタホイール52を回転するフィルタ回転モータ53を備える。フィルタホイール52は、その法線方向が基板9から受光部4に至る光路に平行になるように配置される。
図2は、波長帯切替機構5を基板9側からフィルタホイール52に垂直な方向に沿って見た図である。図2に示すように、フィルタホイール52には、6つの円形の開口521が周方向に等間隔に形成されており、そのうちの5つの開口521には互いに透過波長帯が異なる5種類の光学フィルタ51が取り付けられている。
図1に示す波長帯切替機構5では、制御部8に制御されるフィルタ回転モータ53によりフィルタホイール52が回転し、5つの光学フィルタ51(図2参照)のうち、検査対象となる膜92の膜厚や屈折率等に応じていずれか1つの光学フィルタ51(以下、他の光学フィルタ51と区別するために、「選択光学フィルタ51a」という。)が選択され、基板9から受光部4に至る光路上に配置される。これにより、基板9からの反射光(すなわち、5つの光学フィルタ51に対応する5つの透過波長帯の光を含む白色光の反射光)のうち、光路上に配置された選択光学フィルタ51aに対応する特定の波長帯(以下、「選択波長帯」という。)の光のみが、選択光学フィルタ51aを透過して受光部4へと導かれる。
そして、フィルタ回転モータ53によりフィルタホイール52が回転すると、複数の光学フィルタ51のうち光出射部3から受光部4に至る光路上に配置された選択光学フィルタ51aが他の光学フィルタ51に切り替えられ、受光部4が受光する光の波長帯(すなわち、選択波長帯)が変更される。このように、フィルタ回転モータ53およびフィルタホイール52は光学フィルタ切替機構となっている。
受光部4は、複数の受光素子であるCCD(Charge Coupled Device)がY方向に直線状に配列されたラインセンサ41、および、ラインセンサ41と波長帯切替機構5の選択光学フィルタ51aとの間に設けられて基板9からの反射光をラインセンサ41へと導くレンズ42を備える。ラインセンサ41は、光出射部3から出射されて基板9上における照射領域の膜92にて反射された線状光のうち、選択光学フィルタ51aを透過した選択波長帯の光を受光し、受光した光の強度分布(すなわち、各CCDからの出力値である輝度値のY方向における分布)を取得する。
検査部7は、ラインセンサ41からの出力を受け付けて基板9の上面91の2次元画像を生成する画像生成部71、および、画像生成部71により生成された2次元画像の各画素の画素値から膜92の膜厚ムラを検出するムラ検出部72を備える。
次に、ムラ検査装置1による膜厚ムラの検査の流れについて説明する。図3および図4は、ムラ検査装置1による検査の流れを示す図である。ムラ検査装置1により基板9の上面91上の膜92の膜厚ムラが検査される際には、まず、図1中に実線にて示す検査開始位置に位置するステージ2上に基板9が保持された後、基板9およびステージ2の(+X)方向への移動が開始される(ステップS11)。続いて、光出射部3から出射されて基板9の上面91に対して入射角60°にて入射する線状光が、上面91上の直線状の照射領域(以下、「線状照射領域」という。)に照射され(ステップS12)、線状照射領域が基板9に対して相対的に移動する。
光出射部3からの光は基板9の上面91にて反射し、波長帯切替機構5の選択光学フィルタ51aを透過することにより特定の波長帯(例えば、中心波長が550nm、半値幅が10nm)の光のみが取り出された後、受光部4へと導かれる。受光部4では、基板9の上面91における反射後の選択波長帯の光がラインセンサ41により受光され(ステップS13)、基板9上の線状照射領域からの反射光の選択波長帯における強度分布が取得される(ステップS14)。ラインセンサ41の各CCDからの出力値は、検査部7の画像生成部71へと送られる。
ムラ検査装置1では、制御部8により、基板9およびステージ2が図1中に二点鎖線にて示す検査終了位置まで移動したか否かが基板9の移動中に繰り返し確認されており(ステップS15)、検査終了位置まで移動していない場合には、ステップS13に戻って反射光のうちの選択波長帯の光の受光および線状照射領域における選択波長帯の光の強度分布の取得(ステップS13,S14)が繰り返される。ムラ検査装置1では、ステージ2が(+X)方向に移動している間、ステップS13〜S15の動作が繰り返されて基板9上の線状照射領域からの反射光の強度分布がステージ2の移動に同期して繰り返し取得されることにより、基板9の全体について上面91からの反射光の選択波長帯における強度分布が取得される。
そして、基板9およびステージ2が検査終了位置まで移動すると(ステップS15)、移動機構21による基板9およびステージ2の移動が停止され、照明光の照射も停止される(ステップS16)。検査部7の画像生成部71では、受光部4により取得された上面91からの反射光の選択波長帯における強度分布に対して、膜厚の変動に起因する輝度値の差を強調する画像処理(例えば、上面91上の強度分布を示す画像に対してメディアンフィルタにより平滑化処理を行って平滑化画像を求め、強度分布の画像の各画素の値を平滑化画像の対応する画素の値で除算することにより、膜厚変動によるものよりも大きく広範囲に亘る輝度値の変動を除去する等の処理)が行われることにより、強調された膜厚変動が画素値の変動として表現された上面91の2次元画像が生成される(ステップS17)。
生成された2次元画像は、必要に応じてディスプレイ等の表示装置に表示され、さらに、検査部7のムラ検出部72により、2次元画像に基づいて膜厚ムラの検出が行われる(ステップS18)。
図5は、基板9の上面91上に形成された膜92の膜厚と反射率との関係を示す図である。図5中の線101は、本実施の形態に係るムラ検査装置1と同様の条件における反射率(すなわち、入射角60°の光に対する反射率)を示し、線102は、光出射部からの光の基板に対する入射角が30°である後述の第2の実施の形態に係るムラ検査装置と同様の条件における反射率を示す。線101,102は、波長550nmの光に対する反射率を示しており、波長が変更されると膜厚と反射率との関係も変化する。
図5に示すように、膜92の膜厚が異なると膜92の反射率も異なるため、受光部4にて受光する反射光の強度も異なる。したがって、膜92の膜厚分布にムラが存在している場合には、検査部7の画像生成部71により生成された基板9の上面91の2次元画像にも画素値のムラが生じる。ムラ検査装置1では、検査部7のムラ検出部72により、上面91の2次元画像における各画素の画素値のばらつきの程度が検査され、予め設定されているムラ閾値よりもばらつきの程度が大きい領域が存在する場合、上面91上の対応する領域が許容範囲を超える膜厚ムラが存在する領域として検出される。
ところで、膜92の反射率は、図5に示すように、膜厚の変動に対して周期性をもって変動する。そして、反射率の極大点近傍および極小点近傍では、膜厚の変動に対する反射率の変動の割合が非常に小さくなるため、膜厚の変動が僅かである場合には、画像生成部71により生成された2次元画像において画素値がほとんど変動せず、ムラ検出部によるムラ(すなわち、膜厚の変動)の検出の精度が低下してしまう。以下、膜厚の変動に対する反射率の変動の割合が非常に小さい膜厚の領域を、「低感度領域」という。
仮に、基板9上の膜92の膜厚が線101の低感度領域において変動しているとすると、このような膜厚ムラを線101のみに基づいて高精度に検出することは難しい。そこで、ムラ検査装置1では、上述のように1つの光学フィルタ51を選択光学フィルタ51aとして1回目の膜厚ムラの検出を行った後(ステップS19)、制御部8により波長帯切替機構5のフィルタ回転モータ53が駆動されてフィルタホイール52が回転し、他の光学フィルタ51が基板9から受光部4に至る光路上に配置されて波長帯切替機構5における選択波長帯が変更される(ステップS191)。選択波長帯が変更されることにより、膜厚の低感度領域も移動する。
その後、移動機構21によりステージ2が検査開始位置に戻され、再びステージ2の移動が開始される(ステップS11)。ムラ検査装置1では、ステージ2が検査終了位置に到達するまで、光出射部3からの光の基板9における反射光のうち、1回目のムラ検出時とは異なる選択波長帯の光が受光部4により受光され、基板9上の線状照射領域からの反射光の強度分布がステージ2の移動に同期して繰り返し取得されて検査部7の画像生成部71へと送られた後、ステージ2の移動が停止される(ステップS12〜S16)。
そして、検査部7の画像生成部71により、基板9の上面91の2次元画像が生成され(ステップS17)、ムラ検出部72により、上面91上の膜92の膜厚ムラが検出される(ステップS18)。2回目の膜厚ムラの検出が終了すると(ステップS19)、1回目および2回目の検出結果に基づき、基板9の上面91上に形成された膜92の膜厚ムラが最終的に検出されてムラ検査装置1による膜厚ムラの検出が終了する。
ムラ検査装置1では、波長帯切替機構5の複数の光学フィルタ51により互いに異なる複数の波長帯の間で選択波長帯を切り替えることにより、1回目のムラ検出と2回目のムラ検出とで膜厚の低感度領域を異ならせている。これにより、膜92の膜厚の変動幅の一部(または全部)が、例えば1回目のムラ検出時の低感度領域に含まれている場合であっても、2回目のムラ検出時には低感度領域が異なっているため、1回目のムラ検出時に低感度領域に含まれていた部分についても、膜厚変動を精度良く検出することができる。
ところで、ムラ検査装置1では、光出射部3から基板9へと入射する光の入射角θ1が60°とされており、図5に示すように、入射角が30°である第2の実施の形態に係るムラ検査装置に比べて入射角が大きいため、膜厚に対する反射率の変動周期が大きくなる。その結果、隣接する低感度領域の間の線101の傾きが大きい領域、すなわち、高精度なムラ検出が可能な領域が大きくなる。このように、ムラ検査装置1では、基板9に対する光出射部3からの光の入射角θ1が大きくされることにより、特に、このようなムラ検査装置において通常の入射角とされる45°よりも大きく、具体的には50°以上とされることにより、高精度なムラ検出が可能とされる膜厚の範囲を大きくすることができる。
図6は、光出射部からの光の入射角が70°の場合の膜92の膜厚と反射率との関係を示す図である。図6に示すように、入射角が70°の場合、反射率の極大点近傍において低感度領域の幅が大きく広がってしまう。ムラ検査装置1では、基板9に対する光の入射角θ1が65°以下とされることにより、反射率の極大点近傍において低感度領域の幅が広がることを防止することができる。
このように、ムラ検査装置1では、基板9に対する光出射部3からの光の入射角θ1が50°以上65°以下とされることにより、高精度なムラ検出が可能とされる膜厚の範囲を大きくすることができるとともに反射率の極大点近傍において低感度領域の幅が広がることを防止することができる。その結果、膜厚の変動幅が低感度領域に含まれることを防止して微少な膜厚ムラを精度良く検出することができる。また、ムラ検査装置1では、光出射部3からの光の基板9に対する入射角θ1が60°に固定された状態で高精度なムラ検出が実現されるため、基板9に対する光の入射角を変更する機構を設ける必要がなく、ムラ検査装置1の構造を簡素化することができる。
また、基板9の上面91上の膜92は、多くの場合、塗布液を塗布することにより容易に形成されており、ムラ検査装置1は、微少な膜厚ムラを精度良く検出することができるため、このような塗布液の塗布により形成された膜92の膜厚ムラ(すなわち、塗布ムラ)の検出に特に適している。
ムラ検査装置1では、フィルタホイール52を回転して基板9から受光部4に至る光路上の選択光学フィルタ51aを他の光学フィルタ51に切り替えることにより、受光部4にて受光する基板9からの反射光の波長帯(すなわち、選択波長帯)を容易に変更して適切な波長帯とすることができる。また、光出射部3から線状光を出射し、線状光に対して垂直な方向に移動する基板9からの反射光を、ラインセンサ41により基板9の移動に同期して受光することにより、基板9に対する光の入射角θ1を上面91全体において一定とすることができる。これにより、膜厚ムラの検出において入射角による反射率への影響を考慮する必要がないため、ムラ検出部72による膜厚ムラの検出処理を簡素化することができる。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るムラ検査装置1aの構成を示す図である。ムラ検査装置1aでは、光出射部3からの光の基板9への入射角θ2が、図1に示すムラ検査装置1の入射角θ1とは異なり、10°以上40°以下(本実施の形態では、30°)とされる。その他の構成は図1と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
図7に示すように、ムラ検査装置1aは、第1の実施の形態と同様に、基板9を保持するステージ2、ステージ2に保持された基板9の光透過性の膜92が形成されている上面91に向けて光を出射する光出射部3、基板9からの反射光のうち選択波長帯の光のみを透過させるとともに選択波長帯を互いに異なる複数の波長帯の間で切り替える波長帯切替機構5、波長帯切替機構5を透過した光を受光して選択波長帯の光の強度の上面上における分布を取得する受光部4、ステージ2を移動する移動機構21、受光部4にて取得した光の強度分布に基づいて膜92の膜厚ムラを検査する検査部7、および、これらの構成を制御する制御部8を備える。
波長帯切替機構5は、第1の実施の形態と同様に、互いに異なる複数の狭い波長帯の光を選択的にそれぞれ透過する複数(本実施の形態でも5つ。図2参照)の光学フィルタ51、5つの光学フィルタ51を保持する円板状のフィルタホイール52、および、フィルタホイール52を回転するフィルタ回転モータ53を備える。波長帯切替機構5では、フィルタ回転モータ53によりフィルタホイール52が回転することにより、複数の光学フィルタ51のうち光出射部3から受光部4に至る光路上に配置される選択光学フィルタ51aが他の光学フィルタ51に切り替えられる。
光出射部3も、第1の実施の形態と同様に、複数の光学フィルタ51に対応する複数の波長帯の光を含む白色光を出射するハロゲンランプ31、ハロゲンランプ31からの光を線状光に変換する石英ロッド32、および、石英ロッド32からの線状光を基板9へと導くシリンドリカルレンズ33を備える。受光部4も、複数のCCDが直線状に配列されたラインセンサ41、および、ラインセンサ41と波長帯切替機構5の選択光学フィルタ51aとの間に設けられるレンズ42を備える。
次に、ムラ検査装置1aによる膜厚ムラの検査の流れについて説明する。ムラ検査装置1aによる検査の流れは、第1の実施の形態と同様であり、以下、図3および図4を参照しつつ説明する。ムラ検査装置1aにより基板9の上面91上の膜92の膜厚ムラが検査される際には、まず、図7中に実線にて示す検査開始位置からステージ2の移動が開始される(ステップS11)。
続いて、基板9の上面91に対して入射角30°にて入射する線状光が上面91上の照射領域に照射され、基板9からの反射光が選択光学フィルタ51aにより選択波長帯の光のみとされてラインセンサ41により受光され、基板9上の照射領域からの反射光の選択波長帯における強度分布が取得される(ステップS12〜S14)。
ムラ検査装置1aでは、ステージ2の移動に同期して基板9上の照射領域からの反射光の強度分布が繰り返し取得され、ステージ2が図7中に二点鎖線にて示す検査終了位置に到達するとステージ2の移動および照明光の照射が停止される(ステップS15,S16)。そして、上面91の2次元画像が生成されるとともに上面91上の膜厚ムラが検出される(ステップS17,S18)。
1回目の膜厚ムラの検出が終了すると、波長帯切替機構5において選択波長帯が変更され(ステップS19,S191)、ステップS11に戻って2回目の膜厚ムラの検出が行われる(ステップS11〜S19)。そして、1回目および2回目の検出結果に基づき、基板9の主面上面91上に形成された膜92の膜厚ムラが最終的に検出されてムラ検査装置1aによる膜厚ムラの検出が終了する。
以上に説明したように、ムラ検査装置1aでは、光出射部3から基板9へと入射する光の入射角θ2が30°とされており、図5に示すように、入射角θ1が60°である第1の実施の形態に係るムラ検査装置1に比べて、膜厚に対する反射率の極大点近傍の幅が小さい(すなわち、極大点から線102の傾きが大きくなるまでの膜厚の差が小さい)ため、極大点近傍における低感度領域の幅が小さくなる。これにより、膜厚の変動範囲が比較的大きい膜厚ムラを検出する場合、膜厚の変動範囲全体が低感度領域に含まれてしまうことが防止される。換言すれば、膜厚の変動範囲の少なくとも一部が、互いに隣接する低感度領域の間の高感度でムラ検出が可能な領域に含まれることとなる。このように、ムラ検査装置1aでは、基板9に対する光出射部3からの光の入射角θ2が小さくされることにより、特に、このようなムラ検査装置において通常の入射角とされる45°よりも小さく、具体的には40°以下とされることにより、比較的膜厚変動が大きい膜厚ムラの検出において、膜厚の変動範囲全体が低感度領域に含まれてしまうことを防止することができる。
また、ムラ検査装置1aでは、基板9に対する光の入射角θ2を10°以上とすることにより、光出射部3と受光部4との近接による入射側および反射側の光路の重複を回避し、光出射部3や受光部4、波長帯切替機構5の構成や配置が複雑になってしまうことを防止することができる。
このように、ムラ検査装置1aでは、基板9に対する光出射部3からの光の入射角θ2が10°以上40°以下とされることにより、装置構成が複雑化することを防止することができるとともに、比較的膜厚変動が大きい膜厚ムラを検出する場合に、膜厚の変動範囲全体が低感度領域に含まれてしまうことを防止して膜厚ムラを確実に検出することができる。
また、ムラ検査装置1aでは、波長帯切替機構5の複数の光学フィルタ51により互いに異なる複数の波長帯の間で選択波長帯を切り替えることにより、ムラ検出時の膜厚の低感度領域を適切に変更し、比較的膜厚変動が大きい膜厚ムラをより確実に検出することができる。ムラ検査装置1aも、第1の実施の形態と同様に、塗布液の塗布により形成された膜92の膜厚ムラ(すなわち、塗布ムラ)の検出に特に適している。
ムラ検査装置1aでは、第1の実施の形態と同様に、フィルタホイール52を回動して選択光学フィルタ51aを他の光学フィルタ51に切り替えることにより、受光部4にて受光する基板9からの反射光の波長帯(すなわち、選択波長帯)を容易に変更することができる。また、光出射部3からの線状光をラインセンサ41により基板9の移動に同期して受光することにより、基板9に対する光の入射角θ2を上面91全体において一定とすることができるため、ムラ検出部72による膜厚ムラの検出処理を簡素化することができる。
なお、ムラ検査装置1aの場合、ほとんどの場合において1つのフィルタのみで精度良くムラ検出を行うことができるため、波長帯切替機構5が1つの固定フィルタに置き換えられてもよく、図4のステップS19,S191が省略されてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、ステージ2は、光出射部3、受光部4および波長帯切替機構5に対して相対的に移動すればよく、ステージ2が固定され、光出射部3、受光部4および波長帯切替機構5が、互いに固定された状態で移動されてもよい。
光出射部3では、石英ロッド32に代えて複数の光ファイバが直線状に配列されたファイバアレイが設けられ、ハロゲンランプ31からの光がファイバアレイを通過することにより線状光に変換されてもよい。また、ハロゲンランプ31および石英ロッド32に代えて、直線状に配列された複数の発光ダイオードが線状光を出射する光源として設けられてもよい。
ムラ検査装置では、ハロゲンランプ31から出射される光に基板9上に形成された膜92に好ましくない影響を与える波長帯の光が含まれている場合、当該波長帯の光を透過しないフィルタ等がハロゲンランプ31から基板9に至る光路上に設けられる。また、基板9の上面91上の膜92が赤外線に対して透過性を有する場合、白色光を出射するハロゲンランプ31に代えて赤外線を出射する光源が光出射部3に設けられてもよい。
基板9に対する光の入射角を上面91全体において一定とすることにより膜厚ムラの検出を簡素化するという観点からは、基板9に対して相対的に移動するラインセンサ41により光出射部3からの線状光の反射光を受光することが好ましいが、基板9の撮像時間を短縮する必要がある場合等には、ラインセンサ41に代えて2次元CCDセンサが受光部4に設けられてもよい。
波長帯切替機構5は、必ずしも基板9から受光部4に至る光路上に配置される必要はなく、例えば、光出射部3から基板9に至る光路上に配置されてもよい。また、波長帯切替機構5による選択波長帯の切り替えは、複数の光学フィルタ51の切り替えには限定されず、互いに異なる複数の波長帯の光を出射する複数の光源が光出射部3に設けられ、波長帯切替機構5により複数の光源が制御されることにより、光出射部3から出射される光の波長帯が切り替えられてもよい。
上記実施の形態に係るムラ検査装置では、膜92の膜厚ムラは、ムラ検出部72により上面91の2次元画像における各画素の画素値のばらつきの程度が検査されることにより検出されるが、膜厚ムラの検出は、ディスプレイ等に表示された上面91の2次元画像を作業者が目視して参照用画像と比較することにより行われてもよい。
第1の実施の形態に係るムラ検査装置1では、基板9に対する入射角が10°以上40°以下の光を出射する第2光出射部、および、第2光出射部からの光の基板9における反射光を受光する第2受光部がさらに設けられ、微少な膜厚ムラの高精度な検出、および、膜厚変動が大きい膜厚ムラの確実な検出が1つの装置で実現されてもよい。
上記実施の形態に係るムラ検査装置は、レジスト膜以外の他の膜、例えば、基板9上に形成された絶縁膜や導電膜の膜厚ムラの検出に利用されてよく、これらの膜は、塗布液の塗布以外の方法、例えば、蒸着法や化学気相成長法(CVD:Chemical Vapor Deposition)、スパッタリング等により形成されたものであってもよい。また、ムラ検査装置は、半導体基板等の他の基板上に形成された膜の膜厚ムラの検査に利用されてよい。
第1の実施の形態に係るムラ検査装置の構成を示す図である。 波長帯切替機構を示す図である。 ムラ検査装置による膜厚ムラの検査の流れを示す図である。 ムラ検査装置による膜厚ムラの検査の流れを示す図である。 膜厚と反射率との関係を示す図である。 比較例のムラ検査装置における膜厚と反射率との関係を示す図である。 第2の実施の形態に係るムラ検査装置の構成を示す図である。
符号の説明
1,1a ムラ検査装置
2 ステージ
3 光出射部
4 受光部
5 波長帯切替機構
6 移動機構
9 基板
31 ハロゲンランプ
32 石英ロッド
41 ラインセンサ
51 光学フィルタ
51a 選択光学フィルタ
52 フィルタホイール
53 フィルタ回転モータ
91 上面
92 膜
S11〜S19,S191 ステップ

Claims (8)

  1. 基板上に形成された膜の膜厚ムラを検査するムラ検査装置であって、
    基板を保持する保持部と、
    前記基板の光透過性の膜が形成されている主面に対して入射角50°以上65°以下にて入射する光を出射する光出射部と、
    前記基板の前記主面における反射後の特定の波長帯の光を受光して前記主面からの前記特定の波長帯の光の強度分布を取得する受光部と、
    前記特定の波長帯を互いに異なる複数の波長帯の間で切り替える波長帯切替手段と、
    を備えることを特徴とするムラ検査装置。
  2. 請求項1に記載のムラ検査装置であって、
    前記光出射部が前記複数の波長帯の光を含む光を出射し、
    前記波長帯切替手段が、
    前記複数の波長帯の光を選択的にそれぞれ透過する複数の光学フィルタと、
    前記複数の光学フィルタのうち前記光出射部から前記受光部に至る光路上に配置される一の光学フィルタを他の光学フィルタに切り替える光学フィルタ切替機構と、
    を備えることを特徴とするムラ検査装置。
  3. 基板上に形成された膜の膜厚ムラを検査するムラ検査装置であって、
    基板を保持する保持部と、
    前記基板の光透過性の膜が形成されている主面に対して入射角10°以上40°以下にて入射する光を出射する光出射部と、
    前記基板の前記主面における反射後の特定の波長帯の光を受光して前記主面からの前記特定の波長帯の光の強度分布を取得する受光部と、
    を備えることを特徴とするムラ検査装置。
  4. 請求項3に記載のムラ検査装置であって、
    前記特定の波長帯を互いに異なる複数の波長帯の間で切り替える波長帯切替手段をさらに備え、
    前記光出射部が前記複数の波長帯の光を含む光を出射し、
    前記波長帯切替手段が、
    前記複数の波長帯の光を選択的にそれぞれ透過する複数の光学フィルタと、
    前記複数の光学フィルタのうち前記光出射部から前記受光部に至る光路上に配置される一の光学フィルタを他の光学フィルタに切り替える光学フィルタ切替機構と、
    を備えることを特徴とするムラ検査装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のムラ検査装置であって、
    前記基板の前記主面に沿う所定の移動方向に前記保持部を前記光出射部および前記受光部に対して相対的に移動する移動機構をさらに備え、
    前記光出射部が、
    光源と、
    前記光源からの光を前記移動方向に垂直な線状光に変換して前記主面へと導く光学系を備え、
    前記受光部が、前記線状光の前記基板上における照射領域からの前記特定の波長帯の光の強度分布を前記保持部の移動に同期して繰り返し取得するラインセンサを備えることを特徴とするムラ検査装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のムラ検査装置であって、
    前記基板上の前記膜が、前記主面上に塗布液を塗布することにより形成されたものであることを特徴とするムラ検査装置。
  7. 基板上に形成された膜の膜厚ムラを検査するムラ検査方法であって、
    基板の光透過性の膜が形成されている主面に対して入射角50°以上65°以下にて入射する光を出射する工程と、
    前記基板の前記主面における反射後の特定の波長帯の光を受光して前記主面からの前記特定の波長帯の光の強度分布を取得する工程と、
    前記特定の波長帯を変更して前記光を出射する工程および前記光の強度分布を取得する工程を繰り返す工程と、
    を備えることを特徴とするムラ検査方法。
  8. 基板上に形成された膜の膜厚ムラを検査するムラ検査方法であって、
    基板の光透過性の膜が形成されている主面に対して入射角10°以上40°以下にて入射する光を出射する工程と、
    前記基板の前記主面における反射後の特定の波長帯の光を受光して前記主面からの前記特定の波長帯の光の強度分布を取得する工程と、
    を備えることを特徴とするムラ検査方法。
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