JP2000046468A - ブラウン管用ガラスバルブの内面乾燥方法 - Google Patents

ブラウン管用ガラスバルブの内面乾燥方法

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JP2000046468A
JP2000046468A JP10215837A JP21583798A JP2000046468A JP 2000046468 A JP2000046468 A JP 2000046468A JP 10215837 A JP10215837 A JP 10215837A JP 21583798 A JP21583798 A JP 21583798A JP 2000046468 A JP2000046468 A JP 2000046468A
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JP
Japan
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air
glass bulb
nozzle
ray tube
glass
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Application number
JP10215837A
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English (en)
Inventor
Yasunari Ikuta
康成 生田
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ブラウン管用ガラスバルブの内面に付着してい
る水滴を確実かつ迅速に除去する。 【解決手段】開放端を下にしてローラーコンベヤ6に載
置したガラスパネル5の内部に、エアーノズル1を上昇
させて挿入し、このエアーノズルを回転させながら上部
に設けたスリット状のエアー吹出し口2から圧縮エアー
をガラスパネルの内面に吹き付けることにより、前記水
滴を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブラウン管用ガラス
バルブの内面乾燥方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラウン管用ガラスパネルおよびガラス
ファンネル(以下ガラスバルブとする)の内面は、その
後の陰極線管の製造工程において種々の塗装処理が行わ
れるために洗浄される。通常この洗浄は水(フッ酸を含
む)により行い、そして洗浄後に乾燥させる際には、内
面に付着している水分の除去、すなわち水きりを確実に
素早く行うことが望まれる。この水切りが遅れたり不十
分であると、作業性が損なわれるばかりでなく、内面に
水滴跡として残存し洗浄効果が失われるからである。
【0003】従来、この水きりの最も簡便な方法として
は、開放端を下にしたガラスバルブの内面に、下方より
エアーを真下からまたは角度を付けて吹き付ける方法が
知られている。つまり、この方法は、先端に吹出し口を
有するノズルをガラスバルブの中空内部にいれて、ノズ
ルからガラスバルブの内面に単にエアーを吹き付けて除
去するもので、多くの場合はエアー吹付け時にノズルと
ガラスバルブは静止した状態に保たれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法は、上記し
たようにガラスバルブの内面にエアーを満遍なく吹き付
けているために、吹き上げるエアーの影響により水滴を
下方に円滑に効率よく落とすことができない。また、ガ
ラスバルブの内面形状が全体的に矩形で隅部を有してい
るために、水滴が隅部の方向に偏って流動し完全に除去
されずに該隅部に残りやすい。特に、ガラスパネルにあ
っては箱形形状であるため、上記方法でエアーを吹き付
けると、内面に付着しているほとんどの水滴は流下し除
去されるが、箱形の隅部に向って流動する一部の水滴
は、一旦隅部に入ってしまうと吹き付けられるエアーが
周りを覆ってしまうため、行き場をなくしそのまま残存
する。
【0005】したがって、これまでの方法ではガラスバ
ルブの洗浄後の乾燥においてガラスバルブの内面に付着
している水分を、確実に素早く除去することができない
という問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、スリット状のエアー吹出
し口を上部に有するエアーノズルを、開放端を下にして
保持したブラウン管用ガラスバルブの中空内部に入れ
て、該エアーノズルを回転させながらエアーを前記エア
ー吹出し口からガラスバルブの内面に向かって吹き付け
ることにより、ガラスバルブの内面に付着している水分
を除去することを特徴とするブラウン管用ガラスバルブ
の内面乾燥方法を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、開放端を下にしたガラ
スバルブ内部に、スリット状の吹出し口を設けたエアー
ノズルを入れて、該エアーノズルを一定速度で回転させ
ながらガラスバルブの内面に向かってエアーを吹き付け
ることにより水切りを行う。エアーノズルから吹き出さ
れたエアーは、所望の幅と厚さを有するスリット状のエ
アー層を形成しながらガラスバルブの内面に吹き付けら
れ、その上面から側面へ、更に下方へとガラスバルブの
内面形状に沿って進み、この間に水滴は下方へ吹き飛ば
される。
【0008】本発明は、上記スリット状のエアー層がガ
ラスバルブの中心から外方向に当たるように放出し、こ
のエアー層をガラスバルブの内面に対して回転させるこ
とにより、水滴をエアー層で掃くように除去し、隅部に
おいても多方向からエアーが巻き込むことによるエアー
の淀みが生じないようにして、水滴を短時間で完全に除
去する。
【0009】次に、本発明の実施例を図面に従って具体
的に説明する。図1は、ガラスパネルの内面に付着した
水滴を除去する場合を例示したものである。形状が漏斗
状で箱形でないガラスファンネルは、ガラスパネルより
内面の水切りは容易であり、当然ガラスパネルと同様な
方法が適用できる。
【0010】図において、1はエアーノズル、5はガラ
スパネル、6はローラーコンベヤであり、ガラスパネル
5は該ローラーコンベヤ6上に開放端を下にした状態で
載置されており、この状態においてエアーノズル1をガ
ラスパネル5の内部に入れてエアーを吹き付けることに
より、内面に付着している水滴を吹き飛ばし除去する。
【0011】前記エアーノズル1は、ローラーコンベヤ
6の下方に昇降可能に設置されており、普段はローラー
面より下で待機し、ガラスパネル5が搬送されてきてエ
アーノズル1の真上に保持されると、上昇してローラー
コンベヤ6より上方に突出してガラスパネル5の内部に
入る。すなわち、エアーノズル1は架台11に直立に設
けたノズル管3の先端に装着されており、また該架台1
1はエアーシリンダ8の作動ロッドに連結されていて、
該エアーシリンダを作動させると、架台11がガイド1
2に案内されて矢印方向に昇降し、これによりエアーノ
ズル1は前記したようにローラーコンベヤ6の上面から
出没することができる。
【0012】一方、前記ノズル管3の下端はロータリー
マニホルド10を介在してモータ7の回転軸に連結され
ている。エアーノズル1は、このモータ7によりガラス
パネル5内に上昇した状態において、少なくともエアー
吹付け時に所定速度で回転される。圧縮エアーは、パイ
プ9から前記ロータリーマニホルド10を通してノズル
管3内に供給され、先端のエアーノズル1から吹き出さ
れる。図示を省略したが、この圧縮エアーの供給路には
開閉弁が設けてあって、該開閉弁を前記エアーシリンダ
8およびモータ7と連動して制御することにより、水切
り作業時のみに圧縮エアーを供給することができるよう
になっている。
【0013】図2は、エアーノズル1の拡大斜視図であ
る。本例のエアーノズル1の先端上部は円錐体状に形成
されていて、この円錐面に沿ってエアー吹出し口2を設
けているが、エアーノズル1の形状はこれに限定されな
い。重要なことはエアー吹出し口2がスリット状であ
り、このスリットの向きがノズル軸Lのほぼ法線方向
に、すなわちノズル軸Lから外方向に向かって形成せれ
ていることである。また、エアー吹出し口2のスリット
幅および長さは、それほど厳密に定める必要はなく、十
分な圧縮エアーがエアー層として吹き出せればよい。通
常は、サイズの異なるガラスパネルに適用できるため
に、大きいサイズのガラスパネルに合わせて設定する。
【0014】上記スリット状のエアー吹出し口2は、所
定厚さのエアー層4を形成するのに有効であり、エアー
層4が図示のように全体的に先広がりの扇形となるよう
に形成される。すなわち、この扇形のエアー層4は垂直
端4aと下端4bにより画定されており、垂直端4aが
ガラスパネルの内面のほぼ中央に当たるとともに、下端
4bは図1には簡略化して示したが、ガラスパネルの隅
部に十分に達するのが好ましい。エアー吹出し口2をエ
アーノズル1の円錐面に沿って設けると、このような扇
形のエアー層4を容易に得ることができる。
【0015】さらに、スリット状のエアー吹出し口2は
前記したようにノズル軸Lのほぼ法線方向に設けてあれ
ば、エアーノズルの回転方向またはそれと反対方向に若
干角度を持っていてもよい。また、エアー吹出し口2か
らのエアーの吹出し方向は、エアー層4がガラスパネル
の内面に直角に当たるよりは、エアーノズル1の回転方
向に少し斜めに当たる方が、つまり前記回転方向の前側
に向いている方が好ましい。このようにエアーを回転方
向に向かって吹き付けることにより、エアーノズル1を
回転しながら吹き出した時に、エアー層4によるガラス
パネルの内面に付着した水滴の吹き飛ばしが容易とな
り、確実に除去できるからである。そして、この角度と
しては、ガラスパネルの内面に直角な方向から前記回転
方向に0〜5度程度が望ましい。
【0016】なお、実施例にはエアーノズル1にエアー
吹出し口2を一つだけ設ける場合について示したが、こ
れに限定されない。通常は一つのエアー吹出し口2で十
分機能し目的を達成できるが、十分なエアー流量があ
り、短時間処理が必要な場合には、エアーノズル1の前
記エアー吹出し口2の180度反対側にもエアー吹出し
口を設けることができる。しかし、このエアー吹出し口
2の数を更に増やすことは、隣り合うエアー吹出し口か
ら吹き出したエアーが干渉して、水滴の流動に悪影響を
与え円滑な水分除去が得られなくなるので好ましくな
い。
【0017】次に、本発明によりガラスパネル5の内面
に付着した水滴を実際に除去する作業を図1に従って説
明する。洗浄されたガラスパネル5がローラーコンベヤ
6により搬送されてエアーノズル1の真上に来ると、コ
ンベヤは停止してガラスパネル5はローラーコンベヤ上
に載置される。次いで、エアーシリンダ8が作動し、そ
れまでローラーコンベヤ6の上面より下で待機していた
エアーノズル1を、上昇させて前記ガラスパネル5の内
部に挿入する。これとほぼ同期してモータ7を駆動させ
てエアーノズル1を回転させるとともに、圧縮エアーの
開閉弁を開いてパイプ9からエアーをノズル管3内に導
入し、エアー吹出し口2から吹き出してガラスパネルの
内面に向かってエアー層4を形成する。そして、該エア
ー層4を前記エアーノズル1の回転によりガラスパネル
の内面に沿って回動させ、内面に付着している水滴を除
去する。この場合、エアーノズル1は水滴が完全に除去
できるまで、必要に応じ連続して回転させることができ
る。
【0018】本例のようにエアーノズル1をローラーコ
ンベヤ6と組み合わせて設けると、洗浄工程と連続して
内面の乾燥ができる。また、ガラスパネルの搬入、搬出
が同時に得られるので、作業の合理化が図れるばかりで
なく、スペースの縮少にも役立つ。しかし、内面乾燥装
置として独立に設置することも当然できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法によ
れば、ブラウン管用ガラスバルブの内面に付着している
水滴を、エアーノズル1を回転させながら該エアーノズ
ルに設けたスリット状のエアー吹出し口2から圧縮エア
ーを吹き出すことにより確実かつ迅速に除去することが
できる。特に、前記圧縮エアーをエアー層4に形成して
いるので、吹き付けられたエアーが内面に沿って落下し
ようとする水滴に悪影響を与えるのを解消することがで
き、箱形のガラスパネルであっても隅部に水滴を残すこ
となく除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るガラスパネルの内面乾燥
装置の斜視図。
【図2】図1のエアーノズル部分の拡大斜視図。
【符号の説明】
1:エアーノズル 2:エアー吹出し口 3:ノズル管 5:ガラスパネル 6:ローラーコンベヤ 7:モータ 8:エアーシリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スリット状のエアー吹出し口を上部に有す
    るエアーノズルを、開放端を下にして保持したブラウン
    管用ガラスバルブの中空内部に入れて、該エアーノズル
    を回転させながらエアーを前記エアー吹出し口からガラ
    スバルブの内面に向かって吹き付けることにより、ガラ
    スバルブの内面に付着している水分を除去することを特
    徴とするブラウン管用ガラスバルブの内面乾燥方法。
JP10215837A 1998-07-30 1998-07-30 ブラウン管用ガラスバルブの内面乾燥方法 Pending JP2000046468A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017178279A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 アスモ株式会社 車載光学センサ洗浄装置
WO2017169140A1 (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 アスモ 株式会社 車載光学センサ洗浄装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017178279A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 アスモ株式会社 車載光学センサ洗浄装置
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