JP2000045640A - 内外し引違い窓 - Google Patents

内外し引違い窓

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JP2000045640A
JP2000045640A JP10213940A JP21394098A JP2000045640A JP 2000045640 A JP2000045640 A JP 2000045640A JP 10213940 A JP10213940 A JP 10213940A JP 21394098 A JP21394098 A JP 21394098A JP 2000045640 A JP2000045640 A JP 2000045640A
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airtight
slider
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猛 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振り上げ内外し、落し込み内外しできる内外
し引違い窓とする。 【解決手段】 内障子2の最大持ち上げ量が内障子2と
下枠5の掛かり代よりも大きく、内障子2の落し込み量
が内障子と上枠4の重なり寸法よりも大きく、内下レー
ル31と外障子下框11の室内面の間の寸法が内障子2
の下框11下部見込み寸法よりも大きい。これによっ
て、内障子2を落し込んで室内側に傾倒して落し込み内
外しできるし、内障子2を持ち上げて下部を室内側に振
り上げて振り上げ内外しできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内障子を室内側か
ら外すことができる内外し引違い窓に関する。
【0002】
【従来の技術】内外し引違い窓としては落し込み内外し
タイプと振り上げ内外しタイプの2種がある。落し込み
内外しタイプは、内障子下部を下枠に落し込み、内障子
を室内側に傾倒して内障子上部を上枠よりも室内側とし
て外すタイプである。振り上げ内外しタイプは、内障子
を持ち上げて上部を上枠内に押し込み、内障子を室内側
に振り上げて内障子下部を下枠よりも室内側として外す
タイプである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】落し込み内外しタイプ
は、内障子と外障子を引違いとして内障子の召合せ框と
外障子の召合せ框を面内方向に離隔しないと内障子を内
外しできない。振り上げ内外しタイプは、結露受けアン
グル等を取付けた場合には内障子を内外しできない。こ
のために、落し込み内外しタイプと振り上げ内外しタイ
プの2種類の内外し引違い窓を製作準備し、その内外し
引違い窓の使用パターンに対応していずれかのタイプの
内外し引違い窓を取付けている。したがって、2種類の
内外し引違い窓を製作準備しなければならず製作、保管
などが面倒であるし、コストが高くなる。
【0004】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした内外し引違い窓を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明は、上枠と下枠
と左右の縦枠を方形枠組みした窓枠に内障子と外障子を
引違いに装着した引違い窓において、前記内障子の最大
持ち上げ量が内障子と下枠の掛かり代よりも大きく、内
障子の落し込み量が内障子と上枠の重なり寸法よりも大
きく、内下レールと外障子下部室内面との間の寸法が内
障子の下部見込み寸法よりも大きいことを特徴とする内
外し引違い窓である。
【0006】第2の発明は、第1の発明において、上
枠、下枠、右の縦枠に、内障子の室内面に圧着する内上
横気密材、内下横気密材、内縦気密材が連続して装着さ
れ、上枠、下枠、左の縦枠に、外障子の室内面に圧着す
る外上横気密材、外下横気密材、外縦気密材が連続して
装着され、内障子の召合せ框に外障子の召合せ框の室内
面に圧着する召合せ縦気密材が装着され、内障子の召合
せ框上部に、上枠、外障子の召合せ框の室内面、内上横
気密材、外上横気密材に圧着する上の気密材が設けら
れ、内障子の召合せ下部に、下枠、外障子の召合せ框の
室内面、内下横気密材、外下横気密材に圧着する下の気
密材が設けている内外し引違い窓である。
【0007】第3の発明は、第2の発明において、クレ
セント錠と連動して上下動する上摺動子に上の気密材を
設け、クレセント錠と連動して上下動する下摺動子に下
の気密材を設け、クレセント錠を施錠状態とすると上摺
動子が上方、下摺動子が下方にそれぞれ移動して上の気
密材、下の気密材が圧着状態となり、クレセント錠を解
錠状態とすると上摺動子が下方、下摺動子が上方にそれ
ぞれ移動して上の気密材、下の気密材が離隔状態となる
ようにした内外し引違い窓である。
【0008】第4の発明は、第2の発明において、上の
気密材、下の気密材を常時は収縮した状態で、内部に空
気が圧送されると膨脹する形状とし、クレセント錠と連
動して空気を圧送する手段を設け、この手段はクレセン
ト錠が施錠状態の時には上の気密材、下の気密材の内部
に空気を圧送し、解錠状態の時には上の気密材、下の気
密材の内部の空気を吸引するものである内外し引違い窓
である。
【0009】
【作 用】第1の発明によれば、内障子を持ち上げる
と内障子が下枠よりも上方位置となるし、内障子を落し
込みすると内障子が上枠よりも下方位置となり、しか
も、内下レールと外障子下部室内面との間に内障子下部
を落し込みできる。このようであるから、内障子を振り
上げ内外しできるし、落し込み内外しでき、内外し引違
い窓の使用パターンに対応した方式で内障子を内外しで
きる。したがって、一種類の内外し引違い窓を製作準備
すれば良いから、製作、保管などが容易である。
【0010】第2の発明によれば、内障子の室内面と上
枠、下枠、右の縦枠の間を気密できるし、外障子の室内
面と上枠、下枠、左の縦枠の間を気密でき、しかも、召
合せ框間を召合せ縦気密材で気密できるし、内障子の召
合せ框と上枠、下枠の間を気密できる。したがって、内
障子、外障子と窓枠の間を確実に気密できる。
【0011】第3の発明によれば、クレセント錠を施錠
状態とすれば上の気密材、下の気密材で召合せ框と上
枠、下枠の間を気密できるし、クレセント錠を解錠状態
とすれば上の気密材が上枠等から離れ、下の気密材が下
枠等から離れるので、障子開閉時の抵抗が大きくならな
いし、上の気密材、下の気密材を損傷することがない。
【0012】第4の発明によれば、クレセント錠を施錠
状態とすれば上の気密材、下の気密材の内部に空気が圧
送されて膨張するから上枠、下枠等に圧着する。クレセ
ント錠を解錠状態とすれば上の気密材、下の気密材の内
部の空気が吸引されて収縮するから上枠、下枠等から離
れる。このようであるから、障子開閉時の抵抗が大きく
ならないし、上の気密材、下の気密材を損傷することが
ない。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示すように、窓枠1に内障
子2と外障子3を面内方向に引違いに建て込んで引違い
窓を構成している。前記窓枠1は上枠4と下枠5と一方
の縦枠6と他方の縦枠7を方形状に連結してある。
【0014】前記内障子2、外障子3は上框10、下框
11、召合せ框12、戸当り框13を方形状に連結し、
その内部にガラス14が装着してある。
【0015】図2に示すように、前記上枠4の室内寄り
には内障子ガイド部、例えば内向凹部20が形成され、
室外寄りに外障子ガイド部、例えば外上レール21が形
成してある。上枠4の室内側垂下片22に内上横気密材
23が室外側に向けて装着され、中間垂下片24に外上
横気密材25が室外側に向けて装着してある。
【0016】前記下枠5は室内寄り横板26と中間縦板
27と室外寄り横板28で階段形状となった下枠上面2
9を有し、この下枠上面29に室内側立上り片30、内
下レール31、横向片32、外下レール33が一体的に
設けてある。前記室内側立上り片30には内下横気密材
34が室内側に向けて装着され、横向片32に外下横気
密材35が室外側に向けて装着してある。
【0017】図3に示すように、一方の縦枠6の室内側
内向片36に内縦気密材37が室外側に向けて装着さ
れ、他方の縦枠7の中間内向片38に外縦気密材39が
室外側に向けて装着してある。前記内上横気密材23、
内下横気密材34、内縦気密材37は連続し、前記外上
横気密材25、外下横気密材35、外縦気密材39は連
続している。
【0018】内障子2と外障子3を閉じて室内側に引き
寄せると各上框10、下框11、戸当り框13の室内面
が各気密材に圧着する。これと同時に内障子2の召合せ
框12の室外側に装着した召合せ縦気密材40が外障子
3の召合せ框12の室内面に圧着する。
【0019】前記下枠5の室内寄り横板26(室内側立
上り片30と内下レール31の間)及び横向片32にお
ける召合せ部分、つまり内・外障子2,3を閉じた時に
召合せ框12が位置する部分に召合せ部ふさぎ材41、
下部風下板42がそれぞれ取付けてある。前記召合せ部
ふさぎ材41は内下横気密材34に圧着している。上枠
4の内向凹部20の室内寄りにおける召合せ部分に召合
せ気密材43、召合せ引寄せ部材44が取付けてある。
【0020】前記内障子2の召合せ框12は図3に示す
ように中空部12aを有し、この中空部12aの上部、
下部に図2に示すように上摺動子50と下摺動子51が
設けてある。この上摺動子50は図4に示す下方位置と
図5に示す上方位置に上下動自在で、図6に示すように
ヒレ状の室外寄り気密材52、上部気密材53、つまり
上の気密材を備えている。
【0021】上摺動子50を上方に移動すると図5と図
6のように、室外寄り気密材52が上枠4の中間垂下片
24、外上横気密材25、召合せ引寄せ部材44、外障
子3の召合せ框12室内面上部にそれぞれ圧着し、上部
気密材53が召合せ引寄せ部材44、召合せ気密材43
にそれぞれ圧着し、上摺動子50は召合せ縦気密材40
に圧着している。
【0022】これによって、内障子2と外障子3の召合
せ上部と上枠4との間を確実に気密できる。しかも、上
摺動子50を図4に示すように下方に移動すれば室外寄
り気密材52、上部気密材53が上枠4、外障子3に圧
着しないから、内障子2を開閉する際の抵抗とならない
し、各気密材が損傷することがない。
【0023】図5に示すように、上摺動子50を上方に
移動すると召合せ引寄せ部材44に圧接して内障子2の
上部が室内側に引寄せられるので、気密性が向上する。
【0024】前記下摺動子51は図4に示す上方位置と
図5に示す下方位置に上下動自在で、図7に示すように
ヒレ状の室外寄り気密材54、下部気密材55、室内寄
り気密材56、つまり下の気密材を備えている。
【0025】下摺動子51を下方に移動すると図5と図
6のように、室外寄り気密材54が外障子3の召合せ框
12室内面下部に圧着し、下部気密材55が下部風止板
42に圧着し、室内寄り気密材56が内下レール31、
召合せふさぎ部材41にそれぞれ圧着し、下摺動子51
は召合せ縦気密材40と外下横気密材35に圧着してい
る。
【0026】これによって、内障子2と外障子3の召合
せ下部と下枠5との間を確実に気密できる。しかも、下
摺動子51を図4に示すように上方に移動すれば室外寄
り気密材54、下部気密材55、室内寄り気密材56が
下枠5、外障子3に圧着しないから、内障子2を開閉す
る際の抵抗とならないし、各気密材が損傷することがな
い。
【0027】前記上摺動子50と下摺動子51は内障子
2を開閉する時には前述のように、上枠4、下枠5と離
隔する方向に移動して内障子2の開閉抵抗を小さくする
ようにしてある。例えば、クレセント錠60を施錠する
と上枠4、下枠5と接する方向に移動し、クレセント錠
60を解錠すると上枠4、下枠5と離れる方向に移動す
る。
【0028】具体的には、図3に示すようにクレセント
錠60の回転軸61にピニオン62を固着し、このピニ
オン62に第1ラック63と第2ラック64を噛合す
る。図8に示すように第1・第2ラック63,64にロ
ッド棒65をそれぞれ固着し、このロッド棒65を上摺
動子50、下摺動子51の孔66に上下摺動自在に嵌挿
し、かつスプリング67を介して上下摺動子50,51
を上枠、下枠側に移動するようにしてある。
【0029】このようにすれば、クレセント錠60を施
錠するとピニオン62で第1・第2ラック63,64が
矢印方向に移動し、ロッド棒65、スプリング67を介
して上摺動子50を上枠4に押しつけ、下摺動子51を
下枠5に押しつける。クレセント錠60を解錠するとピ
ニオン62で第1・第2ラック63,64が矢印と反対
方向に移動し、ロッド棒65のフランジ65aによって
上下摺動子50,51が上枠4、下枠5と離れる方向に
移動する。
【0030】図3と図9に示すように、下枠5の横向片
32における召合せ部分よりも他方の縦枠7(外障子3
の戸当り側)寄り部分に排水穴68が形成してある。こ
の排水穴68は排水弁69で閉塞されて強風雨等で雨水
が排水穴69から室内に吹きこむことがないようにして
ある。
【0031】このようであるから、外障子3の室内面に
生じた結露水は下枠5の横向片32に流れ落ち、排水穴
68から室外寄り横板28に落下し、外下レール33の
端部切欠き部分より室外に排出される。
【0032】図3に示すように、下枠5の内下レール3
1における他方の縦枠7寄りに内障子ストッパー80が
取付けてある。この内障子ストッパー80は内下レール
31に沿って摺動自在で、かつ外れないように取付けて
あり、この内障子ストッパー80を内下レール31に沿
って摺動して内下レール31の切欠部31aから取り外
しできる。
【0033】前記下枠5の室内側立上り板30に形成し
た内下横気密材34の装着部81における他方の縦枠7
寄り部分は切り欠きしてあり、その切欠部81aまで内
下横気密材34が装着してある。この内下横気密材34
の長手方向端部寄り部分が内障子ストッパー80で被覆
されている。
【0034】このようであるから、内障子ストッパー8
0を摺動して切欠部31aから取り外しすることで、内
下横気密材34を外したり、装着できる。これによって
内下横気密材34を容易に交換できる。
【0035】図3に示すように、下枠5の外下レール3
3における一方の縦枠6寄りに外障子ストッパー82が
取付けてある。この外障子ストッパー82は外下レール
33に沿って摺動自在で、かつ外れないように取付けて
あり、この外障子ストッパー82を外下レール33に沿
って摺動して外下レール33の切欠部33aから取り外
しできる。
【0036】前記下枠5の横向片32に形成した外下横
気密材35の装着部83における一方の縦枠6寄り部分
は切り欠きしてあり、その切欠部83aまで外下横気密
材35が装着してある。この外下横気密材35の長手方
向端部寄り部分が外障子ストッパー82で被覆されてい
る。
【0037】このようであるから、外障子ストッパー8
2を摺動して切欠部33aから取り外しすることで、外
下横気密材35を外したり、装着できる。これによって
外下横気密材35を容易に交換できる。
【0038】次に召合せ部の上下と上枠4、下枠5の間
を気密する他の実施の形態を説明する。前記上摺動子5
0、下摺動子51を前述の図4に示す位置で固定し、各
気密材を図10、図11に示すように、常時は収縮した
状態で、内部に空気圧を圧送することで膨張するふうせ
ん状とし、その内部をシリンダ70のシリンダ室71に
ホース72で連通する。このシリンダ70のピストンロ
ッド73を前述のロッド棒65に連結する。
【0039】クレセント錠60を解錠状態とすると図1
0に示すようシリンダ70のピストンロッド73が伸び
作動してシリンダ室71の容積が大きくなり、各気密材
の内部空気がシリンダ室71に吸引されて各気密材が収
縮した状態となる。これによって、各気密材が上枠4、
下枠5等と離隔する。
【0040】クレセント錠60を施錠状態とすると図1
1に示すようにシリンダ70のピストンロッド73が縮
み作動してシリンダ室71内の容積が小さくなり、各気
密材の内部に空気が圧送されて膨張する。これによっ
て、各気密材が上枠4、下枠5等と圧着する。
【0041】図2に示すように、上枠4と内障子2の重
なり寸法をa、上枠4の内向凹部20の深さ(図2にお
いては、召合せ引寄せ部材44までの深さ)をb、下枠
5と内障子2の掛り代をc、内下レール31の上端面か
ら下部風止板42上面までの寸法をdとすると、a<
b、c<d、d>a、b>cとしてある。また、内下レ
ール31と外障子3の下框11の間の寸法eは内障子2
の下框11の下部見付け寸法fよりも大きい。
【0042】このようであるから、内障子2を持ち上げ
て上框10を上枠4の内向凹部20内に押し込みすると
下框11は内下レール31よりも上方位置となり、この
状態で内障子2の下部を室内側に振り上げて内外しでき
る。つまり、振り上げ内外しできる。
【0043】また、内障子2と外障子3を引違いとして
内障子2の召合せ框12を外障子3の戸当り框13より
も他方の縦枠7寄りとし、かつ内障子2の戸当り框13
を外障子3の召合せ框12と戸当り框13の間に位置さ
せる。この状態で内障子2を持ち上げて前述のように下
框11を内下レール31よりも上方位置とし、その内障
子2の下部を室外側に移動して横向片32(下部風止板
42)上に落し込みする。これによって、上框10は上
枠4よりも下方位置となり、内障子2を室内側に傾倒し
て内障子2の上部を上枠4よりも室内寄りとして外す。
つまり、落し込み内外しする。
【0044】すなわち、図2に示すように、内障子2の
最上持ち上げ量は内障子2と下枠5の掛かり代よりも大
きく、内障子2の落し込み量は内障子2と上枠4の重な
り寸法よりも大きく、内下レール31と外障子3室内面
下部(下框11下部室内面)との間の寸法が内障子2の
下部見込み寸法よりも大きい。
【0045】図12に示すように、上枠4に内上レール
4aを設けて内障子ガイド部とし、下框11に内下横気
密材34を装着しても良く、この場合でもa<b、c<
d、d>a、b<c、e<fとすることで内障子2を振
り上げ内外し、落し込み内外しできる。
【0046】次に、窓枠1に2つの内障子2と2つの外
障子3を装着した4枚建ての引違い窓における2つの内
障子2の戸当り框13相互の突き合せ部の気密について
説明する。図13に示すように、窓枠1に2つの内障子
2と2つの外障子3を装着し、2つの内障子2の戸当り
框13相互を突き合せると共に、2つの外障子3の戸当
り框13を一方の縦枠6、他方の縦枠7に当接する4枚
建ての引違い窓においては、2つの内障子2の戸当り框
13相互の突き合せ部においては引寄せ力が不足する。
【0047】図14に示すように、上枠4の内向凹部2
0における一方の内障子2の戸当り框13と対向した位
置に引寄せ片90を取付ける。図14と図15に示すよ
うに、一方の内障子2の戸当り框13の中空部13aの
上部寄りに上摺動子91を上下動自在に設け、下部寄り
に下摺動子92を上下動自在に設ける。その戸当り框1
3に上下動機構93を設ける。
【0048】前記上下動機構93は図16と図17に示
すように、中空部13a内に取付けた矩形状のハウジン
グ94と上部ロッド95と下部ロッド96と作動体97
とリンク98を備えている。前記ハウジング94の対向
した一対の第1板99には上部長孔100と下部長孔1
01と中間部長孔102がそれぞれ形成してある。上部
長孔100は上下方向に長く、下部長孔101と上下方
向に長く、中間部長孔102は左右方向に長い。前記ハ
ウジング94の一方の第2板103の上下中間には開口
部104が形成してある。
【0049】前記上部ロッド95の上部は上部摺動子9
1に連結され、下部に第1リンク105が第1ピン10
6で連結してある。この第1ピン106が前記ハウジン
グ94の上部長孔100に嵌挿している。前記下部ロッ
ド96の下部は下部摺動子92に連結され、上部に第2
リンク107が第2ピン108で連結してある。この第
2ピン108が前記ハウジング94の下部長孔101に
嵌挿している。
【0050】前記第1リンク105と第2リンク107
は第3ピン109で連結されてリンク98を形成してい
る。その第3ピン109は作動体97に取付けてあると
共に、前記ハウジング94の中間部長孔102に嵌挿し
ている。前記作動体97はハウジング94の開口部10
4、戸当り框13の面内方向外側面、つまり対向面13
bに形成した開口部110に嵌挿している。
【0051】前記上部ロッド95の下部と下部ロッド9
6の上部に亘ってスプリング111が連結してある。こ
のスプリング111で上部ロッド95は下方、下部ロッ
ド96は上方に移動して第1リンク105と第2リンク
107は図16に示すようにくの字形状となり、作動体
97が戸当り框13の対向面13bよりも突出してい
る。
【0052】図15に示すように、一方の戸当り框13
の対向面13bには一対の気密用突片112が長手方向
に連続して一体的に設けてあり、他方の戸当り框13の
対向面13bには一対の移動用突片113が長手方向に
連続して一体的に設けてあると共に、一対の突き合せ縦
気密材114が装着してある。
【0053】このようであるから、内障子2を開閉する
時には作動体97が気密用突片112と離隔し、上部ロ
ッド95、下部ロッド96はスプリング111で下方、
上方に移動している。これにより、上部摺動子91は引
寄せ片90と離れ、下部摺動子92は内下レール31と
離れる。したがって、内障子2の開閉力が大きくならな
い。
【0054】2つの内障子2を閉じると図18に示すよ
うに作動体97と移動用突片113が突き当り、作動体
97は押し込み方向に移動して図19に示すように第1
リンク105と第2リンク107がほぼ一直線となり、
上部ロッド95が上方に移動し、下部ロッド96が下方
に移動する。
【0055】これによって、図20に示すように上部摺
動子91が引寄せ片90に当接して戸当り框13の上部
が室内側に引寄せられる。下部摺動子92が内下レール
31に当接して戸当り框13の下部が室内側に引寄せら
れる。
【0056】これと同時に一対の気密用突片112が一
対の突き合せ縦気密材114に圧着して突き合せ部を気
密する。
【0057】以上のことにより、2つの内障子2の戸当
り框13の突き合せ部を確実に気密することができる。
なお、図13において左右の外障子3を固定した内動引
違い窓の場合にも前述のように2つの内障子2の戸当り
框13相互の突き合せ部を気密しても良い。
【0058】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、内障子を
持ち上げると内障子が下枠よりも上方位置となるし、内
障子を落し込みすると内障子が上枠よりも下方位置とな
り、しかも、内下レールと外障子下部室内面との間に内
障子下部を落し込みできる。このようであるから、内障
子を振り上げ内外しできるし、落し込み内外しでき、内
外し引違い窓の使用パターンに対応した方式で内障子を
内外しできる。したがって、一種類の内外し引違い窓を
製作準備すれば良いから、製作、保管などが容易であ
る。
【0059】請求項2に係る発明によれば、内障子の室
内面と上枠、下枠、右の縦枠の間を気密できるし、外障
子の室内面と上枠、下枠、左の縦枠の間を気密でき、し
かも、召合せ框間を召合せ縦気密材で気密できるし、内
障子の召合せ框と上枠、下枠の間を気密できる。したが
って、内障子、外障子と窓枠の間を確実に気密できる。
【0060】請求項3に係る発明によれば、クレセント
錠を施錠状態とすれば上の気密材、下の気密材で召合せ
框と上枠、下枠の間を気密できるし、クレセント錠を解
錠状態とすれば上の気密材が上枠等から離れ、下の気密
材が下枠等から離れるので、障子開閉時の抵抗が大きく
ならないし、上の気密材、下の気密材を損傷することが
ない。
【0061】請求項4に係る発明によれば、クレセント
錠を施錠状態とすれば上の気密材、下の気密材の内部に
空気が圧送されて膨張するから上枠、下枠等に圧着す
る。クレセント錠を解錠状態とすれば上の気密材、下の
気密材の内部の空気が吸引されて収縮するから上枠、下
枠等から離れる。このようであるから、障子開閉時の抵
抗が大きくならないし、上の気密材、下の気密材を損傷
することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】内外し引違い窓の内観図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1の横断面図である。
【図4】上下摺動子が上枠、下枠から離れた方向に移動
した状態の縦説明図である。
【図5】上下摺動子が上枠、下枠に接近した方向に移動
した状態の縦説明図である。
【図6】上摺動子部分の平面図である。
【図7】下摺動子部分の底面図である。
【図8】上下摺動子を移動する機構の説明図である。
【図9】下枠の斜視図である。
【図10】上摺動子、下摺動子に設けた気密材が収縮し
た状態の縦説明図である。
【図11】上摺動子、下摺動子に設けた気密材が膨張し
た状態の縦説明図である。
【図12】第2の実施の形態を示す内外し引違い窓の縦
断面図である。
【図13】4枚建て引違い窓の概略平面図である。
【図14】内障子の戸当り框部分の縦断面図である。
【図15】2つの内障子の戸当り框部分の横断面図であ
る。
【図16】上下動機構の縦断面図である。
【図17】上下動機構の分解斜視図である。
【図18】突き合せ状態の横断面図である。
【図19】上下動機構の動作説明図である。
【図20】戸当り框の引寄せ状態の縦断面図である。
【符号の説明】
1…窓枠 2…内障子 3…外障子 4…上枠 5…下枠 6…左の縦枠 7…右の縦枠 10…上框 11…下框 12…召合せ框 13…戸当り框 23…内上横気密材 25…外上横気密材 34…内下横気密材 35…外下横気密材 37…内縦気密材 39…外縦気密材 40…召合せ縦気密材 50…上摺動子 51…下摺動子 60…クレセント錠。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上枠と下枠と左右の縦枠を方形枠組みし
    た窓枠に内障子と外障子を引違いに装着した引違い窓に
    おいて、 前記内障子の最大持ち上げ量が内障子と下枠の掛かり代
    よりも大きく、内障子の落し込み量が内障子と上枠の重
    なり寸法よりも大きく、内下レールと外障子下部室内面
    との間の寸法が内障子の下部見込み寸法よりも大きいこ
    とを特徴とする内外し引違い窓。
  2. 【請求項2】 上枠、下枠、一方の縦枠に、内障子の室
    内面に圧着する内上横気密材、内下横気密材、内縦気密
    材が連続して装着され、 上枠、下枠、他方の縦枠に、外障子の室内面に圧着する
    外上横気密材、外下横気密材、外縦気密材が連続して装
    着され、 内障子の召合せ框に外障子の召合せ框の室内面に圧着す
    る召合せ縦気密材が装着され、 内障子の召合せ框上部に、上枠、外障子の召合せ框の室
    内面、内上横気密材、外上横気密材に圧着する上の気密
    材が設けられ、内障子の召合せ下部に、下枠、外障子の
    召合せ框の室内面、内下横気密材、外下横気密材に圧着
    する下の気密材が設けている請求項1記載の内外し引違
    い窓。
  3. 【請求項3】 クレセント錠と連動して上下動する上摺
    動子に上の気密材を設け、クレセント錠と連動して上下
    動する下摺動子に下の気密材を設け、 クレセント錠を施錠状態とすると上摺動子が上方、下摺
    動子が下方にそれぞれ移動して上の気密材、下の気密材
    が圧着状態となり、クレセント錠を解錠状態とすると上
    摺動子が下方、下摺動子が上方にそれぞれ移動して上の
    気密材、下の気密材が離隔状態となるようにした請求項
    2記載の内外し引違い窓。
  4. 【請求項4】 上の気密材、下の気密材を常時は収縮し
    た状態で、内部に空気が圧送されると膨脹する形状と
    し、クレセント錠と連動して空気を圧送する手段を設
    け、この手段はクレセント錠が施錠状態の時には上の気
    密材、下の気密材の内部に空気を圧送し、解錠状態の時
    には上の気密材、下の気密材の内部の空気を吸引するも
    のである請求項2記載の内外し引違い窓。
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