JP2000045554A - 簡易ステージ - Google Patents

簡易ステージ

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JP2000045554A
JP2000045554A JP10218230A JP21823098A JP2000045554A JP 2000045554 A JP2000045554 A JP 2000045554A JP 10218230 A JP10218230 A JP 10218230A JP 21823098 A JP21823098 A JP 21823098A JP 2000045554 A JP2000045554 A JP 2000045554A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】天板の展開、折畳操作を簡単化するとともに、
床面の多少の凹凸や障害物等に移動を阻害されない簡易
ステージを提供する。 【解決手段】一対の天板1を同期させて展開、折畳動作
させ得る天板連結機構9と、各天板1に設けられ少なく
とも使用位置Pにおいて床面に接地して天板1を支持す
る支持脚2と、各天板1に枢支され回動端部にキャスタ
31を設けてなる脚体3と、天板1の展開、折畳動作に
伴わせて前記脚体3を回動させる脚体駆動機構4とを具
備し、この脚体駆動機構4が、使用位置Pにおいてはキ
ャスタ31を床面から離間させ、折畳位置においてはキ
ャスタ31を床面に接地させるとともに、支持脚2及び
天板1の外方端がキャスタ31の車輪中心Cより上方に
位置するように脚体3を回動させるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天板を折り畳んで
移動可能に構成した簡易ステージに関し、特に、仮設的
なステージを構成する際に好適に使用されるものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】講演会場やホテルのディナーショー等で
は、簡易ステージと称される仮設的なステージがしばし
ば利用される。この種の簡易ステージとしては、対をな
す天板と各天板の外方端部に設けた脚体と各天板の内方
端部に設けたキャスタとを備え、使用位置においてはこ
れら天板が内方端同士を付き合わせて面一となるととも
に、各天板の外方端部に設けた脚体が接地して天板を支
持し、折畳位置においては、各天板がその上面同士を近
接対向させるようにそれぞれ内方端を中心に回動起立す
るとともに、天板の内方端に設けたキャスタが接地して
移動可能となるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ものは、天板の上面同士が近接対向する構造であるた
め、いずれかの天板を操作することにより他方の天板も
同期して対称に動くような同期機構を天板の下方に位置
させて設けることが構造上難しい。したがって天板を片
方ずつ回動させて使用位置と折畳位置とに操作しなけれ
ばならず、その取り扱いが煩雑で面倒であるという問題
点があった。
【0004】一方、テーブルの分野では、一対の天板
を、内方端同士を付き合わせて面一となる使用位置と、
起立させて底面同士を近接対向させた折畳位置との間
で、同期させて展開、折畳動作させ得るようにしたもの
が知られている。この種のものは、これら天板を支持す
る支柱の中間から外側方に延出され途中で下方に屈曲し
てその下端にキャスタを取着したキャスタ支持体が設け
られている。そして、使用位置においては、支柱の先端
に取り付けた接地体が接地するとともにキャスタが床面
より離間し、折畳位置においては、キャスタが接地する
とともに接地体が床面より若干離間するように、天板の
展開、折畳動作に伴って支柱が若干回動して、その立設
角度が調整されるように構成されている。
【0005】ところがこのような構成をそのまま簡易ス
テージに適用した場合、折畳位置において、接地体が床
面からわずかにしか離間し得ないため、接地体が、床面
の凹凸や障害物に絨毯の毛に引っ掛かって移動できなく
なる恐れがある。特に簡易ステージのようにかなり重量
の大きいものでは、持ち上げることが難しいのでこのよ
うな場合の処置が非常に困難となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、天板を同期回動させ得る天板連結機
構を具備させるとともに、キャスタを、その障害物乗り
越え能力を阻害しない程度にまで、天板を折畳む動作に
伴わせて突出させるように構成し、天板の展開、折畳操
作を簡単化するとともに、床面の多少の凹凸や障害物等
に移動を阻害されない簡易ステージを提供すべく図った
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明に係る簡易ステ
ージは、一対の天板と、これら各天板の内方端同士が当
接又は近接して面一となる使用位置及びその底面同士が
近接対向した状態で起立する折畳位置の間で各天板を同
期させて展開、折畳動作させ得る天板連結機構と、各天
板に設けられ少なくとも使用位置において床面に接地し
て天板を支持する支持脚と、各天板に枢支され回動端部
にキャスタを設けてなる脚体と、天板の展開、折畳動作
に伴わせて前記脚体を回動させる脚体駆動機構とを具備
し、この脚体駆動機構が、使用位置においては前記キャ
スタを床面から離間させ、折畳位置においては前記キャ
スタを床面に接地させるとともに、前記支持脚又は天板
の外方端がキャスタの車輪中心より上方に位置するよう
に前記脚体を回動させるものであることを特徴とする。
【0008】このようなものであれば、天板連結機構が
各天板を同期動作させ得るものであるため、いずれかの
天板を動かすだけで、他方の天板を連動させることが可
能になる。さらに、脚体駆動機構により自動的に使用位
置においては支持脚が、また折畳位置においてはキャス
タが天板を支持すべく入れ替わる。したがって取り扱い
において簡便で、設置あるいは移動作業が非常に容易と
なる。しかも、折畳位置において、支持脚又は天板の外
方端がキャスタの車輪中心より上方に位置するので、こ
れら支持脚又は天板の外方端がキャスタによる移動動作
を阻害することがない。すなわち、キャスタの障害物等
に対する乗り越え能力を十分に発揮させることができ、
移動を円滑に行える。
【0009】使用位置における外観を向上させ、簡易ス
テージを敷詰めて大きな面積のステージを得たり、使用
位置において天板の外縁に幕板を取着できるようにした
りするには、脚体駆動機構が、使用位置において脚体を
天板の外方端より内方に位置させるものであることが好
ましい。極めて簡単に天板連結機構を構成するには、天
板連結機構が、各天板の内方端部同士を互いに枢結する
ものとしておくことが好適である。
【0010】具体的な脚体駆動機構の実施態様として
は、各天板と、各天板の内方端部に一端部をそれぞれ枢
結されるとともに互いの他端部同士を枢結されてなる一
対の内リンクメンバと、各内リンクメンバの他端部に一
端部をそれぞれ枢結された一対の下リンクメンバとを具
備し、各下リンクメンバの他端部を脚体の回動端部に枢
結してなるものが挙げられる。
【0011】簡単な構成で折畳位置での自立安定性を担
保するには、折畳位置におけるキャスタの床面に対する
接地点が脚体の天板に対する枢結点よりも外方に位置す
るように設定しているものが望ましい。具体的な脚体の
実施態様としては、基端部を天板の外方端部に枢結され
るとともに回動端部を下リンクメンバの外方端部に枢結
された第1脚体要素と、この第1脚体要素の回動端部か
ら外方に向かって屈曲延出した第2脚体要素と、この第
2脚体要素の先端部に取り付けられたキャスタとを具備
するものが挙げられる。
【0012】部品の使用点数を抑制しつつ、使用位置で
の荷重強度を向上させるには、内リンクメンバの下端部
を垂下させて中間支持脚を形成し、使用位置においてこ
の中間支持脚が支持脚とともに床面に接地し得るように
構成しているものが好ましい。展開、折畳操作途中にお
けるキャスタが接地するまでの間の操作円滑性を向上さ
せるには、支持脚が、その先端外方縁部に転動体、ある
いは滑動体を設けてなるものとしておくことが好適であ
る。
【0013】設置場所に応じて簡易ステージの好適な高
さを選べるようにするには、使用位置における天板高さ
を複数に設定可能な高さ調節機構を設けているものが望
ましい。具体的な高さ調節機構の実施態様としては、天
板に設けられ支持脚よりも長尺な第2支持脚を、天板に
沿った姿勢となる格納姿勢と、天板に鉛直な姿勢となる
立設姿勢とのいずれかに選択し得るように構成したもの
が挙げられる。
【0014】折畳、展開操作を容易にし、その使い勝手
を向上させるには、各天板を折畳位置となる方向に付勢
する付勢機構を具備しているものが好適である。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図1から図14を
参照して説明する。本実施例による簡易ステージは、図
1、図3に示すように、一対の天板1と、これら天板1
を内方端1a同士を付き合わせて面一となる使用位置P
と、図2、図4に示すように起立させて底面同士を近接
対向させた折畳位置Qとの間で同期させて展開、折畳動
作させ得る天板連結機構9と、各天板1の底面外方端部
に垂設された支持脚2と、各天板1の底面外方端部に枢
支され回動端部にキャスタ31を設けてなる脚体3と、
天板1の展開、折畳動作に伴わせて前記脚体2を回動さ
せる脚体駆動機構4と、各天板1を折畳もうとする方向
に付勢する付勢機構8とを具備している。
【0016】天板1は矩形板状のものであり、天板本体
11と、その底面における左右方向及び奥行き方向に縦
横に配設した角パイプ製の天板フレーム12とを具備し
ている。天板連結機構9は、各天板1の内方端部同士を
互いに枢結する蝶番91を具備してなる。本実施例で
は、この蝶番91は天板本体11の底面における前部及
び後部の2箇所に配設してある。
【0017】脚体3は、図5、図6に示すように、面板
部を対向させて配設した対をなす長板状部材からなる第
1脚体要素32に、面板状の第2脚体要素33を外方に
向かって延出するように垂設し、側面視L字形となるよ
うに形成するとともに、この第2脚体要素33の延出端
部にキャスタ31を取り付けてなるものである。しかし
て、第1脚体要素32の基端部を、天板1の底面外方端
部に取り付けたブラケット7に枢結している。キャスタ
31は、首振り自在型のものである。
【0018】脚体駆動機構4は、四辺リンク構造を応用
して構成したもので、図3、図4に示すように、リンク
メンバとしての機能を兼ねさせた各天板1と、一対の内
リンクメンバ41と、一対の下リンクメンバ42とを具
備してなるものである。本実施例では、この脚体駆動機
構4を天板1の前縁部、及び後縁部の2箇所に設けてい
る。
【0019】この脚体駆動機構4について各部を詳述す
ると、内リンクメンバ41は、長板状のものであり、そ
の一端部を、天板本体11の前縁部及び後縁部に沿って
配設された天板フレーム12の内方端から所定距離外方
に偏位した位置に枢結し、他端部を他方の内リンクメン
バ41の他端部に枢結している。本実施例では、一方の
内リンクメンバ41から若干屈曲させて下方に向かって
一体に中間支持脚5を延出するとともに、その先端には
中間接地体51を配設し、使用位置Pにおいて、この中
間接地体51が接地するように構成している。下リンク
メンバ42は、前記天板フレーム12の下方に配設して
なる長板状のもので、その内方端部を内リンクメンバ4
1の下端部に枢結している。しかして、この下リンクメ
ンバ42の外方端部を、脚体3の第1脚体要素32の回
動端部に枢結することで、天板1、内リンクメンバ4
1、下リンクメンバ42、脚体3により四辺リンク構造
を形成するとともに、天板1の展開、折畳動作に伴う四
辺リンク構造の変形を利用して、脚体3が、使用位置P
においては天板1の外方端1bより内方に格納され、折
畳位置Qにおいては天板1の外方端1bより外方に突出
されるように設定している。
【0020】支持脚2は、図5、図6に示すように角パ
イプ製のものであり、天板本体11の前後縁部に沿って
配設した天板フレーム12の外方端部における底面に溶
接等により垂設してある。この支持脚2の外方寄りの底
部には、転動体たるローラ21を一部を外方に突出する
ようにして軸着しており、また、底面におけるこのロー
ラより内方側には接地体22を取り付けている。この接
地体22の突出寸法は、ローラ21の突出寸法よりも若
干長く設定されている。
【0021】付勢機構8は、図3に示すように蝶番91
に装着され、天板1を折り畳もうとする向きに弾性付勢
力を発揮する図示しないコイルばねと、第1脚体要素3
2の回動端部、及び第1脚体要素32の天板1に対する
枢結位置よりも内方端側に偏位させた部位に各端部を枢
結されたガススプリング81とを具備する。このガスス
プリング81はダンパ作用をも営むものであり、コイル
ばね同様天板1を折り畳もうとする向きに付勢力を発揮
するように設定してある。この付勢機構8は、折畳位置
Qに天板1を起立させる際の操作力を補助するととも
に、展開若しくは折畳み操作途中に手を放しても天板1
が急激に使用位置Pに向かって落下しないようにする役
割を果たす。そして、その付勢力は使用位置Pにおいて
天板1が自然に持ち上がらない程度に設定してある。
【0022】このように構成した本実施例による簡易ス
テージの折畳、展開操作に伴う各部の動作について図
3、図4、図7を参照して以下に述べる。まず、図3に
示す使用位置Pにおいては、前述したように、支持脚3
が床面に対し鉛直に起立し接地体32を接地させた状態
にあり、中間支持脚5とともに、天板1を支持してい
る。
【0023】次に、天板1の内方端1aを持ち上げる等
の操作を行うと、各天板1は、その内方端部同士が蝶番
91によって互いに枢結されているので、左右対称にそ
の底面同士を対面させる向きに回動し起立し始める。な
お、中間支持脚5は、持ち上げ動作により即座に床面か
ら離間し、また、支持脚2は天板1の傾きに応じてその
下端部を内方へ移動させるように傾斜する。この動きに
よって、支持脚2の接地体22は床面から離間するとと
もにローラ21が接地し、このローラ21が床面上を転
動して円滑な折畳操作を担保する。一方で、この折畳動
作に伴って各内リンクメンバ41の下端部枢結点は天板
1に対し近接するとともに天板1の外方端に向かって移
動する。この動作で、下リンクメンバ42も天板1に対
しその外方端に向かって移動し、結果的にこの下リンク
メンバ42に回動端部を枢結されている脚体2が、キャ
スタ31を天板1の外方端側へ移動させる向きに回動さ
れることになる。
【0024】さらに折畳操作を続けると、支持脚2の傾
きが大きくなるとともに、脚体3が回動し、天板1が図
7に示すような角度となった時に、キャスタ31が床面
に接地する。この後は、支持脚2が床面から離間し、キ
ャスタ31のみが接地することになる。そして、折畳位
置Qにおいては、第1脚体要素32が鉛直状態で起立
し、キャスタ31により天板1等が支持されて、床面を
移動させうる状態となる。そしてこの折畳位置Qでは天
板1の外方端1b及び支持脚2はキャスタ31の車輪中
心Cより上方に位置することになる。
【0025】なお、この折畳位置Qおいては、図4に示
すように、脚体3の天板1に対する枢結点X2より、脚
体3の床面に対する接地点X1の方が外方に位置するこ
ととなるため、折畳位置Qにおいて天板1等の荷重は、
キャスタ31を外方へ回動させるモーメントとして作用
することになる。このモーメントは脚体駆動機構4を介
して天板1同士を近接させる方向の力に変換されるの
で、自重で天板1が使用位置Pに展開してしまうことを
防止でき、専用部品を用いなくとも、折畳位置Qでの自
立安定性を担保できる。なお、図2中符号Rは、不測の
外力で天板が展開しないように、支持脚2間に着脱可能
に横架される展開防止金具である。一方で、付勢機構8
による付勢力が天板1同士をより近接させようとするた
め、図5、図6、図8に示すように、ブラケット7に設
けたストッパSに第1脚体要素32を当接させて、脚体
3のそれ以上外方への回動を防止するようにし、天板1
同士のそれ以上の近接を防止している。
【0026】この折畳位置Qから使用位置Pに展開操作
においては、上記と逆の動作が行われる。このように、
本実施例によれば、各天板1が左右対称に連動し、さら
に、脚体駆動機構機構4により自動的に使用位置Pにお
いては支持脚2が、また折畳位置Qにおいてはキャスタ
31が天板1を支持すべく入れ替わる。したがって、天
板1の内方端1aを持ち上げる等の単一動作で、使用位
置P、折畳位置Qを切り換えることができ、設置あるい
は移動作業が非常に容易となる。しかも、折畳位置Qに
おいて、支持脚2及び天板1の外方端がキャスタ31の
中心Cより上方に位置するので、キャスタ31の障害物
乗り越え能力が阻害されずに円滑な移動を行えるように
なる。また、使用位置Pにおいては、脚体3が天板1の
外方端より内側に格納されるので、天板1の下方に脚体
3や天板同期機構2等の全ての部材が位置することとな
り、複数の簡易テーブルを隙間なく敷詰めて大面積のス
テージを形成したり、天板1の外縁に幕板を貼ったりす
ることが容易にできる。
【0027】本実施例では、さらに高さ調節機構10を
設けて、使用位置における天板高さを2段階に設定可能
ならしめている。この高さ調節機構10は、天板1の外
方端部に設けられ支持脚2よりも長尺な第2支持脚10
2を、天板1に沿った姿勢となる格納姿勢と、天板に鉛
直な姿勢となる立設姿勢とのいずれかに選択し得るよう
に構成したものである。また、この第2支持脚102を
補助するために、第2中間支持脚105を天板フレーム
12の内方端部に設けている。
【0028】第2支持脚102は、図9、図10に示す
ように、その先端部に支持脚2と同様の位置関係でロー
ラ121および接地体122を設けてなる角パイプ製の
ものであり、各天板1の底面外方端部に設けられたブラ
ケット123に基端部を枢結してある。しかして、屈曲
可能な固定手段124を直線状にして突っかえ棒とし立
設姿勢を保持するとともに、固定手段124を屈曲させ
て第2支持脚102を格納姿勢にできるようにしてい
る。
【0029】第2中間支持脚105は、図11、図12
に示すように、対向する向きに開口し重合可能な一対の
中間脚要素152、153から構成され、その一端部同
士を枢結するとともに、この枢結点下方に接地体151
を配設してなるものである。しかして、一方の中間脚要
素152は、その他端部を一方の天板1の天板フレーム
12にブラケット154を介して枢着してある。また他
方の中間脚要素153は、その他端部に係合溝156及
びロック爪157が設けられており、他方の天板1の天
板フレーム12に取り付けられたブラケット155にこ
の係合溝156、及びロック爪157を利用して着脱可
能に枢結し得るように構成してある。具体的には、ブラ
ケット155にピン158が配設されており、このピン
158に係合溝156を引掛けるとともに、引掛けた係
合溝156の開口を塞ぐようにロック爪157をピン1
58に係合させ、ロック解除しない限り、外れないよう
な構成にしている。一方、ブラケット154にも同様な
ピン159が設けてあり、不使用時には、中間脚要素1
53の係合溝156及びロック爪157をピン159に
係合させて中間脚要素152、153同士を重合させ、
一方の天板フレーム12に沿わせて格納できるようにし
ている。なお、重合した状態の中間脚要素152、15
3は、回動できないように、その回動端部をマジックテ
ープ等により、天板フレーム12に仮止めできるように
なっている。
【0030】しかして、実際に天板1の高さを高くする
には、図13に示すように折畳位置Qで、第2支持脚1
02を立設姿勢にするとともに、第2中間支持脚105
の他方の中間脚要素153を、ブラケット155に枢結
しておく。この状態で天板1を使用位置に向かって展開
操作すると、天板1が展開されるにつれキャスタ31が
天板1の内方に向かって格納されてゆくとともに、第2
支持脚102のローラ121が接地する。その後は、キ
ャスタ31が床面から離間するとともに、第2支持脚1
02がローラ121を転動させつつ徐々に直立してい
き、図14に示す使用位置Pにおいては、接地体122
を接地させて、第2中間支持脚105とともに、天板1
を支持することになる。
【0031】この使用位置Pから折畳位置Qへの折畳操
作においては、上記と逆の動作が行われる。このよう
に、本実施例では、天板1の展開、折畳に対する操作性
を損なうことなく天板1の高さを2段階に変えることも
できる。さらに種々の長さの第2支持脚105および第
2中間支持脚105を用意しておけば、要求される高さ
に応じた簡易テーブルを供給することもできるようにな
る。
【0032】なお、本発明は上述した実施例のみに限定
されるものではない。例えば、脚体は上述した形状に限
られないし、脚体駆動機構もリンク構造を応用したもの
に限らず、機能的に同等のものであればよい。また、使
用位置において天板の折畳動作を禁止し得る折畳ロック
機構等を設けてもよい。その他、各部の構成は図示例に
限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々変形が可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
天板連結機構が各天板を同期動作させ得るものであるた
め、いずれかの天板を動かすだけで、他方の天板を連動
させることが可能になる。さらに、脚体駆動機構により
自動的に使用位置においては支持脚が、また折畳位置に
おいてはキャスタが天板を支持すべく入れ替わる。した
がって取り扱いにおいて簡便で、設置あるいは移動作業
が非常に容易となる。しかも、折畳位置において、支持
脚又は天板の外方端がキャスタの車輪中心より上方に位
置するので、これら支持脚又は天板の外方端がキャスタ
による移動動作を阻害することがない。すなわち、キャ
スタの障害物等に対する乗り越え能力を十分に発揮させ
ることができ、移動を円滑に行える。
【0034】脚体駆動機構が、使用位置において脚体を
天板の外方端より内方に位置させるものであれば、脚体
が天板から突出することなく、使用位置における外観が
向上するだけでなく、簡易ステージを敷詰めて大きな面
積のステージを得ることや、使用位置において天板の外
縁に幕板を取着することが容易にできる。天板連結機構
が、各天板の内方端部同士を互いに枢結するものであれ
ば、極めて簡単に天板連結機構を構成することができ
る。
【0035】脚体駆動機構が、各天板と、各天板の内方
端部に一端部をそれぞれ枢結されるとともに互いの他端
部同士を枢結されてなる一対の内リンクメンバと、各内
リンクメンバの他端部に一端部をそれぞれ枢結された一
対の下リンクメンバとを具備し、各下リンクメンバの他
端部を脚体の回動端部に枢結してなるものであれば、四
辺リンク構造を利用した簡単な構成で、脚体駆動機構を
実現することができる。
【0036】折畳位置におけるキャスタの床面に対する
接地点が脚体の天板に対する枢結点よりも外方に位置す
るように設定しているものであれば、折畳位置において
天板等の荷重は、キャスタを外方へ回動させるモーメン
トとして作用することになる。このモーメントは脚体駆
動機構を介して天板同士を近接させる方向の力に変換さ
れるので、自重で天板が使用位置に展開してしまうこと
を防止でき、専用部品を用いなくとも、折畳位置での自
立安定性を担保できる。
【0037】脚体が、基端部を天板の外方端部に枢結さ
れるとともに回動端部を下リンクメンバの外方端部に枢
結された第1脚体要素と、この第1脚体要素の回動端部
から外方に向かって屈曲延出した第2脚体要素と、この
第2脚体要素の先端部に取り付けられたキャスタとを具
備するものであれば、上記折畳位置での自立安定性を維
持できる脚体を無理のない構造で簡単に実現できる。
【0038】内リンクメンバの下端部を垂下させて中間
支持脚を形成し、使用位置においてこの中間支持脚が支
持脚とともに床面に接地し得るように構成しているもの
であれば、部品の使用点数を抑制しつつ、使用位置での
荷重強度を無理なく向上させることができる。支持脚
が、その先端外方縁部に転動体、あるいは滑動体を設け
てなるものであれば、展開、折畳操作途中に、この転動
体又は滑動体が床面に接することになるので、操作の円
滑性を確保できる。
【0039】使用位置における天板高さを複数に設定可
能な高さ調節機構を設けておけば、設置場所に応じて簡
易ステージの好適な高さを選ぶことができ、使い勝手を
向上させることができる。具体的には、高さ調節機構
が、天板に設けられ支持脚よりも長尺な第2支持脚を、
天板に沿った姿勢となる格納姿勢と、天板に鉛直な姿勢
となる立設姿勢とのいずれかに選択し得るように構成し
たものが挙げられる。
【0040】各天板を折畳位置となる方向に付勢する付
勢機構を具備しているものであれば、特に折畳時に操作
者が天板を持ち上げる力を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す簡易ステージの使用位
置にある状態での全体斜視図。
【図2】同実施例の簡易ステージの折畳位置にある状態
での全体斜視図。
【図3】同実施例の簡易ステージの使用位置にある状態
での正面図。
【図4】同実施例の簡易ステージの折畳位置にある状態
での正面図。
【図5】同実施例における使用位置での脚体を特に示す
部分斜視図。
【図6】同実施例における折畳位置での脚体を特に示す
部分斜視図。
【図7】同実施例の簡易ステージの折畳位置及び使用位
置の中間にある状態を示す正面図。
【図8】同実施例の脚体を特に示す部分側面図。
【図9】同実施例の第2支持脚を示す部分斜視図。
【図10】同実施例の第2支持脚を示す部分斜視図。
【図11】同実施例の第2中間支持脚を示す部分斜視
図。
【図12】同実施例の第2中間支持脚を示す部分斜視
図。
【図13】同実施例の作用説明図。
【図14】同実施例の作用説明図。
【符号の説明】
1…天板 1a…内方端 1b…外方端 2…支持脚 21…転動体(ローラ) 3…脚体 31…キャスタ 32…第1脚体要素 33…第2脚体要素 4…脚体駆動機構 41…内リンクメンバ 42…下リンクメンバ 5…中間支持脚 8…付勢機構 9…天板連結機構 10…高さ調節機構 102…第2支持脚 P…使用位置 Q…折畳位置 C…キャスタの車輪中心 X1…接地点 X2…脚体の天板に対する枢結点

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の天板と、これら各天板の内方端同士
    が当接又は近接して面一となる使用位置及びその底面同
    士が近接対向した状態で起立する折畳位置の間で各天板
    を同期させて展開、折畳動作させ得る天板連結機構と、
    各天板に設けられ少なくとも使用位置において床面に接
    地して天板を支持する支持脚と、各天板に枢支され回動
    端部にキャスタを設けてなる脚体と、天板の展開、折畳
    動作に伴わせて前記脚体を回動させる脚体駆動機構とを
    具備し、この脚体駆動機構が、使用位置においては前記
    キャスタを床面から離間させ、折畳位置においては前記
    キャスタを床面に接地させるとともに、前記支持脚及び
    天板の外方端がキャスタの車輪中心より上方に位置する
    ように前記脚体を回動させるものであることを特徴とす
    る簡易ステージ。
  2. 【請求項2】脚体駆動機構が、使用位置において脚体を
    天板の外方端より内方に位置させるものである請求項1
    記載の簡易ステージ。
  3. 【請求項3】天板連結機構が、各天板の内方端部同士を
    互いに枢結するものである請求項1記載の簡易ステー
    ジ。
  4. 【請求項4】脚体駆動機構が、各天板と、各天板の内方
    端部に一端部をそれぞれ枢結されるとともに互いの他端
    部同士を枢結されてなる一対の内リンクメンバと、各内
    リンクメンバの他端部に一端部をそれぞれ枢結された一
    対の下リンクメンバとを具備し、各下リンクメンバの他
    端部を脚体の回動端部に枢結してなるものである請求項
    1、2又は3記載の簡易ステージ。
  5. 【請求項5】折畳位置におけるキャスタの床面に対する
    接地点が脚体の天板に対する枢結点よりも外方に位置す
    るように設定している請求項4記載の簡易ステージ。
  6. 【請求項6】脚体が、基端部を天板の外方端部に枢結さ
    れるとともに回動端部を下リンクメンバの外方端部に枢
    結された第1脚体要素と、この第1脚体要素の回動端部
    から外方に向かって屈曲延出した第2脚体要素と、この
    第2脚体要素の先端部に取り付けられたキャスタとを具
    備するものである請求項4または5記載の簡易ステー
    ジ。
  7. 【請求項7】内リンクメンバの下端部を垂下させて中間
    支持脚を形成し、使用位置においてこの中間支持脚が支
    持脚とともに床面に接地し得るように構成している請求
    項4、5又は6記載の簡易ステージ。
  8. 【請求項8】支持脚が、その先端外方縁部に転動体、あ
    るいは滑動体を設けてなるものである請求項1、2、
    3、4、5、6または7記載の簡易ステージ。
  9. 【請求項9】使用位置における天板高さを複数に設定可
    能な高さ調節機構を設けている請求項1、2、3、4、
    5、6、7または8記載の簡易ステージ。
  10. 【請求項10】高さ調節機構が、天板に設けられ支持脚
    よりも長尺な第2支持脚を、天板に沿った姿勢となる格
    納姿勢と、天板に鉛直な姿勢となる立設姿勢とのいずれ
    かに選択し得るように構成したものである請求項9記載
    の簡易ステージ。
  11. 【請求項11】各天板を折畳位置となる方向に付勢する
    付勢機構を具備している請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9または10記載の簡易天板。
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