JP3083590U - 折畳みカウンター - Google Patents

折畳みカウンター

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JP3083590U JP2001005671U JP2001005671U JP3083590U JP 3083590 U JP3083590 U JP 3083590U JP 2001005671 U JP2001005671 U JP 2001005671U JP 2001005671 U JP2001005671 U JP 2001005671U JP 3083590 U JP3083590 U JP 3083590U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種イベントで臨時的に設置されるカウンタ
ーは、保管・運搬の面より折畳みカウンターが採用され
ているが、使用状況に応じて、このカウンター自体に高
低差を設定せしめ得る構成とすることにより、カウンタ
ーに対する多面的要求を満足しうる。 【解決手段】 箱形主体枠4と、該枠に対して折畳み可
能に蝶着6された一対の旋回枠5,5とは、両枠4,5
の一部を形成した、それぞれ一対の縦パイプ7,7,
8,8に昇降可能に支承材14,17が内挿され、この
支承材の一部に蝶着された天板25は、支承材の昇降動
に応じて、支承材にその下面を支持されて高低変位し、
旋回枠の主体枠に対する直交又は平行動に連動して、旋
回枠5,5に連設した側板10、前面板11を組立、収
納可能となし、併せて天板25を主体枠4背面部に懸吊
収納する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案はカウンターに関し、特にイベント用など臨時的な使用に適した折畳 みカウンターに関する。
【0002】
【従来の技術】
展示会、催場など各種イベント会場などにて、常設的でなく、その折々臨時的 に使用されるカウンターは、不使用時には折畳まれて、その形態を前後方向(奥 行方向)に約1/3程度に縮小され、その保管・運搬に考慮が払われた折畳みカ ウンターは知られている。
【0003】 例えば、図12にその一例を示すように、カウンター51の本体部は前枠52 、後枠53および両枠52,53を繋ぐ二つ折形の左右一対の側枠54,54か らなり、前後両枠52,53の底面両端寄り部分にキャスター55,55が装備 されており、後枠53の上端縁部には天板56が翻転可能にその長端縁部分が蝶 着57されている。
【0004】 以上の構成からなるカウンター51は、その前枠52を前方手前側に引き出す ことにより、一対の側枠54,54は一直線状に、その折畳み状態は解除されて 開拡する。 その後、前後両枠52,53の下方部分には下段の底板(図示省略)がセット され、つぎに中間部に上段底板(図示省略)がセットされ、カウンターの基本的 組立てが完成し、最終段階として天板56の自由端側を前枠52側にその蝶着5 7部を支点として翻転せしめ、天板56はその下面部分を、完成開拡状態にある 前後両枠52,53および左右一対の側枠54,54に支持されて、カウンター の組立ては完成する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 各種イベント毎に、カウンターの使用状態は、その催し物の実施状況に応じて 、カウンター自体の高さにも種々変化あるものが望まれ、例えば対応者が椅子に 座った状況下にて使用されるカウンターにあっては、その高さが比較的低いもの が望まれ、反対に対応者が起立したままで対応する状況下にて使用されるカウン ターにあっては、当然背高のものが望まれる。
【0006】 この考案に係るカウンターは、その保管、運搬などに対応して折畳み可能で、 その形態を縮小せしめ得ると共に、カウンターの使用状況に即応して、天板の高 さ位置を適宜変更せしめ、一台のカウンターをして最適な使用状態を設定しうる 折畳みカウンターを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するために、つぎのような構成を採用している。 この考案に係るカウンターはその天板部を除くカウンター本体部分は前後方向 (奥行方向)に折畳み縮小可能で、これによりその使用時にはカウンター本体部 は開拡されてカウンター本来の姿を現わし、又保管、収納、運搬時には縮小され て、その形態を本来のカウンターより約1/3程度に小型化される。
【0008】 その使用時、本来の形態を呈するカウンター本体の前後両隅部からは上方に向 け、その伸出量を調整し、かつその伸長位置を固定しうる支承材が立設し、この 支承材により、天板はカウンター本体上に支承されて、支承材の伸出量に対応し て、カウンターの天板位置、即ち天板高さも変化し、カウンターの使用状況に応 じ最適の形態を選択せしめうる。そしてカウンター本体の折畳み時、支承材に翻 転可能に蝶着された天板はカウンター本体の背面部に懸吊状に収納される。
【0009】 その具体例として、天板を除いたカウンター本体は枠体と枠体面をカバーする 板材からなり、このうち枠体は偏平な箱形からなる主体枠と、該枠に対して折畳 み可能な左右一対の旋回枠から構成され、主体枠の後方両隅部および旋回枠の自 由端部は縦パイプにて構成され、主体枠と該主体枠に対して直交あるいは平行状 に移動する旋回枠にて、カウンターは折畳み可能に構成される。
【0010】 主体枠側の一対の縦パイプ部には、水平枠材部分に天板を蝶着したチャンネル 型の支承部材の一対の脚部を内挿し、一方旋回枠の縦パイプ部にはそれぞれ支承 柱材が内挿され、あるいは主体枠側および旋回枠側の各縦パイプ、即ち計四本の 縦パイプにはそれぞれ支承柱材が内挿されると共に、主体枠側の一対の支承柱材 の上端部間には天板が翻転可能に蝶着され、これら縦パイプを案内として伸縮す る支承材にて、天板はその下面を支持されて、高低変位可能に構成されている。
【0011】 そして旋回枠面は側板をもってカバーされ、この側板の自由端寄り内面には、 それぞれ前面板が直交状に立ち上り可能に蝶着されており、旋回枠の主体枠に対 する蝶着部を支点としての直交又は平行動に連動して、カウンターの一構成部材 たる側板および前面板もカウンターの組立、収納に伴動する。 旋回枠の主体枠に平行する折畳み時、天板は主体枠の背面側に翻転して懸吊状 に収納される。
【0012】 又他の具体例としてのカウンターは、カウンター本体を構成する前方および後 方枠体の両側端を繋ぐ一対の側板を折畳み可能な構成となし、両枠体の両側縁に 位置し、枠体の一部を構成する計四本の縦パイプには前記チャンネル型支承部材 あるいは支承柱材を内挿し、これら支承材の一部に翻転可能に蝶着された天板は 支承材に下面部を支持され、支承材の昇降に応じて天板は適宜の高さ位置への変 更、さらに折畳み時の天板の懸吊収納を実現するものである。
【0013】
【考案の実施の形態】
つぎに、この考案に係る折畳みカウンターの具体的実施例を図面を用いて説明 する。 まず、第1実施例にあって、このカウンター1のうち、折畳み可能なカウンタ ー本体2は四角形パイプを組立てなる枠体と該枠体周面をカバーする板材から構 成されている。
【0014】 まず、枠体3は図3に示すように偏平箱形の主体枠4、該主体枠4の前方側両 隅部には、それぞれ四角形状の旋回枠5が蝶着6され、この旋回枠の最大開拡時 主体枠4の前方方向に主体枠4と直交する形にて開拡し、反対に閉鎖時には図5 に示すように両旋回枠5は主体枠4と平行状態に折畳まれる。
【0015】 そして主体枠4の一部を構成する後方両隅部の縦枠材は、角形縦パイプ7,7 にて、又一対の旋回枠5の自由端側縦枠材は同じく角形縦パイプ8,8にて構成 されている。 これにより、一対の旋回枠5の開拡時、主体枠4と旋回枠5よりなる枠体3の 四隅部には、都合四本の角形縦パイプ7,7,8,8群が配される形となる。
【0016】 つぎに、カウンター本体2の周面をカバーする板材の構成は、主体枠4の両側 面には、第一側板10Aが、又旋回枠5面は第二側板10Bをもってカバーされ 、さらに一対の旋回枠よりその一部を延出せしめた前記第二側板10B,10B の前方端寄りの内壁面には、それぞれ前面板11が旋回可能に蝶着12され、前 面板11,11をもってカウンターの前面板全体を形成する時、第二側板10B と直交する形にて起き上り、一方折畳み時、第二側板10Bと前面板11は平行 状態を呈している(図8参照)。
【0017】 主体枠4の後方隅部に位置する一対の角形縦パイプ7,7には、一対の下向き パイプ状角形脚部15,15と水平部材16から構成されるチャンネル型の支承 部材14が、その一対の下向き脚部15,15をそれぞれ内挿することにより、 この支承部材14は縦パイプ7,7を案内として昇降(伸縮)可能に付設され、 又一対の旋回枠5の自由端側にそれぞれ位置する角形縦パイプ8には、パイプ状 の角形脚柱からなる支承柱材17が、同じく縦パイプ8を案内として、縦パイプ 上端より昇降(伸縮)可能に付設されている(図4参照)。
【0018】 そして、主体枠4の一構成部材たる縦パイプ7,7にそれぞれ内挿されるチャ ンネル型支承部材14の下向き脚部15および旋回枠5の一構成部材たる縦パイ プ8にそれぞれ内挿される支承柱材17は、各縦パイプ7,8に対し所定量の伸 縮相対運動をなし、その所定の伸出上昇位置は、各縦パイプ7,8および各角形 脚部15、支承柱材17間に設置されたストッパー装置19により、例えば角形 のパイプからなる脚部15、柱材17にそれぞれ納められた板バネ20の凸出面 に突設せしめたダボ21を、縦パイプ7,8に穿設せしめた係止孔22部に突出 係合せしめる手段により、各脚部15、柱材17の伸縮、昇降動は位置規制され る(図6(イ)(ロ)参照)。
【0019】 主体枠4の後方底面部および第二側板10Bの底面部にはそれぞれ自在キャス ター24が装備されている。また主体枠4の後方上部に付設された前記チャンネ ル型の支承部材14の水平枠材16部には天板25が、少なくとも270度の旋 回動を達成しうる蝶番26、例えばピン式蝶番、ピポット式蝶番あるいは水屋蝶 番などをもって翻転可能に蝶着され、枠体2上での水平載置状態では、天板25 は天板本来の形態をもってカウンター1の一必須部材を構成し、この水平載置状 態より大きく後方に翻転された天板25は、枠体1の一部を構成する主体枠4の 背面部に平行する懸吊状態にて収納される(図2参照)。
【0020】 カウンター開拡時、主体枠4、両旋回枠5,5および両前面板11,11の全 上面には下部天板28がカウンター前方側より挿し込まれ、前記組立てられた三 構成部材の保形の役割と、天板25上昇時、補助的物置き台としての二次的役割 を果たしている(図2参照)。
【0021】 以上の構成からなるカウンターにあって、まずカウンターの開拡組立作業を説 明する。 主体枠4に対して前方直交方向に一対の旋回枠5,5を蝶着部6を支点に開拡 せしめ、これに伴い第二側板10Bを第一側板10Aの延長線上に位置せしめ、 両板10A,10Bにてカウンター1の側板部を形成する。
【0022】 旋回枠5の開拡に伴い、図8中、点線にて表示した、旋回枠5と略同一延長線 上に位置する前面板11を、第二側板10Bの前方端寄りの蝶着12部より互い に内向き直交方向に折曲げ、一対の前面板11,11の自由端は当接状態に一線 上に位置し、カウンター1の完成した前面板部を形成後、下部天板28をカウン ター本体2の前方側より奥部に差し込み、さらに天板25をカウンター本体2上 に翻転配置せしめる。
【0023】 つぎに、カウンターの折畳み収納作業を説明する。天板25および下部天板2 8をカウンター本体2より、天板25は主体枠4の背面側に懸吊収納し、下部天 板28は前方方向に引き出されて後、図8にて二点鎖線をもって示すとおり、開 拡状態にある一対の旋回枠5,5を主体枠4との蝶着6部より主体枠4と平行す る方向に折畳むことにより、第二側板10Bも伴動旋回し、さらに前面板11は 第二側板10Bとの蝶着12部を介して、第二側板10Bの動きに伴動し、主体 枠4に対して旋回枠5、第二側板10Bおよび前面板11の各部材は互いに平行 状態を保って折畳まれ、平面視において両旋回枠5,5の主体枠4との蝶着位置 を意図的にずらし、また左右一対の前記三部材5,10B,11を、それぞれ長 短変化せしめることにより、折畳み時、主体枠4に対する同一平行線上にて互い に重なり合うことを意図的に回避せしめ、換言すれば、これら前記三部材は互い に咬合状態にて折畳まれ、収納時のカウンターの体積の縮小化を果たしている。
【0024】 この考案における特徴の一つである、カウンターの使用状況に合わせた天板の 昇降動は、カウンターの開拡組立時、主体枠4より旋回枠5を開拡せしめ、一対 の前面板11,11を互いに内方向に折曲げてなるカウンター前面板の組立てに 先立って、換言すれば、一対の前面板の内方向への折曲げ前の、前面板の開放状 態時に、前後一対、都合4本の縦パイプ7,8毎に装置せしめたストッパー装置 19を操作して、縦パイプ7,8より前後の柱状およびチャンネル状の支承材1 4,17を適宜昇降せしめ、これら支承材を所望位置に固定せしめて、天板25 のカウンター本体2上への設置が実行される。
【0025】 また、カウンター本体2と天板25間に位置し、カウンターの保形および天板 25と共に物品の一時的置台として働く下部天板28は、カウンター本体2の前 方側に引き出された後、折畳み状態にあるカウンター本体2の一部を構成する主 体枠4内に収納され、カウンターの一層の縮小化が実現する(図8参照)。
【0026】 また一対の前面板11,11上に下部天板28を差し込み状に位置せしめてカ ウンター本体2が組立てられる折、一対の前面板11,11の当接位置付近にて 、下部天板28に2個所、各前面板11上端縁面に一個所の透孔あるいは突子2 7を相対的に形成せしめ、これら部材の嵌合係止により、前面板11,11の不 測の開放阻止、およびカウンター本体2の一層の保形効果を確実なものとするこ とができる(図2参照)。
【0027】 前記天板25を下方より支持する支承材として、図4に例示した主体枠4側の 縦パイプ7,7にチャンネル型の支承部材14の一対の下向き脚部15,15を 、また旋回枠5側の縦パイプ8,8にそれぞれ支承柱材17を内挿せしめた構成 に代えて、主体枠4側のチャンネル型の支承部材14に、旋回枠5側に用いた支 承柱材17と同一の部材を用い、主体枠4側の一対の支承柱材17,17の上端 部分に差し渡し状に天板25を翻転可能に蝶着26Aせしめる構成を採用するこ とにより、即ち支承材として支承柱材17の単一部材を用いることにより機構の より一層の簡素化が実現する(図7参照)。
【0028】 前記実施例1のごく一部の変形構成として、実施例1にて主体枠4の側面に予 め付設せしめていた第一側板10Aをして、旋回枠5面に付着せしめた第二側板 10Bの後方に連設せしめ、側板を一枚ものとなし、旋回枠5の主体枠4よりの 直交状の立ち上り時、横長に変形された側板の後尾部にて主体枠4の側面をも同 時にカバーする構成とすることも可能である。
【0029】 つぎに、図9、図10および図11を用いて説明する第2実施例としては、カ ウンター31のうち、天板25を除いたカウンター本体32の主要構成は、枠材 を組立てなる前後一対の横長の四角枠体からなる前方枠体34および後方枠体3 5の両枠体からなり、両枠体の一部を構成する両縦枠材はそれぞれ角形の縦パイ プ37,37,38,38をもって構成されている。そしてこの前方枠体34は その全面を前面板36をもってカバーされている。
【0030】 そして、前後両枠体34,35の両側縁同士は、内端縁同士を蝶着39し、二 つ折畳み可能とした一対の第一側板40Aおよび第二側板40Bの組立てからな るカウンター側板40の両外端縁とそれぞれ蝶着41され、前面板36と後方枠 体35とは側板40の折畳みにより、その間隔は狭まり、カウンター31の本体 部32は縮小される。
【0031】 前記後方枠体35の両側枠材を形成する一対の縦パイプ38,38には、前記 実施例1にて記述した、一対の下向きのパイプ状角形脚部15,15と水平枠材 16から構成されたチャンネル型の支承部材14が、その一対の下向き脚部15 を内挿し、又前記前方枠体36の一部を構成する一対の角形縦パイプ37,37 にはパイプ状の角形の支承柱材17が内挿される(図9参照)。
【0032】 これら支承材14,17は縦パイプ37,38を案内として上下方向に伸縮し 、所定個所にて、実施例1にて例示記述したストッパー装置19を介して定置さ れ、これら支承材14,17上にて天板25は所望位置に確保される。
【0033】 前記実施例1にて記述したとおり、天板25はチャンネル型の支承部材14の 水平枠材16への蝶着26により、折畳まれたカウンター本体の一部を構成する 後方枠体35の背面側に平行して懸吊、収納され、またカウンター本体32の上 面部に嵌合位置し、カウンター本体32を保形せしめている下部天板41は、そ の前方側端縁部分と前面板36の上方水平縁部と翻転可能に、例えば270度の 旋回角を確保しうる、前記水屋蝶番などを用いて蝶着42されており、カウンタ ー折畳み時、下部天板41は前面板36の前方側に懸吊、収納される(図11参 照)。 また後方枠体35および前方枠体34の全面をカバーする前面板36の各底面 部両側部には自在キャスター24が装備されている。
【0034】 天板25および下部天板41の折畳み手順は、まず天板25をその蝶着部26 を支点として、後方枠体35の背面側に翻転懸吊せしめて後、天井部分が開放状 態となった下部天板41はその蝶着部42を支点として前面板36の前方部側に 翻転、懸吊せしめる。 その後、カウンターの側板40を形成する一対の第一および第二側板40A, 40Bを折畳みこれにより天板25および下部天板41をカウンターの前後両面 に懸吊収納して、カウンターの折畳み小型化が実現する(図11参照)。
【0035】 天板を下面側より支持する支承材として、チャンネル型支承部材14および支 承柱材17を例示したが、この第二実施例にあっても、前記後方枠体35の一部 を形成する縦パイプ38,38間に内挿装着するチャンネル型支承部材に代えて 、二本の支承柱材17を用い、後方枠体35側の二本の支承柱材17,17の上 端部に天板25の一端縁を翻転可能に蝶着26する。即ち、前記第一実施例説明 中、図7を用いて記述したと同様、前後両枠体34,35の各縦パイプに内挿さ れる支承材として4本の支承柱材17にて統一することにより、機構の一段の簡 素化が実現する。
【0036】
【考案の効果】
このカウンターにあっては、その使用状況に応じて、カウンター本体の開拡組 立後天板の高さ位置を適宜選択せしめ得るので、一個のカウンターを最も使い易 い効率的な活用ができる。
【0037】 また、天板を所望位置に固定支承せしめる伸縮可能な支承材は、カウンターの 折畳み縮小時には、支承材を縦パイプ内に収容することにより、これら支承材の 存在は、この種のカウンターの一主要目的たる形態の縮小化に、邪魔となること もなく、かえってカウンター枠体の隅部を補強する役割を果たしている。
【0038】 請求項2,3及び4にあって、本来のカウンターへの開拡組立時、箱形主体枠 部より開拡する一対の旋回枠は、その開拡作業の過程にて、側板および前面板の 所定位置への移動を一連の開拡作業の折、連結的に達成できるので、カウンター の組立の迅速化が確保でき、また反対にカウンターの折畳み縮小時、カウンター の側板および前面板を主体枠の前面部での折畳み収納するに、各構成材、即ち旋 回枠、側板および前面板はその平面視において、予め長短の変化を設定せしめる ことにより、各構成材は主体枠に対しての同一平行線上にて重なり合うことなく 、整然とした平行状態を保って折畳み収納され、カウンターの小形化を迅速に達 成することができる。
【0039】 さらに箱形の主体枠を枠体の中心となすことにより、カウンター自体の強靱化 、安定化を図ることができ、カウンターの縮小時、重量の大きい天板を主体枠の 背面側に懸吊収納せしめうるので、強度面でも安心でき、また箱形の主体枠内は 下部天板の収容個所としても活用でき、この面でもこの種のカウンターにおける 縮小、小形化に大きく貢献している。
【0040】 請求項5にあって、カウンター折畳み時天板および下部天板をカウンター本体 の背面側および前面側にそれぞれ懸吊、収納することにより、前後バランスよく 収納され、安全性が高められる。
【0041】 支承材としての、チャンネル型の支承部材は、支承材としての強靱性を確保で き、天板の昇降作業時その同期性と共にスムーズさが確保できる。 一方、支承柱材を単独部材として4本同時に使用する折には機構面での簡素化 と共にコスト面および軽量化の面に顕著な効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における天板の降下状態を示すカウ
ンターの斜視図。
【図2】仮想線にて天板上昇時を、実線にて天板設置前
状態を示す図1に相当する図。
【図3】天板降下時の組立枠体の斜視図。
【図4】天板上昇時の組立枠体の斜視図。
【図5】縮小折畳み状態の組立枠体の斜視図。
【図6】縦パイプに内装されたストッパー装置の一例を
示す、(イ)は正面側より見た縦断面図、(ロ)は左側
面側より見た縦断面図。
【図7】天板上昇時の支承材の一部変更を示す図4に相
当する図。
【図8】第1実施例における天板および下部天板を除い
たカウンター本体の平面図。
【図9】第2実施例におけるカウンターの図2に相当す
る図。
【図10】同じく第2実施例におけるカウンターの図8
に相当する図。
【図11】第2実施例におけるカウンター折畳み時の側
面図。
【図12】従来の折畳みカウンターの開拡(又は折畳
み)作業中途時の斜視図。
【符号の説明】
3 枠体 4 主体枠 5 旋回枠 6 蝶着部 7 縦パイプ 8 縦パイプ 10A 第一側板 10B 第二側板 11 前面板 12 蝶着部 14 チャンネル型支承部材 15 下向き脚部 16 水平枠材 17 支承柱材 19 ストッパー装置 25 天板 26 蝶着部 34 前方枠体 35 後方枠体 37 縦パイプ 38 縦パイプ 39 蝶着部 40 二つ折り側板

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向(奥行方向)に折畳み縮小可能
    に構成されたカウンター本体の前後四隅部には、それぞ
    れ昇降(伸縮)可能な支承材が配置され、後方両隅部に
    位置する支承材の上端部には翻転可能に天板が蝶着され
    ており、カウンター本体開拡時、前記支承材にて下面を
    支持された水平方向に位置する天板は、カウンター本体
    上面にて、これら支承材の上下方向への伸縮量に応じ
    て、その高さ位置を変更可能とし、カウンター本体折畳
    み時、天板はカウンター本体の背面部に懸吊状に収納さ
    れる折畳みカウンター。
  2. 【請求項2】 カウンター枠体は、偏平の箱形主体枠
    と、該主体枠の前方両隅部にて、主体枠に対して直交方
    向に起立し、又平行状態に折畳み可能に蝶着された一対
    の四角形状の旋回枠にて構成され、この主体枠のうち後
    方両隅部および旋回枠の自由端側縦枠はそれぞれ縦パイ
    プにて構成され、主体枠側の一対の縦パイプには、上端
    間に天板を翻転可能に蝶着した支承材を、一方旋回枠側
    の縦パイプにも支承材がそれぞれ内挿され、これら各支
    承材の上下方向の伸縮動にて、枠体の開拡時、その下面
    部を支持された天板はカウンター枠体上にて昇降可能に
    構成されると共に、前記一対の旋回枠面をカバーするそ
    れぞれの側板にあって、該側板の前方寄り内面にはそれ
    ぞれ前面板が蝶着され、旋回枠の主体枠に平行する折畳
    み時、これに伴動して側板および前面板共に主体枠に対
    して平行して折畳まれると共に、天板は本体の背面部に
    懸吊状に収納される折畳みカウンター。
  3. 【請求項3】 左右一対の各旋回枠側板および前面板の
    主体枠に対して平行する折畳み時、同一平行線上にて、
    これら各部材は重なり合うことがないよう、各材の平面
    視にあって、それぞれ長さを変化せしめてなる請求項2
    の折畳みカウンター。
  4. 【請求項4】 主体枠および該主体枠の前方両隅部にて
    主体枠に対して直交方向に開拡状態にある旋回枠から構
    成されたカウンター本体の上面には下部天板が着脱可能
    に嵌め込まれ、カウンター本体開拡時、下部天板と一対
    の前面板の突き合された自由端間には突子と透孔からな
    る係止部材にて一対の前面板の定着が実行され、カウン
    ター折畳み時、カウンター本体より取外された下部天板
    は箱形主体枠内に収容されてなる請求項2の折畳みカウ
    ンター。
  5. 【請求項5】 前方枠体と後方枠体の左右両側縁同士
    を、二つ折畳み可能とした側板を介して折畳み可能に構
    成したカウンター本体にあって、前後両枠体の四隅部に
    は、枠体の一部を構成する縦パイプに、該縦パイプを案
    内として伸縮可能に支承材がそれぞれ内挿され、このう
    ち後方枠体側の支承材上端縁間には天板が翻転可能に蝶
    着され、一方、前方枠体の前面をカバーする前面板の上
    端縁部には、カウンター本体開拡時、その上面に嵌合可
    能な下部天板が翻転可能に蝶着され、カウンター本体折
    畳み時、天板は後方枠体の背面部に、又下部天板は前面
    板の前面部にそれぞれ懸吊状に収納される折畳みカウン
    ター。
  6. 【請求項6】 カウンター本体の四隅部にて、上下方向
    に伸縮可能で、天板の下面を支持する支承材は、水平枠
    材とその両端にそれぞれ下向き脚部を一体に形成したチ
    ャンネル型支承部材あるいは一本ものの支承柱材の単独
    あるいはこれらの組合せにて構成されている請求項1乃
    至5のうちの1項に記載の折畳みカウンター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016202731A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 戸塚金属工業株式会社 組立式カウンター

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