JP2003015225A - 自立式手動昇降スクリーン - Google Patents

自立式手動昇降スクリーン

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JP2003015225A
JP2003015225A JP2001196506A JP2001196506A JP2003015225A JP 2003015225 A JP2003015225 A JP 2003015225A JP 2001196506 A JP2001196506 A JP 2001196506A JP 2001196506 A JP2001196506 A JP 2001196506A JP 2003015225 A JP2003015225 A JP 2003015225A
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Iwao Ito
巌 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の引き出し高さにて自立保持可能で収納
時は可搬型にもなる映写用の自立式手動昇降スクリーン
と、収納式スクリーン付きベッドとを提供する。 【解決手段】 自立式手動昇降スクリーンは、ベース部
材6の上にスプリングロール式スクリーン本体2を固定
し、上下段各2本のアームで略平行四辺形を成すパンタ
グラフ15の基端をベース部材6の中央に形成したブラ
ケット7に、そしてその先端をスクリーン上端支持バー
5の中央にそれぞれ枢着してスクリーン昇降に同調伸縮
する構成とし、且つ滑車8,11とスプリング9,12
とワイヤー10,13などで構成した付勢手段により、
パンタグラフ15の下段アームに対し内方引き寄せ力を
付勢し、この付勢力をスクリーン下降力にバランスさせ
る。ベッド端部に前記スクリーンを取り付け、収納式ス
クリーン付きベッドとなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映写用のスクリー
ンに係わり、更に詳しくは上方に向けて展張し且つ折り
たたみ収納して運搬も可能な自立型の手動昇降式スクリ
ーンおよびそのスクリーンを取り付けた収納式スクリー
ン付きベッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】映写用スクリーンのうちホームシアター
など家庭用等のホームスクリーンの分野においては、先
行技術として種々の形態が知られているが、従来のホー
ムスクリーンは、設置場所や設置方法或いは設置対象に
合わせ、その都度スクリーンの部分的設計変更が必要で
あったり、設置対象の建物などへの工作・改造が必要な
ものが多く、汎用性において構造的または機能的な制約
があることは否めない。またベッドに収納可能なスクリ
ーンを取り付けると、ホームスクリーンとしては狭い部
屋を有効に活用できて好都合だが、従来そのような例は
殆ど見かけない。
【0003】更に、従来の自立式手動昇降スクリーンに
おいては、スクリーンを任意の位置で停止保持させる機
能が不十分で、スクリーンの上端支持バーをある高さ以
下の範囲に下げると保持力を失って衝撃的に落下してス
クリーンを損傷するおそれがあり、別途、特殊な緩衝装
置を組み込む必要があるなどの不具合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の状況に鑑み、本
発明が解決しようとする課題は、任意の引き出し高さに
おいてそれ自体の機能で自立して停止保持可能で緩衝装
置など特殊な機構を用いずに安全且つ容易に展張と収納
ができ、少ない部材構成でコンパクトに収納可能で可搬
型としても使え、且つ、床置きのみにとどまらずたとえ
ばベッドにも設置可能な汎用性の高い自立式手動昇降ス
クリーンを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題のうち、スク
リーンを少ない部材構成でコンパクトに収納可能な構造
にする課題の解決においてはつぎのようにする。すなわ
ち、水平のベース部材の上に先端を上方に引き出して展
張するスプリングロール式スクリーン本体を固定し、上
下段各2本のアームで略平行四辺形を成すパンタグラフ
の基端を前記ベース部材の中央に形成されスクリーンと
平行の垂直面を有すブラケットの垂直面に、そしてその
先端を前記スプリングロール式スクリーンの上端支持バ
ーの中央にそれぞれ枢着して、このパンタグラフがスク
リーンに沿ってその昇降に同調して伸縮する構成とし、
且つ、前記のブラケットまたはベース部材に組み込まれ
た付勢手段により、前記パンタグラフの下段アームそれ
ぞれに対し内方引き寄せ力を均等付勢すると共に、その
付勢力がスクリーンの任意の引き出し高さにおいてスク
リーンの下降力にバランスするように構成する。なお、
スプリングロール式スクリーンとは、スクリーンを巻き
取り収納するロールの内部にそのロールをスクリーン巻
き取り方向に付勢するスプリング機構を内蔵して構成さ
れる公知の自動巻取収納機能付きのスクリーンをいう。
【0006】更に具体的には、先端を上方に引き出して
展張するスプリングロール式スクリーンの下方を水平の
ベース部材に保持する。そしてそのベース部材の中央部
にはブラケットを立設する一方、下段と上段のアームの
端部を回動可能にピン枢着した1対のリンク部材を、屈
伸時に前記枢着部が互いに外方に移動するように対向さ
せて略平行四辺形をなすようにして各リンク部材の下段
アーム基端を前記ブラケットの中央位置にそして上段ア
ーム先端を前記スクリーンの上端支持バーの中央位置に
それぞれ回動可能に枢着してパンタグラフを形成し、こ
のパンタグラフが前記スクリーンに沿ってその昇降に同
調して伸縮するように構成する。
【0007】そして、スクリーンを任意の引き出し高さ
において自立して停止保持可能で安全且つ容易に展張と
収納ができるようにするためには、前記パンタグラフの
各下段アームの内方にワイヤー係止部を形成し、前記ブ
ラケット両端には滑車をそれぞれ取り付け、且つブラケ
ットに2本のスプリングの各後端を係止し、各下段アー
ムの前記ワイヤー係止部にそれぞれワイヤーの1端を係
止し、その各係止部の互いに対向側にある滑車を経由し
て折り返すようにワイヤーを懸架してその他端を前記ス
プリングの前端にそれぞれ係止してスクリーン全体を構
成する。なお、前記各ワイヤーには、スクリーンが下降
しようとする力に対抗しこれとバランスして前記パンタ
グラフを支持する初期張力を前記スプリングで均等に付
勢する。
【0008】ここでスクリーンが下降しようとする力と
は、スクリーンとパンタグラフの重量およびスプリング
ロールの巻き戻し力などに起因するスクリーン下降力で
あり、パンタグラフの下段アームの内方に係止されその
対向する側の滑車を介して懸架したワイヤーに対し、前
記スクリーン下降力とバランスしパンタグラフの下降を
押さえるに足りる初期張力をワイヤー他端に係止したス
プリングで均等に付勢させる。それによって、スクリー
ンの引き出し高さが任意の状態でスクリーンを自立させ
その位置で保持するようにする。
【0009】或いは前記において、各下段アームの前記
ワイヤー係止部にそれぞれワイヤーの1端を係止し、そ
の各係止部の互いに対向側にある滑車を経由して折り返
すようにワイヤーを懸架してその他端をブラケット中央
に配置した1本のスプリングの両端にそれぞれ係止する
構成にしてもよい。
【0010】或いはまた、パンタグラフの移動量が大き
くスプリングの付勢力と伸縮量が大きい大型スクリーン
に対応するためには、上記構成のスクリーンにおいて、
2本のスプリングはベース部材の両端にその後端を係止
すると共に、各下段アームのワイヤー係止部に係止した
2本のワイヤーをそれぞれ互いに反対側にある滑車を経
由して折り返して前記スプリングの前端にそれぞれ係止
する形態にすればよい。
【0011】つぎに、可搬型の自立式手動昇降スクリー
ンにする課題を解決するためは、前記いずれの構成のス
クリーンにおいても、パンタグラフを折りたたんでスク
リーンがスプリングロールに巻き取り収納された状態
で、パンタグラフを機械的にロックする手段をベース部
材またはブラケットに取り付けそして適宜の位置に運搬
用手提げ手段を備えるか、或いはベース部材またはブラ
ケットに自立式手動昇降スクリーン全体を収納する収納
ケースを取り付け、その収納ケースをパンタグラフのロ
ック手段とする。
【0012】コンパクトに収納可能で且つ場所をとらな
い収納式スクリーン付きベッドは、上記自立式手動昇降
スクリーンのベース部材たはブラケット或いはそれらと
一体の収納ケースをベッドの端部に形成した部材に取り
付けた構成とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づき更に詳細に説明する。本発明の請求項1お
よび請求項2に係る自立式手動昇降スクリーンの実施例
を図1,図2に示し、図1はスクリーンを引き出した状
態を背面から見た図で、図2はスクリーンを収納した状
態をそれぞれ示している。
【0014】一方、図3は本発明の請求項3に係る自立
式手動昇降スクリーンの実施例を示し、スクリーンを引
き出した状態を斜め後方から見た斜視図であるが、図3
の実施例は請求項2に記載のようにスプリングとその係
止位置が異なる以外は図1,図2の実施例とほぼ同じ構
成であるので、両実施例に共通する構成部材には共通の
符号を用いて図示している。
【0015】図1において、自立式手動昇降スクリーン
1は、スクリーン4の先端を上方に引き出して展張する
スプリングロール式スクリーン本体2と、その下方にス
クリーン本体2と平行に位置しそのスクリーン本体2の
両端3,3をスクリーン固定部材6a,6aを介して保
持する水平のベース部材6と、ベース部材6の中央部に
スクリーン本体2と平行に固着され1対の対向板を有す
ブラケット7と、基端をブラケット7の中央部にそして
先端をスクリーン4の上端支持バー5の中央部に固着し
た連結板16にそれぞれ枢着され且つスクリーンに沿っ
て伸縮する略平行四辺形のパンタグラフ15とを有すと
共に、パンタグラフ15は、後で詳しく説明するが、ス
クリーン4を下降させようとする力に対抗しこれとバラ
ンスするようにパンタグラフ15を伸張させる力を付勢
する手段を有して構成されている。
【0016】上記において、スプリングロール式スクリ
ーン本体2は、一般に広く公知のものであり、本体ケー
スの内部に収納された真直なスプリングロール2aと、
それに巻き取ったスクリーン4と、スクリーン4の末端
を支持する真直な支持バー5などで構成されている。ス
プリングロール2aは、ロールの内部に組み込まれたス
プリング(図示しない)がスクリーン4を巻き込む方向
に付勢し、引き出されたスクリーン4をフリーにすると
自動的に巻取り収納する機能を備えている。なお、スク
リーン本体2の両端3,3がスクリーン固定部材6a,
6aを介してベース部材6に保持固定され、スクリーン
4の引き出しと巻取時にはスクリーン本体2が回転せず
内部のスプリングロール2aのみが回転する構造であ
る。
【0017】つぎに、ベース部材6は、スプリングロー
ル式スクリーン本体2とほぼ等しい全長を有し、底面が
平坦な長尺の板である。そして、ベース部材6の両端に
はスクリーン本体2の両端を支持するスクリーン固定部
材6a,6aが固着され、ベース部材6の底面は床の上
に載置した状態で、スクリーン4を上端まで引き出され
た状態で自立式手動昇降スクリーン1が起立した状態で
安定的に支持し転倒しない程度の奥行きを有している。
【0018】なお、図1では、ベース部材6の上にこれ
を底板として上面に開閉蓋38を有す箱形の収納ケース
37を一体形成しているが、本発明の請求項1または請
求項2或いは請求項3に係る実施形態としては、箱形の
形態にしなくてもよい。
【0019】ブラケット7は、互いに適宜の間隔を隔て
て対向立設する1対の横長板状部材を有す縦断面がU字
型の横長の部材であり、ベース部材6上の中央にその長
手方向と平行姿勢で且つ前記スプリングロール式スクリ
ーンの背面側にその底部を固着して取り付けられてい
る。
【0020】ブラケットは、図に示す形態のほか、垂直
に立設する平面を有す1枚の板部材をベース部材6上の
中央にその長手方向と平行姿勢で且つ前記スプリングロ
ール式スクリーンの背面側にその底部を固着して取り付
けた形態であってもよい。
【0021】一方、パンタグラフ15は、左右各1対の
下段アーム21,31の先端側に形成した補強部材21
a,31aと上段アーム22,32の基端側に形成した
補強部材22a,32aとをそれぞれピン23a,33
aで回動可能に枢着した1対のリンク部材20,30
を、そのリンク部材が屈伸時に枢着部23,33が互い
に外方に移動するように対向させ、各リンク部材の下段
アーム21,31の基端側に装着して一体化した基端保
持部材21b,31bの基端を前記ブラケット7内の中
央位置に、そして上段アーム22,32の先端側に形成
した補強部材22b,32bの先端を前記スクリーン4
の上端支持バー5の中央位置に固着した連結板16に、
それぞれ適宜の間隔を隔てて回動可能にピン24,3
4,25,35でそれぞれ枢着し、全体として略平行四
辺形の伸縮機構に構成している。
【0022】そしてリンク部材20,30の各枢着部
は、下段アーム先端の補強部材21a,31aが上段ア
ーム基端補強部材22a,32aの前後側面を抱え互い
に面接触する形でピン23a,33aで枢着される一
方、下段アーム基端保持部材21b,31bはブラケッ
ト7の前後壁に貫通するピン24,34で枢着され、且
つ上段アーム22,32の先端補強部材22b,32b
は側面が連結板16と面接触する形でピン25,35で
枢着されている。その結果リンク部材20,30は前後
に倒れることなく、パンタグラフ15は伸縮時にスクリ
ーン4を安定姿勢で垂直に昇降する構成となっている。
【0023】なお、パンタグラフ15は、左右の下段ア
ーム21,31の基端側保持部材21b,31bがパン
タグラフ内方に延出する延出部を有すと共に、その基端
側枢着ピン24,34からアーム先端側に離隔し且つ下
段アーム両端の枢着ピンを通る中心線よりパンタグラフ
の内側に離隔した位置にワイヤー係止用ピン26,36
の装着穴をそれぞれ少なくとも1個以上貫通形成する。
【0024】また、前記ブラケット7の内側両端には滑
車8,11をそれぞれ取り付け、且つ各滑車8,11の
内側のブラケット7内には2本のスプリング9,12を
収納し、その各後端9a,12aを前記ブラケット中間
のスプリング係止部14に係止する一方、各下段アーム
21,31のワイヤー係止用ピン装着穴にそれぞれ端末
を係止ピン26,36で係止したワイヤー10,13を
図示のようにそれぞれの係止ピンの対向側に位置する滑
車8,11を経由して折り返して前記スプリング9,1
2の前端9b,12bにそれぞれ係止する形で懸架させ
る。なお、アーム基端保持部材21b,31bのワイヤ
ー係止用ピン装着穴がそれぞれ複数貫通形成されている
場合、各ワイヤーはそれぞれ対称位置の装着穴に係止ピ
ン26,36で係止する。
【0025】そして、スクリーン4に作用する巻き込み
力とそれ自体の重量およびパンタグラフの重量などに起
因するスクリーンを下降させようとする力(つまり下段
アーム21,31を互いに外方向に回転させようとする
力)に対抗しこれとバランスするように、下段アームの
ワイヤー係止ピン26,36に端末を係止した各ワイヤ
ー10,13にスプリング9,12の付勢力を作用さ
せ、スクリーンを上昇させようとする力(つまり下段ア
ーム21,31を互いに内方向に回転させようとする力
であって、パンタグラフ15を伸張させる方向の初期張
力)を均等に付加させた状態にする。
【0026】以上の構成からなる昇降式スクリーンは、
スクリーンを任意の高さに引き出して手を離すと、スク
リーンの下降力とこれに対抗する上昇力とがバランスし
てスクリーン4がその位置で自立保持され勝手に昇降し
ないが、以下にその作用原理を説明する。
【0027】スクリーン4を下降させようとする力は、
すべてパンタグラフ15の下段アーム21,31の基端
枢着ピン24,34の周りにモーメントとして作用し、
そのモーメントは下段アーム21,31を互いに外側回
動させる方向である。その全体のモーメントをMとし、
スクリーン4と上端支持バー5の重量による成分をM
1、スプリングロール2aがスクリーン4を巻き取ろう
とする力による成分をM2、パンタグラフ15の重量に
よる成分をM3とすると、M=M1+M2+M3 の
関係式で与えられる。
【0028】モーメントM1とM2に着目すると、下段
アーム21,31先端に作用するスクリーンの重力およ
びスプリングロール巻取力はスクリーンの引き出し高さ
(つまりベース部材6に対するアームの角度の正弦に比
例して変化する)に対応して小さくなるが、下段アーム
21,31が水平に近づいてきて力の作用半径Rすなわ
ち下段アーム基端回動支点である枢着ピン24,34か
ら下段アーム21,31の先端連結ピン23a,33a
までの水平距離(つまりベース部材6に対するアームの
角度の余弦に比例して変化する距離)が大きくなる関係
がある。つまりモーメントM1,M2は、下段アーム先
端連結ピンに作用する垂直方向の力(Wa)と前記作用
半径(Ra)の積であるから、スクリーン4の高さが変
化しても上記関係からM3以外のモーメント(M1+M
2)即ち(Wa×Ra)は極端に大きな変動はしない。
【0029】一方、M3に着目すると、スクリーン4を
高く引き上げるに従って下段アームの回動支点から左右
のリンク部材20,30それぞれの重心点までの水平距
離すなわちリンク部材の重心の作用半径(Rb)(つま
りベース部材6に対するアームの角度の余弦に比例して
変化する距離)が小さくなるが、その重量(Wb)自体
は一定のため、スクリーンが高く引き出されるにつれて
すなわちパンタグラフ15が伸張するにつれてMは極小
に向かって次第に小さくなる。なお、上記の関係は、 M=(M1+M2)+M3=(Wa×Ra)+(Wb×
Rb) の関係式で表すことができる。
【0030】上記のスクリーンを下降させようとするモ
ーメントMに対し、これに対抗してバランスさせようと
するモーメントすなわち下段アーム21,31を互いに
内側回動させようとするモーメントをmとすると、モー
メントmは、滑車8,11の上端8a,11aから下段
アーム21,31のワイヤー係止ピン26,36に至る
ワイヤー10,13に対し下段アーム回動中心の枢着ピ
ン24,34からおろした垂線の長さを作用半径(r)
としてその作用半径とワイヤー10,13の張力(F)
との積である。つまり、下降モーメントに対抗するモー
メントmは、m=F×r の関係式で与えられる。
【0031】ところで、スクリーンを高く引き出すにつ
れて、すなわちパンタグラフ15が伸張するにつれて、
滑車8,11の上端8a,11aから下段アームのワイ
ヤー係止部26,36に至る距離が次第に短くなり、そ
れに伴いワイヤー10,13がスプリング側に移動して
スプリング9,12が縮むので、スプリング9,12の
付勢力すなわちワイヤー10,13の張力(F)大きく
変化して小さくなる。それと同時に作用半径(r)は若
干大きくなるが、パンタグラフが伸張するにつれて、m
の値の変化はMの値の変化と同様に次第に減少傾向を示
す。
【0032】そして、ワイヤー係止ピン26,36の装
着位置とブラケット両端の滑車の上部8a,11aの相
対関係位置とスプリング9,12のバネ常数と、ワイヤ
ー10,13の初期張力とを予め適切な関係に設定する
ことにより、スクリーンの降下に対抗するモーメントm
が、パンタグラフ15が折りたたまれた状態を最大とし
てパンタグラフが伸びるにつれて減少し、そのモーメン
トmの変化を前記スクリーンの下降モーメントMの変化
にほぼ一致させることは可能である。
【0033】上記説明では定量的関係の説明は設計的事
項になるため本明細書では定性的な説明にとどめたが、
試作の作動確認の結果、スクリーン4が任意の引き出し
高さにて自立して保持することが確認されている。
【0034】上記構成の手動昇降スクリーンは、スクリ
ーンの折り畳んだ状態から最大高さまの全行程の任意の
引き出し高さにおいて、スクリーンの下降力に対抗しそ
れとほぼバランスする上昇力を発生する機能を有し、昇
降が円滑且つ容易に行え、収納時に衝撃的に下降するこ
とはない。なお、スクリーンの下降力と上昇力のわずか
な誤差については、パンタグラフ15の各枢着ピン2
3,24,25,33,34,35の回動摩擦力で吸収
可能であるが、更に、滑車8,11の軸受部の締め付け
調整などにより滑車8,11に若干の回転抵抗を付加さ
せることでも吸収可能であるので、実質上問題とはなら
ない。
【0035】つぎに、本発明の請求項3に係る実施形態
を図3に示す。図3の自立式手動昇降スクリーン40
は、主要構成が上記図1,図2とほぼ類似し、パンタグ
ラフ15に対しスクリーン4の下降力に対抗する上昇力
を付勢するスプリングとその係止方法が異なっている。
【0036】すなわち、パンタグラフ15は、左右の下
段アーム21,31の基端部に装着して一体化した基端
側保持部材21b,31bにパンタグラフ15の内方に
延出する延出部を有すと共に、その基端側枢着ピン2
4,34からアームの先端側に離隔し且つアーム両端枢
着ピンを通る中心線よりパンタグラフの内側に離隔した
位置にワイヤー係止用ピン26,36の装着穴をそれぞ
れ貫通形成する。
【0037】また、前記ブラケット7の内側両端には滑
車8,11をそれぞれ取り付け、且つ各滑車8,11の
外側のベース部材6の両端部には2本のスプリング4
2,46を配置し、その各後端42a,46aを前記ベ
ース部材6の両端に固着したスプリング係止部材41,
45に係止する一方、各下段アーム21,31の基端保
持部材21b,31bに形成したワイヤー係止用ピン2
6,36にそれぞれ末端を係止したワイヤー43,47
を図示のようにそれぞれ係止ピンに対向する側の滑車
8,11を経由して折り返して前記スプリング42,4
6の前端42b,46bにそれぞれ係止する形で懸架さ
せる。
【0038】そして、スクリーン4に作用する巻き込み
力とそれ自体の重量およびパンタグラフの重量などに起
因するスクリーンを下降させようとする力(つまり下段
アーム21,31を互いに外方向に回転させようとする
力)に対抗しこれとバランスするように、下段アームの
ワイヤー係止ピン26,36に末端を係止した各ワイヤ
ー43,47にスプリング42,46の付勢力を作用さ
せ、スクリーンを上昇させようとする力(つまり下段ア
ーム21,31を互いに内方向に回転させようとする力
であって、パンタグラフ15を伸張させる方向の初期張
力)を均等に付加させた状態にする。
【0039】スクリーン各構成部材のサイズが大きく且
つ重量やスプリングロールのスクリーン巻取力が大きな
大型スクリーンの場合、スプリングのバネ常数や伸縮量
も大きくスプリングの長さも太さも大きなものが必要と
なる。大型のスクリーンでも図1,図2に示すようにブ
ラケット7内にスプリングを収納する形態は可能だが、
その場合スプリングのサイズや伸縮量の増大に合わせる
ためにブラケットが幅も長さも大きくなり、コストがか
かり且つスクリーン全体が重くなって運搬が重労働とな
る。
【0040】図3はそのような不具合を解消するもの
で、このような構成にすることで、小型スクリーンから
大型スクリーンまで、ブラケット7と滑車8,11およ
びパンタグラフ15の下段アーム21,31の基端保持
部材21b,31bなどの構成部品を共通化できてコス
トダウンの観点から好都合である。
【0041】以上の構成からなる昇降式スクリーン1ま
たは40は、スクリーンを任意の高さに引き出して手を
離すと、スクリーンの下降力とこれに対抗する上昇力と
がバランスしてスクリーン4が任意の位置で自立保持さ
れ勝手に昇降しないが、その作用原理は上記図1,図2
の説明と同じである。
【0042】或いは、本発明に請求項4に係る実施形態
は、図示はしないが前記において、各下段アーム21,
31のワイヤー係止ピン26,36にそれぞれワイヤー
10,13(図1参照)の1端を係止し、その各係止ピ
ンの互いに対向側にある滑車8,11(図1参照)を経
由して折り返すようにワイヤーを懸架してその他端をブ
ラケット中央に配置した1本のスプリング(図示しな
い)の両端にそれぞれ係止して構成する。
【0043】この場合、上記の図1,図3に対する説明
と同様に、前記1本のスプリングの収縮力によりワイヤ
ーを介してパンタグラフ15をスクリーン4の上昇方向
に付勢する一方、パンタグラフの下段アーム21,31
にはスクリーン4を介してスプリングロール2aの巻取
力が作用する。この両方の力は互いに反発し合ってスク
リーン4を緊張させパンタグラフの左右方向の傾きを抑
制する作用がある。
【0044】そのため、下段アームに係止する各ワイヤ
ーを敢えてそれぞれ個別のスプリングで付勢する必要は
なく、上記のように1本のスプリングの両端に各ワイヤ
ーの他端を係止すると両ワイヤーの付勢力が完全に均等
配分される効果が得られ好都合で且つ製造コストを抑え
ることもできる。
【0045】つぎに、本発明に請求項5に係る実施形態
について説明する。図2は図1の自立式手動昇降スクリ
ーン1を収納した状態を示すが、ベース部材6を底板と
してその上方に、自立式手動昇降スクリーン1の全体を
収納して運搬する収納ケース37を一体形成している。
【0046】この収納ケーは37は、上面が開口し、そ
の開口部に開閉蓋38を有すと共に、開閉蓋38の中央
にはスクリーンの上端支持バー5の中央部に固着したパ
ンタグラフ連結板16に取着した手提げ用取っ手17が
覗く位置にその取っ手を外部から手で掴むことが可能な
開口39が貫通形成されている。
【0047】なお、収納ケース37の開閉蓋38には、
図示しない適宜のクランプ装置が取着されており、一
方、スクリーン4を押し下げ収納した状態ではパンタグ
ラフを含む全体が収納ケース37の内部に収まる。従っ
て、スクリーンを押し下げ収納した状態で開閉蓋38を
閉じ、前記クランプ装置をロックするとパンタグラフを
ロックしたと同じ結果となる。この状態で開閉蓋38の
開口39から取っ手17を掴んで持ち上げると、スクリ
ーンを収納ケース37に収納した状態で運搬可能であ
る。
【0048】つぎに、本発明に請求項6に係る実施形態
について説明する。図4は図1の自立式手動昇降スクリ
ーン1をベッドの端部に収納可能に取り付けた実施形態
を示し、図4の収納式スクリーン付きベッド50は、ベ
ッド51の後端52に取付けた部材(図示しない)によ
り上記の本発明に係る自立型手動昇降スクリーン1(ま
たは40)の収納ケース37を取り付けて構成されてい
る。スクリーンの位置は図示に拘わらず前端または側端
でもよく、或いは図示はしないが、ベッドに組み込みの
引き出し内に取り付けると収納好都合である。
【0049】そして、収納ケース37の開閉蓋38を開
き、スクリーン上端支持バー5の中央に取り付けたパン
タグラフ連結板に取着した取っ手17を掴んで上方に引
き上げると、スクリーン4が垂直に引き出されるように
なっている。このスクリーン4は、上記説明のように任
意の引き出し高さで手を離せば、その位置で自立して保
持される。そのため、ベッド前方に設置したプロジェク
ター(図示しない)からの映像を適宜の高さに引き上げ
たスクリーン4に映し出して鑑賞することができる。
【0050】また、このスクリーン付きベッド50は、
スクリーンを使用しないときはこれを収納ケース37内
にコンパクトに収納でき、開閉蓋38を閉じればふつう
のベッドとして利用できるので、狭い部屋でも特別の場
所をとることがない。
【0051】
【発明の効果】本発明の自立型手動昇降スクリーンは、
スクリーンの引き出し高さにより変化するスクリーン下
降力に対抗して任意の引き出し高さでその下降力とバラ
ンスする上昇方向力をパンタグラフに付勢する構成にし
たことによりわずかな力で容易に引き出しと収納が行
え、且つ任意の引き出し高さで手を離せばその位置で自
立状態で停止保持ができ、設置場所や映像の大きさに合
わせ自由にスクリーンの高さを設定して使え、きわめて
利便性が高い。
【0052】本発明の自立型手動昇降スクリーンは、従
来、手動式スクリーンにおいては困難視されていたスク
リーンを任意の高さで停止保持し自立させるといった技
術的に高度な機能を、わずかな部材構成で且つスプリン
グ付勢力と滑車とワイヤーなどによるシンプルな機構だ
けで実現し得たので、モーターなどの駆動機構や特殊な
機構を必要とせず、低価格で製造が可能となった。
【0053】そして、従来問題となっていたスクリーン
収納時の衝撃的落下が起こらず、最後まで押し込み操作
でスクリーンをスムーズに収納することが可能となり、
そのため衝撃防止装置を設ける必要がなくなった。
【0054】パンタグラフを伸張方向に付勢する手段と
して、パンタグラフの左右アームにそれぞれ独立のガス
ダンパーを用いたものがあるが、ガスダンパーは付勢力
発生反応が遅れることと長期間の使用で機能低下や狂い
が生ずるなどの問題があり、追従性や反応速度が劣り且
つ左右のバランスが乱れることもある。これに対し、本
発明では付勢手段としてスプリングを用いたので、パン
タグラフの動きに対し付勢力が即座に変化追従し、上記
のような不具合やスクリーンにたるみが発生したり左右
の高さがアンバランスになるといった不具合がない。
【0055】また、わずかな部材構成であることによ
り、軽量且つコンパクトに収納が可能となり、設置・収
納・格納すべてにおいて必要スペースが小さくてすみ、
ベッドはもとよりソファーなどの家具にも取り付けるこ
とが可能であり、その他いろいろな対象物に設置して手
軽に使えきわめて汎用性が高い。
【0056】さらに、請求項4に記載の構成にすること
で、コンパクト且つ軽量の可搬型の自立式手動昇降スク
リーンを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自立式手動昇降スクリーンの実施
例を示し、スクリーンを引き出した状態を背面から見た
図である。
【図2】図1の自立式手動昇降スクリーンを収納した状
態を拡大して示す図である。
【図3】本発明に係る自立式手動昇降スクリーンの別の
実施例を示し、スクリーンを引き出した状態を斜め後方
から見た斜視図である。
【図4】本発明に係る収納式スクリーン付きベッドの実
施例を示し、スクリーンを引き出した状態の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,40.自立式手動昇降スクリーン 2.スプリングロール式スクリーン本体 4.スクリーン 5.上端支持バー 6.ベース部材 6a.スクリーン固定部材 7.ブラケット 8,11.滑車 9,12.スプリング 10,13.ワイヤー 14.スプリング係止部材 15.パンタグラフ 16.連結板 17.取っ手 20,30.リンク部材 21,31.下段アーム 22,32.上段アーム 26,36.ワイヤー係止ピン 37.収納ケース 38.開閉蓋 41,45.スプリング係止部材 42,46.スプリング 43,47.ワイヤー 50.収納式スクリーン付きベッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平のベース部材の上に先端を上方に引
    き出して展張するスプリングロール式スクリーン本体を
    固定し、上下段各2本のアームで略平行四辺形を成すパ
    ンタグラフの基端を前記ベース部材の中央に形成され前
    記スクリーンと平行の垂直面を有すブラケットの垂直面
    に、そしてその先端を前記スプリングロール式スクリー
    ンの上端支持バーの中央にそれぞれ枢着して、このパン
    タグラフがスクリーンに沿ってその昇降に同調して伸縮
    する構成とし、且つ、前記のブラケットまたはベース部
    材に組み込まれた付勢手段により、前記パンタグラフの
    下段アームそれぞれに対し内方引き寄せ力を均等付勢す
    ると共にその付勢力がスクリーンの任意の引き出し高さ
    においてスクリーンの下降力にバランスするように構成
    した自立式手動昇降式スクリーン。
  2. 【請求項2】 先端を上方に引き出して展張するスプリ
    ングロール式スクリーン本体と、その下方に前記スクリ
    ーン本体を保持するベース部材と、そのベース部材の中
    央部に立設するブラケットと、下段と上段のアームの端
    部を回動可能にピン枢着した1対のリンク部材を屈伸時
    に前記枢着部が互いに外方に移動するように対向させ各
    リンク部材の下段アーム基端を前記ブラケットの中央位
    置にそして上段アーム先端を前記スクリーンの上端支持
    バーの中央位置にそれぞれ回動可能に枢着してなり且つ
    前記スクリーンに沿って伸縮する略平行四辺形のパンタ
    グラフとを有すと共に、前記パンタグラフの各下段アー
    ムの内方にワイヤー係止部を形成し、前記ブラケット両
    端には滑車をそれぞれ取り付け、且つ前記ブラケットに
    2本のスプリングの各後端を係止し、各下段アームの前
    記ワイヤー係止部にそれぞれワイヤーの1端を係止し、
    その各係止部の互いに対向側にある滑車を経由して折り
    返すようにワイヤーを懸架してその他端を前記スプリン
    グの前端にそれぞれ係止すると共に、前記各ワイヤーに
    はスクリーンが下降しようとする力に対抗しこれとバラ
    ンスして前記パンタグラフを支持する初期張力を前記ス
    プリングで均等に付勢して構成される映写用の自立式手
    動昇降スクリーン。
  3. 【請求項3】 2本のスプリングがベース部材の両端に
    その後端を係止されると共に、各下段アームのワイヤー
    係止部にそれぞれワイヤーの1端を係止し、その各係止
    部の互いに対向位置にある滑車を経由して折り返すよう
    にワイヤーを懸架してその他端が前記スプリングの前端
    にそれぞれ係止された構成の請求項2に記載の自立式手
    動昇降スクリーン。
  4. 【請求項4】 各下段アームのワイヤー係止部にそれぞ
    れワイヤーの1端を係止し、その各係止部の互いに対向
    位置にある滑車を経由して折り返すようにワイヤーを懸
    架してその他端がブラケット中央に配置したスプリング
    の両端にそれぞれ係止した構成の請求項2に記載の自立
    式手動昇降スクリーン。
  5. 【請求項5】 パンタグラフを折りたたんでスクリーン
    がスプリングロールに巻き取り収納された状態で、パン
    タグラフを機械的にロックする手段をベース部材または
    ブラケットに取り付けそして適宜の位置に運搬用手提げ
    手段を備えるか、或いはベース部材またはブラケットに
    取り付けた自立式手動昇降スクリーン全体を収納する収
    納ケースを有し、そのケースをパンタグラフのロック手
    段とする、請求項1、請求項2、請求項3、または請求
    項4のいずれかに記載の構成の自立式手動昇降スクリー
    ンからなる、可搬型スクリーン。
  6. 【請求項6】 ベッドの端部に形成した適宜の部材に請
    求項1、請求項2、請求項3、または請求項4のいずれ
    かに記載の自立式手動昇降スクリーンのベース部材また
    はブラケット部或いはそれらと一体の収納ケースのいず
    れかを取り付けた収納式スクリーン付きベッド。
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