JP2000045252A - 多層構造体の接続方法 - Google Patents
多層構造体の接続方法Info
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Abstract
る。 【解決手段】 多層構造体104の亀裂を中心として層
毎にステップが付くように補強層108B,108C及
びカバーゴム112を削除し、内側のカバーゴム110
の一部も除去する。段付き凹部124に修理用の補強層
126を接着し、反対側の凹部128に埋めゴム130
を接着する。補強層126の段付き凹部131を埋める
ように補強層132,134を接着し、更に修理用のカ
バーゴム136を接着し、カバーゴム112と修理用の
カバーゴム136との接合部分にテープ状ゴム122を
接着する。補強層の端部同士が直接的に突き合わされて
接合される箇所は、多層構造体104に張力fが作用し
たときに応力が集中しやすい部位であるので、該箇所が
減ることにより補強層端部の応力集中が緩和され、ジョ
イント部分の補強層の層数が増えるので強度が向上す
る。
Description
る多層構造体の接続方法に関する。
ングを施した補強層を複数層積み重ねて一体化したベル
トやシート等の多層構造体が種々の目的のために使用さ
れている。
道管路、河川や運河の放水管等に用いられ、弁の役目を
する管路用ゴム製ゲート(一例として、株式会社ブリヂ
ストンのエキスパンゲート(商品名))がある。
00は、管路102の内部に設置されて使用される。
製の多層構造体104の外周部分を金具106によって
管路内壁に固定した袋体であり、内部に空気を供給して
膨張させ外面を管路内壁に密着させることによって水の
流れを止めるようになっている。
に、帆布、コード等の繊維層106にゴムコーティング
を施した補強層108A〜108Cを積み重ねるように
接着し、内面側に薄肉のカバーゴム110、外面側に厚
肉のカバーゴム112を接着して高圧プレスして一体化
したものである。
に亀裂(貫通傷)114が生じた場合には、従来では、
以下のような方法で修理を行っていた。
心として内側(矢印IN方向側)から外側(矢印OUT
方向側)に向けて層毎にステップが付くようにカバーゴ
ム110、補強層108A〜108C及びカバーゴム1
12の一部をカッター等を用いて削除し、段付き凹部1
15を形成する。
0に隣接する補強層108Aによって形成された凹部
に、隙間が生じないように埋めゴム116を接着し、そ
の外側に、補強層108B,108Cの端部と突き合う
ように修理用の補強層118A及び補強層118Bを隙
間が生じないように接着した後、その外側に、多層構造
体104のカバーゴム112の端部と突き合うように、
修理用のカバーゴム120を接着し、多層構造体104
のカバーゴム112と修理用のカバーゴム120との接
合部分を覆うようにテープ状ゴム122を接着し、最終
的に図4に示すような形状としていた。
矢印fで示すような張力が多層構造体104に加わった
とき、層の端部と層の端部との付き合わせ部分に応力が
集中するので、ジョイント部分(修理部分)の強度が多
層構造体104の本体部分に比較して低く、また疲労性
も悪いという問題があり、特に補強層のモジュラスが低
い場合にこの傾向が著しかった。
問題を解決することを課題として検討した結果なされた
ものであり、この発明の目的は、ジョイント部分の強度
を高めることのできる多層構造体の接続方法を提供する
ことにある。
は、複数の層からなる多層構造体の端面を向かい合わせ
た状態で接続する多層構造体の接続方法であって、一方
の面に向かって開口面積が広がる方向に各層毎に段付き
となる第1の段付き凹部を、前記多層構造体の接続部分
を中心として形成し、全ての段付き部分を覆うように少
なくとも1層の第1の連結層を前記第1の段付き凹部に
接着し、さらに、全ての段付き部分を覆うように接着さ
れた前記第1の連結層に形成された第2の段付き凹部を
埋めるように、前記多層構造体を構成する層に沿って配
置される第2の連結層を複数接着して積み重ねる、こと
を特徴とする多層構造体の接続方法。
作用を説明する。
は、先ず、一方の面に向かって開口面積が広がる方向に
各層毎に段付きとなる第1の段付き凹部が多層構造体の
接続部分を中心として形成される。即ち、ここでは、接
続部分を中心として1層毎に、切取り面積が大きくなる
ように層を切り取る(削除する。)。次に、全ての段付
き部分が覆われるように少なくとも1層の第1の連結層
が、第1の段付き凹部の内壁面に沿って接着される。第
1の段付き凹部の内壁面に沿って第1の連結層を接着す
ることにより、第1の連結層には、第1の段付き凹部に
対応して第2の段付き凹部が形成されることになる。
に、多層構造体を構成する層に沿って第2の連結層を複
数接着して積み重ね、以上により多層構造体の接続が終
了する。
は、多層構造体を構成する層の端部同士や、多層構造体
を構成する層の端部と第1の連結層や第2の連結層の端
部とが直接的に突き合わされる箇所が減少する。
所は多層構造体に張力が作用したときに応力が集中しや
すいが、上記のように該箇所が減少するように接続され
た多層構造体では、応力集中が緩和される。
では、接続部分において層数が少なくとも1枚増加する
ので、張力に対して強度が向上する。
ゴムをコーティングしたような複数の材質からなるもの
でも良く、樹脂フィルムやゴム等の単一つの材質で形成
されたものでも良い。
に基づき説明する。
は、従来の技術でも説明したように、図2に示す帆布、
コード等の繊維層106にゴムコーティングを施すこと
によって形成された補強層108A〜108Cが積み重
なるように接着され、内面側に薄肉のカバーゴム11
0、外面側に厚肉のカバーゴム112が接着されて高圧
プレスにより一体化された多層構造体104が用いられ
ている。
(貫通傷)114が生じた場合、以下のような方法で修
理を行う。
心として内側(矢印IN方向側)から外側(矢印OUT
方向側)に向けて層毎にステップが付くように補強層1
08B,108C及びカバーゴム112の一部(亀裂1
14の周囲部分)をカッター等を用いて削除し、内側の
カバーゴム110の一部も除去する。
ーゴム112の一部が削除されることにより形成された
段付き凹部124の底部に段付き部分に隙間が生じない
ように、補強層108A〜Cと同じ厚さの修理用の補強
層126を接着剤を用いて接着し、反対側のカバーゴム
110の一部が削除されることにより形成された凹部1
28に、これが埋まるように埋めゴム130を接着剤を
用いて接着する。なお、補強層108Aの端部同士も接
着剤を用いて接着する。
〜Cと同様に一定厚さであるので、段付き凹部124に
接着された修理用の補強層126には、段付き凹部12
4に対応した段付き凹部131が形成されることにな
る。
段付き凹部131を埋めるように、補強層108A〜C
と同じ厚さの修理用の補強層132,134を接着剤を
用いて接着する。このときも、修理用の補強層126と
修理用の補強層132,134とは、隙間が生じないよ
うに接着を行う。
部の形状に合わせて形成した修理用のカバーゴム136
を接着剤を用いて接着し、カバーゴム112と修理用の
カバーゴム136との接合部分を覆うようにテープ状ゴ
ム122を接着し、最終的に図7に示すような形状とす
る。
ぐたゴム系の自然加硫接着剤等を用いることが好まし
い。
体104の補強層端部を覆うように修理用の補強層12
6を接着したので、補強層の端部同士が直接的に突き合
わされて接合される箇所が減る。
て接合される箇所は、多層構造体104に張力fが作用
したときに応力が集中しやすい部位であるので、該箇所
が減ることにより応力の集中が緩和され、また、ジョイ
ント部分の補強層の層数が増えるので、ジョイント部分
の強度を向上させることができる。また、ジョイント部
分の強度が向上するので、疲労に対しても強くなる。
に生じた亀裂114を修理する例を示したが、多層構造
体104同士をジョイントする場合にも本発明は適用で
きる。
らなるベルト、ラバーダム等の亀裂を修理したりジョイ
ントする場合にも本発明は適用できる。
の接続方法では、多層構造体に張力の作用したときに生
じる応力集中箇所を接続部分において減少させることが
でき、また、張力に対する強度を向上させることができ
る、という優れた効果を有する。
断面図である。
説明図である。
の断面図である。
理される途中の多層構造体の断面図である。
明する説明図である。
理された多層構造体の断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の層からなる多層構造体の端面を向
かい合わせた状態で接続する多層構造体の接続方法であ
って、 一方の面に向かって開口面積が広がる方向に各層毎に段
付きとなる第1の段付き凹部を、前記多層構造体の接続
部分を中心として形成し、 全ての段付き部分を覆うように少なくとも1層の第1の
連結層を前記第1の段付き凹部に接着し、 さらに、全ての段付き部分を覆うように接着された前記
第1の連結層に形成された第2の段付き凹部を埋めるよ
うに、前記多層構造体を構成する層に沿って配置される
第2の連結層を複数接着して積み重ねる、ことを特徴と
する多層構造体の接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21550598A JP4109352B2 (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 多層構造体の接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21550598A JP4109352B2 (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 多層構造体の接続方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000045252A true JP2000045252A (ja) | 2000-02-15 |
JP4109352B2 JP4109352B2 (ja) | 2008-07-02 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21550598A Expired - Fee Related JP4109352B2 (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 多層構造体の接続方法 |
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---|---|
JP (1) | JP4109352B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005237801A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Duskin Co Ltd | マットの耳部の修理方法 |
KR100642074B1 (ko) | 2005-03-02 | 2006-11-10 | 주식회사 일청엔지니어링 | 고무댐 튜브의 보강 구조 |
JP2009127714A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Bridgestone Corp | 空気ばね用筒状可撓膜体およびそれの製造方法 |
JP2009127712A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Bridgestone Corp | 空気ばね用筒状可撓膜体 |
JP2013170403A (ja) * | 2012-02-21 | 2013-09-02 | Kazuhito Aoki | 転動押圧用アタッチメント装置、並びにこれを用いたゴム製起伏堰の補修管理システム |
DE112020001467T5 (de) | 2019-03-26 | 2021-12-23 | Sony Group Corporation | Mehrschichtstruktur, radnabenmotor und angetriebenes rad |
-
1998
- 1998-07-30 JP JP21550598A patent/JP4109352B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2005237801A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Duskin Co Ltd | マットの耳部の修理方法 |
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---|---|
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