JP2795822B2 - 連接物の接続面におけるシール材の継目構造 - Google Patents

連接物の接続面におけるシール材の継目構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水路を構成するため
のコンクリート製ボックスカルバートのようなコンクリ
ート製品や建築構造物などの隣接する両連接物の接続面
をシールするためのシール材の継目構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、図8〜図10に示すよう
に、連接物としてのコンクリート製ボックスカルバート
101 の両接続面102 ,103 の間にシール材111 を介在さ
せてシールする場合、まず、図8に示すように、一方の
ボックスカルバート101 の接続面102 に対し、所要数
(図8において2本)の長尺のシール材111 が環状に貼
付けられ、そのシール材111 の相対する端面が突合され
て接合される。
【0003】その後、図10に示すように、前記ボック
スカルバート101 の接続面102 に接近しながら、吊下げ
装置131 に吊下げられた他方のボックスカルバート101
が降下され、両接続面102 ,103 が位置合せされる。そ
して所要数のボックスカルバート101 が直列に配列され
た状態で締付装置によって、各ボックスカルバート101
が互いに接近する方向に締付けられることで、シール材
111 が所要とする圧縮率において圧縮され、これによっ
て相対する接続面102 ,103 が前記シール材111 によっ
てシールされるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10に示
すように、一方のボックスカルバート1の接続面102 に
接近しながら、他方のボックスカルバート101 が降下さ
れる際、前記一方の接続面102 に貼付けられたシール材
111 に対し他方の接続面103 が接触して降下され、前記
シール材111 に捩れ力が作用することがある。すると、
その捩れ力がシール材111 の突合せ端部の継目部分114
に集中し、図9に示すように、そのシール材111 の継目
部分114 が捩れ変形して相互に離反する場合があった。
前記した状態でボックスカルバート101 を接続すると前
記継目部分114 から水漏れが生じるため、再度、他方の
ボックスカルバート101 を所要位置まで吊上げて、前記
シール材111 の継目部分114 の捩れ変形を正規の状態に
戻さなければならず、これら作業に多くの手間を必要と
していた。
【0005】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、シール材の突合せ端部の継目部分の捩れ変形に基づ
く離反を防止して、ボックスカルバートのような連接物
の接続作業を効率よく行うことができる連接物の接続面
におけるシール材の継目構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る連接物の接続面におけるシー
ル材の継目構造は、隣接する両連接物の接続面の間に介
在されて両接続面をシールするシール材において、前記
一方の接続面に所要数のシール材が貼付けられるととも
に、同シール材の相対する端面が突合されて接合される
継目部分の構造であって、前記シール材の両側面のうち
の少なくとも一側面の長手方向には前記継目部分に跨が
って連結補強部材が取付けられている。また、請求項2
の発明に係る連接物の接続面におけるシール材の継目構
造は、請求項1に記載の連接物の接続面におけるシール
材の継目構造において、連結補強部材は、合成樹脂、ゴ
ム、金属等のネットより構成されている。請求項3の発
明に係る連接物の接続面におけるシール材の継目構造
は、請求項1に記載の連接物の接続面におけるシール材
の継目構造において、連結補強部材は、合成樹脂、ゴ
ム、金属、紙等のフィルムより構成されている。請求項
4の発明に係る連接物の接続面におけるシール材の継目
構造は、請求項1に記載の連接物の接続面におけるシー
ル材の継目構造において、連結補強部材は、化学繊維、
天然繊維の糸、金属製の糸、ワイヤ等の線状材より構成
されている。
【0007】
【作用】前記したように構成されるこの発明において、
一方の連接物の接続面に所要数のシール材が貼着され、
そのシール材の両側面のうちの少なくとも一側面に、同
シール材の継目部分に跨がって連接補強部材が取付けら
れた後、吊下げ装置に吊下げられた他方の連接物が前記
一方の連接物の接続面に接近しながら降下され、両接続
面が位置合せされる。
【0008】前記他方の連接物が降下される際、前記一
方の接続面に貼付けられたシール材に対し、他方の接続
面が接触して降下され、前記シール材に捩れ力が作用す
ることがあったとしても、前記シール材の継目部分は連
続補強部材によって補強されているため、その継目部分
が捩れ変形して相互に離反する不具合を積極的に防止す
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1〜図6に従
って説明する。図6において、連接物としてのコンクリ
ート製ボックスカルバート1は、両端が開口された方形
箱形状に形成され、所要数のボックスカルバート1が直
列に連接されることで水路を構成する。
【0010】前記ボックスカルバート1の相対する接続
面2,3の間に介在されるシール材11は、図3に示すよ
うに、発泡ゴム・エラストマのような弾性圧縮可能な弾
性体よりなりかつ中空で断面略台形状をなす長尺の芯体
12と、該芯体12の長手方向表面を被うようにして押出成
形された未加硫ブチルゴムのような粘着性を有する粘着
層13とを備えている。
【0011】そして、前記したように構成されるシール
材11は次のような工程を順に経て、隣接するボックスカ
ルバート1の両接続面2,3の間に介在される。まず、
所要数、例えば、図1と図2に示すように、2本のシー
ル材11が一方のボックスカルバート1の接続面2に環状
に貼付けられ、これらシール材11の相対する端面が突合
されて接合される。なお、前記接続面2にはシール材11
が貼着される前に予め接着剤が必要に応じて塗布され
る。
【0012】次に、前記シール材11の両側面には、これ
らシール材11の相対する端面が突合されて接合されたと
ころの継目部分14に跨がって、連結補強部材21が取付け
られ、これによって、前記シール材11の突合せ端部にお
ける継目部分14の捩れ変形を防止するようになってい
る。補強部材21は、図3に示すように、合成樹脂、ゴ
ム、金属等のネットより構成されてもよく、また、図4
に示すように、合成樹脂、ゴム、金属、紙等のフィルム
より構成されてもよく、また、図5に示すように、化学
繊維、天然繊維の糸、金属製の糸、ワイヤ等の線状材よ
り構成されてもよい。
【0013】前記したように、一方のボックスカルバー
ト1の接続面2に所要数のシール材11が環状に貼着さ
れ、そのシール材11の両側面において、その継目部分14
に跨がって連結補強部材21がそれぞれ取付けられた後、
図6に示すように、吊下げ装置31に吊下げられた他方の
ボックスカルバート1が前記一方のボックスカルバート
1の接続面2に接近しながら降下され、両接続面2,3
が位置合わせされる。
【0014】前記他方のボックスカルバート1が降下さ
れる際、前記一方の接続面2に貼付けられたシール材11
に対し、他方の接続面3が接触して降下され、前記シー
ル材11に捩れ力が作用することがあるが、前記シール材
11の突合せ端部の継目部分14は連結補強部材21によって
補強されているため、その継目部分14が捩れ変形して相
互に離反する不具合を積極的に防止することができる。
特に、シール材11の横方向(水平方向)に継目部分14が
ある場合には、シール材11の縦方向に継目部分14がある
場合に比し、連結補強部材21による捩れ変形防止の効果
が大きい。
【0015】前記したようにして、所要数のボックスカ
ルバート1が直列に配列された状態で、締付装置によっ
て各ボックスカルバート1が互いに接近する方向に締付
けられることで、各ボックスカルバート1の接続面2,
3の間に介在されたシール材11が所要とする圧縮率にお
いて圧縮され、これによって相対する接続面2,3がシ
ール不良なく確実にシールされる。
【0016】なお、前記実施例においては、シール材11
の両側面において、その継目部分14に跨がって連結補強
部材21がそれぞれ取付けられる場合を例示したが、これ
に限るものではなく、図7の(A)に示すように、シー
ル材11の上側面に対してのみ連結補強部材21を取付けて
もよく、図7の(B)に示すように、シール材11の下側
面に対してのみ連結補強部材21を取付けてもよい。
【0017】また前記実施例においては、一方のボック
スカルバート1の接続面2に対し、2本のシール材11を
用いて環状に貼着する場合を例示したが、シール材11の
本数は限定するものではなく、例えば1本であってもよ
く、又3本以上であってもよい。
【0018】さらに、シール材11は、弾性体よりなる芯
体12の表面が粘着性の粘着層13で被われた構造である場
合を例示したが、これに限るものではない。例えば、シ
ール材11が弾性体単体で構成されてもよく、貼着材単体
で構成されてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
シール材の突合せ端部の継目部分における捩れ変形を防
止することができ、ボックスカルバートのような連結物
の接続作業を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のシール材の継目構造を示
す斜視図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく要部を拡大して示す斜視図である。
【図4】同じく連結補強部材がシートによって構成され
た実施態様を示す斜視図である。
【図5】同じく連結補強部材が線状材によって構成され
た実施態様を示す斜視図である。
【図6】同じくボックスカルバートを連接する状態を示
す説明図である。
【図7】同じくシール材の上側面あるいは下側面に連結
補強部材を取付けた実施態様をそれぞれ示す説明図であ
る。
【図8】従来のボックスカルバートの接続面にシール材
を環状に貼付けた状態を示す正面図である。
【図9】同じくシール材の継目部分が捩れ変形して離反
した状態を示す説明図である。
【図10】同じくボックスカルバートを連接する状態を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 ボックスカルバート(連接物) 2,3 接続面 11 シール材 14 継目部分 21 連結補強部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する両連接物の接続面の間に介在さ
    れて両接続面をシールするシール材において、 前記一方の接続面に所要数のシール材が貼付けられると
    ともに、同シール材の相対する端面が突合されて接合さ
    れる継目部分の構造であって、 前記シール材の両側面のうちの少なくとも一側面の長手
    方向には前記継目部分に跨がって連結補強部材が取付け
    られていることを特徴とする連接物の接続面におけるシ
    ール材の継目構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の連接物の接続面におけ
    るシール材の継目構造において、 連結補強部材は、合成樹脂、ゴム、金属等のネットより
    構成されていることを特徴とする連接物の接続面におけ
    るシール材の継目構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の連接物の接続面におけ
    るシール材の継目構造において、 連結補強部材は、合成樹脂、ゴム、金属、紙等のフィル
    ムより構成されていることを特徴とする連接物の接続面
    におけるシール材の継目構造。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の連接物の接続面におけ
    るシール材の継目構造において、 連結補強部材は、化学繊維、天然繊維の糸、金属製の
    糸、ワイヤ等の線状材より構成されていることを特徴と
    する連接物の接続面におけるシール材の継目構造。
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