JP2000044075A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000044075A
JP2000044075A JP10225350A JP22535098A JP2000044075A JP 2000044075 A JP2000044075 A JP 2000044075A JP 10225350 A JP10225350 A JP 10225350A JP 22535098 A JP22535098 A JP 22535098A JP 2000044075 A JP2000044075 A JP 2000044075A
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sheet
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tray
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置において、給紙動作を行うため
の用紙収容トレイの移動量を必要最小限にし、生産性を
向上させることができるようにする。 【解決手段】 制御装置90は、トレイ挿入検出器81
でトレイフレーム21が装置本体1に挿入されているこ
とが検出されると、用紙収容トレイT1〜T3を用紙補
給位置から待機位置に移動させるための制御信号を駆動
モータ48に出力する。続いて、制御装置90は、用紙
選択ボタン71で給紙すべき用紙が選択されると、用紙
収容トレイT1〜T3を待機位置から給紙位置に移動さ
せるための制御信号を駆動モータ48およびステッピン
グモータ26に出力する。続いて、制御装置90は、給
紙開始ボタン73で給紙開始が指示されると、給紙装置
11が選択された用紙を送り出すための制御信号を駆動
モータ17に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、ファクシミリ等、用紙上に画像を形成する画像形成
装置に係り、特に、複数種類の用紙を収容することがで
きるいわゆる複合トレイを備えた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】いわゆる複合トレイを備えた画像形成装
置の一例として、特開平8−208051号公報に記載
されているものがある。この公報に記載の画像形成装置
は、装置本体と、この装置本体に対して出入れ可能な複
合トレイとを備えている。装置本体は、ピックアップロ
ーラ、フィードローラおよびリタードローラで構成され
る給紙機構と、この給紙機構により送り出された用紙上
に画像を形成する画像形成部とを有している。複合トレ
イは、装置本体に出入れ可能に設けられたトレイフレー
ムと、このトレイフレームの底部に回動自在に支持され
た支持プレートと、この支持プレートに連設され、複数
種類の用紙を収容する複数の用紙収容トレイと、支持プ
レートを押し上げる押上アームと、複数の用紙収容トレ
イを給紙方向およびその逆方向に移動させる駆動機構と
を有している。
【0003】このような画像形成装置により給紙動作を
行う場合、駆動機構により複数の用紙収容トレイを給紙
方向に所定の位置まで移動させ、次いで押上アームによ
り支持プレートを回動させて複数の用紙収容トレイを押
し上げ、用紙収容トレイに収容された用紙をピックアッ
プローラに当接させ、その後ピックアップローラおよび
フィードローラを回転させて用紙を画像形成部に向けて
送り出す。
【0004】しかし、上記公報に記載の画像形成装置で
は、給紙動作中に複合トレイが装置本体から引き出され
る可能性がある。この場合、複数の用紙収容トレイが給
紙方向側に移動したままの状態で複合トレイが引き出さ
れると、下部の用紙収容トレイに用紙を補給しにくくな
り、極端な場合には用紙の補給ができなくなる。また、
用紙収容トレイの移動中に複合トレイが引き出される
と、用紙収容トレイとトレイフレームとの間に指をはさ
んでしまう恐れがある。
【0005】そこで、このような問題を解決すべく、特
開平10−55082号公報に記載の画像形成装置が提
案された。この公報に記載の画像形成装置は、多種用紙
収容トレイ(複合トレイ)のスライドフレームの給紙方
向側に1対の係止ピンを形成すると共に、プリンタ本体
および多種用紙収容トレイのトレイフレームの当該係止
ピンに対抗する位置にそれぞれ係止孔を形成したもので
ある。このような画像形成装置では、用紙載置台(用紙
収容トレイ)に積載された用紙を給紙機構に供給するた
めにスライドフレームを給紙方向側に所定量移動させる
と、1対の係止ピンが係止孔に挿入され、これにより多
種用紙収容トレイをプリンタ本体から引き出すことを防
止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平8−208051号公報および特開平10−55
082号公報に記載の画像形成装置においては、いずれ
も以下の問題点が存在する。
【0007】すなわち、一般的な画像形成装置では、給
紙動作を行っていないときには、複数の用紙収容トレイ
は、当該用紙収容トレイに用紙を補給するための用紙補
給位置にある。そして、例えば用紙選択の操作ボタンが
操作されると、当該用紙収容トレイは選択された用紙が
給紙機構のピックアップローラに当接する給紙位置まで
移動し、その給紙位置で給紙動作を行い、その後給紙動
作が終了すると、当該用紙収容トレイが給紙位置から用
紙補給位置に戻るようになっている。このように給紙動
作を行うには、複数の用紙収容トレイを用紙補給位置か
ら給紙位置に移動させる必要があるため、操作ボタンが
操作されてから給紙動作を行うまでにかなりの時間を要
し、非常に生産性が悪い。
【0008】本発明の目的は、給紙動作を行うための用
紙収容トレイの移動量を必要最小限にし、生産性を向上
させることができる画像形成装置を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、装置本体に対して出し入れ可能なトレイ
フレームに設けられ、複数種類の用紙を収容する複数の
用紙収容トレイと、この用紙収容トレイに収容された用
紙を送り出す給紙手段と、この給紙手段から送られてき
た用紙上に画像を形成する画像形成手段と、複数種類の
用紙のいずれかを選択する選択手段と、用紙収容トレイ
を、当該用紙収容トレイに用紙を補給するための用紙補
給位置から給紙手段が用紙を送り出すことのできる給紙
位置に移動させる移動手段と、移動手段および給紙手段
を制御して給紙動作を実行する制御手段とを備え、制御
手段は、選択手段で用紙が選択される前に、用紙収容ト
レイを、用紙補給位置と複数種類の用紙のいずれかに対
応する給紙位置との間の待機位置にあらかじめ移動させ
ておき、選択手段で用紙が選択されると、用紙収容トレ
イを待機位置から当該選択された用紙に対応する給紙位
置に移動させるよう、移動手段を制御する第1移動制御
手段を有することを特徴とする画像形成装置を提供す
る。
【0010】このように第1移動制御手段を設けること
により、給紙動作を行っていないときには、複数の用紙
収容トレイは待機位置で待機した状態となり、選択手段
で用紙が選択されると、用紙収容トレイが待機位置から
給紙位置に移動する。したがって、給紙動作を行うため
の用紙収容トレイの移動量が従来に比べて少なくなり、
選択手段で用紙が選択されてから給紙動作が開始される
までの時間が短縮され、これにより生産性が向上する。
【0011】上記画像形成装置において、好ましくは、
給紙手段による選択手段で選択された用紙の送り出しが
終了したかどうかを検出する給紙終了検出手段をさらに
備え、制御手段は、給紙終了検出手段により選択された
用紙の送り出しが終了したことが検出された後、用紙収
容トレイを給紙位置から移動させるための信号を入力す
るまで、当該用紙収容トレイを当該給紙位置に停止させ
ておくよう、移動手段を制御する第2移動制御手段をさ
らに有する。
【0012】このように第2移動制御手段を設けること
により、給紙手段による用紙の送り出しが終了した後、
次に送り出す用紙が前回と同じであれば、用紙収容トレ
イを移動させることなしに給紙動作を行うことができ、
これにより生産性がより向上する。
【0013】この場合、好ましくは、用紙収容トレイを
用紙補給位置に戻すことを指示する指示手段をさらに備
え、第2移動制御手段は、給紙終了検出手段により選択
された用紙の送り出しが終了したことが検出された後、
指示手段で用紙収容トレイを用紙補給位置に戻すことが
指示されると、当該用紙収容トレイを給紙位置から当該
用紙補給位置に移動させるよう、移動手段を制御する。
これにより、ユーザーがトレイフレームを装置本体から
引き出したいときには、直ちに用紙収容トレイを給紙位
置から用紙補給位置に戻し、トレイフレームを引き出す
ことができる。
【0014】また、第2移動制御手段は、給紙終了検出
手段により選択された用紙の送り出しが終了したことが
検出された後、選択手段で他の用紙が選択されると、用
紙収容トレイを給紙位置から当該他の用紙に対応する新
しい給紙位置に移動させるよう、移動手段を制御しても
よい。これにより、用紙収容トレイが給紙位置にあって
も、直ちに用紙収容トレイを他の用紙に対応する新しい
給紙位置に移動させ、当該他の用紙を送り出すことがで
きる。
【0015】さらに、給紙終了検出手段により選択され
た用紙の送り出しが終了したことが検出されてから所定
時間が経過したかどうかを検出する時間検出手段をさら
に備え、第2移動制御手段は、時間検出手段で選択され
た用紙の送り出しが終了したことが検出されてから所定
時間が経過したことが検出されると、用紙収容トレイを
給紙位置から待機位置に移動させるよう、移動手段を制
御してもよい。これにより、次に送り出す用紙が前回と
異なる場合に、用紙収容トレイをいちいち給紙位置から
待機位置に戻さなくてすむ。
【0016】また、上記画像形成装置において、好まし
くは、用紙収容トレイが用紙補給位置から給紙位置に移
動する途中で、トレイフレームを装置本体から引き出す
ことができないようにロックするロック機構をさらに備
え、待機位置を、ロック機構によりトレイフレームがロ
ック状態になる位置とする。これにより、用紙収容トレ
イが待機位置にあるときに、誤ってトレイフレームを装
置本体から引き出してしまうことが防止される。
【0017】また、上記の目的を達成するため、本発明
は、装置本体に対して出し入れ可能なトレイフレームに
設けられ、複数種類の用紙を収容する複数の用紙収容ト
レイと、この用紙収容トレイに収容された用紙を送り出
す給紙手段と、この給紙手段から送られてきた用紙上に
画像を形成する画像形成手段と、複数種類の用紙のいず
れかを選択する選択手段と、用紙収容トレイを、当該用
紙収容トレイに用紙を補給するための用紙補給位置から
給紙手段が用紙を送り出すことのできる給紙位置に移動
させる移動手段と、移動手段および給紙手段を制御して
給紙動作を実行する制御手段と、給紙手段による選択手
段で選択された用紙の送り出しが終了したかどうかを検
出する給紙終了検出手段とを備え、制御手段は、給紙終
了検出手段により選択された用紙の送り出しが終了した
ことが検出された後、用紙収容トレイを給紙位置から移
動させるための信号を入力するまで、当該用紙収容トレ
イを当該給紙位置に停止させておくよう、移動手段を制
御することを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0018】これにより、給紙手段による用紙の送り出
しが終了した後、次に送り出す用紙が前回と同じであれ
ば、用紙収容トレイを移動させることなしに給紙動作を
行うことができるため、給紙動作が開始されるまでの時
間が短縮され、生産性が向上する。
【0019】上記画像形成装置において、好ましくは、
用紙収容トレイを用紙補給位置に戻すことを指示する指
示手段をさらに備え、制御手段は、給紙終了検出手段に
より選択された用紙の送り出しが終了したことが検出さ
れた後、指示手段で用紙収容トレイを用紙補給位置に戻
すことが指示されると、当該用紙収容トレイを給紙位置
から当該用紙補給位置に移動させるよう、移動手段を制
御する。これにより、ユーザーがトレイフレームを装置
本体から引き出したいときには、直ちに用紙収容トレイ
を給紙位置から用紙補給位置に戻し、トレイフレームを
引き出すことができる。
【0020】また、制御手段は、給紙終了検出手段によ
り選択された用紙の送り出しが終了したことが検出され
た後、選択手段で他の用紙が選択されると、用紙収容ト
レイを給紙位置から当該他の用紙に対応する新しい給紙
位置に移動させるよう、移動手段を制御してもよい。こ
れにより、用紙収容トレイが給紙位置にあっても、直ち
に用紙収容トレイを他の用紙に対応する新しい給紙位置
に移動させ、当該他の用紙を送り出すことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。
【0022】図1は、本実施形態の画像形成装置である
複写機を示す概略構成図である。この複写機は、上面に
コピーガラス1aが設けられた装置本体1と、この装置
本体1の上部にコピーガラス1aを開閉自在に覆うよう
に設置され、載置部(図示せず)に置かれた原稿を自動
的にコピーガラス1a上に搬送する自動原稿搬送装置2
とを備えている。
【0023】装置本体1は、自動原稿搬送装置2により
コピーガラス1a上に搬送された移動原稿またはコピー
ガラス1a上に載置された固定原稿の画像を読み取って
画像信号に変換する原稿読取部3と、この原稿読取部3
からの画像信号に基づいて用紙上に可視像を形成する画
像形成部4と、この画像形成部4に対して用紙を供給す
る給紙部5とを有している。
【0024】画像形成部4は、帯電装置(図示せず)に
より帯電され、露光装置14からのレーザビームにより
露光されることによって静電潜像を形成する感光体ドラ
ム6と、この感光体ドラム6上に形成された静電潜像を
トナー等の現像剤で画像として可視化すなわち現像する
現像装置7と、この現像装置7により現像された画像を
給紙部5から送られてきた用紙に転写する転写装置8
と、この転写装置8により用紙に転写された画像を当該
用紙に定着させて排出口13に送り出す定着装置9とを
有している。
【0025】給紙部5は、装置本体1に出し入れ可能に
設けられ、用紙を収容する複数(ここでは3つ)の給紙
トレイ10,10a,10bと、給紙トレイ10,10
a,10bに対応して設けられた給紙装置11,11
a,11bと、この給紙装置11,11a,11bから
送り出された用紙を画像形成部4に搬送するための複数
の搬送ロール12とを有している。ここで、給紙トレイ
10は複数種類の用紙を収容することができるいわゆる
複合トレイであり、給紙トレイ10a,10bは所定の
サイズの用紙のみを収容する一般的なトレイである。な
お、1点鎖線Rは給紙装置11,11a,11bから送
り出された用紙の搬送路である。
【0026】次に、本発明の主要部分である複合トレイ
10および給紙装置11について説明する。
【0027】図2は、給紙装置11の構成図を含んだ複
合トレイ10の側面断面図であり、図3は複合トレイ1
0の平面断面図である。給紙装置11は、複合トレイ1
0に収容された用紙に当接(圧接)して当該用紙を順次
送り出すピックアップロール15と、このピックアップ
ロール15からの用紙を重送を防止しながら送り出すフ
ィードローラ16aおよびリタードローラ16bと、ピ
ックアップロール15およびフィードローラ16aを駆
動する駆動モータ17とを有している。フィードローラ
16aと対をなすリタードローラ16bは、フィードロ
ーラ16aの回転により連れ回る。ここで、ピックアッ
プロール15は、用紙に対して当接/離隔できるように
垂直方向に移動可能にすることもできる。
【0028】複合トレイ10は、装置本体1に対して出
し入れ可能なトレイフレーム21を有し、このトレイフ
レーム21には、支持プレート23が給紙装置11と反
対側の端部に設けられたヒンジ部材22を介して回動自
在に支持されている。また、トレイフレーム21の中央
部には押上アーム25が回動自在に取り付けられ、この
押上アーム25はステッピングモータ26の回転により
回動し、支持プレート23を押し上げる。
【0029】なお、支持プレート23を押し上げる手段
としては、これ以外にも、例えば支持プレート23にク
ランプされたタイミングベルトと、タイミングベルトを
駆動するモータとを設け、タイミングベルトの上下動に
連動して支持プレート23も上下動させるようにしても
よい。
【0030】支持プレート23上には、3つの用紙収容
トレイT1,T2,T3が下から順に積み重ねられてお
り、一番下側の用紙収容トレイT1に最も大きなサイズ
の用紙が収容され、一番上側の用紙収容トレイT3に最
も小さなサイズの用紙が収容されるようになっている。
用紙収容トレイT1〜T3は、それぞれ、用紙を収容す
るための収容部28と、この収容部28の両側に位置す
る支持部29,29とからなり、収容部28には用紙の
収容位置を決めるための3つのガイド部材30が取り付
けられている。
【0031】ここでは、3つのガイド部材30で位置決
めを行ういわゆるセンタレジ方式としているが、収容部
28の一側板と2つのガイド部材30で位置決めを行う
いわゆるサイドレジ方式としてもよい。また、収容部2
8を駆動部29,29に対して給紙装置11と反対側の
端部を中心に回動可能な構成とし、用紙収容トレイT
1,T2の収容部28に用紙を入れやすくすることもで
きる。
【0032】支持部29には、用紙収容トレイT1〜T
3を給紙装置11の位置する方向(以下、給紙方向とい
う)およびその逆方向に移動させる駆動機構が設けられ
ている。以下、この駆動機構を図3および図4により詳
細に説明する。
【0033】図4において、用紙収容トレイT1の支持
部29(支持部29a)の反給紙方向側の端部(以下、
後端部という)には長孔31が形成され、この長孔31
内にはカム40が軸32によって支持部29aに対して
回動自在に配置されている。カム40の先端部には、下
方に突出する半円状の駆動部40aおよび上方に突出す
る略矩形状の係合部40bが形成されている。また、支
持プレート23にはカム面41aを有する長孔41が形
成されており、この長孔41にカム40の駆動部40a
が入り込めるようになっている。
【0034】支持部29aの中央部には前後方向(図4
で見て左右方向)に延びるカム溝34が形成されてお
り、このカム溝34は、第1溝部34aと、この第1溝
部34aから給紙方向に延び、第1溝部34aよりも深
い第2溝部34bとで構成されている。また、支持部2
9aの給紙方向側の端部(以下、前端部という)には前
後方向に延びるガイド溝35が形成されている。
【0035】用紙収容トレイT2の支持部29(支持部
29b)の中央部には長孔36が形成され、この長孔3
6内にはカム42が軸37によって支持部29bに対し
て回動自在に配置されている。このカム42は、上記カ
ム40とほぼ同じ形状の駆動部42aおよび係合部42
bを有し、駆動部42aはカム溝34の第1溝部34a
に前後方向に摺動可能に収容されている。また、長孔3
6の後端部には段部36aが形成され、この段部36a
にカム40の係合部40bが収容されている。また、支
持部29bの先端部には、上記ガイド溝35と同じガイ
ド溝38が形成されるとともに、下方に突出し、ガイド
溝35を摺動するスライド部43が形成されている。
【0036】用紙収容トレイT3の支持部29(支持部
29c)の先端部には、上記カム42の係合部42bを
収容する溝39が形成されるとともに、下方に突出し、
ガイド溝38を摺動するスライド部44が形成されてい
る。
【0037】また、図3に示すように、用紙収容トレイ
T3の支持部29の両側部にはラック46がそれぞれ取
り付けられており、ラック46にはピニオン47が噛み
合わせられ、このピニオン47は駆動モータ48により
回転するようになっている。この構成において、駆動モ
ータ48をいずれかの方向へ回転させると、その回転が
ピニオン47を介してラック46に伝達され、用紙収容
トレイT3が給紙方向または反給紙方向へ移動する。
【0038】また、本実施形態の複写機は、図2および
図3に示すように、ロック機構50を備えており、この
ロック機構50は、断面L字型の係止アーム52と、装
置本体1に設けられ、係止アーム52と係合する断面凹
型のアーム受け部材53とを有している。係止アーム5
2は、トレイフレーム21のトレイ挿入方向側の側面部
にピン51を介して回転可能に取り付けられた連結部5
2bと、当該側面部に形成された切欠部21aに挿入さ
れ、用紙収容トレイT1に当接可能な位置まで延びた当
接部52aとからなっている。
【0039】このようなロック機構50において、用紙
収容トレイT1が給紙方向に移動し、用紙収容トレイT
1の支持部29に設けられたカム40の駆動部40aが
支持プレート23に設けられた長孔41に入り込んだ時
点で、図5に示すように、用紙収容トレイT1の前端部
が係止アーム52の当接部52aに当たり、係止アーム
52が回転して連結部52bの端部がアーム受け部材5
3に係止され、その結果ロックがかかるようになってい
る。
【0040】さらに、本実施形態の複写機は、図6に示
すように、用紙選択ボタン71、枚数設定ボタン72、
給紙開始ボタン73、トレイ戻しボタン74等の入力手
段と、用紙有無検出器81、トレイ挿入検出器82、用
紙通過検出器83、タイマ84等の検出手段と、CPU
を内臓した制御装置90と、装置本体1の上面部に設け
られた表示部95とを備えている。
【0041】用紙選択ボタン71は給紙する用紙を選択
する手段であり、枚数設定ボタン72は用紙選択ボタン
71で選択された用紙の給紙枚数を設定する手段であ
り、給紙開始ボタン73は用紙選択ボタン71で選択さ
れた用紙の給紙開始を指示する手段であり、これらの入
力手段71〜73は装置本体1の上面部に設けられてい
る。トレイ戻しボタン74は、給紙動作が行われていな
いときに、用紙収容トレイT1〜T3を後述する用紙補
給位置に強制的に戻す手段であり、例えばトレイフレー
ム21の前面部に設けられている。
【0042】用紙有無検出器81は、用紙収容トレイT
1〜T3に用紙が収容されているかどうかを検出する手
段である。この用紙有無検出器81としては、例えば光
送信部および光受信部を有するフォトセンサが用いら
れ、光送信部から照射された光を光受信部で受光できる
かどうかによって用紙収容トレイT1〜T3に用紙が収
容されているかどうかを検出する。例えば用紙収容トレ
イT1〜T3に回転可能な検出用片を取り付け、用紙収
容トレイT1〜T3に用紙が収容されていないときは、
光送信部から照射された光を光受信部で受光でき、用紙
収容トレイT1〜T3に用紙が収容されていると、検出
用片が光送信部から照射された光を遮る位置に回転し、
光受信部で受光できないようにする。
【0043】トレイ挿入検出器82は、複合トレイ10
のトレイフレーム21が装置本体1に挿入されているか
どうかを検出する手段である。用紙通過検出器83は、
給紙装置11により送り出された用紙が通過したかどう
かを検出する手段であり、フィードローラ16aおよび
リタードローラ16bの下流側に設けられている。これ
らトレイ挿入検出器82および用紙通過検出器83も、
上記のようなフォトセンサが用いられる。
【0044】タイマ84は、給紙開始ボタン73で給紙
の開始が指示されてからの時間や、用紙通過検出器83
で用紙の通過が検出されてからの時間を検出する手段で
ある。なお、タイマは制御装置90に内臓されたもので
もよい。
【0045】制御装置90は、上記の入力手段71〜7
4および検出手段81〜84からの信号を入力し、所定
の処理を行い、複合トレイ10の駆動モータ48および
ステッピングモータ26と給紙装置11の駆動モータ1
7とを制御する。この制御装置90の制御処理の詳細を
図7および図8に示す。
【0046】図7において、トレイ挿入検出器82から
の信号に基づいてトレイフレーム21が装置本体1に挿
入されているかどうかを判断し(ステップ101)、ト
レイフレーム21が装置本体1に挿入されていると判断
されると、用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置か
ら待機位置に移動させるための制御信号を駆動モータ4
8に出力する(ステップ102)。
【0047】ここで、用紙補給位置とは、用紙補給のた
めに設定されている位置のことであり、ここでは図9
(a)に示すように用紙収容トレイT1〜T3がすべて
非給紙方向側(後方側)にある位置をいう。
【0048】また、待機位置とは、図5に示すように用
紙収容トレイT1が係止アーム52に当たってロック状
態になり、かつ用紙収容トレイT2が用紙収容トレイT
1に対して最も前方側にあり、用紙収容トレイT3が用
紙収容トレイT2に対して最も後方側にある、つまり図
9(b)に示すような位置をいう。
【0049】次いで、トレイ戻しボタン74で用紙収容
トレイT1〜T3を用紙補給位置に戻すことが指示され
ていないかどうかを判断し(ステップ103)、用紙補
給位置に戻すことが指示されていないと判断されると、
用紙選択ボタン71で給紙する用紙が選択されたかどう
かを判断する(ステップ104)。このとき、給紙する
用紙が選択されたと判断されると、用紙収容トレイT1
〜T3を待機位置から給紙位置に移動させるための制御
信号を駆動モータ48およびステッピングモータ26に
出力する(ステップ105)。
【0050】ここで、給紙位置とは、給紙装置11が用
紙選択ボタン71で選択された用紙を給紙することので
きる位置、つまり選択された用紙がピックアップローラ
15に当接する位置のことであり、用紙収容トレイT2
に収容されている用紙が選択された場合は、図9(c)
に示すような位置となる。
【0051】ステップ103において用紙収容トレイT
1〜T3を用紙補給位置に戻すことが指示されたと判断
されたときは、用紙収容トレイT1〜T3を待機位置か
ら用紙補給位置に移動させるための制御信号を駆動モー
タ48に出力する(ステップ106)。
【0052】次いで、用紙有無検出器81からの信号に
基づいて用紙選択ボタン71で選択された用紙が対応す
る用紙収容トレイに収容されているかどうかを判断し
(ステップ107)、用紙が用紙収容トレイに収容され
ていると判断されると、給紙開始ボタン73で給紙開始
が指示されたかどうかを判断する(ステップ108)。
このとき、給紙開始が指示されたと判断されると、用紙
選択ボタン71で選択された用紙を送り出すための制御
信号を駆動モータ17に出力する(ステップ109)。
これにより給紙動作が実行される。
【0053】ステップ107において用紙選択ボタン7
1で選択された用紙が対応する用紙収容トレイに収容さ
れていないと判断されると、用紙収容トレイT1〜T3
を給紙位置から用紙補給位置に移動させるための制御信
号を駆動モータ48およびステッピングモータ26に出
力し(ステップ110)、表示部95に”用紙補給”を
表示させる(ステップ111)。
【0054】その後、トレイ挿入検出器82からの信号
に基づいてトレイフレーム21が装置本体1に挿入され
ているかどうかを判断し(ステップ112)、複合トレ
イ10が装置本体1に挿入されていると判断されると、
用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置から給紙位置
に移動させるための制御信号を駆動モータ48およびス
テッピングモータ26に出力し(ステップ105)、以
後上記と同様の処理を行う。
【0055】次に、図8において、用紙通過検出器83
およびタイマ84からの信号に基づいて枚数設定ボタン
72で設定された枚数の給紙が終了したかどうかを判断
し(ステップ121)、設定枚数の給紙が終了したと判
断されると、トレイ戻しボタン74で用紙収容トレイT
1〜T3を用紙補給位置に戻すことが指示されたかどう
かを判断する(ステップ122)。このとき、用紙補給
位置に戻すことが指示されたと判断されると、用紙収容
トレイT1〜T3を給紙位置から用紙補給位置に移動さ
せるための制御信号を駆動モータ48およびステッピン
グモータ26に出力する(ステップ123)。
【0056】ステップ122において用紙収容トレイT
1〜T3を用紙補給位置に戻すことが指示されていない
と判断されると、用紙選択ボタン71で前回と異なる用
紙が選択されたかどうかを判断し(ステップ124)、
異なる用紙が選択されたと判断されると、用紙収容トレ
イT1〜T3を給紙位置から待機位置に移動させるため
の制御信号を駆動モータ48およびステッピングモータ
26に出力する(ステップ125)。そして、用紙収容
トレイT1〜T3を待機位置から新たに選択された用紙
がピックアップローラ15に当接する新しい給紙位置に
移動させるための制御信号を駆動モータ48およびステ
ッピングモータ26に出力し(図7のステップ10
5)、以後上記と同様の処理を行う。
【0057】ステップ124において前回と異なる用紙
が選択されていないと判断されると、用紙通過検出器8
3およびタイマ84からの信号に基づいて設定枚数の給
紙が終了してから所定時間が経過したかどうかを判断し
(ステップ126)、所定時間が経過したと判断される
と、用紙収容トレイT1〜T3を給紙位置から待機位置
に移動させるための制御信号を駆動モータ48およびス
テッピングモータ26に出力する(ステップ127)。
そして、トレイ戻しボタン74で用紙収容トレイT1〜
T3を用紙補給位置に戻すことが指示されていないかど
うかを判断し(図7のステップ103)、以後上記と同
様の処理を行う。
【0058】ステップ121において枚数設定ボタン7
2で設定された枚数の給紙が終了していない、つまり給
紙動作中と判断されると、用紙有無検出器81からの信
号に基づいて選択された用紙が対応する用紙収容トレイ
になくなったかどうかを判断し(ステップ131)。こ
のとき、用紙収容トレイに用紙がなくなったと判断され
ると、用紙収容トレイT1〜T3を給紙位置から用紙補
給位置に移動させるための制御信号を駆動モータ48お
よびステッピングモータ26に出力し(ステップ13
2)、表示部95に”用紙補給”を表示させる(ステッ
プ133)。その後、トレイ挿入検出器82からの信号
に基づいてトレイフレーム21が装置本体1に挿入され
ているかどうかを判断し(図7のステップ112)、以
後上記と同様の処理を行う。
【0059】ステップ131において選択された用紙が
対応する用紙収容トレイに収容されていると判断される
と、用紙通過検出器83およびタイマ84からの信号に
基づいて給紙装置11から送り出された用紙にジャムが
発生しているかどうかを判断する(ステップ134)。
このとき、ジャムが発生していると判断されると、用紙
収容トレイT1〜T3を給紙位置から用紙補給位置に移
動させるための制御信号を駆動モータ48およびステッ
ピングモータ26に出力し(ステップ135)、表示部
95に”ジャム発生”を表示させる(ステップ13
6)。その後、トレイ挿入検出器82からの信号に基づ
いてトレイフレーム21が装置本体1に挿入されている
かどうかを判断し(図7のステップ112)、以後上記
と同様の処理を行う。
【0060】なお、給紙動作中に、トレイ戻しボタン7
4で用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に戻すこ
とが指示されるか、あるいは用紙選択ボタン71で前回
と異なる用紙が選択されても、その指示は受け付けず
に、そのまま給紙動作を継続する。
【0061】以上において、制御装置90の制御処理に
おけるステップ101、102、104、105は、選
択手段71で用紙が選択される前に、用紙収容トレイT
1〜T3を、用紙補給位置と複数種類の用紙のいずれか
に対応する給紙位置との間の待機位置にあらかじめ移動
させておき、選択手段71で用紙が選択されると、用紙
収容トレイT1〜T3を待機位置から当該選択された用
紙に対応する給紙位置に移動させるよう、移動手段4
8,26を制御する第1移動制御手段を構成する。
【0062】また、ステップ121〜127は、給紙終
了検出手段83,84により選択された用紙の送り出し
が終了したことが検出された後、用紙収容トレイT1〜
T3を給紙位置から移動させるための信号を入力するま
で、当該用紙収容トレイT1〜T3を当該給紙位置に停
止させておくよう、移動手段48,26を制御する第2
移動制御手段を構成する。
【0063】次に、以上のように構成した本実施形態の
動作を説明する。ここでは、用紙収容トレイT1〜T3
のうち用紙収容トレイT2に収容されている用紙を給紙
する場合について説明する。
【0064】まず、トレイフレーム21が装置本体1に
挿入された状態で電源をオンにするか、あるいはトレイ
フレーム21を装置本体1に挿入すると、図9(a)に
示す用紙補給位置にある用紙収容トレイT1〜T3が、
図9(b)に示すような待機位置に移動する。
【0065】具体的には、制御装置90の制御(図7の
ステップ102)により駆動モータ48が回転し、この
回転がピニオン47を介してラック46に伝達され、用
紙収容トレイT3が給紙方向に移動する。このとき、用
紙収容トレイT1〜T3はそれぞれカム40,42によ
って係合させられているため、用紙収容トレイT1,T
2は用紙収容トレイT3とともに給紙方向へ移動する。
そして、用紙収容トレイT1のカム40が支持プレート
23の長孔41に達すると、カム40が回動してその駆
動部40aが長孔41に入り込み、これにより用紙収容
トレイT1はそれ以上給紙方向へ移動しなくなる。この
ようにカム40が回動した結果、カム40の係合部40
bが上側の用紙収容トレイT2の溝36から抜け出し、
これにより用紙収容トレイT2と用紙収容トレイT1と
の係合状態が解除され、用紙収容トレイT2の支持部2
9bは用紙収容トレイT1の支持部29a上を摺動す
る。このとき、用紙収容トレイT2のスライダ部43は
用紙収容トレイT1のガイド溝35内を摺動し、用紙収
容トレイT2のカム42は用紙収容トレイT1のカム溝
34の第1溝部34aを摺動する。そして、カム42が
カム溝34の第2溝部34bに達すると、カム42が回
動して駆動部42aが第2溝部34bに入り込み、その
先端側壁部に当接すると、用紙収容トレイT2はそれ以
上給紙方向へ移動しなくなる。この時点で、駆動モータ
48の回転を停止させることにより、用紙収容トレイT
3が停止し、図9(b)に示す待機位置に達する。
【0066】続いて、用紙選択ボタン71で用紙収容ト
レイT2に収容されている用紙を選択するとともに、枚
数設定ボタン72で給紙枚数を設定すると、制御装置9
0の制御(図7のステップ105)によりステッピング
モータ26が回転して押上アーム25が上方に回動し、
図9(b)に示す待機位置にある用紙収容トレイT1〜
T3が押し上げられて傾斜し、図9(c)に示すような
給紙位置に移動し、用紙収容トレイT2に収容されてい
る用紙がピックアップローラ15に当接する。
【0067】続いて、給紙開始ボタン73で給紙開始を
指示すると、制御装置90の制御(図7のステップ10
9)により給紙装置11の駆動モータ17が回転し、ピ
ックアップロール15およびフィードローラ16aが回
転し、給紙動作が開始され、用紙収容トレイT2に収容
されている用紙が給紙装置11から画像形成部4に向か
って送り出される。
【0068】そして、給紙動作が終了した後、用紙選択
ボタン71やトレイ戻しボタン74による指示がなけれ
ば、所定時間が経過するまで用紙収容トレイT1〜T3
は図9(c)に示す給紙位置にとどまっている。一方、
この間に給紙開始ボタン73で給紙開始を指示すると、
再び用紙収容トレイT2に収容されている用紙の給紙動
作が行われる。
【0069】また、この間に用紙選択ボタン71で用紙
収容トレイT1またはT3に収容されている用紙を選択
すると、制御装置90の制御(図8のステップ125)
により用紙収容トレイT1〜T3は図9(c)に示す給
紙位置から図9(b)に示す待機位置に移動した後、用
紙収容トレイT1またはT3に対応した給紙位置に移動
する。そして、給紙開始ボタン73で給紙開始を指示す
ると、用紙収容トレイT1または3に収容されている用
紙の給紙動作が行われる。
【0070】さらに、この間にトレイ戻しボタン74で
用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に戻すことを
指示すると、制御装置90の制御(図8のステップ12
3)により用紙収容トレイT1〜T3は図9(c)に示
す給紙位置から図9(a)に示す用紙補給位置に移動す
る。
【0071】給紙動作が終了してから所定時間が経過す
ると、制御装置90の制御(図8のステップ127)に
より用紙収容トレイT1〜T3は図9(c)に示す給紙
位置から図9(b)に示す待機位置に移動し、入力手段
により次の指示があるまでその待機位置にとどまる。
【0072】以上のように構成した本実施形態にあって
は、給紙動作を行っていないときは用紙収容トレイT1
〜T3を待機位置で待機させ、用紙選択ボタン71で給
紙する用紙が選択されると、用紙収容トレイT1〜T3
を待機位置から給紙位置に移動させるようにしたので、
給紙動作を実行させるための用紙収容トレイT1〜T3
の移動量が従来に比べて少なくなり、用紙選択ボタン7
1で用紙が選択されてから給紙位置に達するまでの時間
が短縮され、これにより生産性が向上する。
【0073】また、用紙通過検出器83およびタイマ8
4により枚数設定ボタン72で設定した枚数の給紙が終
了したことが検出されてから所定時間が経過するまで
は、用紙収容トレイT1〜T3を給紙位置に停止させる
ようにしたので、次に給紙する用紙が前回と同じであれ
ば、用紙収容トレイT1〜T3を移動させることなしに
給紙動作を行うことができ、これにより生産性がより向
上する。
【0074】さらに、トレイ戻しボタン74で用紙収容
トレイT1〜T3を用紙補給位置に戻すことが指示され
ると、用紙収容トレイT1〜T3が強制的に用紙補給位
置に戻るので、用紙収容トレイT1〜T3が給紙位置お
よび待機位置のいずれにあっても、ユーザーがトレイフ
レーム21を装置本体1から引き出したいときには、直
ちに用紙収容トレイT1〜T3を用紙補給位置に戻し、
トレイフレーム21を引き出すことができる。
【0075】また、用紙収容トレイT1〜T3が給紙位
置にある状態で、用紙選択ボタン71で前回と異なる用
紙が選択されたときには、その用紙に対応する新しい給
紙位置に移動するので、直ちに当該用紙の給紙を行うこ
とができる。また、用紙通過検出器83およびタイマ8
4により枚数設定ボタン72で設定した枚数の給紙が終
了したことが検出されてから所定時間が経過すると、用
紙収容トレイT1〜T3が待機位置に移動するので、次
に送り出す用紙が前回と異なる場合に、用紙収容トレイ
T1〜T3をいちいち給紙位置から待機位置に戻さなく
てすみ、直ちに当該用紙の給紙を行うことができる。
【0076】さらに、待機位置を、用紙収容トレイT1
が係止アーム52に当たってロック状態になり、かつ用
紙収容トレイT2が用紙収容トレイT1に対して最も給
紙方向側にある位置としたので、用紙収容トレイT1〜
T3が待機位置から給紙位置に移動するときも、待機位
置から用紙補給位置に移動するときも、どちらも移動量
が少なくて済むとともに、用紙収容トレイT1〜T3が
待機位置にあるときに、誤ってトレイフレーム21を装
置本体1から抜き出すことを防止できる。
【0077】なお、以上説明してきた本実施形態におい
ては、給紙動作を行っていないときには、用紙収容トレ
イT1〜T3を待機位置で待機させるようにしたが、用
紙補給位置で待機させておき、用紙選択ボタン71で給
紙する用紙が選択されると、用紙収容トレイT1〜T3
を用紙補給位置から給紙位置に移動させるようにしても
よい。この場合でも、枚数設定ボタン72で設定した枚
数の給紙が終了したことが検出されてから所定時間が経
過するまでは、用紙収容トレイT1〜T3が給紙位置に
とどまるので、上述したように次に給紙する用紙が前回
と同じで場合には、用紙収容トレイT1〜T3を移動さ
せることなしに給紙動作を行うことができ、これにより
従来のものに比べて生産性が向上する。
【0078】また、待機位置を、図9(b)に示すよう
な用紙収容トレイT1,T2がこれ以上給紙方向側(前
方側)に摺動することができない位置としたが、待機位
置は特にこれに限らず、例えば用紙収容トレイT1〜T
3の少なくとも1つがこれ以上給紙方向側に摺動するこ
とができない位置であればよい。
【0079】さらに、本実施形態では、用紙収容トレイ
T1が給紙方向側(前方側)に所定量移動するとトレイ
フレーム21がロックされるロック機構50を備えてい
るが、本発明はこのようなロック機構がないものにも適
用できる。
【0080】また、本発明は、上述した複写機に限ら
ず、プリンタ等の画像形成装置にも適用できる。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、給紙動作を行うための
用紙収容トレイの移動量が必要最小限で済むので、給紙
動作を行うまでの時間を短縮でき、生産性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による画像形成装置(複
写機)を示す概略構成図である。
【図2】 図1に示す複合トレイの側面断面図である。
【図3】 図1に示す複合トレイの平面断面図である。
【図4】 図3に示す用紙収容トレイの支持部の側面断
面図である。
【図5】 図2に示すロック機構によりトレイフレーム
がロック状態になったときの様子を示す図である。
【図6】 図2に示す複合トレイおよび給紙装置の駆動
手段を制御するための制御系構成図である。
【図7】 図6に示す制御装置の制御処理を示すフロー
チャートである。
【図8】 図6に示す制御装置の制御処理を示すフロー
チャートである。
【図9】 図2に示すトレイが用紙補給位置、待機位
置、給紙位置にあるときの状態を示す図である。
【符号の説明】
1…装置本体、4…画像形成部、10…複合トレイ、1
1…給紙装置、17…駆動モータ、21…トレイフレー
ム、25…押上アーム(移動手段)、26…ステッピン
グモータ(移動手段)28…収容部、29…支持部(移
動手段)、48…駆動モータ(移動手段)、50…ロッ
ク機構、52…係止アーム、53…アーム受け部材、7
1…用紙選択ボタン(選択手段)、74…トレイ戻しボ
タン(指示手段)、83…用紙通過検出器(給紙終了検
出手段)、84…タイマ(給紙終了検出手段、時間検出
手段)、90…制御装置、T1〜T3…用紙収容トレ
イ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 550 G03G 15/00 550 Fターム(参考) 2C059 AA03 AA05 AA08 AA34 DD08 2H071 AA35 AA38 DA22 DA31 DA32 2H072 AA01 AA12 AA21 AB01 BA03 3F343 FA02 FB02 FB03 FB04 GA02 GB01 GC01 GD01 HA27 HA29 HA37 HB03 HC25 HD15 HD17 HE07 JA01 JA14 KB03 KB17 LA04 LA13 LA15 LA16 LC02 LC11 LC16 LC17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に対して出し入れ可能なトレイ
    フレームに設けられ、複数種類の用紙を収容する複数の
    用紙収容トレイと、 この用紙収容トレイに収容された用紙を送り出す給紙手
    段と、 この給紙手段から送られてきた用紙上に画像を形成する
    画像形成手段と、 前記複数種類の用紙のいずれかを選択する選択手段と、 前記用紙収容トレイを、当該用紙収容トレイに用紙を補
    給するための用紙補給位置から前記給紙手段が用紙を送
    り出すことのできる給紙位置に移動させる移動手段と、 前記移動手段および前記給紙手段を制御して給紙動作を
    実行する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記選択手段で用紙が選択される前
    に、前記用紙収容トレイを、前記用紙補給位置と前記複
    数種類の用紙のいずれかに対応する給紙位置との間の待
    機位置にあらかじめ移動させておき、前記選択手段で用
    紙が選択されると、前記用紙収容トレイを前記待機位置
    から当該選択された用紙に対応する給紙位置に移動させ
    るよう、前記移動手段を制御する第1移動制御手段を有
    することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記給紙手段による前記選択手段で選択
    された用紙の送り出しが終了したかどうかを検出する給
    紙終了検出手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記給紙終了検出手段により前記選択
    された用紙の送り出しが終了したことが検出された後、
    前記用紙収容トレイを前記給紙位置から移動させるため
    の信号を入力するまで、当該用紙収容トレイを当該給紙
    位置に停止させておくよう、前記移動手段を制御する第
    2移動制御手段をさらに有することを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記用紙収容トレイを前記用紙補給位置
    に戻すことを指示する指示手段をさらに備え、 前記第2移動制御手段は、前記給紙終了検出手段により
    前記選択された用紙の送り出しが終了したことが検出さ
    れた後、前記指示手段で前記用紙収容トレイを前記用紙
    補給位置に戻すことが指示されると、当該用紙収容トレ
    イを前記給紙位置から当該用紙補給位置に移動させるよ
    う、前記移動手段を制御することを特徴とする請求項2
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第2移動制御手段は、前記給紙終了
    検出手段により前記選択された用紙の送り出しが終了し
    たことが検出された後、前記選択手段で他の用紙が選択
    されると、前記用紙収容トレイを前記給紙位置から当該
    他の用紙に対応する新しい給紙位置に移動させるよう、
    前記移動手段を制御することを特徴とする請求項2記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記給紙終了検出手段により前記選択さ
    れた用紙の送り出しが終了したことが検出されてから所
    定時間が経過したかどうかを検出する時間検出手段をさ
    らに備え、 前記第2移動制御手段は、前記時間検出手段で前記選択
    された用紙の送り出しが終了したことが検出されてから
    所定時間が経過したことが検出されると、前記用紙収容
    トレイを前記給紙位置から前記待機位置に移動させるよ
    う、前記移動手段を制御することを特徴とする請求項2
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記用紙収容トレイが前記用紙補給位置
    から前記給紙位置に移動する途中で、前記トレイフレー
    ムを前記装置本体から引き出すことができないようにロ
    ックするロック機構をさらに備え、 前記待機位置を、前記ロック機構により前記トレイフレ
    ームがロック状態になる位置としたことを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 装置本体に対して出し入れ可能なトレイ
    フレームに設けられ、複数種類の用紙を収容する複数の
    用紙収容トレイと、 この用紙収容トレイに収容された用紙を送り出す給紙手
    段と、 この給紙手段から送られてきた用紙上に画像を形成する
    画像形成手段と、 前記複数種類の用紙のいずれかを選択する選択手段と、 前記用紙収容トレイを、当該用紙収容トレイに用紙を補
    給するための用紙補給位置から前記給紙手段が用紙を送
    り出すことのできる給紙位置に移動させる移動手段と、 前記移動手段および前記給紙手段を制御して給紙動作を
    実行する制御手段と、 前記給紙手段による前記選択手段で選択された用紙の送
    り出しが終了したかどうかを検出する給紙終了検出手段
    とを備え、 前記制御手段は、前記給紙終了検出手段により前記選択
    された用紙の送り出しが終了したことが検出された後、
    前記用紙収容トレイを前記給紙位置から移動させるため
    の信号を入力するまで、当該用紙収容トレイを当該給紙
    位置に停止させておくよう、前記移動手段を制御するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記用紙収容トレイを前記用紙補給位置
    に戻すことを指示する指示手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記給紙終了検出手段により前記選択
    された用紙の送り出しが終了したことが検出された後、
    前記指示手段で前記用紙収容トレイを前記用紙補給位置
    に戻すことが指示されると、当該用紙収容トレイを前記
    給紙位置から当該用紙補給位置に移動させるよう、前記
    移動手段を制御することを特徴とする請求項7記載の画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記給紙終了検出手段
    により前記選択された用紙の送り出しが終了したことが
    検出された後、前記選択手段で他の用紙が選択される
    と、前記用紙収容トレイを前記給紙位置から当該他の用
    紙に対応する新しい給紙位置に移動させるよう、前記移
    動手段を制御することを特徴とする請求項7記載の画像
    形成装置。
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