JP2000042967A - チャッキング装置 - Google Patents

チャッキング装置

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JP2000042967A
JP2000042967A JP10207502A JP20750298A JP2000042967A JP 2000042967 A JP2000042967 A JP 2000042967A JP 10207502 A JP10207502 A JP 10207502A JP 20750298 A JP20750298 A JP 20750298A JP 2000042967 A JP2000042967 A JP 2000042967A
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JP
Japan
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chuck
peripheral surface
chucking
work
inner peripheral
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Pending
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JP10207502A
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English (en)
Inventor
Eiji Morimoto
英治 森本
Toshihiko Nishiguchi
年彦 西口
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各種口径のワークに対応してチャッキングする
事が可能であり、ワークの口径が変化しても、その適合
範囲内であれば1種類で生産対応可能なチャッキング装
置を提供する。 【解決手段】チャック5の上方でチャックシャフト6の
周りに、テーパ状の当接部を持つ蓋9が設けられてい
て、チャッキング動作により素管1の上端がそのテーパ
状の当接部に押し当てられる事により、素管1の姿勢が
一定に保たれる仕組みとなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
プリンタ、或いはファクシミリ装置等に用いられる感光
体ドラムの生産工程において、生産された感光体ドラム
やその原材料としての素管等をピッキングして移載する
移載機のチャッキング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、このような感光体ドラムは、
以下に示すような生産工程によって生産されている。図
1は、感光体ドラムの生産工程の概略を示すフローチャ
ート及び模式図である。同図において、まず、生産工程
に感光体ドラムの原材料となる素管1が投入される。こ
れは、例えば直径60〜300mm程度、長さ600m
mぐらいまでのアルミの押し出し管等を切削仕上げした
ものである。次に、高圧洗浄工程において、素管1を回
転させつつ上下させながら、外周面及び内周面に高圧の
洗剤等を吹き付け、表面に付着している埃や切削時の油
分を除去する。
【0003】そして、超音波洗浄工程において、洗剤中
で超音波洗浄を行い、脱脂する。さらに、ブラシ洗浄工
程において、回転するブラシ2で素管1の外周面を擦り
洗いし、固着している異物等を取り除く。このようにし
て洗浄による脱脂及び磨き上げが完了すると、すすぎ工
程において、純水中にクリーンエアーを吹き込んでバブ
リングを行い、その気泡の破裂を利用してすすぎを行
う。次に、温水引き上げ工程において、加熱して表面張
力を低下させた純水から素管1をゆっくりと引き上げる
事により、表面の水切りを行う。
【0004】以上のような洗浄工程が完了すると、ま
ず、乾燥工程において、130〜140℃雰囲気中で、
表面の吸着水を飛ばす。次に、塗工工程において、予め
調合されて循環している感光体の液中に、上端を密閉し
た素管1を上端部を残してディップ(浸漬)し、外周面
に感光体を塗布する。そして、下端剥離工程において、
素管1の下端の外周面及び内周面に塗布された感光体の
剥離を行う。
【0005】さらに、熱処理工程において、温度勾配を
設けて素管1を徐々に加熱し、塗布された感光体中の溶
剤を、いわゆる気泡欠陥が発生しないようにしながら取
り除き、感光体を固化する。以上の工程は、全てクリー
ンルーム内で行われる。最後に、検査工程において外観
検査を行い、組立工程において、出来上がった感光体ド
ラムの両端にフランジを取り付け、梱包して保管する。
【0006】ところで、上記のような各工程を行う装置
間で、素管1(或いは出来上がった感光体ドラム)をピ
ッキングして移載するために、従来より移載機が用いら
れている。図2は、或工程におけるこの移載機のチャッ
キング装置部分の構成を模式的に示す図である。同図に
おいて、7は矢印方向に上下する移載機側のチャック固
定部、6はチャックを支持するチャックシャフト、5は
素管1をピッキングするチャック、4はチャック5を素
管1に案内するために先端がテーパ状をしたガイドであ
る。また、3は素管1を搬送する通函或いはパレット上
に設けられ、素管1を立てた状態で保持するリテーナー
である。
【0007】同図に示したチャック5は、一般的にエア
ーピッカー等と呼ばれているものであり、ゴム等の弾性
体でできた風船状のものに、エアーを出し入れする事に
より膨張,収縮させ、素管1をその内周面でピッキング
するものである。但し、この形式には限定されるもので
はなく、例えば図3に示すように、アーム8aを半径方
向に開閉するリンク式チャック8のようなものを使用し
ても良い。
【0008】具体的なピッキングの手順としては、図2
において、チャック5を収縮させた状態で、チャック固
定部7を下降させ、ガイド4により案内されつつ素管1
の上端よりチャック5を挿入する。そして、チャック5
を膨張させて素管1をその内周面よりチャッキングし、
同じくチャック固定部7を上昇させて素管1を持ち上げ
る。その後、チャック固定部7を一部分として持つ図示
しない移載機により、別の工程を行う装置へ素管1を移
載する。尚、素管1の代わりに、出来上がった感光体ド
ラムを取り扱う場合もあり、これらを総称してワークと
呼んでいる。
【0009】また、上述した生産工程においては、ワー
クをチャッキングしている間は、その姿勢を一定に保つ
必要がある。このため、従来は、ワーク上端部を例えば
チャックシャフト6に設けられた図示しない平板に押し
当て、ワーク内面をチャックボディーのクリアランスで
規正する事により、姿勢制御を行っていた。
【0010】さらに、特に上記塗工工程におけるチャッ
キングを行うものとして、例えば特開昭59−4466
〜4468号公報に記載されている如く、筒状体(ワー
ク)の把持装置として、ロッドとそれを吊り下げ支持す
る機構、及びロッド下端に設けられて筒状体の内壁に密
着する把持機構を備えた発明が開示されている。この把
持機構は、必要に応じ、筒状体に嵌合する姿勢制御部材
としての蓋を有する。また、実開昭63−94569号
公報にも上記発明と同様の構造を持つ考案が開示されて
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記感
光体ドラムの生産工程において、各種の口径のドラムを
生産する際に、段取り替えが発生するので、上記の様な
姿勢制御を行う構成では、移載機のチャッキング装置
を、その段取りにおいて対象となるワークの口径に対応
したものに交換しなければならず、交換作業工数が増加
し、また、各種口径のワーク毎のチャッキング装置を製
作する必要があった。本発明は、このような問題点に鑑
み、各種口径のワークに対応してチャッキングする事が
可能であり、ワークの口径が変化しても、その適合範囲
内であれば1種類で生産対応可能なチャッキング装置を
提供する事を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、円筒部材の上端面に当接するテーパ状
の当接部を有する蓋をチャックシャフト周囲に備え、そ
のチャックシャフト下端に、開閉自在に前記円筒部材の
内周面を保持するチャックを設けた構成とする。また、
前記当接部に耐溶剤性の弾性部材をコーティングした構
成とする。
【0013】また、前記チャックが前記円筒部材を保持
する際に、その円筒部材を上方に引き上げる構成である
ものとする。そして、前記チャックは膨張及び収縮する
弾性体であり、その弾性体の下端側にその膨張を規制す
る皿を設けた構成とする。或いは、前記チャックはリン
ク式チャックである構成とする。
【0014】また、前記円筒部材は、感光体ドラム或い
はその原材料としての素管である構成とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図4は、本発明のチ
ャッキング装置の一実施形態を模式的に示す図である。
また同図は、チャックがワークに挿入された状態を示し
ている。同図に示すように、チャック5の上方でチャッ
クシャフト6の周りに、テーパ状の当接部を持つ蓋9が
設けられていて、チャッキング動作により素管1の上端
がそのテーパ状の当接部に押し当てられる事により、素
管1の姿勢が一定に保たれる仕組みとなっている。
【0016】また、チャック5とガイド4の間には、上
面が窪んだ形状の皿10が設けられており、これにより
チャック5が下方に膨張するのを規制している。そし
て、チャック5の膨張時には、図の一点鎖線で示すよう
に、主に側方から上方に向かって膨張させるようにし、
素管1をその内周面でチャッキングすると同時に上方へ
引き上げる働きを持たせている。この構成は、上記実開
昭63−94569号公報に記載されているものと同様
である。尚、11はチャック5とチャックシャフト6と
を繋ぐジョイントである。
【0017】図5は、チャッキング時の蓋9と素管1上
端との関係を示す模式図である。上記チャッキング動作
によって素管1が上方に引き上げられると、同図に示す
ように、素管1上端内周に設けられたテーパ部1aが、
蓋9のテーパ状の当接部9aに沿う事で、素管1の水平
方向の位置及び鉛直方向に対する傾きが規正され、素管
1の姿勢が一定に保たれる。このテーパ部1aは、上述
した生産工程の内の組立工程において、感光体ドラムと
して出来上がったものの両端にフランジを取り付ける際
の、嵌合時の案内用として通常設けられるものである。
【0018】また、当接部9aにゴム等の弾性部材をコ
ーティングすれば、素管1上端において管内を密閉する
事ができるため、上記塗工工程における感光体の浸漬塗
布時に、管内がエアーで満たされたままの状態となるた
め、素管1内周面への感光体の液の浸入を防止する事が
できる。この、コーティングされる弾性部材としては、
感光体の液により侵食されない耐溶剤性の材質のものが
使用される。
【0019】ただ、本実施形態においては、チャック5
としてエアーピッカー等と呼ばれているものを使用して
おり、これは、風船状のものを膨張させて素管1の内周
面に押し当て、チャッキングするものであるから、これ
によっても管内を密閉する事ができる。いずれにせよ、
この膨張作用によりワークの口径に適合してチャッキン
グする事ができる範囲であれば、上記テーパ状の当接部
9aの寸法を十分に取る事により、チャックの交換が不
用となる。
【0020】図6は、本発明のチャッキング装置のチャ
ックについての他の実施形態を模式的に示す図である。
ここでは、上記図3に示したリンク式チャック8の具体
例を表していて、(a)は閉じた状態、(b)は開いて
素管1をその内周面でチャッキングした状態である。同
図において、8eはチャックシャフト6側に設けられた
固定ノーズ、8aはワークをチャッキングするアーム、
8bはリンク、8cはスライドシャフト、8dは駆動ノ
ーズである。リンク8bは、その両端でそれぞれアーム
8a、及び固定ノーズ8e或いは駆動ノーズ8dと回動
自在に結合されている。
【0021】また、スライドシャフト8cは固定ノーズ
8eに対して摺動自在であり、図示しない駆動部の働き
により出入りする。今、(a)の状態でリンク式チャッ
ク8が素管1に挿入され、スライドシャフト8cが固定
ノーズ8eに引き込まれて、駆動ノーズ8dが固定ノー
ズ8eに近接すると、(b)の状態のようにリンク8b
が開いて、アーム8aが斜め上方に押し出され、素管1
をその内周面でチャッキングしつつ上方へ引き上げる。
その他の構成は図4,図5で説明した通りである。この
開閉作用によりワークの口径に適合してチャッキングす
る事ができる範囲であれば、上記テーパ状の当接部9a
の寸法を十分に取る事により、チャックの交換が不用と
なる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各種口径のワークに対応してチャッキングする事が可能
であり、ワークの口径が変化しても、その適合範囲内で
あれば1種類で生産対応可能なチャッキング装置を提供
する事ができる。
【0023】特に、請求項2及び請求項3によるなら
ば、塗工工程における感光体の浸漬塗布時に、円筒部材
内周面への感光体の液の浸入を防止する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光体ドラムの生産工程の概略を示すフローチ
ャート及び模式図。
【図2】移載機の従来のチャッキング装置部分の構成を
模式的に示す図。
【図3】リンク式チャックを使用した例を示す図。
【図4】本発明のチャッキング装置の一実施形態を模式
的に示す図。
【図5】チャッキング時の蓋と素管上端との関係を示す
模式図。
【図6】チャックについての他の実施形態を模式的に示
す図。
【符号の説明】
1 素管 1a テーパ部 4 ガイド 5 チャック 6 チャックシャフト 8 リンク式チャック 8a アーム 8b リンク 8c スライドシャフト 8d 駆動ノーズ 8e 固定ノーズ 9 蓋 9a 当接部 10 皿 11 ジョイント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 5/00 101 G03G 5/00 101 Fターム(参考) 2H068 EA05 EA16 3C016 CA04 CA07 CB04 CB13 CE03 3F061 BA13 BB05 BB10 BC09 BE43 DB00 DB06 4F040 AA07 BA47 CC15 CC20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒部材の上端面に当接するテーパ状の
    当接部を有する蓋をチャックシャフト周囲に備え、該チ
    ャックシャフト下端に、開閉自在に前記円筒部材の内周
    面を保持するチャックを設けた事を特徴とするチャッキ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 前記当接部に耐溶剤性の弾性部材をコー
    ティングした事を特徴とする請求項1に記載のチャッキ
    ング装置。
  3. 【請求項3】 前記チャックが前記円筒部材を保持する
    際に、該円筒部材を上方に引き上げる構成である事を特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載のチャッキング装
    置。
  4. 【請求項4】 前記チャックは膨張及び収縮する弾性体
    であり、該弾性体の下端側にその膨張を規制する皿を設
    けた事を特徴とする請求項3に記載のチャッキング装
    置。
  5. 【請求項5】 前記チャックはリンク式チャックである
    事を特徴とする請求項3に記載のチャッキング装置。
  6. 【請求項6】 前記円筒部材は、感光体ドラム或いはそ
    の原材料としての素管である事を特徴とする請求項1乃
    至請求項5のいずれかに記載のチャッキング装置。
JP10207502A 1998-07-23 1998-07-23 チャッキング装置 Pending JP2000042967A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104400494A (zh) * 2014-11-24 2015-03-11 湖北三江航天红阳机电有限公司 一种用于加固双锥菱形网格筋骨架结构件的工装组件

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104400494A (zh) * 2014-11-24 2015-03-11 湖北三江航天红阳机电有限公司 一种用于加固双锥菱形网格筋骨架结构件的工装组件

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