JP2000042264A - 水洗式の電気かみそり - Google Patents

水洗式の電気かみそり

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JP2000042264A
JP2000042264A JP10229314A JP22931498A JP2000042264A JP 2000042264 A JP2000042264 A JP 2000042264A JP 10229314 A JP10229314 A JP 10229314A JP 22931498 A JP22931498 A JP 22931498A JP 2000042264 A JP2000042264 A JP 2000042264A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水洗式の電気かみそりにおいて、内刃駆動用
の伝動機構を収容する室等の、排水しにくい個所に入り
込んだ洗浄水を確実に排出して、滞留水の腐敗を防ぐ。 【解決手段】 主として電気部品が集約配置されるシャ
ーシユニット10と、主として機械部品が集約配置され
るヘッドユニット11との接合面の間に、2種の防水シ
ール70・71を設けて、水洗い時に浸水される個所を
ヘッドユニット11側に限定する。ヘッドユニット11
の下部にギヤ室28を設け、その内部に内刃15用の伝
動機構17を収容する。ヘッドユニット11の底端壁3
0に流下口106を開口して、ギヤ室28に入り込んだ
洗浄水を流下口106から排出する。この排水は、防水
シール71の上壁80に沿ってシール周縁部へ流動し、
本体ケース1に開口した排出口107から排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水洗式の電気かみ
そりに関し、その排水構造を改良したものである。
【0002】
【従来の技術】水洗式の電気かみそりでは、電気系部品
が収容された区画内への洗浄水の浸入をを防ぐために、
モータ、電池、あるいは回路基板等の電気部品が収容さ
れる区画と、内外刃を備え、かつ切断された毛屑が溜ま
る区画(以下、単に毛屑室という)との間に防水のため
のシールゴムを設ける必要がある。この種の防水構造を
施した電気かみそりについては従来から多数提案されて
おり、例えば特公昭62−58755号公報において
は、電気部品の収容区画への水の浸入を防ぐために、ケ
ースと刃物取付台との間にシールゴムを介装し、さらに
刃物取付台と押え板との間に別のシールゴムを介装して
いる。後者のシールゴムは往復駆動される振動子と刃物
取付台との間の隙間を直接封止しており、このシールゴ
ムの下面側に水が浸入しないような構造とし、この内部
において、振動子をモータの出力軸に固定した偏心カム
で往復駆動している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の水洗式の電
気かみそりは、内刃や毛屑室等に付着した毛屑を水で簡
単に洗い流せるので、かみそりヘッドの手入れの手間を
著しく軽減でき、清掃時に毛屑が周辺に飛び散らず、衛
生的でもある。しかし、先のシールゴムは、振動子と刃
物取付台間に直接取り付けられているものであるため、
かみそり使用時に高速で往復振動する振動子とシールゴ
ムとの密着部周辺が、長期の使用に伴い劣化しやすく、
破れやひび割れ等が生じるおそれがあり、その場合十分
な水密性を維持できなくなるという問題がある。また近
年、特開平9−38354号公報に示すような、シリン
ダー形状の内刃を軸まわりに回転させてひげを切断する
ロータリ式の電気かみそりが提案されている。そこで
は、ロータリ内刃とモータとの間を、例えば複数のギア
やベルト等からなる駆動伝達手段を介して連結するが、
この種構造の電気かみそりを水洗式にする場合、いかな
る防水構造をとれば効果的な防水あるいは排水が図れる
かも問題となっている。
【0004】本発明の目的は、電気かみそりの防水構造
において、内外刃や毛屑室およびモータの駆動を内刃に
伝えるための往復式の振動子やギヤ等の駆動伝達手段を
配したヘッド部分には特別な防水構造を施さず、洗浄水
の浸入を許す構造とし、このヘッド部分と電気系部品を
収容したユニットおよび本体ケース間で防水を図るよう
にした構造を前提として、その上で、ヘッド部分に入り
込んだ洗浄水を確実にしかも速やかに排出でき、従って
水洗い後のヘッド部分の内部を清潔な状態に維持できる
水洗式の電気かみそりを提供することにある。本発明の
他の目的は、電器部品が収容される区画への洗浄水の浸
入を確実に防止できるうえ、モータから回転内刃に至る
動力伝動機構等の狭隘な個所に浸入した洗浄水を速やか
にしかも確実に排出できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電気かみそり
は、図5に示すように少なくとも上端に組付口2を有す
る本体ケース1と、組付口2の側から本体ケース1に内
装されるかみそりユニット3とを備えている。
【0006】かみそりユニット3は、図6に示すように
モータ12、電池13および回路基板14等の電気部品
が集約配置してあるシャーシユニット10と、内刃1
5、外刃16およびモータ12の動力を内刃15に伝え
る伝動機構17等の機械部品が集約配置してあるヘッド
ユニット11とを上下に接合固定して構成する。シャー
シユニット10とヘッドユニット11との接合面の間に
は、ヘッドユニット11側とシャシーユニット10側と
の間を封止するキャップ状の防水シール71が挟持固定
されていて、該防水シール71でシャシーユニット10
の内部への浸水を阻止している。
【0007】さらに、かみそりユニット3を本体ケース
1に装填固定した状態において、本体ケース1とシャー
シユニット10の上端外周との間の隙間は、防水シール
71の周縁部で封止して、本体ケース1の内部への浸水
を阻止している。防水シール71の上壁80と対面する
ヘッドユニット11の底端壁30には、洗浄水を防水シ
ール71の側へ流下案内するための流下口106が開口
している。さらに、防水シール71の周縁部と対向する
本体ケース1の周壁には、洗浄水を本体ケース1の外表
面へ排出案内する排出口107が開口している。
【0008】具体的には、ヘッドユニット11の底部
に、内刃駆動用の伝動機構17を収容する室28を設け
て、この室28の底端壁30に流下口106を開口す
る。
【0009】本体ケース1とその外面にスライド可能に
装着した操作具5・6との間の隙間に面して排出口10
7を開口する。
【0010】本体ケース1の外周壁に沿ってスライドし
てきわ剃り刃ユニット36を出退操作する切換えノブ5
を設け、上記ノブ5で常時覆われる本体ケース1の周壁
に排出口107を開口する。
【0011】ヘッドユニット11に設けた首振りフレー
ム31とスライド係脱して、首振りフレーム31の揺動
を阻止するロックノブ5を、本体ケース1の外周壁に設
ける。このロックノブ5が常時覆われる本体ケース1の
周壁に排出口107を開口する。
【0012】伝動機構17は、室28とこの室28の一
側から立ち上がる側室27とにわたってL字状に配置す
る。底端壁30の内底面30aは側室27の側から他側
端へ向かって下り傾斜させ、内底面30aの傾斜下端寄
りに流下口106を開口する。
【0013】防水シール71を間に挟んでモータ12へ
の通電をオン・オフする安全スイッチ57と、外刃ホル
ダー47の着脱に連動して安全スイッチ57をオン・オ
フ操作する操作機構とを設ける。操作機構は外刃ホルダ
ー47の着脱に連動して上下スライドする連動ピース6
6と、連動ピース66の動作を防水シール71のシール
壁を介して安全スイッチ57に伝える中継ピース65
と、安全スイッチ57がオフ側へ切り換わる向きに中継
ピース65を移動付勢するばね67とを含む。以て、外
刃ホルダー47をヘッドユニット11から取り外した状
態において、安全スイッチ57がオフ状態へ切り換わっ
て、モータ12の起動を阻止するように構成する。
【0014】
【作用】ヘッドユニット11とシャシーユニット10の
接合面間に防水シール71を配置して、シャシーユニッ
ト10および本体ケース1を水密状に封止するので、洗
浄水の入り込む部分をヘッドユニット11の側に限るこ
とができる。電気かみそりを保持した状態で、流水を掛
けながら洗浄を行うことにより、内刃や毛屑室に溜まっ
た毛屑等を簡単に洗い流すことができる。洗浄後ヘッド
部分の内刃および毛屑室に残留した水は、外刃を外して
おくことで自然乾燥するが、ヘッド部分の内部に入り込
んだ洗浄水は、本体を立てかけて置くことで自然流下作
用によってヘッドユニット11の下底部へ流れ落ちる。
そのため、ヘッドユニット11の底端壁30に流水口1
06を開口しておけば、ヘッド部分に入り込んだ洗浄水
の全てが、流下口106からヘッドユニット11の外へ
流れ出る。また、流下口106から流れ出た洗浄水は、
防水シール71の上壁80に沿ってシール周縁へと流動
し、シール周縁と対向する本体ケース1の周壁に開口し
た排出口107からケース外へ排出される。従って、ヘ
ッド部分に入り込んだ洗浄水が、ヘッドユニット11の
内部に残留するのを効果的に防止できる。
【0015】内刃駆動用の伝動機構17に毛屑等を噛み
込むと、動作不良を生じ、あるいは振動や異音を生じ
る。こうした事態を避けるために、ヘッドユニット11
の底部に室28を設け、この室28の内部に先の伝動機
構17が収容されている。しかし、室28そのものは水
密構造になっていないので、洗浄水が室28に浸入する
のを避けられない。このように、閉鎖された区画に入り
込んだ水は排水しにくいが、室28の底端壁30に流下
口106を開口しているので、室28内に入り込んだ水
はいずれ流下口106を介してヘッドユニット11の外
へ流下排出される。排出口107を本体ケース1とその
外面に設けた操作具5・6との間の隙間に面して設ける
のは、排出口107から流れ出す洗浄水を操作具5・6
の内面に沿って集約的に流下させて、排水経路に付着し
て残留するおそれのある毛屑等を確実に洗い流すためで
ある。
【0016】上記の操作具として、きわ剃り刃ユニット
36用の切換えノブ5と、首振りロック用のロックノブ
6とを備えている電気かみそりにおいて、両ノブ5・6
で常時覆われる本体ケース1の周壁に排出口107が開
口していると、洗浄時はもちろんのこと、通常使用時に
排出口107を各ノブ5・6で覆い隠すことができるの
で、電気かみそりの外観上の体裁を良好な状態に保持で
きる。また、本体ケース1の背壁と側壁とにそれぞれ排
出口107が開口しているので、流下口106から流れ
出た洗浄水を効果的に排水できるうえ、洗浄後にいずれ
か一方の排出口107が下向きになる状態で、電気かみ
そりを放置し乾燥することにより、ヘッドユニット11
から流れ出た洗浄水を確実に排出できる。
【0017】底端壁30の内底面30aを一側から他側
へ向って下り傾斜させ、その傾斜下端寄りに流下口10
6を開口した電気かみそりによれば、本体を立てかけた
状態で、伝動機構17を収容する室28に入り込んだ洗
浄水を流下口106から確実に流下排出して、室28お
よび側室27内に洗浄水が滞留するのを確実に防止でき
る。
【0018】水洗い洗浄時には外刃ホルダー47を取り
外すことにより、内刃15や毛屑室R等に付着した毛屑
や皮脂を確実に洗い流せる。しかし、内刃15が剥き出
しになった状態でモータ12を起動すると、内刃15が
駆動されて危険である。このように危険な状態で水洗い
洗浄が行われるのを確実に避けるために、シャシーユニ
ット10の側に安全スイッチ57を設けている。この安
全スイッチ57は、外刃ホルダー47が取り外された状
態では、オフ状態に切り換わってモータ12への通電を
阻止する。特に、防水されたシャーシユニット10側に
配された安全スイッチ57は、防水シール71を間に挟
んで、外刃ホルダー47の着脱に連動して直接オン・オ
フ操作する操作機構を備えているので、防水構造であり
ながら確実に切り換え操作が行われる構造となってい
る。
【0019】
【実施例】図1ないし図23は本発明に係るロータリ式
の電気かみそりに適用した実施例を示す。図3において
電気かみそりは、上面および下面が開口する筒状の本体
ケース1を有し、上側に開口する組付口2の側からかみ
そりユニット3をケース内へ組み、本体ケース1の外面
の前後に、モータ起動用のスイッチノブ4と、きわ剃り
刃を起伏操作する切換えノブ(操作具)5とを配置し、
本体ケース1の一側に首振りロック用のロックノブ(操
作具)6などを設けてなる。本体ケース1の下側の組付
口7には、充電用のコネクターを備えた底ケース8が組
付けられる。
【0020】(かみそりユニット)図5および図6にお
いて、かみそりユニット3は、シャーシユニット10と
ヘッドユニット11とに大別される。シャーシユニット
10の側にはモータ12、電池(二次電池)13および
回路基板14等の電気部品を集約配置し、ヘッドユニッ
ト11の側には回転内刃(内刃)15、外刃16および
モータ12の動力を回転内刃15に伝える伝動機構17
(図7参照)と、きわ剃り刃系の伝動機構18と、セン
ター刃系の伝動機構19とを集約配置する。
【0021】(シャーシユニット)図6および図9にお
いて、シャーシユニット10は、下半側に電池13用の
装填凹部21を有し、上側に上面が開口する筒状のモー
タ収容部22を備えた主フレーム23と、モータ12が
装填保持されるモータケース24とで構成する。モータ
ケース24はモータ収容部22で上下遊動可能に支持し
たうえで、主フレーム23とモータケース24との間に
介装した圧縮コイル形のばね25で浮動支持する。さら
に、モータケース24に一体に設けた4個の係合爪26
を主フレーム23側の係合部に係合することにより、モ
ータケース24の上方への浮動限界を規定して、その抜
け出しを防止する。このように、モータケース24を浮
動支持するのは、使用時のヘッドユニット11の上下動
を許して、肌当たりを柔らかにし、さらに肌面への追従
を確実なものとするためである。
【0022】(ヘッドユニット)ヘッドユニット11
は、底部にギヤ室(室)28を有する逆門形のヘッドフ
レーム29と、ギヤ室28の底部開口を塞ぐ底端壁30
と、ヘッドフレーム29で前後揺動可能に支持される首
振りフレーム31などを基体にして、これらに内刃1
5、外刃16および前述の各伝動機構17〜19等を組
む。
【0023】(内刃伝動系)図7において回転内刃15
用の伝動機構17は、ギヤ室28に収容されてモータ1
2の動力を減速するギヤ群G1〜G3と、ヘッドフレー
ム29の一側に設けた側室27内に配置されるギヤ群G
4〜G6、および首振りフレーム31の側に配置され
て、後者ギヤ群の終段ギヤG6の回転力を一対の回転内
刃15に伝えるギヤ群G7〜G9などで構成する。ギヤ
室28内のギヤ群G1〜G3のうち、第1段目のギヤG
1は内歯ギヤを備えており、この内歯ギヤにモータ12
の出力軸12aに固定した原動ギヤG20を噛合させ
る。原動ギヤG20と内歯ギヤとによって、モータ12
の回転数(8000〜9000rpm)は一挙に駆動時
における回転内刃15の回転数とほぼ同じ回転数である
2500〜3000rpmに減速される。従って、複数
の減速ギヤによって段階的にかつ徐々に減速される従来
のロータリ式電気かみそりに比べて、使用時の振動を減
少し、静音化できる。手ぶれも生じにくい。なお、ギヤ
室28内のギヤ群の終段ギヤG3と、次段のギヤG4と
は、後者ギヤG4の側面に突設したフェースギヤを介し
て、回転方向を直交状に変換する。側室27はヘッドフ
レーム29の側壁とこれに圧嵌係合されるカバー27a
とで区画してある(図10参照)。
【0024】(きわ剃り伝動系)先のギヤG1は、きわ
剃り刃の伝動機構18とセンター刃系の伝動機構19の
駆動ギヤを兼ねており、その上部に前者の伝動機構18
用の偏心カム33と、後者の伝動機構19用の偏心ピン
34とが一体に設けてある(図7参照)。図12に示す
ように偏心カム33は、ギヤ室28を構成するヘッドフ
レーム29の上壁と首振りフレーム31との間に配置し
た振動子35(図24参照)を往復駆動して、バリカン
式のきわ剃り刃ユニット36を駆動する。この振動子3
5は一端が軸支され、他端に二又状の連続部37を有す
る。きわ剃り刃ユニット36は切換えノブ5の上部に装
着されていて、切換えノブ5を下方の待機位置から上方
にスライド操作すると、想像線に示すようにユニット3
6の全体が軸38を中心にして跳ね上がり揺動し、その
可動刃に固定した受動片99が連結部37と係合して、
振動子35の往復動作を受け継ぐように構成してある。
【0025】(首振り機構およびセンター刃駆動系)図
6において首振りフレーム31は回転内刃15の支持フ
レームとなる逆門形の上フレーム41と、上フレーム4
1に下面側から被さる状態で圧嵌係合される下フレーム
42と、下フレーム42の上面開口を塞ぐ蓋体46(図
11参照)とからなり、上フレーム41の両側壁の上部
前後に、軸受を介して一対の回転内刃15の各両端軸が
回転自在に軸支してあり、さらに、両回転内刃15の一
端側軸には上記ギヤG8・G9が固定されている。下フ
レーム42はヘッドフレーム29の上端に配置した軸4
3を中心にして前後揺動でき、これにより首振りフレー
ム31の首振り動作が可能になっている。図8に示すよ
うに、首振りフレーム31は、ヘッドフレーム29に設
けた捻りコイル形のばね32で、中央の待機位置へ向っ
て復帰付勢してある。図11に示すように、下フレーム
42と蓋体46との間の室の内部に、センター刃48
(図12参照)を左右に往復操作する第2の振動子44
を設け、これを偏心ピン34で往復駆動できるようにし
ている。なお、下フレーム42の下面には開口42aが
形成されており、該開口42aを介して振動子44と偏
心ピン34とが対応しており、また、偏心ピン34と係
合する受動溝45は、首振りフレーム31の前後揺動範
囲に対応して前後に長い弧状溝で形成してある。
【0026】(外刃ホルダー)図12において首振りフ
レーム31に外嵌装着される外刃ホルダー47に、各回
転内刃15用の一対の網目状の外刃16をアーチ状に装
着し、さらに両外刃16・16の間にセンター刃48を
設ける。センター刃48は、それぞれ櫛刃状に形成され
た外側の固定刃49と、内側を往復スライドする可動刃
50とを一個のユニット部品としてまとめて構成したも
のである。外刃ホルダー47を首振りフレーム31に上
面側から圧嵌して装着した状態において、可動刃50の
下部に設けた連結片51が、先の振動子44の上面に突
設した駆動軸52と係合して、振動子44の往復動作を
受け継ぐようになっている。従って、駆動時における回
転内刃15の回転数とセンター刃48の往復振動数と
は、ほぼ同等の2500〜3000回/分で駆動される
ことになる。駆動軸52と蓋体46との間の隙間は、毛
屑の侵入を防ぐゴムパッキン53でシールしており、下
フレーム42の蓋体46間の室内には毛屑が入り難い構
造としてある。回転内刃15およびセンター刃48で切
断された毛屑は、外刃ホルダー47と首振りフレーム3
1とで区画される毛屑室Rの特に、上フレーム41の上
面上に溜まる。
【0027】(首振りロック)図5および図13に示す
ように、首振りフレーム31の首振り動作を規制するた
めに、本体ケース1の側面上部にはロックノブ6を備え
ている。ロックノブ6の内面上部には、ロック棒54が
突設してある。このロック棒54の上端はヘッドフレー
ム29を上下に貫通して、首振りフレーム31の下面に
臨んでいる。従って、ロックノブ6を下方の待機位置か
ら上方にスライド操作すると、ロック棒54が下フレー
ム42の側壁下部に設けた係合溝58に接当係合して、
首振りフレーム31の前後揺動を規制する。
【0028】(外刃ホルダー用のロックおよび安全スイ
ッチ)外刃ホルダー47を首振りフレーム31から取り
外すと、2個の回転内刃15が剥き出しになり、この状
態でスイッチノブ4をオン操作すると、回転内刃15が
駆動されて危険である。また、外刃ホルダー47が簡単
に外れ、所定の状態から浮き上がった状態となると、外
刃と回転内刃との摺接部分が離間してしまい切れ味が著
しく低下してしまう。こうした事態を避けるために、図
15に示すように、首振りフレーム31の内部に外刃ホ
ルダー47を取り外し不能にロック保持するロックピー
ス55を配置している。また、図14に示すように後述
する防水シール71の上壁80を間に挟んで、モータ1
2への通電をオン・オフする安全スイッチ57と、外刃
ホルダー47の着脱操作に連動して安全スイッチ57を
オン・オフ操作する操作機構が設けられている。なお、
先のロックピース55は、毛屑掃除や洗浄等のメンテナ
ンスのためヘッドフレーム29のサイドカバーに装着し
たロック解除用のボタン56の押圧で簡単にロック解除
できるよう構成してある。
【0029】(ロックピース)図11および図15にお
いて、ロックピース55は、中途部に薄肉ヒンジ部59
を備えた弾性枠60と、弾性枠60の両側端に設けた一
対の爪腕61とを備えており、爪腕61の外側面の前後
に合計4個のロック爪62を突設してなる。両爪腕61
はばね127により常時突出方向に付勢されている。先
のボタン56をばね64の付勢力に抗して押し込み操作
すると、その操作ピン63が首振りフレーム31の側壁
に通設したピン穴側へ進入し、一方の爪腕61を受動ピ
ン60bを介して押し込み操作する。これにより、押し
込み操作された側の2個のロック爪62と外刃ホルダー
47との係合が解除される。このとき、弾性枠60の山
形の側端部60aが首振りフレーム31の内部壁面に受
け止められているので、弾性枠60は薄肉ヒンジ部59
の部分において屈曲し、その結果、他方の爪腕61がボ
タン56の押し込み方向とは逆向きに引き寄せられ、そ
の側面に設けたロック爪62と外刃ホルダー47との係
合が解除される。
【0030】(安全スイッチ)モータ駆動回路中の電池
13とモータ12との間には、オン・オフ制御用の電源
スイッチとは別に図14に示す安全スイッチ57が直列
に配されている。安全スイッチ57を切換え操作する操
作機構は、ギヤ室28内に組付けた動作中継用の中継ピ
ース65と、首振りフレーム31の側面に上下スライド
自在に装着した連動ピース66と、中継ピース65を上
向きに押し上げ付勢するばね67とからなる。ばね67
で上向きに押し上げ付勢された中継ピース65は、その
上端が連動ピース66の下面に常に接当している。符号
68は底端壁30の底壁を貫通して、防水シール71を
間にして安全スイッチ57に対向する切換片である。従
って、連動ピース66は、外刃ホルダー47装着時はそ
の側壁下端で受け止められて押し下げられ、中継ピース
65をばね67の付勢に抗して押し下げて、そのため上
記切換片68が下動して安全スイッチ57を強制的にオ
ン位置に押し下げ操作している。また、外刃ホルダー4
7を首振りフレーム31から取り外すと、図14に示す
ように連動ピース66および中継ピース65はそれぞれ
上方スライドし、その結果、安全スイッチ57がオン状
態からオフ状態へ切り換わる。
【0031】(防水シール)上記のように構成したヘッ
ドユニット11を水洗い可能とするために、図16に示
すようにモータ12の出力軸12aのまわりと底端壁3
0との間にモータ軸防水シール70を設けて、洗浄水が
モータ12およびモータケース24の側へ浸入するのを
防いでいる。さらに、底端壁30の下面(接合面)とシ
ャーシユニット10の上部周縁との間に、防水シール7
1を設けて洗浄水が主フレーム23、モータケース24
および本体ケース1の内部へ浸入するのを防いでいる。
【0032】(モータ軸防水シール)図16においてモ
ータ軸防水シール70は、ゴムまたは合成ゴム製の円形
キャップ状の成形パッキンからなり、モータ12のボス
部に外嵌する周側壁72と、断面波形の上壁73とを有
する。上壁73の中央にシール孔74を通設し、シール
孔74の内面に出力軸12aと密着するリップを設け
る。底端壁30の下面には、モータ12と協同してモー
タ軸防水シール70を挟持保持する装填凹部75が設け
てある。
【0033】(防水シール)図17において防水シール
71は、ゴムまたは合成ゴム製の成形パッキンからな
り、モータケース24と底端壁30との間の隙間を封止
する上側シール部77と、本体ケース1と主フレーム2
3との間の隙間を封止する周縁シール部78と、両シー
ル部77・78を接続する膜壁79とでキャップ状に形
成してある(図9参照)。防水シール71を適正に位置
決めし、あるいはシャーシユニット11を本体ケース1
に差し込み装填するときの周縁シール部78のめくれや
ずれを防ぐとともに、本体ケース1の内周面との間で周
縁シール部78を挟着する面を形成するために、主フレ
ーム23の上端に無端環状の外シール枠81を設け、そ
の周側面に沿って係合溝82を周回状に凹み形成してい
る。さらに、モータケース24の上端に無端環状の内シ
ール枠83を設け、その内周面に沿って係合段部84を
周回状に形成していている。周縁シール部78の下部内
縁には、係合溝82に密着状態で内嵌するリブ85が設
けてある。上側シール部77の下面には係合段部84で
受け止められて、内シール枠84に密着状態で外嵌する
溝86が設けてある。
【0034】上記のようにモータ軸防水シール70と防
水シール71をシャーシユニット10の側に組んだ後、
底端壁30をモータケース24に組み、ビス66で締結
固定することにより、両シール70・71が底端壁30
とモータ12およびモータケース24との間に挟持固定
される。この時、防水シール71の上側シール部77の
開口部周縁77aを全周にわたって隆起状に形成するこ
とで、挟着固定時に図17に示すように押し潰し変形さ
れ、底端壁30との密着状態がより強化される。なお、
底端壁30とヘッドフレーム29は、ヘッドフレーム2
9の上面側からねじ込まれるビス88によって締結固定
してある(図24参照)。モータケース24は主フレー
ム23に対して上下遊動できるが、この上下遊動は、膜
壁79が上下方向に屈曲変形することによって吸収され
る。
【0035】(防水シールと本体ケースとの関係)シャ
ーシユニット10を本体ケース1に上方から差し込み装
填し、防水シール71の周縁シール部78をケース内面
に密着させることにより、両者10・1の間の隙間を封
止する。この封止作用を確実にし、同時に組み込みを容
易化するために、本体ケース1の組付口2の内面を下す
ぼまりテーパー状に形成し、その下端に下り傾斜するシ
ール面壁90を設けてある。このように、下り傾斜状の
シール面壁90を設けると、図18および図19に示す
ように、底ケース8の下面側からビス91を、主フレー
ム23の下端のねじボス121にねじ込むことにより、
主フレーム23と本体ケース1とが分離不能に固定され
るとともに、本体ケース1のシール面壁90に対する周
縁シール部78の圧着力がビス91の締付力に比例し
て、強化されて密着性が向上する。洗浄水が底ケース8
と本体ケース1との接合面からケース内部へ浸入するの
を防ぐために、両者1・8の接合面間に成形パッキンか
らなる防水シール92を挟持固定する。また、先のねじ
ボス121と底ケース8との接合面の間にもシールリン
グ93を挟持固定する。
【0036】(スイッチノブおよびガス抜き口)図5に
おいてスイッチノブ4は、ケース外面に固定した化粧枠
94上で上下スライド可能に支持されている。スイッチ
ノブ4の板面中央にはロックボタン95を設けてあり、
このボタン95を押し込んだ状態でのみ、スイッチノブ
4を上方スライドしてオン操作できる。スイッチノブ4
のスライド動作は、化粧枠94の内面に設けた連動ピー
ス96と、本体ケース1の内面に設けた切換片97とを
介してスイッチ片98に伝わり、このスイッチ片98の
上下スライドで接点を切り換えて、モータ12への通電
をオン・オフする。本体ケース1の周壁を内外に貫通す
る連動ピース96の軸部96aにも、防水用のシールリ
ング120が装着してある。ケース本体1の背壁には、
図20に示すように、気温差による本体ケース内の気圧
調節および電池13への過充電等の異常充電時生じるお
それのある水素ガスを放出することを兼用するガス抜き
口100が開口してある。このガス抜き口100は、ガ
スの通過のみを許し、水分の通過を許さない分離シート
101で塞いであり、その外面周縁とパッキン押え10
2との間がシールリング103で封止されている。パッ
キン押え102は本体ケース1に溶着固定されている。
【0037】(水洗い方式)ヘッドユニット11の回転
内刃15およびその周辺を洗浄する場合には、外刃ホル
ダー47を取り外して安全スイッチ57をオフ状態にし
て、流水を回転内刃15に流し掛ける。あるいは、外刃
ホルダー47に換えて、図22に示す回転自在に支持さ
れた洗浄ブラシ104を内蔵する洗浄ケース105を首
振りフレーム31に装着して、流水を流し掛けながら洗
浄を行う。この場合には、安全スイッチ57がオン状態
に切り換わるので、スイッチノブ4をオン操作して、回
転内刃15を回転駆動しながら洗浄を行える。洗浄ブラ
シ104は一部スリップしながら回転内刃15と連れ回
り回転するので、刃底部分に付着した毛屑を確実に除去
できる。
【0038】(排水構造)洗浄時には、ヘッドユニット
11の各部に洗浄水が入り込む。内刃や毛屑室上に付着
した水は外刃ホルダー47を外したまま本体を振って水
切りするか、放置しておくことで自然乾燥する。また、
首振りフレーム31内に浸入した水は下フレーム42の
下面に形成した開口122から流出してヘッドフレーム
29上壁上に溜まるが、水切りするか本体を寝かすかす
ることで簡単に排水できる。側室27やギヤ室28に入
り込んだ洗浄水を効果的に排出するために、底端壁30
の底壁の一側寄り、詳しくは中継ピース65を配置した
側の面壁前後に流下口106(図1および図9参照)が
開口している。さらに底端壁30の内底面30aは、流
下口106の側から側室27の側へ向かって上り傾斜さ
せて、側室27およびギヤ室28内に浸入した洗浄水の
全てを流下口106から確実に排出できるようにしてい
る。流下口106から流れ出た排水は、防水シール71
の上壁80を伝いながらシール周縁部へ流動し、切換え
ノブ5およびロックノブ6を配置した側の本体ケース1
の周壁に通設した排出口107を介してケース外へ案内
され、切換えノブ5およびロックノブ6と本体ケース1
との間の隙間を伝ってケース下方へ流れ落ちる。このと
き、防水シール71の平坦な上壁80を流下口106と
排出口107とを繋ぐ排水経路に利用するので、流下口
106から流れ落ちた洗浄水を確実に排出口107へ流
動案内でき、ヘッドユニット11とシャシーユニット1
0との間に排水が滞留するのを防止できる。
【0039】図1および図2に示すように、切換えノブ
5およびロックノブ6の外表面は、それぞれ本体ケース
1の外表面と滑らかに連続するが、各ノブ5・6の内面
と本体ケース1との間には隙間が設けてある。従って、
排出口107から流れ出た洗浄水は、先の隙間を排水通
路にしてケース下方へ流れ落ち、各ノブ5・6の下端側
に設けた排水穴123・124から排出される。各排出
口107は、両ノブ5・6の切り換え状態の如何に拘ら
ず、両ノブ5・6で常時覆われるケース周壁に開口して
ある。従って、通常使用時に排出口107がケース外表
面に露出するのを防止して、電気かみそりの体裁を向上
できる。
【0040】(充電部構造)電池13に対する充電は、
図23に示すように充電アダプター109と充電スタン
ド110とのいずれによっても行える。そのために、図
23に示すように底ケース8には2通りの接続端子11
2・113を一対ずつ設ける。一方の接続端子112は
底ケース8の成形時にインサート固定されて、その下端
が底ケース8の下面に露出しているとともに本体ケース
1内で電池13の充電回路と接続されている。接続端子
112は、充電スタンド110の載置面上に配置した一
対の接続片125に対応して設けてあって、後述する接
続端子113に比べて端子間のピッチが大きい。他方の
接続端子113は、図5に示すように回路基板14の下
端に固定されていて、底ケース8の底面に凹み形成した
連結凹部114に突出する状態で底ケース8に挿嵌す
る。この接続端子113と底ケース8の内面壁との間に
は、防水用のシールリング118を挟持しておく(図1
8参照)。充電アダプター109から導出したコネクタ
ー116を連結凹部114に差し込み係合することによ
り、充電アダプター109で変換した直流電流は、接続
端子113を介して電池13に印加できる。充電スタン
ド110を使用する際には、コネクタ116を充電スタ
ンド110の連結凹部117に差し込み係合すること
で、連結凹部117と電気的に接続している上記接続片
125・125に充電アダプタ109からの電流が印加
され、充電スタンド110の載置面上に立てた電気かみ
そりの上記接続端子112・112と接続片125・1
25との接触により充電操作が行われる。
【0041】上記のように電池13への充電を、充電ア
ダプター109と充電スタンド110のいずれででも行
えるようにすると、例えば旅行時に電気かみそりを携行
する際には、充電アダプター109のみを携行すればよ
い。また、家庭等で使用する場合には、電気かみそりを
充電スタンド110に差し込み装填するだけで、手軽に
充電を行える。充電スタンド110に装填した電気かみ
そりは、切換えノブ5の側(きわ剃り刃側)へ向かって
後傾する状態で起立保持されるようスタンド載置面を形
成しておけば、充電を行う直前にヘッド部の水洗いを行
っていたとしても、流下口106から流れ出た排水は切
換えノブ5の側に設けた排出口107から積極的に流下
するようになる。底ケース8を受け止める載置面となる
スタンド内底面には、本体ケース1を伝って流下した排
水をスタンド下方へ流下案内する開口が設けてある。従
って、先の排水が載置面上に溜まって接続端子112を
短絡させることはない。
【0042】(別の実施形態)本実施例においては肌面
への刃部の追従を確実なものとするために、本体ケース
1やシャーシユニット10に対してヘッドユニット11
を上下動可能に構成したが、これに限らず、固定するタ
イプでもよい。この場合はモータ軸12aと防水シール
71との相対的な位置変化は無いために、モータ軸防水
シール70を防水シール71の上側シール部内に一体的
に形成することも可能である。また、ロータリ式の電気
かみそりとしては、1個の回転内刃15を備えているも
の、1個の回転内刃15と、上記の実施例におけるセン
ター刃48を隣接配置したもの等の種々の実施形態を採
ることができるとともに、もちろん首振り機能を備えな
い形態のものであってもよい。本発明は内刃15が往復
駆動される電気かみそりにも適用できる。その場合に
は、モータ12の出力軸12aより上方に、回転運動を
往復運動に変換する機構を配置する。上記の実施例にお
ける内刃15用の伝動機構17は、ベルトやチェーン等
のギヤ群以外の伝動要素で構成することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明では、電気部品が集約配置される
シャーシユニット10と、内刃15への伝動機構17な
どの機械部品が集約配置されるヘッドユニット11との
接合面の間に防水シール71を配置して、水洗い洗浄時
に浸水される個所をヘッドユニット11の側のみに限る
ようにした。そのうえで、ヘッドユニット11の下端に
位置する底端壁30に流下口106を設けて、ヘッドユ
ニット11の内部に入り込んだ洗浄水は、流下口106
からヘッドユニット11の外部へ排出できるようにし
た。さらに流下口106から流れ落ちた排水は、防水シ
ール71の上壁80を介してシール周縁部へと流動さ
せ、シール用周縁部に臨んで本体ケース1に開口した排
出口107からケース外へ排出できるようにした。従っ
て、水洗い時に洗浄水の一部がヘッドユニット11の内
部に入り込んだとしても、先の流下口106と排出口1
07とを介して確実に排出でき、水洗いした電気かみそ
りを滞留水のない清潔な状態に維持できる。
【0044】ヘッドユニット11の底部の室28内に、
内刃駆動用の伝動機構17を収容する電気かみそりにお
いては、室28の底端壁30に流下口106を開口する
ので、室28内に洗浄水が入り込んだとしても、この洗
浄水を確実に流下排出できる。
【0045】本体ケース1の外面に設けた、切換えノブ
5やロックノブ6等の操作具と、本体ケース1の外面と
の間の隙間に面して排出口107を開口した電気かみそ
りによれば、排出口107から流れ出た洗浄水を両ノブ
5・6の内面に沿って集約的に流下できるので、排水経
路に付着し残留するおそれのある毛屑等を確実に洗い流
すことができる。
【0046】また、上記の両ノブ5・6で常時覆われる
本体ケース1の周壁に排出口107を開口すると、洗浄
時はもちろんのこと、通常使用時に排出口107を各ノ
ブ5・6で覆い隠すことができるので、電気かみそりの
外観上の体裁を良好な状態に保持できる。さらに、本体
ケース1の背壁と側壁とにそれぞれ排出口107を開口
する場合には、流下口106から流れ出た洗浄水を効果
的に排水できるうえ、洗浄後にいずれか一方の排出口1
07が下向きになる状態で、電気かみそりを放置し乾燥
することにより、ヘッドユニット11から流れ出た洗浄
水を確実に排出できる。
【0047】底端壁30の内底面30aを一側から他側
へ向って下り傾斜させ、その傾斜下端寄りに流下口10
6を開口した電気かみそりによれば、本体を立てかけた
状態で、伝動機構17を収容する室28に入り込んだ洗
浄水を流下口106から確実に流下排出して、室28お
よび側室27内に洗浄水が滞留するのを確実に防止でき
る。
【0048】シャシーユニット10の側に安全スイッチ
57を設け、この安全スイッチ57を外刃ホルダー47
の着脱に連動してオン・オフに切り換える電気かみそり
によれば、外刃ホルダー47を取り外した状態では、安
全スイッチ57をオフ状態に切り換えてモータ12への
通電を阻止できるので、外刃ホルダー47を外して、内
刃15が剥き出しになった状態でもモータ12が起動さ
れるのを確実に防止して、水洗い作業を安全に行える
【図面の簡単な説明】
【図1】電気かみそりのシール構造と排水構造を示す概
略縦断正面図である。
【図2】電気かみそりのシール構造と排水構造を示す概
略縦断側面図である。
【図3】電気かみそりの斜視である。
【図4】外刃ホルダーと首振りユニットとを分解した状
態での斜視図である。
【図5】かみそりユニットと本体ケースとを分解した状
態での斜視図である。
【図6】かみそりユニットの分解図である。
【図7】動力伝動機構を示す説明図である。
【図8】首振りユニットを分解した状態での斜視図であ
る。
【図9】防水シールとその装着部の構造を示す斜視図で
ある。
【図10】ヘッドユニットとシャーシユニットとを分解
した斜視図である。
【図11】首振りユニットの分解斜視図である。
【図12】ヘッドユニットの縦断側面図である。
【図13】首振りロック機構を示す縦断側面図である。
【図14】安全スイッチとその操作機構を示す説明図で
ある。
【図15】外刃ホルダーのロック機構の内部平面図であ
る。
【図16】モータ軸防水シールの断面図である。
【図17】防水シールの断面図である。
【図18】かみそりユニットと本体ケースとの組み付け
構造を示す縦断正面図である。
【図19】本体ケース1の下部構造を示す縦断正面図で
ある。
【図20】ガス抜き構造を示す断面図である。
【図21】かみそりユニットと本体ケースとの組み付け
構造を示す縦断側面図である。
【図22】洗浄ケースの断面図である。
【図23】充電器の説明図である。
【図24】きわ剃り刃用の振動子とヘッドレームの関係
構造を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 組付口 3 かみそりユニット 10 シャシーユニット 11 ヘッドユニット 12 モータ 13 電池 14 回路基板 15 内刃 16 外刃 17 伝動機構 28 室 30 底端壁 70 モータ軸防水シール 71 防水シール 106 流下口 107 排出口
フロントページの続き (72)発明者 木下 浩二 福岡県田川郡方城町大字伊方4680番地 九 州日立マクセル株式会社内 Fターム(参考) 3C056 EE00 JC20 LL04 LL08 LL29

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上端に組付口2を有する本体
    ケース1と、組付口2の側から本体ケース1に内装され
    るかみそりユニット3とを備えており、 かみそりユニット3は、モータ12、電池13および回
    路基板14等の電気部品が集約配置してあるシャーシユ
    ニット10と、内刃15、外刃16およびモータ12の
    動力を内刃15に伝える伝動機構17が集約配置してあ
    るヘッドユニット11とを上下に接合固定して構成され
    ており、 シャーシユニット10とヘッドユニット11との接合面
    の間には、ヘッドユニット11側とシャシーユニット1
    0側との間を封止するキャップ状の防水シール71が挟
    持固定されており、 かみそりユニット3を本体ケース1に装填固定した状態
    において、本体ケース1とシャーシユニット10の上端
    外周との間の隙間が、上記防水シール71の周縁部で封
    止してある水洗式の電気かみそりであって、 防水シール71の上壁80と対面するヘッドユニット1
    1の底端壁30に、洗浄水を防水シール71の側へ流下
    案内する流下口106が開口しており、 防水シール71の周縁部と対向する本体ケース1の周壁
    に、洗浄水を本体ケース1の外表面へ排出案内する排出
    口107が開口している水洗式の電気かみそり。
  2. 【請求項2】 ヘッドユニット11の底部に、内刃駆動
    用の伝動機構17を収容する室28が設けられており、 この室28の底端壁30に流下口106が開口されてい
    る請求項1記載の水洗式の電気かみそり。
  3. 【請求項3】 本体ケース1とその外面にスライド可能
    に装着した操作具5・6との間の隙間に面して排出口1
    07が開口している請求項1又は2記載の水洗式の電気
    かみそり。
  4. 【請求項4】 本体ケース1の外周壁に沿ってスライド
    してきわ剃り刃ユニット36を出退操作する切換えノブ
    5が設けられており、 上記ノブ5で常時覆われる本体ケース1の周壁に排出口
    107が開口している請求項1又は2又は3記載の水洗
    式の電気かみそり。
  5. 【請求項5】 ヘッドユニット11に設けた首振りフレ
    ーム31とスライド係脱して、首振りフレーム31の揺
    動を阻止するロックノブ5が、本体ケース1の外周壁に
    設けられており、ロックノブ5で常時覆われる本体ケー
    ス1の周壁に排出口107が開口している請求項1又は
    2又は3又は4記載の水洗式の電気かみそり。
  6. 【請求項6】 伝動機構17が、室28とこの室28の
    一側から立ち上がる側室27とにわたってL字状に配置
    されており、 底端壁30の内底面30aが側室27の側から他側端へ
    向かって下り傾斜しており、 内底面30aの傾斜下端寄りに流下口106が開口して
    いる請求項1又は2又は3又は4又は5記載の水洗式の
    電気かみそり。
  7. 【請求項7】 防水シール71を間に挟んでモータ12
    への通電をオン・オフする安全スイッチ57と、外刃ホ
    ルダー47の着脱に連動して安全スイッチ57をオン・
    オフ操作する操作機構とが設けられており、 操作機構は外刃ホルダー47の着脱に連動して上下スラ
    イドする連動ピース66と、連動ピース66の動作を防
    水シール71のシール壁を介して安全スイッチ57に伝
    える中継ピース65と、安全スイッチ57がオフ側へ切
    り換わる向きに中継ピース65を移動付勢するばね67
    とを含み、 外刃ホルダー47をヘッドユニット11から取り外した
    状態において、安全スイッチ57がオフ状態へ切り換わ
    って、モータ12の起動を阻止するように構成してある
    請求項1又は2又は3又は4又は5又は記載の水洗式の
    電気かみそり。
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