JP4025518B2 - 往復式電気かみそり - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、往復式電気かみそりに関し、詳しくは、本体に対して傾斜している刃ブロックにおける刃体の駆動を安定化させようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、本体Aに対して刃ブロックBが傾斜している電気かみそりにおいて、図12に示すように、本体Aと刃ブロックBとの間に配設する防水板1は、本体センター線aに対して垂直に設置しているもの、又、図14及び図18に示すように、防水板1が刃ブロックセンター線bに対して垂直に設置しているものがある。
刃ブロックセンター線の両側に並列に立設される二つの内刃駆動桿2、3の長さは、本体側のモータの出力軸に連結されて内刃駆動桿2、3を駆動する二つの駆動点を同じ高さにしているとき、傾斜方向とは反対側に設けたトリマ刃側の内刃駆動桿3に比べて傾斜方向側に並設された内刃駆動桿2の長さが短くなり、二つの内刃の駆動振幅等にアンバランスが生じやすくなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図12に示すように、防水板1が本体センター線aに対して垂直に設置されている構成においては、刃ブロックセンター線bの両側に並列に立設される二つの内刃駆動桿2、3は、防水板1に対して傾斜することになり、本体Aに対して刃ブロックBを大きく傾斜させる場合には、一層、内刃駆動桿2、3が防水板1に対して傾斜することになる。往復駆動される内刃駆動桿2、3と防水板1との干渉を防止するために、内刃駆動桿2に切欠きを形成するのであり、二つの内刃の駆動振幅等に生じるアンバランスが助長されるという問題がある。
【0004】
又、図18に示すように、防水板1が刃ブロックセンター線bに対して垂直に設置している構成において、防水板1の下部においてトリマ刃11に対する駆動伝達系を構成する場合には、防水板1の下部においても別の防水構造1Aを設ける必要がある。
【0005】
尚、図14に示すように、防水板1が刃ブロックセンター線bに対して垂直に設置している構成においては、図示するように、駆動子6、7を防水板1よりも下方でモータ26側に大きく屈曲させることから、駆動子6、7の構成が複雑になるものである。
【0006】
尚、図16に示すように、本体Aの正面のスイッチ10の上部に使用時に親指を置く指置きニを形成する場合に、指置きニの形状を親指のラウンド(丸み)形状にすると、内刃駆動桿2をモータセンター線cより傾斜側に大きくずらす必要があり、刃体(内刃)18の駆動点46とモータ26による駆動子6の駆動点48の間で回転力が発生して内刃駆動性能を低下させたり、振動が大きくなるという問題がある。
【0007】
尚、本体ケース25に挿入された基台12に上蓋13または下蓋14を固定することにより防水をおこなうものにおいては、図19及び図20に示すように、防水板1の固定と上蓋13または下蓋14の固定を別手段にておこなうか、図21に示すように、防水板1を段付き形状として防水をおこなうことになり、防水板1の形状が複雑になるものである。
【0008】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、駆動伝動のアンバランスを軽減し、駆動構成を簡素化し、かつ、使いやすく、防水構造を簡素化できる往復式電気かみそりを提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1においては、複数の刃体18、18を備えた刃ブロックBが本体Aに対して傾斜し、刃ブロックBが本体Aに対して着脱自在になされ、刃ブロックBの傾斜方向とは反対側にトリマ刃11を設けた往復式電気かみそりであって、上記傾斜方向に並設された刃体18、18の内刃駆動桿2、3が本体Aと刃ブロックBとの間に配設する防水板1を貫通し、防水板1の板面が刃ブロックセンター線bとモータセンター線cとの各々の垂直線d、fの中間に位置するように防水板1が本体Aに対して傾斜して本体Aに取付けられ、防水板1は本体A側の外刃フレーム固定部材17よりも内方に配設され、防水板1は外刃フレーム固定部材17の外刃フレーム16に対する係合面17Sに対して傾斜し、防水板1が傾斜することにより生じる外刃フレーム固定部材17の内部スペースにトリマ駆動桿15を収めていることを特徴とするものである。
【0010】
このような構成によれば、刃ブロックBを本体Aに対して傾斜させても防水板1も刃ブロックBが傾斜する方向に傾斜していることから、防水板1を本体センター線aに垂直にする場合に比べて内刃駆動桿2と防水板1との交叉角度を緩やかにでき、防水板1との干渉を回避するために内刃駆動桿2を切欠くことを低減でき、刃ブロックセンター線bの両側に並列に立設される二つの内刃駆動桿2、3による両刃体18、18の駆動に大きなアンバランスが生じるのを低減でき、又、刃ブロックセンター線bとモータセンター線aとの各々の垂直線d、fの中間に位置するように傾斜している防水板1は外刃フレーム固定部材17よりも内方に配設され、防水板1は外刃フレーム固定部材17の外刃フレーム1 6に対する係合面17Sに対して傾斜し、防水板1が傾斜することにより生じる外刃フレーム固定部材17の内部スペースにトリマ駆動桿15を収めているから、防水板1を傾斜させることにより外刃フレーム固定部材17の内部スペースを有効に利用してトリマ駆動桿15を収めることができ、防水板1の上方にトリマ駆動桿15を位置させることで防水構造を簡素化でき、しかも、外刃フレーム16を本体Aに対して低い位置に取付けることができ、コンパクト化を図ることができる。
【0011】
請求項2においては、刃ブロックBの外刃フレーム16における本体Aに対する係合端部の形状は、刃体18の往復運動方向及び刃体18、18の並列方向において同一形状としていることを特徴とするものである。このような構成によれば、外刃フレーム16の本体Aに対する向きをなくすことができ、使用者は外刃フレーム16の向きを気にすることがなく、使いやすい。
請求項3においては、平面状の防水板1の本体Aへの固定によって外刃フレーム固定部材17を本体Aに固定していることを特徴とするものである。このような構成によれば、防水板1の固定によって外刃フレーム固定部材17の固定ができながら、髭くずが上に溜まる防水板1を単純形状にできて洗浄が容易になる。
【0012】
請求項4においては、外刃フレーム固定部材17にトリマ駆動桿15をカバーする保護カバー部59を設けていることを特徴とするものである。このような構成によれば、使用時にトリマ駆動桿15に誤って触れるのを防止することができ、安全性を高めることができる。
【0013】
請求項5においては、外刃フレーム固定部材17に外刃フレーム16の着脱用の操作釦40を覆う釦保護カバー61を設けていることを特徴とするものである。このような構成によれば、上蓋13に設けた操作釦40を外刃フレーム固定部材17に設けた釦保護カバー61によって覆うことができ、操作釦取付部44への髭くずの侵入を防止することができる。
【0014】
請求項6においては、外刃フレーム固定部材17にトリマ駆動桿15の連絡通路より髭くずが漏れ出すのを防止する駆動桿カバー62を設けていることを特徴とするものである。このような構成によれば、トリマ駆動桿15が往復変位しても駆動桿カバー62によって連絡通路を遮蔽できて髭くずが流出するのを防止できる。
【0015】
請求項7においては、外刃フレーム固定部材17の周縁部の高さにおいて、一部の高さを防水板1の高さに略等しく、他の部分の高さを防水板1の高さよりも高くしていることを特徴とするものである。このような構成によれば、外刃フレーム固定部材17の防水板1よりも高さが高くなっている部分を下にして外刃フレーム固定部材17より刃ブロックBを構成している外刃フレーム16を外すと、髭くずは高さが高くなっている部分及び防水板1上に溜めておくことができ、外刃フレーム16を外した際に髭くずがこぼれ落ちるのを防止することができる。
【0016】
請求項8においては、防水板1よりも高くした外刃フレーム固定部材17の部分に髭くず排出孔24を形成していることを特徴とするものである。このような構成によれば、高くなっている部分及び防水板1上に堆積した髭くずは、本体Aを更に傾けることでブラシや流水等により髭くずの排出をおこなうことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は全体断面図である。図2は正面図である。図4は分解斜視図である。
【0018】
本体Aを構成する本体ケース25は上下両端が開口する略筒状となっていて下端開口に下蓋14が、上端開口に上蓋13が取付けられ、本体ケース25の内部にモータ26及び蓄電池27を保持する基台12が配設されている。モータ26の出力軸に駆動子6、7が連結されて回転運動を往復運動に変換し、駆動子6、7より内刃駆動桿2、3が上蓋13を貫通して斜めに立設され、内刃駆動桿2、3の先端部にユニット化された刃体(内刃)18が連結されている。上蓋13に外刃フレーム固定部材17を載置し、外刃フレーム固定部材17の上に防水板1を載置し、防水板1を貫通する上ねじ34を基台12にねじ込むことで、外刃フレーム固定部材17を本体A側に取付けている。外刃フレーム固定部材17に外刃フレーム16が操作釦40の操作によって取外し自在に取付けられ、外刃フレーム16に外刃ユニット28が着脱自在に取付けられている。
【0019】
本体ケース25の背面には、きわ剃り刃用のトリマ刃11が略長手方向にスライド自在に装着され、トリマ刃11を上方向にスライドさせた時に内刃駆動桿3に取付けられたトリマ駆動桿15とトリマ駆動子29のボスが嵌合し、トリマ刃11に駆動力を伝達するようにしている。
【0020】
本体ケース25の正面には、長手方向にスライド自在としたスイッチ10が配設され、スイッチ10のスライド変位を回転変位に変換するスイッチカム30が、本体ケース25の貫通孔31を通じて本体ケース25の内部の基台12に回転自在に取付けられたカムレバー32に係合することにより、カムレバー32の回転変位がさらに基台12にスライド自在に取付けられたスイッチプレート33をスライドさせることにより接点の開閉をおこなうものである。
【0021】
刃体(内刃)18及び外刃ユニット28等にて構成された刃ブロックBは本体Aに対して傾斜している。この場合、刃ブロックBの刃体(内刃)18を駆動するモータ26のモータセンター線cが本体センター線aと刃ブロックセンター線bとの中間に位置するようにモータ26が本体Aに対して傾斜して組み込まれているのである。
【0022】
上蓋13の上方に配設される防水板1に上ねじ34を貫通して本体ケース25に配設している基台12にねじ込むことで防水板1が本体A側に取付けられるのであり、このことによって、内刃駆動桿2、3を緊迫してシールを図っている駆動子防水ゴム35の外周部36が防水板1と上蓋13によって圧縮されて充分な防水を図るものである。又、上蓋13の下端に備えているゴム質部37を本体ケース25の段部38に圧接して防水を図っている。この場合、上ねじ34の締結方向と上蓋13の下端のゴム質部37と本体ケース25の段部38の当接方向とを垂直とすることで、均一な圧着力を確保している。防水板1の上ねじ34の嵌入部にはゴム質部材39が形成されており、上ねじ34との防水をおこなう。上蓋13には外刃フレーム16を着脱する操作釦40を備えているが、外刃フレーム固定部材17に釦保護カバー61を設けることによって操作釦40を保護している。外刃フレーム固定部材17には、トリマ駆動桿15のための連絡口60が設けられ、本体ケース25の背面よりトリマ駆動桿15を通して内刃駆動桿3へ連結させた後、駆動桿カバー62を上方より取付けて連絡口60を覆っている。
【0023】
このように複数の刃体18、18を備えた刃ブロックBが本体Aに対して傾斜し、刃ブロックBが本体Aに対して着脱自在になされ、刃ブロックBの傾斜方向とは反対側にトリマ刃11を設けた往復式電気かみそりにおいて、本発明においては、本体Aと刃ブロックBとの間に配設する防水板1の板面が刃ブロックセンター線bとモータセンター線cとの各々の垂直線d、fの中間に位置するように防水板1が本体Aに対して傾斜して本体Aに取付けられているものである。
【0024】
このように、刃ブロックBを本体Aに対して傾斜させても防水板1も傾斜していることから、防水板1を本体センター線aに垂直にする場合のように、刃ブロックセンター線bの両側に並列に立設される二つの内刃駆動桿2、3の各刃体18、18の駆動(重心)点46、46までの長さが大きく異なることがなく、内刃駆動桿2、3の刃体18、18の駆動(重心)点46、46までの長さの異なりを低減することができ、両刃体18、18の駆動にアンバランスが生じるのを低減できるのである。
【0025】
又、防水板1の板面が刃ブロックセンター線bとモータセンター線cとの各々の垂直線d、fの中間に位置していて、防水板1が刃ブロックセンター線bの垂直線dに沿うように大きく傾斜することもなく、その分、内刃駆動桿2、3を曲げなくてもよく、駆動子6、7の構成を簡素化できるのである。又、本体Aの正面のスイッチ10の上部に使用時に親指を置く指置きニを形成する場合にも、内刃駆動桿2をモータセンター線cより傾斜側に大きくずらす必要がなく、刃体(内刃)18の駆動点46とモータ26による駆動子6の駆動点48の間で回転力が発生することを軽減でき、内刃駆動性能の低下を低減することができ、振動も抑制できるのである。
【0026】
ところで、刃ブロックBの外刃フレーム16における本体Aに対する係合端部16aの形状は、刃体18の往復運動方向及び刃体18、18の並列方向において同一形状としていることから、外刃フレーム16の本体Aに対する向きをなくすことができ、使用者は外刃フレーム16の向きを気にすることがなく、使いやすくなるものである。
【0027】
防水板1は本体A側の外刃フレーム固定部材17よりも内方に配設され、防水板1は外刃フレーム固定部材17の外刃フレーム16に対する係合面17Sに対して傾斜し、防水板1が傾斜することにより生じる外刃フレーム固定部材17の内部スペースにトリマ駆動桿15を収めている。
【0028】
このように、防水板1を傾斜させることにより外刃フレーム固定部材17の内部スペースを有効に利用してトリマ駆動桿15を収めることができるのであり、防水板1の上方にトリマ駆動桿15を位置させることで防水構造を簡素化でき、しかも、外刃フレーム16を本体Aに対して低い位置に取付けることができ、コンパクト化を図ることができるのである。
【0029】
外刃フレーム固定部材17には凹入段部17aが形成され、凹入段部17aに平面状の防水板1を載置し、本体ケース25の段部38に上蓋13を載置し、防水板1を貫通した上ねじ34を本体ケース25の内部に挿入している基台12にねじ込むことで、外刃フレーム固定部材17を本体Aに固定しているものである。このように、平面状の防水板1の固定によって外刃フレーム固定部材17の固定ができながら、髭くずが上に溜まる防水板1を単純形状にできて洗浄が容易になるのである。
【0030】
更に、外刃フレーム固定部材17にはトリマ駆動桿15の連絡口60の上方に笠状になる保護カバー部59を形成してあって、トリマ駆動桿15をカバーすることによって、使用時にトリマ駆動桿15に誤って触れるのを防止することができ、安全性を高めている。
【0031】
しかも、外刃フレーム固定部材17に外刃フレーム16の着脱用の操作釦40を覆う釦保護カバー61を設けていることから、上蓋13に設けた操作釦40を外刃フレーム固定部材17に設けた釦保護カバー61によって覆うことができ、操作釦取付部44への髭くずの侵入を防止することができるのである。
【0032】
図6に示すように、外刃フレーム固定部材17の連絡口60において、略門型の駆動桿カバー62を付設して、駆動桿カバー62のカバー片62a、62a及び図7に示すトリマ駆動桿15に形成している弾性変位片41、41とが重なり合うことによって、トリマ駆動桿15が往復変位しても駆動桿カバー62によって連絡通路を遮蔽できて髭くずが流出するのを防止できるのである。
【0033】
ところで、図8に示すように、駆動桿カバー62が無い状態でも、トリマ駆動桿15の弾性変位片41が外刃フレーム固定部材17の内壁42に摺接することにより同様に連絡口60からの髭くずの漏れ出しを防止することができる。この場合、図9に示すように、外刃フレーム固定部材17に弾性壁片43を設けてもよい。トリマ駆動桿15の上方は外刃フレーム固定部材17において笠状となった保護カバー部59によって覆うことで、安全性を高めている。
【0034】
図8及び図10に示すように、外刃フレーム固定部材17の周縁部の高さにおいて、一部の高さを防水板1の高さに略等しく、他の部分の高さを防水板1の高さよりも高くしている。このような構成によれば、外刃フレーム固定部材17の防水板1よりも高さが高くなっている部分を下にして外刃フレーム固定部材17より刃ブロックBを構成している外刃フレーム16を外すと、髭くずは高さが高くなっている部分及び防水板1上に溜めておくことができ、外刃フレーム16を外した際に髭くずがこぼれ落ちるのを防止することができ、ブラシ63などで髭くずを前面側に排出することができる。
【0035】
図11に示すように、防水板1よりも高くした外刃フレーム固定部材17の部分に髭くず排出孔24を形成しているのであり、外刃フレーム固定部材17の高くなっている部分及び防水板1上に堆積した髭くずは、本体Aを更に傾けることでブラシ63や流水等により髭くずの排出をおこなうことができる。
【0036】
【発明の効果】
請求項1においては、複数の刃体を備えた刃ブロックが本体に対して傾斜し、刃ブロックが本体に対して着脱自在になされ、刃ブロックの傾斜方向とは反対側にトリマ刃を設けた往復式電気かみそりであって、上記傾斜方向に並設された刃体の内刃駆動桿が本体と刃ブロックとの間に配設する防水板を貫通し、防水板の板面が刃ブロックセンター線とモータセンター線との各々の垂直線の中間に位置するように防水板が本体に対して傾斜して本体に取付けられ、防水板は本体側の外刃フレーム固定部材よりも内方に配設され、防水板は外刃フレーム固定部材の外刃フレームに対する係合面に対して傾斜し、防水板が傾斜することにより生じる外刃フレーム固定部材の内部スペースにトリマ駆動桿を収めているから、防水板を本体センター線に垂直にする場合に比べて内刃駆動桿と防水板との交叉角度を緩やかにでき、防水板との干渉を回避するために内刃駆動桿を切欠くことを低減でき、刃ブロックセンター線の両側に並列に立設される二つの内刃駆動桿による両刃体の駆動に大きなアンバランスが生じるのを低減でき、又、刃ブロックセンター線とモータセンター線との各々の垂直線の中間に位置するように傾斜している防水板は外刃フレーム固定部材よりも内方に配設され、防水板は外刃フレーム固定部材の外刃フレームに対する係合面に対して傾斜し、防水板が傾斜することにより生じる外刃フレーム固定部材の内部スペースにトリマ駆動桿を収めているから、防水板を傾斜させることにより外刃フレーム固定部材の内部スペースを有効に利用してトリマ駆動桿を収めることができ、防水板の上方にトリマ駆動桿を位置させることで防水構造を簡素化でき、しかも、外刃フレームを本体に対して低い位置に取付けることができ、コンパクト化を図ることができる。
【0037】
請求項2においては、請求項1の効果に加えて、刃ブロックの外刃フレームにおける本体に対する係合端部の形状は、刃体の往復運動方向及び刃体の並列方向において同一形状としているから、外刃フレームの本体に対する向きをなくすことができ、使用者は外刃フレームの向きを気にすることがなく、使いやすいという利点がある。
【0038】
請求項3においては、請求項1又は2の効果に加えて、平面状の防水板の本体への固定によって外刃フレーム固定部材を本体に固定しているから、防水板の固定によって外刃フレーム固定部材の固定ができながら、髭くずが上に溜まる防水板を単純形状にできて洗浄が容易になるという利点がある。
【0039】
請求項4においては、請求項1の効果に加えて、外刃フレーム固定部材にトリマ駆動桿をカバーする保護カバー部を設けているから、使用時にトリマ駆動桿に誤って触れるのを防止することができ、安全性を高めることができるという利点がある。
【0040】
請求項5においては、請求項1の効果に加えて、外刃フレーム固定部材に外刃フレームの着脱用の操作釦を覆う釦保護カバーを設けているから、上蓋に設けた操作釦を外刃フレーム固定部材に設けた釦保護カバーによって覆うことができ、操作釦取付部への髭くずの侵入を防止することができるという利点がある。
【0041】
請求項6においては、請求項1又は4の効果に加えて、外刃フレーム固定部材にトリマ駆動桿の連絡通路より髭くずが漏れ出すのを防止する駆動桿カバーを設けているから、トリマ駆動桿が往復変位しても駆動桿カバーによって連絡通路を遮蔽できて髭くずが流出するのを防止できるという利点がある。
【0042】
請求項7においては、請求項1の効果に加えて、外刃フレーム固定部材の周縁部の高さにおいて、一部の高さを防水板の高さに略等しく、他の部分の高さを防水板の高さよりも高くしているから、外刃フレーム固定部材の防水板よりも高さが高くなっている部分を下にして外刃フレーム固定部材より刃ブロックを構成している外刃フレームを外すと、髭くずは高さが高くなっている部分及び防水板上に溜めておくことができ、外刃フレームを外した際に髭くずがこぼれ落ちるのを防止することができるという利点がある。
【0043】
請求項8においては、請求項7の効果に加えて、防水板よりも高くした外刃フレーム固定部材の部分に髭くず排出孔を形成しているから、高くなっている部分及び防水板上に堆積した髭くずは、本体を更に傾けることでブラシや流水等により髭くずの排出をおこなうことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態の全体断面図である。
【図2】 同上の正面図である。
【図3】 同上の背面図である。
【図4】 同上の分解斜視図である。
【図5】 同上の部分斜視図である。
【図6】 同上の部分断面図である。
【図7】 同上のトリマ駆動桿の斜視図である。
【図8】 同上の駆動桿カバーを取付ける前の部分斜視図である。
【図9】 同上の他の実施の形態の部分斜視図である。
【図10】 本発明の作用を示す部分斜視図である。
【図11】 同上の作用を示す部分斜視図である。
【図12】 従来例の断面図である。
【図13】 同上の一部破断した正面図である。
【図14】 同上の他の従来例の断面図である。
【図15】 同上の正面図である。
【図16】 同上の更に他の従来例の断面図である。
【図17】 同上の正面図である。
【図18】 同上の更に他の従来例の部分断面図である。
【図19】 同上の更に他の従来例の断面図である。
【図20】 同上の更に他の従来例の一部破断した正面図である。
【図21】 同上の更に他の従来例の一部破断した正面図である。
【符号の説明】
2 内刃駆動桿
3 内刃駆動桿
11 トリマ刃
15 トリマ駆動桿
16 外刃フレーム
17 外刃フレーム固定部材
17S 係合面
18 刃体
A 本体
B 刃ブロック
b 刃ブロックセンター
c モータセンター線
d 垂直線
f 垂直線
Claims (8)
- 複数の刃体を備えた刃ブロックが本体に対して傾斜し、刃ブロックが本体に対して着脱自在になされ、刃ブロックの傾斜方向とは反対側にトリマ刃を設けた往復式電気かみそりであって、上記傾斜方向に並設された刃体の内刃駆動桿が本体と刃ブロックとの間に配設する防水板を貫通し、防水板の板面が刃ブロックセンター線とモータセンター線との各々の垂直線の中間に位置するように防水板が本体に対して傾斜して本体に取付けられ、防水板は本体側の外刃フレーム固定部材よりも内方に配設され、防水板は外刃フレーム固定部材の外刃フレームに対する係合面に対して傾斜し、防水板が傾斜することにより生じる外
刃フレーム固定部材の内部スペースにトリマ駆動桿を収めて成ることを特徴とする往復式電気かみそり。 - 刃ブロックの外刃フレームにおける本体に対する係合端部の形状は、刃体の往復運動方向及び刃体の並列方向において同一形状として成ることを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
- 平面状の防水板の本体への固定によって外刃フレーム固定部材を本体に固定して成ることを特徴とする請求項1又は2記載の往復式電気かみそり。
- 外刃フレーム固定部材にトリマ駆動桿をカバーする保護カバー部を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
- 外刃フレーム固定部材に外刃フレームの着脱用の操作釦を覆う釦保護カバーを設けて成ることを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
- 外刃フレーム固定部材にトリマ駆動桿の連絡通路より髭くずが漏れ出すのを防止する駆動桿カバーを設けて成ることを特徴とする請求項1又は4記載の往復式電気かみそり。
- 外刃フレーム固定部材の周縁部の高さにおいて、一部の高さを防水板の高さに略等しく、他の部分の高さを防水板の高さよりも高くして成ることを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
- 防水板よりも高くした外刃フレーム固定部材の部分に髭くず排出孔を形成して成ることを特徴とする請求項7記載の往復式電気かみそり。
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