JP2000041853A - 電気湯沸し器 - Google Patents
電気湯沸し器Info
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Abstract
軽にかつ均質な出来上がりで作ることができ、しかも清
掃性・手入れ性に優れた電気湯沸し器を提供することを
目的とする。 【解決手段】 容器2の下部から器体外へ連通する導出
経路19を設け、導出経路19の途中に経路を開閉する
第1の弁体を配し、容器2と蓋体3とで形成される空間
内に、茶葉等の飲料用材料24を収納するケース22を
配し、ケース22に、容器2内の液体が浸入し、飲料用
材料24に接触あるいは材料24中を通過し、再びケー
ス22外に脱出可能な経路もしくは空間を形成するとと
もに、その経路もしくは空間の開口部または途中におい
て少なくとも1ヵ所を閉塞する第2の弁体27を設け、
第2の弁体27の開閉動作を、容器2内の液体の温度に
よって制御する電気湯沸し器。
Description
温し、麦茶等を抽出して器体外へ導出する電気湯沸し器
に関するものである。
方は、例えば麦茶であれば、やかんなどに水を入れて沸
騰させ、その中に焙煎した大麦の粒をそのまま、あるい
は粉砕したもののパックを入れて数分間煮出すといった
方法が一般的であり、出来上がったものを放置するか、
やかんごと水で冷やすなどして粗熱を取り、その後容器
に移して冷蔵庫で冷やしておき、必要時に随時取り出し
てコップ等に注ぎ、飲用に供するといったものである。
に麦茶のパックを投入して煮出しを行なうといった方法
が用いられている場合がある。この場合について、従来
の電気湯沸し器の概略構成の説明を交えて述べる。
図20に示すようなものであり、201は本体、202
は本体201内に配された上面開口の容器、203は容
器202の開口部を覆う蓋体、204は容器201内の
液体を加熱・保温する発熱体である。205は容器20
2内の液体を器体外へ導出する手段であるところの電動
式のポンプで、モータ206により駆動され、吸込口2
07より液体を吸い込み、ポンプ205と、器体外への
導出口208とを連通する水管209を介して液体を器
体外へ導出するものである。
一例は、まず容器202内に水を入れて電源を投入し、
発熱体204によって水を加熱し、沸騰させる。そし
て、蓋体203を開いて容器202内に麦茶のパック2
10を投入して、煮出しを行ない、頃合いを見計らっ
て、容器202の中から麦茶のパック210を取り出す
といったものである。その後、導出スイッチ211を操
作して、ポンプ205により容器202内の麦茶を、器
体外へ導出し、保存用容器などに入れるのである。
うな従来の方法では、やかん、あるいは電気湯沸し器の
いずれを用いた場合でも、一定の煮出しを行なうのは難
しく、人為的に頃合を見計らって取り出す煩雑さがあ
り、また、取り出すのを忘れたままにしていると、濃く
なって渋みが出てくるなど、出来上がりにも影響する。
は直後に蓋体203を開けるため、蒸気が器体外に大量
に放出されるので、機器として好ましい使い方ではな
く、また、水管209など掃除しにくい部分に茶渋が付
着して、腐敗による臭いや雑菌の繁殖の心配があった。
従って、電気湯沸し器で麦茶などを作ることは、取扱い
説明書などには禁止事項とされているのが一般的であ
る。
もので、麦茶などの煮出して飲用に供する飲料を、手軽
にかつ均質な出来上がりで作ることができ、しかも清掃
性・手入れ性に優れた電気湯沸し器を提供することを目
的としている。
めに、本発明は、液体を収容する上面開口の容器と、前
記容器の開口部を覆う蓋体と、前記容器内の液体を加熱
する加熱手段と、前記容器の下部から器体外へ連通する
導出経路と、前記導出経路の途中に経路を開閉する第1
の弁体と、前記容器と前記蓋体とで形成される空間内に
設けられた茶葉等の飲料用材料を収納するケースとを有
し、前記ケースには前記容器内の液体が浸入し、前記飲
料用材料に接触あるいは通過し、再び前記ケース外に脱
出可能な経路もしくは空間を形成するとともに、前記経
路もしくは空間の開口部または途中において少なくとも
1ヵ所を閉塞する第2の弁体を設け、前記第2の弁体の
開閉動作を前記容器内の液体の温度によって制御する電
気湯沸し器とする。
に取り付け、前記ケースの移動を、前記容器内の液体の
温度によって制御するものである。
手段を配し、一連の運転工程の途中において、前記駆動
手段を動作させて、前記ケースを前記容器内の液体に近
づける方向、および遠ざける方向に移動させるものであ
る。
体の駆動手段を配し、一連の運転工程の途中において、
前記駆動手段を動作させて、前記第2の弁体の開閉動作
を行なうものである。
閉動作を、容器内の液体の温度もしくは運転工程によっ
て制御すること、あるいは、ケースを容器内で移動自在
に取り付け、ケースの移動即ち、液体中への浸漬と液体
中からの引き上げを、容器内の液体の温度もしくは運転
工程によって制御することにより、ケース内に飲料用材
料をセットして運転するだけで、自動的に煮出し、抽出
が行われ、飲料を手軽にかつ均質な出来上がりで作るこ
とができる。
出経路を設け、その途中に経路を開閉する第1の弁体を
配し、この第1の弁体による導出経路の開閉によって、
容器内の液体の器体外への導出を行うことにより、導出
経路を単純化できるので、茶渋などの汚れに対する清掃
性・手入れ性が飛躍的に向上するのである。
液体を収容する上面開口の容器と、前記容器の開口部を
覆う蓋体と、前記容器内の液体を加熱する加熱手段と、
前記容器の下部から器体外へ連通する導出経路と、前記
導出経路の途中に経路を開閉する第1の弁体と、前記容
器と前記蓋体とで形成される空間内に設けられた茶葉等
の飲料用材料を収納するケースとを有し、前記ケースに
は前記容器内の液体が浸入し、前記飲料用材料に接触あ
るいは通過し、再び前記ケース外に脱出可能な経路もし
くは空間を形成するとともに、前記経路もしくは空間の
開口部または途中において少なくとも1ヵ所を閉塞する
第2の弁体を設け、前記第2の弁体の開閉動作を前記容
器内の液体の温度によって制御する電気湯沸し器とす
る。
載のケースの飲料用材料収納部を、容器内の液面近傍で
浮遊自在としたものである。
体の開方向および閉方向の動作のうち、少なくとも一方
の動作での第2の弁体の付勢を、形状記憶合金から成る
ばねにより行なうものである。
アームをその一端で回動自在に取りつけ、アームの他端
に、容器内面に着脱自在とした結合部材を、アームに対
して回動自在に取り付けたものである。
性材料により形成し、アームの他端に取り付けた結合部
材の一部もしくは全部を磁石により形成したものであ
る。
の一部もしくは全部を磁石または磁性材料で構成し、容
器の、結合部材の取付位置近傍の外面に、接触あるいは
近接して、磁性材料または磁石を配したものである。
その閉状態において略鉛直方向に伸長するシャフトを取
り付け、シャフトに沿って摺動自在にケースを取り付け
たものである。
一部を、直接あるいは結合部材を介して蓋体に回動自在
かつ着脱自在にに取り付けたものである。
器の開口を覆う面の一部もしくは全部を磁性材料により
形成し、ケースの一部あるいは結合部材の一部を磁石に
より構成したものである。
の一部あるいは結合部材の一部を磁石または磁性材料で
形成し、蓋体の、結合部材の取り付け面近傍の外側面に
接触あるいは近接して、磁性材料または磁石を配したも
のである。
収容する上面開口の容器と、前記容器の開口部を覆う蓋
体と、前記容器内の液体を加熱する加熱手段と、前記容
器の下部から器体外へ連通する導出経路と、前記導出経
路の途中に経路を開閉する第1の弁体と、前記容器と前
記蓋体とで形成される空間内に設けられた茶葉等の飲料
用材料を収納するケースとを有し、前記ケースには前記
容器内の液体が浸入し、前記飲料用材料に接触あるいは
通過し、再び前記ケース外に脱出可能な経路もしくは空
間を形成するとともに、前記ケースを前記容器内で回動
自在に取り付け、前記ケースの回動動作を、前記容器内
の液体の温度によって制御する電気湯沸し器とする。
の、容器内の液体に近付く方向および遠ざかる方向の回
動動作のうち、少なくとも一方の回動動作でのケースの
付勢を、形状記憶合金から成るばねにより行なうもので
ある。
を容器内で略鉛直方向に摺動自在に取り付け、ケースの
摺動動作を、容器内の液体の温度によって制御するもの
である。
を蓋体に略鉛直方向に摺動自在に取り付けたものであ
る。
の、容器内の液体に近付く方向および遠ざかる方向の摺
動動作のうち、少なくとも一方の摺動動作でのケースの
付勢を、形状記憶合金から成るばねにより行なうもので
ある。
の付勢を行なう形状記憶合金から成るばねの一部もしく
は全部を、蓋体の蒸気の通路内に配したものである。
収容する上面開口の容器と、前記容器の開口部を覆う蓋
体と、前記容器内の液体を加熱する加熱手段と、前記容
器の下部から器体外へ連通する導出経路と、前記導出経
路の途中に経路を開閉する第1の弁体と、前記容器と前
記蓋体とで形成される空間内に設けられた茶葉等の飲料
用材料を収納するケースとを有し、前記ケースには前記
容器内の液体が浸入し、前記飲料用材料に接触あるいは
通過し、再び前記ケース外に脱出可能な経路もしくは空
間を形成するとともに、前記容器の外側に前記ケースの
駆動手段を配し、前記駆動手段を動作させて前記ケース
を前記容器内の液体に近づける方向および遠ざける方向
に移動させる電気湯沸し器とする。
収容する上面開口の容器と、前記容器の開口部を覆う蓋
体と、前記容器内の液体を加熱する加熱手段と、前記容
器の下部から器体外へ連通する導出経路と、前記導出経
路の途中に経路を開閉する第1の弁体と、前記容器と前
記蓋体とで形成される空間内に設けられた茶葉等の飲料
用材料を収納するケースとを有し、前記ケースには前記
容器内の液体が浸入し、前記飲料用材料に接触あるいは
通過し、再び前記ケース外に脱出可能な経路もしくは空
間を形成するとともに、前記経路もしくは空間の開口部
または途中において少なくとも1ヵ所を閉塞する第2の
弁体を設け、前記容器の外側に前記第2の弁体の駆動手
段を配し、前記駆動手段を動作させて前記第2の弁体の
開閉動作を行なう電気湯沸し器とする。
て、図面を参照しながら説明する。まず、本発明の第1
の実施例について説明する。図1〜図3は請求項1〜3
記載の発明の一実施例を包括して説明するもので、図1
はその概略構成図である。
口の容器、3は容器2の開口部を覆う蓋体、4は容器2
内の液体を加熱する手段であるところの電気式のヒータ
ーで、容器2の底部に圧接状態で取り付けられている。
5は容器2内の液体を冷却する手段であるところの冷却
装置で、冷却装置5は、熱の授受を効果的に行なうため
の吸熱板6、ペルチェ効果による熱電素子モジュール
7、放熱部材8等で構成されており、熱電素子モジュー
ル7は吸熱側を吸熱板6に、放熱側を放熱部材8に圧接
して取り付けられている。9は、放熱部材8等に送風を
行ない放熱を促進するための送風機である。10は容器
2内の液体の温度を均等に保つとともに、加熱および冷
却を効率的に行うために、容器2内の液体を攪拌するた
めの攪拌翼で、モーター11により駆動される。12は
容器内の液体の温度を検知する温度センサー、13は容
器2内の液体と容器2の外部との熱の授受を極力押さえ
るための断熱材である。蓋体3は本体1にヒンジ14を
中心に回動自在に取り付けられており、その閉位置で本
体1に、ロック部材15によって掛止されている。16
はロック部材15による本体1への掛止を解くためのロ
ック解除部材、17は容器2内の蒸気を器体外に放出す
るための蒸気通路である。19は容器2の下部と器体外
とを連通する導出経路で、その途中に導出経路19を開
閉する第1の弁体20が配されている。
途中を遮断しており、導出つまみ21の押圧操作によ
り、第1の弁体20を開放状態にすることにより導出経
路19を連通させて、容器2内の液体を器体外に導出す
るのである。22は茶葉などの飲料用材料を収納するケ
ースで、後述するいくつかの部材で構成される。
示すもので、図2において、23はケースの本体である
ボデーで、飲料用材料である茶葉のパック24などを収
納する収納室25が形成されており、その開口部は着脱
自在のキャップ26で封止されている。収納室25の壁
には、第1の穴部18が形成されており、収納室25
と、収納室25に隣接し、第2の弁体27を内包する弁
室28とは、第1の穴部18を介して連通状態になって
いる。弁室28には、第2の穴部29及び第3の穴部3
0が形成され、また、第2の弁体27は弁室28内に摺
動自在に配されている。31および32は、第2の弁体
27を摺動方向に付勢する第1のばね、および第2のば
ねであり、お互いに逆の方向、即ち第1のばね31はA
方向に、第2のばね32はB方向に、各々第2の弁体2
7を付勢している。
よって形成されており、通常の状態即ち、第1のばね3
1及びその周囲の温度が、形状記憶合金の変態温度より
低い状態においては、〔第1のばねの付勢力F1〕<
〔第2のばねの付勢力F2〕となるよう設定してある。
第2のばね32の付勢力によりB方向に付勢され、第2
の弁体27に形成された第1の弁座33、第2の弁座3
4は各々、弁室28の第2の穴部29及び第3の穴部3
0を閉塞しており、収納室25および弁室28と容器2
内とは隔離状態になっている。
さい材質からなり、結果としてケース22全体が浮力を
得るためのフロートで、収納室25は容器2内の液面C
の近傍で浮遊するようになっている。
まり第1のばね31及びその周囲の温度が、形状記憶合
金の変態温度より高い状態を示すもので、この状態にお
いては、形状記憶合金製のばねの弾性係数が、変態温度
以下のときよりも大幅に増加する性質を利用して、〔第
1のばねの付勢力F1〕>〔第2のばねの付勢力F2〕
となるよう設定してある。
第1のばね31の付勢力によりA方向に付勢されて移動
し、第2の弁体27に形成された第1の弁座33、第2
の弁座34は各々、弁室28の第2の穴部29及び第3
の穴部30から離れ、弁室28は、容器2内と連通状態
になる。この結果、第1の穴部18、弁室28、第2の
穴部29、及び第3の穴部30を介して、収納室25と
容器2内部とは連通状態になる。
般的な電気湯沸し器と同様な「湯沸かしから95℃前後
の高温での保温」の運転の場合について述べる。ここで
は、麦茶の作り方を例に挙げて説明すると、まず、ケー
ス22のキャップ26を外して収納室25の中に、麦茶
のパック24を入れ、再びキャップ26をケース22に
装着する。ここで、第1のばね31の材料である形状記
憶合金の変態温度は98℃前後に設定してあり、この時
点ではケース22は図2の状態にある。
投入し、ヒーターに4に通電を行ない、容器2内の水を
加熱、即ち「湯沸かし」を行なう。この時の、ケース2
2の容器2内への投入時期は、容器内の水温が98℃前
後になるまで、ケース22は、収納室25および弁室2
8と、容器2内とは隔離状態になっているので、収納室
25内に水が浸入することはなく、麦茶の抽出は行なわ
れないので、水温が98℃前後になるまでに投入すれば
何ら影響はないが、簡便さからいえば、湯沸かし開始と
ほぼ同時期に入れるのが良い。
ート35によって、ケース22全体が浮力を得るため、
収納室25は容器2内の液面Cの近傍で浮遊し、図1の
ように、液面の変動に追随する。
およびそれに内包されている第1のばね31の温度も上
昇し、その温度が98℃前後にまで上昇すると、第1の
ばね31の形状記憶合金としての変態挙動によって付勢
力が急激に増加し、第2の弁体が、A方向の付勢力を受
けて移動し、図3に示す状態、即ち、収納室25と容器
2内部とが連通状態になる。
高い水を随時「湯」と称する)は収納室25内の麦茶の
パック24内に浸入し、麦茶の煮出し液となり、容器2
内の湯との濃度差により再び容器2内に拡散して、麦茶
の抽出が行われる。容器2内の水温が沸点、即ち100
℃前後に達して、いわゆる沸騰状態になっても、この抽
出作用は継続される。
後、一定時間沸騰を継続した後、ヒーター4への通電を
停止し、その後は自然放熱により、保温温度の95℃前
後に湯温が低下するのを待った後、95℃前後を維持す
べく、ヒーター4への通電を間欠的に行なう。
8℃前後まで低下した時点で、第1のばね31の変態挙
動の可逆反応により、付勢力が急激に減少して、第2の
弁体が、第2のばね32により、B方向の付勢力を受け
て移動し、図2に示す状態、即ち、収納室25および弁
室28と容器2内とは隔離状態になる。この時点で、麦
茶の煮出し液の、容器2内への拡散は遮断され、容器2
内へのこれ以上の抽出は為されない。
パック24を容器2から取り出す必要がなく、そのまま
放置しておいても既に抽出した麦茶の濃度に影響がない
ので、麦茶のパック24を頃合を見計らっての取り出す
煩わしさから開放される。
し工程中での98℃前後以降から沸騰を経て、自然放熱
による98℃前後への低下に至るまでの時間とほぼ等し
くなるので、その結果、毎回ほぼ均質な濃度の麦茶を得
ることができる。また、抽出の濃度を変えたい場合は、
上記の時間を変えてやれば良く、例えば沸騰状態の時間
を変えてやることにより、それが実現する。この沸騰時
間を外部操作により任意に調整可能にすれば、好みに応
じた濃度の麦茶を得ることが容易にできる。
器に、収容液体の温度を室温以下に冷却する機能を付加
したものであり、次に、「湯沸かしから室温以下の温度
までの冷却、保冷」の運転の場合について述べる。
であるが、沸騰終了以降は、あらかじめ設定した温度、
例えば10℃前後に設定した場合、容器2内の水温が1
0℃前後になるまで、冷却装置5の熱電素子モジュール
7、送風機9、およびモーター11に通電する。
ペルチェ効果を利用して、容器2内の湯の熱を、吸熱板
6を介して熱電素子モジュール7の吸熱側に伝え、その
熱を放熱側から放熱部材8を介して、器体内の空間に放
出する。
風を行なうことにより放熱を促進するとともに、モータ
ー11により駆動される攪拌翼10を回転させて、容器
内の水を攪拌して、効率的に冷却を行なうものである。
かし工程中での98℃前後以降から沸騰を経て、冷却装
置5による強制冷却で98℃前後に低下するまでの時間
とほぼ等しくなるので、その結果、毎回ほぼ均質な濃度
の麦茶を得ることができる。
出つまみ21を押圧操作し、第1の弁体20を開放状態
にして導出経路19を連通させることにより、器体外へ
の導出が行なわれるので、これをコップなどに受ければ
良い。
の重力によって滴下されるので、長さを短くすることが
でき、かつ素直な経路とすることができるので、茶渋な
どの汚れを除去するのが容易であり、清掃性・手入れ性
に優れているので、清潔に使い続けることができる。
について説明する。図4は請求項4記載の発明の一実施
例を説明するもので、ケース36にアーム37をその一
端38で回動自在にに取り付け、アーム37の他端39
に第1の結合部材40をアーム37に対して回動自在に
取り付けてある。ここで、ケース36自体の構成・動作
は、実施例1に準じるものであり、具体的な構成図およ
び説明は省略する。
に着脱自在に嵌合する、第2の結合部材42が取り付け
られており、これらの結合部材どうしの嵌合により、ケ
ース36は容器41の側壁に係留され、液面に浮遊して
いる。これにより、ケース36は、容器41に対する平
面上の位置の規制をある程度受けつつ、液面に対してほ
ぼ同じ姿勢を保ちながら、液面の変動に追随して上下す
る。
び、第2の結合部材42の容器41への取付位置などの
設定により、麦茶などの抽出に際して、常に条件の良い
場所の近傍にケース36を位置させることができる。
態で湯沸かしを行なった場合、いわゆる「空焼き」状態
の場合、ヒーター4からの熱で、近傍の容器41の底面
が高温になるので、ケース36がこの部分に接触しない
ように位置規制をすることが可能で、ケース36および
構成部品などを樹脂材料で形成した場合に、その熱によ
る変形や溶解を防止できるのである。
について説明する。図5は請求項5記載の発明の一実施
例を説明するもので、ケース36にアーム37をその一
端38で回動自在にに取り付け、アーム37の他端39
に第1の結合部材43をアーム37に対して回動自在に
取り付けてある。44は第1の結合部材43に取り付け
られた磁石である。ここで、ケース36自体の構成・動
作は、実施例1に準じるものであり、具体的な構成図お
よび説明は省略する。
磁性材料で形成されており、第1の結合部材43に取り
付けられた磁石44を、磁力による吸引で取り付ける所
定の位置に凹部46が形成されている。容器45の凹部
46と、磁石44との結合により、ケース36は容器4
5の側壁に係留され、液面に浮遊している。これによ
り、ケース36は、容器45に対する平面上の位置の規
制をある程度受けつつ、液面に対してほぼ同じ姿勢を保
ちながら、液面の変動に追随して上下するのは実施例2
と同様であり、同様の効果を奏する。
よる吸引での結合であるため、アーム37などを含むケ
ース36の容器への着脱が容易であり、例えば沸騰直前
であっても何かで掴んで、所定の位置に取り付けること
も容易である。
について説明する。図6は請求項6記載の発明の一実施
例を説明するもので、ケース36にアーム37をその一
端38で回動自在に取り付け、アーム37の他端39に
第1の結合部材43をアーム37に対して回動自在に取
り付けてある。47は第1の結合部材43に取り付けら
れた、磁性材料からなる吸着部材である。ここで、ケー
ス36自体の構成・動作は、実施例1に準じるものであ
り、具体的な構成図および説明は省略する。
所定の位置に、凹部49が形成されており、凹部49の
裏面には磁石50が取り付けられている。吸着部材47
と磁石50との結合により、ケース36は容器48の側
壁に係留され、液面に浮遊している。
する平面上の位置の規制をある程度受けつつ、液面に対
してほぼ同じ姿勢を保ちながら、液面の変動に追随して
上下するのは実施例2と同様であり、同様の効果を奏す
る。
る吸引での結合であるため、実施例3と同様に、アーム
37などを含むケース36の容器への着脱が容易であ
り、例えば沸騰直前であっても何かで掴んで、所定の位
置に取り付けることも容易である。
れも吸着のためだけの専用部材であるので、材質、形状
および、磁石50においてはその着磁力も自由に設定で
きるので、お互いの吸着力を最も適したものにすること
が容易である。
について説明する。図7は請求項7記載の発明の一実施
例を説明するもので、蓋体3に、その閉状態において、
略鉛直方向に伸長するシャフト51を取り付け、ケース
52に、シャフト51の径よりも、若干径の大なる穴部
53を形成して、その穴部によってシャフト51に沿っ
て摺動自在にケース52を取り付けたものである。ここ
で、ケース52自体は、穴部53を有する部分の形状は
異なるものの、その基本的な構成・動作は、実施例1に
準じるものであり、具体的な構成図および説明は省略す
る。
これにより、ケース52は、容器2に対する平面上の位
置の規制を受けつつ、液面に対してほぼ同じ姿勢を保ち
ながら、液面の変動に追随して上下するのは実施例2と
同様であり、同様の効果を奏する。
を介して蓋体3に掛合されているので、蓋体3を開方向
の回動に連動して移動し、蓋体3を完全に開いた状態に
おいては、ケース52は、容器2の外に出た状態になる
ので、容器2内の湯の温度が高いときであっても、蓋体
3を開いておけば、ケース52の温度は急速に低下する
ので、突発的にケース52に触れる必要性が出てきたと
きに便利である。
ための部材や、凹凸がないので、容器2の清掃が行ない
やすいのである。
について説明する。図8は請求項8記載の発明の一実施
例を説明するもので、ケース36にアーム37をその一
端38で回動自在にに取り付け、アーム37の他端39
に第1の結合部材40をアーム37に対して回動自在に
取り付けてある。ここで、ケース36自体の構成・動作
は、実施例1に準じるものであり、具体的な構成図およ
び説明は省略する。
に着脱自在に嵌合する、第2の結合部材42が取り付け
られており、これらの結合部材どうしの嵌合により、ケ
ース36は蓋体53の下面にに係留され、液面に浮遊し
ている。これにより、ケース36は、容器2に対する平
面上の位置の規制をある程度受けつつ、液面に対してほ
ぼ同じ姿勢を保ちながら、液面の変動に追随して上下す
る。
び、第2の結合部材42の蓋体53への取付位置などの
設定により、麦茶などの抽出に際して、常に条件の良い
場所の近傍にケース36を位置させることができる。
で湯沸かしを行なった場合、いわゆる「空焼き」状態の
場合、ヒーター4からの熱で、近傍の容器2の底面が高
温になるので、ケース36がこの部分に接触しないよう
に位置規制をすることが可能で、ケース36および構成
部品などを樹脂材料で形成した場合に、その熱による変
形や溶解を防止できるのである。
ための部材や、凹凸がないので、容器2の清掃が行ない
やすいのである。
について説明する。図9は請求項9記載の発明の一実施
例を説明するもので、ケース36にアーム37をその一
端38で回動自在にに取り付け、アーム37の他端39
に第1の結合部材43をアーム37に対して回動自在に
取り付けてある。44は第1の結合部材43に取り付け
られた磁石である。ここで、ケース36自体の構成・動
作は、実施例1に準じるものであり、具体的な構成図お
よび説明は省略する。
フェライト系ステンレスなどの磁性材料で形成されてお
り、第1の結合部材43に取り付けられた磁石44を、
磁力による吸引で取り付ける所定の位置に凹部56が形
成されている。蓋カバー55の凹部56と、磁石44と
の結合により、ケース36は蓋カバー55に係留され、
液面に浮遊している。
る平面上の位置の規制をある程度受けつつ、液面に対し
てほぼ同じ姿勢を保ちながら、液面の変動に追随して上
下するのは実施例2と同様であり、同様の効果を奏す
る。
よる吸引での結合であるため、アーム37などを含むケ
ース36の容器への着脱が容易であり、例えば沸騰直前
であっても何かで掴んで、所定の位置に取り付けること
も容易である。
ための部材や、凹凸がないので、容器2の清掃が行ない
やすいのである。
について説明する。図10は請求項10記載の発明の一
実施例を説明するもので、ケース36にアーム37をそ
の一端38で回動自在に取り付け、アーム37の他端3
9に第1の結合部材43をアーム37に対して回動自在
に取り付けてある。47は第1の結合部材43に取り付
けられた、磁性材料からなる吸着部材である。ここで、
ケース36自体の構成・動作は、実施例1に準じるもの
であり、具体的な構成図および説明は省略する。
所定の位置に、凹部58が形成されており、凹部58の
裏面には磁石50が取り付けられている。吸着部材47
と磁石50との結合により、ケース36は蓋体57の下
部に係留され、液面に浮遊している。
る平面上の位置の規制をある程度受けつつ、液面に対し
てほぼ同じ姿勢を保ちながら、液面の変動に追随して上
下するのは実施例2と同様であり、同様の効果を奏す
る。
る吸引での結合であるため、実施例3と同様に、アーム
37などを含むケース36の容器への着脱が容易であ
り、例えば沸騰直前であっても何かで掴んで、所定の位
置に取り付けることも容易である。
れも吸着のためだけの専用部材であるので、材質、形状
および、磁石50においてはその着磁力も自由に設定で
きるので、お互いの吸着力を最も適したものにすること
が容易である。
ための部材や、凹凸がないので、容器2の清掃が行ない
やすいのである。
について説明する。図11は請求項11〜12記載の発
明の一実施例を包括して説明するもので、59は茶葉の
パック24を収納する収納室60を有するケースで、収
納室60の開口部は着脱自在のキャップ61で封止され
ている。収納室60には、液体が通過できる複数個の貫
通穴62が形成されている。63は、ケース59に形成
された腕部で、その一端を、容器64への取り付けのた
めの第1の結合部材65に回動自在に取り付けられてい
る。
に取り付けられた第2の結合部材66の凸部に対応する
凹部が形成されており、両者の嵌合によって第1の結合
部材65およびそれに取り付けられたケース59は、第
2の結合部材66に着脱自在となっている。67、68
はケース59の腕部63を回動方向に付勢する圧縮コイ
ルばねであるところの第1のばね、および捩りコイルば
ねであるところの第2のばねであり、お互いに逆の方
向、即ち第1のばね67は、容器64内の液体に近づく
方向(A方向)に、第2のばね68は、容器64内の液
体から遠ざかる方向(B方向)にケース59の腕部63
を付勢している。
よって形成されており、通常の状態即ち、第1のばね6
7及びその周囲の温度が、形状記憶合金の変態温度より
低い状態においては、〔第1のばねの付勢力F1〕<
〔第2のばねの付勢力F2〕となるよう設定してある。
また、変態温度より高い条件下においては、〔第1のば
ねの付勢力F1〕<〔第2のばねの付勢力F2〕となる
ような設定が成されている。
容器64に取り付けた状態で、第1のばね67の材料で
ある形状記憶合金の変態温度より低い条件下において
は、第2のばね68に付勢されて、容器64に所定の量
の液体を入れたときの液面よりも高い位置に配されてい
る。
あるので、ここでは「湯沸かしから95℃前後の高温で
の保温」の運転の場合のみ説明する。まず、ケース59
のキャップ61を外して収納室60の中に、麦茶のパッ
ク24を入れ、再びキャップ61をケース59に装着す
る。ここで、第1のばね67の材料である形状記憶合金
の変態温度は98℃前後に設定してあり、この時点では
ケース59は第2のばね68でB方向に付勢されて、容
器64に所定の量の液体を入れたときの液面よりも高い
位置に配されている。
を投入し、ヒーター4に通電し、「湯沸かし」を行な
う。この時の、ケース59の容器64内への投入時期
は、容器内の水温が98℃前後になるまでケース59は
何ら挙動を示さないので、実施例1と同様で良い。
その蒸気により第1のばね67が熱せられて、その温度
が98℃前後にまで上昇すると、形状記憶合金としての
変態挙動によって付勢力が急激に増加し、第2のばね6
8の付勢力に打ち勝ってケース59の腕部63をA方向
に付勢、即ち下方に押しやり、その結果ケース59は容
器64内の湯の中に没し、湯が貫通穴62を通過して収
納室60内に浸入し、麦茶の抽出が行われる。
後、一定時間沸騰を継続した後、95℃前後の保温温度
への移行の途中で、湯温が98℃前後まで低下した時点
で、第1のばね67の変態挙動の可逆反応により、付勢
力が急激に減少して、ケース59の腕部63が第2のば
ね68により、B方向の付勢力を受けて上方に移動し、
ケース59は液面より上に位置するので、収納室60は
容器64内の湯から隔離され、抽出は終了する。
パック24を容器64から取り出す必要がなく、そのま
ま放置しておいても既に抽出した麦茶の濃度に影響がな
いので、麦茶のパック24を頃合を見計らっての取り出
す煩わしさから開放される。
してから、保温に移行する98℃前後への低下に至るま
での時間とほぼ等しくなるので、その結果、毎回ほぼ均
質な濃度の麦茶を得ることができる。
の時間を変えてやれば良く、例えば沸騰状態の時間を変
えてやることにより、それが実現する。この沸騰時間を
外部操作により任意に調整可能にすれば、好みに応じた
濃度の麦茶を得ることが容易にできる。
貫通穴62を形成して、抽出の制御を行なっていること
からも明らかであるように、収納室60を密閉構造にす
る必要がなく、構成を簡素化することができる。
の内部の水は滴下してしまうので、取り外す際にも器体
外に水滴が落ちることが殆どなく、床などを汚す心配が
ない。
法・構成・効果は実施例1と同様である。
施例について説明する。図12および図13は請求項1
3〜15記載の発明の一実施例を包括して説明するもの
である。
されたカバー71内に略鉛直方向に摺動自在に配された
ケースで、茶葉のパック24を収納する収納室72が形
成されており、その開口部は着脱自在のキャップ73で
封止されている。収納室72には、液体が通過できる網
目状の格子部74が形成されている。75、76はケー
ス69を上下方向に付勢する圧縮コイルばねであるとこ
ろの第1のばね、および第2のばねであり、お互いに逆
の方向、即ち第1のばね75は、容器2内の液体に近づ
く方向である下方向(A方向)に、第2のばね76は、
容器2内の液体から遠ざかる方向である上方向(B方
向)に、各々ケース69を付勢している。
よって形成されており、通常の状態即ち、第1のばね7
5及びその周囲の温度が、形状記憶合金の変態温度より
低い状態においては、〔第1のばねの付勢力F1〕<
〔第2のばねの付勢力F2〕となるよう設定してある。
また、変態温度より高い条件下においては、〔第1のば
ねの付勢力F1〕<〔第2のばねの付勢力F2〕となる
ような設定が成されている。
容器2に取り付けた状態で、第1のばね75の材料であ
る形状記憶合金の変態温度より低い条件下においては、
第2のばね76に付勢されて、カバー71内に収納され
て、容器2に所定の量の液体を入れたときの液面よりも
高い位置に配されている。また、カバー71の穴部の縁
77は、ケース69の鍔部78と密着状態になってい
る。ここで、第1のばね75の材料である形状記憶合金
の変態温度は98℃前後に設定してある。
4を入れ、「湯沸かしから95℃前後の高温での保温」
の運転を行なっていくと、容器2内の水温が上昇して沸
騰に至り、その蒸気により第1のばね75が熱せられ
て、その温度が98℃前後にまで上昇すると、形状記憶
合金としての変態挙動によって付勢力が急激に増加し、
図13に示すように、第2のばね76の付勢力に打ち勝
ってケース69をA方向に付勢、即ち下方に押しやり、
その結果ケース69は容器2内の湯の中に没し、湯が網
目状の格子部74を通過して収納室72内に浸入し、麦
茶の抽出が行われる。
後、一定時間沸騰を継続した後、95℃前後の保温温度
への移行の途中で、湯温が98℃前後まで低下した時点
で、第1のばね75の変態挙動の可逆反応により、付勢
力が急激に減少して、ケース69が第2のばね76によ
り、B方向の付勢力を受けて上方に移動し、ケース69
は液面より上に位置するので、収納室72は容器2内の
湯から隔離され、抽出は終了する。
パック24を容器2から取り出す必要がなく、そのまま
放置しておいても既に抽出した麦茶の濃度に影響がない
ので、麦茶のパック24を頃合を見計らっての取り出す
煩わしさから開放される。
してから、保温に移行する98℃前後への低下に至るま
での時間とほぼ等しくなるので、その結果、毎回ほぼ均
質な濃度の麦茶を得ることができる。
の時間を変えてやれば良く、例えば沸騰状態の時間を変
えてやることにより、それが実現する。この沸騰時間を
外部操作により任意に調整可能にすれば、好みに応じた
濃度の麦茶を得ることが容易にできる。
納室72を密閉構造にする必要がなく、構成を簡素化す
ることができる。
ス69の鍔部78と密着状態としてやれば、沸騰中の蒸
気の結露による、疑似的な抽出を防止できるので、更に
均質な濃度の出来上がりが実現できる。
てあるので、容器2内に凹凸がなく、手入れがしやす
い。また、出来上がった麦茶を引用に供する方法・構成
・効果は実施例1と同様である。
施例について説明する。図14および図15は、請求項
16記載の発明の一実施例を説明するものである。
されたカバー81内に略鉛直方向に摺動自在に配された
ケースで、茶葉のパック24を収納する収納室82が形
成されており、その開口部は着脱自在のキャップ83で
封止されている。収納室82には、液体が通過できる網
目状の格子部84が形成されている。85は、回転軸8
6に回動自在に取り付けられたレバーで、第1の端部8
7を第1のばね88によって支持され、第2の端部89
をケース79の上部に接触可能な位置に配されている。
部87を略上方に付勢しており、これによってレバー8
5の第2の端部89は略下方に付勢され、ケース79の
上部に圧接して、ケースをA方向、即ち下方に付勢して
いる。つまり、第1のばね88は、レバー85を介して
ケース79を下方に付勢している。
勢する第2のばねである。つまり、第1のばね88と第
2のばね90は、お互いに逆の方向にケース79を付勢
している。
よって形成されており、通常の状態即ち、第1のばね8
8及びその周囲の温度が、形状記憶合金の変態温度より
低い状態においては、〔レバーを介しての第1のばねに
よる付勢力F1〕<〔第2のばねの付勢力F2〕となる
よう設定してある。また、変態温度より高い条件下にお
いては、〔レバーを介しての第1のばねによる付勢力F
1〕>〔第2のばねの付勢力F2〕となるような設定が
成されている。
容器2に取り付けた状態で、第1のばね88の材料であ
る形状記憶合金の変態温度より低い条件下においては、
第2のばね90に付勢されて、カバー81内に収納され
て、容器2に所定の量の液体を入れたときの液面よりも
高い位置に配されている。
るための蒸気通路である。92は第1のばね88の下部
を支えるとともに、蒸気通路91からの熱を伝えにくく
するための断熱部材である。蒸気通路91は、第1のば
ね88、レバー85、断熱部材92などを内包してい
る。即ち、第1のばね88をはじめとする、これらの部
材は蒸気の通過する経路内に配されている。ここで、第
1のばね88の材料である形状記憶合金の変態温度は9
8℃前後に設定してある。
4を入れ、「湯沸かしから95℃前後の高温での保温」
の運転を行なっていくと、容器2内の水温が上昇して沸
騰に至り、その蒸気が蒸気通路91内を通過すると、そ
の蒸気により第1のばね88が熱せられて、その温度が
98℃前後にまで上昇すると、形状記憶合金としての変
態挙動によって付勢力が急激に増加し、図15に示すよ
うに、第2のばね90の付勢力に打ち勝ってケース79
をA方向に付勢、即ち下方に押しやり、その結果ケース
79は容器2内の湯の中に没し、湯が網目状の格子部8
4を通過して収納室82内に浸入し、麦茶の抽出が行わ
れる。
後、一定時間沸騰を継続した後、95℃前後の保温温度
へ移行するために、ヒーター4への通電を停止すると、
すぐに蒸気の発生が収まるため、蒸気通路91内の温度
は急速に低下し、その中に内包されている第1のばね8
8の温度も追随して低下し始める。
下した時点で、その変態挙動の可逆反応により、付勢力
が急激に減少して、ケース79が第2のばね90によ
り、B方向の付勢力を受けて上方に移動し、ケース79
は液面より上に位置するので、収納室82は容器2内の
湯から隔離され、抽出は終了する。
パック24を容器2から取り出す必要がなく、そのまま
放置しておいても既に抽出した麦茶の濃度に影響がない
ので、麦茶のパック24を頃合を見計らっての取り出す
煩わしさから開放される。
8の温度の上昇および下降が蒸気によって制御されるの
で応答性が良いため、沸騰開始から沸騰終了までの時間
とほぼ等しくなるので、その結果、毎回ほぼ均質な濃度
の麦茶を得ることができる。
時間を変えてやることにより、それが実現する。この沸
騰時間を外部操作により任意に調整可能にすれば、好み
に応じた濃度の麦茶を得ることが容易にできる。
に、収納室82を密閉構造にする必要がなく、構成を簡
素化することができる。
てあるので、容器2内に凹凸がなく、手入れがしやす
い。また、出来上がった麦茶を引用に供する方法・構成
・効果は実施例1と同様である。
施例について説明する。図16および図17は請求項1
7記載の発明の一実施例を説明するものである。
室94を有するケースで、収納室94の開口部は着脱自
在のキャップ95で封止されている。収納室94には、
液体が通過できる複数個の貫通穴96が形成されてい
る。97は、容器98に取りつけられた第2のモーター
で、そのシャフト99には、結合部材100が取りつけ
られている。
る形状を有する結合部101が形成されており、これに
よりケース93は、結合部材100に着脱自在に取り付
けられている。従って、ケース93は第2のモーター9
7の回転に連動して回転運動を行う。また、ケース93
の収納室94の位置は、運転前においては、容器98に
所定の量の液体を入れたときの液面よりも高い位置に配
さるように、結合部材100の回転位置が設定されてい
る。
あるので、ここでは「湯沸かしから95℃前後の高温で
の保温」の運転の場合のみ説明する。まず、ケース93
のキャップ95を外して収納室94の中に、麦茶のパッ
ク24を入れ、再びキャップ95をケース93に装着す
る。一方、容器98内に水を入れて器体に電源を投入
し、ヒーター4に通電し、「湯沸かし」を行なう。容器
98内の水温が上昇して沸騰に至ると、温度センサー1
2が検知して沸騰を一定時間継続する工程に移行すると
ともに、第2のモーター97に通電を行い、回転させ
る。
が回転し、その回転位置の最下点で第2のモーター97
を停止すると、図17に示すように、ケース93は容器
98内の湯の中に没し、湯が貫通穴96を通過して収納
室94内に浸入し、麦茶の抽出が行われる。
り、所定の時間が経過した時点で、第2のモーター97
に通電を行い、ケース93を回転させ、運転前の位置に
戻す。
置するので、収納室94は容器98内の湯から隔離さ
れ、抽出は終了する。
パック24を容器98から取り出す必要がなく、そのま
ま放置しておいても既に抽出した麦茶の濃度に影響がな
いので、麦茶のパック24を頃合を見計らっての取り出
す煩わしさから開放される。
は、器体の制御プログラムの設定によるもので、抽出開
始点および抽出時間を外部操作により、任意に設定可能
にしておけば、種々の茶葉やに最適な抽出や、好みに応
じた抽出といったきめ細かな抽出が可能である。
4に貫通穴96を形成して、抽出の制御を行なっている
ことからも明らかであるように、収納室94を密閉構造
にする必要がなく、構成を簡素化することができる。
の内部の水は滴下してしまうので、取り外す際にも器体
外に水滴が落ちることが殆どなく、床などを汚す心配が
ない。
法・構成・効果は実施例1と同様である。
施例について説明する。図18および図19は請求項1
8記載の発明の一実施例を説明するものである。
納室103を有するケースで、収納室103の開口部は
着脱自在のキャップ95で封止されている。収納室10
3には、液体が通過できる複数個の貫通穴104が形成
されている。ケース102には、蓋体105に取り付け
られた結合部材106に嵌合する凸部107が形成され
ており、これによりケース102は蓋体105に着脱自
在に取り付けられている。108は、収納室103の貫
通穴104を閉塞する第2の弁体で、ケース102に、
略鉛直方向に摺動自在に取り付けられている。109
は、第2の弁体108を上方に付勢するばねで、これに
より、第2の弁体108は貫通穴104に圧接してい
る。110は、ソレノイドで、通電時にはヨーク111
を押し出す形式のものである。ヨーク111の端部に
は、ロッド112が接続されており、蓋体105内に回
動自在に配されたレバー113を介して、第2の弁体1
08のシャフト部114にその動作を伝達する。この状
態において、ケース102の収納室103の位置は、容
器115に所定の量の液体を入れたときの液面よりも高
い位置に設定されている。
あるので、ここでは「湯沸かしから95℃前後の高温で
の保温」の運転の場合のみ説明する。
て収納室103の中に、麦茶のパック24を入れ、再び
キャップ95をケース102に装着する。一方、容器1
15内に水を入れて器体に電源を投入し、ヒーター4に
通電し、「湯沸かし」を行なう。容器115内の水温が
上昇して沸騰に至ると、温度センサー12が検知して沸
騰を一定時間継続する工程に移行するとともに、ソレノ
イド110に通電を行い、ヨーク111を押し出す。
111に接続されたロッド112が上方に移動し、レバ
ー113の端部を押圧し、ばね109の付勢力に抗して
レバー113を回転させて第2の弁体108のシャフト
部114を下方に押圧する。
し、貫通穴104から離れ、湯が貫通穴104を通過し
て収納室103内に浸入し、麦茶の抽出が行われる。一
定時間の沸騰の継続の後、保温工程に入り、所定の時間
が経過した時点で、ソレノイド110への通電を停止す
る。
第2の弁体108は元の状態に戻って収納室103の貫
通穴104を閉塞し、収納室103は容器115内の湯
から隔離され、抽出は終了する。
パック24を容器115から取り出す必要がなく、その
まま放置しておいても既に抽出した麦茶の濃度に影響が
ないので、麦茶のパック24を頃合を見計らっての取り
出す煩わしさから開放される。
は、器体の制御プログラムの設定によるもので、抽出開
始点および抽出時間を外部操作により、任意に設定可能
にしておけば、種々の茶葉やに最適な抽出や、好みに応
じた抽出といったきめ細かな抽出が可能である。
あるので、容器115内に凹凸がなく、手入れがしやす
い。また、出来上がった麦茶を引用に供する方法・構成
・効果は実施例1と同様である。
に飲料用材料をセットして運転するだけで、自動的に煮
出し、抽出が行われ、飲料を手軽にかつ均質な出来上が
りで作ることができる。
単純化できるので、茶渋などの汚れに対する清掃性・手
入れ性が飛躍的に向上するのである。
しても、急いで麦茶のパックを容器から取り出す必要が
なく、そのまま放置しておいても既に抽出した麦茶の濃
度に影響がないので、麦茶のパックを頃合を見計らって
の取り出す煩わしさから開放される。
抽出に際して、常に条件の良い場所の近傍にケースを位
置させることができる。
湯沸かしを行なった場合、いわゆる「空焼き」状態の場
合、ケースがこの部分に接触しないように位置規制をす
ることが可能で、ケースおよび構成部品などを樹脂材料
で形成した場合に、その熱による変形や溶解を防止でき
るのである。
吸引での結合であるため、ケースの容器への着脱が容易
であり、例えば沸騰直前であっても何かで掴んで、所定
の位置に取り付けることも容易である。
および、磁石においてはその着磁力も自由に設定できる
ので、お互いの吸着力を最も適したものにすることが容
易である。
に開いた状態においては、ケースは容器の外に出た状態
になるので、容器内の湯の温度が高いときであっても、
蓋体を開いておけば、ケースの温度は急速に低下するの
で、突発的にケースに触れる必要性が出てきたときに便
利である。
部材や、凹凸がないので、容器の清掃が行ないやすいも
のである。
抽出に際して、常に条件の良い場所の近傍にケースを位
置させることができる。
の部分に接触しないように位置規制をすることが可能
で、ケースおよび構成部品などを樹脂材料で形成した場
合に、その熱による変形や溶解を防止できるのである。
部材や、凹凸がないので、容器の清掃が行ないやすいも
のである。
吸引での結合であるため、ケースの容器への着脱が容易
であり、例えば沸騰直前であっても何かで掴んで、所定
の位置に取り付けることも容易である。
る吸引での結合であるため、アームなどを含むケースの
容器への着脱が容易であり、例えば沸騰直前であっても
何かで掴んで、所定の位置に取り付けることも容易であ
る。
ば、収納室を密閉構造にする必要がなく、構成を簡素化
することができる。また、抽出後しばらくすると、ケー
スの内部の水は滴下してしまうので、取り外す際にも器
体外に水滴が落ちることが殆どなく、床などを汚す心配
がない。
バーの穴部の縁を、ケースの鍔部と密着状態としてやれ
ば、沸騰中の蒸気の結露による、疑似的な抽出を防止で
きるので、更に均質な濃度の出来上がりが実現できる。
また、抽出機能部を蓋体に全て集約してあるので、容器
内に凹凸がなく、手入れがしやすい。
了しても、急いで麦茶のパックを容器から取り出す必要
がなく、そのまま放置しておいても既に抽出した麦茶の
濃度に影響がないので、麦茶のパックを頃合を見計らっ
ての取り出す煩わしさから開放される。この時、麦茶の
抽出時間は、第1のばねの温度の上昇および下降が蒸気
によって制御されるので応答性が良いため、沸騰開始か
ら沸騰終了までの時間とほぼ等しくなるので、その結
果、毎回ほぼ均質な濃度の麦茶を得ることができる。ま
た、抽出の濃度を変えたい場合は、沸騰時間を変えてや
ることにより、それが実現する。この沸騰時間を外部操
作により任意に調整可能にすれば、好みに応じた濃度の
麦茶を得ることが容易にできる。また、収納室を密閉構
造にする必要がなく、構成を簡素化することができる。
また、抽出機能部を蓋体に全て集約してあるので、容器
内に凹凸がなく、手入れがしやすい。
収納室に貫通穴を形成して、抽出の制御を行なっている
ことからも明らかであるように、収納室を密閉構造にす
る必要がなく、構成を簡素化することができる。また、
抽出後しばらくすると、ケースの内部の水は滴下してし
まうので、取り外す際にも器体外に水滴が落ちることが
殆どなく、床などを汚す心配がない。
了しても、急いで麦茶のパックを容器から取り出す必要
がなく、そのまま放置しておいても既に抽出した麦茶の
濃度に影響がないので、麦茶のパックを頃合を見計らっ
ての取り出す煩わしさから開放される。この時、麦茶の
抽出開始点および抽出時間は、器体の制御プログラムの
設定によるもので、抽出開始点および抽出時間を外部操
作により、任意に設定可能にしておけば、種々の茶葉や
に最適な抽出や、好みに応じた抽出といったきめ細かな
抽出が可能である。また、抽出機能部を蓋体に集約して
あるので、容器内に凹凸がなく、手入れがしやすい。
体とで形成される空間内に、茶葉等の飲料用材料を収納
するケースを配し、そのケースに、容器内の液体が浸入
し、飲料用材料に接触あるいは材料中を通過し、再びケ
ース外に脱出可能な経路もしくは空間を形成するととも
に、経路もしくは空間の開口部または途中において少な
くとも1ヵ所を閉塞する第2の弁体を設け、第2の弁体
の開閉動作を、容器内の液体の温度もしくは運転工程に
よって制御すること、あるいは、ケースを容器内で移動
自在に取り付け、ケースの移動即ち、液体中への浸漬と
液体中からの引き上げ、を、容器内の液体の温度もしく
は運転工程によって制御することにより、ケース内に飲
料用材料をセットして運転するだけで、自動的に煮出
し、抽出が行われ、飲料を手軽にかつ均質な出来上がり
で作ることができる。
出経路を設け、その途中に経路を開閉する第1の弁体を
配し、この第1の弁体による導出経路の開閉によって、
容器内の液体の器体外への導出を行うことにより、導出
経路を単純化できるので、茶渋などの汚れに対する清掃
性・手入れ性が飛躍的に向上するのである。
略構成を示す縦断面図
略構成を示す縦断面図
略構成を示す縦断面図
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概略構成を示す縦断面図
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の概略構成を示す縦断面図
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図
Claims (18)
- 【請求項1】 液体を収容する上面開口の容器と、前記
容器の開口部を覆う蓋体と、前記容器内の液体を加熱す
る加熱手段と、前記容器の下部から器体外へ連通する導
出経路と、前記導出経路の途中に経路を開閉する第1の
弁体と、前記容器と前記蓋体とで形成される空間内に設
けられた茶葉等の飲料用材料を収納するケースとを有
し、前記ケースには前記容器内の液体が浸入し、前記飲
料用材料に接触あるいは通過し、再び前記ケース外に脱
出可能な経路もしくは空間を形成するとともに、前記経
路もしくは空間の開口部または途中において少なくとも
1ヵ所を閉塞する第2の弁体を設け、前記第2の弁体の
開閉動作を前記容器内の液体の温度によって制御する電
気湯沸し器。 - 【請求項2】 ケースの飲料用材料収納部を、容器内の
液面近傍で浮遊自在とした請求項1記載の電気湯沸し
器。 - 【請求項3】 第2の弁体の開方向および閉方向の動作
のうち、少なくとも一方の動作での前記第2の弁体の付
勢を、形状記憶合金から成るばねにより行なう請求項1
または2記載の電気湯沸し器。 - 【請求項4】 ケースにアームをその一端で回動自在に
取りつけ、前記アームの他端に容器内面に着脱自在とし
た結合部材を、前記アームに対して回動自在に取り付け
た請求項2または3記載の電気湯沸し器。 - 【請求項5】 容器を磁性材料により形成し、アームの
他端に取り付けた結合部材の一部もしくは全部を磁石に
より形成した請求項4記載の電気湯沸し器。 - 【請求項6】 結合部材の一部もしくは全部を磁石また
は磁性材料で構成し、前記結合部材の取付位置近傍の外
面に接触あるいは近接して、磁性材料または磁石を配し
た請求項4記載の電気湯沸し器。 - 【請求項7】 蓋体に、その閉状態において略鉛直方向
に伸長するシャフトを取り付け、前記シャフトに沿って
摺動自在にケースを取り付けた請求項2または3記載の
電気湯沸し器。 - 【請求項8】 ケースの一部を、直接あるいは結合部材
を介して蓋体に回動自在かつ着脱自在に取り付けた請求
項2または3記載の電気湯沸し器。 - 【請求項9】 蓋体の容器の開口を覆う面の一部もしく
は全部を磁性材料により形成し、ケースの一部あるいは
結合部材の一部を磁石により構成した請求項8記載の電
気湯沸し器。 - 【請求項10】 ケースの一部あるいは結合部材の一部
を磁石または磁性材料で形成し、前記結合部材の取り付
け面近傍の外側面に接触あるいは近接して、磁性材料ま
たは磁石を配した請求項8記載の電気湯沸し器。 - 【請求項11】 液体を収容する上面開口の容器と、前
記容器の開口部を覆う蓋体と、前記容器内の液体を加熱
する加熱手段と、前記容器の下部から器体外へ連通する
導出経路と、前記導出経路の途中に経路を開閉する第1
の弁体と、前記容器と前記蓋体とで形成される空間内に
設けられた茶葉等の飲料用材料を収納するケースとを有
し、前記ケースには前記容器内の液体が浸入し、前記飲
料用材料に接触あるいは通過し、再び前記ケース外に脱
出可能な経路もしくは空間を形成するとともに、前記ケ
ースを前記容器内で回動自在に取り付け、前記ケースの
回動動作を、前記容器内の液体の温度によって制御する
電気湯沸し器。 - 【請求項12】 ケースの、容器内の液体に近付く方向
および遠ざかる方向の回動動作のうち、少なくとも一方
の回動動作での前記ケースの付勢を、形状記憶合金から
成るばねにより行なう請求項11記載の電気湯沸し器。 - 【請求項13】 ケースを容器内で略鉛直方向に摺動自
在に取り付け、前記ケースの摺動動作を、前記容器内の
液体の温度によって制御する請求項11記載の電気湯沸
し器。 - 【請求項14】 ケースを蓋体に略鉛直方向に摺動自在
に取り付けた請求項13記載の電気湯沸し器。 - 【請求項15】 ケースの、容器内の液体に近付く方向
および遠ざかる方向の摺動動作のうち、少なくとも一方
の摺動動作での前記ケースの付勢を、形状記憶合金から
成るばねにより行なう請求項13記載の電気湯沸し器。 - 【請求項16】 ケースの付勢を行なう形状記憶合金か
ら成るばねの一部もしくは全部を、蓋体の蒸気の通路内
に配した請求項12または15記載の電気湯沸し器。 - 【請求項17】 液体を収容する上面開口の容器と、前
記容器の開口部を覆う蓋体と、前記容器内の液体を加熱
する加熱手段と、前記容器の下部から器体外へ連通する
導出経路と、前記導出経路の途中に経路を開閉する第1
の弁体と、前記容器と前記蓋体とで形成される空間内に
設けられた茶葉等の飲料用材料を収納するケースとを有
し、前記ケースには前記容器内の液体が浸入し、前記飲
料用材料に接触あるいは通過し、再び前記ケース外に脱
出可能な経路もしくは空間を形成するとともに、前記容
器の外側に前記ケースの駆動手段を配し、前記駆動手段
を動作させて前記ケースを前記容器内の液体に近づける
方向および遠ざける方向に移動させる電気湯沸し器。 - 【請求項18】 液体を収容する上面開口の容器と、前
記容器の開口部を覆う蓋体と、前記容器内の液体を加熱
する加熱手段と、前記容器の下部から器体外へ連通する
導出経路と、前記導出経路の途中に経路を開閉する第1
の弁体と、前記容器と前記蓋体とで形成される空間内に
設けられた茶葉等の飲料用材料を収納するケースとを有
し、前記ケースには前記容器内の液体が浸入し、前記飲
料用材料に接触あるいは通過し、再び前記ケース外に脱
出可能な経路もしくは空間を形成するとともに、前記経
路もしくは空間の開口部または途中において少なくとも
1ヵ所を閉塞する第2の弁体を設け、前記容器の外側に
前記第2の弁体の駆動手段を配し、前記駆動手段を動作
させて前記第2の弁体の開閉動作を行なう電気湯沸し
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21061098A JP3867407B2 (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 電気湯沸し器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21061098A JP3867407B2 (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 電気湯沸し器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000041853A true JP2000041853A (ja) | 2000-02-15 |
JP3867407B2 JP3867407B2 (ja) | 2007-01-10 |
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ID=16592183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21061098A Expired - Fee Related JP3867407B2 (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 電気湯沸し器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3867407B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109316062A (zh) * | 2018-10-25 | 2019-02-12 | 广东韦博科技有限公司 | 一种机械式自动取水机 |
JP2020048967A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | ツインバード工業株式会社 | 貯水装置 |
-
1998
- 1998-07-27 JP JP21061098A patent/JP3867407B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020048967A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | ツインバード工業株式会社 | 貯水装置 |
JP7199188B2 (ja) | 2018-09-27 | 2023-01-05 | 株式会社ツインバード | 貯水装置 |
CN109316062A (zh) * | 2018-10-25 | 2019-02-12 | 广东韦博科技有限公司 | 一种机械式自动取水机 |
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JP3867407B2 (ja) | 2007-01-10 |
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