JP2000041713A - 抗菌性ファスニング部品及びその作製方法 - Google Patents
抗菌性ファスニング部品及びその作製方法Info
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Abstract
光触媒作用によって長期にわたって優れた抗菌作用を維
持する抗菌性ファスニング部品及びその作製方法を提供
する。 【解決手段】 抗菌性ファスニング部品の第一の態様
は、基材1表面にTiO2等の光触媒微粒子3が添加さ
れた塗膜4で被覆されており、第二の態様は、抗菌性金
属が析着した光触媒微粒子が添加された塗膜で被覆され
ている。このような抗菌性ファスニング部品は、ファス
ニング部品の表面に、光触媒微粒子が添加・混練された
塗料をコーティングする方法、抗菌性金属が析着された
光触媒微粒子が添加・混練された塗料をコーティングす
る方法、又は光触媒微粒子上に光触媒還元反応で抗菌性
金属を担持させた後、塗装用塗料に添加・混練りし、こ
の塗料を用いてファスニング部品の表面にコーティング
する方法で作製できる。
Description
ーのスライダー、引手、エレメント(務歯)、止具、開
離嵌挿具等の各種抗菌性ファスニング部品及びその作製
方法に関し、さらに詳しくは、ファスニング部品の表面
が光触媒微粒子を含む塗膜によりコーティングされてい
ることにより優れた抗菌作用を発揮する抗菌性ファスニ
ング部品及びその作製方法に関する。
止、O−157に代表される感染症の防止のため、医療
用衣服等の各種繊維製品の抗菌化が図られている。従
来、このような繊維製品の抗菌処理には、市販されてい
る無機系、有機系の各種抗菌剤で繊維を処理する方法が
用いられている。しかしながら、スライドファスナーの
スライダー、引手、エレメント(務歯)、止具、開離嵌
挿具等の各種ファスニング部品の場合、小物品であるこ
ともあって、前記したような効果がそれ程期待できない
と考えられ、抗菌処理が施されていないのが現状であ
る。
れている院内感染やO−157の問題からみて、前記し
たような繊維製品には抗菌性ファスナーを使用すること
が望ましく、特に直接手で操作するスライダー引手部に
は高性能な抗菌処理が必要になる。従って、本発明の基
本的な目的は、日常、人の手で操作されるファスニング
部品に対して抗菌処理を施し、優れた抗菌作用を発揮で
きるファスニング部品を提供することにある。
は、徐々に溶出するため寿命が短く、このような有機系
抗菌剤を人の手が触れるファスニング部品に適用した場
合、人の手垢、皮脂等で抗菌性能が低下してしまい易い
という問題の他、衛生・健康の点でも問題がある。一
方、無機系抗菌剤をファスニング部品の塗膜に添加した
場合、粒径が大きいため、衝撃、摩擦等の機械的応力に
よって塗膜から欠落し易く、また、欠落した場合、塗装
仕上りを悪化させてしまう。従って、洗濯やドライクリ
ーニングが繰り返し行なわれる衣類等に取り付けられる
スライドファスナーのスライダー等に適用することは好
ましくない。また、優れた抗菌性能を発揮させるために
は、自ずと塗料への添加量を多くする必要があり、その
場合、ファスニング部品の基材に対する塗膜の密着性が
低下してしまうという問題がある。
洗濯性、耐ドライクリーニング性に優れ、光触媒作用に
よって長期にわたって優れた抗菌作用を維持する抗菌性
ファスニング部品、特に抗菌性ファスナー用スライダー
を提供することにある。また、光触媒作用による塗膜損
傷を最小限に抑制しつつ抗菌性能を発揮する抗菌性ファ
スニング部品を提供することにある。さらに本発明の目
的は、夜間など光触媒作用が発揮できない条件下であっ
ても抗菌性能を発揮する抗菌性ファスニング部品を提供
することにある。さらに本発明の目的は、基材との密着
性に優れ、また基材表面を劣化させることなく優れた抗
菌性能を発揮できる抗菌性薄膜を施したファスニング部
品を提供することにある。本発明の別の目的は、抗菌処
理に要する工程数が少なく、低コストで上記のような優
れた抗菌性能を発揮できるファスニング部品を作製可能
な方法を提供することにある。
に、本発明の一つの側面によれば、抗菌性ファスニング
部品が提供され、その第一の態様は、光触媒微粒子が添
加された塗膜で被覆されていることを特徴とする抗菌性
ファスニング部品であり、また、第二の態様は、抗菌性
金属が析着した光触媒微粒子が添加された塗膜で被覆さ
れていることを特徴とする抗菌性ファスニング部品であ
る。好適な態様によれば、前記光触媒微粒子は、アナタ
ーゼ型TiO2 等の高光触媒活性を示す微粒子、又はル
チル型TiO2 等の低活性光触媒の微粒子上に抗菌性金
属が析着されている微粒子からなる。
のような抗菌性ファスニング部品の作製方法が提供さ
れ、その第一の態様は、ファスニング部品の表面に、光
触媒微粒子が添加・混練された塗料をコーティングする
ことを特徴とする方法であり、第二の態様は、ファスニ
ング部品の表面に、抗菌性金属が析着された光触媒微粒
子が添加・混練された塗料をコーティングすることを特
徴とする方法であり、そして第三の態様は、光触媒微粒
子上に光触媒還元反応で抗菌性金属を担持させた後、塗
装用塗料に添加・混練りし、この塗料を用いてファスニ
ング部品の表面にコーティングすることを特徴とする方
法である。
の混練量は塗料固形分重量に対して0.5〜5重量%で
あり、また、抗菌性金属が析着された光触媒微粒子が添
加された塗膜を形成する方法の場合、前記光触媒微粒子
に担持させる抗菌性金属の量は、光触媒微粒子の重量に
対して0.5〜5重量%であることが好ましい。また、
抗菌性金属が析着された光触媒微粒子が添加された塗膜
を形成する方法の場合、好適には、光触媒微粒子上に光
触媒還元反応で抗菌性金属を担持させる方法を用い、例
えば、抗菌性金属化合物の水溶液に必要に応じて還元剤
を添加し、これにTiO2 微粒子を分散させ、攪拌しな
がら紫外線を照射してTiO2 微粒子上に抗菌性金属を
還元・析着させる。
て、前記したようなファスニング部品の表面を、光触媒
微粒子が添加された塗膜で被覆するものである。光触媒
微粒子としては、光触媒作用を有する半導体微粒子が用
いられ、あるいはまた銀、銅、亜鉛等もしくはそれらの
合金等の抗菌性金属又は抗菌性金属化合物など(本明細
書中においては、抗菌性金属で総称する。)、従来知ら
れている抗菌性物質の1種又は2種以上と併用して用い
られる。このような光触媒作用を有する半導体微粒子、
例えば、TiO2 微粒子がファスニング部品の塗膜表面
に存在していることにより、このTiO2 微粒子に太陽
光線や蛍光灯の光が照射されると、TiO2 表面に正孔
(h+ )や電子(e- )が生じて光触媒作用を示し、水
や各種の有機物の分解が行われる。また、この正孔の作
用により水が酸化されてOHラジカルを、また、電子の
作用により空気中の酸素が還元されてO2 -イオンを生ず
る。これら活性酸素は優れた殺菌作用を有し、その結
果、接触感染が防止され、また、黴等が生じ難くなる。
しては、電子−正孔移動度が比較的大きく、光触媒作用
を有する半導体であればいずれも使用可能であり、例え
ばTiO2 、SrTiO3 、ZnO、CdS、SnO2
等が挙げられるが、これらの中でも特にTiO2 が好ま
しい。また、このような光触媒作用を有する半導体と共
に抗菌性金属を共存させれば、夜間など光触媒作用が発
揮できない条件下であっても抗菌性能が維持される。
0.5μmの範囲内にあることが好ましい。光触媒微粒
子の粒径が上記範囲内にある場合、粒径が小さいため塗
膜表面から欠落し難く、また欠落しても塗膜表面の外観
損傷は小さくなる。但し、アナターゼ型のTiO2 微粒
子の場合、粒径が上記範囲よりも小さくなると比表面積
が大きくなるため、樹脂部分の分解が激しく起き易くな
るため好ましくない。また、逆に光路長が短くなるた
め、充分な光触媒活性を発揮できない場合がある。ま
た、粒径があまりに小さ過ぎると、取り扱いが困難であ
ったり、塗料中への分散性が悪くなるという問題も生じ
てくる。一方、粒径が0.5μmを超えると、塗膜表面
に比較的大きな光触媒微粒子が存在することになるた
め、表面の滑らかさが乏しくなり、また塗膜表面に露出
した粒子が欠落し易くもなる。上記範囲程度の粒径であ
れば、塗膜に大きな損傷を与えることなく、充分な光触
媒抗菌作用を示す。
触媒微粒子及び/又は抗菌性金属を存在させる態様とし
ては、例えば、ファスニング部品の基材表面に、光触媒
微粒子又は抗菌性金属が析着された光触媒微粒子を含む
(含有もしくは担持する)塗膜を直に又は光触媒作用を
遮断する中間層を介してコーティングする態様、施され
た塗膜表面部に光触媒微粒子/又は抗菌性金属を担持さ
せる態様、光触媒微粒子を含む塗膜の上及び/又は中に
抗菌性金属を付着及び/又は分散させる態様など、種々
の態様を採用できる。光触媒膜のコーティング方法とし
ては、スパッタ法、溶射法、レーザーアブレーション
法、ゾルーゲル法、メッキ法などの方法も考えられる
が、生産性やコスト等の点から、適当な塗料中に光触媒
微粒子又は抗菌性金属を析着させた光触媒微粒子を添加
・混練りして分散させ、これをファスニング部品の基材
表面に塗布し、焼き付けることによってコーティングす
る方法が最も好ましい。
部品の場合、光触媒微粒子の光触媒作用によって樹脂塗
膜自体、又はファスニング部品が樹脂材料からなる場
合、樹脂材料自体が分解され、光触媒微粒子が欠落した
り、ファスニング部品の樹脂材料製基材の強度等の機械
的性質を低下させてしまう。このような場合には、光触
媒微粒子表面に抗菌性金属や無機質微粒子が付着した形
態の光触媒微粒子を用いたり、光触媒微粒子を添加する
塗料として光触媒作用に対する耐性のある塗料を用いた
り、あるいは光触媒作用を遮断する中間層をファスニン
グ部品の表面にコーティングした後に光触媒微粒子を含
む塗膜をコーティングする方法を採用できる。中間層と
しては、光触媒微粒子を含まない塗料、好ましくは無機
系塗料が適用できる。このような中間層を設けることに
より、ファスニング部品の樹脂材料自体の分解が防止さ
れ、樹脂材料の強度、柔軟性等の機械的性質が低下する
ことなく維持できるという効果の他に、特に光触媒微粒
子を分散させる塗料として中間層と同一の塗料を用いる
場合に密着性がより一層向上するという効果が得られ
る。
触媒微粒子を添加・混練する塗料(バインダー)あるい
は中間層の形成に用いる塗料としては、フッ素系、シリ
ケート系、アクリル系、ポリエステル系やポリウレタン
系等、従来ファスニング部品の塗装用塗料として用いら
れているものを使用できる。使用する塗料は、光触媒微
粒子が均一に分散し、ファスニング部品の塗膜として適
度な強度と密着性を有するものであれば特に限定され
ず、用途に応じて適宜選定することができる。なお、前
記塗料の中でもフッ素系、シリケート系等の無機系塗料
は耐酸化力が優れている。
割合は、塗料固形分重量に対して0.5〜5重量%の範
囲内にあることが好ましい。光触媒微粒子の配合割合が
上記範囲より少なくなると、光触媒作用を発揮する光触
媒微粒子の量が不足し、ひいては充分な光触媒作用が得
られず、一方、上記範囲を超えると、光触媒作用の発揮
に関しては問題ないが、樹脂塗膜の場合にはそれ自体が
光触媒作用により侵され易くなるため、塗膜の耐候性が
悪くなり、また塗膜の色が変化するので好ましくない。
光触媒微粒子の配合割合が上記範囲内にあれば、光触媒
作用による塗膜部分の損傷が少なく、また、抗菌性能の
みを得るのであれば、この程度の配合量で充分な性能が
得られる。
個々の微粒子の形態、光触媒微粒子の表面に抗菌性金属
が部分的に(又は一部の粒子は全体的でも構わない)付
着している形態、光触媒微粒子の表面にシリカ等の無機
質微粒子が部分的に付着している形態、光触媒微粒子の
表面に無機質微粒子と抗菌性金属が部分的に付着してい
る形態、抗菌性金属が付着している無機質微粒子が光触
媒微粒子の表面に付着している形態など、種々の形態を
採用できる。
析着した粒子を用いた場合、夜間などの光触媒作用が起
きないような条件下、あるいは、ルチル型のTiO2 微
粒子であっても、抗菌性を発揮できるという利点が得ら
れる。光触媒微粒子上の抗菌性金属の担持量は、光触媒
微粒子の重量に対して0.5〜5重量%の範囲内にある
ことが好ましい。抗菌性金属の担持量が上記範囲より少
なくなると、充分な抗菌性が発揮できなくなる。一方、
抗菌性金属の担持量が上記範囲を超えると、抗菌性金属
析着によってTiO2 微粒子が着色してしまい、塗膜の
意匠が変わってしまう。また、担持量が多過ぎると、抗
菌性金属の径時変化(酸化・還元等による状態変化)に
よる変色の影響も大きい。上記範囲程度の担持量であれ
ば、充分な抗菌性能を発揮しつつ、塗膜の着色、変色を
最低限に抑制できる。
る方法としては、硝酸銀や塩化銅などの銀や銅などの抗
菌性金属を含む適当な化合物の水溶液に必要に応じて還
元剤を添加し、これに光触媒微粒子を分散させ、攪拌し
ながら、紫外線ランプやブラックライトなどで紫外線を
照射する方法が好適であり、紫外線照射による光触媒粒
子の光触媒作用で生じた電子の作用により抗菌性金属イ
オン又は抗菌性金属化合物イオンが還元され、光触媒微
粒子表面に抗菌性金属が析出する。この場合、抗菌性金
属の析出量は、溶液中の抗菌性金属イオンの量、すなわ
ち調製した溶液の濃度や溶液中に添加するアルコールや
EDTA等の還元剤の濃度や紫外線照射時間によって制
御できる。
媒微粒子を含む塗膜表面にスプレー等の適当な方法で塗
布した後、紫外線を照射する方法も可能であり、この方
法では上記塗膜表面に抗菌性金属が析着する。この方法
でも、溶液中の抗菌性金属イオンの量、すなわち調製し
た溶液の濃度や溶液中に添加するアルコールやEDTA
等の還元剤の濃度や塗布量あるいは紫外線照射時間によ
って抗菌性金属の析出量が制御できる。なお、上記のい
ずれの方法においても、抗菌性金属で光触媒微粒子表面
又は塗膜表面に露出している光触媒微粒子表面全体を被
覆してしまうと、光触媒作用が発現できなくなるため、
表面全体を被覆しない程度の析出量に制御する必要があ
る。
菌性ファスニング部品の種々の態様について説明する。
図1乃至図5は、ファスニング部品の基材表面に光触媒
微粒子を含む塗膜が直に又は中間層を介してコーティン
グされた態様を示している。図1は、金属、樹脂等から
作製されたファスニング部品の基材1上に、TiO2 等
の光触媒微粒子3を含む塗膜4からなる光触媒膜2がコ
ーティングされた基本的態様を示している。このような
光触媒膜2は、例えば、光触媒微粒子(TiO2 )3を
添加・混練りした塗料を基材1表面にスプレーコーティ
ング法、ロールコーティング法、ディップコーティング
法、スピンコーティング法、フローコーティング法など
適当な方法で塗布し、焼き付けることにより容易に形成
できる。一方、図2は、上記図1のように形成された光
触媒膜2の表面にさらに銀、銅、亜鉛等の抗菌性金属5
が部分的に付着した態様を示している。抗菌性金属又は
抗菌性金属化合物5を析着させる方法としては、前記し
た光触媒微粒子3の光触媒作用を利用した光照射による
金属イオン還元法を好適に用いることができる。
性金属5が表面に部分的に付着した光触媒微粒子(Ti
O2 )3が塗膜4中に分散した状態の光触媒膜2aがコ
ーティングされた態様を示しており、一方、図4は、光
触媒微粒子3と抗菌性金属5の微粒子が個々に塗膜4中
に分散した状態の光触媒膜2bがコーティングされた態
様を示している。なお、光触媒微粒子3上に抗菌性金属
5を析着させる方法としては、先に詳述した光照射によ
る金属イオン還元法を好適に利用できるが、その他にも
蒸着法、抗菌性金属成分を含むアルキル金属化合物、有
機金属錯化合物など種々の有機金属化合物を光触媒微粒
子表面に付着させた状態で加熱分解する方法、半導体粉
末と抗菌性金属又は抗菌性金属化合物の粉末を乾式又は
湿式の圧密粉砕装置、例えば、ボールミル、エッジラン
ナーミルなどで混合する方法など、種々の方法が利用可
能であり、このことは後述する無機質微粒子上に抗菌性
金属を析着させる場合についても同様である。
媒微粒子3が基材1の表面に接触している部分が生じ
る。このような光触媒微粒子3と基材1の接触箇所が存
在しても、基材1が金属材料の場合は問題ないが、樹脂
材料の場合、光触媒微粒子3の光触媒作用により接触部
分の樹脂材料自体が分解され、光触媒膜2,2a,2b
の密着性が悪くなり、欠けや剥離を生じ易くなる。
示すように、光触媒膜2と基材1との間に光触媒作用を
遮断する中間層6を介在させる。これによって、光触媒
微粒子3と基材1との直接接触を完全になくし、光触媒
微粒子3の光触媒作用が基材1に及ばなくする。このよ
うな中間層6としては、光触媒作用を遮断する性質の材
料であれば全て使用可能である。特に中間層6が塗膜4
と同一又は同種の光触媒作用に対して耐性のある膜の場
合、光触媒膜2の密着性や接着強度がかなり改善され、
このことは金属材料の基材表面に中間層を設ける場合に
ついても同様である。なお、このような中間層は、図2
乃至図4に示す態様においても設けることができること
は勿論である。
ど波長400nm程度以下の光の存在する環境下で、光
触媒微粒子の光触媒作用により空気中の水分が酸化され
て発生した・OHラジカルや、空気中の酸素が還元され
て発生したO2 -などの活性物質は、それらの移動可能距
離範囲内にある有機物を分解する作用があるが、その臨
界的移動距離は、屋外使用環境下では、概ね3.2μm
以下であることが確認されている。このことから、中間
層6の最低膜厚は3.2μm以上あればよい。また、中
間層は光触媒作用により侵されない材料から形成する必
要はあるが、基材1と光触媒微粒子3との間の距離を一
定に保持できる構造の中間層であればよい。従って、中
間層に多数の亀裂やピンホールがあってもよく、また多
孔質構造のものでもよい。
は、シリカ、アルミナ、酸化インジウム、酸化ジルコニ
ウム、SiO2 +MOX (MOX はP2 O5 、B2 O
3 、ZrO2 、Ta2 O5 等の少なくとも1種の金属酸
化物)あるいは窒化物、酸窒化物、硫化物、炭化物、カ
ーボン等のセラミックス、金属などの各種無機材料の薄
膜を特に好適に用いることができる。また、光触媒作用
により侵されない、もしくは非常に侵され難いシリコー
ン樹脂、ポリテトラフルオロエチレンなどの有機材料の
薄膜も用いることができる。
種々の形態を示している。まず、図6は、前記図3に示
す態様の光触媒膜2aの作製に用いる光触媒微粒子の形
態を示しており、TiO2 等の光触媒微粒子3の表面に
抗菌性金属5が部分的に付着した粒子形態を示してい
る。この形態の場合、光触媒微粒子3が光触媒作用を発
揮できるように、すなわちその表面に露出部分が存在す
るように、抗菌性金属5は部分的に付着していることが
必要であるが、使用する一部の光触媒微粒子がその表面
全体に抗菌性金属が付着している場合でも差し支えな
い。そのような微粒子の場合、当初はその表面の抗菌性
金属の抗菌作用のみが発現するが、経時的に抗菌性金属
の欠け、剥離、溶出等により光触媒微粒子の表面が露出
すれば光触媒作用も示すようになる。
面に部分的に無機質微粒子を付着させ、光触媒微粒子の
基材と直接接触する部分を少なくし、基材又は塗膜との
密着性を向上させる形態を示している。図7は、光触媒
微粒子3の表面に、無機質微粒子(バインダー微粒子)
7を部分的に付着させた形態、図8は無機質微粒子7と
共に抗菌性金属5を部分的に付着させた形態を示し、図
9は抗菌性金属5を部分的に付着させた無機質微粒子7
を光触媒微粒子3の表面に部分的に付着させた形態を示
している。このような形態の光触媒微粒子3は、塗膜と
直接接触している部分が少なくなるので、樹脂塗膜の場
合にも光触媒作用による劣化が抑制される。
つかの態様を図10及び図11に示す。図10は、例え
ば衣服やバッグ等の開口部の開閉に用いられる合成樹脂
製スライドファスナー10を示しており、左右一対のフ
ァスナーストリンガー11は、ファスナーテープ12と
それらの対向する縁部にそれぞれ止着された一列のエレ
メント(コイル状エレメント)13とから構成されてい
る。ファスナーテープ12は合成樹脂繊維を織成及び/
又は編成して構成されたもの、もしくは不織布から作製
されたもの、あるいは合成樹脂製シートからなる。エレ
メント13としては、個々のエレメントを射出成形する
と同時にファスナーテープの縁部に止着する射出タイプ
や、合成樹脂製モノフィラメントをコイル状に巻回して
なるコイル状エレメントや平面内に横方向のU字形に屈
曲した部分を長手方向に沿って上下交互に連続してジグ
ザグ状に形成したいわゆるジグザグ状エレメントなどの
連続状エレメント、押出成形によって長手方向に平行に
離隔した2本の連結紐(芯紐)に個々のエレメントの両
端部が連結されてはしご状に成形されたものを長手方向
中心線を中心にU字状に折曲した押出成形エレメントな
ど、種々のタイプのものがある。符号14は、対向する
エレメント上を摺動して噛合・開離するためのスライダ
ーであり、符号15はその引手である。各エレメント1
3の列の上端部には上止具16が、また下端部には下止
具17が止着されている。上記スライダー14、引手1
5、上止具16、下止具17、あるいはさらにエレメン
ト13、特に人の手が直接触れる機会が多い引手15に
は、合成樹脂製、金属材料製の如何に拘らず、本発明に
よる抗菌処理が施される。
ー10aを示している。各ファスナーストリンガー11
aのファスナーテープ12aの下端部にはそれぞれ接着
層(図示せず)を介して補強用シート状部材(タフタ)
18が溶着されている。これらの対向する補強用シート
状部材18の一方の内側縁部には、開離嵌挿具19を構
成する箱棒21と一体成形された箱体20が取り付けら
れ、他方の補強用シート状部材の内側縁部には、蝶棒2
2が取り付けられている。この開離嵌挿具19にも本発
明による抗菌処理が施される。なお、ファスナーテープ
12,12aについても有機系又は無機系の抗菌剤で処
理し、スライドファスナー全体を抗菌化することもでき
る。
果について具体的に説明するが、本発明が下記実施例に
限定されるものでないことはもとよりである。
ペイント(株)製ファスコートホワイト#501)にア
ナターゼ型酸化チタン(石原産業(株)製ST−41、
粒径=0.18μm、又はST−01、粒径=約10n
m)を塗料固形分に対して0wt%、0.5wt%、1
wt%、5wt%、10wt%、又は30wt%の割合
で添加・混練りした。また、比較例として、無機系抗菌
剤(東亜合成化学(株)製ノバロンAG300、粒径=
0.7μm)を塗料固形分に対して1wt%の割合で添
加・混練りした。上記の各塗料を用いてスライドファス
ナー用スライダー及びアルミ基板(A1100材)上に
スプレー塗装し、焼き付けを行なって光触媒微粒子又は
抗菌剤を含む塗膜を形成し、以下の試験を実施した。
テトラクロロエチレン中に塗装済みスライダー15個を
回転させながら60分間浸漬し、浸漬後の塗膜の剥がれ
・損傷状態を目視で確認し、以下の基準で判定した ○:塗膜に異常が認められなかった試料 ×:塗膜に異常が認められた試料
板をキセノンサンシャインウェザーメーターで250時
間照射後、塗膜の劣化状態を目視で確認し、以下の基準
で判定した。 ○:塗膜に異常が認められなかった試料 ×:塗膜に異常が認められた試料
3万個/150μl)を滅菌済み塗装アルミ基板表面に
滴下し、光照射下で所定時間反応させる。その後、試料
表面の菌液を回収・希釈し、普通寒天培地に接種する。
所定時間培養し、培地上に生じたコロニー数から菌数を
算出した。照射光はブラックライトを用いて約0.8m
W/cm2 (測定波長範囲=310nm〜390nm、
ウシオ(株)製UVR−1使用)の紫外線を照射した。
判定基準は以下のとおりである。 ○:光照射下4時間以内で大腸菌生存率が0.1%以下
に達した試料 ×:光照射下4時間以内の大腸菌生存率が0.1%を超
える試料
結果を表1に示す。
を添加した塗膜には損傷が認められたが、ST−41あ
るいはST−01では混練量=30wt%でも塗膜に損
傷が認められなかった。促進耐候性試験では、ST−4
1を10wt%以上添加した場合に塗膜に損傷が認めら
れたが、5wt%までは異常が認められなかった。ま
た、ST−01の場合、混練量5wt%以上で塗膜に損
傷が認められた。
す。
良好な抗菌性を示した。ST−01を添加した塗膜では
ST−41よりも混練量が多くなければ抗菌性が発揮で
きず、また、表1と表2を比較すると促進耐候性と抗菌
性を両立できる混練量が無いことがわかる。
ーゼ型酸化チタン(石原産業(株)製ST−41、粒径
=0.18μm)又はルチル型酸化チタン(石原産業
(株)製CR−EL、粒径=0.2〜0.4μm)をA
g重量/酸化チタン重量=約10になるように添加し、
更にエタノール20mlを添加し、攪拌しながら高圧水
銀ランプで紫外線を照射し、光触媒微粒子上に銀を析出
させた。この際、光照射時間を制御することで銀の担持
量が0.1wt%、0.5wt%、1wt%、5wt
%、又は7wt%の銀担持光触媒微粒子を作製した。こ
の銀担持光触媒微粒子をスライドファスナー用スライダ
ー塗装用塗料(ミリオンペイント(株)製ファスコート
ホワイト#501)に添加・混練りし、アルミ基板(A
1100材)上にスプレー塗装し、焼き付けを行なって
銀担持光触媒微粒子を含む塗膜を形成し、以下の試験を
実施した。また、比較例として、実施例1と同様にノバ
ロン1wt%添加塗装品を用い、下記の試験を実施し
た。
3万個/150μl)を滅菌済み塗装アルミ基板表面に
滴下し、暗状態下で所定時間反応させる。その後、試料
表面の菌液を回収・希釈し、普通寒天培地に接種する。
所定時間培養し、培地上に生じたコロニー数から菌数を
算出した。判定基準は以下のとおりである。 ○:24時間以内に大腸菌生存率が0.1%以下に達し
た試料 ×:24時間以内の大腸菌生存率が0.1%を超える試
料
まない塗料により形成された塗膜と、上記実施例2によ
り形成された塗膜の色差を測定した。判定基準は以下の
とおりである。 ○:色差が3未満の試料 ×:色差が3以上の試料
製した塗料及び銀担持光触媒微粒子を含まない塗料によ
る塗装アルミ基板をキセノンサンシャインウェザーメー
ターで250時間照射後、塗膜の劣化状態を目視で確認
した。また、初期状態との色差を測定した。判定基準は
前記と同じである。
光触媒微粒子の塗料への混練量が0.5wt%以上の銀
担持アナターゼ型酸化チタン及び銀担持ルチル型酸化チ
タンを含む塗膜のみ良好な抗菌性を示した。
結果を表4に示す。
は混練量5wt%までは塗膜の劣化が認められなかっ
た。また、CR−ELを用いた試料では混練量15wt
%までは塗膜の劣化が認められなかった。色差について
は、表4から、銀担持量=5wt%を超える光触媒微粒
子を用いた場合、塗料への混練量が0.5wt%でも色
差、変色が大きく、実用が難しいことがわかる。以上か
ら、銀担持量が0.5wt%〜5wt%の光触媒微粒子
を用いる場合、その塗料への混練量は0.5wt%〜5
wt%が好ましいことがわかる。
ング部品は、表面に光触媒微粒子が存在しているため、
優れた抗菌作用を示す。特に光触媒微粒子は、光触媒作
用によって細菌やその死骸、細菌が生成あるいは内包し
ている毒素をも分解するので、人の手が直接触れるファ
スニング部品、特にスライダー用引手を介しての接触感
染を効果的に防止できる。しかも、光触媒自体は変化す
ることがないため、基材表面が汚染されることによって
著しく抗菌作用が低下する従来の溶出型抗菌剤に比べ、
その自浄作用によってファスニング部品表面を清浄に保
ち、長期に亘って抗菌作用が持続される。また、安全
性、耐久性にも優れている。さらに、抗菌性金属と複合
化された光触媒微粒子を用いることにより、光の照射が
ない状態でも優れた抗菌作用を示し、光の照射下では抗
菌性金属の抗菌作用と光触媒微粒子の光触媒作用の相乗
効果によりさらに優れた抗菌性能を発揮するファスニン
グ部品が提供される。さらにまた、本発明の方法によれ
ば、上記のように優れた抗菌作用を示すファスニング部
品を生産性よく、かつ低コストで作製することができ
る。
コーティングした光触媒膜の一態様を示す部分概略断面
図である。
様を示す部分概略断面図である。
様を示す部分概略断面図である。
別の態様を示す部分概略断面図である。
触媒膜の別の態様を示す部分概略断面図である。
微粒子の形態を示す概略斜視図である。
媒微粒子の形態を示す概略斜視図である。
着させた光触媒微粒子の形態を示す概略斜視図である。
微粒子を部分的に付着させた光触媒微粒子の形態を示す
概略斜視図である。
平面図である。
例を示す部分破断平面図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 光触媒微粒子が添加された塗膜で被覆さ
れていることを特徴とする抗菌性ファスニング部品。 - 【請求項2】 抗菌性金属が析着した光触媒微粒子が添
加された塗膜で被覆されていることを特徴とする抗菌性
ファスニング部品。 - 【請求項3】 前記ファスニング部品がファスナー用ス
ライダーであることを特徴とする請求項1又は2に記載
の抗菌性ファスニング部品。 - 【請求項4】 前記光触媒微粒子が粒径0.1〜0.5
μmの光触媒微粒子であることを特徴とする請求項1乃
至3のいずれか一項に記載の抗菌性ファスニング部品。 - 【請求項5】 前記光触媒微粒子がアナターゼ型TiO
2 等の高光触媒活性を示す粒子であることを特徴とする
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の抗菌性ファスニ
ング部品。 - 【請求項6】 前記光触媒微粒子がルチル型TiO2 等
の低活性光触媒であり、この光触媒微粒子上に抗菌性金
属が析着されていることを特徴とする請求項2乃至4の
いずれか一項に記載の抗菌性ファスニング部品。 - 【請求項7】 前記光触媒微粒子の含有量が塗膜重量に
対して0.5〜5重量%であることを特徴とする請求項
1乃至6のいずれか一項に記載の抗菌性ファスニング部
品。 - 【請求項8】 前記抗菌性金属の含有量が、光触媒微粒
子の重量に対して0.5〜5重量%であることを特徴と
する請求項2乃至7のいずれか一項に記載の抗菌性ファ
スニング部品。 - 【請求項9】 ファスニング部品の表面に、光触媒微粒
子が添加・混練された塗料をコーティングすることを特
徴とする抗菌性ファスニング部品の作製方法。 - 【請求項10】 ファスニング部品の表面に、抗菌性金
属が析着された光触媒微粒子が添加・混練された塗料を
コーティングすることを特徴とする抗菌性ファスニング
部品の作製方法。 - 【請求項11】 光触媒微粒子上に光触媒還元反応で抗
菌性金属を担持させた後、塗装用塗料に添加・混練り
し、この塗料を用いてファスニング部品の表面にコーテ
ィングすることを特徴とする抗菌性ファスニング部品の
作製方法。 - 【請求項12】 前記光触媒微粒子が粒径0.1〜0.
5μmの光触媒微粒子であることを特徴とする請求項9
乃至11のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項13】 前記光触媒微粒子がアナターゼ型Ti
O2 等の高光触媒活性を示す粒子であることを特徴とす
る請求項9乃至12のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項14】 前記光触媒微粒子がルチル型TiO2
等の低活性光触媒であり、この光触媒微粒子上に光触媒
還元反応で抗菌性金属を析着させることを特徴とする請
求項10乃至12のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項15】 抗菌性金属化合物の水溶液に必要に応
じて還元剤を添加し、これにTiO2 微粒子を分散さ
せ、攪拌しながら紫外線を照射してTiO2 微粒子上に
抗菌性金属を還元・析着させることを特徴とする請求項
11乃至14のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項16】 前記光触媒微粒子の混練量が塗料固形
分重量に対して0.5〜5重量%であることを特徴とす
る請求項9乃至15のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項17】 前記光触媒微粒子に担持させる抗菌性
金属の量が、光触媒微粒子の重量に対して0.5〜5重
量%であることを特徴とする請求項10乃至16のいず
れか一項に記載の方法。
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