JP2000040963A - デジタル信号処理回路 - Google Patents

デジタル信号処理回路

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JP2000040963A
JP2000040963A JP20755998A JP20755998A JP2000040963A JP 2000040963 A JP2000040963 A JP 2000040963A JP 20755998 A JP20755998 A JP 20755998A JP 20755998 A JP20755998 A JP 20755998A JP 2000040963 A JP2000040963 A JP 2000040963A
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JP
Japan
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clock
output
amplifier
digital signal
signal
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JP20755998A
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Inventor
Teruo Hotta
照男 堀田
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプリングクロックの位相を調整すること
なく、最適な周波数特性を得ることができるデジタル信
号処理回路を提供する。 【解決手段】 増幅器6はA/D変換器2の出力信号c
を−1/2倍する。1クロック遅延器7,8は信号cを
1クロックずつ遅延する。増幅器9は1クロック遅延器
8の出力を−1/2倍する。加算器10は、増幅器6の
出力信号dと1クロック遅延器7の出力信号eと増幅器
9の出力信号fを加算する。増幅器11は加算器10の
出力信号gをα(0<α)倍する。リミッタ回路12は
増幅器11の出力を振幅制限する。加算器13は、信号
eとリミッタ回路12出力信号hを加算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ信号をデ
ジタル信号に変換するA/D変換器を備えたデジタル信
号処理回路に係り、特に、最適な周波数特性を得ること
ができるデジタル信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、アナログ信号をA/D変換器によ
ってサンプリングしてデジタル信号に変換する場合、入
力されるアナログ信号の周波数帯域の2倍以上のクロッ
ク周波数でサンプリングを行う。ところが、2倍のクロ
ック周波数でサンプリングした場合、入力されるアナロ
グ信号の最高周波数成分では、このクロック位相により
信号のサンプリング位置が変わり、信号が劣化してしま
う場合がある。そこで、A/D変換器に供給されるサン
プリングクロックの位相を調整する位相調整回路を設
け、サンプリングクロックの位相を調整することによっ
て信号の劣化を防ぐのが一般的である。
【0003】図4は従来のデジタル信号処理回路の一例
を示すブロック図である。図4において、入力端子1に
入力されたアナログ信号は、A/D変換器2によってサ
ンプリングされてデジタル信号に変換され、出力端子3
より出力される。クロック発生回路4によって発生した
サンプリングクロックは位相調整回路5によって位相が
最適に調整され、A/D変換器2に入力される。
【0004】図5において、(A)は入力端子1に入力
されるアナログ信号、(B)は位相調整回路5によって
位相が最適に調整されたクロック、(C)は位相調整前
のクロックである。図5(A)に示す信号を図5(C)
に示すクロックでサンプリングすると、サンプル点はb
となってしまう。これは最適なサンプリング位相ではな
い。そこで、サンプル点がaとなるように、図5(C)
に示すクロックを位相調整回路5によって位相調整し、
図5(B)に示すようなクロックとする。
【0005】これによって、入力されるアナログ信号の
最高周波数成分においても、信号が劣化せず、最適な周
波数特性を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、位相調
整回路5は、数nS〜数十nSのクロックの調整範囲を
持たなければならないので、図4に示す従来のデジタル
信号処理回路をLSI化することが困難で、たとえ、L
SI化したとしても、ばらつきが大きいという問題点が
あった。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、サンプリングクロックの位相を調整するこ
となく、最適な周波数特性を得ることができるデジタル
信号処理回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、アナログ信号をサンプリ
ングクロックによってサンプリングしてデジタル信号に
変換するA/D変換器(2)を備えたデジタル信号処理
回路において、前記A/D変換器の出力を−1/2倍す
る第1の増幅器(6)と、前記A/D変換器の出力を1
クロック遅延する第1の1クロック遅延器(7)と、前
記第1の1クロック遅延器の出力を1クロック遅延する
第2の1クロック遅延器(8)と、前記第2の1クロッ
ク遅延器の出力を−1/2倍する第2の増幅器(9)
と、前記第1の増幅器と前記第1の1クロック遅延器と
前記第2の増幅器の出力を加算する第1の加算器(1
0)と、前記第1の加算器の出力をα(0<α)倍する
第3の増幅器(11)と、前記第3の増幅器の出力を振
幅制限するリミッタ回路(12)と、前記第1の1クロ
ック遅延器の出力と前記リミッタ回路の出力とを加算す
る第2の加算器(13)とを備えて構成したことを特徴
とするデジタル信号処理回路を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデジタル信号処理
回路について、添付図面を参照して説明する。図1は本
発明のデジタル信号処理回路の一実施例を示すブロック
図、図2は本発明のデジタル信号処理回路の動作を説明
するための波形図、図3は本発明のデジタル信号処理回
路を説明するための特性図である。なお、図1におい
て、図4と同一部分には同一符号が付してある。
【0010】図1において、入力端子1に入力されたア
ナログ信号は、A/D変換器2によってサンプリングさ
れてデジタル信号に変換される。クロック発生回路4に
よって発生した図2(A)に示すサンプリングクロック
は、A/D変換器2に入力される。A/D変換器2の出
力信号cの一例を図2(B)に示す。
【0011】A/D変換器2の出力信号cは、−1/2
倍の増幅器6及び1クロック遅延回路7に入力される。
増幅器6はA/D変換器2の出力信号cを−1/2倍し
て図2(C)に示す信号dとし、加算器10に入力す
る。1クロック遅延回路7は信号cを1クロック遅延
し、図2(D)に示す信号eを1クロック遅延回路8,
加算器10,加算器13に入力する。
【0012】1クロック遅延回路8は1クロック遅延回
路7の出力信号eを1クロック遅延し、−1/2倍の増
幅器9に入力する。増幅器9は1クロック遅延回路8の
出力を−1/2倍して図2(E)に示す信号fとし、加
算器10に入力する。1クロック遅延回路7,8には、
クロック発生回路4によって発生した図2(A)に示す
サンプリングクロックが入力される。
【0013】加算器10は、入力された信号d,e,f
を加算し、図2(F)に示す信号gを増幅器11に入力
する。増幅器11は信号gをα(0<α)倍に増幅し、
リミッタ回路12に入力する。リミッタ回路12は、加
算器13の出力信号iの振幅が所定の値を超えることが
ないよう、増幅器11の出力を制限し、図2(G)に示
す信号hを加算器13に入力する。加算器13は、1ク
ロック遅延回路7より出力された信号eとリミッタ回路
12より出力された信号hとを加算し、図2(H)に示
す信号iを出力端子3より出力する。
【0014】図2(H)より分かるように、出力端子3
より出力される信号iは、図2(B)に示す信号cより
も振幅が増幅されている。
【0015】ところで、1クロック遅延回路7,8と増
幅器6,9と加算器10よりなるフィルタ回路は、図3
に示すような特性となっている。図3において、横軸は
周波数であり、縦軸は振幅である。なお、横軸の周波数
は、周波数/サンプリング周波数によって正規化してお
り、例えば0.5はサンプリング周波数の1/2の周波
数であることを意味する。縦軸の振幅は、正規化して最
大値が1.0となっている。
【0016】本発明のデジタル信号処理回路では、フィ
ルタ回路の周波数特性が図3に示すような特性となって
いるので、入力されたアナログ信号の低域成分に対して
は、図2(H)に示すような振幅の増幅作用があまり働
かず、入力されたアナログ信号の高域成分に対しては、
図2(H)に示すような振幅の増幅作用が大きく働くよ
うになっている。
【0017】従って、本発明のデジタル信号処理回路に
よれば、入力されるアナログ信号の最高周波数成分に対
して振幅を上げることができ、その結果、信号が劣化せ
ず、最適な周波数特性を得ることができる。以上のよう
にして、サンプリングクロックの位相を調整することな
く、サンプリングクロックの位相を図5(B)の如く最
適に調整したのと同等の周波数特性を得ることができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のデ
ジタル信号処理回路は、A/D変換器の出力を−1/2
倍する第1の増幅器と、A/D変換器の出力を1クロッ
ク遅延する第1の1クロック遅延器と、第1の1クロッ
ク遅延器の出力を1クロック遅延する第2の1クロック
遅延器と、第2の1クロック遅延器の出力を−1/2倍
する第2の増幅器と、第1の増幅器と第1の1クロック
遅延器と第2の増幅器の出力を加算する第1の加算器
と、第1の加算器の出力をα(0<α)倍する第3の増
幅器と、第3の増幅器の出力を振幅制限するリミッタ回
路と、第1の1クロック遅延器の出力とリミッタ回路の
出力とを加算する第2の加算器とを備えて構成したの
で、サンプリングクロックの位相を調整することなく、
最適な周波数特性を得ることができる。従って、本発明
のデジタル信号処理回路は、LSI化が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の動作を説明するための波形図である。
【図3】本発明を説明するための特性図である。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【図5】従来例の動作を説明するための波形図である。
【符号の説明】
2 A/D変換器 4 クロック発生回路 6,9,11 増幅器 7,8 1クロック遅延回路 10,13 加算器 12 リミッタ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ信号をサンプリングクロックによ
    ってサンプリングしてデジタル信号に変換するA/D変
    換器を備えたデジタル信号処理回路において、 前記A/D変換器の出力を−1/2倍する第1の増幅器
    と、 前記A/D変換器の出力を1クロック遅延する第1の1
    クロック遅延器と、 前記第1の1クロック遅延器の出力を1クロック遅延す
    る第2の1クロック遅延器と、 前記第2の1クロック遅延器の出力を−1/2倍する第
    2の増幅器と、 前記第1の増幅器と前記第1の1クロック遅延器と前記
    第2の増幅器の出力を加算する第1の加算器と、 前記第1の加算器の出力をα(0<α)倍する第3の増
    幅器と、 前記第3の増幅器の出力を振幅制限するリミッタ回路
    と、 前記第1の1クロック遅延器の出力と前記リミッタ回路
    の出力とを加算する第2の加算器とを備えて構成したこ
    とを特徴とするデジタル信号処理回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001249637A (ja) * 2000-03-02 2001-09-14 Nec Mitsubishi Denki Visual Systems Kk 表示装置
CN117032394A (zh) * 2023-10-08 2023-11-10 成都世源频控技术股份有限公司 一种高频率准确度参考时钟源

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