JP2000040637A - パワー回路用配線基板のコンデンサ実装構造 - Google Patents

パワー回路用配線基板のコンデンサ実装構造

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JP2000040637A
JP2000040637A JP10208073A JP20807398A JP2000040637A JP 2000040637 A JP2000040637 A JP 2000040637A JP 10208073 A JP10208073 A JP 10208073A JP 20807398 A JP20807398 A JP 20807398A JP 2000040637 A JP2000040637 A JP 2000040637A
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JP
Japan
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capacitor
terminal
heat sink
wiring board
mounting structure
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JP10208073A
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English (en)
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Sadaaki Yamazaki
貞明 山崎
Tomoji Gyotoku
友治 行徳
Sumitoshi Sonoda
澄利 園田
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノイズを最短距離でフレームグランドにバイパ
スできるコンデンサを実装したパワー回路用配線基板の
コンデンサ実装構造を提供する。 【解決手段】プリント基板6の背面に設けられたフレー
ムグランドを構成するヒートシンク7と、ヒートシンク
7とノイズが発生する任意の電源ラインとの間に挿入さ
れたノイズを低減するコンデンサ31とを備えたパワー
回路用配線基板のコンデンサ実装構造において、コンデ
ンサ31は、一方の端子をヒートシンク7面に直接接続
し、且つ、固定できるように設けた金属面端子31a
と、他方の端子をプリント基板6に接続できるように設
けたリード端子31bとを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器のノ
イズ耐性向上とノイズ放出低減を追求したパワー回路用
配線基板のコンデンサ実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種電子機器、特にインバータな
どのパワードライブシステムの回路は図2のようになっ
ている。図2に示す例は、単相入力のインバータ回路の
場合であり、1はダイオードモジュール、2はパワース
イッチングモジュール、3はノイズ対策用として実装さ
れるコンデンサ、L1、L2は電源ライン、FGはフレ
ームランドである。また、この図2の回路に相当するパ
ワー回路用配線基板を、図3に示して説明する。図3に
おいて、32はコンデンサ、6はプリント基板、7はフ
レームグランドと放熱を兼ねたヒートシンク、8はプリ
ント基板を固定するネジ、9はスタッドである。41、
42、43、44は、それぞれ電源ラインL1、L2お
よび直流ラインP、Nとコンデンサ32を接続する配線
パターンa、b、c、dである。45はコンデンサ32
とフレームグランドFGとを接続する配線パターンeで
ある。このような構成において、電源ラインL1、L2
から侵入するコモンモードノイズは、配線パターンa
(41)、b(42)、c(43)、d(44)、コン
デンサ32、配線パターンe(45)、ネジ8、スタッ
ド9を経由して、ヒートシンク7にバイパスされ、結果
として、コンデンサ32がコモンモードノイズの回路内
部への侵入をを防止することになる。また、コンデンサ
32は、ダイオードモジュール1やパワースイッチング
モージュール2などから発生するコモンモードノイズも
同様な経路を通り、ヒートシンク7にバイパスし、ノイ
ズが電源ラインL1、L2をとおして外部に漏れること
を防止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術で
は、ノイズをバイパスする配線パターンa(41)、b
(42)、c(43)、d(44)、e(45)の経路
が長く、さらに、ノイズ電流は、プリント基板6の端に
あるスタッド9を通り、フレームグランドであるヒート
シンク7にバイパスされる。したがって、ノイズ電流が
流れる経路が長く、インピーダンスが大きくなり、高周
波のノイズを十分にヒートシンク7にバイパスすること
ができない。また、配線パターンa、b、c、dにノイ
ズ電流が流れる時に他の信号パターンとの間でクロスト
ークを生じる。さらに、プリント基板6の実装面積が制
約されるなどの問題があった。そこで、本発明は高周波
ノイズを最短距離でフレームグランドにバイパスするこ
とができるコンデンサを実装したパワー回路用配線基板
のコンデンサ実装構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、請求項1の本発明は、パワー素子等からなる実装部
品を搭載すると共に電源ラインに接続されたプリント基
板と、前記プリント基板の背面に設けられたフレームグ
ランドを構成する放熱用のヒートシンクと、前記ヒート
シンクと任意の電源ラインとの間に挿入されると共に、
前記電源ラインから侵入または前記パワー素子等で発生
するノイズを低減するコンデンサとを備えたパワー回路
用配線基板のコンデンサ実装構造において、前記コンデ
ンサは、一方の端子を前記ヒートシンク面に直接接続
し、且つ、固定できるように設けた金属面端子と、他方
の端子を前記プリント基板に接続するリード端子とを備
えたものである。請求項2の本発明は、請求項1記載の
パワー回路用配線基板のコンデンサ実装構造において、
前記コンデンサと他の複数のコンデンサを前記シートシ
ンクに接続する端子は、それぞれのコンデンサを一体化
して接続した金属面端子で構成され、これらのコンデン
サを同一パッケージに収納したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。図1は、本発明の実施例を示すパワー回
路用配線基板であって、(a)はその平面図、(b)は
側面図である。図において、従来と同じ構成要素につい
ては、同じ符号を付してその説明を省略し、異なる点の
みを説明する。本発明が従来と異なる構成は以下のとお
りである。すなわち、図において、コンデンサ31は、
従来のものに代わるものであって、一方の端子がヒート
シンク7に直接接続できるような金属面31aを有して
おり、他方の端子がプリント基板6に接続できるような
リード端子31bを有するものである。また、金属面端
子31aは、ヒートシンク7にネジなどで固定できる構
造としている。次に、動作について説明する。コンデン
サ31の金属面端子31aをヒートシンク7に固定し、
リード端子31bをプリント基板6に接続すると、ノイ
ズをバイパスする配線パターンa(41)、b(4
2)、c(43)、d(44)の距離が従来に比べて非
常に短くなるので、ノイズ電流は、コンデンサ31を通
り最短でヒートシンク7にバイパスされる。したがっ
て、コンデンサの一方の金属面端子をヒートシンクに直
接接続し、他方のリード端子をプリント基板に接続する
ことで、ノイズをバイパスする配線パターンが短くなる
ので、ノイズ電流が流れる経路のインピーダンスが小さ
くなり、高周波のノイズを十分にヒートシンクにバイパ
スできる。また、配線パターンにノイズ電流が流れる時
に他の信号パターンとの間のクロストークがなくなると
共に、プリント基板の実装面積も節約できる。なお、コ
ンデンサは、複数のラインーフレームグランド間だけで
なく、ラインーライン間(例えば、L1―L2間、P−
N間)コンデンサを同一パッケージにしても良い。たと
えば、3相の場合は3個のライン−フレームグランド間
コンデンサと3個のライン−ライン間コンデンサを同一
パッケージにする。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、外
部から侵入するコモンモードノイズ、さらに内部で発生
するコモンモードノイズを効果的にフレームグランドと
するヒートシンクにバイパスし、ノイズをバイパスする
パターンと他の信号パターンとの間のクロストークがな
くなり、プリント基板の実装面積を節約できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すパワー回路用配線基板で
あって、(a)はパワー回路用配線基板の平面図、
(b)はパワー回路用配線基板の側面図である。
【図2】単相入力のインバータのパワー回路を示す構成
図である。
【図3】従来例を示すパワー回路用配線基板であって、
(a)はパワー回路用配線基板の平面図、(b)はパワ
ー回路用配線基板の側面図である。
【符号の説明】
1:ダイオードモジュール 2:パワースイッチングモジュール 31:コンデンサ 31a:金属面端子 31b:リード端子 41:配線パターンa 42:配線パターンb 43:配線パターンc 44:配線パターンd 45:配線パターンe 5:コネクタ 6:プリント基板 7:ヒートシンク(フレームグランド) 8:ネジ 9:スタッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パワー素子等からなる実装部品を搭載する
    と共に電源ラインに接続されたプリント基板と、前記プ
    リント基板の背面に設けられたフレームグランドを構成
    する放熱用のヒートシンクと、前記ヒートシンクと任意
    の電源ラインとの間に挿入されると共に、前記電源ライ
    ンから侵入または前記パワー素子等で発生するノイズを
    低減するコンデンサとを備えたパワー回路用配線基板の
    コンデンサ実装構造において、 前記コンデンサは、一方の端子を前記ヒートシンク面に
    直接接続し、且つ、固定できるように設けた金属面端子
    と、他方の端子を前記プリント基板に接続できるように
    設けたリード端子とを備えていることを特徴とするパワ
    ー回路用配線基板のコンデンサ実装構造。
  2. 【請求項2】前記コンデンサと他の複数のコンデンサを
    前記シートシンクに接続する端子は、それぞれのコンデ
    ンサを一体化して接続した金属面端子で構成され、これ
    らのコンデンサを同一パッケージに収納してある請求項
    1記載のパワー回路用配線基板のコンデンサ実装構造。
JP10208073A 1998-07-23 1998-07-23 パワー回路用配線基板のコンデンサ実装構造 Pending JP2000040637A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6583987B2 (en) * 1999-02-26 2003-06-24 Intel Corporation Electromagnetic interference and heatsinking
WO2018199021A1 (ja) * 2017-04-24 2018-11-01 日本ケミコン株式会社 コンデンサのノイズ低減回路および電源装置
JP2020018043A (ja) * 2018-07-24 2020-01-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 車載電源装置

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JP7241329B2 (ja) 2018-07-24 2023-03-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 車載電源装置

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