JP2000039677A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2000039677A
JP2000039677A JP10206064A JP20606498A JP2000039677A JP 2000039677 A JP2000039677 A JP 2000039677A JP 10206064 A JP10206064 A JP 10206064A JP 20606498 A JP20606498 A JP 20606498A JP 2000039677 A JP2000039677 A JP 2000039677A
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守泰 武田
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利男 辰己
Masashi Maruyama
雅司 圓山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感材に常に一定の張力を与えることができ、
それによって感材の安定した送りが可能となる画像記録
装置を提供することである。 【解決手段】 マガジン1から感材2を引き出すときに
負荷変動が発生すると、当該負荷変動が導入ローラ対3
に影響を及ぼし、導入ローラ対3による感材2の搬送量
が変化することになる。ここで、メイン駆動ローラ8が
安定した搬送を続けるとすると、メイン駆動ローラ8に
よる感材2の搬送量と導入ローラ対3による感材2の搬
送量との差分に対応する量だけテンションローラ21の
上下位置が変動する。しかしながら、テンションローラ
21の直径と、導入ローラ対5および中間ローラ対7の
設置間隔とがほぼ等しく選ばれているため、テンション
ローラ21の上下位置がいずれの位置にあっても、動滑
車の原理により、感材2には、常に一定の張力(テンシ
ョンローラ21の自重Wの半分のW/2の張力)が掛か
ることになる。これによって、感材2の安定した送りが
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録装置に関
し、より特定的には、ロール状に巻回された感光材料を
収納部から画像記録部に向けて搬送し、当該画像記録部
で感光材料に画像を記録する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷,製版等の分野において、原
稿から画像を読み取って得た画像情報を電気的および光
学的に処理して感光材料(以下、感材と称す)上に記録
する画像記録装置が採用されている。原稿を読み取って
得た画像情報は、製版条件に応じた処理(階調補正、網
分解等)が施された後、画像記録装置においてレーザ光
等の光ビームからなる光信号に変換される。この変換さ
れた光ビームを感材上で走査することにより、感材上に
所望の画像が記録される。さらに、画像記録が終了した
感材は、現像処理が施された後、最終的にフィルム原版
として印刷等に供される。
【0003】図5は、従来の画像記録装置の概略的な構
成を示す模式図である。この種の画像記録装置において
は、初期状態ではマガジン1から引き出された感材2の
先端は導入ローラ対3によってのみ保持されているの
で、そのままでは画像記録を開始することができない。
マガジン1から引き出した感材2をメイン駆動ローラ8
とメインニップローラ10との間でニップしその下流に
搬送した後に、露光ヘッド15とレーザ光源16とによ
って画像記録を開始する。画像記録が終了すると、カッ
タ22が感材2の後端を切断する。切断された感材2は
画像記録装置の外部に排出される。図5は、感材2をメ
イン駆動ローラ8とメインニップローラ10とにニップ
させて画像記録を開始する以前の段階を示している。図
5において、マガジン1内に収納されたロール状の感材
2は、導入ローラ対3によって搬送方向へと送り出され
る。導入ローラ対3は、電磁クラッチ5を介して導入モ
ータ4によって駆動される。
【0004】次に、感材2は、閉じた状態の可動ガイド
6上を進みながら、中間ローラ対7へと送り込まれ、こ
の中間ローラ対7によってメイン駆動ローラ8へと送り
込まれる。中間ローラ対7は、電磁クラッチ9を介して
導入モータ4によって駆動される。メイン駆動ローラ8
上において、感材2は、メインニップローラ10を介し
てニップバネ11の力により押圧されている。ニップバ
ネ11は、メインニップローラ10の左右に配置されて
いる。従って、図6に示すように、ニップバネ11に近
い部分(メイン駆動ローラ8およびメインニップローラ
10の側端部)ほどニップ圧が強く軸方向中央ほどニッ
プ圧が弱い。このようにニップ圧が感材2の幅方向に渡
って均一ではないときには、感材2にしわが生じやすく
なる、斜行しやすくなる等の問題が発生する。
【0005】次に、電磁クラッチ9をOFF状態とし、
電磁クラッチ5をON状態とし、導入モータ4を駆動さ
せることにより、導入ローラ対3のみを回転させ、中間
ローラ対7と導入ローラ対3との間に感材2の弛みを形
成させる。このとき、可動ガイド6は、図7に示すよう
に、開いた状態になっている。弛み検出センサ12は、
感材2の弛み量を検出している。弛み検出センサ12に
よって検出された弛み量が予め定める所定量以上になる
と、導入モータ4が停止させられる。
【0006】次に、メインモータ13によりメイン駆動
ローラ8を回転させ、感材2を搬送方向へと送り出す。
このとき、電磁クラッチ9はOFF状態であり、感材2
は導入モータ4の影響を一切受けないようになってい
る。メイン駆動ローラ8によって感材2が搬送方向へと
送り出されると、中間ローラ対7は、感材2との間の摩
擦力により回転しようとする。しかしながら、中間ロー
ラ対7の一端には、パウダリミッタ14が取り付けられ
ており、中間ローラ対7には、一定の負荷トルクが与え
られるようになっている。これによって、感材2は、メ
イン駆動ローラ8と中間ローラ対7との間で、一定の張
力で張られながら搬送されることになる。感材2が一定
の張力で張られながら搬送できるようになった後に画像
記録が開始される。メイン駆動ローラ8と中間ローラ対
7との間には、感材2を上から押さえつけるような位置
に、露光ヘッド15が感材2の幅方向(搬送方向に対し
て直角な方向)に長手に配置されており、その部分にお
いて、レーザ光源16からの光ビームにより搬送方向と
直角方向に感材2が走査露光される。
【0007】さらに感材2の搬送を続けると、中間ロー
ラ対7と導入ローラ対3との間の弛みは徐々に無くなっ
ていくので、弛み検出センサ12により弛み量を検出
し、その検出信号に基づいて導入モータ4のスピードを
制御すると共に、電磁クラッチ5を介して導入ローラ対
3の送りスピードを可変することで、弛み量が一定にな
るようにしている。このとき、電磁クラッチ9はOFF
状態である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像記録装置
は、以上のように構成されているため、パウダリミッタ
14の品質にばらつきがあると、中間ローラ7に与えら
れる負荷が変動し、感材2の安定した送りが損なわれる
という問題点があった。感材2が安定的に搬送されない
と、感材2が一定速度で露光ヘッド15の下を通過せ
ず、記録画像の品質が劣化する。
【0009】また、従来の画像記録装置では、環境経時
変化によって中間ローラ対7の表面の摩擦力が変化する
と、パウダリミッタ14から与えられる負荷トルクが感
材2にそのまま伝えられず、感材2の安定した送りが損
なわれるという問題点があった。
【0010】通常、感材2は、図8に示すように、マガ
ジン1内において、巻き取り芯100に巻回されてい
る。この巻き取り芯100には、両サイドにフランジ1
01が付いているため、感材2がマガジン1から引き出
されるとき、左右に動こうとする力が規制される。しか
しながら、従来の画像記録装置では、感材2が弛む部分
(導入ローラ対3と中間ローラ対7との間の部分)にお
いて、フランジ101による左右規制効果が断ち切られ
るためメイン駆動ローラ8とメインニップローラ10と
によってニップされている領域ではフランジ101によ
る左右規制効果が働かない。この状態で長尺の送りを行
うと感材2が斜行して搬送され、ジャムが発生する可能
性が増大するという問題点があった。
【0011】それ故に、本発明の目的は、感材に常に一
定の張力を与えることができ、それによって感材の安定
した送りが可能となる画像記録装置を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、ロール状に巻回された感光材料を収納部から画
像記録部に向けて搬送し、当該画像記録部で感光材料に
画像を記録する画像記録装置であって、収納部の下流に
設けられ、当該収納部から感光材料を引き出すための第
1ローラ対と、第1ローラ対の下流に設けられ、第1ロ
ーラ対によって引き出された感光材料をさらに下流側へ
と搬送するための第2ローラ対と、第1ローラ対と第2
ローラ対との間に上下動自在に配置され、その自重によ
って感光材料と面接触してU字部を形成すると共に、当
該感光材料に張力を与えるためのテンションローラと、
テンションローラの上下動方向の位置を検出する位置検
出器と、第2ローラ対の下流に設けられ、第2ローラ対
から搬送されてくる感光材料に画像を記録するための露
光ヘッドと、露光ヘッドの下流に設けられ、感光材料を
一定速度で搬送するためのキャプスタンローラと、位置
検出器からの位置検出信号に応じて、第1ローラ対の回
転を制御する回転制御部とを備え、テンションローラの
直径と、第1および第2ローラ対の配置間隔とがほぼ一
致しており、それによって当該第1ローラ対から当該テ
ンションローラに向かう感光材料と、当該テンションロ
ーラから当該第2ローラ対に向かう感光材料とがほぼ面
平行な状態にあることを特徴とする。
【0013】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、テンションローラの直径と、第1および第2ローラ
対の設置間隔とがほぼ等しく選ばれており、第1ローラ
対からテンションローラに向かう感光材料と、テンショ
ンローラから第2ローラ対に向かう感光材料とがほぼ面
平行な状態にあるため、テンションローラの上下方向の
位置がいずれの位置にあっても、動滑車の原理により、
感光材料には、常に一定の張力(テンションローラの自
重の半分の張力)が掛かることになる。従って、本発明
では、第2ローラ対からキャプスタンローラの間におい
て、感光材料に掛かる張力は、テンションローラの自重
の半分の値で安定している。このように、本発明では、
動滑車の原理に基づいて感光材料に張力を与えることに
より、負荷変動に対して安定した張力を得ることがで
き、また感光材料の幅方向にも均一な張力を得ることが
できるため、感光材料の安定した送りが可能となる。
【0014】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、キャプスタンローラは、メイン駆動ローラと
メインニップローラとを含み、メインニップローラは、
外部からの強制力を受けずにその自重のみによって感光
材料をメイン駆動ローラに押しつけることを特徴とす
る。
【0015】上記のように、第2の発明によれば、メイ
ンニップローラがその自重のみによってメイン駆動ロー
ラをニップするようにしているので、メイン駆動ローラ
の軸方向に沿って均一なニップ圧分布が得られ、感光材
料の内部歪みを低く抑えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る画像記録装置の概略的な構成を示す模式図である。図
1において、マガジン1内には、ロール状に巻回された
感材2が収納されている。マガジン1における感材2の
取り出し口近傍には、導入ローラ対3が設けられる。こ
の導入ローラ対3は、電磁クラッチ5を介して導入モー
タ4によって駆動され、マガジン1から感材2を取り出
す。導入ローラ対3から見て感材2の搬送方向下流に
は、中間ローラ対7が設けられる。この中間ローラ対7
は、電磁クラッチ9を介して導入モータ4によって駆動
され、導入ローラ対3によってマガジン1から取り出さ
れた感材2をさらに搬送方向下流へと搬送する。導入ロ
ーラ対3と中間ローラ対7との間には、可動ガイド6が
矢印A方向に回動可能なように支持されている。中間ロ
ーラ対7の搬送方向下流側近傍には、中間フォトセンサ
17が設けられる。この中間フォトセンサ17は、感材
2がその直下位置まで搬送されてきたことを検出する。
【0017】さらに、中間ローラ対7から見て感材2の
搬送方向下流には、メイン駆動ローラ8およびメインニ
ップローラ10が設けられる。メイン駆動ローラ8は、
メインモータ13によって駆動される。これらメイン駆
動ローラ8およびメインニップローラ10は、感材2を
一定速度で搬送するためのいわゆるキャプスタンを構成
している。中間ローラ対7とメイン駆動ローラ8との間
には、感材2を搬送方向下流へと案内するためのガイド
板18および19が設けられている。さらに、中間ロー
ラ対7とメイン駆動ローラ8との間であって、ガイド板
18とガイド板19との間には、感材2を上から押さえ
つけるような位置に、露光ヘッド15が感材2の幅方向
(搬送方向に対して直角な方向)に長手に配置されてい
る。この露光ヘッド15は、レーザ光源16からの光ビ
ームにより搬送方向と直角方向に感材2を走査露光す
る。メインニップローラ10の搬送方向下流側近傍に
は、フォトセンサ20が設けられる。このフォトセンサ
20は、感材2がその直下位置まで搬送されてきたこと
を検出する。さらに、メイン駆動ローラ8およびメイン
ニップローラ10から見て感材2の搬送方向下流には、
露光の終了した感材2を切断するためのカッタ22が配
置されている。
【0018】ここで、導入ローラ対5と中間ローラ対7
と間には、テンションローラ21が配置される。このテ
ンションローラ21は、感材2の上に載置されており、
その自重によって搬送経路の途中に感材2のU字部を形
成する。このようなU字部を形成することにより、導入
ローラ対5とメイン駆動ローラ8との回転速度差を吸収
し、そのような回転速度差によって感材2の張力が変化
するのを防いでいる。また、テンションローラ21の直
径と、導入ローラ対5および中間ローラ対7の設置間隔
とは、ほぼ等しい値に選ばれている。従って、導入ロー
ラ対5からテンションローラ21に向かう感材2と、テ
ンションローラ21から中間ローラ対7に向かう感材2
とは、互いに面平行な状態にある。テンションローラ2
1の下方位置には、テンションローラ21の上下動方向
の位置を検知するための、換言すればU字部における感
材2の長さを検知するためのフォトセンサ12が設けら
れている。
【0019】次に、図1に示す画像記録装置の動作を説
明する。まず、導入モータ4が回転を開始し、かつ電磁
クラッチ5および9がON状態とされる。従って、ロー
ル状の感材2が導入ローラ3によってマガジン1から引
き出される。このとき、可動ガイド6は、ほぼ水平な状
態(図1において点線で示す状態)にある。そのため、
感材2は、可動ガイド6の上を進みながら、中間ローラ
対7へと送り込まれる。感材2の先端が中間フォトセン
サ17によって検出されると、電磁クラッチ5がOFF
状態とされて、導入ローラ対3がフリーローラ状態(導
入モータ4からの駆動力の伝達が遮断され、かつ自由に
回転し得る状態)となる。従って、このとき感材2は、
中間ローラ対7のみによってガイド板18および19上
を搬送されて行き、メイン駆動ローラ8へと送り込まれ
る。その後、感材2の先端がフォトセンサ20によって
検出されると、電磁クラッチ9がOFF状態とされ、中
間ローラ対7がフリーローラ状態となる。
【0020】次に、可動ガイド6が矢印A方向へと回動
される。また、テンションローラ21が、感材2上であ
って、導入ローラ対3と中間ローラ対7との間で張られ
た部分に載置される。この状態で、電磁クラッチ5のみ
がON状態とされ、導入モータ4の駆動力が導入ローラ
対3に伝達される。応じて、感材2がさらにマガジン1
から引き出される。その結果、テンションローラ21
は、感材2の上に載ったまま重力方向へと下がり、この
部分で感材2のU字部が徐々に形成されていく。フォト
センサ12によってU字部における感材2の長さが一定
長に達したことが検出されると、電磁クラッチ5がOF
F状態とされ、導入ローラ対3が停止する。
【0021】この状態からさらに、メインモータ13の
駆動によりメイン駆動ローラ8を回転させて、感材2を
搬送する。このとき、感材2は、メイン駆動ローラ8と
メインニップローラ10とで挟持されている。メインニ
ップローラ10は、自重によるニップ力によって感材2
を挟持している。また、露光ヘッド15の下部の最下点
が、中間ローラ対7の下側ローラの上部とメイン駆動ロ
ーラ8の上部との接線よりも下側(重力方向下側)に位
置している。このため、メイン駆動ローラ8と中間ロー
ラ対7との間で、感材2に一定の張力が与えられる。従
って、感材2は、ピンと張った状態で露光ヘッド15に
押しつけられ、その位置において安定したピント面が得
られる。感材2は、その安定したピント面を維持しなが
ら搬送され、レーザ光源16からの光ビームが図示され
ない光学走査機構により走査露光される。
【0022】感材2が走査露光されながら搬送されると
き、電磁クラッチ9はOFF状態であり、中間ローラ対
7は自由な回転が許容されたフリーローラ状態にある。
このため、テンションローラ21の自重Wの半分のW/
2の張力が、中間ローラ対7からメイン駆動ローラ8ま
での感材2に均一に掛かることになる。さらに感材2が
搬送され続けると、導入ローラ対3と中間ローラ対7と
の間の感材2の長さが減少していく。応じて、テンショ
ンローラ21は反重力方向へと上昇する。フォトセンサ
12によって、テンションローラ21の上昇位置が予め
定めた所定の位置に来たことが検出されると、電磁クラ
ッチ5がON状態にされ、導入モータ4の駆動力が導入
ローラ対3に伝達される。これによって、導入ローラ対
3が回転し、テンションローラ21を元の位置に戻すよ
うに制御する。ここで、導入ローラ対3による感材2の
搬送量は、中間ローラ対7によるそれよりも多くなるよ
うになっている。
【0023】以上説明したように、本実施形態の画像記
録装置では、マガジン1から感材2を引き出すときに負
荷変動が発生すると、当該負荷変動が導入ローラ対3に
影響を及ぼし、導入ローラ対3による感材2の搬送量が
変化することになる。ここで、メイン駆動ローラ8が安
定した搬送を続けるとすると、メイン駆動ローラ8によ
る感材2の搬送量と導入ローラ対3による感材2の搬送
量との差分に対応する量(本実施形態では、差分の1/
2の量)だけテンションローラ21の上下位置が変動す
る。しかしながら、前述したように、テンションローラ
21の直径と、導入ローラ対5および中間ローラ対7の
設置間隔とがほぼ等しく選ばれている。すなわち、導入
ローラ対5からテンションローラ21に向かう感材2
と、テンションローラ21から中間ローラ対7に向かう
感材2とは、互いに面平行な状態にある。そのため、図
2に示すように、テンションローラ21の上下位置がい
ずれの位置にあっても、動滑車の原理により、感材2に
は、常に一定の張力(テンションローラ21の自重Wの
半分のW/2の張力)が掛かることになる。従って、本
実施形態では、中間ローラ対7からメイン駆動ローラ8
の間において、感材2に掛かる張力は、テンションロー
ラ21の自重Wの半分のW/2で安定している。これに
対し、テンションローラ21の直径が、導入ローラ対5
と中間ローラ対7との外周間距離に対して短いと、図3
に示すように、感材2に掛かる張力は、テンションロー
ラ21の上下位置に応じて変動することになる。すなわ
ち、図3の例においても本実施形態と同様に、導入ロー
ラ3と中間ローラ7との間にテンションローラ21が配
されているものとする。中間ローラ7とテンションロー
ラ21との間で感材2が反鉛直方向となす角を、テンシ
ョンローラ21が第1位置にあるときγとし、第2位置
にあるときθとする。角γと角θとはγ>θの関係にあ
る。そして、テンションローラ21の自重をWとする
と、該ローラ21が第1位置(上位置)にあるとき中間
ローラ7とテンションローラ21との間の感材2にはW
/2cosγの張力が与えられる。一方、テンションロ
ーラ21が第2位置(下位置)にあるとき中間ローラ7
とテンションローラ21との間の感材2にはW/2co
sθの張力が与えられる。γ>θであるので、W/2c
osγ>W/2cosθとなる。この例においては、マ
ガジン1から感材2を引き出すときの負荷変動による感
材2の張力変動が十分に緩和されず、負荷変動が画像記
録に悪影響を与える恐れが残る。このように、本実施形
態では、動滑車の原理に基づいてテンションローラ21
の自重Wの半分のW/2を張力として利用することによ
り、負荷変動に対して安定した張力を得ることができ、
また感材2の幅方向にも均一な張力を得ることができる
ため、感材2の安定した送りが可能となる。
【0024】また、本実施形態では、テンションローラ
21がU字部の感材2に対して張力を与えているので、
感材2において、マガジン1に収納されている部分とメ
イン駆動ローラ8によって搬送される部分とが完全に切
り離されていないため、マガジン1内の巻き取り芯10
0(図8参照)の両サイドに付いているフランジ101
の左右規制の効果を、中間ローラ対7以降においても、
すなわちメイン駆動ローラ8に至るまで持続させること
ができる。その結果、感材の斜行がなくなり、ジャムの
発生を未然に防止できる。
【0025】さらに、本実施形態では、メインニップロ
ーラ10を従来のようにバネを使用することなく自重で
ニップすることにより、図4に示すように、メイン駆動
ローラ8の軸方向に沿って均一なニップ圧分布が得ら
れ、感材2の内部歪みを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像記録装置の概略
的な構成を示す模式図である。
【図2】図1に示すテンションローラ21の上下位置が
変動しても感材2に掛かる張力が変化しないことを説明
するための図である。
【図3】本実施形態のテンションローラ21と異なる直
径を有するテンションローラを用いたときに、テンショ
ンローラの上下位置に応じて感材2に掛かる張力が変化
する状態を示した図である。
【図4】本実施形態において、メイン駆動ローラ8に対
するメインニップローラ10のニップ圧分布を示す図で
ある。
【図5】従来の画像記録装置の概略的な構成を示す模式
図である。
【図6】従来の画像記録装置において、メイン駆動ロー
ラ8に対するメインニップローラ10のニップ圧分布を
示す図である。
【図7】従来の画像記録装置において、感材が弛んだ状
態を示す図である。
【図8】マガジン内において感材を巻き取るための巻き
取り芯を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…マガジン 2…感材 3…導入ローラ対 4…導入モータ 5,14…電磁クラッチ 6…可動ガイド 7…中間ローラ対 8…メイン駆動ローラ 10…メインニップローラ 12…フォトセンサ 13…メインモータ 15…露光ヘッド 16…レーザ光源 17,20…フォトセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 圓山 雅司 京都市南区東九条南石田町5番地 大日本 スクリーン製造株式会社十条事業所内 Fターム(参考) 2H070 CC01 CC04 2H106 AB13 AB42 AB46 AB53 AB60 BA91

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に巻回された感光材料を収納部
    から画像記録部に向けて搬送し、当該画像記録部で感光
    材料に画像を記録する画像記録装置であって、 前記収納部の下流に設けられ、当該収納部から感光材料
    を引き出すための第1ローラ対と、 前記第1ローラ対の下流に設けられ、前記第1ローラ対
    によって引き出された感光材料をさらに下流側へと搬送
    するための第2ローラ対と、 前記第1ローラ対と前記第2ローラ対との間に上下動自
    在に配置され、その自重によって感光材料と面接触して
    U字部を形成すると共に、当該感光材料に張力を与える
    ためのテンションローラと、 前記テンションローラの上下動方向の位置を検出する位
    置検出器と、 前記第2ローラ対の下流に設けられ、前記第2ローラ対
    から搬送されてくる感光材料に画像を記録するための露
    光ヘッドと、 前記露光ヘッドの下流に設けられ、前記感光材料を一定
    速度で搬送するためのキャプスタンローラと、 前記位置検出器からの位置検出信号に応じて、前記第1
    ローラ対の回転を制御する回転制御部とを備え、 前記テンションローラの直径と、前記第1および第2ロ
    ーラ対の配置間隔とがほぼ一致しており、それによって
    当該第1ローラ対から当該テンションローラに向かう感
    光材料と、当該テンションローラから当該第2ローラ対
    に向かう感光材料とがほぼ面平行な状態にあることを特
    徴とする、画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記キャプスタンローラは、メイン駆動
    ローラとメインニップローラとを含み、 前記メインニップローラは、外部からの強制力を受けず
    にその自重のみによって感光材料を前記メイン駆動ロー
    ラに押しつけることを特徴とする、請求項1に記載の画
    像記録装置。
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