JP2001341897A - シート材の搬送装置 - Google Patents

シート材の搬送装置

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JP2001341897A
JP2001341897A JP2000167057A JP2000167057A JP2001341897A JP 2001341897 A JP2001341897 A JP 2001341897A JP 2000167057 A JP2000167057 A JP 2000167057A JP 2000167057 A JP2000167057 A JP 2000167057A JP 2001341897 A JP2001341897 A JP 2001341897A
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sheet material
roller
unit
width direction
rollers
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JP2000167057A
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English (en)
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Masayuki Kojima
昌幸 児島
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印画紙などのシート材をニップ可能なローラ
対で搬送しながら、ガイド手段によるシート材の幅方向
のずれの修正を容易に行う事が出来るシート材の搬送装
置を提供する。 【解決手段】 シート材2の搬送方向の幅方向の側面を
規制するガイド手段11と、シート材2をニップして搬
送するローラ対12とを備えるシート材の搬送装置に対
して、ローラ対12の少なくとも一方のローラ15,1
6を軸方向に移動可能にする移動手段22,37と、移
動可能なローラ15,16を幅方向の中央位置に付勢す
る付勢手段28,40を設け、幅方向に移動するシート
材2とともに、ローラ15,16が軸方向に移動し、シ
ート材2が送りだされたあと、移動可能なローラ15,
16が幅方向の中央位置に自動的に復帰するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真処理装置など
において用いられ、感光材料などのシート材を搬送する
ための搬送装置に関し、特にシート材の幅方向のずれを
簡単に修正できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】印画紙などの感光材料に対して自動的に
現像、漂白、安定化などの処理を施すことが可能な写真
処理装置が知られている。かかる写真処理装置は、焼付
露光部と現像処理部とを有してなり、マガジンから引き
出された印画紙をカッタで切断された後、搬送装置によ
り焼付露光部の所定位置に送り、焼付露光部を経た印画
紙を搬送装置により更に現像処理部に送る構成になって
いる。
【0003】この写真処理装置の搬送装置として、ニッ
プ可能なローラ対の複数対を所定間隔毎に連設し、この
ローラ対の搬送方向に沿って搬送される印画紙の幅方向
の位置を規制する固定ガイドが設けられた搬送装置が用
いられる。この搬送装置によると、搬送される印画紙が
幅方向の所定位置に修正されて搬送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カット
されたシート材になった印画紙を前記搬送装置で搬送す
る場合、幅方向を規制する固定ガイドに対して少しずれ
た状態でローラ対に入ってくることがあり、このとき印
画紙のサイドが固定ガイドを通過することによって印画
紙のサイドの先端が折れるという事があった。
【0005】搬送用のニップ可能なローラ対の一方のロ
ーラは、通常搬送力を付けるために摩擦力の高いゴムロ
ーラになっているため、印画紙はこのゴムローラの上を
簡単に横滑りしない。そのため、印画紙のサイドが固定
ガイドに当たって、幅方向の位置を修正しようとして
も、ローラ対によって幅方向のずれが規制され、印画紙
のサイドの先端が折れ曲がることがある。
【0006】そこで、本発明の目的は、印画紙などのシ
ート材をニップ可能なローラ対で搬送しながら、ガイド
手段によるシート材の幅方向のずれの修正を容易に行う
事が出来るシート材の搬送装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1のシート材の搬送装置は、シート材の搬送
方向の幅方向の側面を規制するガイド手段と、前記シー
ト材をニップして搬送するローラ対と、前記ローラ対の
少なくとも一方のローラを軸方向に移動可能にする移動
手段と、移動可能な前記ローラを幅方向の中央位置に付
勢する付勢手段と、を備えてなる。
【0008】請求項1によると、シート材が幅方向に少
しずれてローラ対に入り、ローラ対でニップされて搬送
され、シート材の側面がガイド手段で規制されると、前
記ローラ対の少なくとも一方のローラが軸方向に移動す
るため、シート材と一緒に前記一方のローラが幅方向に
移動し、シート材のずれがガイド手段により修正され
る。ローラ対からシート材が送りだされると、軸方向に
移動した前記一方のローラは付勢手段により、幅方向の
中央位置に復帰し、次のシート材の搬送に伴う軸方向の
移動が可能な状態に戻る。
【0009】請求項2のシート材の搬送装置は、請求項
1において、前記ローラ対の両方のローラに対して、前
記移動手段と前記付勢手段が設けられているものであ
る。
【0010】請求項2によると、シート材が幅方向に少
しずれてローラ対に入り、ローラ対でニップされて搬送
され、シート材の側面がガイド手段で規制されると、前
記ローラ対の両方のローラが軸方向に移動するため、シ
ート材と一緒に両方のローラが幅方向に移動し、シート
材のずれがガイド手段により修正される。ローラ対から
シート材が送りだされると、軸方向に移動した前記両方
のローラは付勢手段により、幅方向の中央位置に復帰
し、次のシート材の搬送に伴う軸方向の移動が可能な状
態に戻る。
【0011】請求項3のシート材の搬送装置は、請求項
1または2において、前記ガイド手段は、前記シート材
の入口で幅方向のずれを修正した後にずれないように幅
を徐々に狭くして一定に保つように配置され、前記移動
手段と前記付勢手段を有する前記ローラ対が前記入口に
配設され、前記ガイド手段及び前記ローラ対を経て更に
搬送するローラ対が連設され、ユニットに形成されてな
るものである。
【0012】請求項3によると、シート材が幅方向に少
しずれてユニットの入口に配設されたローラ対に入る
と、幅方向のずれを修正するために幅を徐々に狭くする
ように入口に配設されたガイド手段により、ローラ対の
一方又は両方のローラが軸方向に移動し、シート材のず
れがガイド手段により修正される。幅方向が修正された
シート材は連設されたローラ対と幅方向が一定に保たれ
たガイド手段により、幅方向の所定位置を保ったまま搬
送される。
【0013】請求項4のシート材の搬送装置は、請求項
3において、前記ローラ対のニップを一斉に開放する開
放手段が設けられたものである。
【0014】請求項4によると、シート材を搬送するユ
ニットを接続した場合、第1のユニットから搬送された
シート材が、第2のユニットの入口のローラ対にニップ
した状態になると、第1のユニットのローラ対のニップ
が一斉に開放され、第2のユニットの入口のローラ対に
よるシート材の幅方向のずれの修正が第1のユニットに
関係なく行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明
の一実施の形態のシート材の搬送装置の要部の断面図で
ある。図2は、図1のA方向から見た図である。図3
は、ユニットに構成されたシート材の搬送装置の接続部
分の上面図である。
【0016】図1において、シート材の搬送装置1は、
シート材2の搬送方向の幅方向の側面を規制するガイド
手段として対向配置された第1ガイド13及び第2ガイ
ド14とからなる幅規制ガイド11と、前記シート材2
をニップして搬送する駆動ローラ15及び従動ローラ1
6からなるローラ対12とを、一対のサイドフレーム1
7に取り付けて構成される。
【0017】駆動ローラ15は、円筒状の芯金21の両
端にスライド軸受22,22を嵌入し、前記芯金21の
外周にゴム23をライニングしてなるローラ本体をシャ
フト24に挿入して形成される。図2に示されるよう
に、一方のスライド軸受22に長孔25が形成され、こ
の長孔25にシャフト24に立設されたピン26が係合
することにより、駆動ローラ15のローラ本体が軸方向
に移動可能であるとともに、シャフト24の回転力がピ
ン26を介してローラ本体に伝達される。また、シャフ
ト24には、スライド軸受22,22と対向するように
リング状のストッパ27,27が止め螺子などで固定さ
れ、スライド軸受22,22とストッパ27,27の間
に、コイル状のバネ28,28が挿入されている。この
スライド軸受22,22及びバネ28,28により、駆
動ローラ15のローラ本体が軸方向に移動可能であると
共に、幅方向の中心位置に付勢された状態になってい
る。前述したスライド軸受22,22などが、駆動ロー
ラ15を軸方向に移動可能とする移動手段を構成し、前
述したバネ28,28などが駆動ローラ15を幅方向の
中心位置に付勢する付勢手段を構成する。なお、ピン2
6と長孔25は回転力を伝えるものの軸方向移動を許容
する伝達手段として機能し、シャフト24とスライド軸
受22の間のスプライン又はスライドキーであってもよ
い。
【0018】駆動ローラ15のシャフト24は、サイド
フレーム17,17に軸受29,29を介して回転可能
に支持されている。このシャフト24の一端の延長軸2
4aにプーリ30が嵌入され、延長軸24aの側のフレ
ーム17に取り付けられたモータ31の出力軸31aに
プーリ32が嵌入されている。これらプーリ30,32
の間にタイミングベルト33が巻きかけられ、シャフト
24を通じて駆動ローラ15が回転駆動される。
【0019】一方、従動ローラ16は、積極的に駆動さ
れない代わりに、駆動ローラ15に向かって圧着自在な
シャフト35に回転自在に取り付けられている。円筒状
の芯金36の両端にスライド軸受37,37を嵌入し、
前記芯金21の外周にメッキを施してなるローラ本体を
シャフト35に挿入して形成される。シャフト35に
は、スライド軸受37,37と対向するようにリング状
のストッパ38,38が止め螺子などで固定され、スラ
イド軸受37,37とストッパ38,38の間に、エン
ドプレート39,39を介してコイル状のバネ40,4
0が挿入されている。このスライド軸受37,37及び
バネ40,40により、従動ローラ16のローラ本体が
軸方向に移動可能であると共に、幅方向の中心位置に付
勢された状態になっている。前述したスライド軸受3
7,37などが、従動ローラ16を軸方向に移動可能と
する移動手段を構成し、前述したバネ40,40などが
従動ローラ16を幅方向の中心位置に付勢する付勢手段
を構成する。
【0020】従動ローラ16のシャフト35は、サイド
フレーム17,17に対して圧着方向に移動可能に支持
されている。通常は、シャフト35の両端に作用するバ
ネ41,41の作用により、圧着方向に付勢されてい
る。そのため、駆動ローラ15と従動ローラ16との間
には、所定のニップ圧力が発生する。また、シャフト3
5の両端の延長部に高さの異なる角カム42,42が当
接しており、この角カム42,42を一つの駆動源43
で回転させると、駆動ローラ15と従動ローラ16のニ
ップ状態と、駆動ローラ15と従動ローラ16のニップ
状態を開放する離間状態とに切り替えることができる。
この角カム42,42や駆動源43がローラ対12の開
放手段を構成する。
【0021】ガイド手段としての幅規制ガイド11は、
サイドフレーム17,17に固設された第1ガイド13
と第2ガイド14とで構成される。ローラ対12を構成
する駆動ローラ15と従動ローラ16との間にシート材
2がニップされ、駆動ローラ16の駆動によりシート材
2が搬送される。搬送されるシート材2の両端の側面
が、第1ガイド13のスリット状の凹部13aと第2ガ
イド14のスリット状の凹部14aが嵌まり、シート材
2の幅規制を行う。図3に示されるように、第1ガイド
13の凹部13a及び第2ガイド14の凹部14aは、
互いの間隔を徐々に狭くするテーパ面13b,14bを
有している。このテーパ面13b,14bは、ローラ対
12で搬送されるシート材2の搬送区間にわたって設け
られている。すなわち、ローラ対12がシート材2を搬
送している途中に、シート材2の幅方向の修正が行われ
る。
【0022】図3に示すように、幅規制ガイド11とロ
ーラ対12とを備えるユニットUは、入口のローラ対1
2とその他のローラ対18を所定間隔で連設して形成さ
れる。幅規制ガイド11は、他のローラ対18による平
行な搬送を行うため、シート材2の幅に対応する所定幅
を維持するための平行面13c,14cを有している。
他のローラ対18は、軸方向の移動手段と幅方向中央へ
の付勢手段を有していない点を除いて、ローラ対12と
同様の構造となっている。また、ローラ対12と他のロ
ーラ対18の駆動ローラは、共通のモータ31によって
回転駆動され、ローラ対12と他のローラ対18の従動
ローラは、共通のモータ43によって一斉にニップ状態
から開放自在になっている。また、ユニットU同志を連
設する場合、ユニットUの出口側に位置する第1ガイド
13と第2ガイド14には、逃げ13d,14dが設け
られいる。この逃げ13d,14dによって、ユニット
Uの入口のローラ対12によるシート材2の幅方向の修
正が阻害されない。
【0023】つぎに、図4及び図5により、上述した構
成の搬送装置1を有するユニットUの作動を説明する。
図4及び図5において、ユニットU1とユニットU2が
接続されており、両ユニットU1,U2の間に幅方向ε
の接続誤差があるものとする。
【0024】図4(a)において、ユニットU1でシー
ト材2が搬送され、出口に向かっている。シート材2
は、第1ガイド13と第2ガイド14の平行面13c,
14cによって幅方向所定位置を保って搬送されてい
る。ユニットU1から送りだされるシート材2を図示さ
れないセンサが検出すると、ユニットU2のローラ対1
2,18もニップ状態になってシート材2が搬送可能な
状態になる。
【0025】図4(b)において、ユニットU2の入口
のローラ対12で搬送されるシート材2の一方の側面は
第1ガイド13のテーパ面13bに当たり、図示の矢印
のように設置誤差εに向かって押される。すると、図1
で示される駆動ローラ15及び従動ローラ16の両方が
軸方向に移動し、図4(b)のシート材2はニップによ
る搬送状態を保ったまま、軽い力で幅方向に移動する。
また、シート材2が、ユニットU2のローラ対12にニ
ップされると、ユニットU1のローラ対18のニップ状
態が開放され、シート材2の幅方向移動が阻害されな
い。
【0026】図5(a)において、ユニットU2の入口
のローラ対12で搬送されるシート材2の一方の側面が
第1ガイド13のテーパ面13bに当たって、シート材
2が幅方向に移動すると、ユニットU2の入口のローラ
対12も、ユニットU1とユニットU2との間の接続誤
差量εに相当する分だけ軸方向に移動する。
【0027】図5(b)において、ユニットU2の入口
のローラ対12で搬送されるシート材2が他のローラ対
18で搬送されるようになると、軸方向に移動していた
ローラ対12の各ローラは、図1のバネ28及びバネ4
0の作用により、幅方向中央に復帰する。
【0028】以上説明したように、シート材2の搬送方
向の幅方向の側面を規制するガイド手段としての幅規制
ガイド11と、この幅規制ガイド11が作用する部分の
シート材2をニップして搬送するローラ対12とを備え
る搬送装置1において、ローラ対12の駆動ローラ15
及び従動ローラ16を軸方向に移動可能にする移動手段
としてのスライド軸受22,37と、移動可能な駆動ロ
ーラ15及び従動ローラ16を幅方向の中央位置に付勢
する付勢手段としてのバネ28,40とを設けたので、
シート材2がローラ対12搬送されながら、幅規制ガイ
ド11によりシート材2の側面の一方が幅方向に押され
ると、駆動ローラ15及び従動ローラ16が軸方向に移
動しながらシート材2を搬送する。そのため、シート材
2の幅方向の修正のために側面に作用する力が小さくて
済み、シート材2の側面に掛かる負荷が軽減され、折れ
てしまったり、角がめくれたりすることがなくなる。
【0029】また、シート材2を搬送した後のローラ対
12の駆動ローラ15及び従動ローラ16は、バネ2
8,40によって再び幅方向の中央位置に復帰する。そ
のため、次に搬送されるシート材2が幅方向の何れの方
向にずれていても、ローラ対12はシート材2と共に軸
方向に移動することができる。このバネ28,40の付
勢力は、駆動ローラ15及び従動ローラ16を幅方向の
中央位置に戻すのに十分な力であって、余分な力を発生
させない。それによって、ローラ対12の駆動ローラ1
5及び従動ローラ16を軸方向に移動可能にする移動手
段としてのスライド軸受22,37の動きが阻害されな
い。
【0030】また、搬送装置1が、入口側に軸方向移動
可能なローラ対12を設け、他のローラ対18が連設さ
れ、幅規制ガイド11が入口でシート材2の幅方向を修
正するユニットUに形成すると、ユニットU同志を接続
する場合、ユニットの搬送方向の中心線が互いに少しず
れていても、入口側のローラ対12を構成する駆動ロー
ラ15及び従動ローラ16の軸方向移動可能な構造及び
幅方向の中央に復帰可能な構造により、ユニットの間の
芯ずれを吸収し、シート材2を所定の幅方向位置に搬送
することができる。
【0031】また、前記ユニットUのローラ対12及び
他のローラ対18のニップが開放手段である角カム42
などで一斉に開放するようにすると、各ユニットで一枚
のシート材2を搬送し、ユニットUからユニットUへの
シート材2の受渡しが確実に行うことができる。
【0032】つぎに、上述した搬送装置1又はユニット
Uが好適に適用される写真処理装置の一構造例を図6及
び図7により説明する。図6は、アナログ露光方式の写
真処理装置101の模式図であり、図7は、ディジタル
露光方式の写真処理装置102の模式図である。
【0033】図6において、アナログ露光方式の写真焼
付現像装置101は、焼付露光部110と、現像処理装
置111と、乾燥装置112とを有している。焼付露光
部110において、マガジン113には感光材料である
印画紙114がロール状に巻回されており、マガジン1
13からニップローラ115を経て引き出された印画紙
114は、カッタ116で切断された後、搬送ユニット
u1及び搬送ユニットu2を経て、吸着ベルト式の送り
装置117に搬送される。この送り装置117は間欠搬
送が可能であり、露光ユニット118が対面している。
この露光ユニット18では、図示されない光源からの光
が、図示されないミラートンネル、ネガマスク、レンズ
ユニットを経て送り装置117上に載置された印画紙1
14に照射される。焼付露光された印画紙114は、搬
送ユニットu3及び搬送ユニットu4を経て、現像処理
装置111及び乾燥装置112に搬送される。
【0034】印画紙114がカッタ116で切断された
後は、一枚一枚が独立したシート材になっているため、
搬送途中に幅方向にずれると、焼付露光部110におけ
る露光範囲がずれるため、本実施形態のユニットUが搬
送ユニットu1,u2に用いられる。そのため、搬送ユ
ニットu2から送りだされる印画紙114は、幅方向が
所定の位置にある。また、搬送ユニットu3と搬送ユニ
ットu4は、露光処理が終わった後の印画紙114であ
るため、露光処理前ほど幅方向位置の精度が求められな
いが、本実施形態のユニットUが用いることが好まし
い。というのは、搬送ユニットu1と搬送ユニットu2
の連結部分に多少の位置ずれがあっても、搬送ユニット
u2の入口で印画紙114の幅方向が修正されるため、
搬送ユニットu1と搬送ユニットu2を装置本体内に取
り付けるときの精度に余裕が出てくるからである。
【0035】図7において、ディジタル露光方式の写真
焼付現像装置102は、焼付露光部120と、現像処理
装置111と、乾燥装置112とを有している。図6の
アナログ露光方式の写真焼付現像装置101と異なる点
は、送り装置117と露光ユニット118の組み合わせ
に代わり、フィルム読取装置122に接続されたライン
露光ヘッド121と2組のニップローラ123,123
を使用した点である。カッタ116の以降の印画紙11
4の搬送に、搬送ユニットu11及び搬送ユニットu1
2が用いられる。また、現像処理装置111に至る搬送
に、搬送ユニットu13及び搬送ユニットu14が用い
られる。その他の部分は、アナログ露光方式の写真焼付
現像装置101と同様の構成になっている。
【0036】ライン露光ヘッド121は、ニップローラ
123で搬送される印画紙114に直接露光するため、
アナログ式の露光ユニット118の場合のようにマスキ
ングを用いることができない。そのため、ニップローラ
123,123により搬送される印画紙114の幅方向
の精度が要求される。そこで、本実施形態のユニットU
が好適に使用される。
【0037】本発明は、上述の実施の形態に限られるも
のではなく、様々な設計変更を行うことが可能である。
例えば、上記実施の形態では、シート材2を搬送するロ
ーラ対12は、駆動ローラ15及び従動ローラ16の両
方が軸方向移動可能且つ中央位置復帰可能になっている
が、駆動ローラ15及び従動ローラ16の一方だけを軸
方向移動可能且つ中央位置復帰可能にするものであって
もよい。例えば、駆動ローラ15をゴムローラにして滑
りにくくし、従動ローラ16をメッキローラにして滑り
やすくすると、駆動ローラ15だけを軸方向移動可能且
つ中央位置復帰可能にすればよい。また、駆動ローラ1
5及び従動ローラ16の両方をメッキローラとして滑り
やすくする場合、従動ローラ16だけを軸方向移動可能
且つ中央位置復帰可能にすればよい。特に、シート材2
が印画紙である場合、裏面(ベース側)のコーティング
面が滑りやすいため、印画紙の表面に接触する部分のロ
ーラだけをゴムローラにして軸方向移動可能且つ中央位
置復帰可能にするものであってもよい。
【0038】また、シート材2の側面のガイド手段とし
ての幅規制ガイド11は、スリット状の溝を有する第1
ガイド13及び第2ガイド14に限らず、小さなローラ
を縦向きにして多数列設することにより傾斜又は平行な
ガイド面を形成するものであってもよい。また、ローラ
を軸方向に移動可能にする移動手段として、シャフト2
4,35とローラ本体のスライド軸受22,37の間の
移動構造に限らず、シャフト24,35がローラ本体と
一緒に軸方向に移動するものであってもよい。この場
合、移動可能なローラを幅方向の中央位置に付勢する付
勢手段は、シャフト24,35に対して設けられる。ま
た、前記付勢手段は、バネ28,40を用いるものに限
らず、磁石の反発力を利用した付勢手段であってもよ
い。
【0039】また、シート材として、写真焼付現像装置
で処理される印画紙の場合を説明したが、ある程度の厚
みがあって側面がしっかりしている例えばフィルムをシ
ート材として用いることもできる。また、写真焼付現像
装置におけるユニットUとして用いる場合に限らず、厚
手のシート材を搬送して印刷する例えばコピー装置にユ
ニットUを複数並べる場合にも適用できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1による
と、シート材をニップして搬送するローラ対の少なくと
も一方のローラが軸方向に移動可能であるとともに、幅
方向の中央位置に復帰可能になっているため、シート材
の側面をガイドするガイド手段によって、幅方向に移動
するシート材がローラ対の少なくとも一方のローラとと
もに幅方向に移動するため、シート材の側面に掛かる負
荷が軽減され、折れ曲がったり、角がめくれたりするこ
とがなくなる。その結果、シート材の損傷による不用な
廃棄物を少なくし、シート材の搬送効率を向上させるこ
とができる。
【0041】請求項2によると、幅方向に移動するシー
ト材がローラ対の両方のローラとともに幅方向に移動す
るため、シート材の側面に掛かる負荷が大幅に軽減され
るため、シート材のうち薄手のものであっても高精度で
側面の損傷の少ない搬送が可能になる。
【0042】請求項3によると、軸方向に移動可能であ
るとともに、幅方向の中央位置に復帰可能なローラ対を
入口に設けた、ユニットに構成することにより、ユニッ
ト同志を接続した場合に、ユニットからユニットへと搬
送されるシート材の幅方向位置を修正できる。そのた
め、ユニットとユニットとの接続の精度を其れほどシビ
アなものにしなくても、シート材の搬送位置を高精度な
ものに維持することができる。
【0043】請求項4によると、各ユニットで一枚のシ
ート材を搬送し、搬送が終わったユニットのローラ対の
ニップが開放されるため、ユニットからユニットへと搬
送されるシート材の幅方向のずれがユニットの入口にお
いて前のユニットの影響を受けること無く確実に修正さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかるシート材の搬送
装置の要部の断面図である。
【図2】図1のA方向から見た図である。
【図3】ユニットに構成されたシート材の搬送装置の接
続部分の上面図である。
【図4】ユニットに構成されたシート材の搬送装置の作
動状態を示す上面図である。
【図5】ユニットに構成されたシート材の搬送装置の作
動状態を示す上面図である。
【図6】アナログ露光方式の写真処理装置の模式図であ
る。
【図7】ディジタル露光方式の写真処理装置の模式図で
ある。
【符号の説明】
1 搬送装置 2 シート材 11 幅規制ガイド(ガイド手段) 12 ローラ対 13 第1ガイド(ガイド手段) 14 第2ガイド(ガイド手段) 15 駆動ローラ 16 従動ローラ 22 スライド軸受(移動手段) 28 バネ(付勢手段) 37 スライド軸受(移動手段) 40 バネ(付勢手段) 42 角カム(開放手段) U ユニット u 搬送ユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材の搬送方向の幅方向の側面を規
    制するガイド手段と、前記シート材をニップして搬送す
    るローラ対と、前記ローラ対の少なくとも一方のローラ
    を軸方向に移動可能にする移動手段と、移動可能な前記
    ローラを幅方向の中央位置に付勢する付勢手段と、を備
    えてなるシート材の搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記ローラ対の両方のローラに対して、
    前記移動手段と前記付勢手段が設けられている請求項1
    に記載のシート材の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド手段は、前記シート材の入口
    で幅方向のずれを矯正した後にずれないように幅を徐々
    に狭くして一定に保つように配置され、前記移動手段と
    前記付勢手段を有する前記ローラ対が前記入口に配設さ
    れ、前記ガイド手段及び前記ローラ対を経て更に搬送す
    るローラ対が連設され、ユニットに形成されてなる請求
    項1または2に記載のシート材の搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記ローラ対のニップを一斉に開放する
    開放手段が設けられた請求項3に記載のシート材の搬送
    装置。
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