JP2000038739A - 建設機械の2部材連結装置 - Google Patents

建設機械の2部材連結装置

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JP2000038739A
JP2000038739A JP10221014A JP22101498A JP2000038739A JP 2000038739 A JP2000038739 A JP 2000038739A JP 10221014 A JP10221014 A JP 10221014A JP 22101498 A JP22101498 A JP 22101498A JP 2000038739 A JP2000038739 A JP 2000038739A
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pin shaft
shaft
construction machine
pin
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Kazuyoshi Hatano
和好 波多野
Shunsuke Shimakura
俊輔 島倉
Ryohei Suzuki
良平 鈴木
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピン軸の軸方向へのがた付きを抑えてピン軸
の耐久性等を高めると共に、ピン軸の抜差し作業を容易
に行えるようにする。 【解決手段】 各ブラケット17間にアームボス18を
配置すると共に、このアームボス18のブッシュ嵌合穴
18A内には含油ブッシュ19を嵌着する。そして、ブ
ラケット17のピン挿通穴17Aおよび含油ブッシュ1
9のピン挿通穴19Aには、ピン軸22の軸部23を回
転可能に挿嵌する。また、このピン軸22の軸部23一
端側には第1の鍔部24を一体的に設けると共に、軸部
23の他端側には第2の鍔部25を着脱可能に設ける。
そして、これらの鍔部24,25をそれぞれ各ブラケッ
ト17の外側端面17Cに摺接させることにより、ピン
軸23の抜止めを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械の2部材連結装置に関し、特に油圧ショ
ベル等の掘削作業装置を構成する2部材を互いに連結す
るのに好適に用いられる建設機械の2部材連結装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設機械に用いられる掘削作業
装置では、この掘削作業装置を構成する各部材を相対的
に俯仰動可能または回動可能に連結し、シリンダ装置等
からなるアクチュエータによってこれらの部材を駆動す
る構成としている。
【0003】ここで、例えば建設機械の代表として広く
知られている油圧ショベルの掘削作業装置は、油圧ショ
ベルの上部旋回体に俯仰動可能に設けたブームと、この
ブームの先端に回動可能に設けたアームと、このアーム
の先端に回動可能に設けたバケットとによって構成され
ている。そして、これらのブーム、アームおよびバケッ
トは互いに連結装置によって連結され、シリンダ装置を
作動させることにより駆動制御される。
【0004】また、この連結装置としては、特開平10
−30634号公報等に記載のように、ピン軸を、一方
の連結部材となるボスの内周側に嵌着したブッシュと他
方の連結部材となるブラケットのピン軸孔にそれぞれ回
転可能に挿嵌すると共に、各ブラケットにはそれぞれピ
ン軸の抜止めを行うための蓋体をボルト等によって固定
し、ブッシュとブラケットとのピン軸孔内にはグリース
を充填してダスト等の侵入を防止する構成としたものが
知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による連結装置では、各ブラケットにそれぞれ設
けた蓋体によってピン軸の抜止めを行う構成としている
ので、蓋体をブラケットに固定するために複数個のボル
トを用意する必要があり、このようなボルトによって装
置全体の部品点数が増加するという問題がある。
【0006】また、この従来技術では、ピン軸とボスに
設けたブッシュとの摺動面間、およびピン軸とブラケッ
トのピン軸孔との摺動面にグリース等の潤滑剤を封入す
ることにより、これらの摺動面が土砂等の侵入によって
早期に摩耗するのを防止している。このため、ブラケッ
トと蓋体との間にはグリースの漏洩を抑えるためのOリ
ング等のシール材を設ける必要があり、これによっても
部品点数の増加を招くという問題がある。
【0007】また、上述した従来技術にあっては、ピン
軸と蓋体との間の僅かな隙間によっ両者間にがたつきが
生じるため、例えば連結装置に対してスラスト方向に大
きな衝撃が加えられたときには、ピン軸の端部が蓋体と
衝突してピン軸と蓋体との間に摩耗、損傷等が生じ易く
なるという問題がある。
【0008】さらに、このような従来技術にあっては、
例えばバケットの交換時等には、ピン軸をボスおよびブ
ラケットからそれぞれ抜き差しすることによって連結装
置を組立、分解する必要がある。そして、このような連
結装置の組立、分解作業時には、蓋体をブラケットから
取外すために複数のボルトをわざわざ1個ずつ蓋体から
脱着する必要があり、このようなボルトによる蓋体の取
付け・取外し作業が作業者にとって大きな負担となり、
作業性が低下するという問題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は、ピン軸の軸方向のがた付きを
なくし、このピン軸の耐久性等を高めることができると
共に、装置全体の部品点数を削減することができ、しか
も、装置の組立、分解作業時にはピン軸の抜き差し作業
を効率よく行えるようにした建設機械の2部材連結装置
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明の建設機械の2部材連結装置は、建設機械
を構成する一方の部材に軸方向に離間して設けられた一
方の連結部材と、前記一方の連結部材間に配設され建設
機械を構成する他方の部材に設けられた他方の連結部材
と、前記一方の連結部材を他方の連結部材に対して相対
回転可能に連結するピン軸とを備えた建設機械の2部材
連結装置とを備えている。
【0011】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、ピン軸は、一方の連結部材のピン軸孔と他方の
連結部材のピン軸孔にそれぞれ回転可能に挿嵌される軸
部と、前記一方の連結部材のうち軸方向の一側の連結部
材の端面と対向して前記軸部の一端側に一体的に設けら
れた第1の鍔部と、前記一方の連結部材のうち軸方向の
他側の連結部材の端面と対向して前記軸部の他端側に着
脱可能に設けられた第2の鍔部とによって構成したこと
にある。
【0012】このように構成したことにより、ピン軸に
対してスラスト荷重が加えられたときでも、第1,第2
の鍔部が一方の連結部材の端面に当接することによりピ
ン軸の抜止めを行うことができる。また、ピン軸を一方
の連結部材および他方の連結部材から取外すときには、
第2の鍔部を軸部から取外すことにより、軸部をこれら
の連結部材に対して軸方向の他側から容易に抜取ること
ができる。
【0013】また、請求項2の発明では、第2の鍔部
は、軸部の他端側に着脱可能に螺着する構成としてい
る。
【0014】このように構成したことにより、第2の鍔
部をピン軸の軸部に螺着して取付けることができるか
ら、鍔部をこの軸部に対して容易に取付け、取外しする
ことができる。
【0015】また、請求項3の発明では、軸部の他端側
にはねじ穴を形成し、第2の鍔部は前記軸部のねじ穴に
螺着されるねじ部を有する構成としている。
【0016】このように構成したことにより、第2の鍔
部のねじ部をピン軸のねじ穴に螺合したり螺合を解除し
たりすることにより、請求項2の発明と同様に鍔部の取
付け、取外しを容易に行うことができる。
【0017】さらに、請求項4の発明が採用する構成の
特徴は、他方の連結部材にはピン軸孔を有する筒状の軸
受体を設け、ピン軸は、一方の連結部材のピン軸孔と前
記軸受体のピン軸孔にそれぞれ回転可能に挿嵌される軸
部と、前記一方の連結部材のうち軸方向の一側の連結部
材の端面と対向して前記軸部の一端側に一体的に設けら
れた第1の鍔部と、前記一方の連結部材のうち軸方向の
他側の連結部材の端面と対向して前記軸部の他端側に着
脱可能に設けられた第2の鍔部とによって構成し、前記
軸受体には240cSt〜1500cStの範囲内の粘
度を有する潤滑油を含浸させたことにある。
【0018】このように構成したことにより、軸受体に
含浸する潤滑油として、240cSt〜1500cSt
の範囲内の適正な粘度を有する潤滑油を用いることによ
って、ピン軸の摺動性を確保した状態で潤滑を行い、例
えば鍔部と一方の連結部材の端面との間からの潤滑油の
漏れを小さく抑えることができる。
【0019】さらに、請求項5の発明が採用する構成の
特徴は、ピン軸は、一方の連結部材のピン軸孔と他方の
連結部材のピン軸孔にそれぞれ回転可能に挿嵌される軸
部と、前記一方の連結部材の端面と対向して前記軸部の
両端側にそれぞれ着脱可能に設けられた2個の鍔部とに
よって構成したことにある。
【0020】このように構成したことにより、鍔部のい
ずれか一方をピン軸の軸部から取外すことによって、ピ
ン軸を一方の連結部材および他方の連結部材に対して軸
方向の一側からでも他側からでも抜取ることができる。
【0021】一方、請求項6の発明では、各鍔部は、軸
部の両端側にそれぞれ着脱可能に螺着する構成としてい
る。
【0022】このように構成したことにより、各鍔部を
それぞれピン軸の軸部両端側に螺着して取付けることが
でき、軸部に対する鍔部の取付け、取外しを容易に行う
ことができる。
【0023】また、請求項7の発明では、軸部の両端側
にはねじ穴を形成し、各鍔部は軸部の各ねじ穴にそれぞ
れ螺着されるねじ部を有する構成としている。
【0024】このように構成したことにより、各鍔部の
ねじ部をピン軸の両端側に形成したねじ穴に螺合した
り、螺合を解除したりすることによって、請求項6の発
明と同様に各鍔部の取付け、取外しを容易に行うことが
できる。
【0025】また、請求項8の発明が採用する構成の特
徴は、他方の連結部材にはピン軸孔を有する筒状の軸受
体を設け、ピン軸は、一方の連結部材のピン軸孔と他方
の連結部材のピン軸孔にそれぞれ回転可能に挿嵌される
軸部と、前記一方の連結部材の端面と対向して前記軸部
の両端側にそれぞれ着脱可能に設けられた2個の鍔部と
によって構成し、前記軸受体には240cSt〜150
0cStの範囲内の粘度を有する潤滑油を含浸させたこ
とにある。
【0026】このように構成したことにより、請求項4
の発明と同様に軸受体に含浸した潤滑油によってピン軸
と軸受体のピン軸孔との間の摺動性、およびピン軸と他
方の連結部材のピン軸孔との間の摺動性を高めることが
できると共に、請求項6の発明と同様に軸部に対する鍔
部の取付け、取外しを容易に行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械の2部材連結装置を油圧ショベルのピン結合部
に適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説
明する。
【0028】ここで、図1および図2は本発明による第
1の実施の形態を示している。図中、1は油圧ショベル
の下部走行体、2は前記下部走行体1上に旋回可能に搭
載された上部旋回体を示し、この上部旋回体2は旋回フ
レーム3を有し、旋回フレーム3上にはキャブボックス
4、建屋カバー5およびカウンタウェイト6等が設けら
れている。
【0029】7は上部旋回体2の前部に俯仰動可能に設
けられた掘削作業装置で、この掘削作業装置7は、上部
旋回体2の旋回フレーム3にピン結合された一方の部材
となるブーム8と、このブーム8の先端側にピン結合さ
れた他方の部材となるアーム9と、このアーム9の先端
側にピン結合されたバケット10等とから大略構成さ
れ、このバケット10には後述の各ブラケット17が溶
接等の手段を用いて一体に設けられている。
【0030】そして、掘削作業装置7のブーム8は、ブ
ームシリンダ11によって上,下に俯仰動され、アーム
9はアームシリンダ12によりブーム8に対して俯仰動
され、バケット10はバケットシリンダ13によりアー
ム9に対して回動される。また、バケットシリンダ13
はロッド先端側が一対のリンク14,15にピン結合さ
れ、前記リンク14,15のうち一方のリンク14がア
ーム9の先端側にピン結合され、他方のリンク15がバ
ケット10のブラケット17にピン結合されている。そ
して、バケット10はバケットシリンダ13を伸縮させ
ることにより、アーム9の先端側でリンク14,15を
介して回動される。
【0031】16はブーム8の先端側とアーム9との間
のピン結合部を構成する2部材連結装置としての軸受装
置で、この軸受装置16は、後述の各ブラケット17、
アームボス18およびピン軸22等とから構成されてい
る。
【0032】17,17はブーム8の先端側に軸方向に
離間して突設された一方の連結部材としての左,右のブ
ラケットで、このブラケット17には、ピン軸22の軸
部223両端側が挿嵌されるピン軸孔としてのピン挿通
穴17Aが穿設されている。また、ブラケット17に
は、アームボス18と対向した端面の外周側にテーパ部
17Bが形成されている。さらに、各ブラケット17
は、アームボス18を挟んで軸方向で対向した内側端面
とは反対側に位置する端面が外側端面17C,17Cと
なっている。
【0033】18は各ブラケット17間に位置してアー
ム9の先端側に設けられ、後述の含油ブッシュ19と共
に他方の連結部材を構成するアームボスで、このアーム
ボス18は、鋳鉄等の金属材料により略円筒状に形成さ
れ、その内周側はブッシュ嵌合穴18Aとなっている。
また、アームボス18の軸方向両端面には、その外周側
に位置して環状のテーパ部18B,18Bが形成され、
このテーパ部18Bは、ブラケット17のテーパ部17
Bと共にV字状溝を構成している。
【0034】19はアームボス18のブッシュ嵌合穴1
8A内に嵌着された軸受体としての含油ブッシュで、こ
の含油ブッシュ19は、例えば鉄と銅との焼結合金等に
より多孔質構造をなす筒状体として形成され、その内周
側は後述のピン軸22が摺動可能に挿嵌されるピン軸孔
としてのピン挿通穴19Aとなっている。
【0035】ここで、含油ブッシュ19は、その気孔率
が5〜30%程度に設定されており、内部には例えば粘
度が240〜1500cSt程度のギヤオイル等からな
る潤滑油が予め含浸されている。そして、含油ブッシュ
19内の潤滑油は、含油ブッシュ19がピン軸22と摺
動することにより、その摩擦熱で粘度が低下してピン軸
22との間に徐々にしみ出し、含油ブッシュ19とピン
軸22との摺動面間を潤滑し続ける構成となっている。
【0036】20,20は含油ブッシュ19の軸方向両
側に位置してアームボス18のブッシュ嵌合穴18Aに
嵌着された一対の遮油リングで、この遮油リング20
は、含油ブッシュ19とピン軸22との摺動面間から潤
滑油が外部に漏洩するのを遮断するものである。
【0037】21,21はアームボス18の軸方向両端
側に位置してブッシュ嵌合穴18Aに嵌着されたダスト
シールで、このダストシール21は、図2に示す如く、
含油ブッシュ19の軸方向両端側に各遮油リング20を
介して配設され、アームボス18とピン軸22との間を
シールするものである。
【0038】22はアームボス18を各ブラケット17
間に回動可能に連結するピン軸で、このピン軸22は、
軸方向の中間部分が含油ブッシュ19のピン挿通穴19
Aに摺動可能に挿通され、軸方向両端側が各ブラケット
17のピン挿通穴17Aに摺動可能に挿通された軸部2
3と、各ブラケット17のうち軸方向一側のブラケット
17の外側端面17Cと対向してこの軸部23の一端側
に一体的に設けられた第1の鍔部24と、軸方向他側の
ブラケット17の外側端面17Cと対向して軸部23の
他端側に着脱可能に設けられた第2の鍔部25とによっ
て構成されている。
【0039】ここで、ピン軸22の軸部23には、鍔部
24とは反対側となる他端側に位置してねじ孔23Aが
形成されている。また、鍔部25には、このねじ孔23
Aに螺着されるねじ部25Aが一体的に設けられてい
る。そして、ピン軸22は、鍔部24,25がそれぞれ
ブラケット17の外側端面17Cに摺接(当接)して配
置されることにより、各ブラケット17およびアームボ
ス18に対して軸方向に抜止めされている。
【0040】26,26はアームボス18と各ブラケッ
ト17との間の隙間に配設された環状のスラスト板で、
このスラスト板26は、図2に示す如く、例えば耐摩耗
性または自己潤滑性を有する金属材料または樹脂材料等
から環状の薄板として形成され、その内周側にはピン軸
22の軸部23が遊嵌されている。そして、スラスト板
26は、ブラケット17とアームボス18との間の隙間
を調整し、両者間のがた付きを抑えると共に、両者間に
作用するスラスト方向の外力を受承するものである。
【0041】27,27は各ブラケット17とアームボ
ス18との間をシールするOリングで、このOリング2
7は、図2に示す如く、ブラケット17のテーパ部17
Bとアームボス18のテーパ部18Bとが構成するV字
状の環状溝内に締代をもって装着され、ブラケット17
とアームボス18との間に外部から異物が侵入するのを
規制すると共に、侵入した異物によりブラケット17と
アームボス18との摺動面や各スラスト板26等が損傷
されるのを防止している。
【0042】本実施の形態による軸受装置16は上述の
如き構成を有するもので、土砂等の掘削作業時には、ア
ーム9をブーム8に対して回動させたり、バケット10
をアーム9に対して回動させたりすることによって土砂
の掘削を行う。
【0043】ここで、上述した掘削作業時には、バケッ
ト10に作用する掘削反力が軸受装置16に伝わること
によって、ピン軸22の軸部23がブラケット17のピ
ン挿通穴17Aおよび含油ブッシュ19のピン挿通穴1
9Aに強く押付けられ、これらのピン挿通穴17Aと軸
部23との摺動面間、およびピン挿通穴19Aと軸部2
3との摺動面間に摩擦力が生じる。そして、この摩擦力
によりピン軸22をブラケット17およびアームボス1
8に対して正,逆方向に自由に相対回動させることがで
きる。
【0044】これによって、例えばピン軸の一端側をブ
ラケット側にピン等を介して廻止め状態で固定する構成
とした場合、即ちブラケットに対するピン軸の回動を規
制した場合に比較して、ピン軸22が回動するときに生
じるかじり現象を抑えることができ、ピン軸22全体の
剛性、特に曲げ剛性を高めてピン軸22の疲労破壊を防
止することができ、その長寿命化を図ることができると
共に、きしみ音等の異常音の発生を抑えることができ
る。
【0045】また、このときに含油ブッシュ19はピン
軸22との間で発生する摩擦熱によって温度が上昇し、
含油ブッシュ19内に含浸した潤滑油の粘度が低下す
る。この結果、前記潤滑油は含油ブッシュ19とピン軸
22との摺動面に徐々に滲み出し、これにより前記摺動
面を長期間に亘って潤滑状態に維持することができ、ピ
ン軸22に生じるかじりを一層減らすことができる。
【0046】また、掘削作業の内容によっては、前記バ
ケット10からの掘削反力はブーム8とアーム9とを互
いに捩る方向の力となって作用し、これに伴ってピン軸
22にたわみが生じる。この場合、ピン軸22はブラケ
ット17およびアームボス18から抜け出るスラスト方
向の荷重(以下、スラスト荷重という)を受ける。
【0047】そこで、本実施の形態では、ピン軸22の
軸部23両端側に鍔部24,25を設け、この鍔部2
4,25をそれぞれ各ブラケット17の外側端面17C
に当接させる構成としたので、上述のようにピン軸22
にスラスト荷重が作用した場合でも、鍔部24,25に
よりピン軸22をブラケット17およびアームボス18
に対して抜止め状態に保持することができる。
【0048】また、このように両方の鍔部24,25を
それぞれブラケット17の外側端面17Cに当接させる
ことによって、鍔部24,25とブラケット17との間
の隙間をなくすことができるので、ピン軸22が各ブラ
ケット17間で軸方向にがた付くのを防止することがで
きる。これにより、ピン軸22に前記スラスト荷重が作
用した場合でも、鍔部24,25がブラケット17に強
く衝突することはなくなり、ピン軸22の耐久性を高め
て寿命を延ばすことができる。
【0049】また、2個の鍔部24,25によってブラ
ケット17に対するピン軸22の抜止め手段を簡単に構
成することができ、このような抜止め手段を構成する全
体の部品点数を前述した従来技術のものに比較して削減
することができる。
【0050】さらに、含油ブッシュ19には240cS
t〜1500cSt程度の適正な粘度の潤滑油を含浸さ
せる構成としたので、ピン軸22の摺動性を確保した状
態で潤滑を行うことができると共に、ブラケット17と
鍔部24,25との摺接面間からの潤滑油の漏れ量を十
分に減らすことができる。これによって例えばブラケッ
ト17と鍔部24,25との間には両者間をシールする
ためのOリング等を不要にでき、全体の部品点数をさら
に減らすことができる。
【0051】さらに、バケット10を破砕作業用等の他
のアタッチメントと交換するときには、予めピン軸22
をブラケット17およびアームボス18から抜取り、軸
受装置16を分解する必要がある。
【0052】そして、この場合には、鍔部25を軸部2
3から取外し、この状態でねじ孔23A内に適具用意し
た棒状の治具(図示せず)を挿入する。次に、この治具
に図中の右方向に力を加えることにより、鍔部24が一
体化された軸部23全体をブラケット17およびアーム
ボス18から容易に抜取ることができる。
【0053】また、ピン軸22をブラケット17および
アームボス18に差込んで軸受装置16を組立てる場合
についても、上述した分解作業と逆の手順に従って作業
を行うことにより、このような組立作業を容易に行うこ
とができる。
【0054】これによって、軸受装置16の組立、分解
作業時には、例えば従来技術で述べたように複数個のボ
ルトを1個ずつ蓋体に取付けたり、取外したりするよう
な面倒な作業を省略でき、全体の作業性を高めることが
できる。
【0055】次に、図3および図4は本発明による第2
の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、ブラケッ
トのピン挿通穴内にそれぞれ銅スリーブを嵌着すると共
に、この銅スリーブ内にピン軸の軸部を摺動可能に挿嵌
する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、
前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を
付し、その説明を省略するものとする。
【0056】31は本実施の形態に係る2部材連結装置
としての軸受装置で、この軸受装置31は、アームボス
18、ピン軸22および後述の各ブラケット32等によ
って構成されている。
【0057】32,32は本実施の形態で用いる一方の
連結部材としての左,右のブラケットで、このブラケッ
ト32は、第1の実施の形態で述べたブラケット17と
ほぼ同様に構成され、スリーブ挿通穴32A、テーパ部
32Bおよび外側端面32Cを有している。また、この
ブラケット32のスリーブ挿通穴32Aは、第1の実施
の形態によるピン挿通鵜穴17Aよりも大径に形成され
ている。
【0058】33,33はブラケット32のスリーブ挿
通穴32A内に嵌着された一対の銅スリーブで、この銅
スリーブ33は、図4に示すように半円弧状に湾曲した
一対の半割体33A,33Aからなる筒状のすべり軸受
として構成されている。
【0059】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができるが、特に本実施の形態では、ブラケ
ット32のスリーブ挿通穴32A内にそれぞれ銅スリー
ブ33を嵌着する構成としたので、ピン軸22の軸部2
3と銅スリーブ33との間の摺動性を高めることがで
き、両者間にかじり等を生じるのを防止できる。これに
より軸部23の剛性を高めて、その寿命を一層延ばすこ
とができる。
【0060】次に、図5は本発明による第3の実施の形
態を示し、本実施の形態の特徴は、2個の鍔部をそれぞ
れピン軸の軸部両端側に着脱可能に取付ける構成とした
ことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施
の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明
を省略するものとする。
【0061】41は本実施の形態に係る2部材連結装置
としての軸受装置で、この軸受装置41は、アームボス
18、後述の各ブラケット42およびピン軸44等によ
って構成されている。
【0062】42,42は本実施の形態で用いる一方の
連結部材としての左,右のブラケットで、このブラケッ
ト42は、第1の実施の形態で述べたブラケット17と
ほぼ同様に構成され、スリーブ挿通穴42A、テーパ部
42Bおよび外側端面42Cを有している。
【0063】43,43はブラケット42のスリーブ挿
通穴42Aに設けられた一対の銅スリーブで、この銅ス
リーブ43は、前記第2の実施の形態で述べた銅スリー
ブ33と同様に一対の半割体によって構成されている。
【0064】44は本実施の形態で用いるピン軸で、こ
のピン軸44は、両端側がブラケット42に設けた各銅
スリーブ43内に摺動可能に挿嵌された軸部45と、こ
の軸部45の両端側にそれぞれ着脱可能に設けられた2
個の鍔部46,46とによって構成されている。
【0065】ここで、前記軸部45の軸方向両端面に
は、ねじ孔45A,45Aがそれぞれ設けられると共
に、鍔部46には、ねじ孔45Aに螺着されるねじ部4
6Aが軸方向に突設されている。
【0066】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができるが、特に、本実施の形態では、2個
の鍔部46をピン軸44の軸部45に着脱可能に設ける
構成としたので、各鍔部46のいずれか一方を軸部45
から取外すことにより、軸部45を作業状況等に合わせ
て軸方向の一側からでも他側からでも抜取ることがで
き、軸受装置41の組立、分解作業時の作業性等を一層
向上することができる。
【0067】なお、第1の実施の形態では、ブラケット
17のピン挿通穴17Aとピン軸22の軸部23、およ
びブラケット17の外側端面17Cと鍔部24,25と
を直接的に摺接させる構成として述べたが、これに替え
て、例えばこれらの摺接面に二流化モリブデン等の固体
潤滑剤の処理層を形成し、この摺接面間の摺動性を向上
させるようにしてもよい。
【0068】また、これと同様に第2,第3の実施の形
態についても、銅スリーブとピン軸の軸部との摺接面、
および鍔部とブラケットとの摺接面に二流化モリブデン
等の固体潤滑剤の処理層を形成してもよい。
【0069】また、第2,3の実施の形態では、ブラケ
ットに設けたすべり軸受を銅スリーブによって構成する
ものとして述べたが、本発明はこれに限らず、例えばこ
のすべり軸受をアームボスに設けた含油ブッシュと同様
の材料を用いて形成する構成してもよい。
【0070】さらに、各実施の形態では、2部材連結装
置としての軸受装置をブームとアームとのピン結合部に
用いた場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限
らず、例えばアームとバケットとを連結する他のピン結
合部に軸受装置を適用してもよいし、油圧クレーン等の
建設機械や、農業用および産業用の作業機等に設けられ
たピン結合部に適用してもよい。
【0071】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、ピン軸の軸部を一方の連結部材のピン軸孔
に摺動可能に挿嵌し、このピン軸の軸部一端側には、前
記一方の連結部材のうち軸方向の一側の連結部材の端面
と対向して第1の鍔部を一体的に設け、軸部の他端側に
は軸方向の他側の連結部材の端面と対向して第2の鍔部
を着脱可能に設ける構成としたので、ピン軸が一方の連
結部材間で軸方向にがたつくのを第1,第2の鍔部によ
って抑えることができる。
【0072】これによりピン軸に対してスラスト荷重が
加えられたときでも、第1,第2の鍔部と一方の連結部
材との間で生じる衝撃力を十分に弱めることができ、ピ
ン軸の耐久性を高めてその寿命を延ばすことができる。
また、2個の鍔部によって連結部材に対するピン軸の抜
止め手段を簡単に構成することができ、このような抜止
め手段を構成する全体の部品点数を、前述した従来技術
のものに比較して削減することができる。さらに、ピン
軸を連結部材から取外すときには、第2の鍔部をピン軸
の軸部から取外すことにより、この軸部を軸方向の一側
から容易に抜取ることができ、2部材連結装置の組立、
分解作業時の作業性を向上することができる。
【0073】また、請求項2の発明では、第2の鍔部を
軸部に螺着する構成としたので、第2の鍔部を軸部に対
して容易に着脱することができ、2部材連結装置の組
立、分解作業時の作業性をさらに向上することができ
る。
【0074】また、請求項3の発明のように、第2の鍔
部に設けたねじ部をピン軸の軸部に形成したねじ穴に螺
着する構成とした場合でも、請求項2の発明とほぼ同様
の効果を得ることができる。
【0075】さらに、請求項4の発明では、ピン軸の軸
部を、一方の連結部材に設けたピン軸孔および他方の連
結部材に設けた軸受体に回転可能に挿嵌すると共に、前
記軸受体には240cSt〜1500cStの範囲内の
適正な粘度を有する潤滑油を含浸させる構成としたの
で、この軸受体の潤滑油によってピン軸の摺動性を高め
ることができ、ピン軸の耐久性をより一層高めることが
できる。また、一方の連結部材の端面と第1,第2の鍔
部との摺接面間からの潤滑油の漏れ量を十分に減らすこ
とができ、例えば両者の摺接面間をシールするためのO
リング等を不要にでき、装置全体の部品点数をより一層
減らすことができる。
【0076】さらに、請求項5の発明では、2個の鍔部
をそれぞれピン軸の軸部両端側に着脱可能に取付ける構
成としたので、各鍔部のうちいずれか一方を取外すこと
によってピン軸を軸方向の一側からでも他側からでも抜
取ることができ、2部材連結装置の組立、分解作業時の
作業性等を一層向上することができる。
【0077】一方、請求項6の発明では、各鍔部をそれ
ぞれピン軸の軸部両端側に螺着する構成としたので、第
2の鍔部を軸部に対して容易に着脱することができ、2
部材連結装置の組立、分解作業時の作業性をより一層向
上することができる。
【0078】また、請求項7の発明のように各鍔部に設
けたねじ部を、それぞれピン軸の軸部に形成したねじ穴
に螺着する構成とした場合でも、請求項6の発明とほぼ
同様の効果を得ることができる。
【0079】また、請求項8の発明では、ピン軸の軸部
を、一方の連結部材に設けたピン軸孔および他方の連結
部材に設けた軸受体に回転可能に挿嵌すると共に、一対
の鍔部をそれぞれピン軸の両端側に着脱可能に設け、前
記軸受体には240cSt〜1500cStの範囲内の
適正な粘度を有する潤滑油を含浸させる構成としたの
で、請求項4,5の発明とほぼ同様の効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による軸受装置が適
用される油圧ショベルを示す外観図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみた軸受装置を拡
大して示す縦断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による軸受装置を示
す縦断面図である。
【図4】図3中の銅スリーブを拡大して示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施の形態による軸受装置を示
す縦断面図である。
【符号の説明】 16,31,41 軸受装置(2部材連結装置) 17,32,42 ブラケット(一方の連結部材) 17A,19A,32A,42A ピン挿通穴(ピン軸
孔) 18 アームボス(他方の連結部材) 19 含油ブッシュ(軸受体) 22,44 ピン軸 23,45 軸部 23A,45A ねじ孔 24,25,46 鍔部 25A,46A ねじ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 良平 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D015 AA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械を構成する一方の部材に軸方向
    に離間して設けられた一方の連結部材と、前記一方の連
    結部材間に配設され建設機械を構成する他方の部材に設
    けられた他方の連結部材と、前記一方の連結部材を他方
    の連結部材に対して相対回転可能に連結するピン軸とを
    備えた建設機械の2部材連結装置において、 前記ピン軸は、前記一方の連結部材のピン軸孔と他方の
    連結部材のピン軸孔にそれぞれ回転可能に挿嵌される軸
    部と、前記一方の連結部材のうち軸方向の一側の連結部
    材の端面と対向して前記軸部の一端側に一体的に設けら
    れた第1の鍔部と、前記一方の連結部材のうち軸方向の
    他側の連結部材の端面と対向して前記軸部の他端側に着
    脱可能に設けられた第2の鍔部とによって構成したこと
    を特徴とする建設機械の2部材連結装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の鍔部は、前記軸部の他端側に
    着脱可能に螺着する構成としてなる請求項1に記載の建
    設機械の2部材連結装置。
  3. 【請求項3】 前記軸部の他端側にはねじ穴を形成し、
    前記第2の鍔部は前記軸部のねじ穴に螺着されるねじ部
    を有する構成としてなる請求項1または2に記載の建設
    機械の2部材連結装置。
  4. 【請求項4】 建設機械を構成する一方の部材に軸方向
    に離間して設けられた一方の連結部材と、前記一方の連
    結部材間に配設され建設機械を構成する他方の部材に設
    けられた他方の連結部材と、前記一方の連結部材を他方
    の連結部材に対して相対回転可能に連結するピン軸とを
    備えた建設機械の2部材連結装置において、 前記他方の連結部材にはピン軸孔を有する筒状の軸受体
    を設け、前記ピン軸は、前記一方の連結部材のピン軸孔
    と前記軸受体のピン軸孔にそれぞれ回転可能に挿嵌され
    る軸部と、前記一方の連結部材のうち軸方向の一側の連
    結部材の端面と対向して前記軸部の一端側に一体的に設
    けられた第1の鍔部と、前記一方の連結部材のうち軸方
    向の他側の連結部材の端面と対向して前記軸部の他端側
    に着脱可能に設けられた第2の鍔部とによって構成し、
    前記軸受体には240cSt〜1500cStの範囲内
    の粘度を有する潤滑油を含浸させたことを特徴とする建
    設機械の2部材連結装置。
  5. 【請求項5】 建設機械を構成する一方の部材に軸方向
    に離間して設けられた一方の連結部材と、前記一方の連
    結部材間に配設され建設機械を構成する他方の部材に設
    けられた他方の連結部材と、前記一方の連結部材を他方
    の連結部材に対して相対回転可能に連結するピン軸とを
    備えた建設機械の2部材連結装置において、 前記ピン軸は、前記一方の連結部材のピン軸孔と他方の
    連結部材のピン軸孔にそれぞれ回転可能に挿嵌される軸
    部と、前記一方の連結部材の端面と対向して前記軸部の
    両端側にそれぞれ着脱可能に設けられた2個の鍔部とに
    よって構成したことを特徴とする建設機械の2部材連結
    装置。
  6. 【請求項6】 前記各鍔部は、前記軸部の両端側にそれ
    ぞれ着脱可能に螺着する構成としてなる請求項5に記載
    の建設機械の2部材連結装置。
  7. 【請求項7】 前記軸部の両端側にはねじ穴を形成し、
    前記各鍔部は前記軸部の各ねじ穴にそれぞれ螺着される
    ねじ部を有する構成としてなる請求項5または6に記載
    の建設機械の2部材連結装置。
  8. 【請求項8】 建設機械を構成する一方の部材に軸方向
    に離間して設けられた一方の連結部材と、前記一方の連
    結部材間に配設され建設機械を構成する他方の部材に設
    けられた他方の連結部材と、前記一方の連結部材を他方
    の連結部材に対して相対回転可能に連結するピン軸とを
    備えた建設機械の2部材連結装置において、 前記他方の連結部材にはピン軸孔を有する筒状の軸受体
    を設け、前記ピン軸は、前記一方の連結部材のピン軸孔
    と他方の連結部材のピン軸孔にそれぞれ回転可能に挿嵌
    される軸部と、前記一方の連結部材の端面と対向して前
    記軸部の両端側にそれぞれ着脱可能に設けられた2個の
    鍔部とによって構成し、前記軸受体には240cSt〜
    1500cStの範囲内の粘度を有する潤滑油を含浸さ
    せたことを特徴とする建設機械の2部材連結装置。
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