JP2000038544A - プライマー組成物 - Google Patents
プライマー組成物Info
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Abstract
間隔が開いて、その間に降雨が有っても層間剥離を起こ
さず、防水材施工後の耐水接着性が良好なプライマー組
成物を提供しようとするものである。 【解決手段】ビスフェノール骨格含有ポリオールを主成
分とするポリオールと、4,4’−メチレンービス(フ
ェニルイソシアネート)との反応によって得られるイソ
シアネート末端プレポリマー(A)単独またはこれとビ
スフェノール骨格含有ポリオールを主成分とするポリオ
ールとトリレンジイソシアネートとの反応によってえら
れるイソシアネート末端プレポリマー(B)との混合物
と、有機溶剤からなるプライマー組成物。
Description
材の施工において下地基材の表面処理に用いられるプラ
イマー組成物に関する。
などのコンクリート構造物に防水性能を付与するため
に、トリレンジイソシアネート末端プレポリマーを主剤
とし、これと、芳香族アミン、可塑剤、充填剤などを配
合した硬化剤とを施工現場で混合して塗工する2液型常
温硬化性ウレタン塗膜防水材が広く使用されている。こ
れらコンクリートやモルタル下地に防水施工を行う場合
には、この下地と防水材層との接着性を高め、かつ防水
材層のふくれ現象を防止するために下地基材に対しあら
かじめプライマー処理を行うことが必須とされている。
コンクリート下地用プライマーとしては、従来比較的低
分子量のポリプロピレンエーテルポリオール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパンなどのグリコール類、また
はひまし油などのポリオールと、トリレンジイソシアネ
ート(以下TDIと略称)または4,4‘−メチレンビ
ス(フェニルイソシアネート)(以下MDIと略称)か
ら製造されるイソシアネート末端プレポリマーである一
液湿気硬化型ウレタンの有機溶剤溶液が一般に使用され
てきた。
水施工を行うには、コンクリート基材が乾燥しているの
を確かめてからこの上に上記のプライマーをゴムベラ、
ロール刷毛などで均一に塗布する。塗布したプライマー
が指触乾燥(プライマーの上に人が乗ってもベトつかな
い程度)に達してからこの上に塗膜防水材を所定の厚み
に塗工しているが、工事の都合でプライマーを塗布して
から防水材を塗工するまでにかなりの時間間隔が空く場
合が有る。特にその期間に降雨があると、プライマーと
防水材層との接着性が低下し、はがれのトラブルが発生
することが多い。またこのように施工間隔があかなくて
もプライマー塗布後順調に防水施工が行われても、後に
降雨に見舞われたり、或いは冠水するなどの結果、プラ
イマーと防水材層の間ではがれの現象がおきる場合があ
る。このように従来のプライマーには施工条件または環
境により接着力が低下する危険が内在していた。
の間隔が開いて、その間に降雨が有っても層間剥離を起
こさず、防水材施工後の耐水接着性に不安のないプライ
マー組成物を提供しようとするものである。
結果、4,4’−メチレンービス(フェニルイソシアネ
ート)単独またはトリレンジイソシアネートと、ビスフ
ェノール骨格含有ポリオールを主成分とするポリオール
との反応によって得られるイソシアネート末端プレポリ
マーの有機溶剤溶液が、本発明の目的に適う性能を有す
るプライマーであることを見出した。
示されるビスフェノール骨格含有ポリオールを主成分と
するポリオールと4,4’−メチレンービス(フェニル
イソシアネート)との反応によって得られるイソシアネ
ート末端プレポリマー(A)単独またはこれと上記一般
式(I)で示されるビスフェノール骨格含有ポリオール
を主成分とするポリオールとトリレンジイソシアネート
との反応によってえられるイソシアネート末端プレポリ
マー(B)との混合物と、有機溶剤からなるプライマー
組成物であり、
は低級アルキル基を示し、Dは炭素原子数2〜4のアル
キレン基を示し、m及びnは各々1〜10を示す。)
リマー(A)と、イソシアネート末端プレポリマー
(B)との混合割合が、重量比で10/0〜2.5/
7.5である前記1記載のプライマー組成物であり、
ー(A)を製造するための原料である4,4’−メチレ
ンービス(フェニルイソシアネート)とビスフェノール
骨格含有ポリオールを主成分とするポリオールとのイソ
シアネート基/水酸基の仕込み当量比が2.0〜5.0
の範囲であり、イソシアネート末端プレポリマー(B)
を製造するための原料であるトリレンジイソシアネート
とビスフェノール骨格含有ポリオールを主成分とするポ
リオールとのイソシアネート基/水酸基の仕込み当量比
が1.6〜2.1の範囲である前記1記載のプライマー
組成物である。
詳述する。本発明のプライマー組成物の主成分であるイ
ソシアネート末端プレポリマーは、MDI単独、または
TDIを用いて、それぞれイソシアネート成分とし、ビ
スフェノール骨格含有ポリオールを主成分とするポリオ
ールとの反応によって製造される。本発明において使用
するビスフェノール骨格含有ポリオールは一般式(I)
で示され、メチレンビスフェノール、エチリデンビスフ
ェノール、ブチリデンビスフェノール、イソプロピリデ
ンビスフェノールなどの、R1およびR2が各々水素原
子または低級アルキル基であるビスフェノールに、炭素
原子数2〜4のアルキレンオキサイド(エチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)を
付加する周知の方法により製造されるものであり、mお
よびnで表わされるアルキレンオキサイドの付加モル数
1〜10、好ましくは1〜6のものが最適である。ビス
フェノール骨格含有ポリオールは1種類以上のものを混
合して使用することができる。本発明の目的のプライマ
ー組成物とするためには、ポリオール成分としてこのビ
スフェノール骨格含有ポリオールを主体として使用する
必要があるが、場合に応じて他のポリオール、たとえば
ブタンジオール、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、トリメチロールプロパンなどのグリコール
類、分子量が400〜1000のポリプロピレンエーテ
ルポリオールなどを一部併用することも可能である。た
だしその使用量はポリオール成分の30モル%以下とす
ることが好ましい。30モル%を超えて使用すると防水
材との初期接着が低下し本発明の目的を達成することが
出来なくなる。
4,4’−メチレンービス(フェニルイソシアネート)
の他に、4,4’−メチレンービス(フェニルイソシア
ネート)をウレトンイミン化したもの(液状MDI)、
ポリメチレンポリフェニレンイソシアネート(粗MD
I)等があげられる。MDI、液状MDI、粗MDIを
それそれ単独で使用しても併用してもよい。取り扱いや
すさの面から特にポリメチレンポリフェニルイソシアネ
ート(粗MDI)が好ましい。また、本発明において併
用するイソシアネートとしてトリレンジイソシアネート
(TDI)が使用できる。
有ポリオールを主成分とするポリオールとMDIとの反
応によって得られるイソシアネート末端プレポリマー
(A)(以下、MDI系プレポリマー)単独、またはこ
れとビスフェノール骨格含有ポリオールを主成分とする
ポリオールとTDIとの反応によって得られるイソシア
ネート末端プレポリマー(B)(以下、TDI系プレポ
リマー)との混合物が使用され(A)と(B)との混合
割合は重量比で10/0〜2.5/7.5の範囲である
必要がある。MDI系プレポリマー(A)単独でも本発
明の目的とする効果が得られる。これにTDI系プレポ
リマー(B)を混合して使用すると、プライマーを塗布
してから上塗り防水材を塗布する間隔を延長させる効果
が認められるのでより好ましい。その反面、TDI系プ
レポリマー(B)の混合量が増加するに従って防水材と
の初期の接着性が低下して行き、MDI系プレポリマー
(A)とTDI系プレポリマー(B)の割合が2.5/
7.5よりもTDI系プレポリマー(B)の割合が大き
くなるとプライマーとしての機能である防水材との接着
性が悪くなる。
は、MDIまたはTDIを反応器に仕込み、ビスフェノ
ール骨格含有ポリオール等のポリオール(およびキシレ
ン等の溶剤)を加え攪拌しながら80〜90℃に加熱し
て2〜4時間反応を行なう。所定の割合のMDI系のプ
レポリマー(A)とTDI系のプレポリマー(B)の混
合プレポリマーを製造するには,MDI系プレポリマー
(A)、TDI系プレポリマー(B)をそれぞれのプレ
ポリマーを別々に製造してから後にこれらを所定の割合
となるように混合するか、またはTDI系プレポリマー
(B)を製造するための反応を行なってから、この反応
器にMDI系プレポリマー(A)/TDI系プレポリマ
ー(B)の重量比が所定の割合となるようにMDI系プ
レポリマー(A)を製造するためのMDI、ビスフェノ
ール骨格含有ポリオールを主成分とするポリオール(お
よび溶剤)を加えて再び反応を行なって所定の割合の混
合プレポリマーを製造するか、どちらかの方法で行なう
ことが出来る。MDI系プレポリマー(A)を製造する
時、原料MDIとビスフェノール骨格含有ポリオールを
主成分とするポリオールとのイソシアネート基/水酸基
の仕込当量比は2.0〜5.0の範囲とし、TDI系プ
レポリマー(B)を製造するとき、原料TDIとビスフ
ェノール骨格含有ポリオール等のポリオールとのイソシ
アネート基/水酸基の仕込当量比は1.6〜2.1の範
囲とするのがそれぞれの性状と貯蔵安定性の両面から好
ましい。原料MDIとビスフェノール骨格含有ポリオー
ルを主成分とするポリオールとのイソシアネート基/水
酸基の仕込当量比が2.0より低いと貯蔵安定性が悪く
なり、仕込当量比が5.0を超えると発泡の原因にな
る。また、MDI系プレポリマーと併用できるTDI系
プレポリマーにおいては、原料TDIとビスフェノール
骨各含有ポリオールを主成分とするポリオールとの仕込
当量比が1.6より低いと貯蔵安定性が悪く、仕込当量
比が2.1を超えるとフリーのTDIが環境衛生上好ま
しくない。
含有量が可能な限り少なくかつイソシアネートとの反応
性のないキシレン、トルエンまたは酢酸エチルの様な比
較的揮発性のよい溶剤が好ましい。溶剤の使用量はプラ
イマーの作業性、乾燥性等を勘案して調整することがで
きるが、プライマー組成物中40〜80重量%の範囲が
好適である。
コンクリート等の下地基材が乾いていることを確かめて
から、ゴムベラ、ロール刷毛などを用いて均一に塗布さ
れる。塗布後30分から数時間でその上に人が乗っても
ベトつかない程度に乾燥するからそれ以降は上塗りであ
る防水材を塗工することができる。従来のプライマーで
は、プライマー塗付後、上塗り防水材を塗工するまでの
期間が長引き、またその間に降雨があると、防水材との
接着性が極端に低下したり、また一旦は接着してもその
後長時間冠水するとはがれのトラブルが発生する場合が
あったが、本発明のプライマー組成物を使用することに
よりこれらのトラブルをなくし、長期にわたり接着力を
保持し、安定した施工ができることができる。以下、実
施例について本発明を説明する。
ール基含有ジオール(ビスフェノールAにプロピレンオ
キサイドを付加させたもの。商品名:アデカポリエーテ
ルBPX―33、数平均分子量580、旭電化工業社
製)、522部のポリメチレンポリフェニレンイソシア
ネート(商品名:MR―200、日本ポリウレタン社
製)(NCO/OH=当量比は2.3)、1000部の
キシレンを仕込みついで80〜90℃で1.5〜2時間
反応を行いNCO含有率4.49重量%のMDI系プレ
ポリマー(A)を得た。
ール基含有ジオール(ビスフェノールAにプロピレンオ
キサイドを付加させたもの。商品名:アデカポリエーテ
ルBPX―33、数平均分子量580、旭電化工業社
製)、90.8部のトリレンジイソシアネート(2、4
―異性体含有率80重量%のトリレンジイソシアネー
ト、商品名T―80、日本ポリウレタン社製、NCO/
OH=当量比は1.9)および250部のキシレンを仕
込み80〜90℃で2〜4時間反応を行いNCO含有率
4.17%のプレポリマーを得た。次に本プレポリマー
を60℃まで冷却し、386.3部のポリメチレンポリ
フェニレンイソシアネート(商品名:MR―200、日
本ポリウレタン社製)750gのキシレンを仕込み、5
分間均一混合後、363.7部のビスフェノール基含有
ジオール(ビスフェノールAにプロピレンオキサイドを
付加させたもの。商品名:アデカポリエーテルBPX―
33、数平均分子量580、旭電化工業社製)を仕込み
(仕込NCO/OH=当量比で2.3)、ついで80〜
90℃で1.5〜2時間反応を行いNCO含有率4.4
2重量%、粘度が120cps/20℃のプライマー組
成物を得た。
ール基含有ジオール(ビスフェノールAにプロピレンオ
キサイドを付加させたもの。商品名:アデカポリエーテ
ルBPX―33、数平均分子量580、旭電化工業社
製)、181.6部のトリレンジイソシアネート(2、
4―異性体含有率80重量%のトリレンジイソシアネー
ト、商品名T―80、日本ポリウレタン社製:NCO/
OH=当量比は1.9)および500部のキシレンを仕
込み80〜90℃で2〜4時間反応を行いNCO含有率
4.17%のプレポリマー(B)を得た。コンデンサー
付きの反応器に242.5部のビスフェノール基含有ジ
オール(ビスフェノールAにプロピレンオキサイドを付
加させたもの。商品名:アデカポリエーテルBPX―3
3、数平均分子量580、旭電化工業社製)、257.
5部のポリメチレンポリフェニレンイソシアネート(商
品名:MR―200、日本ポリウレタン社製)、500
部のキシレンを仕込みついで80〜90℃で1.5〜2
時間反応を行いNCO含有率4.49重量%のプレポリ
マー(A)を得た。MDI系プレポリマー(A)とTD
I系プレポリマー(B)を7.5/2.5重量比で混合
しNCO含有率4.33重量%のプライマー組成物を得
た。
ール基含有ジオール(ビスフェノールAにプロピレンオ
キサイドを付加させたもの。商品名:アデカポリエーテ
ルBPX―33、数平均分子量580、旭電化工業社
製)、278.0部のトリレンジイソシアネート(2、
4―異性体含有率80重量%のトリレンジイソシアネー
ト、商品名T―80、日本ポリウレタン社製、NCO/
OH=当量比は1.9)および 750.0部のキシレ
ンを仕込み80〜90℃で2〜4時間反応を行いNCO
含有率4.17%のTDI系プレポリマー(B)を得
た。別のコンデンサー付きの反応器に119.0部のビ
スフェノール基含有ジオール(ビスフェノールAにプロ
ピレンオキサイドを付加させたもの。商品名:アデカポ
リエーテルBPX―33、数平均分子量580、旭電化
工業社製)、130部のポリメチレンポリフェニレンイ
ソシアネート(商品名:MR―200、日本ポリウレタ
ン社製)、250部のキシレンを仕込みついで80〜9
0℃で1.5〜2時間反応を行いNCO含有率4.49
重量%のMDI系プレポリマー(A)を得た。MDI系
プレポリマー(A)とTDI系プレポリマー(B)を
2.5/7.5重量比で混合しNCO含有率4.25重
量%のプライマー組成物を得た。
基含有ジオール(ビスフェノールAにプロピレンオキサ
イドを付加させたもの。商品名:アデカポリエーテルB
PX―33、数平均分子量580、旭電化工業社製)、
370部のトリレンジイソシアネート(商品名:T−8
0、日本ポリウレタン工業社製)、1000部のキシレ
ンを仕込みついで80〜90℃で1.5〜2時間反応を
行いNCO含有率4.17重量%のTDI系プレポリマ
ー(B)を得た。
エーテルジオール(商品名:エクセノール720、数平
均分子量700、旭硝子社製)と150部のポリプロピ
レンエーテルジオール(商品名:アクトコールP―40
0、数平均分子量400、武田薬品工業製)と混合し、
596部のポリメチレンポリフェニレンイソシアネート
(商品名:MR―200、日本ポリウレタン社製)(N
CO/OH=当量比は3.0)、1000部のキシレン
を仕込みついで80〜90℃で1.5〜2時間反応を行
いNCO含有率6.23重量%のポリプロピレンエーテ
ルジオールーMDIのプレポリマーを得た。
レート板に0.1〜0.2kg/m2になるように塗工
し、3時間、1日、3日、5日、7日後にそれぞれウレ
タンウレア防水材(商品名:HCエコプルーフ、保土谷
建材工業製、主剤がTDIのウレタンプレポリマー、硬
化剤が主にアミン)を1〜2mmの厚さになるように塗
工し、7日間屋外にて養生し、JIS−A―5755の
180度ピール試験を行なった。
それぞれのサンプルを更に20℃×7日間水浸漬し、取
り出して1時間後に180度ピール試験を行なった。
たスレート板にプライマーを塗工して5時間後、水を
0.18g/cm2の割合で張り24時間静置した後、
水をふきとり1日後に防水材を1〜2mm塗工し7日間
養生後ピール試験を行なった。
壊したものは接着性評価○、凝集破壊が50%、界面剥
離が50%程度のものを△、プライマーと防水材の界面
で全て剥離したものを×とした。
下に示した。 イソシアネート成分 TDI:2、4―異性体含有率80重量%のトリレンジ
イソシアネート 商品名T―80、日本ポリウレタン社製 MR-200:ポリメチレンポリフェニィルイソシアネート 商品名MR−200、日本ポリウレタン社製 ポリオール成分 BPX−33:ビスフェノール含有ジオール:ビスフェ
ノールAにプロピレンオキサイドを付加させたもの、商
品名アデカポリエーテルBPX−33、数平均分子量5
80、旭電化工業社製 D―700 :ポリプロピレンエーテルジオール(商品
名エクセノール720、平均分子量700、旭硝子社
製) P−400 :ポリプロピレンエーテルジオール(商品
名アクトコールP―400、武田薬品工業社製)
ー組成物も接着性評価において防水材が凝集破壊し、プ
ライマーと防水材との接着性が良好であった。
イマー塗工後3〜5日で防水材を塗工しても良好な接着
性能を示したが、その前後では界面剥離を示しており、
プライマーとしては適当でない。比較例2は1日後まで
は良好な接着性能を示したが、3日後には界面剥離を起
こしプライマーとしては適当でないことが理解される。
マー組成物は、プライマー塗工と防水材施工との間隔が
開いたりその間に降雨があっても層間剥離を起こさず、
防水材施工後のプライマーと防水材との接着性において
良好なプライマー組成物である。
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(I)で示されるビスフェノール
骨格含有ポリオールを主成分とするポリオールと、4,
4’−メチレンービス(フェニルイソシアネート)との
反応によって得られるイソシアネート末端プレポリマー
(A)単独またはこれと一般式(I)で示されるビスフ
ェノール骨格含有ポリオールを主成分とするポリオール
とトリレンジイソシアネートとの反応によってえられる
イソシアネート末端プレポリマー(B)との混合物と、
有機溶剤からなるプライマー組成物。 【化1】 (一般式(I)中、R1およびR2は各々水素原子また
は低級アルキル基を示し、Dは炭素原子数2〜4のアル
キレン基を示し、m及びnは各々1〜10を示す。) - 【請求項2】イソシアネート末端プレポリマー(A)
と、イソシアネート末端プレポリマー(B)との混合割
合が、重量比で10/0〜2.5/7.5である請求項
1記載のプライマー組成物。 - 【請求項3】 イソシアネート末端プレポリマー(A)
を製造するための原料である4,4’−メチレンービス
(フェニルイソシアネート)とビスフェノール骨格含有
ポリオールを主成分とするポリオールとのイソシアネー
ト基/水酸基の仕込み当量比が2.0〜5.0の範囲で
あり、イソシアネート末端プレポリマー(B)を製造す
るための原料であるトリレンジイソシアネートとビスフ
ェノール骨格含有ポリオールを主成分とするポリオール
とのイソシアネート基/水酸基の仕込み当量比が1.6
〜2.1の範囲である請求項1記載のプライマー組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10207524A JP2000038544A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | プライマー組成物 |
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JP10207524A JP2000038544A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | プライマー組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
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- 1998-07-23 JP JP10207524A patent/JP2000038544A/ja active Pending
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