JP2000037826A - 農業用塩化ビニル系樹脂フィルム - Google Patents

農業用塩化ビニル系樹脂フィルム

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JP2000037826A
JP2000037826A JP10210800A JP21080098A JP2000037826A JP 2000037826 A JP2000037826 A JP 2000037826A JP 10210800 A JP10210800 A JP 10210800A JP 21080098 A JP21080098 A JP 21080098A JP 2000037826 A JP2000037826 A JP 2000037826A
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vinyl chloride
chloride resin
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film
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JP10210800A
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Katsuhiro Fujiwara
克宏 藤原
Takashi Takazawa
孝 高澤
Kazuyoshi Murakami
主義 村上
Noboru Ichiyanagi
登 一柳
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Mitsubishi Chemical MKV Co
Original Assignee
Mitsubishi Chemical MKV Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム成形時の加工性に優れ、かつ、寒冷
・低湿度時のフィルム縫合時における作業性に優れた農
業用塩化ビニル系樹脂フィルムを提供する。 【解決手段】 重合度2000以上である塩ビ(I)6
0〜95部と重合度700〜1900の塩ビ(II)40
〜5部との混合体である塩ビ〔A〕100部に対し、メ
チルメタクリレートを主単量体とし、Mwが100万〜
500万であるアクリル系共重合体〔B〕を0.5〜1
0部、可塑剤40〜70部を混合したフィルムの片面、
又は両面に、特定のアクリル系樹脂〔C〕被膜が形成さ
れてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業用塩化ビニル
系樹脂フィルムに関する。更に詳しくは、加工性良好
な、かつ寒冷地区での使用によって引き起こされる、展
張時の破れ(伸びが悪く破れ易い)、展張後の外力(か
ぜ、雪、雹、アラレ等)による破れ等の好ましくない現
象に対して、低温下における強度・耐衝撃・伸びに優
れ、かつ、常温でのべたつき・たるみ等が発生しない。
さらには、屋外暴露後の防塵性の低下が少なく、かつ低
温時の物性低下が著しく少ない、農業用塩化ビニル系樹
脂フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、有用植物を栽培している農家で
は、収益性向上を目的として、有用植物をハウス(温
室)、またはトンネル内で促進栽培や抑制栽培する方法
が、広く採用される様になった。このハウス(温室)ま
たはトンネルの被覆資材としては、ポリエチレンフィル
ム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、ポリエス
テルフィルム、ポリカーボネートフィルム、硬質および
軟質塩化ビニル系樹脂フィルム、ガラス等が使用されて
いる。なかでも軟質塩化ビニル系樹脂フィルムは、他の
合成樹脂フィルムに対して、光線透過率、保温性、機械
的強度、耐久性、作業性を総合して最も優れているの
で、広く使用されている。
【0003】しかしながら、軟質塩化ビニル系樹脂フィ
ルムは、樹脂軟化剤として、可塑剤が配合されており、
この可塑剤は、感温性が大きく、特に寒冷地区での展張
使用される際の伸びが悪く破れ易い。また、展張後も
風、雪、雹、アラレ等の外力がフィルムに加わった際に
破れ易いという問題点があった。このため、寒冷地区に
おける伸び、耐衝撃性等の物性を改善する方法として、
下記のような農業用の塩化ビニル系樹脂フィルム中の可
塑剤の量を増加、あるいは、耐寒性可塑剤の配合等、可
塑剤配合に関する方法あるいは、塩化ビニル系樹脂の重
合度を増大させる方法が提案されている。
【0004】塩化ビニル系樹脂フィルム中の可塑剤量を
増加させる方法は、低温強度に対して、向上効果がある
ことが知られているが、この方法では、夏場等の高温時
にフィルムが、べたついたり、たるむことが知られてい
る。そこで、可塑剤の量をあまり増量することなく、低
温時の物性を向上させるために耐寒性の可塑剤を配合す
る方法が提案されている(特開昭58−49742号公
報等)。しかしながら、この方法では、一般に塩化ビニ
ル系樹脂との相溶性が悪く、ブリードしたり耐熱性に劣
る欠点がある。又、耐候性が劣る(褐変等)欠点があ
る。
【0005】又、塩化ビニル系樹脂の重合度を増大する
方法は、低温強度に対して向上効果があることは、知ら
れている。しかし、高重合度になるほど製膜加工性が低
下し、このために透明性が悪化すると共にフィルム面の
状態、厚み均一性等が悪化することが知られている。そ
こで、ゲル化速度の促進によるフィルム表面の平滑化、
フィルムの厚み振れの改善方法として、メチルメタクリ
レートを主成分とする共重合体を用いた場合が提案され
ている(特公昭40−5311、特公昭46−186
5)。
【0006】しかしながらこの方法では、常温での弾性
率向上は、見られなかった。又、低温時における物性向
上(塩化ビニル系樹脂の重合度を増大)を維持しなが
ら、製膜加工性を向上させる方法が提案されている(特
公平5−82174号公報等)。しかしながら、この方
法においても、低温時における物性(伸び、耐衝撃性
等)が十分でないという欠点があった。一方、農業用に
使用される塩化ビニル系樹脂フィルムは、展張使用され
る地域、場所等による影響によって、ハウスまたはトン
ネルの外側の防塵性が低下する欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、かかる
状況にあって、フィルム成形時の加工性に優れ、かつ、
寒冷・低湿度時のフィルム縫合時における作業性に優れ
た農業用塩化ビニル系樹脂フィルムを提供することを目
的とした。又、寒冷地区での展張の際に破れず、屋外で
の展張後の風、雪、雹、アラレ等の外力によって引き起
こされる破れも生じない低温時の物性(伸び、強度、耐
衝撃性)を向上させた、又、夏場等の高温時におけるべ
たつき・たるみ(弾性率向上)を生じない、更には、経
時後においても、防塵性の低下が少なく、かつ、低温時
の物性低下の少ない農業用塩化ビニル系樹脂フィルムを
提供することを目的として、鋭意検討した結果、本発明
を完成するに至ったものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明の要旨
とするところは、塩化ビニル系樹脂〔A〕100重量部
に対して、アクリル系共重合体〔B〕0.5〜10重量
部、可塑剤40〜70重量部を混合した塩化ビニル系樹
脂フィルムにおいて、該塩化ビニル系樹脂〔A〕が、重
合度2000以上である塩化ビニル系樹脂(I)60〜
95重量部と重合度が700以上1900以下である塩
化ビニル系樹脂(II)40〜5重量部との混合体であ
り、該アクリル系共重合体〔B〕が、メチルメタクリレ
ートを主単量体とし、重量平均分子量が100万以上5
00万以下であり、該塩化ビニル系樹脂フィルムの片面
又は両面にメチルメタクリレート40〜70重量%、ヒ
ドロキシアルキル(メタクリレート)化合物5〜30重
量%、分子内に1個もしくは2個以上のカルボキシル基
を含むα、β不飽和カルボン酸0〜20重量%、及びこ
れらと共重合可能な他のビニル系単量体とを共重合して
得られる特定のアクリル系樹脂〔C〕の被膜が形成され
てなる農業用塩化ビニル系樹脂フィルムに存する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 1.塩化ビニル系樹脂〔A〕 本発明において塩化ビニル系樹脂とは、ポリ塩化ビニル
のほか、塩化ビニルが主成分を占める共重合体をいう。
塩化ビニルと共重合しうる単量体化合物としては、塩化
ビニリデン、エチレン、プロピレン、アクリロニトリ
ル、マレイン酸、イタコン酸、アクリル酸、メタクリル
酸、酢酸ビニル等があげられる。これら塩化ビニル系樹
脂は、乳化重合法、懸濁重合法、溶液重合法、塊状重合
法等の従来公知の製造法のうち、いずれの方法によって
製造されたものであってもよい。本発明においては、上
記塩化ビニル樹脂の異なる平均重合度のものを2種混合
する。
【0010】この混合方法としては、フィルム製膜加工
時に2種類の樹脂を混合する方法が一般的であるが、塩
化ビニル樹脂の重合時に重合条件コントロールによっ
て、見掛け上2種類の平均重合度の異なる樹脂が混合さ
れたことになる方法であってもよい。尚、低温時におけ
る物性の向上効果、加工性の点で、平均重合度が200
0以上、好ましくは、2200以上4000以下である
塩化ビニル系樹脂(I)60〜95重量部、好ましく
は、70〜90重量部と平均重合度が700以上190
0以下、好ましくは900以上1800以下、特に好ま
しいのは、1000以上1500以下である塩化ビニル
系樹脂(II)40〜5重量部とを混合することが必要で
ある。
【0011】塩化ビニル系樹脂(II)の平均重合度が7
00未満であると、低温時における十分な物性が得られ
ないために好ましくない。塩化ビニル系樹脂(I)が9
5重量部以上であると、加工性の点から望ましくなく、
60重量部を下回ると低温時における十分な物性が得ら
れないために好ましくない。
【0012】上記基体となる塩化ビニル系樹脂フィルム
には、柔軟性を付与するために、可塑剤をこの樹脂10
0重量部に対して、40〜70重量部、好ましくは、5
0〜70重量部配合される。40重量部未満では、低温
時での柔軟性に乏しいため、充分な低温物性が得られな
い。また、100重量部を越えると、常温下での取り扱
い性(べたつき性等)が悪化したり、製膜加工時の作業
性が低下するので好ましくない。
【0013】使用しうる可塑剤としては、例えば、ジ−
n−オクチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタ
レート、ジベンジルフタレート、ジイソデシルフタレー
ト等のフタル酸誘導体;ジオクチルフタレート等のイソ
フタル酸誘導体;ジ−n−ブチルアジペート、ジオクチ
ルアジペート等のアジピン酸誘導体;ジ−n−ブチルマ
レート等のマレイン酸誘導体;トリ−n−ブチルシトレ
ート等のクエン酸誘導体;モノブチルイタコネート等の
イタコン酸誘導体;ブチルオレエート等のオレイン酸誘
導体;グリセリンモノリシノレート等のリシノール酸誘
導体;その他、エポキシ化大油、エポキシ樹脂系可塑剤
等が挙げられる。また、樹脂フィルムに柔軟性を付与す
るために、上述の可塑剤に限られるものでなく、例えば
熱可塑性ポリウレタン樹脂、ポリ酢酸ビニル等を使用す
ることもできる。
【0014】2.アクリル系共重合体〔B〕 本発明のアクリル系共重合体とは、メチルメタクリレー
トモノマーを主単量体とし、メチルメタクリレートモノ
マーと共重合可能なビニルモノマー単量体とを共重合し
て得られるものである。共重合される割合は、(a)メ
チルメタクリレート60〜100重量%、(b)メチル
メタクリレートモノマーと共重合可能なビニルモノマー
単量体0〜40重量部であることが好ましい。メチルメ
タクリレートモノマーが60重量%より少ない範囲で
は、アクリル系共重合体と塩化ビニル系樹脂との相溶性
が悪くフィルム外観が劣るために好ましくない。
【0015】メチルメタクリレートと共重合可能なビニ
ルモノマー単量体としては、エチルアクリレート、n−
プロピルアクリレート、i−プロピルアクリレート、n
−ブチルアクリレート、i−ブチルアクリレート、シク
ロヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレ
ート、デシルアクリレート等のようなアクリル酸のC1
〜C16のアルキルエステル類:エチルメタクリレー
ト、n−プロピルメタクリレート、i−プロピルメタク
リレート、n−ブチルメタクリレート、i−ブチルメタ
クリレート、シクロヘキシルメタクリレート、2−エチ
ルヘキシルメタクリレート、デシルメタクリレート等の
ようなメタクリル酸のC1〜C16のアルキルエステル
類:スチレン、アクリルニトリル、メタクリロニトリル
などを挙げることができる。これらメチルメタクリレー
トと共重合可能なビニルモノマー単量体は、1種類もし
くは数種類を組み合わせて共重合させても良い。
【0016】上記アクリル系共重合体の塩化ビニル系樹
脂への配合量は、0.5〜10重量部の範囲でなければ
ならない。0.5重量部より少ないと加工性が改良され
ず、10重量部より多い範囲では、加工性・物性共に比
例して向上することないために好ましくない。上記範囲
内でも特に0.5〜5重量部が好適である。さらに上記
アクリル系共重合体の重量平均分子量は、100万〜5
00万の範囲が必要である。重量平均分子量が100万
より小さい範囲では、物性の向上が改良されることがな
く、500万より大きい範囲では、加工性が逆に低下す
るために好ましくない。上記範囲内でも120万〜30
0万が特に好適である。アクリル系共重合体は、上記単
量体の2種以上を所定量組み合わせて有機溶剤ないし水
とともに重合缶に仕込み、重合開始剤、必要に応じて分
子量調節剤を加えて撹拌しつつ加熱重合して得られる。
重合は、公知の方法、例えば懸濁重合法、溶液重合法、
乳化重合法などが採用される。
【0017】3.β−ジケトン化合物 本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムには、加工の
際、熱に対する変色防止の点からβ−ジケトン化合物を
配合することが好ましい。β−ジケトン化合物として
は、農業用塩化ビニルフィルムに通常配合されるもので
あればよく、β−ジケトン、デヒドロ酢酸等が挙げられ
る。β−ジケトンとしては、次の一般式〔I〕で表され
る構造単位を一分子中に1個以上含有する化合物が適当
である。
【0018】
【化1】
【0019】(〔I〕式においてR1、R2は炭素数1
〜4のアルキル基、又はフェニル基を示す。) 一般式〔I〕に含まれるものとしては、具体的にアセチ
ルアセトン、ベンゾイルアセトン、ベンゾイルプロピオ
ニルメタン、ジベンゾイルメタン等が挙げられる。β−
ジケトン化合物の塩化ビニル系樹脂フィルムへの配合量
は、余り少ないと成形加工時の熱に対して変色が生じる
ために好ましくなく、余り多くしてもフィルムの耐着色
性は添加量に比例して向上することがない。好ましい配
合量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、0.
005〜0.10重量部の範囲である。
【0020】4.4級アンモニウム塩 本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムには、寒冷・
低湿度時のフィルム縫合性の点から4級アンモニウム塩
を配合することが好ましい。4級アンモニウム塩として
は、農業用塩化ビニルフィルムに通常配合されるもので
あれば良い。4級アンモニウム塩としては、次の一般式
〔II〕で表される構造単位のものが適当である。
【0021】
【化2】
【0022】(式中、R1〜R3のうち1個は、炭素数
が5〜11のアルキル基、他は炭素数が1〜5のアルキ
ル基、R4は炭素数2〜4のアルキレンオキサイドnモ
ル付加物(nは1〜10の整数)、xは過塩素酸の陰イ
オンである。) 一般式〔II〕に含まれるものとしては、具体的に下記の
式で表されるものが挙げられる。
【0023】化合物の例示 1)R1=C5 11、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=C2 4 OH、X=ClO4 2)R1=C6 13、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=C2 4 OH、X=ClO4 3)R1=C7 15、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=C2 4 OH、X=ClO4 4)R1=C8 17、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=C2 4 OH、X=ClO4 5)R1=C9 19、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=C2 4 OH、X=ClO4 6)R1=C1021、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=C2 4 OH、X=ClO4 7)R1=C1123、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=C2 4 OH、X=ClO4 8)R1=C5 11、R2=C2 5 、R3=CH3
R4=C2 4 OH、X=ClO4 9)R1=C6 13、R2=C3 7 、R3=CH3
R4=C2 4 OH、X=ClO4 10)R1=C7 15、R2=C4 9 、R3=CH3
R4=C2 4 OH、X=ClO4 11)R1=C8 17、R2=C5 11、R3=CH3
R4=C2 4 OH、X=ClO4 12)R1=C9 19、R2=C2 5 、R3=C
2 5 、R4=C2 4 OH、X=ClO4 13)R1=C1021、R2=C3 7 、R3=C
3 7 、R4=C2 4 OH、X=ClO4 14)R1=C1123、R2=C4 9 、R3=C
4 9 、R4=C2 4 OH、X=ClO4 15)R1=C5 11、R2=C5 11、R3=C
5 11、R4=C2 4 OH、X=ClO4 16)R1=C6 13、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=C4 8 OH、X=ClO4 17)R1=C7 15、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=(C2 4 O)2 −H、X=ClO4 18)R1=C8 17、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=(C2 4 O)3 −H、X=ClO4 19)R1=C9 19、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=(C2 4 O)5 −H、X=ClO4 20)R1=C1021、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=(C2 4 O)10−H、X=ClO4 21)R1=C1123、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=(C3 6 O)2 −H、X=ClO4 22)R1=C8 17、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=(C3 6 O)3 −H、X=ClO4 23)R1=C8 17、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=(C3 6 O)5 −H、X=ClO4 24)R1=C8 17、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=(C3 6 O)10−H、X=ClO4 25)R1=C8 17、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=(C4 8 O)2 −H、X=ClO4 26)R1=C8 17、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=(C4 8 O)3 −H、X=ClO4 27)R1=C8 17、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=(C4 8 O)5 −H、X=ClO4 28)R1=C8 17、R2=CH3 、R3=CH3 、R
4=(C4 8 O)10−H、X=ClO4
【0024】4級アンモニウム塩の塩化ビニル系樹脂へ
の配合量は、余り少ないと寒冷・低湿度でのフィルム縫
合時の際の作業性が悪く好ましくなく、余り多くしても
成形時の耐熱性が低下するために好ましくない。好まし
い配合量は、塩化ビニル樹脂100重量部に対して、
0.01〜0.3重量部の範囲である。
【0025】5.光安定剤 本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムには、被膜の
形成性、屋外展張性の点から光安定剤を配合することが
好ましい。光安定剤としては、農業用塩化ビニルフィル
ムに通常配合されるものであればよく、ヒンダードアミ
ン系、金属錯塩系等が挙げられる。特にヒンダードアミ
ン系光安定剤が好ましい。具体的には、以下の様なもの
が挙げられる。ヒンダードアミン系光安定剤としては、
次の一般式〔III 〕又は〔IV〕表される構造単位を一分
子中に1個以上含有する化合物が適当である。
【0026】
【化3】
【0027】(〔III 〕式においてR1〜R4は炭素数
1〜4のアルキル基、R5は水素又は炭素数1〜4のア
ルキル基を示す。)
【0028】
【化4】
【0029】(〔IV〕式においてR1〜R4は炭素数1
〜4のアルキル基、R5は水素又は炭素数1〜4のアル
キル基を示す。) 例えば一般式〔V〕で表されるヒンダードアミン系化合
物が代表的なものである。
【0030】
【化5】
【0031】(式中、Rはリン又は、1〜4価のカルボ
ン酸から誘導されるモノ〜テトラアシル基、nは1〜4
の整数をそれぞれ示す。) 上記一般式〔III 〕に含まれるものとしては具体的には
例えば特公昭63−51458号公報に例示されてい
る、4−シクロヘキシノイルオキシ−2,6,6−テト
ラメチルピペリジン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、4−(o−クロロベ
ンゾイルオキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジン等が挙げられる。
【0032】金属錯塩系光安定剤としては、金属が、ニ
ッケルとコバルトが好ましい。具体的には、以下の様な
ものが挙げられる。 ニッケル金属錯体:ニッケル〔2,2′チオビス(4−
ターシャリオクチル)フェノレート〕ノルマルブチルア
ミン、ニッケルジブチルジチオカーバメイト、ニッケル
ビス〔o−エチル−3,5−(ジターシャリブチル−4
−ヒドロキシベンジル)〕ホスフェート、ニッケルビス
(オクチルフェニルサルファイド)等が挙げられる。 コバルト金属錯体:コバルトジシクロヘキシルジチオホ
スフェート、〔1−フェニル、3−メチル、4−デカノ
イル、ピラゾレート(5)2〕ニッケル等が挙げられ
る。
【0033】光安定剤の塩化ビニル系樹脂フィルムへの
配合量は、余り少ないとフィルムの耐候性が十分に優れ
たものとならないので好ましくなく、余り多くしてもフ
ィルムの耐候性は添加量に比例して向上することがな
く、フィルム表面の噴き出しがおこる。好ましい配合量
は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、0.1〜
1.0重量部の範囲である。
【0034】本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルム
には、被膜の形成性、屋外展張性の点から紫外線吸収
剤、光安定剤を併用することが好ましい。紫外線吸収剤
としては、農業用塩化ビニルフィルムに通常配合される
ものであればよく、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェ
ノン系、サリチル酸エステル系、ハイドロキノン系、シ
アノアクリレート系等各種の紫外線吸収剤が挙げられ
る。特にベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフ
ェノン系紫外線吸収剤が好ましい。具体的には、以下の
ようなものが挙げられる。
【0035】ベンゾフェノン系紫外線吸収剤;2−ヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,4−ジヒド
ロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オク
トキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ
−2′−カルボキシルベンゾフェノン、2,2′−ジヒ
ドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、2−
ヒドロキシ−4−ベンゾイルオキシベンゾフェノン、
2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホンベン
ゾフェノン、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベ
ンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジ
メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−5−クロル
ベンゾフェノン、ビス−(2−メトキシ−4−ヒドロキ
シ−5−ベンゾイルフェニル)メタン。
【0036】ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤;2−
(2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチル
フェニル)−5−カルボン酸ブチルエステルベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェ
ニル)−5,6−ジクロベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)−5−エ
チルスルホンベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロ
キシ−5′−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾ
トリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−t−ブ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒド
ロキシ−5′−アミノフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジメチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジメチルフェニル)−5−メトキシベンゾ
トリアゾール、2−(2′−メチル−4′−ヒドロキシ
フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ステアリ
ルオキシ−3′,5′−ジメチルフェニル)−5−メチ
ルベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5−
カルボン酸フェニル)ベンゾトリアゾールエチルエステ
ル、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブ
チルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′−メチル−5′−t−ブチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−メトキシフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−
ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ
ール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−シクロヘキシル
フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキ
シ−4′,5′−ジメチルフェニル)−5−カルボン酸
ベンゾトリアゾール、ブチルエステル、2−(2′−ヒ
ドロキシ−4′,5′−ジクロルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジメ
チルフェニル)−5−エチルスルホベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ヒドロキシ−4′−オクトキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
5′−メトキシフェニル)−5−メチルベンゾトリアゾ
ール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニ
ル)−5−カルボン酸エステルベンゾトリアゾール、2
−(2′−アセトキシ−メチルフェニル)ベンゾトリア
ゾール。
【0037】上記紫外線吸収剤の基体フィルムへの配合
量は、基体の塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、
0.02〜8重量部の範囲が好ましい。0.02重量部
より少ない時は、農業用塩化ビニル系樹脂フィルムの耐
候性が、十分に優れたものとならないので好ましくな
い。他方、8重量部より多い時は、フィルム使用時に他
の添加剤とともにフィルム表面に噴き出したりするとい
う問題がおこり、好ましくない。上記範囲のうち、0.
1〜3重量部の範囲が好ましい。
【0038】6.有機リン酸エステル又は有機リン酸金
属塩 本発明の農業用塩化ビニル系樹脂フィルムには、上記塩
化ビニル系樹脂に、有機リン酸エステル又は有機リン酸
金属塩を配合することが好ましい。有機リン酸エステル
としては、トリイソプロピルフェニルホスフェート、イ
ソデシルジフェニルホスフェート、トリス(イソプロピ
ルフェニル)ホスフェート、トリブチルホスフェート、
トリエチルホスフェート、トリオクチルホスフェート、
トリブトキシエチルホスフェート、トリフェニルホスフ
ェート、オクチルジフェニルホスフェート、トリキシレ
ニルホスフェート等があるが中でもトリクレジルホスフ
ェート、及びトリキシレニルホスフェートが特に好まし
い。上記の有機リン酸エステルは、単独さらに複合物に
しても使用できる。例えば、有機リン酸エステルと有機
亜リン酸エステルの複合物が挙げられ、有機リン酸エス
テルには、ジフェニルホスフェートのようなホスホネー
ト系化合物も含まれる。有機リン酸金属塩としては、一
般式〔VI〕又は〔VII 〕
【0039】
【化6】
【0040】
【化7】
【0041】(式中、Mは、亜鉛、カルシウム、バリウ
ム、マグネシウム、コバルト又は、ストロンチウムを意
味する。また、R1、R2およびR3は各々、アルキ
ル、アリール、アリールアルキル、アルキルアリール又
はエーテル結合を有するアルキル基を意味する。)で示
されるものが挙げられる。R1、R2及びR3で表され
るアルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第2ブチル、
第3ブチル、アミン、ネオペンチル、イソアミル、ヘキ
シル、イソヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソオクチ
ル、2−エチルヘキシル、デシル、イソデシル、ラウリ
ル、トリデシル、C12〜C13混合アルキル、ステアリ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチ
ル、シクロドデシル、4−メチルシクロヘキシル基等を
挙げることができる。
【0042】アリール基の例としては、フェニル、ナフ
チル基等を挙げることができる。アリールアルキル基の
例としては、ベンジル、β−フェニルエチル、α−フェ
ニルプロピル、β−フェニルプロピル基等を挙げること
ができる。アリールアルキル基の例としては、ベンジ
ル、β−フェニルエチル、α−フェニルプロピル、β−
フェニルプロピル基等を挙げることができる。アルキル
アリール基の例としては、トリル、キシリル、エチルフ
ェニル、ブチルフェニル、第3ブチルフェニル、オクチ
ルフェニル、イソオクチルフェニル、第3オクチルフェ
ニル、ノニルフェニル、2,4−ジ−第3ブチルフェニ
ル基等が挙げられる。
【0043】エーテル結合を有するアルキル基として
は、フルフリル、テトラヒドロフルフリル、5−メチル
フルフリル及びα−メチルフルフリル基、又は、メチル
−、エチル−、イソプロピル−、ブチル−、イソブチル
−、ヘキシル−、シクロヘキシル−、フェニルセロソル
ブ残基;メチル−、エチル−、イソプロピル−、ブチル
−、イソブチルカルビトール残基;トリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、−モノエチルエーテル、−モ
ノブチルエーテル残基;グリセリン1、2−ジメチルエ
ーテル、−モノエチルエーテル、−モノブチルエーテル
残基;グリセリン1、2−ジメチルエーテル、−1,3
−ジエチルエーテル、−1−エチル−2−プロピルエー
テル残基;ノニルフェノキシポリエトキシエチル、ラウ
ロキシポリエトキシエチル残基等が挙げられる。
【0044】又、Mで表される金属は、亜鉛、カルシウ
ム及びバリウムが特に好ましい。これら有機リン酸エス
テル又は有機リン酸金属塩は、1種又は2種以上配合す
ることができる。本発明の農業用フィルムは、有機リン
酸エステル及び有機リン酸金属塩を併用するのが被膜の
形成性、屋外展張性の点からも好ましい。
【0045】有機リン酸エステル又は有機リン酸金属塩
の配合量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して
0.1〜15重量部の範囲内、好ましくは、0.2〜1
0重量部の範囲内で選ばれる。配合量が0.1重量部未
満では軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの耐候性及び防塵
性は向上しない。配合量が15重量部より多いとフィル
ムの透明性が極度に劣ってしまうので好ましくない。前
記範囲内では、0.2〜8重量部の範囲であるのが特に
好ましい。
【0046】勿論、前記塩化ビニル系樹脂には、上記可
塑剤、光安定剤、有機リン酸エステル又は有機リン酸金
属塩、紫外線吸収剤の他に、必要に応じて、成形用の合
成樹脂に通常配合される公知の樹脂添加物、例えば、滑
剤、熱安定剤、酸化防止剤、安定化助剤、帯電防止剤、
防曇剤、防カビ剤、防藻剤、無機フェラー、着色剤等を
配合することができる。本発明に係わるフィルムに配合
しうる滑剤としては、ポリエチレンワックス、ビスアマ
イド系化合物、流動パラフィン等が挙げられ、酸化防止
剤としては、有機フォスファイト化合物等が挙げられ
る。また、熱安定剤としては、β−ジケトン化合物等が
挙げられる。
【0047】以上の各種樹脂添加物は、それぞれ1種又
は数種を組み合わせて使用することができる。上記各種
樹脂添加物の添加量は、フィルムの性質を悪化させない
範囲、通常は基体の塩化ビニル系樹脂100重量部に対
して、10重量部以下の範囲で選ぶことができる。フィ
ルムの基体となる塩化ビニル系樹脂に、前記可塑剤、光
安定剤、紫外線吸収剤、有機リン酸エステル又は有機リ
ン酸金属塩、更に他の樹脂添加物を配合するには、各々
必要量秤量し、リボンブレンダー、バンバリーミキサ
ー、スーパーミキサーその他従来から知られている配合
機、混合機を使用すればよい。このようにして得られた
樹脂組成物をフィルム化するには、それ自体公知の方法
例えば溶融押出成形法(T−ダイ法、インフレーション
法を含む)、カレンダー成形法、溶液流延法等によれば
よい。
【0048】7.被膜成分 7−1 アクリル系樹脂〔C〕 本発明に使用されるアクリル系樹脂は、メチルメタクリ
レート40〜70重量%、ヒドロキシアルキル(メタク
リレート)化合物5〜30重量%、分子内に1個もしく
は2個以上のカルボキシル基を含むα、β不飽和カルボ
ン酸0〜20重量%、及びこれらと共重合可能な他のピ
ニル系単量体とを含むモノマー混合物を共重合して得ら
れる共重合体である。前記メチルメタクリレートが70
重量%より多い場合には、充分な低温時の物性が維持で
きず、他方、40重量%より少ない場合には、防塵性効
果が発揮できず、好ましくない。
【0049】ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート
モノマーとしては、ヒドロキシメチルアクリレート、ヒ
ドロキシメチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチル
アクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピルアク
リレート、3−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2
−ヒドロキシブチルアクリレート、2−ヒドロキシブチ
ルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレー
ト、4−ヒドロキシブチルメタクリレート、2−ヒドロ
キシペンチルアクリレート、2−ヒドロキシペンチルメ
タクリレート、6−ヒドロキシヘキシルアクリレート、
6−ヒドロキシヘキシルメタクリレート等が挙げられ
る。
【0050】このヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ
ートのアクリル系樹脂中で占める割合が、4重量%より
少ない場合は、有機溶媒との溶解性等を充分に発揮し得
ず、他方、30重量%より多い場合にはコスト上昇に比
べて得られる効果は大きくないので好ましくない。分子
内に1個もしくは2個以上のカルボキシル基を含むα、
β−不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリ
ル酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、アコ
ニット酸、フマル酸、クロトン酸等が挙げられる。
【0051】上述のメチルメタクリレートモノマー、ヒ
ドロキシアルキル(メタ)アクリレートモノマー及び
α、β−不飽和カルボン酸と共重合可能な他のビニル系
単量体としては、例えばメチルアクリレート、エチルア
クリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピル
アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等のア
ルキル基の測鎖が1〜8のアルキルアクリレート;エチ
ルメタクリレート、n−プロピルメタクリレート、イソ
プロピルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリ
レート等のアルキル基の測鎖が2〜8のアルキルメタク
リレート;エチレンスルホン酸のようなα、β−エチレ
ン性不飽和ホスホン酸類;アクリル酸又はメタクリル酸
のヒドロキシエチル等の水酸基含有ビニル単量体;アク
リロニトリル類;アクリルアマイド類;(メタ)アクリ
ル酸のグリシジルエステル類等がある。これら単量体は
単独で用いても、又は2種以上の併用でもよい。
【0052】7−2.アクリル系重合体〔C〕の重合 単量体を所定量配合して、有機溶剤とともに重合缶に仕
込み、重合開始剤、必要に応じて分子量調節剤を加え
て、撹拌しつつ加熱し、重合する。重合は、通常公知の
方法、例えば懸濁重合法、溶液重合法などが採用され
る。この際、使用しうる重合開始剤としては、α,α−
アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキサイ
ド、クメンハイドロパーオキサイド等のラジカル生成触
媒が挙げられ、分子量調節剤としては、ブチルメルカプ
タン、n−ドデシルメルカプタン、tert−ドデシル
メルカプタン、β−メルカプトエタノール等が挙げられ
る。重合に用いる有機溶媒としては、メタノール、エタ
ノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブ
タノール、sec−ブタノール、tert−ブタノー
ル、n−アミルアルコール、イソアミルアルコール、t
ert−アミルアルコール、n−ヘキシルアルコール、
シクロヘキサノール等のアルコール類;ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素類;酢酸エチル、酢
酸ブチル等の酢酸エステル類;アセトン、メチルエチル
ケトン、メチル−n−プロピルケトン、2−ヘキサノ
ン、3−ヘキサノン、ジ−n−プロピルケトン、ジ−n
−アミルケトンシクロヘキサノン等のケトン類;テトラ
ヒドロフラン等があり、これらは、1種もしくは2種以
上混合して使用することができる。
【0053】上記被膜組成物には、これら成分の他に、
補助的な成分、例えば酸化防止剤、中和剤、紫外線吸収
剤、光安定剤、帯電防止剤、顔料、染料、発泡剤、滑剤
等配合することができる。有機溶剤に分散及び/又は溶
解して用いることができる。有機溶剤としては、例えば
脂肪族炭化水素としてヘプタン、シクロヘキサン等;芳
香族炭化水素としてベンゼン、トルエン、キシレン等;
アルコール類としてメタノール、エタノール、イソプロ
ピルアルコール、ポリオキシエチレングリコール等;ハ
ロゲン化炭化水素としてクロロホルム、四塩化炭化水
素、クロロベンゼン等;エステル類としてメチルアセテ
ート、アリルアセテート、エチルステアレート等;アミ
ン類としてトリメチルアミン、ジフェニルアミン、ヘキ
サメチレンジアミン等;その他ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、ジオキサン、ジエチルエーテ
ル、ジエチレンジチオグリコール、ジアセトンアルコー
ル、ベンゾニトリル、ジメチルスルホキサイド等があ
り、これは単独もしくは2種以上の併用で使うことがで
きる。
【0054】基体フィルムの表面に防塵塗膜の被膜を形
成するには、各組成物の溶液または分散液をドクターブ
レードコート法、グラビアロールコート法、エヤナイフ
コート法、リバースロールコート法、デイプコート法、
カーテンロールコート法、スプレイコート法、ロッドコ
ート法等の塗布方法が用いられる。また、溶液状態とせ
ず上記被膜組成物を単独の被膜として形成する場合は、
共押出し法、押出しコーティング法、押出しラミネート
法、ラミネート法が用いられる。被膜形成法としては、
塗布方式を用いた場合の溶剤の乾燥方法としては、例え
ば自然乾燥法、熱風乾燥法、赤外線乾燥法、遠赤外線乾
燥法等があるが、乾燥速度、安全性を勘案すれば熱風乾
燥法が有利である。この場合の温度条件は50℃〜20
0℃の範囲とし、時間は、10秒〜15分の間で選ぶの
がよい。
【0055】本発明において、基体フィルムの表面に形
成させる被膜の厚さは、基体フィルムの1/10以下で
あるのが好ましい。被膜の厚さが基体フィルムの1/1
0より大であると、基体フィルムと被膜とでは屈曲性に
差があるため、被膜が基体フィルムから剥離する等の現
象がおこりやすく、また、被膜に亀裂が生じて基体フィ
ルムの強度を低下させるという現象が生起し、好ましく
ない。
【0056】なお、上記被膜組成物を塗布する前に、軟
質塩化ビニル系樹脂フィルムの表面を予め、アルコール
または水で洗浄したり、プラズマ放電処理、あるいはコ
ロナ放電処理したり、他の塗料あるいはプライマーを下
塗りする等の前処理を施してもよい。本発明に係わる農
業用塩化ビニル系樹脂フィルムを実際に農業用に使用す
るにあたっては、被膜が片面のみに形成されているとき
は、この被膜の設けられた側をハウスまたはトンネルの
外側となるようにして使用する。
【0057】
【実施例】以下、本発明を実施例にもとづいて詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の例
に限定されるものではない。 I.基体フィルムの調整 実施例1〜3、比較例1〜8 各種の塩化ビニル樹脂(第1表に示す組成) 100重量部 ジ−2−エチルヘキシルフタレート(DOP) 60重量部 エポキシ樹脂 3重量部 バリウム−亜鉛系複合液状安定剤 1.5重量部 ステアリン酸バリウム 0.2重量部 ステアリン酸亜鉛 0.4重量部 ソルビタンラウレート 1.5重量部 メチルメタクリレートモノマー60重量%以上と他のモ
ノマーからなるアクリル系共重合体(第2表に示す分子
量、第4表に示す重量部)
【0058】上記よりなる樹脂組成物を準備し、第4表
に示した種類及び量のβ−ジケトン化合物、4級アンモ
ニウム塩、有機リン酸エステル、又は有機リン酸金属
塩、光安定剤および紫外線吸収剤を配合した。
【0059】各配合物を、スーパーミキサーで10分間
撹拌混合したのち、180℃に加温したミルロール上で
混練し、厚さ0.10mmの基体フィルムを調整した。
ただし、比較例1、6にはβ−ジケトン化合物を、比較
例1、5には4級アンモニウム塩を配合しなかった。
又、比較例1、4には、光安定剤を、比較例1、2には
紫外線吸収剤を配合しなかった。また、比較例1、3に
は、有機リン酸エステル又は有機リン酸金属塩を配合し
なかった。
【0060】 比較例9 各種の塩化ビニル樹脂(第1表に示す組成) 100重量部 ジ−2−エチルヘキシルフタレート(DOP) 35重量部 エポキシ樹脂 3重量部 バリウム−亜鉛系複合液状安定剤 1.5重量部 ステアリン酸バリウム 0.2重量部 ステアリン酸亜鉛 0.4重量部 ソルビタンラウレート 1.5重量部 メチルメタクリレートモノマー60重量%以上と他のモ
ノマーからなるアクリル系共重合体(第2表に示す分子
量、第4表に示す重量部) 上記よりなる樹脂組成物を準備し、実施例1〜3と同様
の添加剤、同様の加工方法において、厚さ0.10mm
の基体フィルムを調整した。
【0061】II.アクリル系重合体〔C〕の調整 温度計、攪拌機、環流冷却器および原材料添加用ノズル
を備えた反応器に、メチルエチルケトン70重量部、ト
ルエン30重量部、過酸化ベンゾイル1.0重量部及び
第2表に示した各単量体の混合物100重量部を仕込
み、窒素ガス気流下で撹拌しつつ、70℃で3時間更に
過酸化ベンゾイルを0.5重量部添加して反応を約3時
間、同温度で継続してアクリル系重合体を得た。
【0062】III.被膜の形成 第3表に示した種類及び量のアクリル系重合体〔C〕を
配合し、これに固形分が20重量%になるようにメチル
エチルケトンを加え、被膜組成物を得た。前記の方法で
調整した基体フィルムの片面に、上記被覆組成物を、#
5バーコーターを用いて、各々塗布した。塗布したフィ
ルムを130℃のオーブン中にて1分間保持して、溶剤
を揮散させた。得られた各フィルムの被膜の量は、約3
g/m2 であった。
【0063】V.フィルムの評価 以下の方法においてフィルムの性能を評価し、その結果
を第5表、第6表に示す。 初期外観 実施例、比較例で作製したフィルムの外観を、肉眼での
観察および日立製作所(株)製EPS−2U型により直
進光線透過率(波長555nm)を測定した。この評価
基準は、次のとおりである。 I)目視外観 ◎…表面光沢にむらがなく、かつ荒れ、しわのないも
の。 △…表面光沢にむらがあり、または荒れ、しわのないも
の。 ×…表面光沢にむらがあり、かつ荒れ、しわのあるも
の。
【0064】II)直進光線透過率 ◎…透過率が、85%以上のもの。 ○…透過率が、65%〜84%のもの。 △…透過率が、45%〜64%のもの。 ×…透過率が、45%未満のもの。 初期着色性 実施例、比較例で作成したフィルムを170℃ギヤーオ
ーブンで熱劣化させ20分毎に着色状態を肉眼で観察し
た。 ◎…透明であり、黄変が全くないもの。 ○…透明であるが、若干の黄変が見られるもの。 △…透明性が無く、黄変見られるもの。 ×…透明性が無く、黒変したもの。
【0065】常温物性 I)引張り特性:実施例、比較例で得られたフィルムか
らJIS K7127に準拠して2号ダンベルを作製し
た。このダンベルにつき、JIS K7127に準拠
し、23℃の室内において、破断エネルギーを測定し
た。 II)クリープ特性:実施例、比較例から得られたフィル
ムからJIS K6732に準拠し、23℃の室内にお
いて、伸び率を測定した。
【0066】低温物性 I)衝撃強度・脆性破壊率:実施例、比較例で得られた
フィルムを10cm×10cmのサンプルを9枚用意
し、JIS B−7503に規定されたダイヤルゲージ
でサンプルの中心部の厚みを測定する。上記サンプルを
−15℃の室内において、東洋精機(株)製パンクチャ
ーにより測定した。 尚、脆性破壊(材料が、ほとんど塑性変形を伴わず、割
れの急速な進展によって、破壊されたもの。)率および
衝撃度は、下記の式によって表す。 脆性破壊率(%)=脆性破壊した枚数/5(大小それぞ
れ2枚を除く)×100 衝撃強度=測定値(衝撃値)/測定厚み×公称厚み II)引張り特性:実施例、比較例で得られたフィルムか
らJIS K7127に準拠して2号ダンベルを作製し
た。このダンベルにつき、JIS K7127に準拠
し、−15℃の室内において、破断エネルギーを測定し
た。
【0067】屋外展張試験 9種のフィルムを、三重県一志郡の試験圃場に設置した
屋根型ハウス(間口3m、奥行き5m、棟高1.5m、
屋根勾配30度)に、被膜を設けた面をハウスの側にし
て被覆し、平成8年3月〜平成9年2月までの1年間展
張試験を行った。展張したフィルムについて、以下の方
法により、フィルムの外観試験、フィルムの低温時にお
ける破断エネルギー、衝撃強度、脆性破壊率を評価し
た。 I)低温物性 で実施した内容と同様の方法で、試験および評価を実
施した。
【0068】II)防塵性 次式により算出した値を以下の評価基準により判断し
た。 (展張後、経時時に回収したフィルムの光線透過率*)
/(展張前の光線透過率*)×100 *波長555nmにおける直進光線透過率(日立製作所
製、EPS−2U型使用) ◎…展張後の光線透過率が展張前の90%以上のもの。 ○…展張後の光線透過率が展張前の70〜89%の範囲
のもの。 △…展張後の光線透過率が展張前の50〜69%の範囲
のもの。 ×…展張後の光線透過率が展張前の50%のもの。
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】
【0071】
【表3】
【0072】
【表4】
【0073】
【表5】
【0074】
【化8】
【0075】
【化9】
【0076】
【表6】
【0077】
【表7】
【0078】
【表8】
【0079】
【発明の効果】以上、実施例からも明らかなように本発
明は、次のような効果を奏し、その農業上の利用価値
は、極めて大である。 (1)本発明に係わる農業用塩化ビニル系樹脂フィルム
は、加工性に優れている。 (2)本発明に係わる農業用塩化ビニル系樹脂フィルム
は、低温下における物性に優れており、展張時による破
れ、展張後の外力(かぜ、雪、雹、アラレ等)による破
れに対する抵抗性に優れている。 (3)本発明に係わる農業用塩化ビニル系樹脂フィルム
は、夏場等の高温時において、べたつきが発生しない。
又、弾性率が優れているために、夏場等の高温時に“た
るみ”等が発生しない。 (4)本発明に係わる農業用塩化ビニル系樹脂フィルム
は、経時後の低温時における物性低下が少なく、使用末
期においても、低温における物性に優れている。 (5)本発明に係わる農業用塩化ビニル系樹脂フィルム
は、屋外に展張されても防塵性の低下度合が少ない。
【0080】尚、本発明に係わる農業用塩化ビニル系樹
脂フィルムにおいて、平均重合度の異なるレジンを混合
(2山分布)することにより、塩化ビニル系樹脂〔I〕
は、物性の向上を引き出し、塩化ビニル系樹脂〔II〕
は、加工性を維持する成分として作用する。又、ある範
囲の重量平均分子量のアクリル系共重合体を混合するこ
とにより、ゲル化促進効果と共に分子の絡まりによる物
性向上を引き出す。以上より本発明の農業用塩化ビニル
系樹脂フィルムは、物性・加工性両面のバランスに優れ
ている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 27/06 C08L 27/06 //(C08L 27/06 33:10) (72)発明者 村上 主義 愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2番地 三菱化学エムケーブイ株式会社名古屋事業 所内 (72)発明者 一柳 登 愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2番地 三菱化学エムケーブイ株式会社名古屋事業 所内 Fターム(参考) 2B024 DA03 DB01 DB07 EA01 2B029 EB03 EC04 EC19 4F100 AH02A AH02B AH02C AH10A AK15A AK25A AK25B AK25C AK25J AK53 AL01A BA02 BA03 BA06 BA15 CA04A CA07A CA30A GB01 JA07A JK07 JL00 JL01 JM02B JM02C YY00A YY00B YY00C 4J002 BD041 BD051 BD061 BD071 BD081 BD091 BD101 BG062 EE047 EH056 EH096 EH106 EH146 FD026 FD067 GA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂〔A〕100重量部に
    対して、アクリル系共重合体〔B〕0.5〜10重量
    部、可塑剤40〜70重量部を混合した塩化ビニル系樹
    脂フィルムにおいて、該塩化ビニル系樹脂〔A〕が、重
    合度2000以上である塩化ビニル系樹脂(I)60〜
    95重量部と重合度が700以上1900以下である塩
    化ビニル系樹脂(II)40〜5重量部との混合体であ
    り、該アクリル系共重合体〔B〕が、メチルメタクリレ
    ートを主単量体とし、重量平均分子量が100万以上5
    00万以下であり、該塩化ビニル系樹脂フィルムの片面
    又は両面にメチルメタクリレート40〜70重量%、ヒ
    ドロキシアルキル(メタクリレート)化合物5〜30重
    量%、分子内に1個もしくは2個以上のカルボキシル基
    を含むα、β不飽和カルボン酸0〜20重量%、及びこ
    れらと共重合可能な他のビニル系単量体とを共重合して
    得られる特定のアクリル系樹脂〔C〕の被膜が形成され
    てなる農業用塩化ビニル系樹脂フィルム。
  2. 【請求項2】 塩化ビニル系樹脂が、β−ジケトン化合
    物を含有してなる請求項1記載の農業用塩化ビニル系樹
    脂フィルム。
  3. 【請求項3】 塩化ビニル系樹脂が、4級アンモニウム
    塩を含有してなる請求項1または2記載の農業用塩化ビ
    ニル系樹脂フィルム。
  4. 【請求項4】 塩化ビニル系樹脂が光安定剤を含有して
    なる請求項1記載ないし請求項3のいずれかの項記載の
    農業用塩化ビニル系樹脂フィルム。
  5. 【請求項5】 塩化ビニル系樹脂が紫外線吸収剤を含有
    してなる請求項1ないし請求項4のいずれかの項記載の
    農業用塩化ビニル系樹脂フィルム。
  6. 【請求項6】 塩化ビニル系樹脂が有機リン酸エステル
    または、有機リン酸金属塩を含有してなる請求項1ない
    し請求項5のいずれかの項記載の農業用塩化ビニル系樹
    脂フィルム。
  7. 【請求項7】 アクリル系共重合体〔B〕が、(a)メ
    チルメタクリレートモノマー60〜100重量%(b)
    メチルメタクリレートモノマーと共重合可能な他のビニ
    ルモノマー0〜40重量%からなる共重合体であり
    (a)+(b)=100重量%である請求項1ないし請
    求項6のいずれかの項記載の農業用塩化ビニル系樹脂フ
    ィルム。
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